JPS62138261A - サ−マルプリンタのサ−マルヘツド駆動方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、サーマルプリンタのサーマルヘッド駆動方法
に関し、特にサーマルヘッドの温度上昇を防止するのに
適した駆動方法に関するものである。

（従来技術） −ａに、サーマルプリンタは、縦１列に配設された複数
の発熱素子を備えたサーマルヘッドを有し、サーマルヘ
ッドを印字用紙に対して発熱素子の配列方向と直交方向
へ移動させるのと並行して上記発熱素子の全部又は一部
にパルス電圧を印加することにより、ドツトパターンで
感熱印字用紙に若しくは熱転写リボンを介して通常の印
字用紙に文字等を印刷するようになっている。

ところで、上記サーマルプリンタで形象等をベタ打ちで
グラフィックに印刷したり、表（テーブル）の横罫線を
印刷するような場合には、同一の発熱素子に繰返し連続
的にパルス電圧を印加して印刷することになる。　そし
て、このような連続的印字をかなりの高速で行なう場合
には、第６図に示すように発熱素子が十分に放熱しない
うちに次のパルス電圧が印加され、これを繰返すことに
なるので、発熱素子の温度が徐々に上昇し、印字の濃度
が徐々に濃くなって印字ムラが生じたり、印字中の発熱
素子の近傍の発熱素子の温度も上昇して印字の輪郭が不
明瞭（印字ボケ）になったり、温度上昇が著しくなると
発熱素子が破…するなどの問題が生しる。

そごで、特公昭５７−１１７８４号公報には、連続する
ドツトの先頭ドツト及び前後と連続しないドツトの印刷
には加熱パルスを印加し、連続するドツトの先頭以外の
ドツトの印刷には上記加熱パルスよりも低電力の保温パ
ルスを印加するようにしたサーマルヘッドの駆動方法が
記載されている。

（発明が解決しようとする問題点） 上記公報に記載されたサーマルプリンタのサーマルヘッ
ド駆動方法では、連続するドツトの先頭ドツトの印刷及
び前後に連続しないドツトの印刷時に印加する加熱パル
スと、連続するドツトの先頭以外のドツトの印刷時に印
加する保温パルスとは、印加タイミングもパルス幅も異
なっている関係上、プリンタの制御装置における加熱パ
ルスと保温パルスを発生させるための回路構成が非常に
複雑化するという問題がある。

特に、通常のサーマルプリンタのサーマルヘッド駆動回
路は、各発熱素子毎にパルス電圧の印加タイミング及び
パルス幅を制御し得るように構成されておらず、この種
サーマルプリンタに対しては前記のサーマルヘッド駆動
方法を適用するのが難しいという問題がある。

（問題点を解決するための手段） 本発明に係るサーマルプリンタのサーマルヘッド駆動方
法は、発熱素子が配列されたサーマルヘッドと印字用紙
とを相対移動させ、上記発熱素子にパルス電圧を印加し
て文字等をドツトパターンで印刷するサーマルヘッドの
駆動方法において、サーマルヘッドの移動方向に連続す
るドツトの先頭ドツトの印刷及び前後と連続しないドツ
トの印刷には、上記パルス電圧として複数のパルスから
なる加熱パルスを印加し、連続するドツトの先頭以外の
ドツトの印刷には、上記加熱パルスを構成するパルスの
数より少ない数のパルスからなる保温パルスを印加する
ものである。

（作用） 本発明に係るサーマルプリンタのサーマルヘッド駆動方
法においては、サーマルヘッドの移動方向に連続するド
ツトの先頭ドツトの印刷及び前後と連続しないドツトの
印刷にはパルス電圧として複数のパルスからなる加熱パ
ルスを印加するので、これらドツトの印刷時ガ熱素子は
印刷に必要な所定温度まで確実に加熱されることになる
。

これに対して、連続するドツトの先頭以外のドツトの印
刷にはパルス電圧として上記加熱パルスを構成するパル
スの数より少ない数のパルスからなる保温パルスを印加
するので、これらドツトの印刷特発熱素子は印刷に必要
な所定温度に略一定に保持され異常に温度上昇すること
がない。

（発明の効果） 本発明に係るサーマルプリンタのサーマルヘッド駆動方
法によれば、以上説明したようにサーマルヘッドの移動
方向に連続するドツトの先頭ドツトの印刷及び前後と連
続しないドツトの印刷時には加熱パルスを印加すること
により、発熱素子を印刷に必要な温度にまですばやく確
実に加熱できる一方、連続するドツトの先頭以外のドツ
トの印刷時には加熱パルスに比べて少ない数のパルスか
らなる保温パルスを印加することにより発熱素子を印刷
するのに必要な温度に確実に保持しつつ発熱素子が過熱
するのを確実に防止することが出来、これにより連続す
るドツトを印刷する場合における印字ムラや印字ボケや
サーマルヘッドの破損等を防ぐことが出来る。

