JPS62142821A - エンジンの吸気装置 - Google Patents

エンジンの吸気装置

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JPS62142821A
JPS62142821A JP28206385A JP28206385A JPS62142821A JP S62142821 A JPS62142821 A JP S62142821A JP 28206385 A JP28206385 A JP 28206385A JP 28206385 A JP28206385 A JP 28206385A JP S62142821 A JPS62142821 A JP S62142821A
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engine
valve
intake
torque
pipe length
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三藤 千明
Yuzuru Tanaka
譲 田中
Yoshikazu Kanamaru
金丸 良和
Shunsuke Fujimura
藤村 俊介
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はエンジンの吸気装置に関するものである。
(従来技術) エンジンの吸気装置のなかには、吸気の慣性効果を利用
して体積効率を向上させることにより、エンジントルク
を極力増大させるようにしたものがある。すなわち、吸
気開始に伴って生じる負圧の圧力波は、吸気通路上流側
の大気または拡大室への開口端で反射されて正圧の圧力
波となって吸気ポート方向へ戻されることになるが、こ
の正圧の圧力波を閉じる寸前の吸気ボートに到達させる
ことにより、体積効率すなわちトルクが向上されること
になる。
このような吸気の慣性効果は、エンジン吸気系の有する
固有振動数に影響を受けるものであり、この点を往復動
型4す・Cクルエンジンを例にして説明すると、いまエ
ンジン回転数をNrpm、吸気ポートの開いている間の
エンジン出力軸回転角をα、エンジン吸気系の固有振動
数をνとすると、 n=νΦα/6・N    −(1) で示される(1)式の「n」がrlJ、「2」・「3」
争・・のような整数値のときに固有振動数νの山、すな
わち吸気圧力波が正の最大値となって慣性効果を得るた
めの同調条件が満足される。
また、上記(1)式におけるrnJがro 、5J、r
l、5J、r2 、5J  ・ψ・というようなときに
、固有振動数νの谷、すなわち吸気圧力波が負の最大値
となって体積効率が低下することになる。上記(1)式
について補足説明すると、エンジンが1回転するのに要
する時間は、60/N秒であるからして、エンジン特有
がldeg回転するのに要する時間はl/6N秒となる
。そして、(1)式における「α/6N」は、吸気ボー
トが開いている吸気行程時間を意味することとなる。勿
論、固有振動数νは、吸気圧力波の周期をtとすれば、
ν=1/lとなる。
一方、エンジン吸気系の固有振動数νそのものは、エン
ジン回転数には殆ど依存せず、基本的には吸気管の長さ
および径さらにはエンジンの行程容積というように、あ
るエンジン特有のものとして一律に定まるものである。
したがって、エンジン吸気系の固有振動数νを、前記(
1)式に基づいて、あるエンジン回転数においてnがr
lJ、「2」あるいは「3」というように整数の値とな
るように設定すれば、このときのエンジン回転数(同調
回転数)において体積効率が著しく向上されることにな
る。
しかしながら、吸気の慣性効果は、前述した説明から明
らかなように、エンジン吸気系の固有振動数に対応した
あるエンジン回転数付近でしか期待できないことになる
。そして、通常は、低速トルク向上のため、この慣性効
果を得るべきエンジン回転数を比較的低回転となるよう
に、エンジン吸気系の固有振動数νを設定している。
このため近時は、エンジン吸気系の固有振動数をエンジ
ン回転数に応じて変化させることにより、低回転域は勿
論、高回転域でも吸気の慣性効果を得られるようにした
ものが提案されている。
すなわち、特開昭56−115819号公報に示すよう
に、吸気通路に拡大室を接続すると共に、この吸気通路
と拡大室との間に開閉弁を配設して、エンジン回転数が
低回転のときは上゛記聞閉弁を閉じておくことにより、
エンジン吸気系の等価菅長を長く(固有振動数νを小さ
く)して慣性効果を得る一方、エンジン高回転域では上
記開閉弁を開くことにより等価吸気管長を短く(固有振
動数νを大きく)して 、これ又慣性効果を得るように
している。そして、この従来のものにおいては、エンジ
ン高回転時となる所定の「設定回転数」を境として、エ
