JPS62138358A - 誘電磁器組成物 - Google Patents
誘電磁器組成物Info
- Publication number
- JPS62138358A JPS62138358A JP60277707A JP27770785A JPS62138358A JP S62138358 A JPS62138358 A JP S62138358A JP 60277707 A JP60277707 A JP 60277707A JP 27770785 A JP27770785 A JP 27770785A JP S62138358 A JPS62138358 A JP S62138358A
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- JP
- Japan
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- point
- sample
- composition
- dielectric
- lead
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- Pending
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- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Ceramic Capacitors (AREA)
- Inorganic Insulating Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、コンデンサー及び電歪素子の材料として用い
られ、焼結温度が低く、シかも高誘電率である誘電磁器
組成物に関する。
られ、焼結温度が低く、シかも高誘電率である誘電磁器
組成物に関する。
〈従来技術〉
電子部品の小型化、高周波化及び高信頼化に対応するコ
ンデンサーとして、積層型セラミックコンデンサーが知
られている。
ンデンサーとして、積層型セラミックコンデンサーが知
られている。
従来の前記積層型セラミックコンデンサーは、チタン酸
バリウム等の高、誘電体磁器組成物を薄くシート状にし
たものに、Pt 、 Pd−Pt等の高温安定性の良い
貴金属ペーストを印刷して電極とし、このシートを多数
層積み重ねて、しかる後に焼結し、さらに前記磁器層(
コンデンサ素体)の各電極を電気的並列に接続し得るよ
うに、外部電極を設けて構成される。
バリウム等の高、誘電体磁器組成物を薄くシート状にし
たものに、Pt 、 Pd−Pt等の高温安定性の良い
貴金属ペーストを印刷して電極とし、このシートを多数
層積み重ねて、しかる後に焼結し、さらに前記磁器層(
コンデンサ素体)の各電極を電気的並列に接続し得るよ
うに、外部電極を設けて構成される。
〈発明が解決しようとする問題点〉
ところで、前記した電子部品の小型化に対応するために
は、コンデンサ素体のa層数は、できるだけ少ないこと
が望ましい、このため、コンデンサ素体の静電容量を大
きくするために、前記磁器組成物の誘電率はできるだけ
高いことが要求される。
は、コンデンサ素体のa層数は、できるだけ少ないこと
が望ましい、このため、コンデンサ素体の静電容量を大
きくするために、前記磁器組成物の誘電率はできるだけ
高いことが要求される。
また、積層型セラミンクコンデンサーの形成に際して、
前記したように従来の磁器組成物を用いた場合には13
00℃以上の高温で焼結しなければならず、電極は高温
安定性の°良い貴金属ペーストが必要であり、高価なも
のとなっている。そこで、低温焼結が可能となれば、N
i 、 Go 、 Fe等の廉価な導電性材料で電極を
形成することができるおこのため、1100℃以下の低
温で焼結することが可能なコンデンサ材料が望まれてい
る。
前記したように従来の磁器組成物を用いた場合には13
00℃以上の高温で焼結しなければならず、電極は高温
安定性の°良い貴金属ペーストが必要であり、高価なも
のとなっている。そこで、低温焼結が可能となれば、N
i 、 Go 、 Fe等の廉価な導電性材料で電極を
形成することができるおこのため、1100℃以下の低
温で焼結することが可能なコンデンサ材料が望まれてい
る。
また電歪素子としても、その歪量を増すために高誘電率
であり、しかも前記と同様の課題から低温焼結が可能な
材料が望まれている。
