JPS62121891A - 燃料ポンプ装置 - Google Patents

燃料ポンプ装置

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JPS62121891A
JPS62121891A JP11703686A JP11703686A JPS62121891A JP S62121891 A JPS62121891 A JP S62121891A JP 11703686 A JP11703686 A JP 11703686A JP 11703686 A JP11703686 A JP 11703686A JP S62121891 A JPS62121891 A JP S62121891A
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fuel
pump
vapor relief
impeller
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Yasushi Umemura
楳村 康司
Toru Nakajima
透 中島
Yoshibumi Ina
伊奈 義文
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NipponDenso Co Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、燃料タンク内部に取付けられた燃料ポンプ装
置であって、ポンプ室内で発生したベイパーをベイパー
逃し孔からポンプ室外部へ排出する構造をもったものの
改良構造に関し、特にはベイパー逃し孔部分を改良して
音の発生を少なくシ・たちのに関する。
〔従来の技術〕
この種の燃料ポンプ装置として、自動車の燃料タンク内
に設けられた燃料供給用のポンプ装置が存在する。例え
ば公知のものとして米国特許3,947.149号明細
書に記載のものが存在する。この公知のポンプは再生ポ
ンプ形式のインペラーをポンプ室内にもちポンプ室内で
発生した燃料のベイパーをポンプ室内と室外とを結ぶベ
イパー逃し孔で排出し、インペラー回転中において発生
したベイパーを速やかにポンプ室内から排出してペイパ
ーロツタによる燃料供給性能の低下を防止するものであ
る。
ここで、従来使用されている燃料ポンプ装置の構造を図
面に基づいて説明する。
第17図は従来一般的に使用されている燃料ポンプ装置
の概略構成図であり、第18図はポンプ装置の一部の断
面斜視図である。第17図において、1は燃料タンクで
該タンク内には燃料2が満たされている。3は燃料ポン
プ本体であり、燃料タンク内の燃料中に置かれている。
9はクッションゴムであり、燃料ポンプ本体3と金属製
のホルダ10との間に置かれ、燃料ポンプの振動が金属
製のホルダ10に伝達するのを防止している。60はフ
ィルタで燃料ポンプ本体3の吸込口に接続されている。
61はホルダ下端であり、平面形状であってクッション
ゴム9走受けている。62は吐出パイプであり、該吐出
パイプは燃料ポンプ本体3のポンプ吐出部66に連結さ
れ、燃料タンクlのタンクカバー63を貫通している。
タンクカバー63は金属製であり、図示していないボル
ト等により燃料タンクに取付けられている。64はサブ
タンクであり、燃料ポンプ本体3とフィルタ60と包み
込む小型のタンクである。
第18図は第17図に示した燃料ポンプ本体3の一部の
構成を示すものであり、該燃料ポンプ本体3は円筒ハウ
ジング22をもっており、該円筒ハウジング22はアル
ミニウム等の金属材料あるいは鉄板からなるものである
。そして、円筒ハウジング22の下端にはポンプ室を形
成するポンプハウジング6をもっており、8亥ポンプハ
ウジング6の下の底面は前述のクッションゴム9と接す
るようになっている。そして、第18図は前記ポンプハ
ウジング6の底面を下からのぞき上げた形状を部分的に
示す斜視図である。
すなわち、ポンプハウジング5の底面にはポンプ室と連
通ずるようにベイパー逃し孔5が形成されており、この
ベイパー逃し孔5はポンプハウジング6の切り込み部6
5内に設けられている。この切り込み部65は凹部とな
るようにポンプハウジングの一部を切り込んだものであ
り、この切り込み部65を包み隠すようにクッションゴ
ム9が設けられる。よって、第18図においてベイパー
はベイパー逃し孔5から排出され、直ちに切り込み部6
5によって形成された空間内に至り、さらに第18図の
右側方向に排出される。そして、第18図中寸法βはせ
いぜい5鶴程度の長さを有し、ポンプ室内から排出され
てきたベイパーが直ちにタンク内空間に出るようになっ