ンジン回転数がこの設定回転数以上のときは開閉弁を常
に全開とし、また設定回転数以下のときは開閉弁を常に
全閉とするようにしていた、すなわち上記ただ1つ設定
された設定回転数を境として、開閉弁の切換を行生って
いた。なお、この設定回転数は、開閉弁を全開としたと
きに得られるトルク曲線と該開閉弁を全閉としたときに
得られるトルク曲線とが交差するときのエンジン回転数
として選択されて、開閉弁の切換に伴なうトルク変動を
極力防止するようにされている。
(発明が解決しようとする問題点) しか°しながら、前記公報記載のものでは、エンジノの
低回転時および高回転時では共に慣性効果を利用するこ
とができる反面、エンジン中回転域では慣性効果が期待
できず、逆に、この中回転域でトルクの谷(トルクの大
きな落ち込み)が生じてしまうことになっていた。すな
わち、従来開閉弁が全閉とされてたエンジン中回転領域
において、前記(1〕式におけるrnJの値がrO、5
Jあるいはrl 、5Jというように吸気圧力波が負の
最大値となってトルクの大きな落ち込みを生じてしまう
回転領域が存在してしますことになっていた。
したがって、本発明の目的は、等価吸気管長すなわちエ
ンジン吸気系の固有振動数を、慣性効果のためエンジン
低回転数と高回転域とで切換えるようにしたものを前提
としつつ、エンジン中回転域でのトルクの大きな落込み
を極力防止し得るようにした、換言すれば極力フラット
なトルク特性が得られるようにしたエンジンの吸気装置
を提供することにある。
(問題点を解決するための手段、作用)前述の目的を達
成するため、本発明においては、次のような構成としで
ある。すなわち、エンジン低回転時に吸気の慣性効果が
得られるように等価吸気管長が長く設定された吸気通路
と、 前記吸気通路に接続され、エンジン高回転時に吸気の慣
性効果が得られるように等価吸気管長を短くするための
拡大室と、 前記吸気通路と拡大室との間に配設され、等価吸気管長
を切換えるための開閉弁と、 エンジン低回転時には前記開閉弁を全閉とすると共にエ
ンジン高回転時には該開閉弁を全開とし、かつ、エンジ
ン中回転領域のうち少なくとも該開閉弁を全開としたと
きにトルクの谷が生じる回転領域において、該開閉弁を
所定角度間いて等価吸気管長を変化させる開閉弁制御手
段と、を備えた構成としである。
この゛ような構成とすることにより、従来開閉弁が全閉
とされていたエンジン中回転領域においても、開閉弁を
開くことにより等価吸気管長すなわちエンジン吸気系の
固有振動数を変化させて、開閉弁を全閉としたときより
も大きなトルクを得て、当該エンジン中回転領域におい
て生じていたトルクの谷を埋めることができる。
ここで、本発明の好ましい実施例によれば、開閉弁の開
度を全閉と全開との間で連続可変的に変化し得るもの、
すなわち等価吸気管長を、この全開時の等価吸気管長と
全開時の等価吸気管長との間の値でM続可変的に変化し
得るようにして、エンジン中回転領域においてエンジン
回転数に応じて最も大きなトルクが得られるような開閉
弁の開度を選択することにより、エンジン中回転領域全
域に渡って、最もフラットなトルク特性を得ることがで
きる。
また、開閉弁を、全開と全開との間の中間の開度を少な
くとも1つ段階的にとりうるようにして、エンジン中回
転領域においては、この開閉弁のとりうる開度のうち最
もトルクが大きくなるような開度をエンジン回転数に応
じて選択するようにすることもできる。
さらに、開閉弁は全閉と全開の2つの態様みをとりつる
ようにして、エンジン中回転領域のうち従来生じていた
トルクの大きな谷となる回転領域において該開閉弁を全
開とするようにしても、このトルクの谷を埋めることが
できる。
(実施例) 以下本発明の実施例を添付した図面に基いて説明する。
第1図において、1は4サイクル往復動型とされたオツ
ト一式エンジン(一般にはガソリンエンジン)で、これ
は周知のように、往復動されるピストン2の上方に画成
されて燃焼室3に吸気ボート4および排気ボート5が開
口され、この吸気ボート4は吸気弁6により、また排気
ボート5は排気弁7により、それぞれエンジンlの出力
軸(クランク軸で図示路)と同期して開閉されるように
なっている。そしそ、実施例では、ピストン2が紙面直
角方向に複数配設された多気筒とされている。
前記吸気ボート4に連なる吸気通路11は、内部に王拡
大室12aを画成する主サージタンクl2を有する。こ
の主サージタンク12の上流側の吸気通路11は1本の
共通吸気通路Aを構成する共通吸気管13とされ、該共
通吸気管13には、その上流側より順次、エアクリーナ
14、エアフロメータ15、スロットル弁16が配設さ
れている。また、主サージタンク12と各吸気ボート4
とは、気筒数に応じた数の互いに独立した吸気管17に
