JPS62122734A - ポリエステルフイルム - Google Patents

ポリエステルフイルム

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JPS62122734A
JPS62122734A JP60262498A JP26249885A JPS62122734A JP S62122734 A JPS62122734 A JP S62122734A JP 60262498 A JP60262498 A JP 60262498A JP 26249885 A JP26249885 A JP 26249885A JP S62122734 A JPS62122734 A JP S62122734A
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film
particles
projection
polyester
particle size
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Tomio Katayama
片山 富夫
Hiroshi Tomita
冨田 博史
Hideo Kato
秀雄 加藤
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は二軸配向ポリニスデルフィルムに関し、更に詳
しくは浚れた平坦性、走行性、耐摩耗性及び電磁変換特
性に加え、光線透過率の低い磁気記録ぽ体用二軸延伸ポ
リエステルフィルムに関する。
匠来技術 ポリエステルフィルムは、m気テープ用塗。
電気用途など種々の用途に用いられる。磁気テープ用途
、就中ビデオテープ用途においては、近年、高密度記録
に向い、電磁変換特性を同上させるために平坦なフィル
ム表面が要求されると共に、デツキにおけるテープの走
行性、耐摩耗性及び耐久性の向上のために摩擦係数の低
いことが要求されている。これと同時に、これら磁気テ
ープに用いる強磁性粉末はますます微粉末化している。
磁性粉が微粉末化されると、波長の長い元は磁性粉によ
って散乱されにくくなり光透過率が高くなる。このため
、非磁性支持体と磁気記録層の光透過率の差を第11用
して終端検出を行なう磁気配録媒体では、光透過率を下
げる必要がある。
従来、磁気記録層中に帯電防止剤、研磨剤等の有色の無
磯倣粉宋を含有させて、元遺過率を下げていたが、この
方法は他方で電磁変換特性。
ヘッド摩耗等の面で限界があった。
一方、フィルムのJ#擦係数を低減せしめる技術として
、従来、無機粒子ヲ奈部したポリマーまたはポリマー中
に不溶性の触媒残漬粒子を生成せしめたポリマーをフィ
ルムに成形すること(よりフィルム表面に凹凸を付与す
る手段が知られている。
この手段は、フィルム表II[iVC突起をもたらすこ
とにより、フィルムと該フィルムが接触する対物間との
接触面積を減少させ、摩擦抵抗を低減させろものである
。これらの方法はいずれもフィルムの表面に凸部′lk
:積極的につ(るものであり、摩擦係数を減少させるに
はフィルム表面に高い突起を故多く生成させることが有
効となる。しかし、この場合高い突起が増加するに伴っ
て摩擦係数を下げ得るものの、磁気コーティングしたと
きにコーテイング面にも突起の影響が現われて電磁変換
特性を悪化させろ慣れが大きい。
発明の目的 本発明者は、盪れγこX磁変挨符性を有し、同時に平坦
性、走行性及び耐Jg1粍性に漬れ、かつ光Ali!透
過率の低いベースフィルムを得るべ(鋭意研究した結果
、特定の微粒子をポリエステル中に分散含有させ、かつ
フィルムtlc面に凸部と凹部とta:v4えた微細な
凹凸単位を多数形成させると共に該凹凸単位に方向性を
もたせることによってこの課題を解決できろことを知見
し5本発明に到達した。
従って、本発明の目的は、遮光性の良好でかつ走行耐久
性と電磁変換特性に唆れた磁気配録媒体用二軸配向ポリ
エステルフィルムを提供することにある。
発明の構成 本発明の目的は、本発明によれば、平均粒径0.1〜2
.0 pmの不活性粒子0.03〜3 M菫%と平均粒
径0.O1〜2.0μmのカーボンブランク0.1〜3
