JPH033051Y2 - - Google Patents

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JPH033051Y2
JPH033051Y2 JP19871485U JP19871485U JPH033051Y2 JP H033051 Y2 JPH033051 Y2 JP H033051Y2 JP 19871485 U JP19871485 U JP 19871485U JP 19871485 U JP19871485 U JP 19871485U JP H033051 Y2 JPH033051 Y2 JP H033051Y2
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resistor
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、車両用空調装置等の空気給送手段と
して使用される送風機の構造に関する。
従来の技術 従来、車両用空調装置に使用される送風機とし
て第5図に示した構造のものが実用されている
(実開昭56−147114号公報参照)。すなわち車両用
空調装置のブロアユニツト1には外気取入口2、
内気取入口3、この両取入口2,3を選択的に開
閉する切換ダンパ4及び吹出通路5が形成されて
いる。このブロアユニツト1内にはモータ6によ
り駆動されるフアン本体7及び前記モータ6の回
転を制御するためのレジスタンス8が設けられて
おり、該レジスタンス8の下方には流通孔9が形
成されている。かかる構造において、フアン本体
7をモータ6により回転すると、外気取入口2又
は内気取入口3からブロアユニツト1内に空気が
吸引され、該空気は前記吹出通路5より内外の通
風系路内に給送され、適宜加熱冷却され車室内に
吹き出される。又モータ6の回転制御、すなわち
印加電圧制御に伴つて加熱されるレジスタンス
は、前記各取入口2,3、より吸引され、流通孔
9を通過する空気により冷却され、レジスタンス
8の過熱による破損を防止し得るものである。
考案が解決しようとする問題点 しかしながらこのような従来の装置においてレ
ジスタンス8は、ブロアユニツト1内周壁の各取
入口2,3近傍に配設されており、しかもフアン
本体7の回転に伴つて吸引され本来車室内の冷暖
房に供される通流空気中に配置され冷却される構
造となつている。このためレジスタンス8や流通
孔9が本来冷暖房に供される空気の通流抵抗とな
り、騒音発生原因となり、さらには外気取入口2
から吸引された枯れ葉等の可燃物が過熱したレジ
スタンス8に接触し、燃焼するおそれがあつた。
本考案はこのような従来の実情に鑑みてなされ
たものであり、レジスタンスを冷暖房等に供され
る空気の流通部とは分岐した径路に配設するとと
もに、前記レジスタンスを別途冷却することによ
つて前記問題点を解決した送風機構造を提供する
ものである。
問題点を解決するための手段 前記問題点を解決するために本考案にあつて
は、フアン本体を、モータケーシング外に突設さ
れたモータ回転軸に固持してなる送風機におい
て、前記モータケーシングのフアン本体のベース
部裏面対向面にモータ回転制御用のレジスタンス
を配設する一方、前記フアン本体のベース部裏面
に、回転に伴つて前記レジスタンスを指向して送
風するレジスタンス冷却用フアンを又フアンベー
ス部に通風口を形成してある。
作 用 前記構成において、モータの稼動に伴つてフア
ン本体が回転すると、該フアン本体により冷暖房
等に供される空気が給送されるとともに、フアン
本体のベース部裏面に形成されたレジスタンス冷
却用フアンによりモータ制御用のレジスタンスを
指向して送風がなされた該レジスタンスは冷却さ
れる。このときレジスタンスは、モータケーシン
グのフアン本体のベース部裏面対向面に配設され
フアン本体の回転に伴つて生ずる冷暖房用空気の
通流部とは分岐した径路に設けられていることか
ら冷暖房等に供される空気の通流抵抗となること
なく、又レジスタンス冷却用フアンによつて給送
される空気により、レジスタンスは適宜冷却され
るのである。
実施例 以下本考案の一実施例について、図面に従つて
説明する。すなわち1図に示したように、フアン
本体10は、ベース部14にテーパー部11と該
テーパー部11の上端部に一体成形された筒状部
12とからなる周縁円形状のボス部13を有し、
前記円筒部12内のベース部14の中心部には、
細付孔15が形成されている。前記ベース部14
のテーパー部11には、複数の通風口16が形成
され、又ベース部14のテーパー部11の裏面1
4bには、複数のレジスタンス冷却用フアン17
が円周方向、等間隔に形成されており、さらにベ
ース部14のテーパー部11下端表面周部には、
複数の羽根18が立設されている。一方モータケ
ーシング19内にはモータ20が収容配置されて
おり、モータ回転軸21は前記ケーシング19の
中央部に突設され、先端部には雄ねじ22が形成
されている。このモータ回転軸21は、前記組付
孔15に挿通され、フアン本体10はナツト23
により前記雄ねじ22に固持されている。前記モ
ータケーシング19には、前記フアン本体10の
ベース部14の裏面14bに対向する上面19a
に前記モータ回転軸21の周部に沿つて、モータ
回転制御用のレジスタンス24が配設されてい
る。該レジスタンス24は、第2図に示したよう
にモータ20に直列接続された抵抗R1,R2,R3
からなり、モータ20、各抵抗R1,R2,R3間、
及び抵抗R3の端末に各々接続された回路を構成
するハーネス25には、コネクタ26が結合され
ている。
以上の構成に係る本実施例において、前記フア
ン本体10は、第5図をもつて既設したように、
外気取入口2、内気取入口3、この両取入口2,
3を選択的に開閉する切換ダンパ4及び吹出通路
5が形成された車両用空調装置のブロアユニツト
1内部に配設され、前記コネクタ26は、図外の
コントロール装置を介してバツテリに接続され
る。そして該バツテリからコントロール装置によ
り選択された抵抗値に応じた電圧が印加されると
モータ20の回転に伴つてフアン本体10は回転
し、第3図に示したように、羽根18の上方から
(矢印イ)空気が吸引され、該空気はフアン本体
10の半径方向(矢印ロ)に圧送され前記吹出通
