JPS62128471A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JPS62128471A
JPS62128471A JP26796285A JP26796285A JPS62128471A JP S62128471 A JPS62128471 A JP S62128471A JP 26796285 A JP26796285 A JP 26796285A JP 26796285 A JP26796285 A JP 26796285A JP S62128471 A JPS62128471 A JP S62128471A
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voltage
circuit
output
signal
induction heating
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JP26796285A
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照也 田中
勝春 松尾
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、被加熱体を電磁誘導による渦電流損に基づき
加熱する誘導加熱調理器に関する。
[発明の技術的背景とその問題点] 従来、この種の誘導加熱調理器は、被加熱体として例え
ば鉄或はステンレス製の鍋を対象として誘導加熱するも
のが一般的である。このものにおいては、鍋加熱用の誘
導加熱コイル及び共振用のコンデンサから成る共振回路
にインバータにより高周波出力を供給して鍋を誘導加熱
しているが、鍋の有無を検出する手段としては、例えば
共振回路或はインバータ用直流電源における所定部位の
電圧、電流或は電力の各大きさを検知し、その検知結果
に基づいて鍋が無いことを検知するものが供されている
ところが、上記構成では、鍋の大きさ、形状或は載置状
態の相違に伴う共振回路の出力変動、電源電圧の変動、
直流電源電圧のりプル等による変動、制御人力電力の相
違等数多くの条件を考慮しなければならず、鍋の有無を
判別する条件の設定が大変難しいという欠点があった。
特に近年、このような誘導加熱調理器においてアルミニ
ウム或は銅製の鍋をも誘導加熱することが要望されてい
る。ところが、アルミニウム或は銅は比透磁率及び固有
抵抗の何れもが極めて小さいので、鉄或はステンレス製
等の鍋の場合と同程度の加熱効率を得るには、その人力
抵抗を同程度にする必要がある。このため、アルミニウ
ム或は銅製の鍋を加熱する場合には、誘導加熱コイルの
巻数を多くすると共にインバータの高周波出力の周波数
をかなり高くしなければならないから、表皮効果による
誘導加熱コイル自身の高周波損失抵抗か鉄或はステンレ
ス製等の鍋を加熱する場合に比べて大きくなる。従って
、このようにアルミニウム或は銅製の鍋を加熱すべく誘
導加熱コイルの巻数を多くすると共にインバータの出力
周波数を高く切換えた場合には、鍋の有無に伴う共振回
路の出力の変化が少ないので、上記のように電圧、電流
或は電力の各大きさを検知する手段により鍋の有無を険
知することはほとんど不可能であるという問題がある。
[発明の目的] 本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、その1」的
は、彼加熱体の有無をその肢加熱体の材質の如同に拘ら
ず容易1つ確実に検知し得る誘導加熱調理器を提供する
にある。
[発明の概要] 本発明は、複数の巻数を選択可能な彼加熱体!JU熱用
の誘導加熱コイル及び複数の静電容量を選択可能な共振
用のコンデンサから成る共振回路を設け、この共振回路
に誘導加熱コイルの巻数及びコンデンサの静電容量を切
換え得るように切換装置を設け、更に、共振回路にその
共振周波数に対応した周波数の高周波出力を供給するイ
ンバータを設けた誘導加熱調理器において、共振回路の
動作状態に基づいて披加熱体の有無を検知して無負荷検
知信号を出力する無負荷検知手段を設けたところに特徴
を何する。
[発明の実施例] 以下本発明の第1の実施例につき第1図及び第2図を参
