JPS62124551A - ハロゲン化銀写真乳剤 - Google Patents

ハロゲン化銀写真乳剤

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JPS62124551A
JPS62124551A JP20604286A JP20604286A JPS62124551A JP S62124551 A JPS62124551 A JP S62124551A JP 20604286 A JP20604286 A JP 20604286A JP 20604286 A JP20604286 A JP 20604286A JP S62124551 A JPS62124551 A JP S62124551A
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emulsion
silver halide
none
cubic
crystal
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JP20604286A
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ジョー エドワード マスカスキ
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Eastman Kodak Co
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Eastman Kodak Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、写真に関し、更に詳しくは、ハロゲン化銀粒
子を含む写真乳剤に関する。
〔従来の技術〕
ハロゲン化銀写真は、−世紀以上もの間実施されている
。画像形成のため初めに使用された感輻射線ハロゲン化
銀組成物は、固相が存在することが元来は認識されてい
なかったので、乳剤と言われた。感輻射線成分が、典型
的には粒子と言われる分散された微結晶の形で存在する
ことが知られてから久しいが、“写真乳剤”と言う用語
は、そのまま残っている。
多年にわたって、ハロゲン化銀粒子は、熱心な研究の対
象であった。根に対して少なくとも90モル%の沃化物
を含む高沃素化ハロゲン化銀粒子が知られ、写真の用途
に示唆されたが、実際には写真乳剤は、はとんど常に、
場合によっては、少量の沃化物を含む臭化物、塩化物又
は塩化物と臭化物との混合物から成るハロゲン化銀粒子
を含む。
銀に対して約40モル%以下の沃化物が臭化銀結晶構造
に含まれても別個の沃化銀用は観察されない。しかしな
がら、実際には、ハロゲン化銀乳剤が約15モル%より
多くの沃化物を含むのは希であり、10モル%より十分
低い沃化物が最も普通である。
高沃素化ハロゲン化銀粒子を除いて、すべてのハロゲン
化銀粒子は、立方結晶格子frI造を示す。
しかし、立方結晶格子構造の粒子は、外観において著し
く異なりうる。
一つの形態では、ハロゲン化銀粒子は、顕微鏡で観察す
ると、外観において立方体である。立方体粒子1を第8
図に示す。立方体粒子は、6個の同一の結晶面によって
規定される。写真の文献では、これらの結晶面を、結晶
面を示すため使用されるミラー指数(Miller 1
ndex)により、通常、(100)結晶面と言われる
。(1001結晶面は、ハロゲン化銀粒子に関して最も
普通に使用されるが、これらの同じ結晶面は時には(2
001結晶面とも言われ、この表示の相違は、結晶構造
の基本単位の限定の相違から生じるものである。
立方体結晶形は等軸品粒子では目視で容易に確認できる
が、非等軸晶粒子では、立方体結晶面は必ずしも正方形
ではない。より複雑な形の粒子では、立方体結晶面の存
在は、目視の検査と、隣接立方体結晶面によって形成さ
れる交差の角度が90゛であることによって証明するこ
とができる。
(1001結晶面の実用的重要性は、これらが銀及びハ
ロゲン化物イオンの特異な表面配列を示し、それが写真
用途で典型的に遭遇する粒子表面の反応及び吸着に影響
することである。理論的に仮定されるイオンのこの特異
の表面配列を第2図に示す。第2図において、小さい方
の球2は銀イオンを表し、大きい方の球3は臭化物(又
は臭素)イオンを示す。拡大図であるが、銀及び臭化物
イオンの相対的大きさ及び位置は精確に表されている。
臭化物イオンを塩化物(又は塩素)イオンに代えると、
相対的配列は同一であるが、塩化物イオンは臭化物イオ
ンより小さい。4で示した多数の平行な列が存在し、そ
れぞれ、銀及び臭化物イオンを交互に配列することによ
って形成されていることが判る。第2図において、イオ
ンの表面層に対する関係を説明するため、表面層の下に
ある次のイオン層の一部を示す。
別の形態では、ハロゲン化銀粒子は、顕微鏡で観察する
と、八面体である。八面体粒子5を第3図に示す。八面
体粒子は、8個の同一の結晶面によって規定される。こ
れらの結晶面は、(l 11)結晶面と言われる。八面
体結晶形は、等軸粒子(regular grains
)では目視で容易に認められるが、非等軸粒子では、八
面体結晶面は必ずしも三角形ではない。それより複雑な
形の粒子では、八面体結晶面の存在は、目視での観察と
隣接八面体結晶面によって形成される交差の角度が10
9.5°であることの組み合わせによって証明すること
ができる。
可能なイオン吸着を無視すると、八面体結晶面は、イオ
ンの表面層が全体的に銀イオン又はハロゲン化物イオン
から成ると理論的に仮定しうる点で、立方体結晶面とは
異なる。第4図は、第2図と同様に、+11 N結晶面
の説明図であり、小さい方の球2は銀イオンを表し、大
きい方の球3は臭化物イオンを示す。銀イオンは、すべ
ての利用可能な格子位置で表面に示されているが、原子
の表面層におけ、るすべての他の利用可能な格子位置だ
けに恨イオンををすることは、中性の表面電荷と一層、
相容性になる。銀イオンの表面層の代わりに、イオンの
表面層は臭化物イオンであってもよい。表面銀イオンの
直ぐ下のイオン層は、臭化物イオンから成る。
第8図及び第2図を第3図及び第4図と比較する際には
、立方体粒子及び八面体粒子が正確に同じ結晶格子構造
及び従って、正確に恨及びハロゲン化物イオンの同じ内
部関係を有することを考慮することが重要である。2種
の粒子は、その表面結晶面でのみ異なる。第2図の立方
体結晶面において、各表面銀イオンは5個のハロゲン化
物イオンの直ぐ隣にあるが、第4図においては、八面体
結晶面の銀イオンはそれぞれ、3個のハロゲン化物イオ
ンのみの直ぐ隣にある。
立方体又は八面体ハロゲン化銀粒子よりはるかに一般的
でないものは、斜方十二面体ハロゲン化銀粒子である。
斜方十二面体粒子7を第5図に示す。斜方十二面体粒子
は、12個の同一の結晶面によって規定される。これら
の結晶面は、(1101(又は、ハロゲン化銀粒子には
あまり普通でないが、(220))結晶面と言われる。
斜方十二面体結晶形は、等軸の粒子では目視で容易に確
認されるが、非等軸晶粒子では、斜方十二面体結晶面の
形は変化しうる。それより複雑な形の粒子では、斜方十
二面体結晶面の存在は、目視観察と、隣接結晶面によっ
て形成される交差の角度の測定との組み合わせによって
証明しうる。
斜方十二面体結晶面は、恨イオン及びノ10ゲン化物イ
オンの交互の列から成ると理論的に仮定しうる。第6図
は、第2図及び第4図と同様の説明図であり、イオンの
表面層が銀及び臭化物イオンの平行な列(それぞれ、線
8a及び8bで示す)の対の反復によって形成されるこ
とが判る。第6図において、イオンの表面層に対する関
係を説明するため、表面層の下にある次のイオン層の一
部を示す。それぞれの表面銀イオンは、4個のハロゲン
化物イオンに直ぐ隣接している。
等軸晶系の立方体粒子だけを含む立方体結晶格子構造の
粒子、例えば第8図に示した粒子、等軸品系の八面体粒
子、例えば第3図に示した粒子、又は、希な場合には、
等軸晶系の斜方十二面体粒子、例えば第5図に示した粒
子を含むハロゲン化銀写真乳剤は、公知であるが、実際
に多数の他の種々の粒子の形も観察される。例えば、ハ
ロゲン化銀粒子は立方−八面体、すなわち、立方体と八
面体結晶面の巣形から成る。これを第7図に示す。
第7図には、立方−八面体粒子9及び10を立方体粒子
l及び八面体粒子5と一緒に示す。立方−八面体粒子は
、14個の結晶面、6個の立方体結晶面及び8個の八面
体結晶面を有する。立方体及び/又は八面体結晶面と斜
方十二面体結晶面との同様の巣形も可能であるが、希で
ある。他の粒子形、例えば平板状粒子及び棒状粒子は、
結晶内部の不規則性、例えば双晶面(twin pla
nes)及びらせん状ディスロケーション(screw
 dislocations)に起因する。多くの場合
、溶剤作用による若干のコーナー又はエツジの丸み付け
が観察され、若干の場合には、丸み付けは、粒子を球で
あると説明しうる程、顕著である。
立方体結晶格子構造については、結晶面が7つの可能な
明確な結晶形態のうち任意の形態を取ることができるこ
とは公知である。しかし、ハロゲン化銀の立方体結晶格
子構造については、(100) (立方体)、(111
)(八面体)又は、希には、(110)(斜方十二面体
)結晶面を独立に又は組み合わせて有する粒子だけが、
確認されている。
従って、写真の文献が、立方体結晶格子構造のハロゲン
化銀粒子によって示される結晶面に限られていることは
明らかである。その結果、文献は、写真特性を変性する
際に、利用しうる結晶面、はとんどの場合、立方体及び
八面体結晶面と共に作用しうる表面増感剤及び吸着され
る添加剤の選択に限られている。これは最適の写真性能
のため使用されるか、又は最適の性能より低いが、許容
しうると認められる物質の組み合わせを制限した。
本明細書に示す結晶学の基本原則及び用語については、
F、 C,Ph1llips著、An Introdu
ction (。
Crystallograph  % 4版(John
 Wiley & 5ons)、(1971年発行)に
依る。
James著、P四二匝ル■L」1」担り月す工圓エリ
亙扛工Process −、4版にューヨークのMac
millan )、1977年98〜100頁は、前記
の従来技術の説明を補充するものである。更に、Jam
esは98真にハロゲン化銀粒子に関して、高いミラー
面指数は認められないと述べている。
Klein ら著、“Formation of Tw
ins of AgBrand  AgCl  Cry
stals  in  Photographic  
Emulsions(写真乳剤中のAgBr及びAgC
1結晶の双晶の形成)”、P)氏上」L江垣1堕ヱ」且
ロ1逼狡I互nz−199巻階7.99〜102頁(1
963年)は、+ioo+(立方体)及び(1111(
八面体)結晶面を有する単−及び二重に双晶を形成した
ハロゲン化銀結晶を多数記載している。Klein ら
は、双晶を形成したハロゲン化銀粒子が、なお(til
l又は+100)結晶面だけを示しながら取りうる多数
の形態を説明している点で興味深い。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、増大した吸着部位を提供する結晶面を
示す立方体結晶格子構造の感輻射線ハロゲン化銀粒子を
含んで成るハロゲン化銀写真乳剤を提供することである
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的は、偏四角多面体(icositetrahe
dral)結晶面から成る立方結晶格子構造の感輻射線
ハロゲン化銀粒子を含むハロゲン化銀写真乳剤を提供す
ることによって達成される。
本発明は、ハロゲン化銀写真乳剤における偏四角多面体
結晶面という特異の表面構造を実現することを初めて当
業界に提示するものである。これにより、本発明は、写
真特性を変性し、増感剤及び吸着される写真添加剤との
相互作用を改良するため新しい結晶面の選択を初めて可
能にしたものである。
本発明は、偏四角多面体結晶面から成る立方結晶格子構
造の感輻射線ハロゲン化銀粒子を含んでなるハロゲン化
銀写真乳剤及びこれらの乳剤を含む写真要素に関する。
一つの形態では、ハロゲン化銀粒子は、等軸の偏四角多
面体の形を取ることができる。等軸の偏四角多面体11
を第1図及び第9図に示すが、これらの図は、同じ等軸
部四角多面体の正面図及び背面図である。偏四角多面体
は、24個の同一の面を有する。面の分類は全く自由で
あるが、各群がそれぞれ4個の別個の面を含む、6個の
別個の結晶面群と見ることができる。第1図において、
面12a、12b、12G及び12dを面の第一群(又
はクラスター)の成員と見ることができる。
第9図において、面13a、13b、13c及び13d
を面の第二群の成員と見ることができる。
面の残りの4群は、それぞれ第1図に見える2個の面と
第9図に見える2個の面を有する。第1図に示した面1
4a及び14b並びに第9図に示した面14c及び14
dは、4個の面の第三群の4個の面を示す。同様に、第
1図に示した面15a及び15b並びに第9図に示した
面15c及び15dは、4個の面の第四群の4個の面を
