JPS6212822B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6212822B2
JPS6212822B2 JP7371680A JP7371680A JPS6212822B2 JP S6212822 B2 JPS6212822 B2 JP S6212822B2 JP 7371680 A JP7371680 A JP 7371680A JP 7371680 A JP7371680 A JP 7371680A JP S6212822 B2 JPS6212822 B2 JP S6212822B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
formula
compound
dye
water
Prior art date
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Expired
Application number
JP7371680A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57170A (en
Inventor
Hiroyuki Matsumoto
Ryuzo Orita
Yasuyoshi Morishita
Mitsuru Kurosawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Kayaku Co Ltd filed Critical Nippon Kayaku Co Ltd
Priority to JP7371680A priority Critical patent/JPS57170A/ja
Publication of JPS57170A publication Critical patent/JPS57170A/ja
Publication of JPS6212822B2 publication Critical patent/JPS6212822B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は式 (式中、XはO又はNHを表わす。)で表わされる
ベンゾピラン化合物及びそれを単独あるいは2種
以上用いる有機高分子材料の着色法に関するもの
である。
本発明の目的とするところは、有機高分子材料
であるポリエステルあるいはセルロースアセテー
トなどの疎水性繊維材料又はポリエチレン樹脂、
ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、
ABS樹脂、ポリスチロール樹脂などの熱可塑性
樹脂などの成型品を極めて鮮明にかつ諸堅牢度の
優れた赤色に着色する式()で表わされるベン
ゾピラン化合物を提供するものである。
本発明の式()で表わされるベンゾピラン化
合物は新規な化合物であり、式 で表わされるイミノクマリン化合物と式 で表わされるマロンジニトリルとを有機溶剤中50
℃〜200℃、好ましくは60℃〜150℃の温度で反応
させ、場合により水又は有機溶剤中、酸の存在下
に加水分解することにより製造することができ
る。
式()で表わされるイミノクマリン化合物と
式()で表わされるマロンジニトリルとの反応
及び加水分解の際に用いられる有機溶剤としては
アルコール類たとえばメタノール、エタノール、
n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタ
ノール、イソブタノール、エチレングリコールモ
ノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチ
ルエーテル、エチレングリコールモノブチルエー
テル、トルエン、キシレン、クロルベンゼン、ジ
クロルベンゼン、トリクロルベンゼン、ジメチル
ホルムアミド、N−メチルピロリドン又はその混
合物が好ましい。特にエタノール、イソプロパノ
ールが好ましい。また加水分解の際に用いる酸と
しては、塩酸、硫酸、パラトルエンスルホン酸が
好ましい。
本発明の方法に使用する式()のベンゾピラ
ン化合物は疎水性繊維を染色するにあたつて、該
化合物の単独又は2種以上を適当な分散剤と共に
水性媒体中で微細な粒子に粉砕して用いる。分散
化した染料はペースト状で使用するか、あるいは
スプレー乾燥等によつて粉末状として用いるのが
好ましい。
この様にして得られた染料は繊維を浸漬した水
性媒体中で加圧下105℃以上、好ましくは110〜
140℃で染色するのが有利である。
またO−フエニル−フエノールやトリクロロベ
ンゼン等のキヤリヤーの存在下に比較的高温例え
ば水の沸騰状態で染色することもできる。
あるいはまた染料分散液を布にパツデイングし
200−220℃で30秒〜90秒間の乾熱処理をするいわ
ゆるサーモゾール染色法も可能である。
一方、捺染を行なう場合には染料分散液を適当
な糊と共に練り合わせこれを布に印捺しスチーミ
ングまたは乾熱方式で目的が達せられる。
さらに本発明方法に従つて合成樹脂を着色する
場合、式()で表わされるベンゾピラン化合物
の原体を微粉砕したものあるいは好ましくは金属
石けんと共に微粉砕したものをペレツト状の樹脂
と混合し射出成型機に入れ、樹脂の種類に応じ
130〜300℃の温度で成型することができる。さら
にいわゆるマスターバツチやトーナーカラーを調
整し、これを用いて樹脂を着色することもでき
る。(本発明の染料による着色物は各種堅牢度、
ビルドアツプ性にすぐれている。又特公昭54−
13257号に本発明と類似染料例えば下記の化合物
が記載されている。本発明の式()で示される
化合物又はその2種の混合物はこれら公知染料に
比較し、螢光が強くより鮮明であり、又疎水性 繊維例えばポリエチレンテレフタレート繊維に対
してより良好な親和性を有し、ビイルドアツプ性
