JPS62141039A - 繊維強化プリプレグ用樹脂組成物 - Google Patents

繊維強化プリプレグ用樹脂組成物

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JPS62141039A
JPS62141039A JP28118885A JP28118885A JPS62141039A JP S62141039 A JPS62141039 A JP S62141039A JP 28118885 A JP28118885 A JP 28118885A JP 28118885 A JP28118885 A JP 28118885A JP S62141039 A JPS62141039 A JP S62141039A
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resin
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prepreg
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Shigeru Suzue
茂 鈴江
Masanori Nakahara
中原 雅則
Takeji Nakae
中江 武次
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、先進複合材料として、強度、弾性率、さらに
はこれらを比重で除した、比強度、比弾性率の大なるこ
とを要求される構造体に用いられるプリプレグ用樹脂組
成物に関する。ざらに詳しくは、成形時の樹脂の流動性
を最小限に押えつつ、プリプレグの粘着性と柔軟性を確
保し、なおかつ、充分な耐熱性を保持し物性のバランス
の優れた構造体を与えるプリプレグ用樹脂組成物に関す
る。
[従来の技術] 先進複合材料は、強化繊維と、71〜リツクスからなる
不均一材料でおり、一般にプリプレグとよばれる中間基
材が成形材料として便利なため、マトリックス樹脂とし
ては、プリプレグとすることの容易なエポキシ樹脂が従
来から使用されている。
71へワックス樹脂は、強化繊維の機械的性能を複合材
料の構造体として発現させるために重要な役割を担って
おり、特に、耐熱性、耐水性、耐溶剤性、非繊維軸方向
の機械的強度といった物性は、71−ワックス樹脂の物
性を顕著に反映する。従来から、特に耐熱性を要求され
る構造体は、テトラグリシジルジアミノジフェニルメタ
ンと、4,4°−ジアミノジフェニルスルホンを主成分
とするエポキシ樹脂系か用いられてきているが、この系
は耐熱性か良好である半面、靭性に乏しいため、耐衝撃
性力るという欠点を有している。
マトリックス(創脂組成物として、3.3−ジアミノジ
フェニルスルホン(3,3’−DDS)を使用する例と
しては、特公昭55−25217が公知である。また、
特開昭58−134126では、ジアミノジフェニルス
ルホン(DDS>を用いるとの記)ホがなされているが
、実際に検討されているのは4.Il’−DDSであり
、3,3°−DDSの有効性は何ら記述されていない。
また、特公昭46−17067では4.4’−DDSが
好ましいとされている。一方、近年、靭性の改良のため
種々のポリマーをエポキシ樹脂とブレンドすることによ
る改良が試みられてあり靭性の改良がなされつつある。
[発明が解決しようとする問題点1 以上のように主として熱可塑性樹脂をブレンドすること
で靭性の改良がなされつつあるが、この手法を用いると
室温で固い熱可塑性樹脂を大量に含む場合には昇)品時
の粘度低下は抑えられるが、半面、室温付近でのプリプ
レグの粘着性と柔軟性を損う問題があった。逆に、熱可
塑性樹脂を少量だけ加える場合には、昇温時の粘度低下
を抑えることかできずに特に大型品の成形や、プレス成
形が困難となっていた。そのため、エポキシ樹脂組成物
を、例えば、テ1〜ラグリシジルジアミノジフ工二ルメ
タンとより粘度の低いエポキシ希釈剤を混合するなどし
てこの問題を解消していたが、耐熱性を損うため根本的
な解決策とはならなかった。
[問題点を解決するための手段] 本発明におけるプリプレグ用樹脂組成物は、次の■、[
2]、[3]を必須成分として含み、なおかつ昇温時の