照して説明する。
第1図において、1は直流電源で、これは商用電源2の
出力を整流・平滑する余波整流回路3及び平滑用コンデ
ンサ4から成る。5は交流電源2と金波整流回路3との
間に接続された人力制限回路で、これは電圧降下用の抵
抗6とこれを短絡するスイッチ7とから成り、スイッチ
7のオフ時において全波整流回路3に対する入力を制限
して直流電源1の出力を低電圧化させる。8は第1及び
′−j42の誘導加熱コイル8a及び8bから成る次数
例えば2種類の巻数を選択可能な誘導加熱コイル、9は
第1及び第2のコンデンサ9a及び9bから成る次数例
えば2種類の静電容量を選択可能な共振用のコンデンサ
で、これら誘導加熱コイル8及び共振用のコンデンサ9
から共振回路10が構成されている。ここで、11は切
換装置たる切換スイッチで、この場合、切換スイッチ1
1の接点(c−a)間オンのとき第1及び第2の誘導加
熱コイル8a及び8bと第1及び第2のコンデンサ9a
及び9bとが全て直列に接続されることにより、鍋12
がアルミニウム或は銅等の比透磁率及び固a抵抗が小さ
な材質よりなる場合に好適した状態、即ち誘導加熱コイ
ル8の巻数が80タ一ン程度、共振回路10の共振周波
数が50kHz程度になるように設定され、一方、切換
スイッチ11の接点(c−b)間オンのとき第1の誘導
加熱コイル8aと第2のコンデンサ9bが直列に接続さ
れることにより、鍋12が鉄或はステンレス等の比透磁
率及び固を抵抗が大きな材質よりなる場合に好適した状
態、即ち誘導加熱コイル8の巻数が20タ一ン程度、共
振回路10の共振周波数が201c Hz程度になるよ
うに設定されている。尚、誘導加熱コイル8」―には図
示しないトッププレートを介して液加熱体たる鍋12が
載置される。13は鍋12の材質を例えば共振回路10
の共振状態に基づいて険知する材質検知装置で、これは
鍋12がアルミニウム或は銅製のとき切換スイッチ11
の接点(c−a)間をオンすると共に、鍋12が鉄或は
ステンレス製のとき切換スイッチ11の接点(c−b)
間をオンするように動作する。
14は共振回路10に高周波出力を供給するインバータ
で、これは夫々NPN形の第1のスイッチングトランジ
スタ15及び第2のスイッチングトランジスタ16の各
コレクタ・エミッタ間を前記平滑用コンデンサ4の両端
子間に直列に接続することにより構成されている。そし
て、トランジスタ15及び16の各エミッタが共振回路
10に対して図示の如く接続されている。17は位相比
較回路で、これは、インバータ14の出力電圧たるトラ
ンジスタ16のコレクタ電圧Vc及びコンデンサ9bの
端子電圧Vdを人力してこれらの位相を比較し、その位
相差が90度になる(共振回路10が共振状態になる)
までの偏差に応じた直流電圧信号Saを出力する。18
はボルテージコンドロールドオシレータで、これは、切
換スイッチ装置19が接点(c−a)間オンのとき位相
比較回路17からの直流電圧信号Saを受けてその電圧
レベルに対応する周波数で発振し、その発振出力信号を
インバータ駆動回路20へ出力している。
更に、インバータ駆動回路20は、その人力される発振
出力信号に応じて第1のスイッチングトランジスタ15
と第2のスイッチングトランジスタ16とにベース電流
を供給してこれらを交互にオンオフさせ、以て、インバ
ータ14から該発振出力信号ひいては前記直流電圧信号
Saに応した周波数の高周波出力を共振回路10に供給
させるようになっている。21は明朗回路で、以ドこれ
について第2図も参照しながら述べる。
即ち、第2図において、22はボルテージホロワで構成
されたオペアンプである。23は抵抗24.25.26
及びNPN形のトランジスタ27からなる電圧発生回路
で、これにはその抵抗24にアナログスイッチ28を介
して直流電源電圧子V c c 1が印加されるように
なっている。このトランジスタ27のコレクタ端子は、
切換スイッチ装置29の接点(c−a)間及びコンデン
サ30を介して1宜流電圧十V c c 2が印加され
るようになっていると共に、同切換スイッチ装置29の
接点(c−b)間及びコンデンサ31を介して直流電圧
+Vcc3が印加されるようになっている。
