JPS62126933A - 酸化安定性のよい月見草油粉末の製造法 - Google Patents
酸化安定性のよい月見草油粉末の製造法Info
- Publication number
- JPS62126933A JPS62126933A JP60266331A JP26633185A JPS62126933A JP S62126933 A JPS62126933 A JP S62126933A JP 60266331 A JP60266331 A JP 60266331A JP 26633185 A JP26633185 A JP 26633185A JP S62126933 A JPS62126933 A JP S62126933A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phospholipid
- evening primrose
- primrose oil
- powder
- hydrophilic substance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Fats And Perfumes (AREA)
- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
- Edible Oils And Fats (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は月見草油粉末、特に酸化安定性の良好な月見草
油粉末の製造法に関する。
油粉末の製造法に関する。
(従来の技術及び問題点)
月見草油は重要な栄養素である、ガンマーリルン酸の唯
一の実用的供給源として欧米で広く利用されており最近
我が国でも健康食品として多くの製品が発売されている
。
一の実用的供給源として欧米で広く利用されており最近
我が国でも健康食品として多くの製品が発売されている
。
(発明が解決しようとする問題点)
月見草油はそれ自体、ガンマーリルン酸の他リノール酸
を含むため酸化に対し極めて不安定であり、大気中に保
存する時、人体に有害な過酸化脂質を生成する可能性が
高い。そのため一部の商品については抗酸化剤としてト
コフェノール等が添加されているが、その効果について
は明瞭な評価は得られていない。従って月見部は実際の
製剤化にあたっては酸化に対し安定なゼラチンカプセル
などにより医薬品的にコーティングされている例が多く
、剤型が制限されており食品素材として軽便に水に溶解
して使用したり、保存することが難しい状況でおる。
を含むため酸化に対し極めて不安定であり、大気中に保
存する時、人体に有害な過酸化脂質を生成する可能性が
高い。そのため一部の商品については抗酸化剤としてト
コフェノール等が添加されているが、その効果について
は明瞭な評価は得られていない。従って月見部は実際の
製剤化にあたっては酸化に対し安定なゼラチンカプセル
などにより医薬品的にコーティングされている例が多く
、剤型が制限されており食品素材として軽便に水に溶解
して使用したり、保存することが難しい状況でおる。
(問題点を解決するための手段)
そこで本発明は月見草油を粉末化することにより、取り
扱いが容易で、かつ単独に又は他の食品等を組合わせ錠
剤や顆粒などの任意の剤型を可能にすべく、鋭意検討し
た結果、月見草油をリン脂質の存在下、親水性物質の水
溶液と混合し、次いで噴霧乾燥して粉末化すると酸化に
対し、極めて安定性の良好な月見草油粉末が得られるこ
とを見い出した。
扱いが容易で、かつ単独に又は他の食品等を組合わせ錠
剤や顆粒などの任意の剤型を可能にすべく、鋭意検討し
た結果、月見草油をリン脂質の存在下、親水性物質の水
溶液と混合し、次いで噴霧乾燥して粉末化すると酸化に
対し、極めて安定性の良好な月見草油粉末が得られるこ
とを見い出した。
本発明はかかる新規な知見に基ずいて完成ざれたもので
、月見草油をリン脂質の存在下、親水性物質の水溶液と
混合乳化し、噴霧乾燥することにより酸化に対し、安定
な月見草油粉末を製造する方法である。
、月見草油をリン脂質の存在下、親水性物質の水溶液と
混合乳化し、噴霧乾燥することにより酸化に対し、安定
な月見草油粉末を製造する方法である。
本発明に用いるリン脂質は、例えば大豆リン脂質、卵黄
リン脂質、オキアミより抽出したリン脂質、油脂産生菌
体より抽出したリン脂質などの天然に産するリン脂質を
意味し、これらリン脂質の単独又は2種以上併用するこ
とが出来る。添加量は月見草油に対し、リン脂質として
5〜100重量部が好ましく、5部より少ないと抗酸化
効果が得られず、100部を超えると粉末の流動性が悪
くなり、取り扱い上問題となる。
リン脂質、オキアミより抽出したリン脂質、油脂産生菌
体より抽出したリン脂質などの天然に産するリン脂質を
意味し、これらリン脂質の単独又は2種以上併用するこ
とが出来る。添加量は月見草油に対し、リン脂質として
5〜100重量部が好ましく、5部より少ないと抗酸化
効果が得られず、100部を超えると粉末の流動性が悪
くなり、取り扱い上問題となる。
本発明に用いる親水性物質とは、糖質およびたん白質で
あり糖質としては、でん粉、デキストリン、シクロデキ
ストリン、乳糖、ショ糖、麦芽糖、ブドウ糖、異性化糖
、水添麦芽糖、水添ブドウ糖、アラビアガム、グアガム
、キサンタンガム、トラガントガム、カラギーナン、マ
ンナン等、たん白質としては、カゼイン、カゼインナト
リウム、大豆たん白、ゼラチン、牛乳、脱脂粉乳、仝脂
粉孔、ホエー等が挙げられ、これら単独又は2種以上併
用することができる。
あり糖質としては、でん粉、デキストリン、シクロデキ
ストリン、乳糖、ショ糖、麦芽糖、ブドウ糖、異性化糖
、水添麦芽糖、水添ブドウ糖、アラビアガム、グアガム
、キサンタンガム、トラガントガム、カラギーナン、マ
ンナン等、たん白質としては、カゼイン、カゼインナト
