JPS62139969A

JPS62139969A - エンジンの燃料噴射装置

Info

Publication number: JPS62139969A
Application number: JP28159185A
Authority: JP
Inventors: Masaaki Michizoe; 道添　正章
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1985-12-13
Filing date: 1985-12-13
Publication date: 1987-06-23
Also published as: JPH0262701B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、燃料噴射式エンジンにおける燃料噴射装置に
関する。

（従来技術）従来、燃料噴射式エンジンでは、クランク軸の回転に連
動するカムで燃料噴射ポンプを作動させ、燃料噴射ポン
プで加圧された燃料を燃料噴射ノズルに供給するように
している。

また、燃料噴射ポンプから燃料噴射ノズルまでの道中で
の圧力降下を防止するために、燃料噴射ポンプを燃料噴
射ノズ′ルに一体に組付けたユニットインンエクタを使
用しているものもある。この場合においてら、燃料噴射
ポンプはクランク軸の回転に連動するカムで直接又は間
接的に駆動するように（Ｉη成してあっｊこ。

（解決しようとする問題点）従来の燃料噴射装置では、燃料噴射ポンプをクランク軸
の回転に連動させていたことから、クランク軸の回転を
燃料噴射ポンプの駆動機構に正鐘なタイミングで伝達し
なければならず、その伝達系を高精度に形成しなければ
ならないという問題があった。

また、クランク軸の回転により燃料を噴射するようにし
ていることから、エンジン始動捏作時やエンジン停止繰
作時に燃焼室を減圧操作した場合でも、クランク軸の回
転に連動して燃料を噴射することになるから、燃料の無
駄な消費が多いという欠点らある。

（問題点を解決する手段）本発明は、燃焼室内の圧力を利用°して燃料の噴射を行
うようにしだらので、その具体的な構造として、シリン
ダヘッドやピストン等の燃焼室を構成するエンジン構造
体に燃料噴射器を固定し、燃料噴射器内にプランジャ式
ポンプや燃料噴射時期指令弁等の加圧燃料注入器と燃焼
室内の圧力で作動する受圧作動器とを位置させ、加圧燃
料注入器を受圧作動器で作動可能に構成し、受圧作動器
の受圧入力部を燃料噴射器の先端部で燃焼室に臨ませて
設けたことを特徴としている。

（作　用）本発明では、加圧燃料注入器を作動させる受圧作動器の
受圧入力部を燃料噴射器の先端部で燃焼室に臨ませて設
けであることから、燃焼室の内圧が所定圧以上に昇圧す
ると、加圧燃料注入器が作動して、燃料噴射器から高圧
燃料を燃焼室に噴射することになり、燃焼室の内圧が十
分昇圧しない状態では、燃料の噴射をカットすることに
なる。

（実施例）第１図は要部の縦断面図、第２図は燃料噴射器の縦断面
図である。

図１こおいて、（１）はピストン、（２）はシリンダブ
ロック、（３）はシリンダヘッドであり、ピストン（］
）の上面（４）とシリンダブロック（２）の内周面（５
）及びシリンダヘッド（３）の下面（６）とで燃焼室（
７）が形成される。

シリンダヘッド（３）には燃料噴射器（８）がその先端
部を燃焼室（７）に臨ませた状態で固着しである。

燃料噴射器（８）は第２図に示すように、先端面開放状
の筒体で形成したケーシング（９）内にノズル筒（１０
）を同心状に位置させ、ノズル筒（１０）の外周面とケ
ーシング内周面との開の空間下部に三枚の区画板（ｌｉ
）（１２）（第３）を配置することにより二つの密閉室
（１４）（１５）を形成しである。最下部に位置する区
画板（１１）は燃焼室（７）に臨んでおり、この区画板
（１１）で燃焼室（７）内の圧力を受圧するようにしで
ある。中間に位置する区画板（１２）は先端区画板（１
１）と適当な間隔をへだでて配置しである。

