JPH08215749A - 帯状材巻取機における張力制御装置及び方法 - Google Patents

帯状材巻取機における張力制御装置及び方法

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JPH08215749A
JPH08215749A JP7043643A JP4364395A JPH08215749A JP H08215749 A JPH08215749 A JP H08215749A JP 7043643 A JP7043643 A JP 7043643A JP 4364395 A JP4364395 A JP 4364395A JP H08215749 A JPH08215749 A JP H08215749A
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tension
winding
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belt
dancer roller
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Hiroshi Kano
浩志 加納
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 材料を痛めることがなく、また急な加減速に
も対応して正確に張力制御を行うことができる帯状材巻
取機における張力制御装置及び方法を提供する。 【構成】 巻取軸15に巻き取られて行く帯状材1にダ
ンサローラ16を接触させて張力を与えながら巻き取る
帯状材巻取機における張力制御装置であって、上記巻取
軸15側における巻き取りトルクと巻取量を検出するこ
とにより巻取時の張力を計算し、その張力が一定となる
ように前記ダンサローラ16の位置を制御するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばリチウムイオン
二次電池の製造工程において、帯状の電極素材を巻き取
るの適した帯状材巻取機における張力制御装置及び方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のリチウムイオン二次電池製
造工程において、帯状の電極素材を巻き取るための電極
巻取機の一例を示す概略構成図である。図3において、
符号101は前工程で銅箔またはアルミニウム箔等のベ
ース材にリチウムの化合物を塗布した帯状材である。こ
の帯状材101は供給軸102上にリールと共に巻回さ
れており、このリールに巻回された状態で供給されて供
給軸102にセットされる。また、供給軸102にセッ
トされた帯状材101は、ガイドローラ103,搬送ロ
ール104,ガイドローラ105,106,107によ
り導かれて、これが巻取軸108に巻き取られる。な
お、ここでの巻取軸108には、帯状材A101,セパ
レータA109,帯状材B101,セパレータB109
が順次積層される状態にして、2種類の帯状材101と
2枚のセパレータ109の合計4枚が同時に巻き取られ
る構成となっている。
【0003】ところで、このような巻取方法では、帯状
材101を巻取リール108に高速で巻き取ると巻きず
れや巻き締まりを起こす虞がある。そこで、この種の装
置においては、ガイドローラ106とガイドローラ10
7の間における帯状材101の一部分115に略一定の
張力を付与しながら巻回する必要があり、この部分11
5の張力を一定にするための手段として張力制御装置が
組み込まれる。
【0004】上記張力制御装置は、ガイドローラ105
とガイドローラ106との間に帯状材101のループ1
11を作るダンサローラ110と、このダンサローラ1
10を帯状材101の送り方向に回転させるダンサロー
ラ駆動用モータ112と、ダンサローラ駆動用モータ1
12への供給電流を制御してダンサローラ駆動用モータ
112の速度を調整する電流制御器113と、ガイドロ
ーラ106とガイドローラ107との間に存在する帯状
材101の部分115の張力を検出する張力検出器11
4と、張力検出器114により検出された張力検出値T
と張力設定値TRとの偏差に基づき張力補正信号TCを
出力する張力制御器116と、搬送ローラ104を駆動
するローラ駆動用モータ117と、このローラ駆動用モ
ータ117への電流の供給を制御してローラ駆動用モー
タ117の速度を調整する速度制御器118と、ダンサ
ローラ110の位置を検出する位置検出器119と、位
置検出器119からの位置検出値Pと位置設定値PRの
偏差に基づいて位置補正信号PCを出力する位置制御器
