JPS62145090A - セフエム化合物 - Google Patents

セフエム化合物

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JPS62145090A
JPS62145090A JP28508685A JP28508685A JPS62145090A JP S62145090 A JPS62145090 A JP S62145090A JP 28508685 A JP28508685 A JP 28508685A JP 28508685 A JP28508685 A JP 28508685A JP S62145090 A JPS62145090 A JP S62145090A
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Hiroaki Tagawa
田川 博昭
Takeshi Hayano
早野 健
Akio Ejima
江島 明男
Tsutomu Ehata
江幡 勉
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は式(I) (式中−〇〇〇FIはカルボキシレートイオン、カルボ
ン酸、カルボン酸の金属塩又はエステル化されたカルボ
キシル基を、Xo  は無機酸又は有機酸を構成するア
ニオンを意味す。但しRがカルボキシレートイオンを意
味する場合、 Xは必ずしも必要としない)で示される
新規セフェム化合物及びその塩に関する。
〈発明の構成〉 式(1)で示されるセフェム化合物を、更に具体的に記
せば 式(I −a) て示される7β−アミノ−3−[4−(オキサゾール−
5−イル)ピリジニオコメチル−3−セフェム−4−カ
ルボキシレート及びその塩と、 式(1−b) (R及びXは前記に同じ)で示される 7β′−アミツ
ー:I−(4−(オキサゾール−5−イル)ピリジニオ
コメチル−3−セフェム−4−カルボン酸類及びその塩
に区分して示すこともできる。
本発明の化合物は、セファロスポリン抗生物質、特に特
願昭59−126773  (昭和59年6月20日出
願)に記載の優れた抗菌作用を有する化合物7β−[2
−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2−メトキシ
イミノアセトアミド]−1−[4−(オキサゾール−5
−イル)ピリジニオコメチル−3−セフェム−4−カル
ボキシレートを製造するための中間体として宵月である
本発明化合物における一GOORは先述した意味を示す
が、更に具体的に述べれば下記の通りである。
即ち、 −GOORがカルボキシレートイオンとは−C
OO°を意味し、 −COOI’lがカルボン酸の金属
塩を示す場合に於ける金属としては、アルカリ金属及び
アルカリ土類金属が代表的に例示される。
又、 −GOORでエステルを意味する場合としてはt
−ブチルエステル、p−メトキシベンジルエステル、p
−ニトロベンジルエステル、ジフェニルメチルエステル
、ピバロイルオキシメチルエステルなど有機化学上緩和
な条件下で除去可能なエステルが挙げられる。
一方、×0 の具体的例としては下記の通りである。
即ち、無機酸を構成するアニオンの例としては塩素、臭
素、ヨウ素等のハロゲンの陰イオン、硫酸イオン、燐酸
イオン等が、又有機酸を構成するアニオンの例としては
酢酸プロピオン酸等のカルボキシレートイオンが代表と
して挙げられる。本発明の化合物が塩を形成する場合の
例としてはギ酸塩、酢酸塩、トリフロロ酢酸塩、トリフ
ロロメタンスルホン酸塩、メタンスルホン酸塩、シュウ
酸塩等有機化学上許容される有機酸との塩を、あるいは
塩酸塩、硫酸塩、過塩素酸塩、硝酸塩等有機化学上許容
される鉱酸との塩が挙げられる。又、これらの各基は水
和物の状態及びメタノール、エタノール、イソプロピル
アルコール等のアルコール類、ジエチルエーテル、イソ
プロピルエーテル等のニーチル類、酢酸エチル等のエス
テル類、その他ジクロルメタン、クロロホルム、ベンゼ
ン等の有機化学上通常用いる有機溶媒との溶媒和物の状
態で存在する場合がある。
本発明化合物中式(I−a)で表わされる化合物の塩酸
塩及びトリフロロ酢酸塩は結晶として得ることに成゛功
した。例えば、式(r−a)の化合物の一塩酸塩三水和
物の結晶は、ニッケルをフィルターとするλ・1.54
18大の銅X線を用いた粉末X線回折[d−格子面間隔
、I/I 、・相対強度コが以下の特性を示す。
d   T/I+    d   I/II     
d   I/L13.81 0.07  3.97 0
.IL   3.OQ  Q、269.51 0.36
  3.90 0.33  2.85 0.287.8
3 0.64  3.87 0.08  2.77 0
.107.63 0.10  3.79 0.23  
2.75 0.086.92 0.2(13,740,
232,730,07B、BI  G、10  3.6
9 0.2B   2.71 0.055.99 0.
