JPS62136457A - 巻戻し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、巻戻し装置に関し、特にターレット式の巻
戻し装置におけるロール停止位置の制御に関する。

［従来の技術］ 従来のこの種の装置を第２図に基づいて説明すると、図
において、（１）はターレット式の巻戻しスタンド、（
２）は巻戻し途上にある現ロール、（３）は巻戻しスタ
ンド（１）を介して現ロール（１）の反対側に位置した
次ロール、（４）、（４）は現ロール（２）、次ロール
（３）の結線に対して巻戻しスタンド（１）を介して直
交する位置にあるガイドロール、（５）は現ロール（２
）から矢印方向に巻戻している材料、（８）は次ロール
（３）に対して矢印方向に離接駆動して次ロール（３）
の径を測定するメジャリングロールで、このメジャリン
グロール（６）の駆動圧Ｒ１（ΔＬ）をＡＩＩＩ長装置
（７）によって計測して、メジャリングロール（６）の
起点から次ロール（３）中心までの距＃　（Ｌ）から減
算する減算器（８）に出力して、この減算器（８）は減
算結果である次ロール（３）の半径値を乗算器（８）に
出力して、ここで次ロール（３）の直径を演算するよう
に構成されている。また、（１０）は運転パターン（１
１）に従って駆動する駆動モータで、このモータ（１０
）の回転速度は減速機（１２）によって減速されて巻戻
しスタンド（１）を回転駆動させる。そして駆動モータ
（１０）は運転パターン（１１）の減速指令によって停
止させるブレーキ（１０ａ）が取付けられている。

（１３）は次ロール（３）のターレット軸を定位置に停
止させるためのリミットスイッチで、定位置に停止した
次ロール（３）はオートスプライス用プレッシャロール
（１４）及びナイフ（１５）の作用によって自動的に接
続される。なお、（１１ａ）　、　（１ｌ　ｂ）はター
レット軸の旋回開始タイミング及び、リミットスイッチ
（１３）の動作するタイミングを示している。

次に動作について説明すると、運転パターン（１１）の
旋回開始タイミング（ｌｌａ）によって旋回指令が出力
されて、駆動モータ（１０）を始動させると、減速機（
１２）を介して巻戻しスタンド（１）が旋回する。次ロ
ール（３）がリミットスイッチ（１３）によって駆動モ
ータ（ｌＯ）にブレーキ（１０ａ）が作用して旋回を停
止させる。

次にメジャリングロール（６）が次ロール（３）面に接
触するまで移動し、その移動距ｔｅｌ（ΔＬ）を測長装
置（７）によって測定する。すると次式のように１Ｊ＃
、算器（８）で演算を行ない次ロール（３）の半径（Ｒ
）を算出する。

Ｒ＝Ｌ−△Ｌ Ｌ：メジャリングロール（６）の起点から次ロール（３
）中心までの距離 このようにして得られた次ロール（３）の半径（Ｒ）を
乗算器（９）にて（２Ｒ）の演算を行ない次ロール（３
）の直径（Ｄ）を得る。

［発明が解決しようとする問題点］ 従来装置は以上の構成を有するため、ターレット軸を定
位置に停止させるには次のような問題点があった。

（１）次ロールの定位置停止精度がそのロール重量によ
ってバラつく。

（２）ターレット軸定位置停止方式であるので、プレッ
シャーロールとナイフの動作距離の関係で次ロール径が
ある程度固定されてしまう。

（３）次ロール径の計測は接触方式であるため、接触圧
の関係で次ロールが凹変し計測誤差が生じる。

（４）そのため次工程のオートスプライス制御の尾端長
のバラツキ及びス、プライスミスを生じる。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、次ロールの重量に無関係に定位置にターレッ
ト軸を停止させるとともに、次ロール径の制限値を拡張
し、非接触によるロール径の測定によって高精度に次ロ
ール径を測定し、次工程のオートスプライス制御の精度
を向上させることを目的とする。

［問題点を解決するための手段］ この発明に係る巻戻し装置は、巻戻し過程にある第１ロ
ールと、次に巻戻す第２ロールとを装着して、順次各ロ
ールを巻戻す巻戻し装置において、玉記第２ロールを定
位置に移送する際に、その移送速度の減速開始位置に第
１センサを設けるとともに、この第１センサの検出値に
よって所定の減速パターンを指令する運転パターンを設
け、上記第２ロールの移送停止位置に設けた第２センサ
の検出値によって上記運転パターンを介して上記第２ロ
ールの停止をさせるようにしたものである。

