JPS6213009B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6213009B2 JPS6213009B2 JP55053333A JP5333380A JPS6213009B2 JP S6213009 B2 JPS6213009 B2 JP S6213009B2 JP 55053333 A JP55053333 A JP 55053333A JP 5333380 A JP5333380 A JP 5333380A JP S6213009 B2 JPS6213009 B2 JP S6213009B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- endoscope
- curved
- valve
- insertion tube
- trocar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 85
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 85
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 16
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 claims description 2
- 210000000683 abdominal cavity Anatomy 0.000 description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 4
- 238000005286 illumination Methods 0.000 description 4
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 description 4
- 238000007912 intraperitoneal administration Methods 0.000 description 3
- 210000004185 liver Anatomy 0.000 description 3
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
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- 238000012856 packing Methods 0.000 description 2
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
- 239000007779 soft material Substances 0.000 description 1
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Endoscopes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、たとえば腹腔内検査などの体腔内
検査で用いられる内視鏡の挿入補助具としてのト
ラカールの改良に関する。
検査で用いられる内視鏡の挿入補助具としてのト
ラカールの改良に関する。
現在、腹腔内検査にあつては、腹腔鏡などの硬
性鏡を用いて行なわれている。しかしながら、こ
のような硬性鏡は挿入部分の全体が硬性であるた
め、検査にあつてはたとえば肝臓の裏側の観察が
出来ないなどの問題があつた。
性鏡を用いて行なわれている。しかしながら、こ
のような硬性鏡は挿入部分の全体が硬性であるた
め、検査にあつてはたとえば肝臓の裏側の観察が
出来ないなどの問題があつた。
そこで、近時ではたとえば腹腔内検査に適した
内視鏡が開発されている。これは、内視鏡の挿入
部の先端に湾曲部を設けて構成されるもので、た
とえば腹腔内を検査する場合、腹壁に穿刺された
トラカール内に湾曲部および挿入部を挿入して腹
腔内のたとえば肝蔵の裏側を観察することができ
るようになつている。
内視鏡が開発されている。これは、内視鏡の挿入
部の先端に湾曲部を設けて構成されるもので、た
とえば腹腔内を検査する場合、腹壁に穿刺された
トラカール内に湾曲部および挿入部を挿入して腹
腔内のたとえば肝蔵の裏側を観察することができ
るようになつている。
ところで、一般にトラカールは挿入管の手元側
にゴムパツキンなどのシール部材とピストン弁か
ら構成される開閉弁とを備えて構成されていて、
シール部材と開閉弁との間は短かく設定されてい