16  3.65 0.23  2.67 0.115
.61 0.82  3.62 0.34  2.60
 0.105.22  (1,Lo   3.52  
(1,262,5110,105,1,OO,073,
440,082,510,085,050,053,4
10,102,480,084,720,213,36
0,152,450,134,870,563,300
,132,320,054,601,QO3,240,
2B   1.89 0.114.53 0.15  
3.21 0.20  1.88 0.074.21 
0.25  3.15 0.564.13  (1,9
3:1.Q7  Q、1B4.08 0.18  3.
02 0.26なお、ここに示した結晶は乾燥条件によ
り永和物の状態か変化すること、又、塩基により中和後
、他の塩に変換できることは容易に予想される。
本発明の式(I)の化合物は下記反応式に従フて製する
ことができる。
上記式中R2はフェニルメチル基、1−ベンズアミド−
1−カルボキシブチル基等反応に影響をおよぼさない官
応基が置換してもよいアルキル基を示し、R3は水素又
はナトリウム、カリウム等塩の状態あるいはt−ブチル
基、p−メトキシベンジル基、p−ニトロベンジル基、
ジフェニルメチル基、ピバロイルオキシメチル基等の適
当なアルキル基を示す。
Yは塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲンを示し、2はアセ
チル基又はYと同じを意味す。但しGOOr+がカルボ
キシレートを意味する場合Y0は必ずしも必要としない
以下、各工程について説明する。
[四級化工程コ 式(II[)で表わされ、2がアセチル基である場合、
式(III )の化合物を水又は水−アセトニトリル混
合溶媒中に溶解又は懸濁した後、過剰のヨウ化ナトリウ
ム及び5−(4−ピリジル)オキサゾールを加え、室温
〜100℃で、好ましくは60〜80℃に加熱しながら
攪拌する。この時、反応混合物のpHは4〜8が好まし
く、時により酸又は塩基を加えてpHを調製する。反応
後例え(f″、反応混合物を大量のアセトン中に加え、
析出物を濾取する。
又、式(Ill )で表わされ、ZがYを意味する場合
、式(III)の化合物をジクロルメタン、クロロホル
ムあるいはアセトン等の有機溶媒中に溶解又は懸濁した
後、過剰の5−(4−ピリジル)オキサゾールを加え、
0〜100℃で、好ましくは5℃〜室温で攪拌する0反
応後析出物を濾取するが、析出物が生じない場合には溶
媒を留去し、残渣をエーテル等で固化後濾取する。
以上に述べた方法により式(IV)で表わされる化合物
が得られる。
なお、これらの四級化工程では式< m )で表わされ
る化合物において2が塩素の場合には、アセトン等の有
機溶媒中過剰°のヨウ化ナトリウムと0℃〜室温で処理
し、一旦ヨウ素化合物とした後、5−(4−ピリジル)
オキサゾールと置換する方法が好ましい。
[脱アシル化工程] 式(IV)で表わされる化合物を、N、N−ジメチルア
ニリン、ピリジンあるいはトリエチルアミン等の塩基存
在下、五塩化リン等で処理してイミノクロリドの溶液と
する。この場合、反応溶媒は無水とした塩化メチレンあ
るいはクロロホルム等が好ましく、反応温度は低温、特
に−10℃以下が好ましい。次いで、生成したイミノク
ロリドの溶液を1.3−ブタンジオール等のアルコール
を溶解した溶オL、 J+Δτ ノ々l〒−卆111九
叙プル供スナ1 マの場合、1.3−ブタンジオール等
のアルコールを溶解する溶媒は、塩化メチレンあるいは
クロロホルム等が好ましい。反応が進行すると、脱アシ
ル体の塩酸塩が析出するので、これを濾取すると式(I
)の化合物が得られる。
なお、式(IV)で示される化合物において、−GOO
Rがカルボキシレートイオンを意味し、Yoが存在しな
い場合、式(IV)で表わされる化合物を無水溶媒に溶
解又は懸濁した後、トリクロルメチルシランあるいはビ
ストリメチルシリルアセトアミド等のシリル化剤を用い
て、時には、N、N−ジメチルアニリン、トリエチルア