120で構成されている。
【0005】次に、この張力制御装置の動作を説明す
る。まず、ガイドローラ105とガイドローラ106と
の間における帯状材101の部分115の張力は、この
部分115で帯状材101にローラを押し当てている張
力検出器114により検出され、この張力検出器114
から検出された張力に応じた検出信号Tが出力され、こ
れが張力制御器116に入力される。また、張力制御器
116には、上記検出信号Tの他に、参照信号として別
途設定された張力設定値TRが入力される。そして、こ
の張力制御器116からは、張力検出値Tと張力設定値
TRとの偏差に基づき、張力補正信号TCが出力され
る。この張力補正信号TCが出力されると電流基準値I
Rが補正され、この補正後の電流基準値IR1が電流制
御器116に入力される。すると、電流制御器116で
は、補正後の電流基準値IR1に基づいてダンサローラ
駆動用モータ112への供給電流が制御される。これに
より、ダンサローラ110の位置が上下方向に移動さ
れ、このダンサローラ110の移動でループ111が増
減して帯状材101の部分115における張力が修正さ
れる。
【0006】一方、ダンサローラ110の上下方向の位
置、すなわちループ111の増減は、ダンサローラ11
0の位置を位置検出器119で検出することにより知る
ことができる。そして、位置検出器119で検出された
位置検出値Pは、参照信号として別途設定されて用意さ
れる位置設定値PRと共に位置制御装置120に入力さ
れる。すると、位置制御器120は位置検出値Pと位置
設定値PRとの偏差に基づき位置補正信号PCを出力す
る。また、この位置補正信号PCにより速度基準値VR
が補正され、さらに補正後の速度基準値VR1が速度制
御器118に入力され、この補正後の速度基準値VR1
に基づいてロール駆動用モータ117の速度が制御され
て搬送ロール104の帯状材搬送速度が調整される。す
ると、この調整でダンサローラ110の位置偏差が修正
される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の張力制
御装置では、帯状材101の張力を検出するのに張力検
出器114を用い、この張力検出器114のローラをガ
イドローラ105とガイドローラ106との間で帯状材
101に押し当てて検出している。しかしながら、例え
ばリチウムイオン二次電池の電極素材のように、銅箔ま
たはアルミニウム箔等のベース材にリチウムの化合物を
塗布している帯状材を取り扱うような場合では、帯状材
101に負担が掛かり、帯状材101の表面に傷を付け
て痛めてしまう虞がある問題点があった。また、高速で
帯状材101を巻き取るような場合には、巻取軸108
の加減速等の過度的的な状態の張力を正確に制御するこ
とが困難であった。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は材料を痛めることがなく、また急
な加減速にも対応して正確に張力制御を行うことができ
る帯状材巻取機における張力制御装置及び方法を提供す
ることにある。さらに、他の目的は、以下に説明する内
容の中で順次明らかにして行く。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的は、本発明の装
置にあっては、巻取軸に巻き取られて行く帯状の材料に
ダンサローラを接触させて張力を与えながら巻き取る帯
状材巻取機における張力制御装置において、前記巻取軸
側における巻き取りトルクを検出するためのトルク検出
手段と、前記巻取軸に巻き取られた前記帯状材の巻取長
さを検出するための巻取量検出手段と、前記ダンサロー
ラの位置を変えて前記帯状材の張力を調整するためのダ
ンサローラ制御手段と、前記トルク検出手段により検出
された前記巻き取りトルクと前記巻取量検出手段により
検出された前記巻き取り長さから巻取時の前記張力を計
算し、前記ダンサローラ制御手段を介して前記ダンサロ
ーラを制御し、前記張力が一定となるように調整するた
めの張力制御手段とを備えた構成とすることによって達
成される。
【0010】また、実施する当たっては、前記トルク検
出手段として、前記巻取軸を回転させるモータと、この
モータが発生するトルクを電圧信号の形で取り出す回路
手段とを設けるとともに、前記巻取量検出手段として前
記巻取軸が巻き取る前記帯状材の走行に連動して回転し
ながらパルスを発生する回転検出器を備えた構成とする
と、より好ましい結果が期待できる。
【0011】さらに、前記ダンサローラ制御手段とし
て、ダンサローラを移動させて張力を可変するためのモ
ータを備えた構成としても、あるいは電圧をエア圧に変