路5から送風系路内に給送され、適宜加熱、冷却
され車室内に吹き出される。同時にフアン本体1
0とともにレジスタンス冷却用フアン17が回転
し、これによつて通風口16を介してベース部1
4のテーパー部11内に空気が吸引され、該空気
はレジスタンス24を指向して給送され、該レジ
スタンス24は冷却される。したがつてレジスタ
ンス24の冷却は、フアン本体10の回転によつ
て生じた冷暖房等に供される通流空気を用いるこ
となく、別個のレジスタンス冷却用フアン17の
回転によつて生じた通流空気によつてなされる。
したがつてレジスタンス24が前記冷暖房等に供
される空気の通流抵抗となることなく、フアン本
体10により所要の風量風速を得ることができる
とともに、前記レジスタンス冷却用フアン17の
回転により得られる空気は、比較的小風量である
ことから騒音を発生させることなくレジスタンス
24を通過する。又仮に前記外気取入口2から枯
れ葉等の可燃物が吸引されても、該可燃物は、フ
アン本体10の回転によつて、通風口16内に侵
入することなく、冷暖房等に供される空気ととも
に半径方向(矢印ロ)に給送され、レジスタンス
24との接触は回避されるのである。なお第3図
に示したようにレジスタンス冷却用フアン17に
より吸引された空気は、レジスタンス24を冷却
した後、モータケーシング19に沿つて流れ、フ
アン本体10とブロアユニツト1との間に存在す
る間隙Sより吹き出されて(矢印ハ)、フアン本
体10によつて吸引された空気と合流することか
ら、レジスタンス24冷却後の空気を車室内の冷
暖房等に有効利用し、風量の増大を図ることもで
きるのである。
第4図は、本考案の他の実施例を示すものであ
り、モータ回転軸21は、モータ20に結合され
た下部軸体27と雄ねじ22が形成された上部軸
体28とから構成され、この下部軸体27と上部
軸体28とは樹脂アダプタ29を介して結合され
ている。
以上の構成に係る本実施例において、前記おね
じ22に固持されたフアン本体10が何らかの外
部要因、例えば各羽根18…間に棒状の異物が介
入する等によつて回転を阻止された場合には、レ
ジスタ24は、冷却を停止され過熱する。すると
樹脂アダプタ29はレジスタンス24から伝達さ
れる熱により溶解し、上部軸体28と下部軸体2
7は分断される。よつてモータ20はフアン本体
10を放置したまま回転し、過剰な負荷によるモ
ータの破損を防止することができるのである。
考案の効果 以上説明したように本考案は、レジスタンスを
モータケーシングのフアン本体のベース裏面対向
面にレジスタンスを配設するとともに、フアン本
体のベース裏面にレジスタンス冷却用フアンを設
けたことから、レジスタンスはフアン本体の回転
により生ずる冷暖房等に供される空気にて冷却さ
れることなく、前記冷却用フアンにより吸引され
る空気によつてのみ冷却される。したがつて、前
記冷暖房等に供される空気の通流抵抗は減少し空
気調和装置の冷暖房能力の向上を図り得るととも
に騒音の発生を防止することができる。又仮に可
燃物が吸引されても該可燃物はフアン本体の回転
に伴つて通流する空気とともに圧送されることか
ら、レジスタンスとの接触は回避され、可燃物の
燃焼を防止し得るものである。加えて第4図に示
した実施例にあつては、フアン本体の回転が阻止
された場合にもモータは回転し得ることから過剰
な負荷によるモータの破損を防止し得るものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す分解斜視
図、第2図は、同実施例の電気回路図、第3図
は、同実施例の作用を示す第1図−線に相当
する断面図、第4図は、本考案の他の実施例を示
す要部斜視図、第5図は従来の送風機の断面図で
ある。 7,10……フアン本体、17……レジスタン
ス冷却用フアン、14……ベース部、19……モ
ータケーシング、21……モータ回転軸、24…
…レジスタンス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フアン本体を、モータケーシング外に突設され
    たモータ回転軸に固持してなる送風機において、
    前記モータケーシングのフアン本体のベース部裏
    面対向面に、モータ回転制御用のレジスタンスを
    配設する一方、前記フアン本体のベース部裏面
    に、回転に伴つて前記レジスタンスを指向して送
    風するレジスタンス冷却用フアンを又フアンベー
    ス部に通風口を形成したことを特徴とする送風機
    構造。
JP19871485U 1985-12-24 1985-12-24 Expired JPH033051Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19871485U JPH033051Y2 (ja) 1985-12-24 1985-12-24

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19871485U JPH033051Y2 (ja) 1985-12-24 1985-12-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62105008U JPS62105008U (ja) 1987-07-04
JPH033051Y2 true JPH033051Y2 (ja) 1991-01-28

Family

ID=31159657

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19871485U Expired JPH033051Y2 (ja) 1985-12-24 1985-12-24

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3855391B2 (ja) * 1997-09-16 2006-12-06 株式会社デンソー 車両用空調装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62105008U (ja) 1987-07-04

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