ミン等の塩基も加えてシリル化して、シリルエステルと
する。得られたシリルエステルを前記した脱アシル化反
応に付せばよい。
本発明の式CI)で示される化合物には、前記した式(
I−a)の化合物と式(’I−b)の化合物を包含する
が、式(I−a)の化合物は式(I−b)の化合物を脱
エステル化することによっても製しつる。例工ば、式(
I−b)の塩酸塩を時にアニソールのようなカチオン除
去剤を加え、酢酸、トリフロロ酢酸、メタンスルホン酸
、トリフロロメタンスルホン酸、蟻酸、塩酸等の酸で処
理するか、パラジウム−炭素あるいはラネーニッケルの
ような触媒存在下、水素化分解することにより、式(■
−a)で表わされる塩を得ることができる。
この脱エステル化工程で酸を用いた場合には、原料の式
(I−b)で表わされる化合物のエステルが塩酸塩であ
っても、式(I−a)で表わされる化合物は用いた酸と
の塩に交換している場合が多い。
〈発明の効果〉 前述した如く本発明化合物は優れた医薬物質の中間体と
して極めて有用であるのみならず下記の特徴を有する。
即ち、一般にセフェム化合物は結晶化がむずかしいもの
であるが、本発明の化合物のうち式(I−a)の化合物
の塩酸塩及びトリフロロ酢酸塩は水又は水−イソプロピ
ルアルコール等の可溶性溶媒と不溶性溶媒との混合物よ
り結晶化させることが出来た。この種の化合物を結晶と
して、!l1iliilてきることは最終医薬品の純度
を上げうろこと等、工業的にも極めて価値あるものであ
る。
以下実施例及び参考例にて本発明を説明する。
実施例ル −ト塩酸塩 7β−(D−5−ベンズアミド−5−カルボキシペンタ
ンアミド)−3−アセトキシメチル−3−セフェム−4
−カルボン酸59g、5−(4−ピリジル)オキサゾー
ル42.7g 、 ヨウ化ナトリウム226g及び水7
5m1を窒素気流下60℃に加熱、3時間攪拌する。反
応後、反応混合物を1.5fLのアセトン中に攪拌しな
がら加え、析出物を濾取、アセトン及びエーテルで洗っ
た後、真空乾燥し、 7β−(D−5−ベンズアミドづ
一カルボキシペンタンアミド)−3−[4−(オキサゾ
ール−5−イル)ピリジニオコメチル−3−セフェム−
4−カルボキシレート(化合物A)の担体63.7gを
粉末として得る。
化合物Aの担体30g及びN、N−ジメチルアニリン3
7.6mlを、無水塩化メチレン800m1中で室温攪
拌中、トリメチルクロルシラン37.l1m1を加え、
同温で1時間攪拌する。後、反応混合物を一35℃に冷
却し、五塩化リン31gを加え、同温で1時間攪拌する
。次いで1.3−ブタンジオール46m1を無水塩化メ
チレン380m1に溶解し、−20℃に冷却した溶液中
に、反応混合物を攪拌しながら加え、約1時間かけて0
℃まで昇温する。反応終了後、析出物を濾取、塩化メチ
レン及びエーテルで洗った後、真空乾燥し、7β−アミ
ノ−3[4−才キサシ−ルー5−イル)ピリジニオコメ
チル−3−セフェム−4−カルボキシレート(化合物B
)の二塩酸塩の担体25.1gを粉末として得る。
ここで得た担体は、精製することなく参考例1の反応等
に用いることができる。
上記二塩酸塩の担体1.8gを逆相高速液体クロマトグ
ラフィー(担体 デベロシル)に付し、水−1規定塩酸
(500:l)の混液で展開し、目的物をふ一エタノー
ル(1:3)の混液で濾取、少量の水−エタノール(1
:l)の混液で洗い、真空乾燥し、化合物Bの一塩酸塩
を得る。
IRV ””cm−’ :1790 (β−ラクタム)
aX FT−NMR(DJ中のδ値 ppm):3.39,3
.76 (2H,ABq、J−18Hz、セフェム環2
位のH)5.26(IH,d、J=6Hz、セフェム環
6位のH)5.37 (LH,d、J−6Hz、セフェ
ム環7位のH)5.40,5.59 (2H,ABq、
J=14Hz、セフェム環3位のCH2基のH) 8.24(LH,s、オキサゾール環4位のH)8.3
7 (2H,d、J−71(z、ピリジン環3位のH)
8.58(1)1.s、オキサゾール環2位のH)8.
