JPS62125049A - 無杼織機のよこ入れ自動調整方法およびその装置 - Google Patents

無杼織機のよこ入れ自動調整方法およびその装置

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JPS62125049A
JPS62125049A JP26202985A JP26202985A JPS62125049A JP S62125049 A JPS62125049 A JP S62125049A JP 26202985 A JP26202985 A JP 26202985A JP 26202985 A JP26202985 A JP 26202985A JP S62125049 A JPS62125049 A JP S62125049A
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timing
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竹川 雄二郎
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Tsudakoma Corp
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Tsudakoma Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、エアジェツト織機に関し、特に杼道に沿って
配列されたサブノズル群の噴射タイミングを各群毎に自
動的に設定し、かつ調整する方法およびその装置に係る
従来技術 例えば、特公昭48−31949号の発明は、メインノ
ズルで空気を噴射し、その空気とともによこ糸を杼道中
によこ入れするに際し、その杼道に沿ってサブノズルを
配置し、それらをよこ入れ方向に順次継続的に動作させ
ることを示している。
これらのサブノズルは、飛走状態のよこ糸をよこ入れ方
向に付勢するのに、もっとも適切なタイミングで順次補
助空気流を杼道中に噴射していく。
さて、通常、よこ糸は、給糸体から供給され、またその
途中で、例えばドラム式のよこ糸測長貯留装置で測長さ
れ、かつ貯留された後、よこ入れタイミングで解舒され
、メインノズルにより杼道中によこ入れされる。このよ
こ入れ過程で、給糸体の巻径が減少すると、その給糸体
での引き出し抵抗や、その後の測長貯留動作での解舒抵
抗も変化するため、よこ糸の飛走状態は、製織の進行と
ともにしだいに変動することになる。
そこで、特開昭54−106664号の発明は、複数の
補助ノズルを順次段階的に噴射させて、よこ糸の飛走を
助勢して、よこ入れを行うに当たり、よこ入れ動作の経
過にしたがって、よこ糸の飛走状態の変動に対処するた
めに、上記補助ノズルの噴射時間をしだいに長くするこ
とを開示している。
しかし、このような手段によると、よこ入れ用の圧縮空
気が必要以上に浪費される結果になるほか、補助ノズル
の空気流が必要な時間以外でも噴射されるため、杼道中
で空気流が乱れ、がえってよこ糸の安定なよこ入れが不
可能となる。
ところで、従来から、これらのサブノズルの噴射開始タ
イミングおよび噴射終了タイミングは、実際にメインノ
ズルによって杼道内によこ糸をよこ入れし、その間に、
よこ糸の先端の各サブノズル群の最初のサブノズルへの
到達タイミングをストロボスコープによって観察し、そ
のときの織機の回転角度を割り出し、バルブの応答速度
等を考慮して設定されている。しかし、このストロボス
コープによるよこ糸先端の観察は、多数のたて糸の隙間
より行わなければならず、観測しにくく、また時間のか
かる作業であり、その割によこ入れ速度の変動に対し、
正確性に乏しい作業である。
しかも、今日のように、広幅化、仕掛り品種の変更要求
が大きくなると、そのよう複雑な観察作業がその都度必