るのが通常である。
にゴムパツキンなどのシール部材とピストン弁か
ら構成される開閉弁とを備えて構成されていて、
シール部材と開閉弁との間は短かく設定されてい
るのが通常である。
しかして、この種のトラカールの挿入管に内視
鏡の湾曲部および挿入部が挿入されて検査時にお
ける挿入管の内腔のシールが達成されることにな
るが、一般に湾曲部の外被は軟質部材たとえばゴ
ムなどで構成されており内視鏡の挿脱の際、湾曲
部とシール部材との摺接によるいわゆるしごき作
用により湾曲部の外被にたるみなどが発生して湾
曲部を破損にいたしめるおそれがある。
鏡の湾曲部および挿入部が挿入されて検査時にお
ける挿入管の内腔のシールが達成されることにな
るが、一般に湾曲部の外被は軟質部材たとえばゴ
ムなどで構成されており内視鏡の挿脱の際、湾曲
部とシール部材との摺接によるいわゆるしごき作
用により湾曲部の外被にたるみなどが発生して湾
曲部を破損にいたしめるおそれがある。
また、このような湾曲部のしごき作用に対処す
べく湾曲部の外被外径をシール部材の挿通孔より
小径とすれば、シール部材と湾曲部との密接部分
のシール効果が損われるとともにシール部材と開
閉弁との距離が湾曲部の長さより短かいため、開
閉弁のシール効果が損われ内視鏡挿脱時、たとえ
ば腹腔内に送気したガスが開閉弁およびシール部
材を介して体腔外へ漏れてしまうという不具合を
生じる。
べく湾曲部の外被外径をシール部材の挿通孔より
小径とすれば、シール部材と湾曲部との密接部分
のシール効果が損われるとともにシール部材と開
閉弁との距離が湾曲部の長さより短かいため、開
閉弁のシール効果が損われ内視鏡挿脱時、たとえ
ば腹腔内に送気したガスが開閉弁およびシール部
材を介して体腔外へ漏れてしまうという不具合を
生じる。
この発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、湾曲部を備えた内
視鏡挿脱時における体腔内からのガス漏れを防止
するとともに湾曲部の破損を防止することができ
るようにしたトラカールを提供しようとするもの
である。
で、その目的とするところは、湾曲部を備えた内
視鏡挿脱時における体腔内からのガス漏れを防止
するとともに湾曲部の破損を防止することができ
るようにしたトラカールを提供しようとするもの
である。
以下、この発明の一実施例を図面を参照して説
明する。第1図および第2図中1はトラカールの
挿入管で、この挿入管1内の軸方向沿いに内視鏡
2が挿脱自在に挿入できるようになつている。こ
こで、内視鏡2について説明すれば、図中3は接
眼部3aを備えた操作部で、この操作部3には硬
性の挿入部4が接続され、さらにこの挿入部4の
先端には挿入部4の外径より小さな外径で成形さ
れた湾曲部5が接続されている。これら湾曲部5
および挿入部4内には観察用光学フアイバー(図
示しない)および照明用光学フアイバー(図示し
ない)が挿通していて、そのうちの観察用光学フ
アイバーの操作部側は操作部3を介して接眼部3
aに連結されている。また照明用光学フアイバー
の操作部側は操作部3を介して操作部3に設けた
光源装置(図示しない)の接続用の蛇管6に連結
されており、接眼部4から湾曲部5のたとえば前
方側が照明光によつて照射された状態で観察でき
るようになつている。なお、7は湾曲部5を湾曲
変形させるための湾曲操作用のノブである。
明する。第1図および第2図中1はトラカールの
挿入管で、この挿入管1内の軸方向沿いに内視鏡
2が挿脱自在に挿入できるようになつている。こ
こで、内視鏡2について説明すれば、図中3は接
眼部3aを備えた操作部で、この操作部3には硬
性の挿入部4が接続され、さらにこの挿入部4の
先端には挿入部4の外径より小さな外径で成形さ
れた湾曲部5が接続されている。これら湾曲部5
および挿入部4内には観察用光学フアイバー(図
示しない)および照明用光学フアイバー(図示し
ない)が挿通していて、そのうちの観察用光学フ
アイバーの操作部側は操作部3を介して接眼部3
aに連結されている。また照明用光学フアイバー
の操作部側は操作部3を介して操作部3に設けた
光源装置(図示しない)の接続用の蛇管6に連結
されており、接眼部4から湾曲部5のたとえば前
方側が照明光によつて照射された状態で観察でき
るようになつている。なお、7は湾曲部5を湾曲
変形させるための湾曲操作用のノブである。
また上記挿入管1の一端開口部には、開閉弁8
が設けられている。この開閉弁8は挿入管1の端
部に取着されたシリンダ9とこのシリンダ9内に
設けた往復摺動自在なピストン10とから構成さ
れている。そして、ピストン10の一端部には、