であり、しかも前記と同様の課題から低温焼結が可能な
材料が望まれている。
このほか、前記した積層型のコンデンサ、電歪素子に限
定されず、高誘電率で、低焼結温度の誘電磁器組成物は
、種々の理由によって期待されるところである。
定されず、高誘電率で、低焼結温度の誘電磁器組成物は
、種々の理由によって期待されるところである。
本発明は、かかる要請に対応し、高誘電率を有し、しか
も低温焼結が可能な誘電磁器組成物の提供を目的とする
ものである。
も低温焼結が可能な誘電磁器組成物の提供を目的とする
ものである。
く問題点を解決するための手段〉
第一の発明は、ニッケル会ニオブ酸鉛、チタン酩鉛、鉄
拳タングステン酸鉛の三成分からなる磁器組成物であっ
て、 その組成式を x [Pb(Ni、gNblo3] e y [Pb
TiO3] ” Z [Pb (FeiWH)O] (ただしX + y + z = 1.00)であらわ
したとき、第1図に示す三成分の状態図において。
拳タングステン酸鉛の三成分からなる磁器組成物であっ
て、 その組成式を x [Pb(Ni、gNblo3] e y [Pb
TiO3] ” Z [Pb (FeiWH)O] (ただしX + y + z = 1.00)であらわ
したとき、第1図に示す三成分の状態図において。
x=0.83. y=0.15. z=0.02 の
点ax=0.45. y=0.15. z=0.40
の点bx = 0.20. y =0.30. z
=0.50 の点cx = 0.50 、 y =
0.40 、 z = 0.10 (1)点dx=0
.58. y=0.40. z=0.02 の点eを
IIIIJ次結んだ多角形a、b、c、d、eの組成範
囲内にある誘電磁器組成物である。
点ax=0.45. y=0.15. z=0.40
の点bx = 0.20. y =0.30. z
=0.50 の点cx = 0.50 、 y =
0.40 、 z = 0.10 (1)点dx=0
.58. y=0.40. z=0.02 の点eを
IIIIJ次結んだ多角形a、b、c、d、eの組成範
囲内にある誘電磁器組成物である。
また第二の発明は、前記組成物を基本組成とし、該組成
物に二酸化マンガンを0.1重量%以下含有させてなる
誘電磁器組成物である。
物に二酸化マンガンを0.1重量%以下含有させてなる
誘電磁器組成物である。
く第一発明の実施例〉
・試料
出発原料として高純度のPbO、NiC0ff 、 N
b 05TiO、Fe 03 、 WO3を用い、第−
表及び添付図面中に打点される試料A−Z組成が得られ
るように秤量し、これをアルミナのボットミルで乾式に
よる一次粉砕及び混合を施した後、大気中800〜83
0 ’Cで2時間仮焼する。さらにこの仮焼物に適量の
有機バインダと水を加え、再びボットミルを用い、16
時間の二次粉砕及び混合を施した後、噴霧乾燥によって
造粒する。この整粒された原料粉末を1000 Kg/
am’のプレス圧で30m■φX 1 matの円板状
に成形する0次にこの成形体を700℃下で2時間、バ
インダー抜きを行った後、大気中850〜1200℃で
2時間焼成する。最後に、この焼成体の表裏面に、銀電
極を720℃で焼付け、誘電体試料とする。
b 05TiO、Fe 03 、 WO3を用い、第−
表及び添付図面中に打点される試料A−Z組成が得られ
るように秤量し、これをアルミナのボットミルで乾式に
よる一次粉砕及び混合を施した後、大気中800〜83
0 ’Cで2時間仮焼する。さらにこの仮焼物に適量の
有機バインダと水を加え、再びボットミルを用い、16
時間の二次粉砕及び混合を施した後、噴霧乾燥によって
造粒する。この整粒された原料粉末を1000 Kg/
am’のプレス圧で30m■φX 1 matの円板状
に成形する0次にこの成形体を700℃下で2時間、バ
インダー抜きを行った後、大気中850〜1200℃で
2時間焼成する。最後に、この焼成体の表裏面に、銀電
極を720℃で焼付け、誘電体試料とする。
・第一の発明に関する結果
前記手段により試料を形成し、各試料の特性を調べた結
果、その配合組成に対応して第−表のようになった。
果、その配合組成に対応して第−表のようになった。
なお、表の誘電率ε及び誘電損失tanδは、周波数I
KHz 、IVrms 、25°Cの条件で測定した。
KHz 、IVrms 、25°Cの条件で測定した。
また比抵抗は、直流500Vを1分間印加して測定した
絶縁抵抗と、試料の焼成後の寸法により算出した。
