JPS6212211Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は温度上昇とともに抵抗値が増加するヒ
ータ、該ヒータに送風する送風機及び該送風機の
送風量を制御する制御回路を具備してなるやぐら
こたつに関し、特にヒータ、送風機及び制御回路
を支障なくコンパクトに組込むことができ、しか
も制御回路を効率良く冷却し得るようにしたやぐ
らこたつに関するものである。

従来のこの種のやぐらこたつ、温度上昇ととも
に抵抗値が増加するヒータ、該ヒータに送風する
送風機及び該送風機の送風量を制御する制御回路
を具備してなるやぐらこたつは、やぐらこたつの
天板に温度上昇とともに抵抗値が増加するヒータ
及び該ヒータに送風する送風機を配置し、該送風
機の送風量を制御する制御回路を上記ヒータの熱
の影響の及ぼさないやぐらこたつの外に遠隔操作
等により位置する如く配置して構成したものであ
る。

上記のように構成したやぐらこたつであれば、
ヒータ及び送風機と制御回路が個別に配置される
ので、ヒータ及び送風機と制御回路をコンパクト
に組込むことができず、しかも制御回路を効率良
く冷却することができない欠点があつた。

本考案は上記のような欠点を除去したやぐらこ
たつに関するものである。

以下本考案のやぐらこたつの一実施例を図面と
ともに説明する。

本考案のやぐらこたつはやぐらこたつの天板１
を支持する脚２の所定の脚２ａを他の脚２より径
を太く形成し、該脚２ａの下方に吸込口３を設け
るとともに上方に吐出口４を設け、該脚２ａの吸
込口３より吐出口４にケーシング５により送風路
６を形成し、該送風路６の吸込口３に近い方に位
置する如くフアン７ａ及びヒータ７ｂよりなる送
風機７をケーシング５に配置するとともに該送風
路６の吐出口４に近い方に位置する如く温度上昇
とともに抵抗値が増加するヒータ８をケーシング
５に配置し、該ヒータ８と送風機７との間に位置
する如く送風機７のモータ７ｂへの通電を制御す
る制御回路９をケーシング５に配置して構成した
ものである。

尚、上記構成において、送風機７はトライアツ
ク１０により送風機７のモータ７ｂの通電量ひい
ては実効電力を可変して該モータ７ｂの回転数を
可変し、該モータ７ｂの回転数を可変することに
よりフアン７ａの回転数を可変して送風量を可変
するものであり、またヒータ８は例えばハニカム
ヒータ、ハーモニカヒータ等の呼称で市販されて
いる正温度特性を有する半導体ヒータであり、該
半導体ヒータは多数の貫通孔を有し、該多数の貫
通孔を通過する風量に発熱量が比例する正温度特
性を有するヒータであり、そして制御回路９はト
ライアツク１０のゲート電流を制御して送風機７
の送風量を制御するものであり、該制御回路９は
通風孔９ａを有する制御回路９のケース９ｂにト
ライアツク１０、抵抗１１等の回路部品１２を配
置して構成したものであり、そしてまた第１図乃
至第３図において、１３は先端に電源に接続する
電源プラグ１４を有する電源コードである。

第４図は本考案のやぐらこたつの回路図であ
り、電源１６にヒータ８を接続し、該ヒータ８に
に制御回路９に送風した後送風する送風機７のモ
ータ７ｂと該モータ７ｂの回転数を制御するトラ
イアツク１０とを直列に上記電源１６に接続し、
該トライアツク１０を制御し上記送風機７のモー
タ７ｂの回転数を無段階に制御する制御回路９を
上記電源１６に接続して構成したものである。

尚、上記構成において、制御回路９は例えばト
ライアツク１０のゲート信号を可変する可変抵抗
を設け、該可変抵抗を操作部にて操作する如く構
成しておくものである。

次に上記のように構成してなる本考案のやぐら
こたつの使用状態を説明すると、電源コード１３
の電源プラグ１４を電源１６に接続し、送風機７
のモータ７ｂ、ヒータ８及び制御回路９に通電
し、該送風機７のモータ７ｂによりフアン７ａを
回転させて該フアン７ａによりやぐらこたつ本体
内の空気を脚２ａの吸込口３から吸い込んで送風
路６を介して吐出口４より吐出させて循環させ、
制御回路９、ヒータ８の順に送風して該ヒータ８
により暖めて温風としてやぐらこたつ本体内に送
風し使用するものである。

上記の場合、送風機７による送風が制御回路９
に送風した後ヒータ８に送風されるので、該制御
回路９が冷却される。この時の送風はやぐらこた
つ本体の下方の冷たい空気を脚２ａの下方の吸込
口３より吸いこんで上方の吐出口４より吐出され
るので制御回路９をより効率よく確実に冷却する
ことができる。また制御回路９を操作部を操作し
て制御し、該制御回路９によりトライアツクを制
御し上記送風機７のモータ７ｂの回転数を無段階
に制御し、送風量を無段階に制御して最適の状態
で使用するものである。

尚、上記構成において、やぐらこたつ本体の脚
２ａの送風機７のモータ７ｂ、ヒータ８及び制御
回路９に電源を供給する際の電源コード１３を第
６図に示すように該電源コード１３の他端の器具
用プラグ１７を上記送風機７のモータ７ｂ、ヒー
タ８及び制御回路９に接続した器具用プラグ栓１
８に差込んで接続するようにしておくとより便利
である。

本考案のやぐらこたつは上記のような構成であ
るから、ヒータ、送風機及び制御回路を支障なく
コンパクトに組込むことができ、しかも制御回路
を効率良く冷却することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案のやぐらこたつの一実施例を示
す概略正面図、第２図は第１図の概略背面図、第
３図は第２図の概略矢視図、第４図は第３図の要
部概略断面図、第５図は第１図のやぐらこたつの
概略回路構成図、第６図は本考案のやぐらこたつ
の他の実施例を示す要部拡大概略断面図である。 図面中、２ａは脚、７は送風機、８はヒータ、
９は制御回路を示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 温度上昇とともに抵抗値が増加するヒータ、該
   ヒータに送風する送風機及び該送風機の送風量を
   制御する制御回路を具備してなるやぐらこたつに
   おいて、該送風機により制御回路に送風した後上
   記ヒータに送風する如く該送風機、制御回路及び
   ヒータをやぐらこたつの脚に配設してなることを
   特徴とするやぐらこたつ。