そして、発熱素子の過熱が確実に防止されるので、加熱
パルスの電力を十分高めて印刷濃度を向上させることも
出来る。

（実施例） 以下、本発明に係るサーマルプリンタのサーマルヘッド
の駆動方法について図面に基いて説明する。

上記サーマルプリンタとしては、本実施例の場合例えば
１２Ｘ１２ドツトのドツトパターンで印刷していくシリ
アルプリンタであって、第１図に示すようにＹ１〜Ｙ１
２行の発熱素子１　（以下、素子という）が縦方向に１
列に配設されたサーマルヘッドを有するサーマルプリン
タを用いるものとして説明する。

上記サーマルプリンタのサーマルヘッドを駆動して用紙
に文字や線や形象等を印刷する場合、上記サーマルヘッ
ドを用紙に対して素子１の配列方向と直交方向へ移動さ
せるのと同期して、１２個の素子１の全部又は一部に選
択的にパルス電圧を印加して文字等をドツトパターンで
印刷していく。

第１図の右手部分には表（テーブル）等の縦線と横線と
をドツトパターンで印刷した例を示してあり、図示のよ
うな横線を印刷したり形象等をベタ打ちでグラフィック
に印刷する場合には、特定の素子ｌ　（第１図の場合、
Ｙ６と７７行の素子１）に連続的にパルス電圧が印加さ
れ、サーマルヘッドの移動方向に連続する多数のドツト
２Ａを形成することになる。

上記Ｙ６と７７行のように、サーマルヘッドの　。

移動方向に連続するドラ）２Ａを印刷する場合には、特
定の素子１にパルス電圧が連続的に印加される。　従っ
て、第６図に示すようにこれら素子１から十分放熱され
ないうちに次々とパルス電圧が印加されることになり、
これら特定の素子１の温度が徐々に上界して印刷の品質
が低下したりサーマルヘッドが破損することになる。

そこで、本実施例に係るサーマルヘッド駆動方法におい
ては、各素子１に印加するパルス電圧を次のように制御
する。

即ち、第２図（ａ）（ｂ）に示すように、連続するドツ
ト２Ａ（Ｙ６と７７行のＸ１〜ＸｌＺ列のドツト）の先
頭ドツト２Ａ、　　（Ｘ１列のドツト）及び前後と連続
しないドツト２Ｂ（Ｙｌ−Ｙ５、Ｙ８〜Ｙ１２行のＸ１
列のドツト）を印刷する場合には、各素子１が加熱され
ていないことから基本パルス３と補助パルス４とで各素
子ｌに複数のパルスによる十分な電力を短時間の間に供
給し、所定の濃度に印刷するのに必要なしきい値温度以
上にすばや（加熱される。

これに対して、連続するドラ１−２Ａの先頭以外のドツ
ト２Ａ、　　（Ｙ６と７７行のＸ２°〜Ｘ１２列のドツ
ト）を印刷する場合には、各素子ｌが先頭ドツト２Ａｏ
の印刷時に加熱され十分に放熱していないことから基本
パルス３のみを印加して各素子１をしきい値温度以上に
保温する。

尚、上記保温パルスには加熱パルスＨの基本パルス３と
印加タイミング・パルス幅・パルス電圧において同一の
もので、要するに保温パルスには加熱パルスＨのうちの
補助パルス４を除去しただけのパルスである。

上記のように、各素子１に印加するパルス電圧を原則的
には基本パルス３と補助パルス４とで構成し、連続する
ドツト２Ａの先頭以外のドツト２Ａ１の印刷に対して基
本パルス３のみを印加するようにすれば、比較的筒車な
制御装置でサーマルヘッドを制御することが出来る。

次に、上記サーマルヘッド駆動方法に用いるサーマルヘ
ッドの制御装置について、第３図により説明する。

制御装置Ｃは、ＣＰＵ５　（中央演算装置）とＲＯＭ（
リード・オンリー・メモリ）とＲＡＭ７（ランダム・ア
クセス・メモリ）とからなるコンピュータ、入力インタ
ーフェイス８及び駆動回路９とから構成され、キーボー
ド１０や外部電子装置１１（タイプライタ−、コンピュ
ータ、ワードプロセッサなど）からの制御指令信号が入
力インターフェイス８を介してＣＰＵ５へ出力され、制
御指令信号に応じてＣＰＵ５はＲＯＭ６に格納されてい
るデータやプログラムを読込んで演算処理する一方、処
理したデータを必要に応じてＲＡＭ７に一時記憶するよ
うになっており、ＣＰＵ５から駆動回路９へ制御信号が
出力され、この制御信号に対応する駆動信号が駆動回路
９からサーマルヘッド１２へ出力される。

上記制御装置Ｃは、プリンタのヘッド送り機構や紙送り
機構をも制御するもので、図示していないが実際にはヘ
ッド送りモータへの駆動信号を出力する駆動回路及び紙
送りモータへの駆動信号を出力する駆動回路をも備えて
いる。