ここで、切換スイッチ装置29は材質検知装置13から
信号を受けて、鍋12がアルミニウム或は銅製のとき接
点(C−a)間をオンすると共に、鍋12が鉄或はステ
ンレス製のとき接点(c−b)間をオンするようになっ
ている。32は初期パルス発生回路で、これは、スイッ
チ33がオンされると所定時181だけハイレベル信号
を出力するようになっており、前記アナログスイッチ2
8はこのハイレベル信号を受けて所定時間だけオンされ
るようになっている。而して、アナログスイッチ28が
オンされると、これに応じてトランジスタ27がオンさ
れるようになるため、この状態で切換スイッチ装置u2
9の接点(C−a)間がオンされていた場合には、電圧
発生回路23の出力電圧(+−ランジスタ27のコレク
タ電圧)が直流電圧+Vcc2に対応したレベルからコ
ンデンサ30及び抵抗26の時定数に応じた速度で次第
に低下するようになり、また、切換スイッチ装置29の
接点(c−b)間がオンされていた場合には、電圧発生
回路23の出力電圧が直流電圧+Vcc3に対応したレ
ベルからコンデンサ31及び抵抗26の時定数に応じた
速度で次第に低下するようになるものであり、斯かる各
出力電圧はオペアンプ22の入力端子(+)に与えられ
る。従って、初期パルス発生回路32からハイレベル信
号が出力されたときには、オペアンプ22から切換スイ
ッチ装置29の切換状態に応じて上記直流電圧子VCC
2若しくは+Vcc3から次第に低下する電圧変化に対
応した初期直流電圧信号が出力されるようになっている
。このため、オペアンプ22から出力される初期直流電
圧信号も次第に電圧低下するようになる。そして、この
ようなm初回流電圧信号は切換スイッチ装置19の接点
(c−b)間がオンのとき前記ボルテージコンドロール
ドオシレータ18に与えられるようになっている。尚、
前記直流電圧+Vcc2は、鍋12がアルミニウム或は
銅等よりなる場合に必要な初期直流電圧信号に対応して
設定され、前記直流電圧+Vcc3は、鍋12が鉄或は
ステンレス等よりなる場合に必要な初期直流電圧信号に
対応して設定されている。
さて、34は無負荷検知手段で、これは第1図に示すよ
うにインバータ14の出力電圧たるトランジスタ16の
コレクタ電圧Vc及びコンデンサ9bの端子電圧Vd並
びに初期パルス発生回路32からの出力信号を入力する
と共に、位相比較回路17からの直流電圧信号Saを切
換スイッチ装置19の接点(c−a)間を介して人力す
るようになっており、以下、この無負荷検知手段34に
ついて第2図に従って詳述する。35及び36はコンパ
レータで、これらは抵抗37.38及び抵抗39.40
から成る各分圧回路を介して夫々上記トランジスタ16
のコレクタ電圧Vc及びコンデンサ9bの端子電圧Vd
を人力して、これらに対応する矩形波信号を出力するよ
うになっている。
41はイクスクルーシブオア回路で、これは、コンパレ
ータ35,36からの各矩形波信号を受けて、両川形波
の位相差(トランジスタ16のコレクタ電圧Vc及びコ
ンデンサ9bの端子電圧Vdの位相差)が90度のとき
、デユーティ比が50%で且つ周波数が共振回路10の
共振周波数の2倍の矩形波信号を出力するようになって
いる。42は抵抗43及びコンデンサ44から成る積分
回路として構成された平均値回路で、これは、イクスク
ルーシブオア回路41からの矩形波信号の周期よりも長
い時定数に設定されており、イクスクルーシブオア回路
4Nからのデユーティ比50%の矩形波信号を受けるこ
とにより前述の位相差か90度のときにVccl/2の
電圧信号を出力するようになっている。45はL眼用の
コンパレータで、これは抵抗46及び47によって分圧
された(Vcc1/2)+ΔVの基準電圧と平均値回路
42の出力電圧信号とを比較し、該出力電圧信号が(V
ccl/2)+ΔVよりも小さいときはローレベル、そ
れ以外のときはハイレベルを出力するようになっている
。また、48は下限用のコンパレータで、これは抵抗4
9及び50によって分圧された(Vccl/2)−ΔV
の基票電圧と平均値回路42の出力電圧信号とを比較し
、該出力電圧信号が(Veai/2)−ΔVよりも大き
いときはローレベル、それ以外のときはハイレベルを出
力するようになっている。従って、コンパレータ45,
