JPS62135354A - ゴムシ−ト材料の貼合せ方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ゴムシート材料の貼合せ方法に係わり、更
に詳しくはテキスタイルコードカーカスの先端と後端と
を設定長さだけ重なるように補正して貼合せる方法に関
するものである。

（従来技術） 従来、テキスタイルコードカーカス等のゴムシート材料
の貼合せ方法としては、作業者がゴムシート材料の先端
と後端との凹凸を目視により判断して、規格で設定され
ている長さく例えば３±１１ｍ）だけ重なるように補正
して貼合せる作業を行っていた。

然しなから、このような作業は作業者の目視による判断
であることから熟練を要し、また必ずしも正確に補正し
て先端側が直線的になるように補正することは困難であ
り、もしゴムシート材料の先端と後端との重なりが規格
寸法よりも長くなるとその部分のゴム厚が厚くなって、
成形タイヤの表面が凹むと言う問題が生じ、また規格寸
法よりも短くなった場合にはゴムシート材料の先端と後
端とが開いてしまうと言う問題があった。

〔発明の目的〕

この発明は、係る従来の問題点に着目して案出されたも
ので、その目的とするところはゴムシート材料の先端と
後端とを検出装置により検出すると共に、その先端と後
端との少なくとも一方を吸着手段により保持して設定長
さだけ重なるように補正して貼合せるようにし、常に精
度良くゴムシート材料を貼合せ作業を行うことを可能に
したゴムシート材料の貼合せ方法を提供するものである
。

〔発明の構成〕

この発明は、上記目的を達成するためタイヤ成形ドラム
に巻付けられたゴムシート材料の先端と後端とを貼合せ
る方法であって、前記ゴムシート材料の先端または後端
の少なくとも一方を、複数個の検出手段により検出し、
前記ゴムシート材料の一方の端末部を複数個の吸着装置
により保持して他方の端末部に設定長さだけ重合させる
ようにすると共に、他方の端末部が直線的になるように
補正してゴムシート材料を貼合せることを要旨とするも
のである。

〔発明の実施例〕

以下添付図面に基づき、この発明の詳細な説明する。

第１図は、この発明を実施したテキスタイルコードカー
カス等のゴムシート材料Ｗの先端引と後端Ｗ２とを貼合
せる貼合せ装置の正面図、第２図は第１図の拡大平面図
を示し、この貼合せ装置ｌは、タイヤ成形ドラム２にゴ
ムシート材料Ｗを順次供給する送りコンベヤ３ａ、３ｂ
と、ゴムシート材料Ｗを所定の長さに切断するカッター
送り装置４と、送りコンベヤ３ｂの先端側上部に配設さ
れた材料吸着装置５及びゴムシート材料Ｗの先端−１と
後端Ｗ２との位置を検出する検出手段６　（例えば光セ
ンサ−）とから構成されている。

前記カッター送り装置４は、駆動装置７によりカッタ８
が昇降し、送りコンベヤ３ａ上を送られて来るゴムシー
ト材料Ｗを切断するものである。

また、前記材料吸着装置５と、検出手段６とは、第２図
に示すよろにゴムシート材料Ｗの幅方向に所定の間隔を
隔てて複数個所（この実施例ではＰＩ、ＰＩ、Ｐ３．Ｐ
４．Ｐｓの５個所）配設され、この材料吸着装置５全体
及び検出手段６全体は、支持フレーム９に取付けられて
いる。

前記支持フレーム９は、ガイドレール１０に支持される
と共に、パワーシリンダ１１によって第１図において左
右方向に進退作動させられると共に、また複数個の材料
吸着装置５と、検出手段６とは、個々に設けられた複数
のパワーシリンダ１２により個別に進退作動させられる
ように構成されている。

従って、材料吸着装置５と、検出手段６とは全体的に移
動することも出来るし、また個別に作動することも出来
るのである。

なお、第２図において１７は、ゴムシート材料Ｗの先端
Ｈ１をタイヤ成形ドラム２の表面に圧着させる回動自在
な押さえロールであり、この押さえロール１７は、アー
ム１８を介して図示しない昇降装置により上下方向に回
動させられるものである。

前記材料吸着装置５を、更に詳細に説明すると、材料吸
着装置５は昇降シリンダ１３を備えた吸着保持手段１４
と、昇降シリンダ１５を備えたゴムシート材料Ｗの剥が
し装置１６とから構成され、この吸着保持手段１４は以
下のように構成されている。

即ち、吸着保持手段１４は第４図に示すように、フレー
ム２２固定された中空筒状に形成されたシリンダ２３の
内部に、ピストン２４を備えた中空筒状のシリンダ軸２
５が摺動自在に挿通されている。