最奥部に位置する区画板（第３）はノズル筒（１０）に
対しては相対移動可能な状態でケーシング（！〕）に固
定されている。

先端区画板（１１）と中間区画板（１２）はケーシング
（９）の内周面及びノズル筒（１０）の外周面を液密状
に摺動するようにしである。また、先端区画板（１１）
と中間区画板（１２）とで形成される第一密閉室（１４
）にはケーシング（９）に透設された冷却水通路（１６
）を介して冷却水が供給されるようになっており、この
第一密閉室（１４）内の冷却水を圧力伝達媒体として、
先端区画板（１１）の移動を中間区呻板（１２）に伝達
するように構成しである。これにより、燃料噴射器（８
）の先端部に先端区画板（１１）を受圧入力部（Ｉ）と
する受圧作動器＜Ｍ）が構成されることになる。

中間区画板（１２）の／ズル筒挿嵌部は筒ボス（１７）
で形成されており、その筒ボス（１７）が＠奥区画板（
第３）に向けて突出している。また、最奥区画板（第３
）からは、中間区画板（１２）の筒ボス（１７）に液密
状に外嵌する筒壁（１８）が中間区画壁（１２）に向け
て一木に形成されおり、筒壁（１８）が筒ボス（１７）
に外嵌した状態で筒ボス（１７）をプランジャ部とする
プランジャポンプ（１９）を構成している。

−力、中間区画板（１２）と最奥区画板（第３）とで形
成される第二ｖｒＡ室（１５）には燃料が燃料供給ポン
プ（図外）からケーシング（９）に透設された燃料導入
路（２０）を経て供給されるようになっている。そして
、この第二密閉室（１５）とプランジャポンプ（１９）
の加圧室（２１）とは最奥区画板（第３）の筒壁（１８
）に形成した燃料連通路（２２）で連通している。

ノズル筒（１０）内には噴射圧設定バネ（２３）で開弁
圧が設定されている燃料噴射用ニードル弁（２４）が配
置してあり、ノズルＩ’ｉ！（１０）内のニードル弁室
（２５）は加圧室（２１）にノズル筒（１０）の側壁に
形成した燃料圧入通路（２６）で連通されている。

燃料連通路（２２）と燃料圧入通路（２６）とは、中間
区画板（１２）の移動方向で位相を換えて形成してあり
、燃料連通路（２２）が燃料噴射器（８）の先端側に位
置している。

ｆＴｓ２図中符号（２７）は中間区画板（１２）を先端
区画板（１１）側に付勢している復帰バネである。

上述の構成からなる燃料噴射器（８）では、燃焼室（７
）内の圧力を受けて作動する受圧作動！（Ｍ）でプラン
ジャポンプ（１９）を駆動するようになるので、第一密
閉室（１４）内の燃料は、加圧室（２１）を経てニード
ル弁室（２５）に流入し、燃焼室（７）内の圧力」１昇
に連動して作動するプランジャポンプ（１９）により加
圧され、ニードル弁室（２５）の圧力が噴射圧設定バネ
（２３）の閉す１′−バ°ネカよりも大きくなるとニー
ドル弁（２４）か開弁じて燃料を燃焼室（７）に噴射゛
ｒることになる。つまり、本実施例では、プランジャポ
ンプ（１９）で加圧燃料注入器（Ｐ）を構成している。

第３図は変形例を示す要部縦断面図であり、これは、前
記実施例における先端区画板（１１）と中間区画板（１
２）とをノズル筒（１０）から一体に連出し、燃焼室（
７）内の圧力を受けてノズル筒を昇降させるようにした
ものである。

第４図は別の変形例を示し、これは、前記第一実施例に
おける第一密閉室（１４）を上半部が小径となる段付室
に形成し、この第一密閉室（１４）内にスライダ（２８
）を上部が小径室（２９）に内嵌するとともに下部が大
径室（３０）に内嵌する状態で配置することにより、燃
焼室（７）内の圧力を増圧して中間区画板（１２）に作
用させるようにしたものである。