示す。
第1図に示した面16a及び16b並びに第9図に示し
た面16c及び16dは、4個の面の第五群の4個の面
を示し、第1図に示した面17a及び17b並びに第9
図に示した面17c及び17dは、4個の面の第六群の
4個の面を示す。
偏四角多面体を見ると、各群内における隣接面の交差は
4個あり、各群とそれに隣接する4個の群のそれぞれと
の面の交差は2個あり、合計48個の血縁の交差がある
ことが判る。面の交差によって形成される相対角度は、
2つの異なる数値しか有しない。一つの群からの一つの
面と別の群の一つの面との交差線はすべて、同一であり
、第一相対角を形成する。第1図を見ると、隣接面12
aと14a、12aと153.12bと15d、12b
と17a、12cと16b、12cと17b、12dと
16a1及び12dと14bの相対角は、すべて同一の
相対角である。各群内の隣接面はすべて、同じ相対角で
交差するが、この角度は異なる群の面の交差の相対角度
とは異なる。すべての面が完全に見える一つの群で見る
と、面12aと12b、12bと12c、12cと12
d、及び12dと12aの間の交差はすべて同じ相対角
度であり、第二相対角と言われる。等軸部四角多面体は
、目視の観察によって認識されうる明瞭な外観を有する
が、2個の相対角のいずれが一方を測定すれば、隣接穴
八面体結晶面が証明されることが判る。
結晶学において、隣接面の相対角度を積極的結晶面同定
に使用する。このような技法は、例えば前掲Ph1ll
ipsの文献に記載されている。これらの技法をハロゲ
ン化銀粒子の偏四角多面体結晶面を積極的に同定するハ
ロゲン化銀粒子のS!Ji微鏡試験技法と併用すること
ができる。ハロゲン化銀粒子の電子顕微鏡写真を製造す
る技法は、[1,M。
5pinell及びC,F、 0ster著、Pho 
tograph icMa ter ia Is (写
真材料)”、The Enc clo edia of
−旧crosco  and Microtechni
 ue 、、P、 Gray )W集、Van No5
trand、 ニューヨーク、1973年、427〜4
34頁に説明されているように、文献に一般に良く知ら
れている(特に、429〜430頁のカーボンレプリカ
電子顕微鏡に関する部分参照)。
電子顕微鏡撮影に周知の技法を用いて、ハロゲン化銀粒
子のカーボンレプリカをまず製造する。カーボンレプリ
カは、カーボン外皮なしにハロゲン化銀粒子を使用する
ことから起こることの知られている恨焼き出しの変形を
回避しながら粒子の形を再現する。画像形成のため光で
はなくむしろ電子走査ビームを使用して、光を使用する
場合より高い撮影倍率を実現可能にする。粒子が、隣接
粒子と衝突しない程、充分に拡散している場合、粒子は
突角(coign) (即ち、点)上よりむしろ一つの
結晶面上に平坦に存在する。観察している試料を電子ビ
ームに対して転倒することによって、選択された粒子を
、視線が2個の隣接結晶面の交差線(点として見える)
と2個の交差する結晶面のそれぞれ(縁として見える)
と実質的に平行であるように配向することができる。粒
子の面が画像形成電子ビームに平行である場合、粒子の
面が規定する2つの対応する縁は、面が単に平行に近い
に過ぎない場合より鋭角に見える。2個の交差する結晶
面が電子ビームに平行な縁を示す所望の粒子配向が一度
得られると、交差角は、配向された粒子の電子顕微鏡写
真から測定することができる。
この方法で、隣接する偏四角多面体結晶面を確認するこ
とができる。他のミラー指数の偏四角多面体結晶面と隣
接結晶面の相対角度を同様の方法で測定することができ
る。また、特異の相対角度により結晶面を積極が上に確
認することができる。相対角度の測定は明確であるが、
はとんどではないとしても、多(の場合に、電子顕微鏡
による粒子の目視観察により偏四角多面体結晶面を直ち
に確認することが可能になる。
立方体結晶格子の相互に直角なx、y及びz軸に関して
、立方結晶面は2つの軸に対して平行であり、第三の軸
と交差し、従って(1001ミラー指数で示されること
は文献に良く認識されている。八面体結晶面は、3つの
軸のそれぞれと等間隔で交差し、従って、+1111 
 ミラー指数で示され、斜方十二面体の結晶面は3つの
軸のうち2つに等間隔で交差し、第三の軸に対して平行
であるので+110)  ミラー指数で示される。基本
結晶単位の所定の限定に対しては、立方体、八面体及び
斜方十二面体の結晶面のそれぞれについて、ただ1個の
ミラー指数表示がある。
偏四角多面体結晶面は、異なるミラー指数値を有しうる
結晶面の族を含む。偏四角多面体結晶面は、一般的に、
(hJl)結晶面(h及びlは、それぞれゼロより大き
い異なる整数であり、hは!より大きい)と示される。
第1図及び第9図に示される等軸の偏四角多面体結晶面
11は、(211)結晶面から成り、これは、h及びβ
がそれぞれ表すことのできる最低値に相当する。(31
1)、(3221、+41N、(433)、(5111
、+522)、(533)又は(544)結晶面を存す
る等軸の偏四角多面体は、偏四角多面体11と同様に見
えるが、高いミラー指数は交差角度の変化を生じる。整
数り及びβの最高値には、理論的制限はないが、5以下
のh値を有する偏四角多面体結晶が一層容易に製造され
る。
この理由で、前記の例示したミラー指数値の偏四角多面
体結晶面を有するハロゲン化銀粒子が好ましい。熟練す
れば、一つの偏四角多面体結晶面は、しばしば異なるミ
ラー指数値の別の結晶面と、目視で区別することができ
る。相対的角度の測定により、存在する偏四角多面体結
晶面の特定のミラー指数値を積極的に確証することが可
能になる。
一つの形態では、本発明の乳剤は、全体的に偏四角多面
体結晶面で規定され、これにより基本的に等軸の偏四角
多面体を形成するハロゲン化銀粒子を含む。実際には、
通常、粒子の若干の縁部丸み付けが存在するが、丸み付
けされていない残りの平坦な偏四角多面体面は、積極的
確認を可能にする。それというのは、縁部の鋭角な交差
は、隣接偏四角多面体結晶面の相対角度を確認するには
不必要であるからである。残りの平坦な結晶面部分を使
用して、粒子の配向を見ることは、なお可能である。
本発明の乳剤中に存在する感情射線ハロゲン化銀粒子は
、偏四角多面体結晶面が存在する唯一の平坦な結晶面で
あるものに限定されない。立方−八面体ハロゲン化銀粒
子、例えば9及び10が、立方体及び八面体結晶面を示
し、Berryが前掲文献に、一つの粒子中に立方体、
八面体及び斜方十二面体結晶面を有する粒子を報告して
いるのと全く同様に、本発明に使用する感情射線粒子は
、任意の結晶面と組み合わせるか、又は可能な他の結晶
面とハロゲン化銀立方体結晶格子とを組み合わせた偏四
角多面体結晶面によって形成することができる。例えば
、立方体、八面体及び斜方十二面体結晶面を有する常用
のハロゲン化銀粒子を、偏四角多面体結晶面を有するハ
ロゲン化銀粒子の製造用のホスト粒子として使用する場
合、元の結晶面が偏四角多面体結晶面の形成に好ましい
条件下にハロゲン化銀によって完全に重複成長する前に
ホスト粒子上へのハロゲン化銀の沈着を防止すると、偏
四角多面体結晶面及び存在する元のホスト結晶のそれに
対応する残りの結晶面が生じる。
別の態様では、偏四角多面体結晶面に好ましい条件下で
のホスト粒子上へのハロゲン化銀の沈着は、最初に粒子
表面にしわをつけることがある。
精密な試験下に、ホスト粒子表面からの隆起によってし
わができることが観察された。うねの形の隆起が観察さ
れたが、隆起が存在する場合、これらはピラミッド形で
あるのが更に典型的である。
最初は+100)結晶面を示すホスト粒子上で偏四角多
面体結晶面を示すピラミッドは、4個の表面を有する。
これらは、偏四角多面体11と関連して上記した12.
13.14.15.16又は17列群のいずれかの4個
の面に対応する。ホスト粒子が初めは(111)結晶面
を示す場合、3つの表面によって限定されるピラミッド
が形成される。第1図において、ピラミツトの頂点は面
12b、15d及び17aによって形成される突角に対
応する。隆起は、うね又はピラミッドの形でホスト粒子
上に沈殿を始める短時間以内に、実質的に元のホスト粒
子表面を被覆することができる。粒子表面全体が偏四角
多面体結晶面によって規定された後にハロゲン化銀沈着
を続けると、隆起はますます大きくなり、場合により粒
子は、ますます大きい偏四角多面体結晶面を示すので、
しわのある外観を失う。ハロゲン化銀沈着を続けること
によってしわのある粒子から等軸の偏四角多面体を成長
させることができる。
粒子がしわのないものであり、偏四角多面体結晶面によ
って全体的に規定されている場合でさえ、粒子は全体と
して等軸部四角多面体とは異なる形を取ることがある。
これは、例えば、非等軸晶、例えば双晶が、偏四角多面
体結晶面の成長前にホスト粒子中に存在するか又は偏四
角多面体結晶面の成長の間に導入されたことから起こる
重要な特徴は、ハロゲン化銀粒子の任意の結晶面が偏四
角多面体結晶面である場合、生じる粒子が、立方体結晶
格子構造のハロゲン化銀に関する可能なすべての結晶面
によって示される配列とは異なる、表面恨イオン及びハ
ロゲン化物イオンの特異な配列を示すことである。理論
的に仮定される、イオンのこの特異な表面配列を第10
図に示す。第10図には、根イオン2及び臭化物イオン
3によって形成された(2111偏四角多面体結晶面を
示す。第10図を第2図、第4図及び第6図と比較する
と、各図における銀イオン及び臭化物イオンの表面配列
が異なることが明らかである。
(211)偏四角多面体結晶面は、秩序正しいが、表面
銀イオン及び臭化物イオンの配列が、立方体、八面体又
は斜方十二面体臭化銀結晶面で示されるより多様である
。これは(21N偏四角多面体結晶面で起こる層化(t
iering)の結果である。異なるミラー指数を示す
偏四角多面体結晶面も層形成を示す。異なるミラー指数
は、銀イオン及びハロゲン化物イオンの同様であるが、
それでも特異な表面配列を生じる。異なるミラー指数の
偏四角多面体結晶面の間の相違は、+2111結晶面の
模型図である第10図及び(533)結晶面の対応する
図である第11図を比較することによって示される。
第2図、第4図、第6図、第10図及び第11図はすべ
て、ただ1種のハロゲン化物イオンとして臭化物イオン
を含むが、その代わりに全部又は部分的に塩化物イオン
をそれぞれ含む場合に、結晶面における相違に関するの
と同じ観察が得られることが判る。塩化物イオンは、臭
化物イオンより有効直径が実質的に小さいが、銀塩化物
イオンによって示される偏四角多面体結晶面は、対応す
る銀及び臭化物イオン表面と同様であろう。
偏四角多面体結晶面を含む立方体結晶格子構造のハロゲ
ン化銀粒子は、常用のハロゲン化銀粒子と同様に少量の
沃化物イオンを含んでいてよい。
沃化物イオンは、臭化物イオンより実質的に大きい有効
直径を有する。ハロゲン化銀結晶学において周知のよう
に、これは、沃化物イオンが濃度において限定されれば
、有利に適応し、実際に写真に使用しうる結晶構造に類
似した若干、破壊的効果を有する。本発明の実施には、
好ましくは銀に対して15モル%より下、最適には10
モル%より下の沃化物イオン濃度を使用する。銀に対し
て40モル%以下の沃化物イオン濃度が臭化銀結晶に存
在することができる。ハロゲン化銀中の単一のハロゲン
化物イオンとしての沃化物イオンは、立方体結晶格子構
造を形成しないので、沃化物イオンだけの使用は、本発
明に通用できない。
偏四角多面体結晶面の占める総ハロゲン化銀粒子の表面
積の割合が大きい程、ハロゲン化銀粒子はそれだけ特異
になる。はとんどの場合、偏四角多面体結晶面はハロゲ
ン化銀粒子の総表面積の少なくとも50%を占める。粒
子が等軸晶である場合には、偏四角多面体結晶面は観察
可能なすべての平坦な結晶面であり、残りの粒子表面だ
けが縁部に丸み付けされたものである。換言すれば、総
粒子表面の少なくとも90%を占める偏四角多面体結晶
面を有するハロゲン化銀粒子が考えられる。
しかしながら、偏四角多面体結晶面が面積において制限
されている場合でさえ、明瞭な写真効果を実現しうろこ
とが判る。例えば、ハロゲン化銀粒子を含む乳剤におい
て、偏四角多面体結晶面に対して優先して顕著な吸着性
を示す写真添加物が存在する場合には、明瞭な写真効果
を生じるために、限られたパーセンテージの総粒子表面
しか必要としない。一般に、ハロゲン化銀粒子上に偏四
角多面体結晶面が観察されうる場合、それは写真性能に
影響しうるのに充分な割合のハロゲン化銀粒子の総表面
積を占める。換言すれば、偏四角多面体結晶面が、隣接
結晶面に対する相対角度によってIIi!認するのに充
分に大きくなる時までには、既に、写真性能に影響しう
るのに充分に大きくなっている。従って、偏四角多面体
結晶面の占める総粒子表面積の最少割合は、偏四角多面
体結晶面の存在を検出する観察者の能力によってのみ制
限される。
立方体結晶格子構造のハロゲン化銀粒子上での偏四角多
面体結晶面の有効な形成は、偏四角多面体結晶の平面上
での表面成長速度を遅延させるハロゲン化銀粒子の成長
条件の確認に依存する。一般にハロゲン化銀結晶学にお
