JPS62122244A - 物品整列装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、物品整列技術に関し、特に、隣り合う物品間
の間隔を変更して整列させる技術に関し、例えば、半導
体装置の製造において、気密封止パッケージを作成する
封止作業に際してキャップを整列するのに利用して有効
な技術に関する。

〔背景技術〕

半導体装置の製造において、気密封止パッケージを作成
する封止工程は、パッケージのベースとキャップとを整
合させて両者をクリップにより挟んで封止炉に送り込み
、低融点ガラス等の封止材を熔融させてベースとキャン
プとを封着させるようになっている。

このような封止工程において、ベースとキャップとの整
合作業を自動化する場合、キャップは複数個が容器の中
に密着状態で収容されているため、整合作業における自
動ハンドリングの都合上、予め、キャップを容器から取
り出して等間隔に整列し直す必要がある。

そこで、本発明者は、このようなキャップ整列装置とし
て、キャップ保持具と一体移動する移動体を複数条のガ
イド孔にそれぞれ摺動自在に嵌入させ、各移動体をガイ
ド孔の長手方向にそれぞれ移動させることにより、物品
群を予め設定されている各ガイド孔の間隔をもって整列
させるように構成されているものを提案するが、次のよ
うな問題点があることが、本発明者によって明らかにさ
れた。

まず、ガイド孔を長手方向に移動する移動体がガイド孔
との嵌合状態を常時維持するように構成する構造が、一
般的に考えられるが、総重量が過大になり移動体や吸着
具の懸架構造が複雑になってしまう。

そこで、移動体がガイド孔に対して着脱自在に嵌入する
ように構成する構造が考えられるが、移動体の嵌入側端
部がガイド孔と同一幅を有している場合、移動体とガイ
ド孔との軸心が僅かでもずれていると、移動体の上縁が
ガイド孔の下縁に接衝することにより、移動体がガイド
孔に再嵌入するのを妨害されるため、再嵌入不良が発生
し、物品整列装置の休止時間が長くなってしまう。

なお、気密封止パンケージの作成技術を述べである例と
しては、株式会社工業開査会発行「電子材料１９８４年
１１月号別冊」昭和５９年１１月２０日発行　Ｐ１２５
〜Ｐ１２９、がある。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、構造簡単にして能率的に複数物品を等
間隔に整列させることができる物品整列技術を提供する
ことにある。

本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本
明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう
。

〔発明の概要〕

本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を簡単に説明すれば、次の通りである。

各移動体がガイド孔に対して着脱自在に嵌入するように
それぞれ構成することにより、移動体の長さを短縮化し
て移動体の支持構造等を簡単化するとともに、移動体の
嵌入側端部を嵌入方向に向けて次第に狭くなるように構
成することにより、移動体とガイド孔との軸心がずれて
いる状態でも嵌入が確保されるようにしたものである。

〔実施例〕

第１図は本発明の一実施例である物品整列装置を示す斜
視図、第２図は第１図のｎ−ｎ線に沿う正面断面図、第
３図はそのガイド板を示す底面図、第４図および第５図
はその作用を説明するための各一部切断拡大部分正面図
である。

本実施例において、物品整列装置は気密封止パッケージ
のベースにキャップを整合させるべくキャップをハンド
リングする装置（図示せず）の前段に設備されており、
被整列物品としてのキャップ１を複数個同時に容器２か
ら取り出し、シュート板３に等間隔に配列された複数条
のシュート４のそれぞれに移送して整列し直すように構
成されている。

この物品整列装置はテーブル５を備えており、テーブル
５上の一端部（以下、前側とする。）にはキャンプ容器
２が載置されるステージが、後端部にはシュート板３が
載置されるステージがそれぞれ構成されている。テーブ
ル５上の前後端部には一対のスタンド６がそれぞれ立脚
固定されており、両スタンド６．６間にはガイド板７が
固定的に架設されている。第３図に示されているように
、ガイド板７にはガイドとしての長孔（以下、ガイド孔
という。）８が複数本（図示例では８本）、前後方向に
長く前後端を揃えて互いに隣り合うように左右方向に並
べられて開設されている。隣り合うガイド孔８．８間の
前側端部における間隔Ａは、容器２に密着状態に収容さ
れている隣り合うキャップ１．１の中心間ピッチａと略
等しくなるように設定されており、かつ、各間隔Ａ相互
もそれぞれ等しくなるように設定されている。また、隣
り合うガイド孔８．８間の後側端部における間隔Ｂは、
隣り合うシュート４．４の中心間のピッチｂと略等しく
なるように設定されており、かつ、各間隔Ｂ相互もそれ
ぞれ等しくなるように設定されている。