操作部である指当て部材11がシリンダ9の端壁
を貫通した状態で突設されている。また、ピスト
ン10の操作部側には、挿入管1の内径とほぼ同
じ径の挿通孔12が穿設されており、開閉弁8の
開閉部8aを構成している。なお、13はシリン
ダ9内に設けたピストン10を常に開閉弁8の操
作部側へ付勢するスプリングであり、25はスプ
リング13を保持するシリンダキヤツプである。
が設けられている。この開閉弁8は挿入管1の端
部に取着されたシリンダ9とこのシリンダ9内に
設けた往復摺動自在なピストン10とから構成さ
れている。そして、ピストン10の一端部には、
操作部である指当て部材11がシリンダ9の端壁
を貫通した状態で突設されている。また、ピスト
ン10の操作部側には、挿入管1の内径とほぼ同
じ径の挿通孔12が穿設されており、開閉弁8の
開閉部8aを構成している。なお、13はシリン
ダ9内に設けたピストン10を常に開閉弁8の操
作部側へ付勢するスプリングであり、25はスプ
リング13を保持するシリンダキヤツプである。
そして、この開閉弁8のシリンダ9およびピス
トン10が挿入管1の軸心方向と直交する方向沿
いに設置され、指当て部材11の往動操作により
必要に応じ挿入管1の内腔を開閉できるようにな
つている。
トン10が挿入管1の軸心方向と直交する方向沿
いに設置され、指当て部材11の往動操作により
必要に応じ挿入管1の内腔を開閉できるようにな
つている。
一方、開閉弁8のシリンダ9の開閉部8aに
は、挿入管1を構成する継管14が挿入管1の軸
心と一致して突設されていて、挿入管1の手元側
15を構成している。この継管14は、内視鏡2
の湾曲部5の長さ寸法より長い寸法を有して成形
されている。そして、この継管14の突出開口端
には、たとえばゴムなどのような弾性部材で成形
された環状のシール部材であるゴムパツキン16
が着脱自在に設けられている。このゴムパツキン
16は継管14の内腔と連通する挿通孔17を有
して構成されており、その挿通孔17の内径とし
ては内視鏡2の湾曲部5の外径より大きな径に設
定されている。
は、挿入管1を構成する継管14が挿入管1の軸
心と一致して突設されていて、挿入管1の手元側
15を構成している。この継管14は、内視鏡2
の湾曲部5の長さ寸法より長い寸法を有して成形
されている。そして、この継管14の突出開口端
には、たとえばゴムなどのような弾性部材で成形
された環状のシール部材であるゴムパツキン16
が着脱自在に設けられている。このゴムパツキン
16は継管14の内腔と連通する挿通孔17を有
して構成されており、その挿通孔17の内径とし
ては内視鏡2の湾曲部5の外径より大きな径に設
定されている。
なお、図中18は挿入部4の手元側に設けた環
状の指標で、この指標18は内視鏡2のトラカー
ルからの抜去時において、湾曲部5の手元端が挿
任管1の先端からわずかに突出した位置をゴムパ
ツキン16の後方側からの目視によつて報知する
もので、たとえば湾曲部5の湾曲したままの状態
であることをたとえば観察者に注意としてうなが
し湾曲部5の湾曲変形状態を元のまつすぐな状態
にさせようとするものである。また、図中19は
挿入部4の先端側に設けた環状の指標で、この指
標19は同様に内視鏡2のトラカールからの抜去
時において、挿入部4の先端が開閉弁8に位置し
たことを同様に目視によつて報知するもので、湾
曲部5が次に開閉弁8に位置することをたとえば
観察者に注意としてうながし湾曲部5を開閉弁8
で挾むことがないよう開閉弁8の開閉操作を行な
わせるようにしたものである。
状の指標で、この指標18は内視鏡2のトラカー
ルからの抜去時において、湾曲部5の手元端が挿
任管1の先端からわずかに突出した位置をゴムパ
ツキン16の後方側からの目視によつて報知する
もので、たとえば湾曲部5の湾曲したままの状態
であることをたとえば観察者に注意としてうなが
し湾曲部5の湾曲変形状態を元のまつすぐな状態
にさせようとするものである。また、図中19は
挿入部4の先端側に設けた環状の指標で、この指
標19は同様に内視鏡2のトラカールからの抜去
時において、挿入部4の先端が開閉弁8に位置し
たことを同様に目視によつて報知するもので、湾
曲部5が次に開閉弁8に位置することをたとえば
観察者に注意としてうながし湾曲部5を開閉弁8
で挾むことがないよう開閉弁8の開閉操作を行な
わせるようにしたものである。
なお、また内視鏡挿入部4の外径はゴムパツキ
ン16の挿通孔17より大きな径で成形されてい
ることはいうまでもない。
ン16の挿通孔17より大きな径で成形されてい
ることはいうまでもない。
