JPS62138038A - 滴下含浸処理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、滴下含浸処理方法に関する。

〔従来の技術とその問題点〕

近年、発１、器用ロータ或は２極ステータ等の電気機器
コイルの絶縁処理として、ワニスの滴下含浸処理が行わ
れている。この滴下含浸処理によるものでは、従来から
行われている所謂ドブ漬は処理に比べて発電機用ロータ
の場合シャフト部、２権ステータの場合端子部及びイン
ロ一部のワニス不要部にワニスが付着するのを防止でき
る利点がある。しかも、ワニス処理に要する時間をドブ
漬は処理に比べて短縮することができる。

しかしながら、従来の滴下含浸処理では、被処理体を自
転させながらワニスの滴下含浸を行い、そのままの状態
で含浸したワニスの硬化を行っている。このため従来の
滴下含浸処理をそのまま発電機用ロータや２極ステータ
に適用すると、これらの電気機器用コイルでは被処理部
の巻線部が２極に分離しているため、作業性が悪くしか
もコア一部へのワニスの流出による汚染が発生する等の
問題があった。その結果、ワニスの均−付着及び生産性
の向上を実現できなかった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、被処理部の巻線部が２極に分れた電気機器コ
イルを所定位置で静止し、前記巻線部にワニスを滴下含
浸した後、前記電気機器コイルを反転して未含浸の前記
巻線部を露呈し、未含浸の該巻線部にワニスを滴下含浸
せしめる滴下含浸処理方法である。

〔作用〕

本発明にかかる滴下含浸処理方法によれば、滴下含浸時
に被処理体である電気機器コイルを静止して被処理部の
巻線部の位置を所定位置に正しく設定してワニスの滴下
含浸を行う。次いで、電気機器コイルを反転して同様に
これを静止し、未含浸の巻線部にワニスを滴下含浸する
ものである。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。先ず、第１図に示す如く、例えば発電機用ロータ（１
）をその被処理部である分極した巻線部（２ａ）（２ａ
）が含浸ノズル（ａ）　（８）の直下に正しく位置する
ようにして静止する。次いで、含浸ノズル（ａ）　（８
）から所定のワニス（４）　（４）を滴下して巻線部（
２ａ）（２ａ）に含浸させる。

次に、発電機用ロータ（１）を第２図に示す如く、１８
０度反軸反転て静止する。次いで、再びワニス（４）　
（４）を含浸ノズル（８）　（３）から滴下し、未含浸
の巻線部（２ｂ）（ｚｂ）に含浸させる。然る後、発電
機用ロータ（１）を自転させながら所定の温度の下で滴
下後のワニスの乾燥を行う。

このようにこの滴下含浸処理によれば電気機器コイルの
被処理部を所定位置に正しく設定して静止した状態でワ
ニス含浸処理を行うので、コア一部等にワニスが流出し
て汚染が発生するのを防止すると共に、ワニスの均一付
着を実現することができる。更に、電気機器コイルの反
転によって未含浸の巻線部（２ｂ）（２ｂ）に効果的に
ワニスを滴下含浸させることができる。

その結果、生産性を著しく向上させることができる。

なお、本発明方法は、発電機用ロータ以外のステータコ
イル等の分極した巻線部（２）　（２＞を有する電気機
器コイルにも適用できることは勿論であるＯ 〔発明の効果〕 以上説明した如く、本発明に係る滴下含浸処理方法によ
れば、ワニスの均−付着及び生産性を向上させることが
できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は、本発明方法を示す説明図である。 １・・・発電機用ロータ、２ａ、２ｂ・・・巻線部、３
・・・含浸ノズル、４・・・ワニス。 出願人代理人　弁理士　鈴　江　武　彦第１図　　第２
図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被処理部の巻線部が２極に分れた電気機器コイルを所定
   位置で静止し、前記巻線部にワニスを滴下含浸した後、
   前記電気機器コイルを反転して未含浸の前記巻線部を露
   呈し、未含浸の該巻線部にワニスを滴下含浸せしめるこ
   とを特徴とする滴下含浸処理方法。