JPS6212613A - ヨウ化アルカリ金属塩の回収法 - Google Patents

ヨウ化アルカリ金属塩の回収法

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JPS6212613A
JPS6212613A JP15324085A JP15324085A JPS6212613A JP S6212613 A JPS6212613 A JP S6212613A JP 15324085 A JP15324085 A JP 15324085A JP 15324085 A JP15324085 A JP 15324085A JP S6212613 A JPS6212613 A JP S6212613A
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JP
Japan
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alkali metal
metal iodide
water
soluble organic
exchange resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP15324085A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Oka
岡 陽一
Masao Yokoyama
正夫 横山
Katsunori Okamura
岡村 克則
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 つ素あるいはヨウ素化合物を有効に回収する方法に関す
る。
隨末Δ遺ガ ヨウ素はそのままあるいは各種の化合物として他方面の
化学分野で利用されているが、資源的に貴重な物質であ
り、例えば触媒として使用後は回収し、再使用すること
が要求される。従来、ヨウ素製造工業において、海水等
からのヨウ素の採取方法として(1)陰イオン交換樹脂
法 (2)活性炭吸着法 (3)ブローイングアウト法
等が代表的な方法として知られている。
発明が解決しようとする問題点 触媒等に用いられたヨウ素の回収は、高濃度(例えば、
1oooo −15000ppm)の有機物の共存系か
ら行なうのが通常であり、このために例えば活性炭吸着
法や陰イオン交換樹脂法ではこれらの吸着剤が有機物に
よる汚染を受けやすく吸着能が低下してきて長期間安定
して使用できない。またブローイングアウト法では、前
段階としてヨウ素塩類からヨウ素金属への酸化反応を伴
なう事になるがこの際共存する有機物の酸化に高価な酸
化剤が消費されるばかヨウ素と有機物との反応により回
収不能のヨウ素化合物を生成し回収率が著しく低下する
等の問題が生ずる。従って、海水等の有機物量の少ない
系(数十ppm〜数百ppm)からヨウ素を採取する従
来法をそのまま工業的規模で適用することはできない。
問題点を解決するための手段 上記のような状況に鑑み、本発明者らは種々研究した結
果、本発明を完成した。すなわち、本発明は非解離性の
水溶性有機物とヨウ化アルカリ金属塩とを含む水性溶液
をスネークケージ型両性イオン交換樹脂で処理すること
を特徴とするヨウ化アルカリ金属塩の回収法である。
本発明において、ヨウ化アルカリ金属塩を回収する対象
液は、非解離性の水溶性有機物とヨウ化アルカリ金属塩
を含む水性溶液であれば、特に限定されない。通常、該
有機物は、約15000ppm程度まで、またヨウ化ア
ルカリ金属塩は約500〜30,000ppmを含むも
のを原液とし、これをそのまま本発明に適用してもよい
し、必要に応じて濃縮してヨウ化アルカリ金属塩の濃度
を約lθ%程度まで高め、この濃縮により不溶物が生じ
ればこれを予め除去し得られた水性溶液を用いて実施し
てもよい。
上記のような対象液は、ヨウ素を利用する種々の化学工
業において発生するが、例えばケタール化合物を製造す
る際に触媒としてヨウ化水素を用いた反応混合物が挙げ
られる。このようなケタール化合物製造の例としては、
糖ケクールの製造法(特開昭58−167582)、グ
ルクロノラクトンケクールの製造法(特開昭60−69
091)、I、−アスコルビン酸およびD−エリソルビ
ン酸ケクールの製造法(特開昭60−69079)ある
いは2−ケトグロン酸およびそのエステルの製造法(特
開昭60−72895)などが挙げられる。以下に、糖
ケクールの製造法の場合を例にあげて説明する。
まず、糖とケトンとをヨウ化水素の存在下で反応させ糖
ケタールを生成せしめるが、ここでいうヨウ化水素とは
特開昭58−167582号に記載のように、ヨウ化水
素自体またはヨウ化水素を水に溶解して得られるヨウ化
水素酸としたものでもよく、あるいは反応系中でヨウ化
水素として存在するもの、もしくは反応系中でヨウ化水
素を発生するものでもよい。該ケタール化反応は、通常
、水酸化アルカリ(例、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム)を加えて、反応をストップさせ、得られる反応混
合物には糖ケタール、その反応中間体、副生成物、未反
応の糖原料などの非解離の水溶性有機物と共にヨウ化ア
ルカリ金属塩が存在する。本発明のヨウ化アルカリ金属
塩の回収法は、上記のような反応混合物から反応有機溶
媒を留去させ、また目的物である糖ケタールを採取後、
得られた水性溶液に適用するのが一般的である。この水
性溶液には、糖ケタール化反応に伴なう反応中間体(例
えば、L−ソルボースのケタール化反応における1、2
または2.3−モノアセトンソルボース、2゜3 :4
.6−ジアセドンソルボース、およびこれらの類縁物質
)、未反応のし一ソルボース、未留去のアセトンなどの
非解離性の有機物とヨウ化アルカリ金属塩が含まれる。
次に、スネークケージ型両性イオン交換樹脂は自体公知
のものが利用できる。すなわち、該イオン交換樹脂は陰