M量%を分散含有したポリニスデルよりなり、フィルム
の表面にこれら粒子に由来する突起と該突起を核としだ
窪とからなる凹凸単位を多畝有し、かつ波&91JOn
mにおける光線透過率が50%以下である二軸配向ポリ
エステルフィルムによって達成される。
本発明にいうポリエステルとは、テレフタル酸、インフ
タル酸、ナフタレy  2 + 6−ジカルボン酸等の
如き芳香族ジカルボン酸とエチレングリコール、ジエチ
ン/グリフール、デトラメチ7ノグリコール、ネ才ぺ/
テレ/グリコール等の如きグリコールと乞重縮合させて
得ることのできるポリマーである。該ポリニスデルは芳
香族ジカルボン酸とグリコールとを直接I縮合させて得
られるほか、芳香族ジカルポ/酸ジフル千ルエスデルと
グリコールとをエステル交換反応させた後重縮合せしめ
る、或いは芳香族ジカルボン酸のジグリコールエステル
乞ffi縮合せしめる等の方法によっても得られる。該
ポリマーの代表的なものとして、ポリエチレンテレフタ
レートやポリエチレ/−2+6−ナフタレフジ力ルポ千
シレート等が例示される。該ポリマーは、共重合されな
いホ七・ポリマーであってもよく、またジカルホン酸成
分の15モル%以下が非芳香族ジカルポ/酸成分であり
及び/またはジオール成分の15モル%以下が脂肪族グ
リコール以外のジオール成分であるような共X曾ポリエ
ステルであってもよい。又ポリエステルが85ffi黛
%以上、(好ましくは9ON重%以上)を占め、他の重
合体が15重量%以下(好ましくは10ffi菫%以下
)であるようなポリマープレノドを用いてもよい。プレ
ノドできる他の重合体としてポリアミド、ポリオレフイ
/。
他攬ポリエステル(ポリカーボネートを含む)が例示さ
れる。また前記ポリニスデルは会費に応じて、安定剤、
71i色剤、m化防止剤等の添加剤を含有するものであ
ってもよい。
本発明においては、かかるポリエステル中に平均粒径0
,1〜2.0μmの不活性粒子を0.03〜3Mm%と
平均粒径0.01〜2.0μmのカーボンブラックブラ
ンク0.1〜3*f%を均一に分散含有させる。不活性
程子のみの含有ではフィルムの遮光性が悪く、またカー
ボンブランクのみの含有ではフィルムの対金属の摩耗係
数が高く、走行性に劣る。不活性粒子とカーボッブラン
クの組合せによって初めて遮光性、耐スクラッチ性の優
れた特性を得ることができろ。
ここで言う1不活性粒子”はカーボッブランク以外の常
温で固体のもの、例えば有+!に酸の金属塩、無機物等
を意禾する。好ましい不活性粒子としては、■二酸化ケ
イ素(水相物、ケイ礫土、グイ砂9石英等を含む)、■
アルミナ、■Sin、分を3otn%以上含有するケイ
酸塩(例えば非晶質或は結晶質の粘土鉱物、アルミ/シ
リケート化合物(焼成物や水和物を冨む)。
温石綿、ジルコン、フライアッシュ等)、■Mg、Zn
、Zr及びTi  の酸化物、■Ca及びBaの硫酸塩
、■Li ; Na及びCaのり/l!il塩(l水素
塩や2水素塩を含む)、■L it Na及びKの安息
香酸塩、■Ca + Ba + Zn及びMnのテレフ
タル殴塩、■Mg 、ea + Ba + Zn + 
Cd + Pb + Sr +Mn + )’e + 
Co及びf’hのチタン酸塩、(Bam及びpbのクロ
ム醒塩、■Ca及びMgの炭酸塩、■ガラス((/+1
えばガラス初、ガラスピーズ尋)、0MgC0,、■ホ
タル石、及び[株]ZnSが例示される。特に好ましく
用いられるものとして、無水ケイ酸、含水ケイ酸、al
化アルミニウム、ケイ酸アルミニウム(焼成物、水和物
寺Y含む)。
lJ[lリチウム、燐酸3リチウム、燐にナトリ1クム
、燐酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、安息香
酸リチウム、これらの化合物の複塩(水和物′ft言む
)、ガラス粉、粘土(力オリノ、ベントナイト、白土等
を含む)、メルク。
ケイ礫土等が例示される。
本発明において、カーボンブランクとはカーボンブラン
クは勿論のことグラファイト等ヲ包含する。これらは従
来より公知のものが使用できる。カーボンブランクは、
所望により、 Cr。
Cu  等の元素な含む化合物な焼成して得られる非磁