よって接続されている。すなわち、主サージタンク12
下流の吸気通路11は、主サージタンク12と一体成形
された分岐管部12bと、独立吸気管17とによって、
気筒毎の独立吸気通路Bとして構成され、この各独立吸
気通路B同士は、互いにその長さがほぼ等しくされてい
る。そして、この各独立吸気通路Bの下流端部には、燃
料噴射弁18が配設されている。
前記各独立吸気通路Bは、燃料噴射弁18の上流側にお
いて、連通路19を介して、開拡大室20aを画成する
副サージタンク20と接続されている。この連通路19
の長さは短尺とされて、燃焼室3から主サージタンク1
2(主拡大室12a)へ至るまでの長さが、燃焼室3か
ら副サージタンク20(開拡大室20a)へ至るまでの
長さよりも長くされている。そして、連通路19には開
閉弁21が配設されて、この開閉弁21は、比例式のモ
ータ22によって、全閉状態から全開状態(開弁角70
°)までの間でM続可変的にその開度が任意に選択し得
るようにされている。
第1図中23はマイクロコンピュータからなる制御ユニ
ットで、この制御ユニット23には、前記エアフロメー
タISからの吸入空気量信号、および回転数センサ24
からのエンジン回転数信号が入力される。また、この制
御ユニット23からは、燃料噴射弁18およびモータ2
2に対して出力されるようになっている。なお、燃料噴
射弁18からの燃料噴射量は、吸入空気量とエンジン回
転数とに基づいて決定されるものであるが、この点につ
いては従来より周知であり、かつ本発明と直接関係のな
い部分なので、その詳細な説明は省略する。
ここで、前記独立吸気通路Bによって定まる等価吸気管
長、すなわち燃焼室3から主拡大室12aに至るまでの
長さは、前述のように長尺とされて、吸気の固有振動数
が小さくなるように設定されている。これにより、開閉
弁21を全閉(開閉角0=0°)とした際、前述した(
1)式から明らかなように、エンジン回転数が小さい低
回転時において吸気の慣性効果を有するようにされ、こ
のときのトルクカーブは、第2図Y1線で示すようにな
り、エンジン回転数NがN1 とN5のときに慣性効に
よるトルクの山のピーク値を示すようになる。そして、
このY1線から明らかなように、中速域、特に、エンジ
ン回転数がNl からN4の間でトルクの大きな落ち込
みを有するものとなる。
また、開閉弁21を全開(開閉角θ=70°)としたと
きの等価吸気管長は、燃焼室3から連通路19を経て開
拡大室20aに至るまでの短い長さとされ、このときの
吸気の固有振動数は大きなものとなる。これにより、エ
ンジン回転数が大きな高回転域で吸気の慣性効果が得ら
れて、このときのトルクカーブは、第2図Y3線で示す
ように、エンジン回転数NがN3とN7 のときに、ト
ルクの山のピーク値を示すようになる。そして、従来は
、この低回転時と高回転時との両方の回転域で慣性効果
を得るべく、エンジン回転数が第2図で示すNl3より
も小さいときは開閉弁21を常に全閉としてYl線で示
すようなトルク特性を確保する一方、エンジン回転数が
Nl3よりも大きいときには開閉弁21を常に全開して
Y3線で示すようなトルク特性を得るようにしていた。
本発明においては、上記Nl3以下のエンジン回転領域
において、Yl線のみを選択していたのではどうしても
生じてしまうトルクの大きな落ち込みを防止すべく、開
閉弁21か従来全開とされていたエンジン中回転領域に
おいても、エンジン回転数に応じて当該開閉弁21を所
定角度開くことにより、エンジン中回転領域でも慣性効
果を極力有効に得るようにしである。すなわち、開閉弁
21を中間の開度すなわち0=35°とした場合のトル
ク曲線を第1図中23で示しである。このY2線から明
らかなように、エンジン中回転領域においても、エンジ
ン回転数NがN2とN6のときに慣性効果によるトルク
の山のピーク値を示すことになる。すなわち、開弁角θ
を調整することにより、前記(1)式におけるnの値が
「1」、「2」というような整数値そのもの(慣性効果
のための完全なマツチング)、あるいはこの整数値に近
似した値となるように、エンジン中回転領域における「
あるエンジン回転数」に対して固有振動数νを設定する
ことが可能になる。そして、本実施例では、開閉弁21
の開弁角θを、第2図X線で示すように、エンジン回転
数に応じて変化させるようにしである。具体的には、第
3図のフローチャートで示すようにステップS1で現在
のエンジン回転数Nを読込んだ後、ステップS2におい
て、このエンジン回転数Nに対応した開閉弁21の開弁
角0を、第211NX線に示すようなマツプから読み出
し、このマツプから読み出された開弁角θとなるように
、モータ22を制御する(開閉弁21の駆動〕。そして
、このときに得られるトルクカーブは第4図に示すよう
になり、Elで示すように従来生じていたエンジン中回