最低粘度が、20ポイズ以上で必ることを特徴とするプ
リプレグ用樹脂組成物である。
■ A成分:エポキシ樹脂 ■ B成分:3,3−ジアミノジフェニルスルホン ■ C成分ニガラス転移温度が、100℃以上の熱可塑
性樹脂 ただし、各成分は、重量で以下の関係式を満だす。
0.1<− A+B+C 本発明に用いられるエポキシ樹脂は、テ1〜ラグワシジ
ルシアミノジフェニルメタン、トリグリシジル−m−7
ミノフエノール、トリグリシジル−叶アミンフェノール
、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF
型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂
、クレゾールノホラック型エポキシ樹脂、ブロム化エポ
キシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、ペンタエリスリ1〜−
ル骨格を有するエポキシ樹脂等があげられる。これらは
、市販されているか、又は、容易に合成される。
上記のエポキシ樹脂はいずれも長所、短所を有するため
、目的にあわせて配合することが可能である。
たとえば耐熱性を重視する場合には、耐熱性の高いテ1
〜ラグリシジルジアミノジフェニルメタンの含刊を高め
ることが好ましく、 イ、テトラグリシジルジアミノジフエニメタン50〜8
0重量部 ロ、ビスフェノールA型エポキシ あるいは/また ビスフェノールF型エポキシ 20〜50重量部あるい
は/また フェノールノボラック型エポキシ 計  100重量部 の組成が好ましい。
また、圧縮強度を重視する場合は、接着力が強く、硬化
物の弾性率が高いトリグリシジル−m−アミンフェノー
ルやトリグリシジル−p−アミノフェノールを加え、 イ、テトラグリシジルジアミノジフェニルメタン40〜
80重量部 ロ、ビスフェノールA型エポキシ あるいは/また ビスフェノールF型エポキシ 0〜30重量部おるいは
/また フェノールノボラック型エポキシ ハ、l−リグリシジルーm−アミノフェノールおるいは
/また       10〜40重辺部トリグリシジル
−〇−アミノフェノール計  100重量部 の組成が好ましい。
また、繊維軸と垂直な方向の引張伸度を重視する場合に
は、破断伸度の高いビスフェノールA型、ビスフェノー
ルF型エポキシ、あるいはこの両者よりはやや伸度は低
下するが、他のエポキシよりは良好なフェノールノボラ
ック型エポキシの含量を増やし、 イ、テ1〜ラグリシジルジアミノジフェニルメタン10
〜50重量部 ロ、ビスフェノールA型エポキシ あるいは/また ビスフェノールF型エポキシ 30〜80重量部あるい
は/また フェノールノボラック型エポキシ ハ、トリグリシジルーm−アミノフェノールあるいは/
また     0〜30重量部1〜リグリシジル−p−
アミンフェノール計 100重量部 の組成か好ましい。
特に、テ1〜ラグリシジルジアミノジフェニルメタンの
含量を50重量部より低くすることは繊維軸と垂直な方
向の引張伸度を大きくすることに効果が大きい。
これらの樹脂ではさらにビスフェノールA型樹脂として
はエポキシ当量が195以下の低分子量タイプの樹脂が
好ましく、さらには純粋なジグリシジルビスフェノール
Aに近いものほど好ましい。
そのことにより、樹脂組成物の粘着性を高くすることが
出来る。
また同様な理由により、フェノールノボラック型エポキ
シとしては、低分子量タイプのエポキシ(例えば油化シ
ェルエポキシ(株)製エピコート152〉が好ましい。
本発明に用いられるエポキシ硬化剤は、3,3−DDS
である。広く用いられる4、4’−DDSではなく、そ
の異性体を用いるところに本発明の特徴がある。この3
.3’−DDSは4,4°−DDSに比較してエポキシ
樹脂への溶解性が高く、反応性が高いため昇温時の粘度
低下を少なくし、最低粘度を高く保つ効果があることが
、本発明において確認された。反応を早める目的では、
一般には硬化触媒が用いられるが、この場合、プリプレ
グのライフを減少さけたり、物性を悪化させるとこが知
られており、本発明では、そのような問題を回避するこ
とかできる。
3.3’−DDSは、これまでにも一部には、エポキシ
硬化剤として用いられてきたが、最低粘度の上昇を目的
に検討されたことはなく、本発明において、初めてその