第５図は本考案の別実施例を示し、これは、ノズル筒（
１０）の先寄り部がらケーシング（９）の内周面を出退
移動可能な状態で先端区画板（１１）を一体に連出し、
ケーシング（９）の内で先端区画板（１１）よりも上側
に中間区画板（１２）と最奥区画板（第３）を適当間隔
へだてて配置し、最奥区画板（第３）と中間区画板（１
２）とを縦壁で連結することにより一体化させ、この両
区画板（１２）（第３）で形成される第二密閉室（１５
）を燃料チャンバーに形成し、中間区画板（１１）と最
奥区画板（第３）との連結縦壁とノズル筒（１０）とに
燃料連通孔（３０）（３１）をそれぞれ透設し、燃焼室
（７）内の圧力を先端区画板（１１）に作用させてノズ
ル筒（１０）を押し上げることにより、副燃料連通孔（
３０）（３１）が連通している間だけ燃料をニードル弁
室（２５）に流入させるようにしたものである。

この場合、中間区画板（１２）及び最奥区画板（第３）
を連結している縦壁とノズル筒（１０）とで燃料噴射時
期指令弁（３２）を構成することになる。なお、本実施
例の場合には、燃料チャンバー（２９）に高圧に加圧し
た燃料を供給することが必要となる。

本例の場合、先端区画板（１１）が受圧入力部（１）と
なり、燃料噴射時期指令弁（３２）が加圧燃料注入２：
ｉ　（Ｐ　）となり、ノズル筒（１０）が受圧作動器（
Ｍ）となる。

上記各実施例では、燃料噴射器（８）をシリンダヘッド
（３）に固定するものについて述べたが、燃料噴射器（
８）をピストン（１）に固定し、その先端部（９）をピ
ストン（１）の上面から燃焼室（７）に臨　　　　　′
ませるようにしてもよい。

（効　果）本発明の燃料噴射装置は、燃焼室の内圧によって燃料の
噴射タイミングを設定するようにしているから、エンジ
ン始動操作時やエンジン停止操作１、′ｉ＋に燃焼室を
減圧させた際には、加圧燃料注入器が作動せず、燃料を
噴射することがない。これにより、燃料を無駄に消費す
ることがなくなる。

また、燃料噴射のタイミングは燃焼室の圧力で決まるう
え、受圧作動器ら加圧燃料注入器も燃料噴射２：；内に
組込まれ、受圧作動器の受圧入力部が燃料噴射器の先端
面に形成されていることから、燃料噴射機構が簡素化す
ることになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は要部の縦断面図、第２図は燃料噴射器の縦断面
図、第３図及ＶｆｐＪ４図は変形例の要部縦断面図、第
５図は別実施例の要部縦断面図である。１・・・ピストン、　　　　　３・・・シリダヘッド、
７・・・燃焼室、　　　　　８・・・燃料噴射器、１９
・・・プランジャポンプ、３２・・・燃料噴射時期指令
弁、Ｐ・・・加圧燃料注入器、　Ｍ・・・受圧作動器、
■・・・受圧入力部。補２図感３図慕４図

Claims

【特許請求の範囲】１、燃焼室（７）を構成するエンジン構造体に燃料噴射
器（８）を固定し、燃料噴射器（８）内に加圧燃料注入
器（Ｐ）を設け、加圧燃料注入器（Ｐ）を受圧作動器（
Ｍ）で作動可能に構成し、受圧作動器（Ｍ）を燃料噴射
器（８）内に設け、受圧作動器（Ｍ）の受圧入力部（Ｉ
）を燃料噴射器（８）の先端部に設けることによりエン
ジンの燃焼室（７）に臨ませたことを特徴とするエンジ
ンの燃料噴射装置２、燃料噴射器（８）をシリンダヘッド（３）に固定し
た特許請求の範囲第１項に記載したエンジンの燃料噴射
装置３、燃料噴射器（８）をピストン（１）に固定した特許
請求の範囲第１項に記載したエンジンの燃料噴射装置４、加圧燃料注入器（Ｐ）がプランジャ式ポンプ（１９
）である特許請求の範囲第１項〜第３項のうちいずれか
一項に記載したエンジンの燃料噴射装置５、加圧燃料注入器（Ｐ）が燃料噴射時期指令弁（３３
）である特許請求の範囲第１項〜第３項のうちいずれか
一項に記載したエンジンの燃料噴射装置