4gの各出力の共通接続点Cは、平均値回路42の出力
電圧信号が(Veal/2)±ΔVの範囲内にあるとき
はローレベル、それ以外のときはハイレベルとなってい
る。ここで、電圧範囲(Vccl/2)±ΔVは上記共
振回路10が鍋12に対応する略共振状態になって充分
に電流が流れるようになった場合に対応しており、従っ
て共振回路10が略共振状態にあるときには共通接続点
Cからローレベル信号が出力され、非共振状態にあると
きには共通接続点Cからハイレベル信号が出力される。
51はアンド回路で、これは′PJJ期パルス発生回路
32及びコンパレータ45.48の共通接続点Cの各出
力信号を受けてこれらのアンド信号を切換スイッチ装置
19へ出力している。従って、上記共通接続点Cからの
ハイレベル信号(共振回路10が非共振状態にある旨を
示す信号)は、初期パルス発生回路32からハイレベル
信号が出力されている期間のみ有効化されることになる
。そして、切換スイッチ装置19はアンド回路51から
のアンド信号がハイレベルの場合(共振回路10が非共
振状態にある場合)にIn点(c −b )間がオンさ
れ、ローレベルの場合(共振回路10が略共振状態にな
った場合)に接点(C−a)間がオンされるように設定
されている。52はD型フリップフロップで、これはD
端子にコンパレータ45.4gの共通接続点Cの出力信
号を受けると共に、CK端子に初期パルス発生回路32
からの出力信号を受けるようになっている。そして、D
型フリップフロップ52の出力はQ端子からオア回路5
3を介して前記インバータ駆動回路20へ出力されてい
る。ここで、D型フリップフロップ52は、例えばスイ
ッチ33のオンに連動してリセットされるようになって
おり、そのリセット状態ではQ端子からローレベル信号
が出力されるようになっていると共に、CK端子にハイ
レベルからローレベルに変化する立ち下がりエツジ信号
が入力されると、その時点でのD端子に対する入力信号
がQ端子から出力されるようになっている。また、イン
バータ駆動回路20は、オア回路53からローレベル信
号を受けた状態でインバータ14を駆動し、ハイレベル
信号を受けた状態でインバータ14を停止させるように
なっている。54はコンパレータで、これは、切換スイ
ッチ装置19の接点(c−a)間を介して与えられる位
相比較回路17からの直流電圧信号と分圧回路55から
出力される基準電圧とを比較する。ここで、分圧回路5
5は切換スイッチ装置56及び直流電源電圧+Vcc1
を分圧する抵抗57.58.59から成るもので、切換
スイッチ装置56が接点(c−a)間オンのとき基準電
圧Va十Δ■を、接点(c−b)間をオンのとき基準電
圧vb十ΔVをコンパレータ54へ出力している。但し
、Vaは、アルミニウム或は銅製の鍋12を誘導加熱し
た状態で鍋12が無くなったときに共振回路10の共振
周波数をフィードバックして(I′1.相比較回路17
から出力される直流電圧信号Saの電圧レベルに対応し
、vbは、鉄或はステンレス製の鍋12を誘導加熱した
状態でm12が無くなったときにおける上記直流電圧信
号Saの電圧レベルに対応する。そして、切換スイッチ
装置56は材質検知装置13から信号を受けて、鍋12
がアルミニウム或は銅製のとき接点(C−a)間をオン
すると共に、鍋12が秩或はステンレス製のとき接点(
c−b)間をオンするようになっている。これによって
、コンパレータ54は位相比較回路17から出力される
直流電圧と1λ弗電圧Va十Δv、vb+ΔVとを選択
的に比較し、直流電圧が基準電圧Va十Δv、vb+Δ
Vよりも高い各状態(鍋12がある状態)でローレベル
信号を出力し、直流電圧が基準電圧Va+ΔV。
vb+ΔVよりも低い各状態(鍋12が無い状態)でハ
イレベル信号より成る無負荷検知信号S1を出力するも
のであり、上記無負荷検知信号S、はオア回路53を介
して前記インバータ駆動回路20へ1:8えられるよう
になっている。
尚、第1図における人力制限回路5は1月初パルス発生
回路32の出力信号を受けるようになっており、初期パ
ルス発生回路32からハイレベル信号を受けてスイッチ
7がオフされ、ローレベル信号を受けてスイッチ7がオ