そして、このように構成されたトラカールを用
いて、たとえば腹腔内を観察する場合には、まず
腹腔内を気腹した状態で腹壁20に挿入管1を穿
刺固定する。ついで、内視鏡2の湾曲部5および
挿入部4をゴムパツキン16を介して継管14内
に挿入する。そして、ピストン10の側壁に湾曲
部5の先端が当接したところで、指当て部材11
を押圧操作してピストン10を往動させ挿通孔1
2を挿入管1の内腔と継管14の内腔とを連通さ
せる。こののち、さらに湾曲部5および挿入部4
を挿入することにより、挿入管1を介して腹腔内
に湾曲部5、挿入部4の先端側が導びかれる。そ
して、ノブ7を操作して湾曲部5を湾曲変形させ
ることにより、第3図で示すようにたとえば肝臓
21の裏側が照明光によつて照射され接眼部3a
からその状態が観察されることになる。
いて、たとえば腹腔内を観察する場合には、まず
腹腔内を気腹した状態で腹壁20に挿入管1を穿
刺固定する。ついで、内視鏡2の湾曲部5および
挿入部4をゴムパツキン16を介して継管14内
に挿入する。そして、ピストン10の側壁に湾曲
部5の先端が当接したところで、指当て部材11
を押圧操作してピストン10を往動させ挿通孔1
2を挿入管1の内腔と継管14の内腔とを連通さ
せる。こののち、さらに湾曲部5および挿入部4
を挿入することにより、挿入管1を介して腹腔内
に湾曲部5、挿入部4の先端側が導びかれる。そ
して、ノブ7を操作して湾曲部5を湾曲変形させ
ることにより、第3図で示すようにたとえば肝臓
21の裏側が照明光によつて照射され接眼部3a
からその状態が観察されることになる。
そして、観察終了後、内視鏡2をトラカールか
ら抜去する場合には、挿入部4を挿入管1から引
き抜くことにより、まず指標18がゴムパツキン
18の後方側に露出して観察者に湾曲部5が挿入
管1の前方側に位置していることを報知する。そ
して、観察者はその報知を注意として受けとめ湾
曲部5の湾曲変形をまつすぐにもどして戻し忘れ
を行なうことになる。ついで、指標19がゴムパ
ツキン18の後方側に露出し、観察者に湾曲部5
が開閉弁8に近ずいた状態であることが報知され
る。そして、観察者はその報知によつて開閉弁8
の操作開始がうながされ、再び指当て部材11を
押圧操作してピストン10を往動させる。このの
ち、さらに挿入部4を挿入管1から引き抜くこと
により、湾曲部5をピストン10で挾んだり、湾
曲部5を湾曲変形したままの状態とすることなく
継管14、ゴムパツキン16を介して抜去される
ことになり、内視鏡2の湾曲部5を破損させるこ
となくトラカールから抜去される。
ら抜去する場合には、挿入部4を挿入管1から引
き抜くことにより、まず指標18がゴムパツキン
18の後方側に露出して観察者に湾曲部5が挿入
管1の前方側に位置していることを報知する。そ
して、観察者はその報知を注意として受けとめ湾
曲部5の湾曲変形をまつすぐにもどして戻し忘れ
を行なうことになる。ついで、指標19がゴムパ
ツキン18の後方側に露出し、観察者に湾曲部5
が開閉弁8に近ずいた状態であることが報知され
る。そして、観察者はその報知によつて開閉弁8
の操作開始がうながされ、再び指当て部材11を
押圧操作してピストン10を往動させる。このの
ち、さらに挿入部4を挿入管1から引き抜くこと
により、湾曲部5をピストン10で挾んだり、湾
曲部5を湾曲変形したままの状態とすることなく
継管14、ゴムパツキン16を介して抜去される
ことになり、内視鏡2の湾曲部5を破損させるこ
となくトラカールから抜去される。
しかして、トラカールのゴムパツキン16の挿
通孔17を内視鏡2の湾曲部5の外径より大きな
径に設定したことにより、内視鏡2の挿脱時にあ
つては、湾曲部5をゴムパツキン16でしごかれ
ることなく挿脱することができ、挿脱時における
湾曲部5の外被などの破損を未然に防止すること
ができる。そのうえ、トラカールのゴムパツキン
16の挿通孔17と開閉弁8の開閉部8aとの間
の距離を湾曲部5の長さより長く設定したから、
挿脱時にあつてはすくなくとも開閉弁8あるいは
ゴムパツキン16のうちの一方で挿入管1の内腔
を確実にシールすることができ、挿脱時における
腹腔内に送気されたガスの漏洩を確実に防止する
ことができる。特にこれら効果は、挿入部4の外
径より小径な湾曲部5を備えた内視鏡2には有効
である。なお、上述した実施例では、内視鏡2の
挿入部4を硬性としたが、軟性であつても同様な
効果を得ることができる。
通孔17を内視鏡2の湾曲部5の外径より大きな
径に設定したことにより、内視鏡2の挿脱時にあ
つては、湾曲部5をゴムパツキン16でしごかれ
ることなく挿脱することができ、挿脱時における