前記ピストン２４と、上下蓋部材２６ａ、２６ｂによっ
て区画形成されたシリンダ２３内の圧力室２７ａ、２？
ｂには、圧力流体（空気）の供給源Ｐ（ポンプ）と接続
する給排管２８ａ。

２８ｂが接続され、この給排管２８ａ、２８ｂの途中に
は三方電磁切り換え弁２９が介設されている。

前記中空筒状のシリンダ軸２５の先端には、複数本の針
３０を植設したヘッド３１が着脱自在に取付けられ、ま
たヘッド３１の周囲には、ヘッド３１を囲むよ・うに真
空パッド３２が設けられている。

前記ヘッド３１に植設された針３０は、ゴムシート材料
Ｗの供給方向Ｘと同じ方向に傾いて取付けられ、ゴムシ
ート材料Ｗを吸着して図示しないタイヤ成形ドラム側に
移動させる時に、搬送コンベヤとゴムシート材料Ｗとの
密着力により後方に引っ張られてもヘッド３１からゴム
シート材料Ｗが脱落しないように針３０がゴムシート材
料Ｗに食い込むように構成している。

また、前記シリンダ軸２５の後端の中空部３３には、給
排管３４の一端を接続すると共に、他端側は吸気・圧気
切換え電磁弁３５ａと、吸気・圧気電磁弁３５ｂとを介
して圧力流体（空気）の供給源（エジェクタ一式バキュ
ウーム発生器３６ａ、ポンプ３６ｂ）に接続されている
。

上記のように構成されているので、送りコンベヤ３ａ、
３ｂにより搬送されてきたゴムシート材料Ｗの先端Ｗｌ
または後端岡が搬送ラインの吸着保持手段１４の所定位
置にきて停止すると、給排管２８ａ、２８ｂの途中に設
けた三方電磁切り換え弁２９を操作して、圧力室２７ａ
に供給源Ｐから圧気を供給し、昇降用のシリンダ２３の
シリンダ軸２５を下降させる。

そして、ゴムシート材料Ｗの先端罰または後端Ｗ２の上
面に、第２図に示すようにヘッド３１に設けた針３０を
突き刺して食い込ませる。

このような状態から、吸気・圧気切換え電磁弁３５ａを
吸気側に切り換え、同時に吸気・圧気電磁弁３５ｂを作
動させ、給排管３４及びシリンダ軸２５の中空部３３を
吸気状態にする。

すると、ゴムシート材料Ｗは前記ヘッド３１を囲むよう
に設けられた真空バッド３２が、ゴムシート材料Ｗに密
着した状態となっているので、ゴムシート材料Ｗはリン
グ軸２５の中空部３３の吸気によってヘッド３１に吸い
上げられて吸着する。

このような状態から、パワーシリンダ１１を介してタイ
ヤ成形ドラム２側にゴムシート材料Ｗを移動させるので
あるが、この時ゴムシート材料Ｗは、ヘッド３１に対し
て複数本の針３０とエジェクタ一式バキュウーム発生器
３６ａの吸引力により吸着保持されるので、搬送途中に
ヘッド３１からゴムシート材料Ｗが脱落するようなこと
はない。

次に、ゴムシート材料Ｗの先端Ｗｌと後端Ｗ２とが所定
の長さく設定値α）だけ重合し、かつ先端Ｗ１が直線状
になるように補正しながら貼合せる方法について説明す
る。

まず、シート状に成形されたゴムシート材料Ｗが送りコ
ンベヤ３ａ、３ｂにより搬送されてきて、カッター送り
装置４によりタイヤ成形ドラム２の−巻き分に相当する
長さの位置を切断する。次に、送りコンベヤ３ａ、３ｂ
によって所定の長さに切断されたゴムシート材料Ｗをタ
イヤ成形ドラム２側に移動させ、この時ゴムシート材料
Ｗの先端Ｗｌの数箇所（５箇所）を、Ａ点に設けた複数
個の検出手段６によって検出し、その位置を記憶する。

そして検出手段６と電気的に接続する送りコンベヤ３ａ
、３ｂの駆動モータ８　（図示せず）を、ゴムシート材
料Ｗの先端縁１が定点Ｂ近傍に停止するように制御する
。

このような状態から、パワーシリンダ１１を伸長作動さ
せて材料吸着装置５をゴムシート材料Ｗの先端−１近傍
まで移動させ、ここで昇降シリンダ１３を作動させて複
数個の材料吸着手段１４によってゴムシート材料Ｗの先
端−１を吸着保持させる。

次に、パワーシリンダ１１を作動させて複数個の材料吸
着手段１４を定点Ｂがらタイヤ成形ドラム２の定点Ｃ位
置まで移動させ、またパワーシリンダ１１に同期して送
りコンベヤ３ｂを回動させる。