いては、ハロゲン化銀粒子の主要な結晶面は、その結晶
面の成長に少なくとも好ましい粒子成長条件を選択する
ことによって決定されることが認識されている。例えば
、等軸車方体ハロゲン化銀粒子、例えば粒子1は、立方
体結晶面上より他のすべての利用可能な結晶面上で一層
速い恨及びハロゲン化銀化物イオンの沈着に好ましい粒
子成長条件下に製造される。第7図において、八面体粒
子、例えば等軸式面体粒子5を、立方体結晶面上への銀
及びハロゲン化物イオンの沈着に好ましい条件下で成長
させる場合には、連続してハロゲン化銀を沈殿させる間
に粒子5は、最終的立方体粒子構造1に達する前に中間
的立方−八面体形9及びIOを経て成長する。
立方体結晶面だけが残ると、銀及びハロゲン化物イオン
はこれらの表面上に等友釣に沈着する。換言すれば、粒
子の形状は立方体であり、付加的恨及びハロゲン化物イ
オンが沈殿するに従って立方体粒子だけが大きく成長す
る。
同様にして、偏四角多面体結晶面に沿ってハロゲン化銀
の沈着の遅延に好ましい成長条件を維持しながら、ハロ
ゲン化銀沈殿反応容器中に常用の結晶面のホスト粒子、
例えば立方体粒子を導入することによって偏四角多面体
結晶面を有する粒子を製造した。ハロゲン化銀の沈殿を
続けるに従って、まず偏四角多面体結晶面が確認可能に
なり、次いで、場合により、沈殿を続ける場合に、すべ
てのハロゲン化銀粒子の結晶面が成長していると思われ
るまで、面積を広げる。偏四角多面体結晶面は、遅い速
度で付加的ハロゲン化銀の沈着を許すので、核の再形成
が起こり、第二の粒子集団が生じる。沈殿条件は、連続
粒子成長又は核の再形成に好ましい、文献に一般に公知
の技法によって調節されうる。
公表されたハロゲン化銀の結晶学的研究によって証明さ
れるように、数十部にわたる熱心な研究でハロゲン化銀
粒子に関して偏四角多面体結晶面を観察した文献がない
ことは、偏四角多面体結晶面に沿ってのハロゲン化銀沈
着の選択的遅延に好ましい条件が広くないことを示唆す
る。選択的に偏四角多面体結晶面でハロゲン化銀の沈着
を遅延するため、成長調節剤(growth modi
fier)を使用し、これにより、ハロゲン化銀粒子の
外表面が形成するに従って、これらの偏四角多面体結晶
面を製造することができることが判明した。確認された
成長調節剤は、有機化合物である。これらは、銀イオン
及びハロゲン化物イオンの特異な配列により偏四角多面
体結晶面に対して吸着優先性を示すので有効であると思
われる。偏四角多面体結晶面を製造するために有効であ
ることが実験的に証明された成長調節剤を、以下の実施
例に説明する。
これらの成長調節剤は、実施例に使用した条件下で有効
である。ハロゲン化銀沈殿の種々の条件下での多数の成
長調節剤候補の実験的スクリーニングから、偏四角多面
体結晶面を達成するには、成長調節剤の適切な選択だけ
でなく、実施例に確認した他の沈殿パラメータの適切な
選択を含めて多数のパラメータを満足しなければならな
いと結論された。ハロゲン化銀沈殿に関する付随条件を
変えた場合、偏四角多面体結晶面を製造するため成長調
節剤として有効であることの判明した化合物を用いても
、偏四角多面体結晶面を達成できなかった。しかしなが
ら、偏四角多面体結晶面を有する粒子を含むハロゲン化
銀乳剤の製造に有効であることを証明した場合、パラメ
ータを系統的に変動する常用の実験的研究により、有用
な付加的製造技法が得られると思われる。
偏四角多面体結晶面でのハロゲン化銀沈着を選択的に遅
延するハロゲン化銀粒子の成長条件が満足されると、粒
子の成長を続けたときに、通常、ハロゲン化銀沈殿反応
容器中に存在するすべての粒子上に偏四角多面体結晶面
が現れる。しかし、本発明の乳剤中の感輻射線ハロゲン
化銀粒子のすべてが偏四角多面体結晶面を有しなければ
ならないことにはならない。例えば、偏四角多面体結晶
面を有するハロゲン化銀粒子を、最終的乳剤を製造する
ため任意の他のハロゲン化銀粒子集団と混合することが
できる。任意の確認可能な偏四角多面体結晶面の粒子表
面を含むハロゲン化銀乳剤は、本発明の範囲内にあると
考えられるが、はとんどの適用において、少なくとも1
種の確認可能な偏四角多面体結晶面を有する粒子は、総
粒子集団の少なくとも10%を占め、通常、これらの粒
子は総粒子集団の50%より多くを占める。
常用の乳剤を本発明の乳剤で置換して公知の写真用途を
満足することができる。更に、本発明の乳剤によれば、
予期されない写真上の利点を生じうる。
例えば、粒子の偏四角多面体結晶面に吸着される成長調
節剤が存在し、粒子表面とのより緊密な会合又は成長調
節剤の可動性低下の理由で、粒子表面への吸着によって
向上する公知の写真有用性を有する場合、写真性能の改
良を予測することができる。この理由は、偏四角多面体
結晶面を生じる成長調節剤については、これは、任意の
他の可能な結晶面についてより、偏四角多面体結晶面に
ついて大きい吸着優先性を示さなければならないことで
ある。これは、立方体及び偏四角多面体結晶面の両方を
有するハロゲン化銀粒子の吸着された成長調節剤の存在
で成長を考慮することによって評価することができる。
成長調節剤が立方体結晶面上で偏四角多面体結晶面に対
する吸着優先性を示す場合、偏四角多面体結晶面上への
恨イオン及びハロゲン化物イオンの沈着は、立方体結晶
面に沿ってより著しく遅れ、粒子の成長により立方体結
晶面が排除され、偏四角多面体結晶面が生じる。このこ
とから、偏四角多面体結晶面を生じる成長11節剤が、
粒子成長の間に他のハロゲン化銀粒子表面よりこれらの
粒子表面に一層緊密に吸着されることは明らかである。
模範的な写真への適用を提供するため、米国特許第3,
989,527号明細書は、光の散乱を最大にするよう
に選択された平均直径、典型的には0.15〜0.8μ
mの範囲の平均直径を有する分光増感性色素を含まない
ハロゲン化銀粒子と組み合わせて、粒子表面に吸着され
た分光増悪色素を有する感輻射線ハロゲン化銀粒子を含
む乳剤を使用することによって写真要素の感度を改良す
ることを記載している。像状に露光すると、色素を含ま
ない粒子に衝突する輻射線は、吸収されずに散乱される
これにより、表面に吸着された分光増感色素を有する感
情射線画像形成粒子をに衝突する露光輻射線の量が増加
することになる。
このアプローチで遭遇する欠点は、分光増感色素が乳剤
中で移動し、初めは染色されていない粒子が、初めに分
光増感された粒子から移動した分光増感色素をある程度
、吸着することであった。
その表面からの色素の移動は、初めに分光増感された粒
子が最適に増感された程度まで感度を減少する。同時に
、画像形成輻射線を散乱させる粒子上での色素の吸着は
その散乱効率を低減する。
下記の実施例においては、偏四角多面体結晶面を有する
ハロゲン化銀粒子を形成するのに有用な成長調節剤とし
て特定の分光増感性色素を確認した。偏四角多面体結晶
面及びその偏四角多面体結晶面に吸着された成長調節剤
分光増感性色素を有する感情射線ハロゲン化銀粒子を、
Lockerによって使用された分光増感されたハロゲ
ン化銀粒子の代わりに使用すると、偏四角多面体結晶面
から光を散乱させるハロゲン化銀粒子への色素の不利な
移動は、減少又は排除される。従って、写真感度の改善
を達成することができる。
別の有利な写真応用を説明するため、処理の間に色素像
生成物質、例えばカプラーを導入するカラー写真要素の
層構造を単純化することができる。
緑色分光増感色素である成長調節剤を使用して緑色露光
を記録する乳剤を製造することができ、また、赤色分光
増感色素である成長調節剤を使用して赤色露光を記録す
る乳剤を製造することができる。成長調節剤は粒子に緻
密に吸着され、非移動性であるから、従来法のように、
別のカラー形成層ユニットに緑及び赤色乳剤を被覆する
代わりに、2種の乳剤を混合し、単一のカラー形成層ユ
ニットとして被覆することができる。青色記録層は、任
意の常用の形態を取ることができ、常用の黄色フィルタ
層を使用して、混合した緑及び赤色記録乳剤を青色光露
光から保護することができる。ただ一つの層又は単一の
カラー形成層ユニットで感度の異なる複数の層で緑色及
び赤色記録乳剤を混合することを除いて、写真要素の構
造及び処理は変化しない。塩化銀乳剤を使用する場合、
単一のカラー形成層ユニットで青色、緑色及び赤色記録
乳剤を混合するために前記のアプローチを拡張すること
ができ、黄色フィルタ層を排除することができる。いず
れの場合にも、利点は、対応する従来のカラー写真要素
に比べて、必要な乳剤層の数の減少である。
更に一般的用途では、成長調節剤分光増感色素を含む本
発明による乳剤を使用すると、偏四角多面体結晶面を有
しないハロゲン化銀粒子を含む対応する乳剤より、分光
性の点で一層不変の乳剤を生じる。実施例において有効
な成長調節剤であることを示した2−メチル−5−ニト
ロ−1−H−ベンズイミダゾール、2−メルカプトイミ
ダゾール又は7−エトキシカルボニル−6−メチル−2
−メチルチオ−4−オキソ−1,3,3a、7−テトラ
アザインデンのように、成長調節剤がカブリを抑制しう
る場合には、低濃度で更に有効なカブリ抑制を期待する
ことができる。多数の写真効果、例えば感度、最低背景
濃度レヘル、潜像安定性、核形成性、現像可能性、画像
トーン、吸収性及び反射性は、粒子表面と他の成分との
相互作用によって影響されることが認識される。ペブタ
イザー、ハロゲン化銀溶剤、増感削成いは減感剤、超増
感剤、ハロゲン受容体、色素、カブリ防止剤、安定剤、
潜像保有剤、核形成剤、トーン変性剤、現像促進剤或い
は抑制剤、現像遅延剤、現像剤及び偏四角多面体結晶表
面に特異的に適合する他の添加剤のような成分を使用す
ることによって、異なる結晶面のハロゲン化銀粒子を用
いて達成しうるものより写真性能において明瞭な利点が
得られる。
偏四角多面体結晶面を有するハロゲン化銀粒子は、その
性質を変動させて所望の種々の公知写真用途を満足する
ことができる。一般に、表面潜像形成粒子、内部潜像形
成粒子、内部でかふらせた粒子、表面でがぶらせた粒子
及びRe5earchDisclosures 176
 巻、1978年12月、Item 17643、セク
ションIに記載されている種々の粒子の混合物を製造す
る技法を、本発明による乳剤の製造に適用することがで
きる。Re5earch Disclosureは英国
ハンプシャーPOIO7DD 、エムスワースのKen
neth Mason Publications、 
Ltd、によって発行されている。六へ面体結晶面を有
するハロゲン化銀粒子は、必要に応じて、その表面に銀
塩の沈着を有していてよい。ホストハロゲン化銀粒子上
の銀塩沈着の選択的部位は、米国特許第4.463,0
87号及び同第4,471,050号明細書に教示され
ており、これらを参考として本明細書に含める。
ハロゲン化銀粒子の六へ面体結晶面を形成するため使用
される成長調節剤を乳剤中に保有させ、粒子表面に吸着
させるか又は粒子表面から移動させる。例えば、前記の
ように、成長調節剤が分光増感色素として作用しろるか
、又は他の有用な作用を奏しうる場合、乳剤中に成長調
節剤を保有するのが有利である。付加的な有用な写真作
用を奏するために成長調節剤に依存しない場合、その初
期の作用が発揮されれば、必要に応じて、乳剤中に成長
調節剤の存在は減少又は排除することができる。このア
プローチは、成長調節剤が使用環境中で全く不利である
場合に有利である。成長調節剤自体を、臭素水、塩基又
は酸、例えば硝酸、塩酸又は硫酸のような試薬を用いて
達成される化学反応、例えば酸化、加水分解又は付加反
応によって変性することができる。
前記の新規粒子構造を別として、窓幅射性ハロゲン化銀
乳剤及びこれらが配合された本発明の写真要素は、便利
な常用の形を取ることができる。
乳剤を前記のRe5earch Disclosure
 % Iten+ 17643、セクション■に記載さ
れているように洗浄することができる。乳剤の感情射線
ハロゲン化銀粒子の表面を化学増感することができる。
貴金属(例えば金)、中間カルコゲン(例えば硫黄、セ
レン又はテルル)及び還元増感剤を個々に又は組み合わ
せて使用することが特に考えられる9代表的化学増感剤
は、前記のRe5earch Disclosure 
、 Item17643、セクション■に列挙されてい
る。表面のハロゲン化物イオン及び恨イオンの配列を比
較すると、一般に、偏四角多面体結晶面を有するハロゲ
ン化銀粒子の化学増感の応答は、立方体及び八面体ハロ
ゲン化銀粒子のそれと同様であるが、同一ではない。そ
の観察は、一般に粒子表面に吸着する乳剤添加物に広げ
られる。
ハロゲン化銀孔JFJt−、シアニン、メロシアニン、
錯体シアニン及びメロシアニン(即ち、トリー、テトラ
−及び多核シアニンとメロシアニン)を包含するポリメ
チン色素類、オキソノール類、ヘミオキソノール類、ス
チリル類、メロスチリル類及びストレプトシアニン類を
含めて種々の類の色素で分光増感することができる。分
光増感色素の説明は、前記のRe5earch Dis
closure 、 Item 17643、セクショ
ン■に開示されている。
本発明の写真要素のハロゲン化銀乳剤及び他の層は、ビ
ヒクルとして親水性コロイドを単独で又は他のポリマー