上記ＲＯＭ６内には各種文字等を印字するためのキャラ
クタデータが格納されており、外部電子装置１１から制
御指令信号である文字コード信号等が人力インターフェ
イス８を介してｃｐｕｓへ；ｒ；Ａ；　＋Δまれ、上記
文字コード信号に対応する一群のキャラクタデータが順
々に駆動回路９へ出力され、サーマルヘッド１２で各列
毎に印字するようになっている。これら文字等を印刷す
るためのサーマルヘッドの制御については既存のサーマ
ルプリンタと同様なので、詳しい説明を省略する。

上記駆動回路９内には、ＣＰＵ５から加熱パルスＨを指
定する制御信号を受けたときに加熱パルスを発生させる
回路及びＣＰＵ５から保温パルスＫを指定する制御信号
を受けたときに保温パルスを発生させる回路とを備えて
いる。

これら加熱パルスＨや保温パルスＫを発生させる回路は
、基本パルス３を発生させるパルス発生回路及び補助パ
ルスを発生させるパルス発生回路とゲート等で構成して
もよいし、パルス発生回路とゲートとを用いて基本パル
ス３と補助パルス４若しくは基本パルス３のみを択一的
に発生させるように構成してもよい。

上記ＲＯＭ６には、後述する制御のためのプログラムが
予め入力され格納されている。

第４図は、既述の本願特有のサーマルヘッド駆動方法を
実施する場合に、上記制御装置Ｃにおいてなされる制御
ルーチンの概略フローチャートを示すものである。

ステップＳ１ではプリンタの起動に応じて制御が開始さ
れる。

ステップＳ２では外部電子装置１１から入力された文字
コード信号（制御指令信号）等に基いて今回印字すべき
Ｙ１〜Ｙ１２行のドツトパターンを構成する１列のキャ
ラクタデータがＲＯＭ６より読込まれる。

ステップＳ３では前回印字されたキャラクタデータがＲ
ＡＭ７より読込まれる。

ステップＳ４ではＹｌ−Ｙｌ２の各素子ｌについて前回
も印字したか否かが判定される。

前回も印字した素子１に対してはステップＳ５において
保温パルスＫに対応する制御信号がＣＰＵ５から駆動回
路９へ出力され、駆動回路９からはこれらの素子１に対
して保温パルスＫ（基本パルス）が出力される。

前回印字していない素子ｌに対してはステップＳ６にお
いて加熱パルスＨに対応する制御信号がＣＰＵ５から駆
動回路９へ出力され、駆動回路９からはこれらの素子ｌ
に対して加熱パルスＨ（基本パルス３と補助パルス４）
が出力される。

ステ、プＳ７では今回のキャラクタデータがＲＡＭ７に
一時記憶され、ステップＳ７からはステップＳ２へ移行
する。

尚、前記加熱パルスＨは、第５図に示すように基本パル
ス３と例えば複数の補助パルス４Ａとで構成してもよい
。

また、本発明はサーマルラインプリンタのようにヘッド
が１行にわたっているようなプリンタであっても適用で
きる。

【図面の簡単な説明】

図面のうち第１図〜第５図は本発明の実施例に係るもの
で、第１図はサーマルヘッドの発熱素子の配置及び印刷
されたドツトパターン例を示す説明図、第２図は印加パ
ルスとサーマルヘッドの温度変化を示すタイムチャート
、第３図はサーマルプリンタの制御装置及びその周辺機
器のブロック図、第４図は制御装置でなされる制御のル
ーチンの概略フローチャート、第５図は変形例の第２図
相当部分図、第６図は従来技術に係る第２図相当図であ
る。 １・・発熱素子、　２Ａ・・サーマルへ・ノドの移動方
向に連続するドツト、 ２ＡＯ・・連続するドツトの先頭ドツト、２Ａ＋　　・
・連続するドツトの先頭以外のドツト、２Ｂ・・前後と
連続しないドツト、 Ｈ・・加熱パルス、　Ｋ・・保温パルス。 特　許　出　願　人　　ブラザー工業株式会社第１図 第２図　　　　　　　　　　　　　　　第第５図 ６図 奸問

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）発熱素子が配列されたサーマルヘッドと印字用紙
   とを相対移動させ、上記発熱素子にパルス電圧を印加し
   て文字等をドットパターンで印刷するサーマルヘッドの
   駆動方法において、 サーマルヘッドの移動方向に連続するドットの先頭ドッ
   トの印刷及び前後と連続しないドットの印刷には、上記
   パルス電圧として複数のパルスからなる加熱パルスを印
   加し、連続するドットの先頭以外のドットの印刷には上
   記加熱パルスを構成するパルスの数より少ない数のパル
   スからなる保温パルスを印加することを特徴とするサー
   マルプリンタのサーマルヘッド駆動方法。