要となり、サブノズルの噴射タイミングの最適設定が困
難となっている。このようにサブノズルの噴射タイミン
グの最適設定は、織機の安定稼動の観点のみならず、省
エネルギーの面からも重要となっている。
発明の目的 したがって、本発明の目的は、よこ入れ時に、実際のよ
こ糸の飛走状態に応じて、各サブノズル群の噴射タイミ
ングおよび全噴射時間を自動的に設定し、かつ調整でき
るようにすることである。
発明の解決手段 そこで、本発明は、実際のよこ入れ時に、よこ入れ毎に
、あるいはある周期毎に、織機の回転角との関連で、よ
こ糸の実際の飛走距離を貯留側から移送路までの区間で
測定し、この飛走特性から各サブノズル群についての噴
射の開始タイミングおよび終了タイミング、すなわち全
噴射期間を自動的に設定し、かつ調整するようにしてい
る。
上記飛走特性は、織機の回転角と、よこ糸の貯留側での
よこ糸の解舒時点あるいは、移送路中でのよこ糸の通過
時点との関係で求められ、通常、二次曲線のような変化
曲線となっている。しかも、製織が進むにつれて、よこ
糸の速度がしだいに大きくなるため、上記曲線はしだい
に起き上がってくることになる。
このようにして求められた実際の飛走特性が前回求めら
れている飛走距離の特性に対して各サブノズル群毎に予
め設定された変動の許容範囲に納まっているとき、それ
ぞれのサブノズル群の噴射タイミングは、変更されない
まま、継続的に用いられる。しかし、実際の飛走特性が
予め設定された許容範囲からはずれたとき、飛走状態の
よこ糸は、杼道内で、サブノズル群から不適当な時間に
渡って補助空気流を受けることになる。したがって、そ
の時点で新たに設定すべき噴射タイミングが求められる
。なお、この実際の飛走特性は、上記の判断過程を経な
いで、そのまま次のよこ入れ時に用いることもできる。
ところで、サブノズルの全噴射期間は、よこ糸の到達前
での先噴射、到達中のよこ糸を実質的に付勢するための
主噴射、およびその後によこ糸の搬送を助けるための後
噴射に分けられる。この先噴射および後噴射の時間は、
一般的に、よこ糸の種類によって固有のものであり、同
じ種類のよこ糸の飛走状態が変わっても、変化しない。
本発明の代表的な実施は、その点に着目し、実際の飛走
特性と各サブノズルの設置位置とから先噴射の終了タイ
ミング、および後噴射の開始タイミングを求めることに
よって、各サブノズル群毎に全噴射期間を設定している
。このような設定過程では、それらの間の主噴射の時間
が自動的に調整されるため、全噴射期間は、結果的に、
もっとも適切な時間幅で、しかも理想的なタイミングの
状態に制御されることになる。
また他の実施例では、筒便な方法で、噴射タイミングや
全噴射時間が設定される。
そして、このような一連の動作は、専用の電気的な手段
によって具体化できるほか、制御用コンピュータの記憶
、演算、制御機能を利用して、プログラム制御の分野で
も実現できる。
なお、従来のこの種の制御では、よこ糸の到達時点が一
定となるように、サブノズル群の圧力などが制御対象と
なっている。しかし、本発明は、実際の飛走特性を理想
の特性に近づけるのではなく、実際の飛走特性に応じて
、サブノズル群の噴射タイミングを自動的に設定し、か
つ追従的に変更し、また飛走速度に逆比例させながら、
全噴射時間を短縮化させている。
発明の構成 まず、第1図は、よこ入れ運動の機械的な要素との関係
で、本発明のよこ入れ自動調整装置1を示している。
よこ糸2は、給糸体3から引き出され、回転ヤーンガイ
ド4の内部を通り、その回転運動によって、静止状態の
測長貯留用のドラム5の外周面に巻付けられていく。係
止ビン6がドラム5の外周面に突出しているとき、よこ
糸2は、それに係止され、ドラム5の外周面に巻付けら
れていくが、この係止ビン6が外周面から後退すると、
測長貯留状態のよこ糸2は、ドラム5の外周面で解舒さ
れ、メインノズル7によって、噴射空気流とともに、お