99 (2H,d、J−7Hx、ピリジン環2位のH)
カールフィッシャー法による水分測定値:12.8零元
素分析 (+aH+J404・)ICI・3H20に対
して理論値 C42,81,I(4,71,N 12.
4B、 S 7.14゜C17,90 分析値 C42,711,H4,50,N 12.44
. S 7.42゜C1B、20 実施例2 つ化物 7β−フェニルアセトアミド−3−クロルメチル−3−
セフェム−4−カルボン酸 p−メトキシベンジルエス
テル72g&びヨウ化ナトリウムLL2gをアセトン6
50m1に溶解、水冷下3時間攪拌する。後、アセトン
を留去し、残漬を大量のクロロホルムに溶解し、 10
*チオ硫酸ナトリウム水溶液及び水で洗い、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥後、クロロホルムを留去する。
得られた残漬を塩化メチレン560m1に溶解し、5−
(4−ピルジル)オキサゾール44gを加え、室温で1
時間攪拌後5℃の恒温槽中で一夜攪拌する。
反応後、析出晶を濾取し、冷却した塩化メチレン及びエ
ーテルで洗い真空乾燥し、7β−フェニルアセトアミド
−3[4−オキサゾール−5−イル)ピリジニオコメチ
ル−3−セフェム−4−カルホン酸 p−メトキシベン
ジルエステルヨウ化物(化合物C)86gを得る。
IRvにBrcm−’:1780 (β−ラクタム)a
x FT−NMR(DMSO−da中のδ値 ppm) :
3.45’3.70(4)1.m、セフェム環2位のメ
チレン及7位フェニルアセトアミドのメチレン)3.7
4(3H,s、メトキシ基) 5.19 (IH,d、J−6Hz、セフェム環6位の
H)5.28 (2H,ABq、J−6Hz、P−メト
キシベンジルエステルのメチレン) 5.58 (2H,bq、セフェム環3位のメチレン)
5.87(IH,q、J−6and 8)1z、セフェ
ム環7位のH)6.94.7.38 (各2H1各d、
J−8H2,P−メトキシベンジルエステのフェニルの
H) 7.31(5)1.bS、7位フェニルアセトアミドの
フェニルのH) 8.46(2)1.d、J=7.5Hz、ピリジン環3
位のH)、   8.58(01,s、オキサゾール3
314位の旧8.97 (IH,s、オキサゾール環2
位のH)9.02(2)1.d、J−7,5Hz、ピリ
ジン1!A2位のH)9.20(LH,d、J=IIH
z、 7位アミドのH)元素分析 C5J2sNJa・
Stに対して理論値 C53,04,H4,03,N 
7.73分析値 CS2.7B、 H3,98,N 7
.73実施例3 五塩化リン4L、63無水塩化メチレン6GOmlに溶
解、ピリジンlfimlを加え、室温で2時間攪拌後、
−10℃に冷却、化合物C29gを加え、同温で5時間
攪拌する。次いで1.3−ブタンジオール40m1を無
水塩化メチレン400+nlに溶解し、−40℃に冷却
した溶液中に、反応混合物を攪拌しながら加え、−10
〜−15℃で一夜攪拌する。反応後、析出物を濾取し、
塩化メチレン及びエーテルで洗い真空乾燥し、7β−ア
ミノ−3−[4−(オキサゾール−5−イル)ピリジニ
オコメチル−3−セフェム−4−カルボン酸 p−メト
キシベンジルエステル塩化物塩酸塩(化合物1)) 2
4.5gを得る。
IRv”’cm−’:1790 (β−ラクタム)ax FT−NMR(020添加DMSO−d6中のδ値 p
pm) :3.74(31(、s、メトキシ基) 5.21〜5.37(4H,m、セフェム環6位と 7
位のl(iびP−メトキシベンジルエステルのメチレン
)5J2 (2H,ABq、J−16Hz、セフェム環
3位のメチレン) 8.93,7.39 (各28.各d、J−8H2,P
−メトキシベンジルエステルのフェニルのH) 8.40 (2H,d、J−7,58x、ピリジン環3
位のH)8.54(1)1.s、オキサゾール環4位の