ンされるようになっている。これにより、インバータ1
4が初期回路21により初期駆動されている間(初期パ
ルス発生回路32からハイレベル信号が出力されている
間)は、直流電源1からインバータ14に低電圧が印加
され、インバータ14の出力電圧が低く抑制されるよう
に設定されている。
次に上記構成の作用を説明する。まず、鍋12の材質が
アルミニウム或は銅の場合について述べる。この場合、
材質検知装置13により切換スイッチ11及び切換スイ
ッチ装置29,5.6の各接点(C−a)間が夫々オン
され、アルミニウム或は銅製の鍋12を誘導加熱する状
態に設定される。
このような状態で、まずインバータ14の初期駆動時に
ついて述べる。スイッチ33がオンされると、初期パル
ス発生回路32が所定時間だけハイレベル信号を出力す
る。この時点では、共振回路10が」(娠状態になって
いないことによりコンパレータ45.4gの共通接続点
Cからハイレベル信号か出力されており、この結果、ア
ンド回路51はハイレベル1d号を出力して切換スイッ
チ装置19に与える。切換スイッチ装置19はこのハイ
レベル信号を受けて接点(C−a)間がオンになる。こ
のとき、初期回路21においては、初期パルス発生回路
32のハイレベル信号を受けてアナログスイッチ28が
オンされることにより、トランジスタ27がオンされる
ようになり、以て、アルミニウム或は銅製の鍋12に対
応する初期直流電圧信号がオペアンプ22からボルテー
ジコンドロールドオシレータ18へ出力される。これに
より、ボルテージコンドロールドオシレータ18はその
初期直流電圧信号に応じた周波数即ちアルミニウム或は
銅製の鍋12を誘導加熱するための共振回路10に対し
てその略共振周波数の発振出力信号をインバータ駆動回
路2oへ出力し、これに応じて、インバータ駆動回路2
oがスイッチングトランジスタ15.16をオンオフし
、以て、インバータ14から略共振周波数の高周波出力
が共振回路10へ供給される。ここで、鍋12の載置状
態によって共振回路1oの共振周波数が変化しても、こ
の変化に対応する分については、オペアンプ22からの
初期直流電圧信号の電圧低下に応じた発振出力信号の周
波数の漸減により吸収されるようになっている。即ち、
発振出力信号の周波数の漸減によりインバータ14の出
力周波数が低下して共振回路10か共振状態になると、
共振回路10に流れる電流が急増し且つトランジスタ1
6のコレクタ電圧Vc及びコンデンサ9bの端子電圧V
d間の位相差が90度になってコンパレータ45,4g
の共通接続点Cの出力信号がローレベルとなる。すると
、このローレベル信号を受けたアンド回路51の出力が
ローレベル信号に反転してこれか切換スイッチ装置19
に与えられるため、切換スイッチ装置19の接点(c−
a)間がオンとなり、これ以後は位相比較回路17によ
りJI:娠回路10の共振状態が維持されるようにフィ
ードバック制御されて鍋12の誘導加熱が実行される。
さて、前記スイッチ33のオン時において、鍋12が載
置されていない場合については、上記のようにインバー
タ14から略共振周波数の高周波出力が共振回路10へ
供給されても、この高周波出力の周波数は鍋12が無い
場合の共振回路10の共振周波数と異なる。というのは
、鍋の有無によって誘導加熱コイル8のインダクタンス
が変化するため、f−1/2πルr7−で、(fは周波
数、Lは誘導加熱コイルのインダクタンス、Cはコンデ
ンサの静電容量)の式から明らかなように、;#、iの
a無によって共振回路1oの共振周波数が変化する。従
って、この場合には共振回路1oが共振状態にならない
ので、コンパレータ45.48cr+共通接続点Cはハ
イレベルのままである。このような状態で、所定時間か
経過してw期パルス発生回路32の出力信号がハイレベ
ルがらローレベルに変化し、その立ち下がりエツジ信号
がDJF9フリップフロップ52ので1端子へ人力され
ると、」二連したコンパレータ45,4gの共通接続点
Cがらのハイレベル信号がD型フリップフロップ52の
D端子に与えられているため、そのD型フリップフロッ
プ52のQ端子からの出力がハイレベル信号に反転し、
そのハイレベル信号が無負荷検知信号S2として出力さ