このようにして、ゴムシート材料Ｗの先端Ｗｌの中央が
、タイヤ成形ドラム２の定点Ｃと一致したら材料吸着手
段１４に保持されていたゴムシート材料Ｗの先端目を剥
がし装置１６を介してタイヤ成形ドラム２の定点Ｃ上に
移動し、押さえロール１７にて圧着させる。

この状態から、タイヤ成形ドラム２を所定の速度で所定
の角度回転させると共に、これと同期して送りコンベヤ
３ｂを回転駆動させる。

このようにして、順次送り出されてきたゴムシート材料
Ｗの後端間を、前記検出手段６が検出し、そしてその後
端−２が定点Ｂ近傍まで来るとタイヤ成形ドラム２及び
送りコンベヤ３ｂの駆動が停止する。この時、検出手段
６では、Ａ点から後端−２の各位置を記憶する。

次に、前述と同様に昇降シリンダ１３を作動させて複数
個の材料吸着手段１４によってゴムシート材料Ｗの後端
−２を吸着保持し、そして各々のパワーシリンダ１２を
伸長作動させてゴムシート材料の後端−２が先にタイヤ
成形ドラム２に巻付けられているゴムシート材料Ｗの先
端−１上に設定値α（例えば３上１ｍｍ）だけ重なるよ
うにＢ点から０点まで所定距離移動させる。

また、この時パワーシリンダ１１と送りコンベヤ３ｂと
をタイヤ成形ドラム２と比例同期させながら駆動させる
。

このような状態からゴムシート材料Ｗの後端Ｗ２を剥が
し装置１６によって吸着保持手段１４から外してタイヤ
成形ドラム２の定点Ｂ上に移動させる。

また、この時ゴムシート材料Ｗの先端−１と後端−２と
が第２図に示すように、波状になっている場合には、こ
のまま貼合せを行うと重合する部分が設定値αよりも長
くなったり、また短くなったり、更には先端−１と後端
Ｗ２とが重合しなくなる箇所が生じ、後にタイヤの不良
製品を製造することになるため、上記のような重合部分
の寸法の補正を行う必要がある。

この補正は、ゴムシート材料Ｗの先端Ｗ１と後端−２と
の各位置を複数個の検出手段６により検出しておき、も
し重合部分の長さが設定値αより小さい場合には、即ち
設定値ααの長さよりも短く重なり部分が短くなってい
る場合には、その箇所をパワーシリンダ１２と吸着保持
手段１４によってゴムシート材料の後端−２を吸着保持
し、先端−１側に引っ張りながら設定値αになるように
重ね合わせ、また重合部分が長い場合、つまり設定値α
よりも大きい重ね部分が生じている箇所がある場合には
、上記と同様にその箇所をパワーシリンダ１２と吸着保
持手段１４によってゴムシート材料の後端間を吸着保持
して設定値αとなるように重合して補正するものである
。

なお、補正する場合にはゴムシート材料Ｗの先端−１が
直線となるように補正し、これと同時に上記のような操
作によって設定値αとなるように重合するものである。

このようにして、ゴムシート材料Ｗの先端旧と後端−２
とを設定値α重合するように貼合せて精度の高いタイヤ
を製造するのである。

〔発明の効果〕

この発明は、上記のようにタイヤ成形ドラムに巻付けら
れたゴムシート材料の先端と後端とを貼合せる方法であ
って、前記ゴムシート材料の先端または後端の少なくと
も一方を、複数個の検出手段により検出し、前記ゴムシ
ート材料の一方の端末部を複数個の吸着装置により保持
して他方の端末部に設定長さだけ重合させるようにする
と共に、他方の端末部が直線的になるように補正してゴ
ムシート材料を貼合せるようにしたため、ゴムシート材
料の先端と後端とを常に精度良く貼合すことが出来、ま
た全て自動的に行うため作業能率を著しく向上出来る効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を実施したゴムシート材料の貼合せ装
置の正面図、第２図は第１図の拡大平面図、第３図はゴ
ムシート材料の端末部の貼合せ状態を示す説明図、第４
図は材料吸着装置の断面図である。 １・・・・貼合せ装置、２・・・タイヤ成形ドラム、５
・・・材料吸着装置、６・・・検出手段、Ｗ・・・ゴム
シート材料、匈１・・・先端、Ｗ２・・・後端。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. タイヤ成形ドラムに巻付けられたゴムシート材料の先端
   と後端とを貼合せる方法であって、前記ゴムシート材料
   の先端または後端の少なくとも一方を、複数個の検出手
   段により検出し、前記ゴムシート材料の一方の端末部を
   複数個の吸着装置により保持して他方の端末部に設定長
   さだけ重合させるようにすると共に、他方の端末部が直
   線的になるように補正してゴムシート材料を貼合せるこ
   とを特徴とするゴムシート材料の貼合せ方法。