スタンド６．６間におけるガイド板７の両脇（以下、左
右側とする。）には一対のガイドレール９が前後方向に
配されて固定的にそれぞれ架設されており、両ガイドレ
ール９．９間には走行台１０が左右両端部をこれらガイ
ドレールに摺動自在に支承されて前後方向に走行し得る
ように架設されている。走行台１０は片膝に架設されて
モータ（図示せず）により正逆回転される送りねじ軸１
２に送りナツト１１を螺合されることにより、ガイドレ
ールに沿って前後方向に往復移動されるように構成され
ている。走行台１０の端部にはガイドレール１３が垂直
方向下向きに垂下されて敷設されており、ガイドレール
１３には昇降台１４が、端部をガイドレールに摺動自在
に支承されて垂直に昇降し得るように架設されている。

走行台１０上の一端部にはモータ１５が下向きに据え付
けられており、このモータ１５は垂直方向に配されて回
転自在に支承されている送りねじ軸１６を正逆回転させ
るように構成されている。このねじ軸１６には昇降台１
４に固定された送りナツト１７が進退自在に螺合されて
おり、これにより、昇降台１４はモータ１５の正逆回転
に伴ってガイドレール１３に沿って昇降されるようにな
っている。

昇降台１４には中間部にガイド孔１８が左右方向に長（
開設されており、左右両端部に下端にストッパ１９ａを
有するガイドレール１９が垂直方向下向きにそれぞれ吊
持されている。両ガイドレール１９には昇降体２０が摺
動自在に嵌合されて昇降台１４とストッパ１９ａとの間
で若干ストローク昇降し得るようにそれぞれ支承されて
いる。

各昇降体２０と昇降台１４との間には圧縮ばね２１が蓄
力状態でそれぞれ介設されており、昇降体２０は圧縮ば
ね２１により常時下方向に付勢されている。左右の昇降
体２０．２０間にはガイドレール２２が昇降台１４のガ
イド孔１８に対向するように配されて架設されており、
ガイドレール２２には移動体２３が複数個、摺動自在に
嵌合されて左右方向に移動し得るようにそれぞれ支承さ
れている。各移動体２３には保持具としての真空吸着具
２４が垂直下向きにそれぞれ突設されており、この吸着
具２４は真空ポンプ等にチューブ（図示せず）等を介し
て接続されている吸引路２５と、この吸引路２５の下端
に開設されている吸着口２６とを備えており、その吸着
口２６においてキャップｌを吸着して保持するように構
成されている。

各移動体２３には軸２７が垂直上向きにそれぞれ突設さ
れており、軸２７には移動体の嵌入端部としてのローラ
２８が回転自在に嵌合されて支承されている。各ローラ
２８はその直径がガイド板７のガイド孔８の幅と略等し
く設定されることにより、ガイド孔８内に嵌挿して転動
し得るようにそれぞれ構成されている。各ローラ２日の
上端部には円錐台形状部２９が上方すぼまりに配されて
形成されており、この円錐台形状部２９によりローラ２
８はガイド孔８に対する嵌入を確実に行われるようにな
っている。

次に作用を説明する。

多数のキャンプ１が収容されている容器２はテーブル５
の前部ステージ上に供給されて載置される。容器２への
収容状態においてキャップ１は隣接するもの同士が互い
に密着し合い、例えば、左右方向に８列、前後方向に５
列というように整列されて、上下方向に多段積みされて
いる。

まず、走行台１０が容器２の真上に移動されることによ
り、真空吸着具２４群が容器２内における最前列のキャ
ップ１群に対向される。このとき、各移動体２３のロー
ラ２８がガイド′板７の各ガイド孔８における前端部内
にそれぞれ嵌入してい為ため、各吸着具２４は最前列に
おける各キャップ１にそれぞれ対向することになる。す
なわち、隣り合うガイド孔８．８間の間隔Ａが隣り合う
キャップ１．１の中心間ピッチａに等しくなるように設
定されているためである。

続いて、モータ１５により送りねじ軸１６が正回転され
ると、昇降台１４がガイドレール１３に沿って垂直に下
降されるため、各吸着具２４はその吸着口２６を最前列
の各キャップ１にそれぞれ当接しこれらを吸着保持する
。

吸着口２６がキャップ１の上面に接衝する時、吸着具２
４が吊持されている移動体２３がガイドレール２２、昇
降体２０、ガイドレール１９、ストッパ１９ａおよび圧
縮ばね２１により独立懸架されているため、衝撃は吸収
されることになる。