性黒色無機質微粉体と併用することができろ。
ポリエステル中への不活性粒子及びカーボッブランクの
分散含有は、従来から微粒子の含有法として知られてい
る方法によって行なうことができる。例えば不活性粒子
及びカーボンブランクを、ポリエステル製造の反応系例
えば反応i+il、反応中または反応侵VCm部するこ
とができる。その際、不活性粒子及びカーポアブラック
は溶媒特にグリフールに均一分散させて添加するのが好
ましい。特に粗大粒子のない状態で添卯するのが好まし
い。
本発明のフィルム表面に形成された突起は、ポリマーに
添加した不活性粒子、ポリマーの1合に際し生成した不
溶性の触媒残渣に基づく粒子、または両者の粒子と、カ
ーボンブランクとに由来する。
更に、本発明にいう突起を核としだ団とは、従来のエン
ボス等機械的なスタンプによる凹状のものではな(、フ
ィルムを延伸する工程に於て、フィルム自身の変形によ
って生じるものである。
粒子を含有した未延伸フィルムを帛法により一軸方向に
延伸すると、粒子は変形せずにポリマーが塑性変形する
から、大変形(延伸)に際しポリマーと粒子との境にボ
イドが生じる。このボイドを含むフィルムを、仄は一軸
延伸万同とほぼ直角方向(第二軸方向)に延伸して二軸
配向フィルムにすると、−m延伸時に生じ1いたボイド
は更に第二軸方向に変形され゛C1図1−1に示す如く
、突N!A21の周りにボイド22が擬円形状に形成さ
れる。この場合は図1−2のilr面図に示す如くフィ
ルム、I!i!面近傍の浅い部分に存在する粒子とその
周囲のボイドは粒子?核とする突起をもたらすが、粒子
周囲には饋ヲ形成することはない。
本発明は、上記のボイドなフィルム表面の窪に変化させ
たものである。未延伸フィルムを一軸延伸するに際し、
延伸前のフィルムの予備加熱を高い温度に設定するか、
または(及び)延伸倍率を低く設定することによって第
一@延伸を経たフィルムが粒子(無機添加物による外部
粒子又は触媒残渣を含む内部粒子)周仮にボイドが実質
的に形成されないようにする。次いでこの状態の延伸フ
ィルムを第二軸方向に延伸するとこの第二軸方向に沿っ
て粒子を核としたフィルムの陥没部分(窪)が形成され
る。そして楕円状の窪の長径は第二軸方向に沿ったもの
となる。
第一一延伸に際し、僅かなボイドが粒子周辺に形成され
た場合でもこの粒子を核として鎌が生ずる。
二軸延伸を経たフィルム表面は図2−1(平面図)の如
き状態にあり、第二軸延伸が粒子を中心に応力県中され
るような延伸条件であれば陥没部分は応力集中の程度に
工6じて深く窪みかつ第二軸方向に沿って長径が大とな
る傾向がある。図2−2(断面図)は表面近傍のフィル
ム照面を示すものであって、粒子を含む突起21とその
周辺に形成された窪24とがポリエステルフィルム23
に生じる。
本発明では突起の周辺に生じた窪は第二軸方向に偏寄し
た擬償円状のものを包含する。
本発明のポリエステルフィルムの製膜方法の例を具体的
に説明するが、不発明はこの例に限定されるものではな
い。
平均粒径が0.01〜5μmの炭酸カルシウム。
シリカ、カオリン等の不活性粒子とカーボ/ブラックと
を夫々υ、01〜amJ&%含有した未延伸ポリエステ
ルフィルムを、第一軸方向に延伸するに際し、80〜1
20℃に予備加熱する。
この未延伸フィルムを約90〜120℃に予備加熱する
場合には、次面がマント加工された硬質クロム鍍金ロー
ルやセラミツク層のロールが好ましい。未矯伸フィルム
は−−ル表面に粘着することなく、実質的な結晶化の起
きない条件で所定の予熱温度に達し得る。勿論、非接触
的に未延伸フィルムを予備W熱することができろ。
未延伸フィルムは90〜125℃の温度で3.2倍以下
(好ましくは2.6〜3.2倍)の延伸倍率で延伸され
る。延伸速度は比較的遅い万が好まL(,150m/m
を越えない万がよい。通常50〜l Q Q y(/s
x程度の延伸速度を選択し、低速度の場合には延伸温度
をやや低温側に移すことができる。
久に、第二延伸は一軸配向フイルムを−Hガラス転移点
以下に冷却するか、又は冷却することな(,100〜1
50℃の温度に予備加熱し、更にはg同程度の温度下に
おいて第二軸方向に3.0〜4.0倍(好ましくは3.