れる。そして、インバータ駆動回路20は、オア回路5
3を介して上記無負荷検知信号S2を受けることにより
インバータ14の駆動を停止する。
次に、切換スイッチ装置19の接点(c−a)間がオン
され、位相比較回路17によりフィードバック制御され
ながらインバータ14の駆動が行われてアルミニウム或
は鋼製の鍋12の誘導加熱が実行されているときに、鍋
12が図示しないトッププレート上から取り除かれる場
合の無負荷検知について述べる。上記材質の鍋12が誘
導加熱されているときには共振回路10に50kHz程
度の高周波出力が通電されている。このとき、無負荷検
知手段34のコンパレータ54に位相比較回路17から
前記50 k Hzに対応する直流電圧信号Saが与え
られているが、この場合には直流電圧信号Saは基準電
圧Va+ΔVよりも大きいので、コンパレータ54はロ
ーレベル信号を出力している。さて、このような状態で
鍋12がトッププレート上から無くなると、共振回路1
0の共振周波数は50 kHzから27kHz程度に変
化する。すると、位相比較回路17からの直流電圧信号
Saの電圧レベルが上記共振周波数の低下に応じて低下
し、以て、この直流電圧信号Saが基準電圧Va+ΔV
よりも小さくなるので、コンパレータ54はハイレベル
信号より成る無負荷検知信号S1を出力する。この無負
荷検知信号S1をオア回路53を介して受けることによ
り、インバータ駆動回路20はインバータ14の駆動を
停止にする。
一方、鉄或はステンレス製の鍋12を誘導加熱する場合
については、材質検知装置13により切換スイッチ11
及び切換スイッチ装置29.56の各接点(c−b)間
が夫々オンされ、鉄或はステンレス製の鍋12を誘導加
熱する状態に設定される。このような状態で、インバー
タ14の1刃用駆動時及び位相比較回路17によるフィ
ードバック制御によって駆動されるインバータの通常駆
動時における、夫々の無負荷検知回路34の作用につい
ては、アルミニウム或は銅製の鍋12を誘導加熱する場
合の作用説明とほとんど同じである。
異なるところは、初期回路21の初期直流電圧として直
流7ヒ圧+V c c 2の代わりに直流電圧+Vcc
3に応じたものが出力される点と、コンパレータ54に
おいて位相比較回路17からの直流電圧信号と秩或はス
テンレス用の基準電圧vb+Δ■とを比較する点である
このような構成の本実施例によれば、共振回路10の動
作状態特には鍋12の有無に応じた共振回路10の共振
周波数の変化に基づいて鍋12が無いことを示す無負荷
検知信号S1を得ると共に、同じく」(振回路10の動
作状態特にはスイッチ33のオン後に所定時間が経過し
た時点で共振回路10が共振しているか否かに基づいて
鍋12が無いことを示す無負荷検知信号S2を得る無負
荷検知手段34を設けるように構成したので、従来のよ
うに”1.’i 雑な条件を設定する必要がなくなり、
共振回路10の動作状態に基づくだけであるから、無負
荷検出を容易且つ確実に行なうことができる。
また、従来無負荷検出の困難なアルミニウム或は銅製の
鍋を誘導加熱する場合についても、共振回路10の動作
状態に基づくだけで無負荷検出を容Buつ確実に行なう
ことができる。更に、インバータ14の切期駆動を行な
っている間は、人力制限回路5によりインバータ14の
出力電圧を低く抑制するようにしたので、インバータ1
4のスイッチングトランジスタ15.16に高電圧が印
加されることを防11ユでき、インバータ14の破壊を
防11−シ得る。
尚、上記実施例において、人力制限回路5にゼロクロス
検知回路を設けることにより、平滑用コンデンサ4の端
子電圧を更にゆっくりと上y11させるようにしても良
く、また、材質検知装置13により切換スイッチ11及
び切換スイッチ装置29゜56を切換える代わりに、手
動により切換えるようにしても良い。
第3図は本発明の第2の実施例を示すもので、以上これ
について第1の実施例を示す第1図と異なるところにつ
いてのみ説明する。60はインバータエ4の代わりに設
けられたインバータで、これはスイッチングトランジス
タ61及びダンパーダイオード62から成るものである
。63a、63bは誘導加熱コイル8a、8bに代わる
誘導加熱コイル、64a、64bは共振用のコンデンサ