換する手段と、前記ダンサローラを移動させて張力を可
変するためのシリンダーを備えた構成としても良い。
【0012】一方、本発明の方法にあっては、巻取軸に
巻き取られて行く帯状の材料巻取軸に巻き取られて行く
帯状の材料にダンサローラを接触させて張力を与えなが
ら巻き取る帯状材巻取機における張力制御方法におい
て、前記巻取軸側における巻き取りトルクと巻取量を検
出することにより巻取時の張力を計算し、前記張力が一
定となるように前記ダンサローラを制御することによっ
て達成される。
【0013】
【作用】これによれば、ダンサローラと巻取軸との間に
おける帯状材の張力を巻取軸側における巻き取りトルク
と巻き取り長さを検出することにより知ることができ、
従来装置で必要としていた張力検出器を設けなくても、
その張力を正確に検出することができる。また、従来装
置で帯状材に張力検出器の一部を押し付けて張力を検出
すると言うような方法をとらないので、材料を痛めたり
することが無くなる。さらに、急な加減速に対応した張
力制御も可能になり、高速で巻取を行うことができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図1は本発明の一実施例として示す帯
状材巻取機の概略構成配置図である。図1において、こ
の帯状材巻取機は、リチウムイオン二次電池で使用され
る帯状をした電極素材をリールに巻回するための巻取機
を一例としており、また帯状材1としては銅箔またはア
ルミニウム箔等のベース材にリチウムの化合物を塗布し
たものである。この帯状材1は供給軸2上にリール3に
と共に巻回されており、このリール3に巻回された状態
で前工程より供給されて供給軸2にセットされる。そし
て、供給軸2にセットされた帯状材1は、供給軸駆動モ
ータ4の駆動力で供給軸2が回転されると、リール3よ
り順次繰り出される。また、この繰り出された帯状材1
は、ガイドローラ5,6,7,8,9,10,11,1
2により、巻取軸駆動モータ14の駆動力で回転されて
いる巻取軸15まで導かれ、これが巻取軸15に巻き取
られる。なお、ここでの巻取軸15には、図示しないが
従来の巻取機の場合と同様に、セパレータを間に挟んで
2種類以上の帯状材が積層された状態で巻回される。さ
らに、巻取軸駆動モータ14は、速度制御タイプのサー
ボモータであり、この駆動軸駆動モータ14にはサーボ
アンプ22が接続されている。このサーボアンプ22
は、駆動軸駆動モータ14を一定の速度で回転させると
ともに、この駆動軸駆動モータ14に流れる電流値よ
り、この駆動軸駆動モータ14が発生するトルク、すな
わち巻取軸側の巻き取りトルクを測定することができる
構成になっている。
【0015】さらに、ガイドローラ10,11との間に
はダンサローラ16と回転検出器17が配設されてい
る。このうち、ダンサローラ16は、ダンサレバー18
の一端側に回転自在に取り付けられ、ガイドローラ10
とガイドローラ11との間にループ20を生成しながら
帯状材1をガイドするようにして、帯状材1の走行通路
内に配置されている。なお、ダンサレバー18は他端側
がダンサレバー駆動モータ19の駆動軸19aに固定さ
れており、ダンサレバー駆動モータ19の駆動により振
り子状に動作される。また、ダンサレバー18が振り子
状に動作されることによってダンサローラ16が上下方
向に動かされ、この動作でガイドローラ10,11との
間に生成されているループ20を増減させ、張力調整が
できる構造になっている。また、ダンサレバー駆動モー
タ19には、このダンサレバー駆動モータ19を一定の
トルクで回転させる目的でサーボアンプ23が接続され
ている。さらに、ループ20を形成しているダンサロー
ラ16の位置は駆動軸19aの回転量を検出している、
例えばアブリュートタイプのエンコーダ等でなる位置検
出器21により検出され、この位置検出器21からの出
力を知ることによってループ20の大きさが判るように
なっている。一方、回転検出器16は、インクリメンタ
ルタイプのエンコーダであり、帯状材1の巻取長さを測
定する目的で帯状材1の走行と連動して回転するガイド
ローラ10の回転軸10aに取り付けられている。
【0016】加えて、この帯状材巻取機には、巻取軸1
5に張力を一定にして帯状材1を巻き取るための張力制
御回路部30が設けられている。この張力制御回路部3
0は、マイコンボードで構成されており、制御部(CP
U)31と、A/D変換部32と、パルスカウンタ33
と、D/A変換部34と、出力部(OUT)35と、入
力部(IN)36とで構成されており、また張力制御回
路部30には帯状材巻取機の動作全体を予め決められた
手順に従って制御するためのシーケンサ37が出力部