物質(例えば、ラテックス)と組み合わせて使用して含
むことができる。適当な親水性物質は、天然に産する物
質、例えば蛋白質、蛋白誘導体、セルロース誘導体、例
えばセルロースエステル、ゼラチン、例えばアルカリ処
理したゼラチン(牛の骨、又は皮のゼラチン)又は酸で
処理したゼラチン(豚の皮のゼラチン)、ゼラチン誘導
体、例えばアセチル化ゼラチン、フタレート化ゼラチン
等、多tJHFA、例えばデキストラン。
アラビアゴム、ゼイン、ペクチン、コラーゲン誘導体、
コロジオン、寒天、アロールート及びアルブミンを包含
する。特に、低割合の2価硫黄原子を含む親水コロイド
を使用することが考えられる。
親木コロイドを強酸化剤、例えば過酸化水素で処理する
ことによって2価の硫黄原子の割合を減少することがで
きる。本発明の乳剤にペプタイザーとして使用するため
好ましい親木コロイドのうち、1gあたりメチオニンを
30マイクロモル未満含むゼラチンペプタイザーである
。ビヒクルを常用の操作で硬化することができる。ビヒ
クル及び硬化剤の更に詳細なことは、前記のRe5ea
rch Dis−closure 、 Item 17
543、セクション■及びXに開示されている。
本発明のハロゲン化銀写真要素は、写真分野に常用の他
の添加剤を含んでいてもよい。有用な添加剤は、例えば
前記のRe5earch Disclosure、It
em 17643に記載されている。他の常用の有用な
添加剤は、カプリ防止剤及び安定剤、カプラー(例えば
色素形成カプラー、マスキングカプラー及びDIRカプ
ラー)DIR化合物、汚染防止剤、画像色素安定剤、吸
収性物質、例えばフィルター色素及びUV吸収剤、光散
乱剤、帯電防止剤、被覆助剤及び可塑剤及び滑沢剤を含
む。
本発明の写真要素は、1層のハロゲン化銀乳剤層を有す
る支持体から成る単純な黒−白又はモノクローム要素で
あるか、又は多層及び/又は多色要素であってよい。写
真要素は、例えばグラフィノクアーツにおけるハーフト
ーン画像を生じるため使用されるように、低コントラス
トから掻めて高いコントラストに及ぶ画像を生じる。写
真要素を、別の溶液で処理するため又はカメラ内処理の
ため設計するごとができる。後者の場合には、写真要素
は、常用の画像転写特性、例えば前記のRe5earc
h Disclosure 、 Item 17643
、セクションXXmに記載されているものを含むことが
できる。
多色要素は、スペクトルの3原色領域のそれぞれに対し
て感光性の色素画像形成ユニットを含む。
各ユニットは、所定のスペクトル領域に対して感光性の
1層の乳剤層から成るか又は多数の乳剤層から成る。画
像形成ユニットの層を含めて、要素の層は、文献に公知
の種々の順序で配列することができる。別の構造では、
乳剤を1個以上の区分された層として、例えばwh i
 temoreの米国特許第4.387,154号明細
書に記載されているようなViffi容器又はマイクロ
セルを用いることによって配置することができる。
色素画像生成物質を混入して含む本発明による好ましい
多色写真要素は、黄色色素形成カプラーが組み合わさっ
た少なくとも1層の青感性ハロゲン化銀乳剤層、マゼン
タ色素形成カプラーが組み合わさった少なくとも1層の
緑感性ハロゲン化銀乳剤層、及びシアン色素形成カプラ
ーが組み合わさった少なくとも1層の赤感性ハロゲン化
銀乳剤層を有する支持体から成り、ハロゲン化銀乳剤層
のうち少なくとも1層は、前記の偏四角多面体結晶面を
有する粒子を含む。
本発明の要素は、写真要素に常用の付加的層、例えば上
塗層、スペーサ層、フィルタ層、ハレーション防止層及
びスカベンジャ一層を含むことができる。支持体は、写
真要素で使用される任意の適当な支持体であってよい。
代表的支持体は、ポリマーフィルム、紙(ポリマー被覆
紙を含む)、ガラス及び金属支持体を包含する。本発明
の写真要素の支持体及び他の層に関する詳細は、前記の
Re5earch Disc’1osure 、、It
em 17643、セクションX■に記載されている。
写真要素を、電磁スペクトルの紫外領域、可視領域及び
赤外領域並びに電子ビーム及びβ線、γ線、X線、α粒
子、中性子線を包含する種々の形態のエネルギー、及び
他の形態の、レーザーで作られるノンコヒーレント(ラ
ンダム位相)形又はコヒーレント(整合位相)形の微粒
子及び波状輻射エネルギーで像状に露光することができ
る。写真要素をX線で露光すべき場合、写真要素は、R
e5earch Disclosure % 184巻
、1979年8月、Item 18431に記載されて
いるような常用の放射線写真要素に見られる特性を含む
ことができる。
像状に露光された写真要素の処理は、任意の便利な常法
で達成することができる。処理方法、現像剤、及び現像
変性剤は、前記のRe5earch Discl−os
ure 、 Item 17643、セクションXIX
、XX及びXXIにそれぞれ説明されている。
〔実施例〕
次に、実施例に基づいて、本発明を更に説明する。各実
施例において、「%」は、特に断らない限り、「重量%
」を意味し、溶液はすべて、特に断らない限り、水溶液
である。希硝酸又は希水酸化ナトリウムを、必要に応じ
てpH調節のため使用した。
以下余白 鼾 この例は、立方体ホスト乳剤で始め、成長調節剤として
化合物■を使用して、ミラー指数(211)を有する偏
四角多面体臭化銀乳剤の製造を説明するものである。
化合物■ 攪拌機を装着した反応容器に約10g/Agモルのゼラ
チンを含む平均粒径0.8μmの立方体臭化銀乳剤0.
05モルを添加した。水を添加して総量50gにした。
40℃の乳剤にメタノール2mlに溶解した化合物12
.0 ミリモル/初期Agモル及びトリエチルアミン2
滴を添加した。次いで、乳剤を40℃に15分保持した
。pl+を40°Cで6.0に調節した。温度を60℃
に上昇させ、にBrを用いてpl’1gを60℃で8.
5に調節し、沈殿の間そのpH値を維持した。八gNo
ffの2.5M溶液を125分にわたって一定速度で導
入し、必要に応じてKBrの2.5M溶液を添加してp
Agを一定に保持した。
合計0.0625モルのAgを添加した。
カーボンレプリカ電子顕微鏡写真(第12図)は、乳剤
1が偏四角多面体結晶面を有することを示す。2個の隣
接偏四角多面体結晶面の間の相対角度を測定することに
よって、偏四角多面体結晶面のミラー指数を測定した。
この角度から、それぞれの結晶学的ベクトルの間の角度
Φである相対角度の補角を得ることができ、隣接偏四角
多面体結晶面のミラー指数は、この角度Φを〔h111
1I〕及びChzlt1z〕ベクトルの間の理論的交差
角度θと比較することによって確認した。角度θは、フ
ィリップスの前掲文献218〜219頁に記載されてい
るように計算した。
角度Φを得るため、結晶試料のカーボンレプリカを電子
顕微鏡のステージ上で、選択した結晶について、観察の
角度が直接、問題の2つの隣接結晶面の交差線に沿うよ
うになるまで回転させた。
次いで、電子顕微鏡写真を作り、顕微鏡写真上で相対角
度を分度器で測定した。測定した相対角度の補角は、ベ
クトル間の角度Φであった。Φとθとを比較すると、結
晶面を定めることができた。
実験的に測定した角度が、2つの理論的角度の間のほぼ
中央にある場合、ミラー指数の低い方の角度を結晶面の
指定に使用した。乳剤lに関する結果を第1表にまとめ
る。測定数を括弧内に示す。
(544)までのベクトルに関する理論値を考慮した。
拠I この例は、立方体ホスト乳剤で始め、成長調節剤として
化合物■を使用して、ミラー指数(211)を有する偏
四角多面体臭化銀乳剤の製造を説明するものである。
成長調節剤を、N、N−ジメチルホルムアミド3 m 
lに溶解した化合物■2.0ミリモル/Agモルとした
以外は、例1に記載したのと同様にして、この乳剤を製
造した。沈殿を100分間実施したところ、0.05モ
ルのAgを消費した。生じた偏四角多面体乳剤粒子の電
子顕微鏡写真を第13図に示す。例1に記載した方法を
用いて、第1表に挙げた測定によってミラー指数は(2
11+ と測定された。
拠主 この例は、立方体ホスト乳剤で始め、成長調節剤として
4−ヒドロキシ−6−メチル−2−メチルメルカプト−
1,3,3a、7−チトラアザインデン(化合物m)を
使用して、ミラー指数(211)を有する偏四角多面体
臭化銀乳剤の製造を説明するものである。
攪拌機を装着した反応容器に水24g中に溶解した脱イ
オンした骨ゼラチン0.4gを加えた。これに、約10
g/Agモルのゼラチンを含む平均粒径0.8μmの立
方体臭化銀乳剤0.04モル(総量ff115.7g)
を添加した。混合物を40℃に加熱し、化合物1116
ミリモル/Agモルを水3 m l及びトリエチルアミ
ン3滴に溶解して加えた。次いで、生じた混合物を40
℃に15分間保持した。pHを40℃で6.0に調節し
た。次いで、乳剤を60°Cに加熱し、KBrを用いて
pHgを60℃で8.5に調節し、沈殿の間そのpH値
を維持した。AgN0+の2M溶液を100分にわたっ
て一定速度で導入し、必要に応じてKBrの2M溶液を
添加してp71gを一定に保持した。合計0.04モル
のAgを添加した。
生じた偏四角多面体乳剤粒子の電子顕微鏡写真を第14
図に示す。ミラー指数は、(2111偏四角多面体の精
確なモデルと目視で比較することによって、+211)
であると測定された。
汎↓ この例は、立方体ホスト乳剤で始め、成長調節剤として
化合物■を使用して、ミラー指数(211)を有する偏
四角多面体臭化銀乳剤の製造を説明するものである。
以下余白 じL 化合物IV 成長調節剤を、N、N−ジメチルホルムアミトロml、
水1.5 m !!及びトリエチルアミン3滴に溶解し
た化合物■2.0ミリモル/Agモルとした以外は例1
に記載したのと同様にして乳剤を製造した。沈殿を10
0分間実施したところ、0.05モルのAgを消費した
生じた偏四角多面体乳剤粒子の電子顕微鏡写真を第15
図に示す。例1に記載した方法を用いて、第1表に挙げ
た測定値によってミラー指数は(211) と測定され
た。
炭】 この例は、立方体ホスト乳剤で始め、成長調節剤として
化合物■を使用して、ミラー指数(211)を有する偏
四角多面体臭化銀乳剤の製造を説明するものである。
下記の変更をした以外は、例1に記載したようにして乳
剤を製造した:成長調節剤は、N、N−ジメチルホルム
アミド3ml中に溶解した化合物■2.0ミリモル/A
gモルであった。沈殿を2.0 MのAgN0:+及び
2.0MのにBrを用いて、2段階で実施した。第一段
階では、AgN0.溶液を75分間にわたって添加し、
Ag0.03モルを消費した。第二段階では、A3N0
+の添加速度を半分にして、50分かけて更に0.01
モルのAgを添加した。例1に記載したようにKBr溶
液を添加して、pAgを一貫して8.5に維持した。
生じた偏四角多面体乳剤粒子の電子顕微鏡写真を第16
図に示す。例1に記載した方法を用いて、第1表に挙げ
た測定値によってミラー指数は(211)と測定された
例」− この例は、立方体ホスト乳剤で始め、成長調節剤として
2−メチル−5−ニトロ−1H−ベンズイミダゾール(
化合物■)を使用して、ミラー指数+2111を有する
偏四角多面体臭化銀乳剤の製造を説明するものである。
下記の変更をした以外は、例1に記載したようにして乳
剤を製造した:ホスト乳剤は、平均粒径0.8μmの八
面体臭化Ag乳剤0.05モルであった。
成長調節剤は、メタノール3mlに溶解した化合物■6
.0ミリモル/初期Agモルであった。沈殿を100分
間にわたって行い、0.05モルのAgを消費した。
生じた偏四角多面体乳剤粒子の電子顕微鏡写真を第17
図に示す。例1に記載した方法を用いて、第1表に挙げ
た測定値によってミラー指数は(211) と測定され
た。
±ユ この例は、立方体ホスト乳剤で始め、成長調節剤として
化合物■を使用し、シェル沈殿の間アンモニアを存在さ
せて、ミラー指数(211)を有する偏四角多面体臭化
銀乳剤の製造を説明するものである。
撹拌機を装着した反応容器に水27.5 g中に溶解し
た脱イオンした骨ゼラチン1.0gを加えた。
これに、約Log/Agモルのゼラチンを含む平均粒径
0.8μmの立方体臭化銀乳剤0.05モル(総重量2
1.6g)を添加した。乳剤を40℃に加熱し、化合物
■2.0ミリモル/初期Agモルを、N。
N−ジメチルホルムアミド18mf、水2ml及びトリ
エチルアミン1滴から調製した溶剤2.5mlに溶解し
て加えた。混合物を40℃に15分間保持した。
沈殿を開始する直前に、KBro、25ミリモルを含む
(Nl+4) 2sOa水溶液3.4ミリモル(1,0
m1)、次いで水酸化アンモニウム25.9ミリモル(
2,0mf)を添加した。pAgを40℃で9.2に調
節し、沈殿の間中、維持した。40℃で、pAgを一定
に保持するため、必要に応じてKBrの2.5M溶液と
一諸に、AgN0.の2.5M溶液を一定流速で添加し
た。沈殿は、100分間かけて合計0.05モルのAg
を消費した。次いで、pHを5.5に調節した。
生じた偏四角多面体乳剤粒子の電子顕微鏡写真を第18
図に示す。ミラー指数は、例1に記載した方法を用いて
、第1表に挙げた測定値によって(2111であると測