転領域でのトルクの大きな落込みを埋めることができる
。また合せて、高回転域において、E2で示すように従
来生じていたトルクの若干の落込みを埋めることができ
る。
このように、上述した実施例では、開閉弁21を、エン
ジン回転数がN1 よりも小さいエンジン低回転時では
常に全閉とし、またN7よりも大きいエンジン高回転時
のときは常に全開とする一方、このN1 とN7との間
の回転領域では、「あるエンジン回転数」に対して最も
多くなトルクが得られるように、第4図X線で示すよう
に当該エンジン回転数に応じて開閉弁21の開度を連続
可変的に制御するようにしである。
ここで、上述のように開閉弁21の開度を制御すること
(第2図X線に基づく制御)の意味を。
第9図を参照しつつ図式的に説明する。
先ず、前記(1)式における固有振動数νはエンジン回
転数Nの一次関数であるからして、例えばn= rlJ
、rl、5J、r2Jとした場合の3種類の一次関数(
直線)をWl (n= 1)、W2(n= 1.5)、
W3 (n =2)として描く一方、開閉弁21が全開
のときの等価吸気管長によって定まる固有振動数をν1
、開閉弁21が全開のときの等価吸気管長によって定ま
る固有振動数を12 とする(ν2≧νり。このような
条件において、開閉弁21が全開のときに吸気圧力波の
山(トルクが大きくなる山)となるときのエンジン回転
数(吸気の慣性効果が完全に得られるエンジン回転数)
は、WlあるいはW3の線上において、固有振動数ν1
に対応したとぎの回転数となり、またW2の線上におい
てν1に対応したエンジン回転数のときが上記吸気圧力
波の谷(トルクの谷)となる。同様に、開閉弁21を全
開としたときは、吸気圧力波の山はWlあるいはW3の
線上においてν2に対応したエンジン回転数のときに生
じ、吸気圧力波の谷はW2の線上においてν2に対応し
たエンジン回転数のときに生じる。
一方、固有振動数νは、開閉弁21の開度を連続可変的
に変化させることにより、ν1とν2との間で連続可変
的に任意に変化させることができる。したがって、この
ν1 とν?との間の固有振動数のうち、あるエンジン
回転数例えばNoに対応して吸気の慣性効果を得ようと
すれば、WlあるいはW3の線上において、このNOに
対応した固有振動数νoe選択して(第9図矢印■、■
参照)、このν0となるように開閉弁21の開度を制御
すればよいことになる。そして、エンジン回転俄によっ
てはWlあるいはW3の線上において対応する固有振動
数が存在しない(完全にソマッチングした慣性効果が得
られない)場合は、vlからν?までの間の固有振動数
のうち最もトルクが大きくなるような固有振動数となる
ように開閉弁21の開度が選択される。
以上説明したような理由に基づいて作成されたのが第2
図X線であり、このようなX線とすることは、第2図Y
1、Y2)Y3線に示すようなトルク曲線のうち最大の
トルクを示すトルク曲線をエンジン回転数に応じて選択
していくことを意味するものである。
なお、第9図では、簡単化のためnが「1」、rl、5
J、「2」の場合を代表的に示しであるが、例えばnが
r2.5J、「3」というようにした場合の一次関数を
さらに描くことにより、エンジンの全回転領域に渡って
エンジン回転数と固有振動数と吸気圧力波(トルク)と
の関係をさらに詳しく求めることができるものである。
第5図〜第8図は本発明の他の実施例を示すもので、前
記実施例と同一構成要素には同一符号を付してその説明
は省略する。
本実施例では、開閉弁21の開度を、全閉と全開との他
、丁度半分の開度(開弁角θ=35°〕をとり得るよう
に、すなわち段階的に3種類の開度をとる得るようにし
である。これに伴い、開閉弁21を駆動するためのアク
チュエータとして、前記実施例における比例型のモータ
22に代えて、第5図、第6図に示すように、2段式の
負圧作動型アクチュエータ31を用いである。
上記アクチュエータ31について第6図を参照しつつ説
明すると、これは、ケーシング32を備え、該ケーシン
グ32内は、相対向する第1、第2の2つのダイヤフラ
ム33.34によって、第1、第2の2つの負圧室35
.36に画成されている。この第1ダイヤフラム33は
ロッド37を開して開閉弁21に連結され、該第1ダイ
ヤフラム33が第6図上方へ変位したときに、開閉弁2
1が開方向へ回動変位されるようになっている。
この第1ダイヤフラム33と第2ダイヤフラム34との
間には第1リターンスプリング38が介装され、また第
2ダイヤフラム34は第2リターンスプリング39によ
り第6図下方に付勢されている。これにより、第1ダイ
ヤフラム34は、常時は両リターンスプリング38.3
9の大きな附勢力を受けて第6図最下方位置すなわち開
閉弁21が全閉となる位置に付勢され、両頁圧室35.