2〜3.8倍)に延伸する。第二軸延伸の温度が高い場
合は凹凸単位の窪部の境界が明瞭となるが、低温では境
界が明らかとならない場合が多い。第二軸方向の延伸倍
率は凹凸単位の発生頻度に著しい影響を及ぼすことはな
い。
この二軸延伸フィルムは、もし第一軸方向の機械的強度
が不充分の場合には、この方向に更VCl20〜170
℃程度の温度下において、1.2〜1.6 @程度再延
伸してバランスドフィルムとすることもできろ。
2段延伸、賛すれば3段延伸を経た二軸配向ポリエステ
ルフィルムは、180〜240 ’C(好ましくは19
0〜210 ’C)の温度で0.2〜30秒間桟秒間一
定を施すことができる。な3.3段重1ψにおける第3
段(第一軸方向)再延伸は熱固定を経たフィルムl/c
実施することもaJ能である。
上記の延1llI粂件馨迩宜組合せることによって、凹
凸4位として適切な頻度ft備えた表面粗さの小さい、
しかも光線透過率の小さいポリエステルフィルムが製造
できる。
上述の製膜において第一軸延伸を胞子方向は、フィルム
の機械方向でも幅方向でも差支えない。
また第二軸延伸方向は第一軸方向とほぼ直角であるとよ
い。勿論、史に第−軸方向及び(又は)第二軸方向に低
伸を加え78隔段(多段)延伸を施すことができる。
この場合にも、フィルム表面の突起と鎌とが七の凹凸単
位の形状が4少変形しても、そのまま残存す、る。
なお、本発明においては凹凸単位の頻度は窪の長逢の長
さが2μm以上のものが400ケ/−以上あることが好
ましく、これによって望ましい表面特性を発現すること
ができる。殊に優れた電磁変換特性、優れた走行安定性
に加えて光透過率レベルでも満足できるものとなる。
本発明のポリニスデルフィルムは1−44!jo。
nm  での光透過率が50%以下である会費があり、
好ましくは30%以下、さらに好ましくは15%以下の
遮光性な有する。この遮光性の程度はポリエステル中に
分散含Wさせるカーボンブラック、不活性粒子等の粒径
、量の調節によって調整できる。更に上記ポリエステル
フィルムはその表面粗さく Ra )が0.025μm
以下であること力を好ましい。特に0.87μm以上の
表面突起を言まないものが好ましい。
発明の効果 前述したように、磁気記録媒体例えばビデオテープにお
ける光透過率は、従来、磁性層の中にカーボンブラック
を含む無機微粉末を含有させることで下げていに0しか
し、電磁変換特性を向上させろためには微細化された強
磁性体を高度に充填させろ必貴があることから、カーボ
ンブラック等の強磁性体以外のものは極力少なくさせざ
るを得す、その紹来光透塙率が鳩くなり、テープの終端
検知が不可能となるという基本的な問題が生じる。この
ように磁気記録媒体の1JL1ili変換特性と光透J
率とは相反する関係にあり、両者を同時に満足すること
は困難であった。
そこで、電磁変換特性な向上させた磁気層の元ii1過
半が高くなった欠点をベースフィルムに分担させ、フィ
ルムな遮光性にすることで解消しようとする方法の一つ
としてベースフィルムにカーボンブランク1kfA加す
ることが考えられる。しかし、この方法では、磁性ノー
については設計通りに微細化された強磁性体を高度に充
填させることができるが、十分な遇元性tt得るにはベ
ースフィルムにカーボンブランクをかなりの鎗含有させ
ることが必要になり、その結果フィルムの表面が粗れで
表面粗ざ(Ra )が萬くなり、電磁変換特性が低下す
る現象が生じる。従って、この方法でもmmza特性を
高めることと光透2!に4とをトげること?両立させる
ことは雉しい状況にある。
本発明は、かかる問題tもう一つの手段を巧みに組合せ
ることによって屏決し、すなわち電磁変換特性の向上と
光透過率を下げるという相反する課題を同時に解決する
本発明のポリニスデル7づルムは、浚れり゛電磁変換特
性及び走行耐久性と優れた遮光性′Ikfi儂する。そ
れ故、このフィルムを磁気記録媒体のベースフィルムと
して用いると、電磁変換特性の高い、走行性、耐犀耗性
、耐久性等vC−iぐれ、かつ特定の処理を施ざな(で
も終端検出のできる光特性を備えた磁気記録媒体を製造
することができる。符に摩擦係数が(1,14以下であ