各キャンプｌが吸着具２４によりそれぞれ吸着保持され
ると、モータ１５により送りねし軸１６が逆回転されて
昇降台１４がガイドレール１３に沿って垂直に上昇され
る。このとき、昇降体２０がストッパ１９ａによりガイ
ドレール１９に吊り下げられるため、昇降体２０にガイ
ドレール２２および移動体２３を介して保持されている
吸着具２４も一緒に上昇することになり、これにより、
吸着保持したキャップ１を容器２から持ち上げて取り出
す。

キャップ１が容器２から持ち上げられると、送りねじ軸
１２が正回転されて走行台１０がガイドレール９を摺動
しガイド板７に沿ってシュート板３側へ前進される。キ
ャップ１を吸着Ａ２４により保持した移動体２３群は、
１走行台１０にガイドレール２２、昇降体２０、ガイド
レール１９、昇降台１４およびガイドレール１３を介し
て連携されているため、走行台ｌＯと一緒に前進される
ことになる。

この移動体２３群のガイド板７に沿う前進に伴って、ガ
イド板７の各ガイド孔８に嵌入している各ローラ２８は
転動しながら長手方向にそれぞれ案内されて行く。この
とき、ガイド孔８は隣り合う間隔がシェード板３側へ行
くにしたがって拡大するように形成されているため、各
ローラ２８は前進に伴って隣り合うもの相互が離れて行
くように左右方向にそれぞれ移動することになる。そし
て、各移動体２３はガイドレール２２に左右方向に摺動
自在にそれぞれ支持されているため、各ローラ２８の左
右方向の移動に追従して左右方向にも移動することにな
る。

各ローラ２８が各ガイド孔８の後端部に到達した時、隣
り合うガイド孔８．８間の後端部における間隔Ｂがシュ
ート板３の隣り合うシュート４．４の中心間ピッチｂに
等しくなるように設定されているため、各移動体２３は
その吸着具２４により保持したキャップ１を各シュート
４にそれらの真上でそれぞれ対向させることになる。

各キャップ１が各シュート４にそれぞれ対向されると、
モータ１５により送りねじ軸１６が正回転され、昇降台
１４が垂直に下降される。この下降に追従して吸着具２
４群は各キャップ１を各シュート４にそれぞれ整合させ
るが、キャップ１がシュート４に接衝したとしても、移
動体２３が独立懸架されているため、衝撃は吸収される
。

キャップ１がシュート４に整合されると、各吸着具２４
の吸着保持状態がそれぞれ解除され、キャップ１はシュ
ート４にそれぞれ移載される。このとき、各ローラ２８
はガイド孔８から下方にそれぞれ離脱している。

移載が終了すると、モータ１５によって送りねじ軸１６
が逆回転されることにより、昇降台１４が垂直に上昇さ
れる。移動体２３群はガイドレール２２等により、この
上昇に追従されるため、移動体２３の上端部にそれぞれ
配設されている各ローラ２８は元のガイド孔８にそれぞ
れ再嵌入される。

ところで、ガイド孔から離脱しないようにローラを長く
構成することが一般的に考えられるが、総重量が過大に
なり移動体や吸着具の懸架構造が複雑になってしまう。

また、ローラが円柱形状に形成されている場合、ローラ
とガイド孔との軸心が僅かでもずれていると、ローラの
上縁がガイド孔の下縁に接衝することにより、ローラが
ガイド孔に再嵌入するのを妨害されるため、再嵌入不良
が発生し、物品整列装置の休止時間が長くなってしまう
という問題点があることが、本発明者によって明らかに
された。

しかし、本実施例においては、ローラ２８の上端部には
円錐台形状部２９が形成されているため、ガイド孔８へ
の再嵌入は確実に行われる。すなわち、ローラ２８とガ
イド孔８との軸心が多少ずれていたとしても、ローラ２
８の円錐斜面がガイド孔８の下縁に係合すれば、斜面が
案内となってローラ２８全体をガイド孔８内に強制的に
導入させるため、再嵌入は確実に行われる。

各ローラ２Ｂがガイド孔８にそれぞれ嵌入されると、送
りねじ軸１２が逆回転され、走行台ＩＯが容器２の方向
へ後退される。この後退に追従することにより、移動体
２３群はそれらの吸着具２４を容器２内における第２列
目の各キャップ１にそれぞれ対向される。

以降、前記作動が繰り返されることにより、容器２に収
容されたキャップ１が複数個宛同時に取り出されて、各
シュート４に予め設定されたピンチｂをおいてそれぞれ
移載されて行く。

ちなみに、各シュート４にそれぞれ移載されたキャップ
群１は十分なピッチｂをおいて、かつ、互いに等間隔に
整列されているため、キャップをペースに整合させる作
業等を行う次工程において、キャップを自動的にハンド
リングする場合、その作業はきわめて円滑に行われるこ
とになる。