36のいずれか一方に負圧が供給されると第1ダイヤフ
ラム33が若干第6図上方へ変位して開閉弁21を半開
としく開弁角θ=35°)、両頁圧室35.36の両方
共に負圧が供給されると$1ダイヤフラム33が大きく
第6図上方へ変位して開閉弁21が全開とされる。
第5図中40は負圧タンクで、この負圧タンク40は、
逆止弁41を介して主サージタンク12に接続されて、
エンジンlの運転に伴って生じる主サージタンク12(
主拡大室12a)内の負圧が、逆止弁41を介して該負
圧タンク40に供給されるようになっている。この負圧
タンク40は、第1配管42を介してアクチュエータ3
1のi1負圧室35に接続され、この第1配管42には
、電磁式の三方切換弁43が接続されている。
この三方切換弁43は、例えばその消磁時に第1負圧室
35を大気と連通させ、励磁時に第1負圧室35を負圧
タンク40に連通させるものとなっている。同様に、負
圧タンク40は第2配管44を介してアクチュエータ3
1の第2負圧室36に接続され、この第2配管44には
電磁式の三方切換弁45が接続されている。そして、こ
の三方切換弁45も2その消磁、励磁に応じて、第2負
圧室36を大気または負圧タンク40に選択的に連通さ
せるようになっている。
ここで、本実施例では、制御ユニット23は、前記両三
方切換弁43.45を制御して、エンジン回転数に応じ
て、開閉弁21の開度を全閉、全開あるいは半開のいず
れかを選択させるようになっている。このエンジン回転
数に応じて開閉弁21の開度の選択は、第2図Y1.Y
2)Y3の3つのトルク曲線のうち、最も大きなトルク
が得られるトルク曲線を選択するように行われる。勿論
、この開度の切換えは、互いに切換えが行われるように
するトルク曲線が交差するときのエンジン回転数となっ
たときに行われる。この点を第2図に基づいて詳述する
と、エンジン回転数NがN11より小さいときは、Yl
線が最も大きなトルクとなるので、このYl線に対応し
て開閉弁21を全閉(開弁角0=Oa)とする。また、
エンジン回転数NがNllとNI2との間では、Y2線
が最も大さいトルクとなるので、このY2線に対応して
開閉弁21を半開(θ=35°)とする。このようにし
て、エンジン回転数NがpJ 12とN4との間にある
ときは開閉弁21を全閉とし、NがN4とN6との間に
あるときは開閉弁21を全閉とし、NがN6とN7との
間にあるときは開閉弁21を半開とし、NがN7以上と
なったときは開閉弁21を全開とする。このような制御
を行なうことにより得られるトルク曲線を第7図に示し
てあり、この第7図E3およびE4で示す領域において
トルクが向上されることが容易に理解される。
上述のようなエンジン回転数Nに応じて開閉弁21の開
度を制御するためのフロチャートを第8図に示しである
。すなわち、この第8図では、ステップSllで現在の
エンジン回転数Nが、開閉弁21を全閉とする回転領域
であるときは、ステップS12あるいは513から51
4へのルートをとる。また、開閉弁21を半開とする回
転領域であるときは、ステップ515あるいはS16か
ら317へのルートをとる。さらに、開閉弁21を全開
とする回転領域であるときは、ステップS18あるいは
S19から520へのルートをとる。
なお、この第5〜第8図に示す実施例では、開閉弁21
を全閉と全開との間の中間の開度として只1つの開度を
とり得るように、すなわち全閉と全開とを含めて合計3
種類の開度を段階的にとりうる場合を説明したが、この
中間の開度としては、2段階あるいは3段階とするよう
にしてもよい。もっとも、このとリラる開度の種類(段
階数)をあまり多くすることは結局第1図〜第4図に示
す連続可変的な制御と実質的に同じになるので、コスト
等を勘案すれば極力小さな段数とするのが良い。
以上実施例について説明したが、本発明はこれに限らず
例えば次のような場合をも含むものである。
■吸気通路11がスロットル弁16を有しないエンジン
、すなわちディーゼルエンジンにも同様に適用すること
ができる。また往復動型のエンジンに限らず、ロータリ
ピストンエンジンにも適用し得る。
(り燃料供給装置としては、燃料噴射弁18の代りの気
化器を用いたものがあってもよい。
(ネ)制御ユニット23をコンピュータによって構成す
る場合は、デジタル式アナログ式のいずれであってもよ
