JPS6213984Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6213984Y2
JPS6213984Y2 JP1980073634U JP7363480U JPS6213984Y2 JP S6213984 Y2 JPS6213984 Y2 JP S6213984Y2 JP 1980073634 U JP1980073634 U JP 1980073634U JP 7363480 U JP7363480 U JP 7363480U JP S6213984 Y2 JPS6213984 Y2 JP S6213984Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
lid
hard plate
plate
joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1980073634U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56175488U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1980073634U priority Critical patent/JPS6213984Y2/ja
Publication of JPS56175488U publication Critical patent/JPS56175488U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6213984Y2 publication Critical patent/JPS6213984Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 この発明は、蓋付タンクの改良に関するもので
ある。
タンク等の大形液体容器を、周縁に接合縁を備
えた単位板を多数接続して組立てることは、既に
行なわれている。しかし、このようなタンクに液
体を満たすと、地震の際に内部の液体を動揺し、
その衝撃によつてタンク壁が破壊されるおそれが
あつた。この欠点を改善するための1つの方法と
して、複数個の単位板を接合縁が内側へ向くよう
に並べてタンクの蓋を構成し、接合縁からゴム板
のような可撓性板をタンク内へ垂下させることが
提案された(実開昭52−110611号)。
ところが、この提案に従つて実際にタンクを作
つてみると、可撓性板が動水圧の衝撃を受けたと
きにたやすく撓むので、衝撃を防ぐという効果が
ほとんど得られなかつた。そればかりでなく、
元々組立式の蓋は撓み易いものであるのに、蓋か
ら可撓性板を吊したために、さらに蓋が撓み易く
なるという欠点を生じた。また、可撓性板を固定
するに際しては、可撓性板がタンク内に突出する
接合縁にボルトで固定されたので、ボルトに錆を
生じ、それによつてタンク内液体が汚染されると
いう欠点があつた。この考案は、上記の欠点を改
善するためになされたものである。
すなわち、この考案は、基板の周縁に同一側へ
起立する接合縁を設けてなる単位板を、複数個並
べて蓋としたタンクにおいて、接合縁をタンクの
外側へ向け、接合縁間に硬質板を挟み、硬質板の
少なくとも表面を合成樹脂で構成し、硬質板をタ
ンク内へ垂下させて、下端を液面下に位置させ、
硬質板を蓋の一端から他端まで連続させてなる、
蓋付タンクである。
この考案に係る蓋付タンクを、図面に基いて説
明すると次の通りである。第1図は、この考案に
係る蓋付タンクの一例を示す断面図である。第2
図は、第1図のA−A線における断面図である。
第3図は、第1図に示したタンクにおける蓋の継
目の拡大断面図である。
第1図および第2図において、タンクの蓋が、
単位板1Aおよび1Bから構成されている。単位
板1Aおよび1Bは、何れも基板11の周縁に接
合縁12を設けたことを、基本構造としている。
接合縁12は、タンクの外側へ向けられている。
接合縁12間に、硬質板2が挟まれている。硬質
板2の少なくとも表面は、合成樹脂で構成されて
いる。硬質板2の下部は、タンク内へ垂下し、下
端がタンク内液面Wの下に位置している。この硬
質板2が、第2図に示すように、蓋の一端から他
端まで連続している。このように構成されたもの
が、この考案に係る蓋付タンクである。
上記の蓋付タンクをさらに詳しく説明すると、
単位板1Aは、基板11が直角四辺形状をなし、
対向2辺が弧状にわん曲している。単位板1B
は、基板が直角四辺形状をなし、1辺のみが弧状
にわん曲している。接合縁12は、何れも基板面
から直立している。接合縁12が互いに当接され
ている部分では、一方の接合縁の先が折曲され、
他方の接合縁の先端を覆つている。接合縁12と
硬質板2間には、第3図に示すように、パツキン
3が挟まれ、これらがボルト4により継付けられ
ている。タンクの側壁および底は、単位板1Cか
ら組立てられている。単位板1Cは、直角四辺形
の基板11の四周に接合縁12を設けたものであ
る。基板11には、凹凸を設けることができる。
上記各単位板は、鉄または強化合成樹脂で作るの
が滴当である。
上記硬質板2としては、金属(例えば鉄)で作
られた板の表面に、合成樹脂(例えばナイロン1
1、ナイロン12等)を塗付または焼付けたも
の、または全体が合成樹脂(ガラス繊維、金属多
孔体等の補強材を含んでいてもよい)から作られ
たものが適当である。硬質板2は、板面を垂直方
向に向けている。蓋が長方形の場合には、硬質板
2の板面は蓋の長手方向に対して直交する方向に
向かうことが望ましい。板面には、規則的または
不規則的な凹凸模様を設けることができる。な
お、硬質板の下端をタンクの底の近傍まで及ばせ
て、整流壁としての役目をもたせてもよい。
この考案に係る蓋付タンクは、基板の周縁に接
合縁を設けてなる単位板から蓋を構成したタンク
において、接合縁をタンクの外側へ向けたので、
接合縁間に硬質板を挟みボルトのようなもので固
定したとき、ボルトが錆びない。また、硬質板
は、少なくとも表面が合成樹脂から構成したの
で、腐食されることがない。さらに、硬質板の下
部をタンク内へ垂下させ、下端をタンク内の液面
下に位置させたので、地震による動水圧の伝わり
が防がれ、動水圧の衝撃が直接側壁をおそわな
い。しかも、硬質板を蓋の一端から他端まで連続
させたので、蓋の撓みが防がれる。それ故、蓋を
支持するための支柱を省くか、または少なくする
ことができる。上記のように、この考案は、数多
くの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の蓋付タンクの一例を示す
断面図、第2図は、第1図のA−A線における断
面図、第3図は、第1図のタンクにおける蓋の継
目の拡大断面図である。 各図において、1Aないし1cは単位板、2は
硬質板、3はパツキン、4はボルト、11は基
板、12は接合縁、Wは液面である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基板の周縁に同一側へ起立する接合縁を設けて
    なる単位板を、複数個並べて蓋としたタンクにお
    いて、接合縁をタンクの外側へ向け、接合縁間に
    硬質板を挟み、硬質板の少なくとも表面を合成樹
    脂で構成し、硬質板をタンク内へ垂下させて、下
    端を液面下に位置させ、硬質板を蓋の一端から他
    端まで連続させてなる、蓋付タンク。
JP1980073634U 1980-05-27 1980-05-27 Expired JPS6213984Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980073634U JPS6213984Y2 (ja) 1980-05-27 1980-05-27