り、ビデオ用磁気記録媒体を製造するに有用である。
実施例 以下に実施例をあげて4:発明な詳述する。なお、各特
性値の測定は、次の方法に従って行なった。
1、 平均粒径 ストークス(5tokes )の式 を用い、粒子の沈降速度を測定して算出した粒子の直径
り、の値で表わす。
2、フィルムの摩擦係数(μk) 図4に示した装置を用いてF記のようにして1Iil1
足した。図4中、l−は巻出しリール、2はテンジョン
コントローラ、3 +  5 *  t) + 8+9
および11は7リーローラ、4はテンショア検出機(入
口)、7はステンレス鋼sUS304製の固定棒(外径
5uφ)、10はテンション検出機(出口)、12はガ
イドローラー、13は巻取リリールをそれぞれ示す。
@度20’C,湿度60%の環境で、巾1/2インチに
裁断したフィルムを、7の固定棒ア7(152°)で接
触させて毎分2UOc+aの速さで移動(摩擦)させる
。人口テンションT1が35.9となるようにテンショ
ンフントローラ−2を調整した時の出ロテノショy (
T。
二I)をフィルムが9om走行したのちrこ出ロテノシ
ョン検出機で検出し、久式で走行摩擦係数μkを算出す
る。
3、 耐久スクラッチ判定 ベースフィルムを1/2インチ巾にスリットし上記2の
摩擦係数測定と同時に固定棒に152°の角度までフィ
ルムをかげ20cIL/seeのフィルム速度で10m
ff1行させ、これt50回繰返した後のl/2イ/チ
巾ベースフイルムの表面に入ったスクラッチの太さ、深
さ、aを総合して久の5段階判定した。
く5段階判定〉 ◎ 1/2イ/千巾ベースフイルムに全りスクラッチが
認められない 01/2インチ巾ベースフィルムにはほとんどスクラッ
チが認められない △ 1/2インチ巾ベースフィルムにスクラッチが認め
られろ(何本か) X  1/2インチ巾ベースフィルムVこ太いスクラッ
チが何本か認められる XX  1/2インチ巾ベースフィルムに太(深いスク
ラッチが多数全面に認めら れる 4、 光透過率 島津マルチパーパス自記分元光度計(MPS−5000
)Y用い、ベースフィルムの波長900nmKおげろ光
透過率を測定した。
5、 信号トラブル ポリエステルフィルムをベースとし、常法によりaステ
ープ化し、市販のVHSビデオレコーダにより信号、検
知トラブル発生の有(Q)、無(X)で評1曲した。
6、 凹凸部分の測定法 フィルム表口に薄(アルミニウムSN’tL−たものを
微分干渉顕微説装*<例えばN1kon微分干渉顕微N
R凰)を用いて写真撮影し、その大きさをスケールで測
定し、温の量径が2μm以上の凹凸単位をカウントし、
ケ/−で表わす。
7、 表面突起数 フィルムの表面に400〜500A乃至それ以下の厚み
にアルミニウムを均一に真空蒸着し、反対の非蒸着函(
フィルム面)にコロジオンを塗って貼付け、乾燥した。
Tl単色元多重干渉反射式顕微fi(例えば、Carl
 ZeissJENA社製)を用い10(J倍の倍率で
アルミニウム蒸着面の任意の100Cd乞観察した。
顕微鏡視野中の突起物の突起高さに対工6シて生じろ3
環以上(0,87μm 以上)の干渉縞を持つ突起a 
L (個)をカウントした。
8、フィルム表向粗さく Ra ) JIS B 0601に準じて測定した。東京精密社■
製の触針式光面粗さ計(SUI(FCOM 3B)を用
いて、針の半径2μ、荷itU、L17&の条件下にチ
ャート(フィルム次面粗さ曲線)をかかせた。フィルム
表面粗さ曲線からその中心線の方向に測定長さしの部分
を抜き取り、この抜き取り部分の中心線をX軸とし、縦
倍率の方向をY軸として、粗さ曲線なY = f tx
)で表わしたとぎ、次の式で与えられる値(Ra:μm
)をフィルム光面粗さとして定義する。
本発明では、基準長を0.25龍として8個測定し、値
の大きい方から3個除いた5個の平均値としてRaを表
わした。
実施例−1,−2 平均粒径0.6μmの炭改カルシウム(0,1wt%)
及び平均粒径0.08μmのカーボンブラック(1,O
wt%)を脩加したポリエチレンテレフタレート”2用
い、常法により得られた未延伸フィルムを120℃で3
.2倍(実施例−1)または3.0倍(実施例−2)K