さ8のエアガイド9に沿って、杼道1o中によこ入れさ
れる。
一方、飛走中のよこ糸2は、杼道1oに沿って設けられ
た複数の例えば3群のサブノズル11.12.13によ
って、よこ入れ方向に順次継続的に付勢されながら、よ
こ入れされていく。このとき、完全なよこ入れ状態は、
エアガイド9の延長上で、到達側のフィーラ35によっ
て確認される。
そして、これらのサブノズル11.12.13は、圧縮
空気源14に、サブタンク15、レギュレータ16およ
びそれぞれの開閉弁21.22.23により接続されて
いる。これらの開閉弁21.22.23は、それぞれ本
発明のよこ入れ自動調整装置1の中心的な制御装置17
によって制御されるようになっている。この制御装置1
7は、その入力端側で、センサー18、および回転検出
器19にそれぞれ接続され、また出力側で、開閉弁21
.22.23の他に、ディスプレイ装置24にも接続さ
れている。
上記センサー18は、よこ糸2の実際の飛走状態、特に
杼道10上でその先端の飛走距離りを測定するために、
解舒状態のよこ糸2の解舒巻数の信号Sを発生すること
によって、杼道lO上でよこ糸2の先端の飛走路F4L
を間接的に測定し、それを飛走距離りに対応する信号S
としてよこ入れ自動調整装置1の制御装置17に送り込
む。その配置は、ドラム5の適当な外周位置、例えば係
止ビン6とほぼ同じ位置に設定されている。また、回転
検出器19は、織機の主軸20に連結されており、織機
の1サイクル中に回転角θの信号を発生し、それをよこ
入れ自動調整装置1に送り込む。
次に、第2図は、制御装置17の内部構成を機能単位の
ブロックとして示している。
上記センサー18、フィーラ35および回転検出器19
は、それぞれ入力手段25を介し、飛走特性検出手段2
Gに接続されており、またこの飛走特性検出手段26は
、判断手段27、基準タイミング設定手段28、タイミ
ング算出手段29、および操作駆動手段30に順次接続
されている。
なお、上記判断手段27は、他方の入力側で許容値人力
手段31、許容範囲算出手段32に接続され、また基準
タイミング設定手段28は、サブノズル位置入力手段3
3に接続されている。さらに、タイミング算出手段29
は、入力側で噴射時間入力手段34に、また他の出力側
でディスプレイ装置24にも接続されている。これらの
主要部は、プログラム制御の下に逐次必要な動作を順次
に実行して行く。
なお、これらの主要部(飛走特性検知手段26、判断手
段27、基準タイミング設定手段28およびタイミング
算出手段29)は、制御用マイクロコンピュータによっ
て構成されている。
発明の作用 よこ糸2は、既に述べたように、係止ビン6によって解
舒されたとき、メインノズル7によって杼道10中によ
こ入れされる。完全なよこ入れ状態は、°到達側のフィ
ーラ35によって確認される。
このよこ入れ運動は、常に織機の1サイクルすなわち織
機の1回転中の回転角θとの関連で設定されている。
この製織中にある所定の周期毎に、第3図のような順序
動作を実行していく。
まず織機の運転開始後、飛走特性検出手段26は、セン
サー18からの解舒巻数の信号S、および回転検出器1
9からの回転角θの信号を入力とし、よこ糸2の実際の
飛走路1mLt 、Lz 、L3に関連する時間t、す
なわち織機の回転角θを順次求めていく。
第4図は、織機の主軸2oの回転角θと、飛走距離L(
解舒巻数)との関係をグラフにより示している。よこ糸
2が飛走中に殆ど直線的な状態に引き伸ばされてよこ入
れされているとすれば、よこ入れ時のドラム5上でのよ
こ糸2の解舒巻数つまりパルス状の信号Sの発生数は、
よこ糸2の飛走距離りに比例していることになる。例え
ば、よこ入れに必要なよこ糸2の長さがドラム5上で3
巻に相当しているとすれば、その最後の3巻目がドラム
5上で解舒されたタイミングt、では、よこ糸2の先端