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980073634U JPS6213984Y2 (ja) 1980-05-27 1980-05-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56175488U JPS56175488U (ja) 1981-12-24
JPS6213984Y2 true JPS6213984Y2 (ja) 1987-04-10

Family

ID=29436426

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980073634U Expired JPS6213984Y2 (ja) 1980-05-27 1980-05-27

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6213984Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5423212A (en) * 1977-07-22 1979-02-21 Nissho Kogyo Kk Construction of middle partition for panel tank

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5757036Y2 (ja) * 1976-02-19 1982-12-07

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5423212A (en) * 1977-07-22 1979-02-21 Nissho Kogyo Kk Construction of middle partition for panel tank

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56175488U (ja) 1981-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6213984Y2 (ja)
US2820228A (en) Bathtub with reinforcing means
US4279966A (en) Pressure resistant square panel
US3445866A (en) Swimming pool construction
JPS5850791Y2 (ja) 仕切壁を備えた容器
JPS6318621Y2 (ja)
JPS6126223Y2 (ja)
JPH0868081A (ja) 組立式貯液槽用仕切板
JPH0411994Y2 (ja)
JPS6226394Y2 (ja)
JPH027835Y2 (ja)
JPS6140714Y2 (ja)
JPS6015779B2 (ja) 防蝕カバ−構造
JPH0411995Y2 (ja)
JPS6025470Y2 (ja) 建物の外壁体
JPS627595Y2 (ja)
JP3004195U (ja) 覆工板
JPH024953Y2 (ja)
JP3007140U (ja) タンクの構造
JPS6211834Y2 (ja)
JPH0612385Y2 (ja) 熱交換器
JPS63311B2 (ja)
JPS604949Y2 (ja) 貯水槽
JPS5911100Y2 (ja) 組立式容器
JPH0411997Y2 (ja)