リウム、大豆たん白、ゼラチン、牛乳、脱脂粉乳、仝脂
粉孔、ホエー等が挙げられ、これら単独又は2種以上併
用することができる。
添加間は月見草油に対し5〜100重団部であるが好し
くは10〜90重間部が適当でおる。
くは10〜90重間部が適当でおる。
親水性物質は20〜50の重量%水溶液として使用する
。
。
(実施例及び発明の効果〕
次に実施例および比較例にて本発明を説明する。
実施例1
カゼインナトリウム80g、デキストリン160gを水
800dに60℃の温度で乳化、これに大豆リン脂質(
純度90%)を添加し分散乳化する。次いで月見草油5
60gをこれらに加えホモミキサーおよびピストンホモ
ゲナイザーにより30分間混合乳化する。得られた乳化
液を大凧温度150’Cで噴霧乾燥し、粉末950 g
を得、発明品−1とした。
800dに60℃の温度で乳化、これに大豆リン脂質(
純度90%)を添加し分散乳化する。次いで月見草油5
60gをこれらに加えホモミキサーおよびピストンホモ
ゲナイザーにより30分間混合乳化する。得られた乳化
液を大凧温度150’Cで噴霧乾燥し、粉末950 g
を得、発明品−1とした。
実施例2
デキストリン2809、アラビアガム80gを水800
m1に60℃の温度で溶解し、これに卵黄リン脂質(純
度60%)743を添加した月見草油440gを加えた
ホモミキサーおよびピストンホモゲナイザーにより30
分間混合乳化する。得られた乳化液を大凧温度160℃
で噴霧乾燥し、粉末8709を得、発明品−2とした。
m1に60℃の温度で溶解し、これに卵黄リン脂質(純
度60%)743を添加した月見草油440gを加えた
ホモミキサーおよびピストンホモゲナイザーにより30
分間混合乳化する。得られた乳化液を大凧温度160℃
で噴霧乾燥し、粉末8709を得、発明品−2とした。
比較例1
実施例1において大豆リン脂質を使用せず粉末を得、比
較量−1とした。
較量−1とした。
比較例2
実施例1において大豆リン脂質を使用せず代りに抗酸化
剤のミックストコフェロール(理研Eオイル700)を
2g添加して粉末を得、比較量−2とした。
剤のミックストコフェロール(理研Eオイル700)を
2g添加して粉末を得、比較量−2とした。
比較例3
実施例2において卵黄リン脂質を使用せず代りに乳化剤
ソルビタン脂肪酸エステル(理研ビタミン製ツルマンS
−300) 749、ざらに抗酸化剤ミックストコフェ
ロール(理研Eオイル70o〉を29添加して粉末を得
、比較量−3とした。
ソルビタン脂肪酸エステル(理研ビタミン製ツルマンS
−300) 749、ざらに抗酸化剤ミックストコフェ
ロール(理研Eオイル70o〉を29添加して粉末を得
、比較量−3とした。
上記の実施例及び比較例で得られた各粉末1009をそ
れぞれポリエチレン袋(厚さ0.05m)に封入し、4
0°C恒温槽中に放置し、経時的に粉末に含まれる油分
の過酸化物価(POV)を常法により測定した。
れぞれポリエチレン袋(厚さ0.05m)に封入し、4
0°C恒温槽中に放置し、経時的に粉末に含まれる油分
の過酸化物価(POV)を常法により測定した。
上記結果より明らかなように、発明品は比較量に比べ酸
化安定性が良好であり、かつ粉体を水に分散した時の分
散状態や乳化安定性においでも安定な月見草油粉末とな
った。
化安定性が良好であり、かつ粉体を水に分散した時の分
散状態や乳化安定性においでも安定な月見草油粉末とな
った。
Claims (1)
- 月見草油をリン脂質の存在下で親水性物質の水溶液と混
合乳化し、噴霧乾燥することを特徴とする月見草油粉末
の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60266331A JPS62126933A (ja) | 1985-11-27 | 1985-11-27 | 酸化安定性のよい月見草油粉末の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60266331A JPS62126933A (ja) | 1985-11-27 | 1985-11-27 | 酸化安定性のよい月見草油粉末の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62126933A true JPS62126933A (ja) | 1987-06-09 |
JPH0582179B2 JPH0582179B2 (ja) | 1993-11-17 |
Family
ID=17429442
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60266331A Granted JPS62126933A (ja) | 1985-11-27 | 1985-11-27 | 酸化安定性のよい月見草油粉末の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62126933A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0391218A2 (en) * | 1989-04-04 | 1990-10-10 | Beiersdorf Aktiengesellschaft | Agent for the atopy prophylaxis |
WO1997035487A1 (en) * | 1996-03-26 | 1997-10-02 | Gist-Brocades B.V. | Pufa coated solid carrier particles for foodstuff |
US6048557A (en) * | 1996-03-26 | 2000-04-11 | Dsm N.V. | PUFA coated solid carrier particles for foodstuff |