は、エアガイド9に沿って杼道10に対し完全によこ入
れされていることになる。
係止ピン6から巻き付は状態のよこ糸2がドラム5上で
、はずれるとき、すなわちよこ入れのタイミングt。(
回転角θ。)は、回転角θにして60度で常に一定であ
るが、よこ入れが完全に終了する時点、すなわちよこ糸
2の反よこ入れ側での到達のタイミングt3は、給糸体
3の巻径が大きいとき、例えば220度である。しかし
、製織が進むにつれて、給糸体3の巻径が小さくなるた
め、その給糸体3でのよこ糸2の引き出し抵抗や、測長
時の巻付は張力、あるいは解舒時のよこ糸2の引き出し
抵抗の変化によって、よこ糸2の到達のタイミングt3
がしだいに早くなり、例えば200度程度になるため、
その飛走特性の初期の曲線のは、後期の曲線■の方向、
すなわち起き上がる方向に経時的に変化することになる
。なお、そのよこ糸2の速度Vは、それぞれの位置での
接線方向のベクトルの傾きとして表される。ここで、グ
ラフ中、飛走距離L1、L2、L3は、それぞれドラム
5上での1巻、2巻、3巻の長さに相当し、また同時に
、説明の簡略化のためにメインノズル7の先端から各サ
ブノズル11.12.13群の境界点までの距離、また
はフィーラ35までの距離と等しくしている。また、メ
インノズル7の先端が杼道10の開始点と一致している
ものとする。また回転角θ1、θ2、θ3は、曲線■に
ついて、よこ糸2の先端の到達のタイミングtls1z
、1.と対応している。
このように、よこ糸2の種類が同一であっても、その給
糸体3の巻径が変化することによって、実際の到達のタ
イミングt3は、給糸体3の使い始めから使い終わりに
かけて、時間差Δt (角度差Δθ)だけ変動すること
になる。なお、このタイミングt3は、フイーラ35に
よって、検出される。
次に、既に前回の飛走特性があるかどうがの判断が行わ
れる。織機が最初に稼動したときには、よこ入れが予め
入力されている標準的な初期設定値によって実行される
が、まだ過去の飛走特性のデータや曲線が存在しないた
め、飛走特性を求めるためのステップに移る。しかし、
既に飛走特性のデータまたはその曲線が存在するとき、
判断手段27は、判断過程を実行するために、それぞれ
のよこ糸2の実際の飛走距離L+ 、Lz 、L3につ
いて、到達のタイミングt1、2、t3が許を 容範囲内にあるかどうかの判断が行われる。もつとも、
求められた飛走特性がそのままその後のよこ入れの調整
値として用いられるのであれば、この判断過程は、省略
される。
このような許容範囲は、許容値入力手段31によって入
力され、許容範囲算出手段32によって予め算出され、
判断手段27の一方の入力となっている。実際の許容値
ΔtI、Δt2、Δt3は、第5図に例示するように、
それぞれの実際の飛走距離L1、L2、L3毎に異なっ
ていてもよく、またすべて同じであってもよい。
到達のタイミングt1、2、t3のうち、いずれか1つ
でも、飛走特性が所定の範囲内に納まっていないとき、
すべてのサブノズル11.12.13について、噴射タ
イミングの変更が必要となる。そこで、基準タイミング
設定手段28は、タイミング設定過程として、実際の飛
走特性から、まず、その特性の曲線を求め、次に第6図
にみられるように、各サブノズル11.12.13毎に
、先噴射Aの終了のタイミングt0、1、t2を求め、
またそれぞれの後噴射Cの開始のタイミングt2、t2
、t3を順次求めていく。
これらのサブノズル11.12.13は、既に述べた通
り、第6図に示すように、時間を異にしなから、順次段
階状で継続的に、それぞれの全噴射期間TI、T2、T
3に渡って、よこ入れ方向に空気を噴射し、飛走状態の
よこ糸2のよこ入れを助ける。これらの噴射パターンは
、同図でハツチングによって示されている。それらのタ
イミングt。X t3、2、t3は、よこ糸2の先端の
飛走特性の曲線と、それぞれのサブノズル11、l2.