速度60雇/分で縦方向に一段延伸し、次いで120℃
で横方向に3.6倍に延伸し、厚み14μmの二軸配向
フィルムを得た。
これらの1イルムをベースフィルムとした各特性は表−
1に示す。各特性とも良好な水準の結果が得られた。
実施例−3 実施例−1の5ち炭酸力ルシヮムのかわりに平均粒径0
.4μmの二酸化チタン(0,2wt%)を、またカー
ボンブランクの添加量を1.5wt%にした他は実施例
−1と同一条件にて厚み14μmの二軸配向フィルムを
得た。
このフィルムの特性は、fi−1に示す如くであり、光
透過率が非常に低く、耐スクラッチ性も艮好な結果が得
られた。
実施例−4 炭酸カルシウムのかわりに平均、IQfflo、6μm
のカオリン(0,15wt%)を添加した他は、実施例
−1と同一条件にて厚み14μmσ2二棚配向フ二軸配
向フィル ムン得ィルムの特性は表=1に示す如くであり、実施例
−1に比してRa  はやや高目となったが、総合評価
としては良好であった。
実施例−5 炭酸カルシウムのかわりに平均粒径0.8μmの炭酸カ
ルシウム0.02wt%と平均粒径0.6μmのカオ’
) 70,10 wt%の二成分を添加した他は実施例
−1と同一条件にて厚み14μmの二軸配向フィルムを
得た。
このフィルムの特性は表−11C示す如(であり、総合
評価としては良好であった。
比較例−1 添加剤として平均粒&0.6μm の炭酸カルシウム(
tl、1 wt%)と平均粒径U、08μmのカーボン
ブランク(1,Owt%)とを添加したポリエチレンテ
レフタレートを用い、常法により得られた未延伸フィル
ムY100℃で3.6倍に速度60 m7分で縦方向に
延伸し、欠いで124)’Cで横方向に3.6倍に延伸
し、厚み14μmの二軸配向フィルムを得た。このフィ
ルムは凹凸単位がなかった。
これらのフィルムをベースフィルムとした各特性は表−
1に示す。
光透過率は良好レベルなものの、 Raが高く、本発明
の目的に適するものではない。
比較例−2,−3 炭酸カルシウムのかわりに平均粒径0.4μmの二酸化
チタン0,2 wt%(比較例−2)または平均粒径0
.6μmのカオリンU、15wt%(比較例−3)を添
加した他は、比較例−1と同一条件にて各々厚み14μ
mの二軸配向フィルムを得た。
これらのフィルムはいずれもRa  が尚い。更にカオ
リンを用いたものは耐スクラッチ性も悪LS。
いずれも本発明の目的に適するものは得られなかった。
比較例−4 カーボンブランクの添加を省略した他は比較例−1と同
様に行った。得られた二軸配向フィルムは表−1に示す
如く、光透過率が高く、更に耐スクラッチ性も悪く、そ
の結果信号トラブルを生じ、良好な結果が得られなかっ
た。
【図面の簡単な説明】
図−1は促米法で延伸した場合に粒子の周りに出来たボ
イドの状總を示し、図1−1は平面図、図1−2は#面
図である。 図−2は本発明のポリエステルフィルムであって、粒子
を含む突起とその周辺に鎌が形成されたものであり、図
2−1は平面図、図2−2は断面図である。 図−3は本発明の実施例に用いた延伸機の模式図である
。 図−4はフィルム粗面の動摩擦係数μktt#I定する
テープベース検査機の模式図である。 π2−1      …2−2

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、平均粒径0.1〜2.0μmの不活性粒子0.03
    〜3重量%と平均粒径0.01〜2.0μmのカーボン
    ブラツク0.1〜3重量%とを分散含有したポリエステ
    ルよりなり、フイルムの表面にこれら粒子に由来する突
    起と該突起を核とした窪とからなる凹凸単位を多数有し
    、かつ波長900nmの光の透過率が50%以下である
    ことを特徴とする二軸配向ポリエステルフイルム。 2、フイルムの表面粗さ(Ra)が0.025μm以下
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の二
    軸配向ポリエステルフイルム。
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