絶縁抵抗と、試料の焼成後の寸法により算出した。
以下余白
第1表
゛前夫により明らかなように、添付の状態図で示される
本発明の範囲内の誘電磁器組成物(試料A〜P)は、誘
電率εが大きく、しかも焼結温度が低い。
本発明の範囲内の誘電磁器組成物(試料A〜P)は、誘
電率εが大きく、しかも焼結温度が低い。
く第一発明の限定理由〉
第一発明の組成は、焼成温度が1100°C以下であり
、誘電率εが2000以上であるとともに、誘電損失t
anδが5%以下である条件を満たす範囲によって限定
されるものである。
、誘電率εが2000以上であるとともに、誘電損失t
anδが5%以下である条件を満たす範囲によって限定
されるものである。
従って、各成分は前記した実験により次の理由で範囲限
定される。
定される。
イ) pb(旧y3Nbd03 (x)を0.20〜0
.83にした理由Xが0.20未満では試料Yのように
誘電率が2000未満で、かつ誘電損失tanδが5%
を越えることとなって前記条件を満たさず、また0、8
3を越えると、試料Vのように焼成温度が高く、前記条
件を満たさない。
.83にした理由Xが0.20未満では試料Yのように
誘電率が2000未満で、かつ誘電損失tanδが5%
を越えることとなって前記条件を満たさず、また0、8
3を越えると、試料Vのように焼成温度が高く、前記条
件を満たさない。
口) PbTi0+ (V )を0.15〜0.40に
した理由yが0.15未満では試料v、Wのように焼成
温度が高く、前記条件を満たさず、また0、40を越え
ると、試料S、T、Uのように誘電率ε及び誘電損失t
anδが前記条件を満たさない。
した理由yが0.15未満では試料v、Wのように焼成
温度が高く、前記条件を満たさず、また0、40を越え
ると、試料S、T、Uのように誘電率ε及び誘電損失t
anδが前記条件を満たさない。
ハ) Pb (F+45Wy3)03 (Z )を0.
02〜Q、、50にした理由2が0.02未満では試料
Zのように焼成温度が高く、前記条件を満たさず、また
0、50を越えると、試料Xのように誘電損失tanδ
が悪く、前記条件を満たさない。
02〜Q、、50にした理由2が0.02未満では試料
Zのように焼成温度が高く、前記条件を満たさず、また
0、50を越えると、試料Xのように誘電損失tanδ
が悪く、前記条件を満たさない。
く第二発明の実施例〉
・試料
出発原料として高純度のPbQ 、 N1CQi 、
Nb20sTi02 、 Fe2O3,WO3、MnO
2を用い、これを第二表に示す組成になるよう所定量秤
取して、前述の実施例と同一工程及び同一条件で製作し
たものを誘電体試料とした。
Nb20sTi02 、 Fe2O3,WO3、MnO
2を用い、これを第二表に示す組成になるよう所定量秤
取して、前述の実施例と同一工程及び同一条件で製作し
たものを誘電体試料とした。
・第二の発明に関する結果
各試料の特性を調べた結果、その配合組成に対応して第
二表のようになった。
二表のようになった。
ここで、試料1〜5までのものは、いずれも、その組成
を前記試料Hと同じくし、試料1は二酸化マンガンを0
.1重量%添加したもの、試料2は同じ< 0.05重
星形添加したもの、試料3は同じく0.2重量%添加し
たもの、試料4は同じ<0.3重量%添加したもの、試
料5は同じ<0.5重量%添加したものである。また試
料6はその組成を前記試料工と同じくし、試料7はその
組成を前記試料Jと同じくし、夫々二酸化マンガンを0
.1重量%添加したものである。
を前記試料Hと同じくし、試料1は二酸化マンガンを0
.1重量%添加したもの、試料2は同じ< 0.05重
星形添加したもの、試料3は同じく0.2重量%添加し
たもの、試料4は同じ<0.3重量%添加したもの、試
料5は同じ<0.5重量%添加したものである。また試
料6はその組成を前記試料工と同じくし、試料7はその
組成を前記試料Jと同じくし、夫々二酸化マンガンを0
.1重量%添加したものである。
以下余白
第2表
前夫により明らかなように、前記二酸化マンガンの添加
により、誘電損失tanδが顕著に低下した。また焼結
温度は、二酸化マンガンを添加しない場合と同じく、低
いことが示された。誘電率は、二酸化マンガンを添加し
ない場合に比して、若干低下するが、2000以上の高
誘電率であった。
により、誘電損失tanδが顕著に低下した。また焼結
温度は、二酸化マンガンを添加しない場合と同じく、低