定された。
氾 この例は、例7と同様に立方体ホスト乳剤及び成長調節
剤として化合物■を用いるが、粒子の外側部分(即ち、
シェル)の沈殿の間、アンモニアの不存在での偏四角多
面体臭化銀乳剤の製造を説明するものである。生じる粒
子は、アンモニアの存在で製造した粒子の(2111指
数と比べて(311)のミラー指数を示した。
攪拌機を装着した反応容器に、約10g/Agモルのゼ
ラチンを含む平均粒径1.8μmの立方体臭化銀乳剤0
.04モルを添加した。乳剤を蒸留水で総重量40gに
希釈した。KBr溶液(0,5mlを添加して、反応容
器中の乳剤の臭化物濃度を5XIO−3Mにした。乳剤
を40℃に加熱し、N。
N−ジメチルホルムアミド18ml!、水’1ml及び
トリエチルアミン2滴から調製した溶剤1m7!に溶解
して1.5ミリモル/Agモルの化合物■を添加した。
混合物を40℃に15分間維持した。pHを40℃で6
.0に調節した。次に、乳剤を60℃に加熱した。pA
gをKBrを用いて60℃で8.5に調節し、沈殿の間
その値に維持した。AgNO3の2M溶液を一定速度で
123分にわたって導入し、その間、必要に応じてKB
rの2M溶液を添加してpAgを一定に維持した。合計
0.02モルのAgを添加した。 生じた偏四角多面体
乳剤粒子の2種の走査電子8J1微鏡写真を第19A図
及び第19B図に示す。ミラー指数は、例1に記載した
方法を用いて、第1表に挙げた測定値によって(:M’
llと測定された。            以下、t
 白炎工 この例は、立方体ホスト乳剤を用いて始め、成長調節剤
として化合物■を用い、粒子の外側部分の沈殿の間、ア
ンモニアを存在させてミラー指数(311)の偏四角多
面体臭化銀乳剤の製造を説明するものである。
この乳剤は、下記の相違点を除いて、例7に記載したよ
うにして製造した。出発溶液から、脱イオンした骨ゼラ
チンを省いた。成長調節剤は、メタノール3m/及びト
リエチルアミン2滴に溶解1した化合物3.0ミリモル
/Agモルであった。沈殿前のl)Agは、40℃で9
.4と測定され、沈殿の間、その数値に維持した。
生じた偏四角多面体乳剤粒子の電子顕微鏡写真を第20
図に示す。この顕微鏡写真と正確なモデルとの目視比較
によって、ミラー指数は+311)と測定された。
■」」− この例は、立方体ホスト乳剤を用いて始め、成長調節剤
として化合物■を用いて、ミラー指数(311)を有す
る偏四角多面体臭化銀乳剤の製造を説明するものである
この乳剤は、成長調節剤として化合物IX 2. Oミ
リモル/へgモルをN、N−ジメチルホルムアミド3m
lに溶解して使用する以外は、例1に記載したようにし
て製造した。沈殿時間は、100分であり、0.05モ
ルのAgを消費した。
生じた偏四角多面体乳剤粒子の電子顕微鏡写真を第21
図に示す。ミラー指数は、例1に記載した方法を用いて
、第1表に挙げた測定値によって(311) と測定さ
れた。
以下余白 化ローL この例は、成長調節剤として作用する化合物Xの存在で
立方体及び八面体ホスト粒子の混合物上への小さい粒径
のAgBr乳剤のオストワルド熟成によって(3 1 
1)  ミラー指数を有する臭化根部四角多面体乳剤の
製造を説明するものである。
CO□C t H s 0     化合物X 反応容器に、167g/Agモルのゼラチンを含む、平
均粒径約0.02μmの新しく調製したへgBrリップ
マン乳剤32.5g(7.5ミリモル)を加えた。35
℃で、0.09ミリモルの化合物Xをメタノール1ml
及びN,N−ジメチルホルムアミド1mlに溶解して添
加した。次いで、はぼ同数の立方晶(平均粒径0. 8
μm,  1 0 g/Agモルのゼラチン)及びへ面
体晶(平均粒径0.8μm、10g/Agモルのゼラチ
ン)を含む2種の乳剤の混合物から成るAgBr7.5
ミリモル、3, Q m 1を加えた。
pHを40℃で6.0に調節し、pAgをKBrH溶液
で9、3に調節した。次いで、混合物を60℃に加熱し
、その温度で19時間攪拌した。
第22図は、生じた乳剤の電子顕微鏡写真であり、結晶
が偏四角多面体の性質を存することを示す。ミラー指数
は、等軸(311)偏四角多面体の正確なモデルとの目
視比較によって(311)と測定された。
■±1 この例は、立方体ホスト乳剤及び成長調節剤として化合
物XI、即ち、2−メルカプトイミダゾールを用いて、
(533)  ミラー指数結晶面を有する臭化根部四角
多面体乳剤の製造を説明するものである。
この乳剤は、成長調節剤として化合物X I 6. 0
ミリモル/^gモルをメタノール3mlに溶解して使用
する以外は、例1に記載したようにして製造した。沈殿
時間は、100分であり、0.05モルの八gを消費し
た。
生じた偏四角多面体乳剤粒子の電子顕微鏡写真を第23
図に示す。ミラー指数は、例1に記載した方法を用いて
、第1表に挙げた測定値によって(5 3 3) と測
定された。
劃」づー この例は、立方体塩化銀ホスト乳剤及び成長調節剤とし
て化合物■を用いて、(211)  ミラー指数結晶面
を有する偏四角多面体塩化銀乳剤の製造を説明するもの
である。例6の臭化銀乳剤を製造するため、この成長調
節剤を使用した場合にも、同じミラー指数の結晶面が得
られたことに注意すべきである。
攪拌機を装着した反応容器に、約40g/Agモルのゼ
ラチンを含む平均粒径0.65μmの立方体塩化銀乳剤
0.05モルを加えた。水を添加して総重量を48gに
した。40℃の乳剤にメタノール3mlに熔解した化合
物■6.0ミリモル/Agモルを添加した。乳剤を40
℃に15分間維持した。
温度を次に、50℃に上昇させた。pl+を50℃で5
.93に調節し、沈殿の間その値に維持した。面。
を、NaC1溶液を用いて50″Cで7.7に調節し、
沈殿の間その数値に維持した。AgN0.の2.5M溶
液を一定速度で125分にわたって導入し、その間必要
に応じてNaC1の2.7M溶液を添加してpAgを一
定に維持した。合計0.0625モルのAgを添加した
生じた偏四角多面体乳剤粒子の電子顕微鏡写真を第24
図に示す。ミラー指数は、例1に記載した方法を用いて
、第1表に挙げた測定値によって(311) と測定さ
れた。
開土↓ この例は、成長調節剤として化合物Iを使用して、ミラ
ー指数(522)を有する偏四角多面体塩化銀乳剤の製
造を説明するものである。化合物rを使用すると、例I
の臭化銀乳剤の場合には、(211)の指数を生じたこ
とに注意すべきである。
下記の変更点を除いて、例13に記載したのと同様の操
作によって乳剤を製造した:成長調節剤は、メタノール
2 m l及びトリエチルアミン2ン市に溶解した2、
0ミリモル/Agモルの化合物Iであった。pHを50
℃で5.92に保持し、pAgを沈殿の間7.9に維持
した。
生じた偏四角多面体乳剤粒子の電子顕微鏡写真を第25
図に示す。ミラー指数は、例1に記載した方法を用いて
、第1表に挙げた測定値によって(522) と測定さ
れた。
車重工 この例は、立方体AgBrIホスト乳剤及び成長調節剤
として化合物■を使用して、ミラー指数(211)を有
する偏四角多面体臭沃化銀乳剤(沃化物3モル%)の製
造を説明するものである。
攪拌機を装着した反応容器に、3モル%の沃化物及び3
0g/Agモルのゼラチンを含む平均粒径0.6μmの
立方体臭沃化銀乳剤0.05モル(50g)を加えた。
40℃の乳剤にメタノール3mlに溶解した化合物Vl
 6. Oミリモル/Agモルを添加した。乳剤を40
℃に15分間維持した。温度を次に、60℃に上昇させ
た。pHを60℃で6.0に調節し、その値に維持した
。pAgを、KBrを用いて8.5に調節し、沈殿の間
8.5に維持した。AgN0゜の2.5M溶液を一定一
速度で250分にわたって導入し、その間、必要に応じ
てKBr 2.4.3 M及びKlO,07Mの溶液を
添加して、pAgを一定に維持した。合計0.0625
モルのAgを添加した。
生じた偏四角多面体乳剤粒子の電子顕微鏡写真を第26
図に示す。ミラー指数は、等軸(211)偏四角多面体
の正確なモデルとの目視比較によって(211) と測
定された。
±土工 この例は、立方体AgBr1ホスト乳剤及び成長調節剤
として化合物Iを使用して、ミラー指数(211)を有
する偏四角多面体臭沃化銀乳剤(沃化物3モル%)の製
造を説明するものである。
この乳剤は、成長調節剤として3.0ミリモル/Agモ
ルの化合物Iをメタノール3ml及びトリエチルアミン
3滴に溶解して使用した以外は、例15に記載した操作
により製造した。pHを60℃で、5.87に維持した
生じた偏四角多面体乳剤粒子の電子顕微鏡写真を第27
図に示す。ミラー指数は、等軸(211)偏四角多面体
の正確なモデルとの比較によって(211) と測定さ
れた。
第1表 理論値 (211)    33.6°   48.2
゜(311)   50.5°  35.1゜〃(32
2119,8°  58.0゜〃(411)   60
.0°  27.3゜〃(433113,9”   6
1.9゜〃(511)   66.0°  22゜2゜
〃(522)   43.3°  40.8゜〃(53
3)   24.9°  54.5゜〃(544)  
 10.8°  64.0゜(以下余白) 第1表(社)き) 1 (211)  AgBr  I  29.2±1.
0”(a) 51.3±0.8°(3)2(2111八
gBr       ■     33.7 上1゜3
° (7148,5上0゜8° (8)3   (21
11”    八gBr       m      
    −−4(2111AgBr  ■47.4±1
.1°(5)5(211)  AgBr  V−50,
0±1.4°(4)6(211)      八gBr
       Vl      31.0  上0゜8
° (4149,5上2゜6° (6)7(211) 
     八gBr       ■    34.8
 上1゜9° f61  47.2 上1゜3° (9
)8 (311)  AgBr  ■ 48.2±3.
5°(4135,4±1.3°(8)9 (311) 
” AgBr  ■  □   □10 (311) 
 AgBr  IX  49.6±0.5°(5136
,0±0.9°(8)11 (311) ” AgBr
  X   −−12(533)  AgBr  Xl
  24.0±2.0°(4153,8±1.8°(8
)13(211)  AgCl  Vl ’34.8±
1.3°(4) 47.2±0.9°(6)14(52
21AgC1145,8±2.7°(5138,3±2
.4°(6)15(211)” AgBr1  Vl 
  −−16(211+”    八gBrl    
   T          −−*は、同じミラー指
数の等軸部四角多面体の正確なモデルとの目視比較によ
って測定した。
孤土工 この例は、偏四角多面体結晶面を製造しうる付加的成長
調節剤を示し、試験した有効な成長調節剤を列挙したが
、偏四角多面体結晶面を生じることを観察しなかった。
使用した粒子成長操作は3種の異なる型を有する: A、第一の粒子成長操作は、下記のとおりである:撹拌
機を装着した反応容器に水28.5 g中に溶解した骨
ゼラチン0.5gを加えた。これに、約   −Log
/Agモルのゼラチンを含む平均粒径0.8μmの臭化
銀ホスト粒子乳剤0.05モル(総重量21.6g)を
加えた。乳剤を40℃に加熱し、溶解した6、0ミリモ
ル/Agモルの成長調節剤を添加した。混合物を40℃
に15分保持した。pHを40℃で6.0に調節した。
次いで、乳剤を60℃に加熱し、pAgをKBrを用い
て60℃で8.5に調節し、沈殿の間そのpH値に維持
した。pH値は60℃で5.92に移動したが、その後
、そのpH値に維持した。次いで、八gN(hの2.5
M溶液及びKBrの2.5M溶液を125分にわたって
一定の銀添加速度で導入し、0.0625モルのAgを
消費した。
B、第二の粒子成長操作は、下記のとおりである:撹拌
機を装着した反応容器に水27.5−を加えた。これに
、約log/Agモルのゼラチンを含む平均粒径0.8
μmの臭化銀ホスト粒子乳剤0.05モル(総量ff1
21.6g)を加えた。乳剤を40℃に加熱し、溶解し
た3、0ミリモル/初期Agモルの成長調節剤を添加し
た。混合物を40℃に15分保持した。沈殿を開始する
直前に、0.25ミリモルのK[lrを含む(NI+4
) 2504水溶液3.4ミリモル(1,0mZ)、次
いで、水酸化アンモニウム25.9ミリモル(2,0m
1)を添加した。pAgは、40℃で9.3であり、沈
殿の間、そのレベルに維持した。40℃で、にBrの2
.5M溶液と一緒に、AgN(hの2.5M溶液を一定
流速で添加し、にBr溶液はpHgを維持するのに必要
な速度で添加した。
沈殿を100分かけて行い、0.05モルのAgを消費
した。次いで、pHを徐々に5.5に調節した。
第−及び第二の操作では、立方体又は八面体ホスト粒子
を第1表に示したように使用した。少量の乳剤試料を沈
殿の間、時々、電子顕微鏡試験のため採取し、このよう
な試料に見られる偏四角多面体結晶面を第1表に示す。
C0第三の粒子成長操作は、0.09ミリモルの成長調
節剤を添加した、新しく調製した極めて微細な(約0.
