JPS62130608A - 播種機における育苗器の供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、育苗器をベルトコンベアで移送中に床上を
詰めると共に播種する播種機に関するものである。詳し
くは、この播種機のベルトコンベア上に育苗器を一個ず
つ載置供給する装置に関するものである。

従来技術 従来、実開昭４９−１０５６１４号公報に開示されてい
る通りの、ベルトコンベアの始端側に。

移送方向側が下位で反移送方向側が上位になったストッ
パー枠とこのストッパー枠よりも手前側で当該ストッパ
ー枠と平行な育苗器の底面受具とからなり、前記ストッ
パー枠下部に育苗器の通過口を設けた播種機における育
苗器の供給装置はあった。

発明が解決しようとする問題点 前記の従来技術のような装置では、上方へ積み重ねて載
置される育苗器の全重量がベルトコンベアで繰り出され
つつある育苗器にかからないで、一部受具で重量が受け
られ、かつ育苗器の全面に荷重がかかるため育苗器とベ
ルトコンベアとの間にスリップが生じて確実に育苗器を
繰り出すことができなかった。

問題点を解決するための手段 この発明は、前記の問題点を解消するために、次の技術
的手段を講じた。

即ち、この発明は、紙あるいは薄い合成樹脂で出来てい
る育苗ポットＪ２の上部外周が互いに連接していて、全
体が平面視方形状で多数の育苗ポット群からなる育苗器
２を、その底側の一部が嵌合する底抜と側板とを有する
受枠３で受けて、これを播種機４のベルトコンベア５」
二に供給するに、該ベルトコンベア５の基部側に前記受
枠３と育苗器２とを組み合わせた上下方向の厚みｔより
も低い位置に受枠３の底面を受ける受具６を設け、この
受具６から移送側へ受枠３の移送方向全長よりもやや短
い部位に、移送方向下位から反移送方向」部位に向かっ
て傾斜し育苗器２の移送前端部を受けるストッパー枠７
を設け、このストッパー枠７の下端に、前記受枠３と育
苗器２との組合せ体がベルトコンベア５で繰り出せる通
過口８を設けてなる播種機における育苗器の供給装置と
した。

発明の作用および効果 受枠３に育苗器２を載置嵌合して組合せ、この組み合わ
せたものを、ストッパー枠７の傾斜面に当接させながら
上方へ積み重ね、一番下部の受枠３の底面が受具６で受
けらねるように設定して、ベルトコンベア５を伝動回転
すると一番下部の受枠３と育苗器２との組合せたものが
通過口からくりだされる。このとき、第２段目がら上位
に積み重ねられている受枠３と育苗器２の重量は最下段
の繰り出されつつある育苗器２が繰り出し方向の略真中
まで繰り出されるまでその全重量がこの繰り出されてい
く育苗器２と受枠３とにかがり、その後に受具６でうけ
られる。このため、繰り出し初期において、ベルトコン
ベア５上で受枠３がスリップをおこさずに確実に繰り出
され、繰り出しが終わるころには全重量が最後尾にがが
らなくなり前側が浮きあがらずにくりだされ、引き続き
第２段目がベルトコンベア５上に落下して自動的に繰り
出されて行く。

このように、この発明によると、受枠３と育苗器２とが
組合せられたものが、ベルト上でスリップすることなく
確実に一個ごと繰り出すことができる。

実施例 １０は播種機の機枠で、脚１１．１１・・によって支持
されている。

５はベルトコンベアで、前記機枠１ｏに軸架されたプー
リ１２に巻かけられてモータ（図示せず）で伝動回転さ
れ、矢印イ方向に走行されるよう設けられている。

７はストッパー枠で、平面視がコ型に板体で構成され、
前記コンベア５の始端側上に、その内側壁面が移送方向
側下端から反移送方向側上側に向かうよう傾斜ならしめ
ている。そして、この壁面下端には、後述する受枠３に
育苗器２を組合せた物がコンベア５で繰り出せるように
通過口８を設けている。６は受具で、前記ストッパー枠
７の内側壁下端から移送始端側へ向けて、前記受枠３の
移送方向全長よりもやや短い部位にあって、前記受枠３
と育苗器２とを組み合わせた上下方向の厚みｔよりも低
い位置に受枠３の底面が受けられるように回転自由なロ
ーラを設けている。