(OUT)35及び入力部(IN)36を介して接続さ
れている。
【0017】次に、帯状材巻取機の動作を説明する。ま
ず、帯状材1は供給軸2上にリール3と共に巻回されて
おり、このリール3に巻回された状態で供給軸2にセッ
トされる。そして、供給軸2にセットされた帯状材1
は、供給軸駆動モータ4によって供給軸2が回転される
ことによりリール3から順次繰り出され、さらにガイド
ローラ5,6,7,8,9,10,11,12により、
巻取軸駆動モータ14で回転されている巻取軸15まで
導かれ、これが巻取軸15に巻き取られる。また、帯状
材1が走行されて行く途中では、ダンサローラ16によ
ってループ20が形成され、このループ20が一定、す
なわちダンサローラ16の位置が一定となるように、供
給軸駆動モータ4の回転速度を制御しながら供給軸2よ
り帯状材1を送り出し、巻取軸15に巻かれるときの張
力が一定となるように制御する。
【0018】この張力制御方法に付いてさらに説明する
と、まず巻取軸駆動モータ14に接続されているサーボ
アンプ22により、巻取軸駆動モータ14が発生するト
ルクを電圧信号の形で取り出し、これを張力制御回路部
30に入力させる。すると、張力制御回路部30では、
A/D変換器32で上記電圧信号をアナログ/デジタル
変換して巻取トルクを得る。また、帯状材1が送られる
ときには、この帯状材1の送りに連動して回転検出器1
7よりパルスが発生され、これが張力制御回路部30に
入力される。すると、上記パルスはパルスカウンタ33
でカウントされ、これから帯状材1の巻取量が得られ
る。さらに、この巻取量から巻取軸15に巻回されてい
る帯状材1の巻取径をCPU31で計算する。次いで、
上記巻取トルクと巻取径より巻取軸15に巻かれるとき
に帯状材1にかかる張力を計算し、この張力が一定とな
るようにダンサローラ16にかける張力を計算する。ま
た、ここで計算された値をD/A変換器34でデジタル
/アナログ変換して電圧信号の形でサーボアンプ23に
出力し、サーボアンプ23,ダンサ駆動モータ19を介
してダンサローラ16を動かし、ダンサローラ16が帯
状材にかける張力を調整し、これにより巻取軸15で帯
状材1を巻き取る張力を一定に保つことができる。
【0019】なお、上記実施例の構造では、巻取軸駆動
モータ14にサーボモータを用いるとともに、この巻取
軸駆動モータ14より発生されるトルクをサーボアンプ
22により電圧信号の形で取り出し、この信号を張力制
御回路部30に入力させる構造を開示したが、巻取軸駆
動モータ14に直流モータを用い、この直流モータに流
れる電流を検出してトルクを得る構造にしても差し支え
ないものである。
【0020】また、上記実施例の構造では、ダンサレバ
ー駆動モータ19にトルク制御タイプのサーボモータを
用いた構造を開示したが、ダンサレバー駆動モータ19
に直流モータを用い、この直流モータに流れる電流制御
を行ってトルクを得る構造にしても差し支えないもので
ある。
【0021】図2は本発明の変形例として示す帯状材巻
取機の概略構成配置図である。図2において図1と同一
符号を付したものは図2と同一のものを示している。そ
して、この変形例では、上記実施例でダンサレバー18
を振り子状に動作させる手段としてダンサレバー駆動モ
ータ19を使用していたのに代えて、テンションシリン
ダー26を用いたものであり、またテンションシリンダ
ー26には電圧をエア圧に変換して、エア圧により駆動
されるテンションシリンダー26へのエア圧を調整する
ための電空レギュレータ27が接続されている。
【0022】次に、この変形例における張力制御方法に
付いてさらに説明すると、まず巻取軸駆動モータ14に
接続されているサーボアンプ22により巻取軸駆動モー
タ14が発生するトルクを電圧信号の形で取り出し、こ
れを張力制御回路部30に入力させる。すると、張力制
御回路部30では、A/D変換器32で上記電圧信号を
アナログ/デジタル変換して巻取トルクを得る。また、
帯状材1が送られるときには、この帯状材1の送りに連
動して回転検出器17よりパルスが発生され、これが張
力制御回路部30に入力される。すると、上記パルスは
パルスカウンタ33でカウントされ、これから帯状材1
の巻取量が得られる。さらに、この巻取量から巻取軸1
5に巻回されている帯状材1の巻取径をCPU31で計
算する。次いで、上記巻取トルクと巻取径より巻取軸1
5に巻かれるときに帯状材1にかかる張力を計算し、こ
の張力が一定となるようにダンサローラ16にかける張
力を計算する。また、ここで計算された値をD/A変換
器34でデジタル/アナログ変換して電圧信号の形で電
空レギュレータ27に出力する。すると、電空レギュレ