H)8.91(l)l、s、オキサゾール環2位のH)
8.9[1(2H,d、J−7,5Hz、ピリジン環2
位のH)実施例4 レート トリフロロ酢酸塩 実施例3で得られた化合物0 10gにアニソール20
m1を加え、水冷攪拌中、トリフロロ酢酸100m1を
加え、室温で40分間攪拌する。反応後、アニソール及
びトリフロロ酢酸を留去し、残7査にエーテルを加え固
化、濾取し担体を得た。得られた担体に水25m1を加
え、不溶物を濾去する。濾液を水冷攪拌中、イソプロピ
ルアルコール300m1を滴下し析出孔を濾取、イソプ
ロピルアルコール、ニーチル、塩化メチレンの順で洗い
真空乾燥し、7β−アミノ−3−[4−(オキサゾール
−5−イル)ピリジニオコメチル−3−セフェム−4−
カルボキシレートトリフロロ酢酸塩の結晶6.58を得
る。
IRv KB’cmす:1810 (β−ラクタム)a
x FT−NMR(D20中のδ値 ppm) :3.38
,3.74 (2H,ABq、J−18Hz、セフェム
環2位のH)5.24 (IH,d、J−BHz、セフ
ェム環6位のH)5.36(IH,d、J=6Hz、セ
フェム!7位のH)5.29,5.58(2H,d、J
−14Hz、セフェム環3位のメチレン) 8.23(111,s、オキサゾール環4位のH)8.
36(2H,d、J−7)1z、ピリジン環3位のH)
8.57(IH,s、オキサゾール環2位のH)8.9
9 (2H,d、J=7Hz、ピリジン環2位のH)カ
ールフィッシャー法による水分測定値:3.5%元素分
析 Cl6H14N404・5−cF3cooH−H2
oニ対して理論値 C44,Q8. H3,49,N 
11.42分析値 C44,32,H3,69,N 1
1.43参考例1 五塩化リン312mgを無水塩化メチレン15m1に溶
解後、 −30℃に冷却し、攪拌しながら2− (2−
トリチルアミノチアゾール−4−イル)−2−メトキシ
イミノ酢酸444mgを加え、同温でさらに40分間攪
拌する。このようにして得られた酸クロリドの溶液中に
化合物Bの一塩酸塩474mg及びビストリメチルシリ
ルアセトアミド1.5mlを無水アセトニトリル101
111中で室温下溶解した溶液を、−30℃以下に保ち
ながら滴下し、同温で30分間攪拌する。後、反応混合
物をクロロホルムで希釈し、有機層を896食塩水で洗
い、無水硫酸ナトリウムで乾燥する。
溶媒を留去して得た残漬にエーテルを加えて固化後濾取
して、 7β−[2−(2−)−ジチルアミノチアゾー
ル−4−イル)−2−メトキシアセトアミトコ−3−[
4−(オキサゾール−5−イル)ピリジニオコメチル−
3−セフェム−4−カルボキシレート塩酸塩の担体90
0mgを得る。
このようにして得た担体を蟻酸15m1に溶解し、室温
にて1.5時間攪拌する。後、蟻酸を留去し、残渣にエ
ーテルを加えて固化し、濾取する。得られた粗成績体を
逆相高速液体クロマトグラフィー[担体 デベロシルコ
に付し、水−アセトニトリル(9: 1)の混液で展開
する。目的物をふくむ分画を濃縮後、2規定硫酸を加え
、析出孔を濾取すれば7β−[2−(2−アミノチアゾ
ール−4−イル)−2−メトキシイミノアセトアミド]
 −3−[4−(オキサゾール−5−イル)ピリジニオ
コメチル−3−セフェム−4−カルボキシレート硫酸塩
(シン異性体)147mgを得る。
IRV W:;cm−’ :1785 (β−ラクタム
)FT−NMR(D、O中のδ値 ppm) :3.5
0,3.72 (2H,ABq、J=18Hz、セフェ
ム環2位のH)4.05(3H,s、メトキシ基) 5.32 (IH,d、J−5H2,セフェム′yJ6
位のH)5.36,5.80 (2)1.、ABq、J
−14Hz、セフェム環3位のCH2基のH) 5.89 (IH,d、J−5Hx、セフェム環7位の
H)7.13 (ILsd、チアゾール5位のH)8.