いことが示された。誘電率は、二酸化マンガンを添加し
ない場合に比して、若干低下するが、2000以上の高
誘電率であった。
〈発明の効果〉
第一発明にかかる誘電磁器組成物は、前記実験例で明ら
かにしたように、焼結温度が低く、かつ誘電率εが大で
ある。
かにしたように、焼結温度が低く、かつ誘電率εが大で
ある。
また第二発明は、前記組成物の特性に重畳して、低い誘
電損失tanδを生じるものである。
電損失tanδを生じるものである。
このため、コンデンサーや電歪素子の材料として極めて
有用である。
有用である。
添付図面は、三成分の状態図を示す。
pb(N′/3Nb2/3)o。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)ニッケル・ニオブ酸鉛、チタン酸鉛、鉄・タングス
テン酸鉛の三成分からなる磁器組成物であって、 その組成式を x[Pb(Ni_1_/_3Nb_2_/_3)O]・
y[PbTiO_3]・z[Pb(Fe_2_/_3W
_1_/_3)O_3] (ただしx+y+z=1.00) であらわしたとき、これら三成分の状態図において、 x=0.83、y=0.15、z=0.02の点ax=
0.45、y=0.15、z=0.40の点bx=0.
20、y=0.30、z=0.50の点cx=0.50
、y=0.40、z=0.10の点dx=0.58、y
=0.40、z=0.02の点eを順次結んだ多角形a
、b、c、d、eの組成範囲内にある誘電磁器組成物。 2)ニッケル、ニオブ酸鉛、チタン酸鉛、鉄・タングス
テン酸鉛の三成分からなる磁器組成物であって、 その組成式を x[Pb(Ni_1_/_3Nb_2_/_3)O_3
]・y[PbTiO_3]・z[Pb(Fe_2_/_
3W_1_/_3)O_3] (ただしx+y+z=1.00) であらわしたとき、これら三成分の状態図において、 x=0.83、y=0.15、z=0.02の点ax=
0.45、y=0.15、z=0.40の点bx=0.
20、y=0.30、z=0.50の点cx=0.50
、y=0.40、z=0.10の点dx=0.58、y
=0.40、z=0.02の点eを順次結んだ多角形a
、b、c、d、eの組成範囲内の基本組成物に、二酸化
マンガンが添加されてなる誘電磁器組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60277707A JPS62138358A (ja) | 1985-12-09 | 1985-12-09 | 誘電磁器組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60277707A JPS62138358A (ja) | 1985-12-09 | 1985-12-09 | 誘電磁器組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62138358A true JPS62138358A (ja) | 1987-06-22 |
Family
ID=17587191
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60277707A Pending JPS62138358A (ja) | 1985-12-09 | 1985-12-09 | 誘電磁器組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62138358A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009116668A1 (ja) * | 2008-03-21 | 2009-09-24 | 学校法人明星学苑 | キャパシタ型蓄電池 |
-
1985
- 1985-12-09 JP JP60277707A patent/JPS62138358A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009116668A1 (ja) * | 2008-03-21 | 2009-09-24 | 学校法人明星学苑 | キャパシタ型蓄電池 |
JPWO2009116668A1 (ja) * | 2008-03-21 | 2011-07-21 | 学校法人明星学苑 | キャパシタ型蓄電池 |
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