9a、9bに代わるコンデンサで、これらにより共振回
路65が構成されている。66.67は切換スイッチ1
1の代わりに設けられた切換装置たる切換スイッチで、
これらの各接点(c−a)間がオンのとき誘導加熱コイ
ル63a、63b及びコンデンサ64bが直列に接続さ
れてアルミニウム或は銅製の鍋12の誘導加熱用となり
、各接点(c−b)間がオンのとき誘導加熱コイル63
b及びコンデンサ64aが直列に接続されて鉄或はステ
ンレス製の鍋12の誘導加熱用となる。δ6は人力制限
回路5の代わりに直流電源1に設けられた電源スイツチ
装置で、これは、励磁コイル67及びリレースイッチ6
8から成るもので、無負荷検知回路34から無負荷検知
信号を受けて鍋12が無いときに、励磁コイル67が通
電されてリレースイッチ68がオフされるようになって
いる。
また、69は位相比較回路で、これは位相比較回路17
、ボルテージコンドロールドオシレータ18、切換スイ
ッチ装置19及び明期回路21の各機能を全て含んだも
のとして構成されている。従って、この第2の実施例に
おいても、第1の実施例と同様な作用効果を得ることが
できる。
C発明の効果] 本発明は以上の説明から明らかなように、共振回路の動
作状態に基づいて被加熱体の有無を検知して無負6:I
検知信号を出力する無負荷検知手段を設けたので、被加
熱体の有無をその被加熱体の材質の如何に拘らず容易1
1つ確実に検知し得、特に被加熱体の材質がアルミニウ
ム或は銅等の場合により一層効果的であるという優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の第1の実施例を示すもので
、第1図は全体の電気的構成図、第2図は要部の電気的
構成図であり、第3図は本発明の第2の実施例を示す第
1図相当図である。 図面中、8,8a、8b、63a、63bは誘導加熱コ
イル、9,9a、9b、64a、64bはコンデンサ、
10.65は共振回路、】1,66.67は切換スイッ
チ(切換装置)、12は鍋(被加熱体)、14.60は
インバータ、34は無負(::I検知手段を示す。 出願人  株式会社  東  芝 82  図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、複数の巻数を選択可能な被加熱体加熱用の誘導加熱
    コイル及び複数の静電容量を選択可能な共振用のコンデ
    ンサから成る共振回路と、この共振回路における前記誘
    導加熱コイルの巻数及びコンデンサの静電容量を切換え
    得るように設けられた切換装置と、前記共振回路にその
    共振周波数に対応した周波数の高周波出力を供給するイ
    ンバータとを備えたものにおいて、前記共振回路の動作
    状態に基づいて前記被加熱体の有無を検知して無負荷検
    知信号を出力する無負荷検知手段を設けたことを特徴と
    する誘導加熱調理器。
JP26796285A 1985-11-28 1985-11-28 誘導加熱調理器 Pending JPS62128471A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007335274A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Mitsubishi Electric Corp 誘導加熱調理器
JP2010267636A (ja) * 2010-09-03 2010-11-25 Mitsubishi Electric Corp 誘導加熱調理器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007335274A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Mitsubishi Electric Corp 誘導加熱調理器
JP2010267636A (ja) * 2010-09-03 2010-11-25 Mitsubishi Electric Corp 誘導加熱調理器

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