13の最初のノズル位置とフィーラ35の位置との交点
によって求められる。したがってタイミング設定手段2
8には、予めサブノズル11.12.13群の例えば中
心位置のノズル位置が入力されている。前述のように、
本実施例では、ドラム5上での1巻、2巻、3巻の長さ
は、各サブノズル11.12.13群の中心位置のノズ
ル位置と等しくしているため、到達タイミングt0、t
2、t3は、互いに一敗している。このようにして、第
1グループのサブノズル11についての先噴射Aの終了
のタイミングt0および後噴射Cの開始のタイミングt
1、第2のサブノズル12についての先噴射Aの終了の
タイミングj+、および後噴射Cの開始のタイミングt
2、さらに、第3グループのサブノズル13についての
先噴射Aの終了のタイミングt2および後噴射Cの開始
のタイミングt、が飛走特性の曲線から求められる。
次に、タイミング算出手段29は、基準タイミング設定
手段28からのデータをもとに、それぞれのサブノズル
11.12.13について、先噴射Aの開始回転角θ、
5、θ28、θ3sおよび後噴射Cの終了回転角θ、8
、θ28、θ、8を求める。このために、先噴射時間t
aおよび後噴射時間tcが予めそのまま、または織機の
回転角θに換算した値として噴射時間入力手段34によ
って入力されている。そこで、タイミング算出手段29
は、サブノズル11について、先噴射終了のタイミング
t0よりも、先噴射時間taだけ早い先噴射開始回転角
θ1.を求め、また後噴射開始のタイミング1、よりも
、後噴射時間tcだけ遅れた後噴射終了回転角θI8を
求め、それを保持する。このようにして、全噴射期間T
+のほか、他のサブノズル12.13についても、その
全噴射期間T、 、T3が順次求められていく。結局、
主噴射Bの主噴射時間tbが自動的に決定されることに
なる。以上が、タイミング算出過程である。
このように、それぞれのグループのサブノズル11.1
2.13毎に求められた全噴射期間T1、TZ、T:l
、(回転角θ、S、θ2いθ3s% θ18、θ2いθ
3.)は、それぞれのグループのサブノズル11.12
.13毎に操作駆動手段30に出力される。そこで、操
作駆動手段30は、それぞれの全噴射期間T+ 、Tz
 、Tel毎にそれぞれの開閉弁21.22.23を順
次継続的に、しかも重複状態で、開放状態とすることに
よって、第6図に示すような階段状によこ入れ用の補助
空気流を発生し、杼道10でのよこ糸2の飛走を助け、
よこ糸2の搬送を安定化させる。
判断過程で、飛走特性(曲線)が許容範囲内にあるとき
には、噴射タイミングの調整の必要がないことから、操
作駆動手段30は、タイミング算出手段29によってす
でに記憶されている前回の全噴射期間’r、、T2、T
i(回転角θ13、θ28、θ3いθ1いθ2いθ3.
)を読み出し、それにに基づいて、開閉弁21.22.
23を制御していく。
なお、このような飛走特性の曲線は、必要に応じて映像
信号に変換され、ディスプレイ装置24によって表示さ
れる。したがって1.操作員が、そのディスプレイ装置
24から飛走特性の曲線や、噴射タイミング、さらに噴
射時間などを視覚的に読み取軌ることになる。
以上のような制御が製織過程で周期的に行われるため、
サブノズル11.12.13群の噴射タイミングは、常
に実際のよこ糸2の飛走状態に適合するように調整され
ていくことになる。
発明の変形例 上記実施例は、予め飛走特性(曲線)を求める前に、そ
れが許容範囲内にあるかどうかの判断が行われている。
しかし、このような比較判断は、先に飛走特性の曲線を
求めてから、よこ糸2の実際の飛走距離L+ 、Lz 
、L3毎に、それに対応する到達タイミングt1、2、
t、が許容範囲Δt1、Δtt、Δt3内に納まってい
るかどうかを個別的に判断し、それらのいずれかが許容
範囲外になった時点で、残り判断を中断し、直ちに次の
ステップに移り、全部のグループのサブノズル11.1
2.13の位置でのよこ糸2の通過タイミングを算出す
るようにしてもよい。
また、上記実施例は、貯留側で実際の飛走距離L+ 、
Lz 、L3を信号Sの発生数から近似的に予測するよ
うにしている。しかし実際は、よこ糸2が杼道10中で