02 p m) AgBr乳剤7.5ミリモルを使用し
た。この方法では、これらの極めて微細なAgBr粒子
を溶解させ、ホスト粒子上に再沈殿させた。ホスト粒子
乳剤は、0.8μmのAgBrを含んでいた。ホスト粒
子乳剤7.5ミリモルを極めて微細な粒子乳剤に添加し
た。40℃で、6.0のpH及び9.3のpAgを使用
した。
ホスト粒子によって示される結晶面は第1表に示したと
おりである。同じ成長調節剤を使用して八面体及び立方
体ホスト粒子を示す場合、はぼ同数の立方体及び八面体
ホスト粒子を与える0、 8μmの立方体粒子5.0ミ
リモル及び0.8μmの八面体粒子2.5ミリモルを使
用した。熟成によって製造された粒子を見ると、立方体
粒子上に熟成によて製造されたものは、大きいので、目
視によって容易に区別された。従って、一つの熟成工程
で立方体及び八面体ホスト粒子を使用して製造した結晶
面を測定することができた。
各操作の相違を脚注に示す。第■表の(h1g1表面の
欄は、偏四角多面体結晶面の前記定義を満足する表面に
関する。
(以下余白) 第  H 】i。
1 5−ニトロ−〇−フェニレングアニジン硝酸塩2 
 クエン酸三ナトリウム塩 3 5−ニトロインダソール 4 1−フェニル−5−メルカプトテトラゾール5 5
−ブロモ−1,2,3−ベンゾトリアゾール6  G−
クロロ−4−二トロー1. 2. 3−ベンゾ17 5
−クロロ−1,2,3−ベンゾトリアゾール8 5−ク
ロロ−6−二トロー1. 2. 3−ベンゾ19 3−
メチル−1,3−ベンゾチアゾリウムp−1104−ヒ
ドロキシ−6−メチル−1,3,3a、’アザインデン
ナトリウム塩 」ユJ」」−4皿 土ノJ」1五  1朝なし    
立方体   C なし    立方体   C なし    立方体   C なし    八面体   C なし    八面体 (1)(2)A なし    立方体   A なし    八面体   C ・リアゾール  なし    立方体   Cなし  
  八面体   C なし    立方体   C なし    八面体   C ・リアゾール  なし    立方体   C・ルエン
スルホネート なし    立方体   C なし    八面体   C −テトラ なし    八面体   C 11  4−ヒドロキシ−6−メチル−2−メチルメ1
,3.3a、?−テトラアザインデン12  2.6.
8−トリクロロプリン13 2−メルカプト−1−フェ
ニルーベンズイミ14  3.6−シメチルー4−ヒド
ロキシ−1,2テトラアザインデン 15 5−カルボキシ−4−ヒドロキシ−1,3゜テト
ラアザインデン 16 5−カルボエトキシ−4−ヒドロキシ−1゜テト
ラアザインデン 17 5−イミノ−3−チオウレアゾール18 2−ホ
ルムアミジノチオメチル−4−ヒドロ1.3.3a、7
−テトラアザインデンルカプトー +2111   立方体   A なし    立方体   C なし    八面体   C ダプール     なし    立方体   Cなし 
   八面体   C ,3a、7− なし    立方体   C なし    八面体   C 3a、7−    なし    立方体   Cなし 
   八面体   C 3,3a、7− なし    立方体   A なし    立方体   C なし    八面体   C キシ−6−メチル− なし    立方体   C なし    八面体   C 194−ヒドロキシ−2−β−ヒドロキシエチル−1,
3,3a、7−テトラアザインデン20 6−メチル−
4−フェニルメルカプト−1,3テトラアザインデン 21 2−メルカプト−5−フェニル−L  3,4−
22  1.10−ジチア−4,7,13,16−テト
シクロオクタデカン 23 2−メルカプト−1,3−ヘンジチアゾール24
 6−二トロベンズイミタソール 25 5−メチル−1,2,3−ベンゾトリアゾール2
6  ウラゾール 6−メチル− なし    立方体   C なし    八面体   C ,3a、7− なし    立方体   C なし    八面体   C オキサジアゾール なし    立方体   C なし    八面体   C チオキサ なし    立方体   C なし    八面体   C なし    立方体   C なし    八面体   C なし    立方体(3)A なし    立方体   C なし    八面体   C なし    立方体   C なし    八面体   C 27  4.5−ジカルボキシ−1,2,3−)リアゾ
ール28 3−メルカプト−1,2,4−)リアゾール
29 2−メルカプト−1,3−ベンゾオキサゾール3
0  6.7−シヒドロキシー4−メチル−6−オキソ
−1,3,3a、7−テトラアザインデン31  1.
8−ジヒドロキシ−3,6−シチアオクタン32 5−
エチル−5−メチル−4−チオヒダントイン33  エ
チレンチオ尿素 34 2−カルボキシ−4−ヒドロキシ−6−メチル−
L  3,3a、7−テトラアザインデン35  ジチ
オウラゾール 36 2−メルカプトイミダゾール −カリウム塩なし    立方体   Cなし    
八面体   C なし    立方体   C なし    八面体   C なし    立方体   C なし    八面体   C なし    立方体   C なし    八面体   C なし    立方体   C なし    八面体   C なし    立方体   A なし    立方体   Δ なし    八面体   A なし    立方体   C なし    八面体   C なし    立方体   C なし    八面体   C (533)   立方体   A 37 5−カルボエトキシ−3−(3−カルボ4−メチ
ル−4−チアゾリン−2−チオ38  ジチオウラゾー
ル−メチルビニルケトン39  1.3.4−チアジア
ゾリジン−2,5404−カルボキシメチル−4−チア
ゾリン41 1−フェニル−5−セレノ−ルーテトラ4
2 1−力ルボキシメチル−5H−4−チオ(d)ウラ
シル 43 5−ブロモ−4−ヒドロキシ−6−メチーチトラ
アザインデン 44 2−カルボキシメチルチオ−4−ヒドロ1.3.
3a、7−テトラアザインデン45  1−(3−アセ
トアミドフェニル)−5テトラゾールナトリウム塩 ヤシプロピル)− ン          なし    立方体   Cな
し    八面体   C モノ付加物      なし    立方体   Cな
し    八面体   C −ジチオン      なし    立方体   Cな
し    八面体   C −2−チオン     なし    立方体   Cな
し    八面体   C ブールカリウム塩   なし   八面体(1) (2
)  Aシクロペンタ− なし    八面体   C なし    立方体   C ルー1,3.3a、7 なし    立方体   A キシ−6−メチル− なし    立方体   C −メルカプトー なし    八面体   C 46 5−カルボキシ−6−ヒドロキシ−4−千オー1
.3.3a、7−チトラアザイ47 5−力ルボキシ−
4−ヒドロキシ−6−チオ−1,3,3a、?−テトラ
アザイ48  ω−チオカプロラクタム 49 4−ヒドロキシ−2−メチルチオ−1゜テトラア
ザインデン 50 4−ヒドロキシ−2,6−ジメチル−1テトラア
ザインデン 51  ピリジン−2−チオール 52 4−ヒドロキシ−6−メチル−1,2゜テトラア
ザインデン 53 7−エトキシカルボニル−6−メチル−4−オキ
ソ−1,3,3a、7−テトラ54  1−(4−ニト
ロフェニル)−5−メル55 4−ヒドロキシ−1,3
,3a、7−テ56 2−メチル−5−ニトロ−IH−
ベンズ57  ベンゼンチオール 58  メラミン メチル−2−メチル− メチン        なし    八面体   Cメ
チル−2−メチル メチン        なし    立方体   Aな
し    立方体(1)A 3.3a、7− なし    立方体   A 、3.3a、7− なし    八面体(4)A なし    八面体(8)A 3a、7− なし    八面体(4)A 2−メチルチオ− アザインデン    (3,11)   立方体   
Cカプトテトラゾール  なし    八面体(1) 
(2) Aトラアザインデン   なし    八面体
(4)  Aイミダゾール    (211)   八
面体   Aなし    八面体(1) (8) Aな
し    立方体   C なし    八面体   C 591−(3−ニトロフェニル)−5−メ、60  ピ
リジン−4−チオール 61 4−ヒドロキシ−6−メチル−3−メ・1.2.
3a、7−テトラアザインデ 62 4−メトキシ−6−メチル−1,3゜テトラアザ
インデン 63 4−アミノ−6−メチル−1,3,3テトラアザ
インデン 64 4−メトキシ−6−メチル−2−メチン1.3.
3a、7−テトラアザインデ 65 4−ヒドロキシ−6−メチル−1,2゜ペンクア
ザインデン 66 3−カルボキシメチルローダニン67  1H−
ベンズイミダゾール 68 4−ニトロ−I H−ペンズイミタ7’ −)6
9 3−エチル−5−((3−エチル−2エチリデン〕
−4−フェニル−2−チ;レカブトテトラゾール  な
し    立方体   Cなし    八面体   C なし    八面体(1)A 升ルチオー /           なし    立方体   A
3a、7− なし    八面体   A 】、7− なし    八面体   A レチオー /           なし    立方体   A
3.3a、7− なし    八面体   A なし    立方体(1)A なし    八面体   A し           なし    八面体   A
−ペンゾオキサゾリニリデン) トキソー3−チアゾリニウムヨーシト なし    立方体   C なし    八面体   C Et 70 3−エチル−5−(4−メチル−2−チオキソ−
3−チアゾリン−5−イリデン−メチル)ローダニン7
1 3−イソプロピル−〔(3−エチル−2−ベンソチ
アプリジニリデン)−エチリデン〕ローダニン古 72  3.3’−ジエチルチアシアニンp−トルエン
スルホネートなし    立方体   C なし    八面体   C なし    立方体   B なし    立方体(5)A 73 3−エチル−5−(3−エチル−2−ペンゾチア
ゾリニリデン)ローダニン Et 74 3−エチル−5−(3−エチル−2−ペンゾチア
ゾリニリデン)−2−千オー2.4−オキサゾリジンジ
オン■ Et 75  5−(3−エチル−2−ベンゾチアプリニリデ
ン)−1、3−’;フェニルー2−チオヒダントイン(
2111立方体(5)A なし    立方体(5)A なし    立方体   C なし    八面体   C OΦ 76 3−エチル−5−(3−エチル−2−ペンゾオキ
サゾリニリデン)ローダニン t 77 3−メチル−4−[(1,3,3−トリメチル−
1(H)2−イントリリデン)−エチリデン〕 −1−
フェニル−2ピラプリン−5−オン 78  5−(1,3−ジチオラン−2−イリデン)−
3−エチルローダニン なし    立方体(5)A なし    立方体   C なし    八面体   C (3221立方体(5)A 795−(5−メチル−3−プロピル−2−チアゾリニ
リデ:3−プロピルローダニン □ e 80 3−カルボキシメチル−5−((3−エチル−2
−ペン。
オキサゾリニリデン)−エチリデン]ローダニン(31
1)   立方体(5)A なし    立方体   C なし    八面体   C 81  5−(3−エチル−2−ヘンゾチアゾニチリデ
ン)−3−β−スルホエチルローダニン t 82 5−アニリノメチレン−3−(2−スルホエチル
)−口83  3−(1−カルボキシエチル)−5−C
(3−エチルーベンズオキサプリニリデン)エチリデン
〕−ローダニン84  3−(1−カルボキシエチル)
−5−[(3−エチルーヘンゾチアプリニリデン)エチ
リデン〕−ローダニン(211)  立方体(5)A −ダニン(311)  立方体(6)A一 +311)  立方体   B 一 なし   立方体   B 88 3−カルボキシメチル−5−((3−メチル−2
ニリデン)−エチリデン〕ローダニン e 89 3−カルボキシメチル−51(3−メチル−・エ
チル)−2−チアゾリジニリデン〕−エチリテ(舌Hz
)zcOzH 903−(α−カルボキシベンジル) −5−C(3−
2−ペンゾオキサゾリニリデン)エチリデン〕じ一チア
ゾリジ なし   立方体   B ′2−カルボキシー ツ)ローダニン なし   立方体   Bエチルー 一ダニン    なし   立方体   BOΦ E’t 91  3−(α−カルボキシベンジル)−5−((3
−メチ2−チアゾリジニリデン)エチリデン〕ローダニ
ン2H ツ e 92 1−エチル−4−(1−エチル−4−ピリジニリ
デン3−フェニルー2−チオヒダントイン ↓ 93  アンヒドロ−3−エチル−9−メチル−3′〜
(3−スルホブチル)−チアカルボシアニンヒドロキシ
ドル− なし   立方体   B なし   立方体   C なし   八面体   C なし   立方体   C なし   八面体   C Me 94 3−エチル−5−(1−(4−スルホブチル)−
4−ニリジン〕ローダニン、ピペリジン塩 95  5−(3−エチル−2−ペンゾチアゾリニリデ
ン)−カルボニルメチル−3−フェニル−2−チオヒダ
ントピリジ なし   立方体   C なし   八面体   C 1−メトキシ イン    なし   立方体   Cなし   八面
体   C (占H2)3S○3e Na” 99  3−(1−カルボキシエチル)−5−((2−
チアゾリジニリデン〕エチリデン)口100 3−(3
−カルボキシプロピル)−5−(2−チアゾリジニリデ
ン〕エチリデン)口101 3−(2−カルボキシエチ
ル)−5−((2−チアゾリジニリデン〕エチリデン)
 ロ[(2−CO、H 3−(3−スルホプロピル)− 一ダニンナトリウム塩 なし   立方体   BH3 H−CO,H (3−(3−スルホプロピル)− 一ダニンナトリウム塩 なし   立方体(7)ACH
z)= C02H 3−(3−スルホプロピル)− 一ダニンナトリウム塩 なし   立方体   Cなし
   八面体   C 、−C′ 1023−カルボキシメチル−5−(2−ピロリノー1
−・1−イル−メチレン)ローダニンナトリウム塩10
33−エチル−5−(3−メチル−2−チアゾリジニロ
ーダニン e 104 5−(4−スルホフェニルアゾ)−2−チオハ
ルビ′ナトリウム塩 4、CO,H ンクロペンテンー (211)  八面体   A ノデン) (211)  立方体(5)A ンール酸 なし   立方体   C なし   八面体   C H 1053−カルボキシメチル−5−(2,6−ジメチル
−4ビラン−4−イリデン)ローダニン e 106 アンヒドロ−1,3′−ビス(3−スルホプロ
ピル)(1,2−d)−チアゾロチアシアニンヒドロキ
シドトリエチルアミン塩 1073−エチル−5−(3−(3−スルホプロピル)
−2チアゾリニリデン〕ローダニン、トリエチルアミン
塩(H)− (21N  立方体(5)A ナフト なし   立方体(5)A −ベンゾー (2111立方体(5)A 1083−エチル−5−(3−(3−スルホプロピル)
オキサゾリニリデン〕ローダニン、カリウム塩−2−ベ
ンゾ− なし   立方体   C なし   八面体   C (1)ホスト粒子乳剤のへg1モル当たり3ミリモルの
成長調節剤を使用した。
(2)1.6のpBrを使用した。
(3)ホスト粒子乳剤のAg1モル当たり9ミリモルの
成長調節剤を使用し、2回にわけて添加した。
(4)60℃ではなく、50℃を用いた。
(5)ホスト粒子乳剤のAg1モル当たり2ミリモルの
成長調節剤を使用した。
(6)ホスト粒子乳剤のAg1モル当たり1.5ミリモ
ルの成長調節剤を使用した。
(7)ホスト粒子乳剤のAg1モル当たり4ミリモルの
成長調節剤を使用した。
(8)2.3のpBrを使用した。
胴」」−J[1桝) この比較例の目的は、米国特許第1,696.830号
明細書に示唆されているように、臭化Agの沈殿前に反
応容器に6−ニトロベンズイミダゾールを添加した結果
を報告することである。
攪拌機を装着した反応容器に脱イオンした骨ゼラチン0
.75 gを水で50gにして入れた。メタノール1 
m lに溶解した6−ニドロペンズイミダゾール16.