効果が明らかにされるものである。
硬化剤は、エポキシ基に対して、アミンの活性水素か、
モル比で1:0.5〜1.5であればよい。
本発明に用いる熱可塑性樹脂は、ガラス転移温度(To
)が100℃以上の熱可塑性樹脂である。
ざらに、耐熱性を高めるため好ましくは、150°C以
上であることが望まれる。主鎖中に302基を有するポ
リマーや、ポリアミドイミド、ポリイミドは、特に好ま
しい。これら、熱可塑性樹脂をエポキシ樹脂にブレンド
する手法はすでに例えば特公昭46−17067などに
より公知である。
これら熱可塑性樹脂は、樹脂組成物が20ポイズ以上の
最低粘度を有するためはに組成物全体に対して、10重
量%以上であることが必要である。
粘度挙動は、コーンプレート式回転粘度計必るいは、B
型粘度訓を用いて測定できる。昇温速度は、1〜4°C
から選択できる。
以下、実施例によりざらに詳細に本発明を説明する。
U実施例1 実施例1および、比較例1.2 表1に示される組成のエポキシ樹脂と熱可塑性樹脂を、
所定母秤量し、ニーダ−にて150℃に加熱し均一混合
させる。その後、60℃に冷却し、所定量硬化剤を加え
、完全に均一になるように諌リ、室温まで冷却し、以下
の検討に用いた。以降は、実施例1、比較例1,2とい
った名称は、表1の組成物を表現するものとする。
表1中の成分で、ELM434は住友化学工業(株)か
ら、EP152とEP828は油化シェルエポキシ(株
)から、入手したエポキシ樹脂である。3,3°−DD
Sは三井東圧ファイン(株)から、また、4.4’−D
DSは、住友化学工業(株)から入手した。また、PE
Sは三井東圧(株)から入手した、ピクトレックスPE
55003Pである。
粘度は、コーンプレート型粘度削を用いて、毎分]、5
°Cの昇温速度で測定した。結果は表2に示した。実施
例1と比較例1の粘度曲線を第1図に示した。
ニーダ−で作成した樹脂をシリコン離型剤を塗布した離
型紙に均一に押し広げ、炭素繊維クロスとして、トレカ
クロス#7373 (東しく株)商標)を用いて先に作
製した離型紙上の樹脂を転写して、プリプレグとし、こ
のプリプレグの品位を判定した。この時、プリプレグ中
の樹脂含量が41重口%となるように樹脂量を調整した
このプリプレグを4枚積層して、プレスを用いて、4に
1層の加圧下で、180℃x10分のフローテストを行
ない、その際の樹脂のフロー(しみ出した樹脂の割合)
を測定した。その結果を表2に示す。
表2および図1から、3,3°−DDSは、4,4°−
DDSより反応性が大きいため樹脂フローを少なくする
効果があることがわかる。また比較例1では、樹脂フロ
ーが大きいため、プレスの中でプリプレグが動いてその
ためにCF(炭素繊維)の配列が乱れた。実施例1と比
較例2ではそのような乱れは、生じなかった。プリプレ
グの品位は3段階で表現したが、ポリエーテルスルホン
を27重量部加えた比較例φでは、実用に足りるような
品位を備えたプリプレグは得られなかった。
このように、3,3°−DDSを用いることによりプリ
プレグの品位を保ちながら、最低粘度が20ボイズ以上
の樹脂フローを充分に制御したエポキシ樹脂組成物を得
ることができた。
[発明の効果] 本発明による樹脂組成物を用いることにより、■ 樹脂
フローを小さくすることができ、大型品の成形や、プレ
スによる成形を良好に行なうことができる。
■ 得られるプリプレグの品位が良好である。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1に係る樹脂組成物の粘度と温度の関係
を示すグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次の[1]、[2]、[3]を必須成分として含
    み、なおかつ昇温時の最低粘度が、20ポイズ以上であ
    ることを特徴とするプリプレグ用樹脂組成物。 [1]A成分:エポキシ樹脂 [2]B成分:3,3′−ジアミノジフェニルスルホン [3]C成分:ガラス転移温度が、100℃以上の熱可
    塑性樹脂 ただし、各成分は、重量で以下の関係式を満たす。 0.1<C/(A+B+C)
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