直線状になく、たわんでいるので飛走距離りに対応する
タイミングtは、第7図に点線で示すように、現実のタ
イミングから、最終的にずれることになる。このためタ
イミングtの補正操作が必要となる。この補正は、曲線
を時間軸上で比例分配的に移動させ、タイミングt3を
最終到達側のフィーラ35による到達タイミングt、に
一致させることによって実現できる。したがって、判断
過程は、上記の補正を施した後に、実行される。これに
対して、杼道10に沿って設けられた複数のセンサーか
ら直接よこ糸の飛走特性を求めてもよく、この場合は、
上記補正操作は必要ない。
ところで、前述の実施例の方法は、もっとも合理的な例
であるが、全噴射時間T+ 、Tz 、T3は、以下の
簡便な方法によっても求められる。
まず、第8図の実施例は、サブノズル110例えば中間
位置で、飛走曲線を求め、そのタイミングt、を中心と
して時間定数1.い tlbを減算および加算により求
め、それらから噴射開始回転角θ7.および噴射終了回
転角θI0を求めることによって、他のサブノズルI2
.13についても全噴射期間T1、T2、T3を求めて
いる。
さらに、第9図のものは、タイミングt1で、よこ糸2
の飛走速度■を曲線の勾配(dL/dt)から求め、そ
れに係数に、 、k2用いて、弐T1゜=に、/V、T
、、=に2/Vの計算により、全噴射期間T1、T2、
T3を決定する例である。
上記2つの実施例では各サブノズル11.12.13の
中間位置でタイミングtls  !sj3が求められて
いるから、これに対応して、センサー18は、1/2巻
だけ解舒されたときの位置、っまり係止ピン6と異なる
側の直径線上に配置される。
発明の効果 本発明では、よこ糸の実際の飛走特性がサブノズルの位
置毎に杼道内あるいは貯留側で測定され、それにもとづ
いてサブノズル群についての噴射タイミングや全噴射期
間が自動的に設定、調整されるから、従来のように人手
によって噴射タイミングを設定する手間かはふけ、また
最適な設定がなされるためよこ入れが常に安定な状態で
行われるほか、圧縮空気の浪費が未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はよこ入れ運動に必要な部分の概略的な説明図、
第2図は本発明のよこ入れ自動調整装置のブロック線図
、第3図は動作のフローチャート図、第4図は飛走距離
特性のグラフ、第5図は許容範囲のグラフ、第6図は飛
走距離特性と噴射タイミングとの関係のグラフ、第7図
、第8図および第9図は他の実施例の飛走特性のグラフ
である。 l・・よこ入れ自動調整装置、2・・よこ糸、3・・給
糸体、5・・測長貯留用のドラム、6・・係止ピン、7
・・メインノズル、10・・杼道、11.12.13・
・サブノズル、17・・制御装置、19・・回転検出器
、20・・織機の主軸、21.22.23・・開閉弁、
26・・飛走特性検出手段、27・・判断手段、28・
・基準タイミング設定手段、29・・タイミング算出手
段、30・・操作手段。 特 許 出 願 人 津田駒工業株式会社代   理 
  人 弁理士 中 川 國 男第2図 第3図 第4 @ t□ 第6図 Ots      &te 第7図 第8図 第9図 θ/S     ate 手続主甫正書(方式) 特許庁長官  宇  賀  道  部  殿■、事件の
表示 昭和60年特許願第262029号2、発明の名
称 無杼織機のよこ入れ自動調整方法およびその装置 3.1ili正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 石川県金沢市野町5丁目18番18号名 称 
津田駒工業株式会社 代表者越馬平治 4、代理人@160 (発送日61年2月25日) 6、補正の対象  特許請求の範囲の項目の欄7、補正
の内容

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)よこ入れ時に織機の1サイクル中の回転角との関
    連でよこ糸の実際の飛走状態をよこ糸の貯留側から移送
    路までの区間で検知して、よこ糸の実際の飛走特性を求
    める飛走特性検出過程と、実際の飛走特性と各サブノズ
    ル群の設置位置からその後のよこ入れのために各サブノ