2mg(使用したAgに対して0.3重量%)、次いで
KBr O,055モルを添加した。70℃で、八gN
(hの2M溶液0.05モルを25分にわたって均一な
速度で添加した。形成した粒子は、(111)結晶面を
示す、比較的厚い板状晶であった。
これは、本発明の新規な偏四角多面体結晶面を示さなか
った。
側ユ」−月1晩桝) この比較例の目的は、前記のSm1thのPartic
leすA1垣」μL熟」猥v1凹−によって示唆された
ように、粒子沈殿の間に4−ヒドロキシ−6−メチル−
1,3,3a、?−テトラアザインデンナトリウム塩を
使用した結果を報告することである。
3%骨ゼラチン溶液100mgに50℃で攪拌しながら
、約20秒にかけて1.96MのAgN0゜10m1及
び1.96MのKBrlOmfを同時に添加した。Ag
Br分散液を50℃で1分間、熟成させ、次いで500
 m lに希釈する。分散液をKBrでpBr 3に調
節した。
i′19a び19b 4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a。
7−テトラアザインデンナトリウム塩0.4ミリモル/
l及び1−ドデシルキノリニウムプロミド0.6ミリモ
ル/lを含むlXl0−’MのKBr80mj2に前記
の分散液’l Qmj!を加え、次いで23°Cで攪拌
した。15分後(試料19a)及び60分後(試料19
b)に試料を取った。
量”519c びi 519d 4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a。
7−テトラアザインデン0.8ミ9 −ドデシルキノリニウムプロミド0. 6ミリモル/l
を使用する以外は、試料19a及び試料19bとそれぞ
れ同様にして試料19c及び試料19dを製造した。
各試料の粒子を試験すると、粒子は、丸みの付けられた
立方体粒子であった。偏四角多面体結晶面は認められな
かった。
例20 乳剤例20は、成長調節剤として化合物81、即ち、青
色分光増感色素として有用であることが知られている5
−(3−エチル−2−ペンゾチアゾリニリデン)−3−
β−スルホエチルローダニンを使用して、しわのある(
ruff 1ed)板状粒子の臭化銀乳剤の製造を説明
するものである。
攪拌機を装着した反応容器に、約20g/Agモルのゼ
ラチンを含む、平均粒径5.6μm、厚さ0、10μm
、高アスペクト比の薄い板状粒子AgBr乳剤0.04
モルを添加した。水を加えて全t40gにした。40℃
の乳剤にN,N−ジメチルホルムアミド7 m l、水
3ml及びトリエチルアミン2滴に溶解した化合物4ミ
リモル/初期Agモルを添加した。次いで、乳剤を40
℃に15分維持した。40℃でpoを6. 0に調節し
た。温度を60℃に上げ、pHgをKBrを用いて8.
5に調節し、沈殿の間その値に維持した。AgNO3の
2. 0 M溶液を20分にわたって一定速度で導入し
、その間、必要に応じてKBrの2M溶液を添加してp
Agを一定に維持した。合計0.02モルのAgを添加
した。
生じた乳剤粒子の電子顕微鏡写真を第28図に示す。粒
子表面は、緊密に配列され、鮮明で小さいピラミッド状
しわで均一に被覆されてた。これは、非板状ホスト粒子
乳剤を用いた同じ成長調節剤の研究から予測される(2
1N偏四角多面体結晶面と一致した。
■1上 例21は、成長調節剤として化合物81を使用した、し
わのある板状粒子臭沃化銀乳剤の製造を説明するもので
ある。例21Aは、ホスト乳剤上へのハロゲン化銀沈殿
に先立ってではなく、それに続いて成長調節剤を添加す
ると、しわが形成されないことを示す対照実験である。
攪拌機を装着した反応容器に、約40g/^gモルのゼ
ラチンを含む、平均粒径5.3μm、厚さ0.07μm
、高アスペクト比の薄い板状粒子臭沃化銀乳剤(沃素6
モル%)0.05モルを添加した。
水を加えて全!50gにした。本発明により製造した4
0℃の乳剤に、前例に記載したのと同様なN、N’−ジ
メチルホルムアミド−水−トリエチルアミン混合物12
mJに溶解した化合物81を添加した。対照においては
、化合物81の導入を沈殿が終わるまで後らせた。次い
で、乳剤を40℃に15分維持した。40℃でpHを6
.0に調節した。温度を60℃に上げ、pl’1gを6
0℃でKBrを用いて8.5に調節し、沈殿の間その値
に維持した。
AgNO3の2.0M溶液を74分にわたって一定速度
で導入し、その間、KBrが1.88Mで、に!が0.
12Mの溶液を必要に応じて添加してp/Igを一定に
維持した。合計0.015モルのAgを添加した。3種
の実験の詳細を第■表に示す。
化合物81ミリ 貫−皿里惠 孟Jン’x到と −備考−21A   2
9A    3.0    対照−化合物81を沈殿後
に添加した。
21B   29B    3.0     本発明2
1C29C4,5本発明 第29A図、第29B図及び第29C図は、生じた粒子
の電子顕微鏡写真である。例21Aにおいて、沈殿後に
成長調節剤を添加すると、ホスト乳剤粒子上にしわが成
長しなかった。沈殿前に同量の成長調節剤を添加した例
21Bは、均一な、緊密に配列された小さいしわを生じ
た。高濃度の成長調節剤を用いた例21Cは、同様な結
果を生じたが、わずかに一層良好に限定されたしわ(ピ
ラミッド)を生じた。
結晶学的形態を測定するため、例6cの顕微鏡写真上の
しわの面角を測定した。面ベクトル間の角度が35°で
あることが判った。(211)ベクトル間の理論的角度
は、33.6 ”である。従って、形態は(211)偏
四角多面体である。これは、非板状ホスト粒子を用いて
始め、成長調節剤として化合物81を使用すると、(2
11)偏四角多面体が形成するという他の観察と一致す
る。
五l叢 例22は、成長調節剤として化合物81(例20)を使
用して、しわのある板状粒子臭沃化銀乳剤の製造を説明
するものであるが、成長調節剤の添加濃度に対する結果
の依存性を示す。
ホスト乳剤(各実験について0.05モル)及び沈殿条
件を例21に記載する。実験の詳細を第8表に示す。
22A   30A      0 22B   30B      0.7522C30C
1,5 22D   30D      3.0第30A図、第
30B図、第30C図及び第30D図は、生じた乳剤粒
子の電子顕微鏡写真である。成長調節剤を用いない例2
2A及び0.75ミリモル/Agモルを用いる例22B
は、しわを示さなかった。1.5ミリモルでは、第30
C図に示したように、比較的大きい、面取りされたピラ
ミッドが現れた。3.0ミリモルでは、例22Dは、均
一な、緊密に配列された小さいしわを生じた。
ピラミッド形結晶面は、前記の実施例において成長調節
剤として化合物81を使用した場合から予測される(2
11)結晶面と一致した。
■1ユ 例23は、成長調節剤として化合物36、即ち2−メル
カプトイミダゾールを使用して、しわのある立方体臭化
銀粒子の製造を説明する。成長を続けると、偏四角多面
体粒子が生じる。
攪拌機を装着した反応容器に、約10g/Agモルのゼ
ラチンを含む、平均粒径0.8μm等軸立方体粒子臭化
銀乳剤0.05モルを添加した。水を加えて全150 
gにした。40℃の乳剤にメタノール3mj2に溶解し
た化合物36を3.0ミリモル/Agモル添加した。次
いで乳剤を40℃に15分維持した。40℃でpHを6
.0に調節した。温度を60℃に上げ、pAgを60℃
でKBrを用いて8.5に調節し、沈殿の間その値に維
持した。AgN0.の2.5M溶液を25分にわたって
一定速度で導入し、その間、必要に応じてKBrの2.
5 M ’R液を添加してpAgを一定に維持した。例
23Aを実施するにため、合計0.0125モルのAg
を添加した。例23Bには、合計0.0875モルのA
gを使用して、沈殿を合計175分続けた。100分の
沈殿時間の後、更に3ミリモル/初期Agモルの化合物
36を添加した。
第31A図及び第31B図は、それぞれ例23A及び2
3Bによって製造された乳剤粒子の電子顕微鏡写真であ
る。第31A図は、粒子表面を覆う成長パターンを示す
。第31B図は、沈殿を続けると、(533)偏四角多
面体粒子が形成することを示す。
声じL先 この例は、偏四角多面体粒子表面に吸着された成長調節
剤の変性を示すものである。
使用した乳剤は、偏四角多面体粒子を含む臭沃化jJ!
(6モル%沃化物)乳剤であり、ホスト乳剤が、0.7
μmの臭沃化銀(6モル%沃化物)八面体粒子乳剤であ
り、重複成長相がNaBr塩溶液中に適切な量のNaI
を含ませることによって得られた臭沃化銀(6モル%沃
化物)から成るものである以外は、例9と同様な操作に
より製造した。沈殿した重複成長の量は、使用したホス
ト乳剤のモル数の3.13倍であった。
生じた偏四角多面体粒子乳剤は、粒子表面上に成長調節
剤として使用した色素である化合物■の吸着によるピン
ク色を有していた。臭素水を添加すると、ピンク色は完
全に消失し、色素が破壊したことを示し、わずかに帯褐
色色相を有する黄色が残留する。黄色は、Ag1Brに
ついて予測されるものであり、帯褐色色相は、化合物■
を破壊する際に形成した反応生成物による。
■1立 この例は、八面体コア乳剤を用いて始め、成長調節剤と
して第■表からの化合物102を使用して、ミラー指数
(211)を有する偏四角多面体臭化銀乳剤の製造を説
明するものであく。この例は、更に、成長調節剤が臭素
水での処理によって不活性になり、新しい分光増感色素
を使用しうろことを示すものである。
この例の乳剤は、下記の変更点を除いて、例1に記載し
たようにして製造した。成長調節剤は、メタノール8m
l、トリエチルアミン5滴及び蒸留水8ml中に溶解し
た2、0ミリモル/Agモルの化合物102であった。
出発乳剤は、ゼラチン16gを含む0.7μmのAgB
r八面体乳剤0.4モル(全1400g)であった。A
gNO3溶液を140分、一定速度で添加し、更に0.