ータ27では電圧信号の大きさに応じてテンションシリ
ンダ26に付加するエア圧を調整し、またテンションシ
リンダ26はエア圧に応じた分だけ駆動され、この駆動
でダンサレバー18を介してダンサローラ16を動か
し、ダンサローラ16により帯状材1にかける張力を調
整する。これにより巻取軸15で帯状材1を巻き取る張
力を一定に保つことができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
ダンサローラと巻取軸との間における帯状材の張力を巻
取軸側における巻き取りトルクと巻き取り長さを検出す
ることにより知ることができ、従来装置で必要としてい
た張力検出器を設けなくても、その張力を正確に検出す
ることができる。また、従来装置で帯状材に張力検出器
の一部を押し付けて張力を検出すると言うような方法を
とらないので、材料を痛めたりすることが無くなる。さ
らに、急な加減速に対応した張力制御も可能になり、高
速で巻取を行うことができ、生産性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例として示す帯状材巻取機の概
略構成配置図である。
【図2】本発明の一変形例として示す帯状材巻取機の概
略構成配置図である。
【図3】従来の帯状材巻取機の一例を示す概略構成配置
図である。
【符号の説明】
1 帯状材 2 供給軸 4 供給軸駆動モータ 14 巻取軸駆動モータ 15 巻取軸 16 ダンサローラ 17 回転検出器 19 ダンサレバー駆動モータ 22 サーボアンプ 23 サーボアンプ 26 テンションシリンダ 27 電空レギュレータ 30 張力制御回路部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻取軸に巻き取られて行く帯状の材料に
    ダンサローラを接触させて張力を与えながら巻き取る帯
    状材巻取機における張力制御装置において、 前記巻取軸側における巻き取りトルクを検出するための
    トルク検出手段と、 前記巻取軸に巻き取られた前記帯状材の巻取長さを検出
    するための巻取量検出手段と、 前記ダンサローラの位置を変えて前記帯状材の張力を調
    整するためのダンサローラ制御手段と、 前記トルク検出手段により検出された前記巻き取りトル
    クと前記巻取量検出手段により検出された前記巻き取り
    長さから巻取時の前記張力を計算し、前記ダンサローラ
    制御手段を介して前記ダンサローラを制御し、前記張力
    が一定となるように調整するための張力制御手段とを備
    えたことを特徴とする帯状材巻取機における張力制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記トルク検出手段は、前記巻取軸を回
    転させるモータと、このモータが発生するトルクを電圧
    信号の形で取り出す回路手段とを備え、前記巻取量検出
    手段は前記巻取軸が巻き取る前記帯状材の走行に連動し
    て回転しながらパルスを発生する回転検出器を備えて成
    る請求項1に記載の帯状材巻取機における張力制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ダンサローラ制御手段は、ダンサロ
    ーラを移動させて張力を可変するためのモータを備えた
    請求項1または2に記載の帯状材巻取機における張力制
    御装置。
  4. 【請求項4】 前記ダンサローラ制御手段は、電圧をエ
    ア圧に変換する手段と、前記ダンサローラを移動させて
    前記張力を可変するための駆動力を生成するためのシリ
    ンダーを備えた請求項1または2に記載の帯状材巻取機
    における張力制御装置。
  5. 【請求項5】 巻取軸に巻き取られて行く帯状の材料に
    ダンサローラを接触させて張力を与えながら巻き取る帯
    状材巻取機における張力制御方法において、 前記巻取軸側における巻き取りトルクと巻取量を検出す
    ることにより巻取時の張力を計算し、前記張力が一定と
    なるように前記ダンサローラを制御することを特徴とす
    る帯状材巻取機における張力制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002075386A (ja) * 2000-09-01 2002-03-15 Honda Motor Co Ltd 円筒型リチウム電池の電極巻取り装置及び円筒型リチウム電池の正極の矯正方法
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