以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具
体的に説明したが、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
であることはいうまでもない。

例えば、移動体がローラを介してガイドを移動するよう
に構成するに限らず、移動体の一部がガイドに摺動する
ように構成してもよい。この場合、移動体の嵌入部は円
錐台膨軟に限らず、楔形状に形成してもよい。

隣り合うガイドの間隔は出発側で狭く、終点側で広く設
定するに限らず、出発側で広く、終点側で狭く設定して
もよい。

隣り合うガイド間の間隔のそれぞれは、互いに等しく設
定するに限らず、予め設定された互いに異なる寸法にそ
れぞれ設定してもよい。

物品を保持する保持具としては真空吸着具を使用するに
限らず、磁着具や把持具等を使用してもよい。

〔効果〕

（１１複数条のガイド孔が並設されているガイド板と、
各ガイド孔に着脱自在に嵌入して長手方向にそれぞれ移
動する移動体と、各移動体にそれぞれ配設されて物品を
保持するように構成されている保持具とを設けることに
より、複数の物品を同時に保持して所望の間隔に整列し
直すことができるため、複数物品についての次工程にお
けるハンドリング作業を実施し易くさせることができる
。

（２）気密封止パッケージを作成する封止工程において
、容器に詰められたキャップを所望の間隔に広げて整列
し直させることにより、複数のキヤ、７プの同時ハンド
リングを実施させ易くすることができるため、キャップ
とベースとの整合作業の自動化を促進させることができ
る。

（３）各移動体がガイド孔に対して着脱自在に嵌入する
ようにそれぞれ構成することにより、移動体の長さをそ
れぞれ短く構成することができるため、移動体群の総重
量を軽くしてその支持構造等を簡単化することができる
。

（４）移動体の嵌入側端部を嵌入方向に向けて次第に狭
くなるように構成することにより、移動体とガイドとの
軸心がずれている状態でも嵌入を確保することができる
ため、運転休止時間の増大化を防止することができる。

〔利用分野〕

以上の説明では主として本発明者によってなされた発明
をその背景となった利用分野である気密封止パッケージ
におけるキャップの整列装置に通用した場合について説
明したが、それに限定されるものではなく、他の電子部
品や電子機器等のような物品の整列装置全般に適用する
ことができ、特に、容器に詰められた物品を複数個同時
に取り出して所定の間隔に整列し直す作業や、所定の間
隔に整列されている複数物品を複数個宛、容器に詰める
作業等に通用して優れた効果を発揮する６

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である物品整列装置を示す斜
視図、 第２図は第１図のｎ−ｕ線に沿う正面断面図、第３図は
そのガイド板を示す底面図、 第４図および第５図はその作用を説明するための各一部
切断拡大部分正面図である。 １・・・気密封止パッケージのキャップ（被整列物品）
゛、２・・・容器、３・・・シュート板、４・・・シュ
ート、５・・・テーブル、６・・・スタンド、７・・・
ガイド板、８・・・ガイド孔、９・・・ガイドレール、
ｌＯ・・・走行台、１１・・・送りナツト、１２・・・
送りねじ軸、１３・・・ガイドレール、１４・・・昇降
台、１５・・・モータ、１６・・・送りねじ軸、１７・
・・送りナツト、１８・・・ガイド孔、１９・・・ガイ
ドレール、１９ａ・・・ストッパ、２０・・・昇降体、
２１・・・圧縮ばね、２２・・・ガイドレール、２３・
・・移動体、２４・・・真空吸着具（物品保持具）、２
５・・・吸引路、２６・・・吸着具、２７・・・軸、２
８・・・ローラ、２９・・・円錐形状部、Ａ・・・ガイ
ド孔前端部の間隔、ａ・・・容器内のキャップ間隔、Ｂ
・・・ガイド孔後端部の間隔、ｂ・・・シュートの中心
間ピッチ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、複数条のガイド孔が短手方向に並設されているガイ
   ド板と、各ガイド孔に着脱自在に嵌入して長手方向にそ
   れぞれ移動する複数の移動体と、各移動体にそれぞれ配
   設されて物品を保持するように構成されている保持具と
   を備えており、前記移動体の嵌入側端部が嵌入方向に向
   けて次第に狭くなる形状に形成されている物品整列装置
   。 ２、移動体の嵌入側端部が、ガイド孔内を転動するロー
   ラを備えていることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載の物品整列装置。 ３、隣り合うガイド間の間隔が、出発側端部において狭
   く、終点側端部において広く設定されていることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項記載の物品整列装置。