い。
憾)エンジン形式としては単気筒であってもよい。
(発明の効果) 本発明は以上述べたことから明らかなように、吸気の慣
性効果によるトルクの向上をエンジン低回転時およびエ
ンジン高回転時において得つつ、中回転領域でのトルク
の大きな落ち込みを防止して、極カフラ・ソトな特性を
得ることができる。
特に本発明は、等価吸気管長切換えのために従来からあ
る開閉弁をそのまま有効に利用して、この開閉弁の開度
を制御するだけでよいので、実施化する上でも極めて有
利である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の一実施例を示すもので、 第1図は全体系統図、 第2図は開閉弁の開度に応じたエンジントルクと、エン
ジン回転数と、エンジン回転数に応じた開閉弁の開度を
制御する一例を示すグラフ、第3図は制御ユニットによ
る開閉弁の開度を制御する一例を示すフローチャート、 第4図は本実施例によって得られたトルク曲線の一例を
示すグラフである。 第5図〜第8図は本発明の他の実施例を示すもので、 第5図は全体系統図、 第6図は開閉弁を段階的に駆動するアクチュエータの一
例を示す断面図、 第7図は本実施例による制御によって得られたトルク曲
線を示すグラフ、 第8図は制御ユニットによる制御例を示すフローチャー
ト、 第9図は吸気の慣性効果を得るためにエンジン回転数と
エンジン吸気系の固有振動数とが同調するための条件を
図式的に示すグラフである。 A:共通吸気通路 B:独立吸気通路 1:エンシン 3:燃焼室 4:吸気ボート 6:吸気弁 11:吸気通路 19:連通路 20:副サージタンク 20a:開拡大室 21:開閉弁 22:モータ 23:制御ユニット 24:回転数センサ 31:アクチュエータ 40:負圧タンク 43.45:三方切換弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エンジン低回転時に吸気の慣性効果が得られるよ
    うに等価吸気管長が長く設定された吸気通路と、 前記吸気通路に接続され、エンジン高回転時に吸気の慣
    性効果が得られるように等価吸気管長を短くするための
    拡大室と、 前記吸気通路と拡大室との間に配設され、等価吸気管長
    を切換えるための開閉弁と、 エンジン低回転時には前記開閉弁を全閉とすると共にエ
    ンジン高回転時には該開閉弁を全開とし、かつ、エンジ
    ン中回転領域のうち少なくとも該開閉弁を全閉としたと
    きにトルクの谷が生じる回転領域において、該開閉弁を
    所定角度開いて等価吸気管長を変化させる開閉弁制御手
    段と、を備えていることを特徴とするエンジンの吸気装
    置。
  2. (2)特許請求の範囲第1項において、前記開閉弁は全
    閉と全開との間で連続可変的に任意の開度をとりうるよ
    うにされ、前記開閉弁制御手段は、前記エンジン中回転
    領域において、最も大きなトルクが得られるように該開
    閉弁の開度をエンジン回転数に応じて変化させるように
    されている、ことを特徴とするエンジンの吸気装置。
  3. (3)特許請求の範囲第1項において、前記開閉弁は全
    閉と全開との間の中間の開度を少なくとも1つ段階的に
    とりうるようにされ、前記開閉弁制御手段は、該開閉弁
    のとりうる開度のうち最もトルクが大きくなる開度をエ
    ンジン回転数に応じて選択するようにされている、こと
    を特徴とするエンジンの吸気装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62124232U (ja) * 1986-01-30 1987-08-07
JPS62124233U (ja) * 1986-01-30 1987-08-07

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS614823A (ja) * 1984-06-18 1986-01-10 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の吸気装置

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