１３は育苗器２の押えロールである。

１４は覆土供給装置で、移送されている育苗器２内に少
量ずつ床上を供給するようにホッパー１５の下部に床土
繰出ベルト１６が張設されている。

１７は播種装置で、種子を入れるホッパー１８の下部に
種子繰出ロール１９がもうけられている。

２０は床上供給装置で、前記覆土供給装置１４と同じよ
うにホッパー２１の下部に床土供給ベルト２２が張設さ
れ、移送されている育苗器２内に多量の床上を供給する
よう構成している。

尚、２２．２２、・・・は受枠３を受けるローラで、前
記ベルトコンベア５の移送速度と同じ周速で回転するよ
うに設けている。

育苗器２は、第４図に示した通り、紙あるいは薄い合成
樹脂で出来ている育苗ポット１の上部外周が互いに連接
していて、全体が平面視方形状で多数の育苗ポット群か
らできていて、育苗ポット１の底面には、発芽孔１ａが
穿たれている。

受枠３は、前記育苗器２の底面を受ける底板と外周下部
を嵌合する側板とを有し、底抜には育苗器２がずれるの
を防止する突起ａをもうけている。

次に、上側の作用を説明する。

受枠３に育苗器２を第６図のようにして嵌合させて組合
せた物を、第２図のように複数個ストッパー枠７の内壁
面側に接当するようにして積み重ね、最下段の受枠３を
受具６で受ける。

このとき、最下段の受枠３は、後端が受具６で受けられ
、先端がベルトコンベア５で受けられた恰好となる。

この状態で、コンベア５を伝動回転すると、最下段の育
苗器２と受枠３はコンベア５で通過口８から繰り出され
て行く。このとき、育苗器２が入った受枠３は直ちに受
具６からコンベア５上面に落下して移送されて行く。第
２段目の育苗器入り受枠３は、第２図のように後端下面
が受具６で受けられ、先端側がストッパー枠７で受けら
れた状態で保持される。そして、この第２段目から上側
の全ての育苗器２と受枠３の荷重は、最初繰り出されて
行く最下段の育苗器２の上面で受けられて受具６によっ
ては支えられない。繰り出されて行く育苗器入り受枠３
が略真中まで繰り出されてこの上方に積み重ねられてい
る育苗器２と受枠３との荷重の重心が前後中心よりも後
方に移るとそこで始めて後端が受具６で受けられる。

したがって、繰り出しの初期には、積み重ねられた育苗
器２の入った受枠３の全荷重が繰り出されて行く育苗器
２の上面にかかり、このためベルトコンベア５と受枠３
との間でスリップが殆どおこらずに最下段の育苗器入り
受枠３が確実にくりだされる。

その後、繰り出された育苗器２には覆土供給装置１４で
少量の床上が供給され、続いて播種装置１７で播種され
、その後床土供給装置２０で床上が供給される。即ち、
育苗器２の各ポット１には覆土が最初入って種が蒔かれ
、最後に床上が詰っ一／− た状態になる。この育苗器２の上から周知の苗箱を被せ
て天地返しを行ない、上になった受枠３を外した後、潅
水して一連の播種作業を終えることになる。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の一実施例を示し、第１図は一部断面の側
面図、第２図はその要部の側断面図、第３図は要部の平
面図、第４図は育苗器の一部を示した斜視図、第５図は
受枠の斜視図、第６図は受枠に育苗器を嵌合した状態の
斜視図である。 図中の記号、１は育苗ポット、２は育苗器、３は受枠、
４は播種機、５はベルトコンベア、６は受具、７はスト
ッパー枠、８は通過口を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 紙あるいは薄い合成樹脂で出来ている育苗ポット１の上
   部外周が互いに連接していて、全体が平面視方形状で多
   数の育苗ポット群からなる育苗器２を、その底側の一部
   が嵌合する底板と側板とを有する受枠３で受けて、これ
   を播種機４のベルトコンベア５上に供給するに、該ベル
   トコンベア５の基部側に前記受枠３と育苗器２とを組み
   合わせた上下方向の厚みｔよりも低い位置に受枠３の底
   面を受ける受具６を設け、この受具６から移送側へ受枠
   ３の移送方向全長よりもやや短い部位に、移送方向下位
   から反移送方向上位に向かって傾斜し育苗器２の移送前
   端部を受けるストッパー枠７を設け、このストッパー枠
   ７の下端に、前記受枠３と育苗器２との組合せ体がベル
   トコンベア５で繰り出せる通過口８を設けてなる播種機
   における育苗器の供給装置。