JPS6215550Y2 - - Google Patents

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JPS6215550Y2
JPS6215550Y2 JP10811781U JP10811781U JPS6215550Y2 JP S6215550 Y2 JPS6215550 Y2 JP S6215550Y2 JP 10811781 U JP10811781 U JP 10811781U JP 10811781 U JP10811781 U JP 10811781U JP S6215550 Y2 JPS6215550 Y2 JP S6215550Y2
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JP
Japan
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pressure
load torque
hydraulic
clutch device
hydraulic clutch
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JP10811781U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、動力伝達経路の途中に介装して、動
力の断接を行なう油圧クラツチ装置に関する考案
である。
動力伝達時において、出力軸にかかる負荷トル
クは一定でなく刻々と変化する為、重負荷を負つ
ている時と軽負荷を負つている時とでは、油圧ク
ラツチ装置の接続の為の圧力を変えてやるのが理
想である。
従来の油圧クラツチ装置の場合には、このよう
な負荷トルクの大小により油圧の調整は行われて
おらず、或る一定の立上り曲線に沿う如くクラツ
チピストン内の圧力が上昇し、軽負荷の場合にも
重負荷の場合にも同じような所要時間と上昇圧力
によりクラツチを接続していたのである。この場
合には、常に一定の所要時間で徐々に半クラツチ
から完全接続へ移つてゆくので、出力軸上の作業
機が回転し始めたり、機体が発進するにも常に同
じようなフイーリングで動き始めるという利点は
あるが、負荷トルクの大小を考慮していないので
重負荷の場合に急激に半クラツチから完全接続へ
変化させる為に、油圧クラツチ装置のシヨツクが
大きく、軸の捩りトルクも急激な接続の為に大き
くなるのである。
本考案はこれらの不具合を失くすべく、負荷ト
ルクの大小に応じて油圧クラツチの圧力を変化さ
せ、大負荷の場合には油圧曲線の立上りを緩くし
て、徐々に圧力を上げさせ、軽負荷の場合には、
従来の動力伝達開始時の好フイーリングを得る為
の圧力制御弁の油圧曲線に沿つて油圧を立上らせ
るべく構成したものである。
本考案の目的は以上の如くであり、添付の図面
に示した実施例の構成に基づいて、本考案の構成
を説明すると。
第1図は農用トラクターの全体側面図である。
ボンネツト1内にエンジン2を配置し、エンジ
ン2の下方に前輪3,3を支架している。エンジ
ン2の後方にはクラツチハウジング4を固設し、
クラツチハウジング4の後面にミツシヨンケース
5を、ミツシヨンケース5の後面にリアアクスル
ケース6を固設している。リアアクスルケース6
の両側にリアアクスルハウジング10を固設し、
リアアクスルハウジング10に後輪7,7の後車
軸9,9を支架している。8はリアアクスルハウ
ジング10に一体的に設けたブレーキケース、1
1はリアアクスルケース6の上面に設けた油圧ケ
ースである。
本考案の油圧クラツチ装置は、実施例において
は、PTO軸12の断接に用いられている。
第2図はPTO変速装置部の側面断面図であ
る。
入力軸23はミツシヨンケース5内の走行変速
装置部分から後方へ突出されており、リアアクス
ルケース6の後面から突出するPTO軸へ動力を
伝える伝動経路上に、油圧クラツチ装置と歯車摺
動式変速装置を設けている。
油圧クラツチ装置の出力軸22と、PTO軸1
2との間に、歯車摺動式変速装置を設けている。
出力軸22上の固設歯車14,15とPTO軸
12の2連摺動歯車17,18とが噛合し、
PTO変速第2段,第3段が得られる。出力軸2
2上の固設歯車16とPTO軸12上の遊嵌歯車
19が常時噛合し、外歯歯車20が2連摺動歯車
の内歯歯車21と噛合い、PTO変速第1段が得
られる。
第3図は、本考案の油圧クラツチ装置の側面断
面図、第4図は同じく油圧回路図、第5図は圧力
制御弁装置の平面断面図である。
入力軸23の後端にクラツチハウジング23c
を固設し、摩擦板装置26の入力軸側摩擦板を係
合させている。そして出力軸22のスプライン部
22cとに係合している。
負荷トルク感知体24は前部に弁体24aを設
け、常時はスプリング36にて押されて入力軸2
3内部に軸方向に向けて穿設した弁孔23aを閉
鎖している。
該弁孔23aは、油路23bを介して後述する
圧力制御弁の設定圧調整用のピストン27を収容
する油圧シリンダー33と連通している。
負荷トルク感知体24とクラツチハウジング2
3cの内壁の間にボールカム35が、第6図に示
す如くクラツチハウジング23c側に形成したカ
ム面23fと負荷トルク感知体24側のカム面2
4fとの間に嵌入しており、伝達トルクが小さい
時はボール35はカム面23f,24fの最も深
い位置に嵌入しており、負荷トルク感知体24を
動かすことはない。
これに対して、出力軸22にかかる負荷トルク
が大きい場合には、圧油によりピストン25が押
されて摩擦板装置26が完全に結合状態になつて
も、入力軸23の回転がそのまま伝達されずにス
リツプしようとするので、クラツチハウジング2
3cと、負荷トルク感知体24の間に相対回転差
が生じ、これによつてボール35が両方のカム面
23f,24fに乗り上げてクラツチハウジング
23cに対して負荷トルク感知体24が第3図で
みて右方へスプリング36に抗して移動する。こ
れにより弁体24aが弁孔23aより外れ、第4
図の圧力制御弁の油圧シリンダー33内の圧油P
1をドレン方向に抜いてしまう。すると、第4
図、第5図に示す如く油圧シリンダー33内へ絞
り32を介して流入し、バネ圧調整ピストン33
を左方へ移動させ、圧力制御弁29の圧力を高め