に於て一層秀れている事が確められた。) 以下実施例をあげて本発明を更に詳しく説明す
る。実施例中、部とあるのは重量部を意味する。
実施例 1 下記式 の化合物35.6部、マロンジニトリル9.9部をイソ
プロパノール1000部中に懸濁させ、還流下で8時
間反応させる。反応液を熱時過し、次に少量の
メタノールで洗浄後、乾燥すると下記式の化合物
32.0部が得られる。
実施例 2 実施例1で得られた式()の化合物20.3部を
エタノール500部に懸濁させ、次に濃塩酸70部を
加え、還流下で3時間反応を行なう。反応後室温
まで冷却し、過する。得られたケーキを水1000
部に懸濁させ、炭酸ナトリウムを加えて弱アルカ
リ性とし1時間撹拌後過、水洗し、乾燥すれば
下記式の化合物15.2部が得られる。
実施例 3 式()の化合物7.1部、マロンジニトリル2.0
部をエタノール200部中還流下、8時間反応させ
る。反応完了を確認後、濃塩酸20部を加えて還流
下3時間反応を行なう。反応後室温まで冷却し、
35%苛性ソーダ水溶液を加えて弱アルカリ性とし
た後、結晶を別する。次にエタノール、次いで
水で洗浄し乾燥すると実施例2で得られた式
()の化合物と同一の化合物4.9部が得られる。
実施例 4 実施例1で得られた化合物1.2部を分散剤とし
てアルキル・ナフタレン−スルホン酸とホルマリ
ンの縮合物2.4部、湿潤剤としてポリアルキルナ
フタレンスルホン酸ソーダ0.4部と共に水性媒体
中で微細に砕き分散化せしめる。この分散液をオ
レイル硫酸ソーダ1部を含む水4000部中に加えた
染液にポリエステル繊維(たとえばテトロン)
100部を浸漬して加圧容器中で130℃において60分
間洗色する。
染色された繊維を常法により後処理すれば諸堅
牢度の優れた極めて鮮明な緋色の染色物が得られ
る。
実施例 5 実施例2で得られた式()の化合物を実施例
4と同様に分散剤を加えて微粉砕して分散化せし
め次の組成により色糊を調整する。
式()の分散化染料 10部 微温湯 27.8部 カルボキシメチルセルロース系糊剤 60部 酒石酸 0.2部 均染剤(インプルーバー800)※ 2部 (※横浜ポリマー研究所製) 計 100部 この色糊を用いて印捺、乾燥後175℃、5分の
過熱蒸気によるスチーミングを行ない次いで水洗
脱糊、還元洗浄、水洗乾燥する。
またこの染料をサーモゾール染色法に用いるに
は実施例4と同様にして分散化後、パツド槽に分
散溶解した染料108/とマイグレーシヨン防止
剤としてアルギン酸ソーダ1g/を加えてパツ
ド液とし、ポリエステル布を室温でパツドして、
重量増加率65%に絞る。
中間乾燥を行なつた後、200℃、90秒の乾熱固
着を行なう。
次いで還元洗浄、水洗乾燥する。上記捺染及び
サーモゾール法、いずれにおいても諸堅牢度の優
れた極めて鮮明な赤色の染色物が得られた。
実施例 6 実施例1及び実施例2で得られた化合物各々
7.5部を実施例4と同様に微粉砕して分散化せし
め、得られた染料2部を市販のキヤリアー(キヤ
リアント323−東邦化学製)10部、界面活性剤
(モノゲン第一工業製薬製品)10部及び水3000部
より成る染浴に加えテトロン製織物100部を浸漬
して30分間で染浴を沸点まで上昇せしめ、この温
度で60分間保持する。更に染色物を常法により後
処理すれば、堅牢度の良好な極めて鮮明な赤色の
染色物が得られる。
実施例 7 実施例2で得られた化合物0.1部とステアリン
酸カルシウム0.1部を200部のポリスチロールペレ
ツトと共にロータリーミキサーで混合し次いでこ
れを200℃でインジエクシヨン・モラルデングマ
シンを用いて溶融混練し諸堅牢度の優れた鮮明赤
色の成型品を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 (式中XはO又はNHを表わす。) で表わされるベンゾピラン化合物。 2 式 (式中、XはO又はNHを表わす。) で表わされるベンゾピラン化合物の単独あるいは
    2種以上を用いることを特徴とする有機高分子材
    料の着色法。
JP7371680A 1980-06-03 1980-06-03 Benzopyran compound and coloring of organic high-molecular material by use of same Granted JPS57170A (en)

Priority Applications (1)

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Publication Number Publication Date
JPS57170A JPS57170A (en) 1982-01-05
JPS6212822B2 true JPS6212822B2 (ja) 1987-03-20

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001077720A1 (fr) * 2000-04-11 2001-10-18 Nippon Carbide Kogyo Kabushiki Kaisha Feuille retroreflechissante fluorescente

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4670636A (en) * 1984-09-19 1987-06-02 General Electric Company Heat assisted parting of amorphous alloys

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JPS57170A (en) 1982-01-05

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