20(IH,s、オキサゾール環4位のH)8.33(
2H,d、J−7Hz、ピリジン環3位のH)8.55
(IH,s、オキサゾール環2位のH)8.97 (2
H,d、J−7Hz、ピリジン環2位のH)元素分析 
(:22H19N706S2・H2SO4’2)+20
 ニ対して理論値 C39,11,)I 3.73. 
N 14.51. S 14.24分析値 C38,8
7,)I 3.31  N 14.27. S 14.
45参考例2 7β−[2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−五塩化リン936mgを無水塩化メチレン20m1に
溶解後、−30℃に冷却し、攪拌しながら2−(2−ト
リチルアミノチアゾール−4−イル)−2−メトキレイ
ミノ酢酸1.33mgを加え、同温でさらに40分間攪
拌する。このようにして得られた酸クロリドの溶液を化
合物D  2.75g及びビストリメチルシリルアセト
アミド 5mlを無水アセトニトリル2Qml中で一3
0℃冷却下溶解した溶液中に滴下し、−5〜−20℃、
で50分間攪拌する。後、反応混合物をクロロホルムで
希釈し、有機層を896食塩水で洗い、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥する。溶媒を留去して得た残渣にエーテルを
加えて固化後濾取して、 7β−(2−(2−トリチル
アミノチアゾール−4−イル)−2−メトキシイミノア
セトアミド] −3−[4−(オキサゾール−5−イル
)ピリジニオコメチル−3−セフェム−4−カルボン酸
 p−メトキシベンジルエステル塩化物の担体2.55
gを得る。   ゛ このようにして得た担体を蟻酸50m1に溶解し、室温
にて3時間攪拌する。後、蟻酸を留去し、残漬にエーテ
ルを加えて固化し、濾取する。得られた粗成績体を逆相
高速液体クロマトグラフ4−[担体 デベロシルコに付
し、水−アセトニトリル(9:1)の混液で展開する。
目的物をふくむ分画を濃縮後、2規定硫酸を加え、析出
晶を濾取すれば7β−(2−(2−アミノチアゾール−
4−イル)−2−メトキシイミノアセトアミド] −3
−[4−(オキサゾール−5−イル)ピリジニオコメチ
ル−3−セフェム−4−カルボキシレート硫酸塩(シン
異性体)500mgを得る。
元素分析 C221(19N706S2・H2SO4・
2H20に対して、理論値 C39,11,H3,73
,N 14.51. S 14.24分析値 C38,
91,H3,48N 14.53. S 14.0ON
MR、IRのスペクトルデーターは参考例1で得たもの
と一致した。
手続補正書 昭和61年 6月3日 昭和60年特許願第285086号 3、補正をする者 事件との関係     特許出願人 チェウオウク ニホンバシ 東京都中央区日本橋三丁目14番10号5、補正の内容 (1)特許請求の範囲を「別紙のとおり」訂正する。
(2)明細書第2頁下から第7行及び第3頁下から第7
行 r RJとあるをr C00RJと訂正する。
(3)同第3頁第4行及び下から第6行、同第4頁第3
行、同第12頁第6〜N7行及び下から第3行、同第1
5頁第4行、同第17頁第8〜第9行及び下から第2〜
第1行、同第18頁下から第3〜第2行、同第19頁第
10〜第11行、同第20頁第12行、同第21頁第1
3行及び最終行、同第23頁第3及び下から第2行及び
同第24頁第11行 「イル)ピリジニオ]・・・」とあるを「イル)−1−
ピリジニオ]・・・」と訂正する。
(4)同第7頁の式(III )の構造式とあるを 「 と訂正する。
(5)同第8頁第1行及び第6行 「アセチル基」とあるな「アセトキシ基」と訂正する。
(6)同第10頁第9〜第10行 「トリクロルメチルシラン」とあるを「トリメチルクロ
ルシラン」と訂正する。
C7)同第13頁第11〜第12行 「7β−アミノ−3[4−才キサシ−ルー5−イル)ピ
リジニオコ・・・」とあるを「7β−アミノ−3−[4
−(オキサゾール−5−イル)−1−ピリジニオコ・・
・」と訂正する。