［作用］ この発明によれば、減速パターン運転を行なうことによ
りロール重量に無関係にロール定位置停止精度を向上さ
せ、旋回角度による非接触ロール径の検出を高精度に実
現するとともに、減速開始点検出センサ及びロール定位
置停止用センサをロール中心の旋回軌跡上に配置するこ
とによりロール径の制約を受けることなく次工程のオー
トスプライス制御に最適な定位置に常に次ロールを停止
させることができる。

［実施例］ 以下第１図に示した実施例に基づいて従来と同−又は相
九部分には同一符号を付し、この発明の特徴を中心に説
明する。図において、（１６）はターレットの旋回速度
を減速させる場合の減速開始点を検出する減速位置検出
センサ、（１７）は次ロール（３）の停止定位置を検出
する定位置センサで、これら各センサ（１Ｂ）、（１７
）はいずれもターレット軸の軌跡上に位置しており、特
に定位置センサ（１７）は巻戻しスタンド（１）を中心
として、そのスタンド頁ｌ）と現ロール（２）との結線
及び、スタンド（１）と定位置センサ（１７）との結線
との成す基準角φを形成している。（１８）はターレッ
トの旋回角度測定における旋回開始点を検出する開始セ
ンサで、このセンサ（１８）の検出値を受けて角度測定
用センサ（１８）が作動して旋回角度（θ）を測定して
演算器（２０）にその測定角（θ）を出力するようにし
ている。演算器（２０）は現ロール（２）と定位置セン
サ（１７）の成す基準角（φ）と測定角（θ）からロー
ル径ＣＤ）を算出するようにしている。

また、（２１）は駆動モータ（１０）の回転数を制御す
る可変速制御装置で、運転パターン（１１）のパターン
に従って作動するようになされている。このときの運転
パターン（１１）は旋回開始タイミング（ｌｌａ）及び
定位置センサ（Ｉ７）の動作したタイミングを示し、（
ｌｌｃ）は減速位置検出センサ（１Ｂ）の動作タイミン
グを示している。

次に動作について説明すると、運転パターン（１ｚ）か
らの旋回開始タイミング（ｌｌａ）から旋回開始指令が
出力すると可変速制御装置（２１）が作動して駆動モー
タ（９）が回転し、この回転数は減速機（１２）によっ
て所定の旋回速度でターレット軸が旋回を始動するとと
もに、開始センサ（１８）が働き、角度測定用センサ（
１９）が旋回角（θ）を測定し始める０次いで、減速位
置検出センサ（１Ｂ）にターレット軸が達すると、減速
指令を出し、この時可変速制御装置（２１）は運転パタ
ーン（１５）の動作タイミング（ｌｌｃ）以降の減速パ
ターンに従って作動して駆動モータ（１０）を減速し、
動作タイミング（ｌｌｂ）に達するとそのブレーキ（１
０ａ）をかけてターレット軸を停止する。

このタイミング（ｌｌｂ）のときの角度測定用センサ（
１３）の測定角（θ）と基準角（φ）とからロール（３
）直径（０）を求める。

なお、上記実施例ではターレット方式の巻戻し装置の場
合について説明したが、トランスファタイプの巻戻し装
置であってもよく、次ロールの移動角度を計測すること
により非接触にてロール径を高い精度で計測でき、又移
動装置に可変速制御装置を使用することにより常に最適
の位置にロールを停止させることができ、上記実施例と
同様の効果を奏する。

［発明の効果］ 以上のこの発明によれば、次ロールの停止位置を非接触
の状態で検出するため、停止位置を高精度に検出するこ
とができ、次ロールを定位置に正確に止めることができ
、したがって、次工程のオートスプライス制御における
材料の尾端長のバラツキをなくすることができ、スプラ
イスの失敗もなく操業効率の向上を図り得る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例装置を示す構成図、第２図
は従来装置の第１図相当図である。 図において、 （２）は現ロール（第１ロール）、 （３）は次ロール（第２ロール）、 （１１）は運転パターン、 （１６）は減速位置検出センサ（第１センサ）、（１７
）は定位置センナ（第２センサ）である。 なお、各図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。 代　　理　　人　　　大　　岩　　増　　雄第　１　図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 巻戻し過程にある第１ロールと、次に巻戻す第２ロール
   とを装着して、順次各ロールを巻戻す巻戻し装置におい
   て、上記第２ロールを定位置に移送する際に、その移送
   速度の減速開始位置に第１センサを設けるとともに、こ
   の第１センサの検出値によって所定の減速パターンを指
   令する運転パターンを設け、上記第２ロールの移送停止
   位置に設けた第２センサの検出値によって上記運転パタ
   ーンを介して上記第２ロールの停止をさせることを特徴
   とする巻戻し装置。