CN105613789A (zh) * | 2016-03-14 | 2016-06-01 | 广州金酮医疗科技有限公司 | 一种高脂高膳食纤维复合动植物粉末油脂、其制备方法及应用 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57159896A (en) * | 1981-03-27 | 1982-10-02 | Sankyo Shiyokuhin Kogyo Kk | Powdery vegetable oil and manufacture |
JPS60229996A (ja) * | 1984-04-27 | 1985-11-15 | 住友精化株式会社 | 月見草種子油の抽出法 |
-
1985
- 1985-11-27 JP JP60266331A patent/JPS62126933A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57159896A (en) * | 1981-03-27 | 1982-10-02 | Sankyo Shiyokuhin Kogyo Kk | Powdery vegetable oil and manufacture |
JPS60229996A (ja) * | 1984-04-27 | 1985-11-15 | 住友精化株式会社 | 月見草種子油の抽出法 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0391218A2 (en) * | 1989-04-04 | 1990-10-10 | Beiersdorf Aktiengesellschaft | Agent for the atopy prophylaxis |
WO1997035487A1 (en) * | 1996-03-26 | 1997-10-02 | Gist-Brocades B.V. | Pufa coated solid carrier particles for foodstuff |
US6048557A (en) * | 1996-03-26 | 2000-04-11 | Dsm N.V. | PUFA coated solid carrier particles for foodstuff |
CN105613789A (zh) * | 2016-03-14 | 2016-06-01 | 广州金酮医疗科技有限公司 | 一种高脂高膳食纤维复合动植物粉末油脂、其制备方法及应用 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0582179B2 (ja) | 1993-11-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Burgos-Díaz et al. | Multilayer emulsions stabilized by vegetable proteins and polysaccharides | |
DK175157B1 (da) | Mikrokapsler, præparat omfattende sådanne mikrokapsler, en krystaldispersion og fremgangsmåde til fremstilling af mikrokapslerne, henholdsvis præparaterne og krystaldispersionen samt anvendelse af mikropaksler | |
JPH10263385A (ja) | マイクロエマルション | |
JPH0251594A (ja) | 粉末調製物 | |
JP3302999B2 (ja) | カロチノイド・コンポジション | |
CN107836716B (zh) | 一种藻油微胶囊及其制备方法和应用 | |
JPS61180715A (ja) | 腸溶性の栄養補給用低アレルギー性製剤 | |
US5853761A (en) | Stabilizing agent for oleaginous, physiologically active substances | |
CN103987279A (zh) | 食品成分增补剂和药物的包封 | |
US3558323A (en) | Vitamin-containing composition in beadlet form | |
JPH11193229A (ja) | 乳化粉末の製造方法 | |
JPS61126016A (ja) | 不飽和脂肪酸を内相物としたマイクロカプセル | |
JPS62126933A (ja) | 酸化安定性のよい月見草油粉末の製造法 | |
JPH10501696A (ja) | 食品中の熱処理された中間相の調製及び使用 | |
JPH05137506A (ja) | 粉末油脂およびその製造方法 | |
JPH07101881A (ja) | 水溶性ヘミセルロースを含有する製剤 | |
JPH07102106B2 (ja) | 経口,経管栄養食の製造法 | |
EP0972513B1 (en) | Process for preparing emulsified powder | |
JPS6178351A (ja) | レシチンを内相物としたマイクロカプセル | |
JPH08116877A (ja) | 呈味性水中油型乳化食品及びその製造方法 | |
JPH07147932A (ja) | 液状高エネルギー食 | |
JPS6019956B2 (ja) | 粉末植物油とその製造方法 | |
JPH04244020A (ja) | 経口投与用o/w型エマルジョンの乾燥粉末製造法 | |
JP2007204494A (ja) | 乳化粉末の製造方法 | |
JPS6358826B2 (ja) |