(8)同第15頁最終行 「アセトアミド−3[4−オキサゾール−5−イル)ビ
リ」とあるを「アセトアミド−3−[+−(オキサゾー
ル−5−イル)−1−ビリ」と訂正する。
(9)同第16頁下から第7行 「QJとあるをr ddJと訂正する。
(lO)同第17頁第4行 ’ C32H2eN<06°SI Jとあるを’ C3
2H29N406S Jと訂正する。
(11)同第20頁第8行 rN 11.43 Jとある次に行をかえて欧文を挿入
する。
「得られた7β−アミノ−3−[4−(オキサゾール−
5−イル)ピリジニオコメチル−3−セフェム−4−カ
ルボキシレート−トリフロロ酢酸塩−水和物の結晶は、
ニッケルをフィルターとするλ−1,5418大の銅X
線を用いた粉末X線回折[d−格子面間隔、I/11−
相対強度]が以下の特性を示す。
d    I/It      d    1/L13
.60  0.16      2.93  0.07
8.51  0.05      2.89  0.0
78.34  0.10      2.86  0.
118.19  0.11      2.81  0
.146.81  0.40      2.78  
0.185.57  0.23      2.69 
 0.205.51  0.26      2.62
  0.115.22  0.13      2.[
il   O,105,100,432,540,12 4,271QQ       2.52  0.083
.87  0.53      2.46  0.16
3.77  0.38      2.43   Q、
O’l13.88  0.28      ’2.40
  0.103.56  0.48      2.3
7  0.043.48  0.81      2.
31  0.083.33  0.48      2
.29  0.083.12  0.19      
2.28  0.073.08  0.23     
 2.18  0.053.07  0.24    
  2.14  0.033.01  0.08   
   2.09  0.042.97  0.10  
   2.04  0.05     J別紙 r2、特許請求の範囲 1、式 (式中−GOORはカルボキシレートイオン、カルボン
酸、カルボン酸の金属塩又はエステル化されたカルボキ
シル基を、X は無機酸又は有機酸を構成するアニオン
を意味す。但し−(:00Rがカルボキシレートイオン
を意味する場合、 Xは必ずしも必要としない)で示さ
れるセフェム化合物及びその塩 2、7β−アミノ−3−[4−(オキサゾール−5−イ
ル)−1−ピリジニオコメチル−3−セフェム−4−カ
ルボキシレートの塩酸塩の結晶である前記特許請求の範
囲第1項記載の化合物

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中−COORはカルボキシレートイオン、カルボン
    酸、カルボン酸の金属塩又はエステル化されたカルボキ
    シル基を、X^■は無機酸又は有機酸を構成するアニオ
    ンを意味す。但しRがカルボキシレートイオンを意味す
    る場合、Xは必ずしも必要としない)で示されるセフェ
    ム化合物及びその塩2、7β−アミノ−3−[4−(オ
    キサゾール−5−イル)ピリジニオ]メチル−3−セフ
    ェム−4−カルボキシレートの塩酸塩である前記特許請
    求の範囲第1項記載の化合物 3、7β−アミノ−3−[4−(オキサゾール−5−イ
    ル)ピリジニオ]メチル−3−セフェム−4−カルボキ
    シレートのトリフロロ酢酸酸塩である前記特許請求の範
    囲第1項記載の化合物
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JPS60237090A (ja) * 1984-02-21 1985-11-25 Takeda Chem Ind Ltd セフエム化合物

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