湾曲部5の外被などの破損を未然に防止すること
ができる。そのうえ、トラカールのゴムパツキン
16の挿通孔17と開閉弁8の開閉部8aとの間
の距離を湾曲部5の長さより長く設定したから、
挿脱時にあつてはすくなくとも開閉弁8あるいは
ゴムパツキン16のうちの一方で挿入管1の内腔
を確実にシールすることができ、挿脱時における
腹腔内に送気されたガスの漏洩を確実に防止する
ことができる。特にこれら効果は、挿入部4の外
径より小径な湾曲部5を備えた内視鏡2には有効
である。なお、上述した実施例では、内視鏡2の
挿入部4を硬性としたが、軟性であつても同様な
効果を得ることができる。
なお、この発明は上述した実施例に限定される
ものではなく、たとえば第4図に示す第2の実施
例および第5図に示す第3の実施例のようにして
もよい。
ものではなく、たとえば第4図に示す第2の実施
例および第5図に示す第3の実施例のようにして
もよい。
すなわち、第2の実施例は上述した実施例に示
すゴムパツキンと挿入管の手元側を構成する継管
とをたとえばゴムなどのような弾性部材で有底円
筒状に一体的に成形して、シール部材としてのシ
ール体30としたもので、このシール体30を従
来の開閉弁8と図示しないゴムパツキンまでの距
離の短かいトラカール31に着脱自在に設け、簡
単に従来のトラカール31にも湾曲部を有する内
視鏡が使えるようにしたものである。
すゴムパツキンと挿入管の手元側を構成する継管
とをたとえばゴムなどのような弾性部材で有底円
筒状に一体的に成形して、シール部材としてのシ
ール体30としたもので、このシール体30を従
来の開閉弁8と図示しないゴムパツキンまでの距
離の短かいトラカール31に着脱自在に設け、簡
単に従来のトラカール31にも湾曲部を有する内
視鏡が使えるようにしたものである。
また、第3の実施例は挿入管1の手元側を構成
する継管14を透明部材で構成して開閉弁8とゴ
ムパツキン16との間の挿入管1の一部を透明に
したもので、この透明な継管14を介して内視鏡
2の指標18,19を目視できるようにしたもの
である。なお、上述した実施例と同一構成部品は
同一番号を附してその説明を省略する。
する継管14を透明部材で構成して開閉弁8とゴ
ムパツキン16との間の挿入管1の一部を透明に
したもので、この透明な継管14を介して内視鏡
2の指標18,19を目視できるようにしたもの
である。なお、上述した実施例と同一構成部品は
同一番号を附してその説明を省略する。
以上説明したようにこの発明によれば、内視鏡
の挿入部の外径より小径な湾曲部および上記挿入
部が挿脱可能な挿入管の手元側に内視鏡の挿入部
および湾曲部の挿脱時におけるその挿入部と密接
してシールする挿通孔を備えたシール部材を設
け、上記挿入管にシール部材の前段に位置して挿
入管内腔を必要に応じ開閉する開閉弁を設け、シ
ール部材の挿通孔と開閉弁の開閉部との間の距離
を内視鏡湾曲部の長さより長くしたから、内視鏡
の挿脱時にあつては湾曲部をシール部材でしごか
れることなく挿脱することができ、挿脱時におけ
る湾曲部の外被などの破損を未然に防止すること
ができる。そのうえシール部材の挿通孔と開閉弁
の開閉部との間の距離を湾曲部より長く設定した
から、内視鏡の挿脱時にあつてはすくなくとも開
閉弁あるいはシール部材のうちの一方で挿入管の
内腔を確実にシールすることができ、挿脱時にお
けるたとえば体腔内に送気されたガスの漏洩を確
実に防止することができるといつた効果を奏す
る。特にこれら効果は挿入部の外径より小径な湾
曲部を備えた内視鏡には有効である。
の挿入部の外径より小径な湾曲部および上記挿入
部が挿脱可能な挿入管の手元側に内視鏡の挿入部
および湾曲部の挿脱時におけるその挿入部と密接
してシールする挿通孔を備えたシール部材を設
け、上記挿入管にシール部材の前段に位置して挿
入管内腔を必要に応じ開閉する開閉弁を設け、シ
ール部材の挿通孔と開閉弁の開閉部との間の距離
を内視鏡湾曲部の長さより長くしたから、内視鏡
の挿脱時にあつては湾曲部をシール部材でしごか
れることなく挿脱することができ、挿脱時におけ
る湾曲部の外被などの破損を未然に防止すること
ができる。そのうえシール部材の挿通孔と開閉弁
の開閉部との間の距離を湾曲部より長く設定した
から、内視鏡の挿脱時にあつてはすくなくとも開
閉弁あるいはシール部材のうちの一方で挿入管の
内腔を確実にシールすることができ、挿脱時にお
けるたとえば体腔内に送気されたガスの漏洩を確
実に防止することができるといつた効果を奏す
る。特にこれら効果は挿入部の外径より小径な湾
曲部を備えた内視鏡には有効である。