ていたのが、圧油P1の洩れによりバネ圧調整ピ
ストン33はバネ28に押されて戻り、圧力制御
弁29のリリーフ圧が降下する。リリーフ圧が下
がれば圧油P2は圧力が下がり、油圧シリンダー
22b内のピストン25を押す力が弱まつて、摩
擦板装置26を押圧する力が弱まり、クラツチハ
ウジング23cと出力軸22との相対回転差が解
消されるのである。
油圧クラツチ装置の油圧シリンダー22bは出
力軸22の前端に固設されており、内部にピスト
ン25を摺動自在に設けている。
出力軸22内の油路22aより圧油P2が入つ
てピストン25を押す。
このように、負荷トルク感知体24は摩擦板装
置26が完全結合してしまつた後の、更に入力軸
23と出力軸22の間に働らく相対回転差を発生
しようとする負荷トルクをボール35とカム面2
3f,24fにて感知し、負荷トルク感知体の移
動を生じさせ、弁体24aを弁孔23aから抜い
て、圧油P1を漏れさせるのである。
圧油P1は、バネ圧調整ピストン27の油圧シ
リンダー33内の圧油であり、これによりバネ2
8の圧油を調節して、圧力制御弁29のリリーフ
圧を変化させるのである。それが最終的には油圧
クラツチ装置のピストン25の圧油の圧力の降下
につながるのである。
ボールカムは出力軸に負荷がかかつていない時
には相対回動をしないので、圧油P1は逃げるこ
とはない。よつて圧力制御弁29とバネ28及び
バネ調整ピストン27で与えられた圧力立上り曲
線に沿つて圧油P2の圧力は上がつてゆくのであ
る。
いつたん弁体24aが開いて、油圧クラツチ装
置のクラツチピストン25を押す力が弱つても、
該負荷の低下により負荷トルク感知体24が元の
位置に戻り、弁体24aが次第に閉鎖することに
より、再度クラツチピストング25の圧力が向上
し、徐々に油圧クラツチ装置は完全接合状態へと
近付いて行くのである。
以上の如く本考案は、油圧クラツチ装置のクラ
ツチハウジング内において、その駆動側と従動側
との間に挟むようにして負荷トルク感知体24を
設け、該負荷トルク感知体24を油圧クラツチ装
置にかかる負荷トルクに対応して軸方向に進退移
動自在に構成するともに、負荷トルク感知体24
と連動して進退移動する弁体24aを設け、該弁
体24aの開閉により油圧クラツチ装置への給油
回路の一部をドレン方向に連通・閉鎖させるべく
構成したので、次のような効果を奏するものであ
る。
即ち、出力軸22にかかる負荷が大きい時に
は、負荷トルク感知体24の軸方向の進退移動に
より、弁体24aを開閉して、油圧クラツチ装置
のクラツチピストン25に働らく圧力を下げるの
で摩擦板装置の押圧力を弱めることにより、急激
に、かつ無理矢理に、負荷トルクが大であるにも
拘らず、回転を上げてゆくということがなくな
り、急に回転上昇することによる人身事故や、軸
の破損や、摩擦板の偏摩耗等の油圧クラツチの急
激な接続時の事故を防ぐことができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は農用トラクターの全体側面図、第2図
はPTO変速装置部の側面断面図、第3図は本考
案の油圧クラツチ装置の側面断面図、第4図は同
じく油圧回路図、第5図は圧力制御弁装置の平面
断面図、第6図はボールカム部の断面図である。 22……出力軸、23……入力軸、24……負
荷トルク感知体、24a……弁体、25……クラ
ツチピストン、27……摩擦板装置、27……バ
ネ圧調整ピストン、28……バネ、29……圧力
制御弁、35……ボールカム、33……バネ圧調
整ピストン用油圧シリンダー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油圧クラツチ装置のクラツチハウジング内にお
    いて、その駆動側と従動側との間に挟むようにし
    て負荷トルク感知体24を設け、該負荷トルク感
    知体24を油圧クラツチ装置にかかる負荷トルク
    に対応して軸方向に進退移動自在に構成するとも
    に、負荷トルク感知体24と連動して進退移動す
    る弁体24aを設け、該弁体24aの開閉により
    油圧クラツチ装置への給油回路の一部をドレン方
    向に連通・閉鎖させるべく構成したことを特徴と
    する油圧クラツチ装置。
JP10811781U 1981-07-20 1981-07-20 油圧クラツチ装置 Granted JPS5812721U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10811781U JPS5812721U (ja) 1981-07-20 1981-07-20 油圧クラツチ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10811781U JPS5812721U (ja) 1981-07-20 1981-07-20 油圧クラツチ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5812721U JPS5812721U (ja) 1983-01-26
JPS6215550Y2 true JPS6215550Y2 (ja) 1987-04-20

Family

ID=29902536

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10811781U Granted JPS5812721U (ja) 1981-07-20 1981-07-20 油圧クラツチ装置

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JP (1) JPS5812721U (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62110107U (ja) * 1985-12-28 1987-07-14

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Publication number Publication date
JPS5812721U (ja) 1983-01-26

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