70モルのAgBrを沈殿させた。NaBr溶液をAg
N0i溶液の二倍(5,0M)に濃縮し、pAgを一定
に維持するため必要に応じて添加した。
カーボンレプリカ電子顕微鏡写真は、(211)偏四角
多面体が良好に形成したことを示した。生じた乳剤を二
つに分けた。
八属、これを緩和に遠心分離し、固形分を3.7%骨ゼ
ラチン溶液300g中に再懸濁した。
且皿、この半分に40℃で臭素水を、良く攪拌しながら
、吸着された成長調節剤によって生じたピンク色が、少
量の試料を溶解し、白色光で試験して消失するまで、徐
々に添加した。42gの臭素水を13分かけて添加した
。ピンク色が消失した後、更にLogの臭素水を徐々に
添加した。生じた乳剤を緩和に遠心分離し、固体AgB
r相を3.7%骨ゼラチン溶液300g中に再懸濁した
A部及びB部を更に、下記のように処理し、アセテート
支持体上にAg1.08 g/ cd、骨ゼラチン4.
31g/m及びカプラー2−ベンズアミド−5−(2−
(4−ブタンスルホニルアミドフェノキシ)テトラデカ
ンアミド〕 −4−クロロフェノールの分散液0.81
g/m、拡散剤としてサポニン0.14g/m及び硬化
剤としてゼラチン1g当たり18mgのビス(ビニルス
ルホニルメチル)エーテルを被覆した。
皮膜 IA部 2  A部子色素A 0.26ミリモル1モル3  入
部を1.2rng1モルのチオ硫酸ナトリウム及び0.
4mg1モルの塩化金酸カリウムと共に15分間、70
℃で加熱した。
4  B部子色素A 0.26ミリモル1モル5  B
部を3.6mg1モルのチオ硫酸ナトリウム及び1.2
mg1モルの塩化金酸カリウムと共に15分間、70℃
で加熱した。
6  B部を3.6mg1モルのチオ硫酸ナトリウム及
び1.2mg1モルの塩化金酸カリウム+0.26モル
1モルの色素Aと共に15分間70℃で加熱した。
色素Aは、下記の式を有する赤色分光増感色素である: アンヒドロー5,5′−ジクロロ−9−エチル−3,3
1−ジ(3−スルホプロピル)チアカルボシアニンヒド
ロキシド、ナトリウム塩 これらの皮膜を、一方向に波長が徐々に増加し、第一の
方向に対して垂直な第二の方向に密度が徐々に増加する
調節された光源に露光した。次に、皮膜をコダックC−
41(商標)カラー・ネガチブ・プロセス(Kodak
 C−41Co1or NegativeProces
s)で(38℃で3分15秒現像)処理し、各皮膜の分
光応答を示すシアン画像を形成した。
この画像を濃度計で走査し、可変ランプエネルギーが第
32A図及び第32B図に示した一定の画像濃度の線を
生じるように補正した。第32A図においては、曲線l
、2及び4は、化学的に増感しなかった、対応する番号
の皮膜に関する結果を示す。同様に、第32B図には、
曲線3.5及び6は、化学増感した、対応する番号の皮
膜に関する結果を示す。
第32A図における曲線1及び2を比較することによっ
て、赤色増感色素Aを添加すると、乳剤の感度が若干増
加するが、乳剤のスペクトル応答は移動しなかったこと
が判る。これは、それ自体は緑分光増感色素である成長
調節剤化合物102が偏四角多面体粒子表面に既に吸着
されたからである。曲線4は、緑分光増感色素である化
合物102が色素への添加前に色素として破壊される場
合に得られる分光応答を示す。曲線4がら判るように、
乳剤はスペクトルの470〜510nmの領域で測定可
能な感度を示さないが、650nmを越えると分光感度
の顕著な増加を示す。これらの曲線は、成長調節剤によ
って与えられる分光感度を破壊して、必要に応じて、可
視スペクトルの異なる部分に本発明による偏四角多面体
乳剤を分光増感することができることを示す。
第32B図を見ると、曲線3から、化学増感した偏四角
多面体乳剤が、初めに製造した約650n111に対し
ては測定可能な感度を示さないことが判る。スペクトル
の緑色部分における感度は、成長調節剤化合物102に
よって与えられる緑増感による。曲線5は、乳剤を臭素
水で処理することによって、化合物102による分光増
感を破壊する場合に残る元の感度を示す。曲線6は、そ
の後、乳剤に赤色分光増悪色素である色素Aを添加する
場合に得られる応答を示す。第32A図及び第32B図
は一緒に、乳剤の化学増感とは独立に達成しうる分光増
感硬化を示す。
例ユ」− この例は、本発明の要件を満たす乳剤の偏四角多面体粒
子上への銀塩の選択的部位エビタキシャル沈着を説明す
るものである。
攪拌機を装着した反応容器に、約8g/Agモルの骨ゼ
ラチンを含む、0.7μmの臭沃化銀(6モル%沃化物
)八面体乳剤0.4モルを添加した。蒸溜水を加えて容
器内容物を400gにした。乳剤を40℃に加熱し、メ
タノール25m1に溶解した2−メーf−ルー5−ニト
ローIH−ベンズイミダゾールを6.0ミリモル/Ag
モル添加した。混合物をを40℃に15分維持した。6
0℃でpHを6.0に調節し、pAgを60℃で8.5
に調節し、沈殿の間その値に維持した。八gNo、の2
.5M溶液を200分にわたって一定速度で導入し、へ
g0.5モルを消費した。同時に、NaBr 4.95
 M及びNaL 0.3 Mの溶液を60℃で8.5の
[]Agを維持するのに必要な速度で添加した。生じた
乳剤を遠心分離し、固体ハロゲン化銀用を3%骨ゼラチ
ン溶液200 ml中に再懸濁した。カーボンレプリカ
電子顕微鏡写真は、この乳剤が良好に形成された偏四角
多面体から成ることを示した。
2種のエピタキシャル乳剤を製造した。一方は、エピタ
キシマル部位指示剤である化合物Iの存在で製造し、他
方はその不存在で製造した。
アンヒドロ−9−エチル−5,5′−ジフェニル−3,
3’−ジ(3−スルホブチル)オキサカルボシアニンヒ
ドロキシド、モノナトリウム塩乳剤Aを製造するため、
攪拌機を装着した反応容器に前記の偏四角多面体ホスト
乳剤0.05モルを加えた。蒸溜水を加えて全内容量を
50gにした。内容物を40℃に加熱し、NaC10,
92モルを添加した。次に、AgN(hの0.50 M
溶液及びNaC1の0.52M溶液を10分にわたって
一定の銀添加速度で導入し、2.5ミリモルの銀を消費
した。沈殿の間、I)Agを7.5に一定に維持し、温
度を40℃で一定に維持した。
乳剤Bを製造するため、下記の点を除いて乳剤への製造
と同様の操作を行った。AgC1の沈殿が開始する前に
、メタノール2Mi中の化合物■ (前記)0.64ミ
リモル/ホストAgモルを添加した。
乳剤A及び乳剤Bは、別個のエピタキシー沈着を示した
。部位指示剤の存在で沈殿した乳剤Bの場合には、エピ
タキシャルでの立方体(100)結晶面は全く独特であ
った。この例は、付加的部位指示剤、例えば化合物Iは
、選択的部位エピタキシャルを達成するのに必須ではな
いが、吸着された部位指示剤は、結晶面の一層良好な規
定を達成するのに有利であることを示す。
例27 この例は、偏四角多面体ホスト乳剤上の選択された部位
エピタキシャルを説明するものである。
この例のホスト乳剤は、例24に使用したものであった
。撹拌機を装着した反応容器にホスト乳剤0.05モル
、メタノール2mn中のil’−ジエチル−2,2′−
シアニンp−トルエンスルホネート0.52ミリモル及
び内容物の全量を50gにする蒸留水を加えた。内容物
を40℃に加熱し、NaC10,92モルを添加した。
次いで、八gNo3の0.50 M溶液及びNaC1の
0.52M溶液を10分にわたって一定の銀添加速度で
導入し、2.5ミリモルの銀を消費した。沈殿の間、I
)Agを7.5に一定に維持し、温度を40℃で一定に
維持した。
生じた乳剤の20,000 xカーボンレプリカ電子顕
微鏡写真は、4つの結晶面の交差によって形成される突
角を結合する縁部に沿って分離したエピタキシャル成長
を有するが、3つの結晶面の交差によって形成される突
角で交差する縁部に沿ってエピタキシャルを有しない。
従って、個々の偏四角多面体粒子の周囲に3つの良好に
規定され、相互に垂直なエピタキシャルリングが存在し
た。
〔発明の効果] 前記の実施例から、ハロゲン化銀粒子の偏四角多面体結
晶面は、粒子の境界を規定する最も成長の遅い結晶面で
ある、即ち、吸着が最も著しい結晶面であるから、種々
の物質が優先的に偏四角多面体結晶面に吸着することが
判る。従って、実施例は、新規結晶面が吸着される写真
添加剤に対して特異な親和性を有することを証明した。
【図面の簡単な説明】
第1図は、等軸(2111偏四角多面体の等角投影正面
図である。 第2図は、臭化銀立方体結晶面における原子の配列の説
明図である。 第3図は、等輸入面体ハロゲン化銀粒子の等角投影図で
ある。 第4図は、臭化銀八面体結晶面における原子の配列の説
明図である。 第5図は、等軸斜方十二面体の等角投影図である。 第6図は、臭化銀等軸斜方十二面体結晶面における原子
の配列の説明図である。 第7図は、等軸車方体ハロゲン化銀粒子、等輸入面体ハ
ロゲン化銀粒子及び中間の立方八面体ハロゲン化銀粒子
の等角投影図である。 第8図は、等軸車方体ハロゲン化銀粒子の等角投影図で
ある。 第9図は等軸(211)偏四角多面体の等角投影背面図
である。 第10図及び第11図は、それぞれ(2111及び(5
331のミラー指数の臭化根部四角多面体結晶面におけ
る仮定された原子配列の説明図である。 第12図〜第27図及び第31B図は、本発明の実施例
において得られた偏四角多面体ハロゲン化銀粒子の結晶
構造を示す電子顕微鏡写真である。 第28図、第29B図、第29C図、第30C図、第3
0D図及び第31A図は、本発明の実施例において得ら
れたホスト粒子上に偏四角多面体隆起を有するハロゲン
化銀粒子の結晶構造を示す電子顕微鏡写真である。 第29A図、第30A図及び第30B図は、偏四角多面
体隆起を有しない板状粒子乳剤の結晶構造を示す電子顕
微鏡写真である。そして、第32A図及び第32B図は
、露光の波長に対して画像濃度をプロットしたグラフで
ある。 以下余白 符号の説明 1・・・立方体粒子、 2・・・銀イオン、3・・・臭
化物イオン、4.8a及び8b・・・列、5・・・八面
体粒子、 7・・・斜方十二面体粒子、9及び10・・
・立方八面体粒子、 11・・・等軸部四角多面体、 12a、12b、12C112d、13a113b、1
3c、13d、14a、14b、14c、14d、15
a、15b、15c、15d、16a、16b、16c
、16d、17a、17b、17c及び17d・・・偏
四角多面体結晶面。 以下余白 FIG、 2 FIG、 5 FIG、6 図面の1. J+1.lゴ゛:二で更なし)ヒーー・・
−例 FIG 19A    ”l” ヒー−−I FIG 198   2”” 図面の飢1:1.5□−、つ’f、+f j=−暑Fi
G 20          Q”1色q曾 運@1会 手続補正書(方式) 昭和61年12月23日 特許庁長官 黒 1)明 雄 殿 1、事件の表示 昭和61年特許願第206042号 2、発明の名称 ハロゲン化銀写真乳剤 3、 補正をする者 事件との関係    特許出願人 名称  イーストマン コダック カンパニー4、代理
人 住所 〒105東京都港区虎ノ門−丁目8番10号5、
補正命令の日付 昭和61年11月25日(発送日) 6、補正の対象 図面(第12図より第31B図まで) 7、補正の内容 図面に代る写真(内容に変更なし) 8、 添付書類の目録 図面に代る写真

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、偏四角多面体結晶面から成る立方結晶格子構造の感
    輻射線ハロゲン化銀粒子を含むハロゲン化銀写真乳剤。
JP20604286A 1985-09-03 1986-09-03 ハロゲン化銀写真乳剤 Pending JPS62124551A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US77223085A 1985-09-03 1985-09-03
US772230 1985-09-03
US811132 1985-12-19
US811133 1985-12-19
US882113 1986-07-03

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62124551A true JPS62124551A (ja) 1987-06-05

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ID=25094380

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JP20604286A Pending JPS62124551A (ja) 1985-09-03 1986-09-03 ハロゲン化銀写真乳剤

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6477047A (en) * 1987-06-18 1989-03-23 Fuji Photo Film Co Ltd Silver halide photographic emulsion
JPH0285753A (ja) * 1988-09-22 1990-03-27 Yazaki Corp 湿度センサ、その製造法及び雰囲気湿度測定法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6477047A (en) * 1987-06-18 1989-03-23 Fuji Photo Film Co Ltd Silver halide photographic emulsion
JPH0285753A (ja) * 1988-09-22 1990-03-27 Yazaki Corp 湿度センサ、その製造法及び雰囲気湿度測定法

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