第1図はこの発明の一実施例を示す側断面図、
第2図は同じく内視鏡湾曲部を挿入したときの状
態を示す状態図、第3図は同じく使用状態を示し
た状態図、第4図はこの発明の第2の実施例を示
す一部断面した側面図、第5図はこの発明の第3
の実施例を示す側断面図である。 1……挿入管、8……開閉弁、16……ゴムパ
ツキン(シール部材)。
第2図は同じく内視鏡湾曲部を挿入したときの状
態を示す状態図、第3図は同じく使用状態を示し
た状態図、第4図はこの発明の第2の実施例を示
す一部断面した側面図、第5図はこの発明の第3
の実施例を示す側断面図である。 1……挿入管、8……開閉弁、16……ゴムパ
ツキン(シール部材)。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 挿入部の先端に挿入部の外径より小径な湾曲
部を備えた内視鏡と組み合せて使用するトラカー
ルにおいて、上記内視鏡の挿入部および湾曲部が
挿脱可能な挿入管と、この挿入管の手元側に設け
られ内視鏡の挿入部および湾曲部の挿脱時におけ
るその挿入部と密接して挿入管内腔と外気とをシ
ールする挿通孔を備えたシール部材と、上記挿入
管にシール部材の前段に位置して設けられ挿入管
内腔を必要に応じ開閉する開閉弁とを具備し、上
記シール部材の挿通孔と開閉弁の開閉部との間の
距離を内視鏡湾曲部の長さより長く設定したこと
を特徴とするトラカール。 2 シール部材の挿通孔を内視鏡湾曲部の外径よ
り大きい径に設定したことを特徴とする特許請求
の範囲第1項に記載のトラカール。 3 挿入管はシール部材と開閉弁との間を透明部
材で構成してなることを特徴とする特許請求の範
囲第1項に記載のトラカール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5333380A JPS56148332A (en) | 1980-04-22 | 1980-04-22 | Tracheal |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5333380A JPS56148332A (en) | 1980-04-22 | 1980-04-22 | Tracheal |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56148332A JPS56148332A (en) | 1981-11-17 |
JPS6213009B2 true JPS6213009B2 (ja) | 1987-03-23 |
Family
ID=12939805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5333380A Granted JPS56148332A (en) | 1980-04-22 | 1980-04-22 | Tracheal |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS56148332A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62183812U (ja) * | 1986-05-15 | 1987-11-21 | ||
JPS6450801U (ja) * | 1987-09-25 | 1989-03-29 | ||
JP2006014960A (ja) | 2004-07-01 | 2006-01-19 | Olympus Corp | 内視鏡 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4853590A (ja) * | 1971-10-21 | 1973-07-27 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5724327Y2 (ja) * | 1977-10-08 | 1982-05-26 |
-
1980
- 1980-04-22 JP JP5333380A patent/JPS56148332A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4853590A (ja) * | 1971-10-21 | 1973-07-27 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56148332A (en) | 1981-11-17 |
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