    ズル群毎に噴射を決定するための基準のタイミングを新
    たに設定する基準タイミング設定過程と、各サブノズル
    群毎に上記新たな噴射の基準タイミングについての全噴
    射期間を求めるタイミング算出過程と、上記全噴射期間
    で各サブノズル群をよこ入れ方向に順次継続的に開放状
    態とする操作過程とからなることを特徴とする無杼織機
    のよこ入れ自動調整方法。
  2. (2)タイミング算出過程で、基準タイミングに所定の
    時間を加減することにより、全噴射期間を求めることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の無杼織機のよこ
    入れ自動調整方法。
  3. (3)タイミング算出過程で、実際の飛走速度の逆数と
    所定の係数との積から、全噴射期間を求めることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の無杼織機のよこ入れ
    自動調整方法。
  4. (4)よこ入れ時に織機の1サイクル中の回転角との関
    連でよこ糸の実際の飛走状態をよこ糸の貯留側から移送
    路までの区間で検知して、よこ糸の実際の飛走特性を求
    める飛走特性検出過程と、上記飛走特性検出過程で求め
    られた実際の飛走特性が各サブノズル群の位置毎に予め
    設定された許容範囲に納まっているかどうかを比較して
    判断する判断過程と、上記判断過程で実際の飛走特性が
    あるサブノズル群に関し許容範囲外にあるとき、実際の
    飛走特性と各サブノズル群の設置位置とからその後のよ
    こ入れのために各サブノズル群毎に先噴射終了のタイミ
    ングおよび後噴射開始のタイミングを新たに設定する基
    準タイミング設定過程と、各サブノズル群毎に上記先噴
    射終了のタイミングよりも予め入力されている先噴射時
    間だけ早い先噴射開始のタイミングおよび上記後噴射開
    始のタイミングよりも予め入力されている後噴射時間だ
    け遅れた後噴射終了のタイミングを求めるタイミング算
    出過程と、上記先噴射開始のタイミングから上記後噴射
    終了のタイミングまでの全噴射期間で各サブノズル群を
    よこ入れ方向に順次継続的に開放状態とする操作過程と
    からなることを特徴とする無杼織機のよこ入れ自動調整
    方法。
  5. (5)よこ入れ時に織機の1サイクル中の回転角を検出
    する回転検出器と、よこ糸の実際の飛走距離を検出する
    センサーと、上記回転検出器によって求められた回転角
    および上記センサーによって求められた実際の飛走距離
    から飛走特性を求める飛走特性検出手段と、この飛走特
    性検出手段で求められた実際の飛走特性が各サブノズル
    の位置毎に予め設定された許容範囲内にあるかどうかを
    比較しながら判断する判断手段と、求められた実際の飛
    走特性が許容範囲外にあるとき、実際の飛走特性と各サ
    ブノズル群の設置位置とから各サブノズル群毎に先噴射
    終了のタイミングおよび後噴射開始のタイミングを新た
    に設定する基準タイミング設定手段と、各サブノズル群
    毎に上記先噴射終了のタイミングよりも予め入力されて
    いる先噴射時間だけ早い先噴射開始のタイミングおよび
    上記後噴射開始のタイミングよりも予め入力されている
    後噴射時間だけ遅れた後噴射終了のタイミングを求める
    算出手段と、上記先噴射開始のタイミングから上記後噴
    射終了のタイミングまでの全噴射期間で各サブノズル群
    を順次継続的に開放状態とする操作駆動手段とを具備す
    ることを特徴とする無杼織機のよこ入れ自動調整装置。
  6. (6)上記の飛走特性検出手段、判断手段、基準タイミ
    ング設定手段、およびタイミング算出手段を制御用のマ
    イクロコンピュータによって構成することを特徴とする
    特許請求の範囲第2項記載の無杼織機のよこ入れ自動調
    整装置。
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