イオンと陽イオンを同時に吸着でき、また吸着された陽
、陰イオンは水で溶離することができるという特徴を有
するものであればよい。具体例としては、ダイヤイオン
5R−1(三菱化成社製) 、 Dowex −11A
8(ダウケミカル社製)などが挙げられる。
対象液をスネークケージ型両性イオン交換樹脂で処理す
る手段としては、該交換樹脂を充填したカラムの上部か
ら対象液を供給し非解離性の水溶性有機物とヨウ化アル
カリ金属塩を吸着させ、次いで水を供給するとはじめに
非解離性の水溶性有機物が溶離し、その後にヨウ化アル
カリ金属塩が溶離され、両者をクロマト的に分離するこ
とができる。このときの処理温度あるいは流速などの処
理条件は、対象液やスネークケージ型両性イオン交換樹
脂の種類などを考慮し適宜に選択されるが、たとえば処
理温度は室温〜約60℃で、流速はSv約1〜3の範囲
から設定することができる。
また本発明を実施するための別法として、キャリア液と
して水をカラムの上部から連続的に流下せしめ、そこに
対象液を間歇的に供給する方法が挙げられ、本性によっ
ても非解離性の水溶性有機物とヨウ化アルカリ金属塩は
クロマト的に分離される。この場合においても、処理温
度あるいは流速は萌述と同様な範囲で行なうことができ
、また対象液を供給する時間の間隔は他の処理条件を考
慮して溶離液中のヨウ化アルカリ金属塩の存在の有無を
検出しなからさだめることかできる。
溶離液中のヨウ化アルカリ金属塩は、紫外部吸収スペク
トル、電導度測定等により検出することができ、これを
利用することにより非解離性の水溶性有機物を含む溶離
液と識別される。
かくしてヨウ化アルカリ金属塩を含有する水溶液が得ら
れる。この水溶液に、さらに必要に応じて、一般的にヨ
ウ素の精製回収法として知られているブローイングアウ
ト法、陰イオン交換樹脂法、活性炭吸着法等を適用して
もよく、これによってもさらにヨウ化アルカリ金属塩の
純度を高めることもできる。
実施例 実施例1 特開昭58−167582号に記載の方法により、L−
ソルボースとアセトンをヨウ素の存在下でケタール化反
応させたのち水酸化ナトリウムを添加し、アセトンを留
去後、目的物であるジアセトンソルボースを採取する。
かくして、未反応のし一ソルボース、モノアセトンソル
ボース、およびひれらの分解物、残留のアセトンなどの
非解離水溶性有機物を5%、ヨウ化すl・リウム2%を
含む水性溶液6500m1の原液を得た。この液を、ヨ
ウ化ナトリウム濃度が10%になるまで濃縮した。次に
、直径5cm高さ120cn+のカラムに100cmま
でスネークケージ型両性イオン交換樹脂(三菱化成5R
−1)を充填し、そのカラム上部から50m1/min
でキャリア液(水)の流下を続け、ここに上記の濃縮液
を30分間隔で間歇的に200m1づつ供給した。塔下
部では排出される上記非解離性の水溶性有機物とヨウ化
ナトリウムの各溶離液を電導検出器を使って識別しなが
ら切換分取した。約3ow/v%まで濃縮し、過酸化水
素により酸化した後、遊離したヨウ素をろ取した。この
回収ヨウ素の純度は99.9%以上であり(含有水分を
除いた純度)、回収量は102.3g(回収率93%)
であった。
実施例2 実施例1と同様に調製したカラムに上部から、実施例1
と同様の組成の原液(65GOn+1)を50m1/m
inの速さで供給し、次に抽出温水17500mlを、
カラム上部から50m1/minの速度で流下させ、ヨ
ウ化ナトリウムを含む溶離液を、実施例1と同様に分取
した。この液を強酸性イオン交換樹脂で処理して含有す
るヨウ化ナトリウムをヨウ化水素にさせ、次に過酸化水
素で酸化して、ヨウ素を遊離させ、これをろ取回収した
。ヨウ素の純度は99.9%以上(水分を除く純度)回
収量101.2g(回収率92%)であった。
発明の効果 本発明方法は、例えばヨウ素あるいはヨウ素化合物を触
媒として使用した液相系の反応液から、ヨウ化アルカリ
金属塩を回収する方法として広く適用でき、その具体例
の一つとして糖のケタール化反応液があげられる。本発
明の特徴の一つは、非解離性の水溶性有機物とヨウ化ア
ルカリ金属塩が共存する水性溶液から、ヨウ化アルカリ
金属塩を効率よく分離回収できる点にある。これに対し
、陰イオン交換樹脂法、活性炭吸着法による従来法では
、上記有機物の影響を受けてこれら吸着剤のる。
本発明方法では、従来法のこのような欠点がほとんど認
められない。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 非解離性の水溶性有機物とヨウ化アルカリ金属塩とを含
    む水性溶液をスネークケージ型両性イオン交換樹脂で処
    理することを特徴とするヨウ化アルカリ金属塩の回収法
JP15324085A 1985-07-10 1985-07-10 ヨウ化アルカリ金属塩の回収法 Pending JPS6212613A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5005994A (en) * 1988-03-18 1991-04-09 Fujitsu Limited Printing head of wire-dot impact printer
JP2006016267A (ja) * 2004-07-02 2006-01-19 Asahi Kasei Chemicals Corp 濾過による塩水中に含まれる有機物の除去
JP2009142764A (ja) * 2007-12-14 2009-07-02 Japan Organo Co Ltd よう素含有廃液からのよう素回収方法およびよう素回収装置
JP2010215452A (ja) * 2009-03-17 2010-09-30 Daikin Ind Ltd ヨウ化水素の製造方法およびヨウ素の製造方法

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