JPS62129414A - 法枠工における注入アンカ−工法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ｒ　昨−微　１−（Ｔ１迫ｌ出、＾、調　Ａ本発明は、
法面保護のために施工される法枠の構築において透孔を
有する孔管杭を打ち込んで型枠材と同時に孔管杭内にコ
ンクリート等を注入する法枠工における注入アンカー工
法に係るものである。

（従来の技術）・ ・　現在各種の法枠材が使用されているが、その組立て
は高所や急斜面での作業となり、又法面起伏にそった施
工は容易ではない等のためにコンクリート二次製品等の
重い材料から組立て作業の簡便なプラスチック等の軽量
な材料を用いた法枠材が多く使用されるようになってき
ている。

（発明が解決しようとする問題点） この法枠材の斜面上での固定には鋼製の棒状アンカーが
使用されることが多い。このアンカーは法枠材の交点に
打ち込まれ１．法枠材及び中詰客土等の重量を支える役
目を有しているが、アンカーと法枠材の接合力が弱いた
めに法枠材がアンカーから離脱して崩落するという問題
が発止する。

又、ソノ施工ニ当っては硬質地山の場合にはアンカーノ
打ち込みが困難となるためドリルで穿孔してアンカーを
挿入して施工されることが多く、盛土の場合は打ち込み
が容易である為、単に打ち込み式となっている。しかし
、このいずれの場合もアンカーと地山の密着性が°不良
であるため引抜き抵抗力が極度に低く、霜柱等の少しの
外力でアンカーが引き抜かれてその支持力を喪失すると
いう問題がある。

本発明者は、これら従来の法枠に使用されるアンカーの
問題点を解決できる新規な法枠におけるアンカー構築方
法について種々検討した結果、一定長さを有する端面形
状中空矩形の型枠材を法面上に組立て設置するに際し、
透孔を有する孔管杭を打ち込んで型枠材と同時に孔管杭
内にコンクリート等を注入すれば、上記欠点を解決でき
るとの結論に達し、本発明に到達した。

（問題点を解決するための手段） すなわち本発明は、板状体にょ−り感型された一定長さ
を有する端面形状中空矩形の透孔を有する型枠材を法面
上に・組立て設置するに際し、透孔を有する管杭をジヨ
イントの底面に設けた穴を貫通させて杭の頭部がジヨイ
ントの内部に残るように打ち込み、ジヨイントの開口部
を締め付け金具で封鎖固定した後、該型枠材の上部適宜
箇所よりコンクリート等の流動物を注入し、型枠材と共
に孔管杭内にコンクリート等を注入して構築することを
特徴とする法枠工における注入アンカー工法である。

（実施例） 以下本発明の実施例につき図面に基き説明する。

本発明に使用する型枠材の材質は、軽量で現場でも組立
てできることから、副水性ダンボール、ブリキ板にスリ
ットを設けそれをひき伸ばしたりプラスを用いることが
望ましい。

型枠材の（１）の形状及び機能は、端面形状中空矩形で
４面に透孔を有しており、この透孔は型枠材を軽量化す
るとともに流動物の混線水分を注入圧力によって絞り出
す機能を有している。法面（３ψに上記した 型枠材（１）をジヨイント（２）に差し込みながら法面
下部より組立ててゆくに際しジヨイントの底面に設けた
穴を貫通させて透孔（７）を有する孔管杭（６）を杭の
頭がジヨイントの内部に残るよう打ち込んで固定した後
、ジヨイントの開口部を締め付け金具（５）でボルト（
３）とナツト（２）を利用して封鎖固定しながら型枠材
を組立°ててゆく。

組立てが完了したならば型枠材の上部適宜箇所よりコン
クリート等の流動物を注入する。注入されたコンクリー
ト等の流動物は型枠材の内部を流下し、下部より充填さ
れてゆき、さらに透孔ダ有する孔管杭の頭部開口部より
流入して内部に充填される。杭の透孔はコンクリート等
流動物が流入時に内部の空気をぬく役目を果すとともに
、透孔から浸出したコンクリートに含まれる主としてモ
ルタルミルクが孔管杭の周辺の土壌間隙に注入圧によっ
て充填されるようになる。

（発明の効果） 以上のように本発明は、板状体により成型された一定長
さを有する端面形状中空矩形の透孔を有。

する型枠材を法面上に組立てて設置するに際し、透孔を
有する孔管杭をジヨイントの底面に設けた穴を貫通させ
て杭の頭部がジヨイントの内部に残るように打ち込み、
ジヨイントの開口部を締め利は金具で封鎖固定した該型
枠材の上部適宜箇所よりコンクリート等の流動物を注入
し、型枠材と共に孔管杭内にコン、クリート等を注入し
て構築する法枠工における注入アンカー工法であるから
、高所や急傾斜面での作業には最適であり、地山、アン
カー、法枠の各々が一体化した重量で強度のある構造体
が形成できる。

本発明によって構築する法枠工における注入アンカー工
法は、アンカーと法枠が一体化された構造となるため法
枠材がアンカーから急脱して崩落することはなくなると
共に孔管杭の透孔から浸出したコンクリートに含まれる
主としてモルタルミルクが孔管杭の周辺の土壌間隙に注
入圧によって充填されて、アンカーの引抜き抵抗力が飛
躍的に向上し、霜柱等の外力でアンカーが引き抜かれて
その支持力を喪失することはなくなった。

又、型枠材は板状体のまま現場に搬入し、現場で組立て
ることができるので、運搬経費を軽減できると共に現場
に合せて切り張りできるので、現場に即応した法枠が形
成できる。

更に、コンクリート等の流動物を注入したならば流動物
の混練水の余剰水分が注入圧力によって型枠材の透孔か
ら絞−り出されることによって水、セメント比が低下す
るので、硬化時間を速め、高密度、高強度の一体・化し
た法枠体が得られる等種々の効果を奏するのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の施工断面図である。 図中■は法面、（１）は型枠材、（２）はジヨイント、
（３）はボルト、（４）はナツト、（５）は締め付け金
具、（６）は透孔を有する孔管杭、（７）は孔管杭の透
孔である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）板状体により成型された一定長さを有する端面形状
   中空矩形の透孔を有する型枠材を法面上に組立て設置す
   るに際し、透孔を有する孔管杭をジョイントの底面に設
   けた穴を貫通させて杭の頭部がジョイントの内部に残る
   ように打ち込み、ジョイントの開口部を締め付け金具で
   封鎖固定した後該型枠材の上部適宜箇所よりコンクリー
   ト等の流動物を注入し、型枠材と共に孔管杭内にコンク
   リート等を注入して構築することを特徴とする法枠工に
   おける注入アンカー工法。 ２）板状体が副水性ダンボールである特許請求の範囲第
   １項の法枠工における注入アンカー工法。 ３）板状体がブリキ板である特許請求の範囲第１項の法
   枠工における注入アンカー工法。