ている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、このような燃料ポンプ装置は燃料タンク内に
設けられるため、ポンプ回転中にインペラー周辺部から
音が発生するとその音が燃料タンク等で増幅され車室内
に聞こえるという問題があった。すなわち、近年の車両
は高性能化によってエンジン等から発生される音が小さ
くなったところ、例えば車両後部に乗席している乗員が
耳ざわりな燃料ポンプ装置の作動音を聞くという問題が
発生することがあった。
そして、この種の再生ポンプ形式の燃料ポンプの騒音発
生の原因としては、インペラーとポンプハウジングとの
間の機械的な摺動あるいはインペラーの羽根による燃料
の脈動等の複雑な原因がある。
このために、例えばポンプ室とインペラーとの間の寸法
精度を高めたり、ポンプ室のインペラーの羽根溝を不規
則に配列することが行われている。
例えば、前述の米国特許においても、羽根を不規則に配
列してインペラー羽根に起因する騒音の発生を減少せし
めている。
ところが、このような工夫においては、ポンプ装置の性
能に係るインペラーの羽根溝構造を変えているので、ポ
ンプ装置の性能を低下させる恐れがあるため、充分に騒
音を減少させ得る構成とすることは難しく、つまり、音
の発生源で対策をとることが極めて困難な現状にある。
そこでポンプ装置のインペラ一部分で発生した音を乗員
の耳に達するまでの経路において極力簡単な構造で減衰
させて、乗員の耳で耳ざわりにならない程度に抑制する
ことができれば、非常に好ましいことである。
従って、本発明の目的はインペラ一部分で発生した音を
簡単な構造で乗員の耳へと達するまでに充分に減衰させ
得る燃料ポンプ装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
そして上記問題点を解決するために、本発明においては
、 燃料タンク内に取付けられ該燃料タンク内の燃料を前記
燃料タンク外部に送り出す燃料ポンプ装置であって、 インペラーを回転させる回転駆動手段と、前記インペラ
ーの回転によりその内部の燃料の圧力が高められるポン
プ室を形成すると共に、前記ポンプ室内で発生したベイ
パーを前記燃料タンクの内部空間に排出するためのベイ
パー逃し孔が形成されたポンプハウジングと、 前記ベイパー逃し孔に接続され、その一端が前記燃料タ
ンクの内部空間に開口した、前記インペラーの回転に伴
なって生じ、前記ベイパー逃し孔から放出されるベイパ
ーならびに燃料に含まれる脈動成分を前記ベイパー逃し
孔と共に減衰させるベイパー逃し延長通路と を備えることを特徴とする燃料ポンプ装置としている。
つまり本発明は、インペラーにより燃料がボンピングさ
れるポンプ室内で発生した騒音が燃料タンク内へと伝っ
て、さらに車室内の乗員へと伝わるルートとして、ポン
プ室内と燃料タンクの内部空間とを結ぶベイパー逃し孔
が重要な位置を占めること、つまりベイパー逃し孔から
燃料タンク内空間に排出されるベイパー並びに燃料が音
の振動成分を含んでおり、これが騒音となって乗員へと
伝わるということ、及びベイパー逃し孔から排出される
ベイパー並びに燃料に含まれる音の振動成分がインペラ
ーの回転数とインペラーの羽根枚数との積に応じた周波
数、つまり燃料がポンプ室内にて1秒間にポンピングさ
れる回数に応じた周波数の振動成分であり、ポンプ装置
が充分な吐出能力を発揮する状態では、比較的高い周波
数(約3KHz〜5 KHz)となることを本発明者ら
が確認したことにより構成されたものである。
〔作用〕
上記構成によれば、ポンプ室内から発生するベイパーは
ベイパー逃し孔を通って外部に放出されるが、このとき
、ポンプ室内で発生した音はベイパー、あるいはベイパ
ーと共に排出される燃$4に乗って燃料タンク内に放出
されるが、ベイパー逃し孔を通ったベイパー乃至は燃料
が直ちに燃料タンク内空間に至るのでなく、ベイパー逃
し延長通路を通って燃料タンク内空間に至るものである
ここでこのポンプ室内で発生した音が比較的高い周波数
成分からなることから、燃料タンク内空間という広い空
間に達するまでの経路にベイパー逃し延長通路を設けて
、ポンプ室内と燃料タンク内空間との間の経路を長くす
ることで、ベイパーならびにヘイバーと共に排出される
燃料がベイパー逃し孔およびベイパー逃し延長通路を通
る間にベイパー乃至は燃料中に含まれている騒音成分が
減衰され、燃料タンク内空間に有害な騒音がまきちらさ
られることがなく、結局車室内の東口の耳に達する騒音
レベルを減少させうるちのである。
〔発明の効果〕
これにより、ベイパー逃し延長通路をベイパー逃し孔に
連通ずるようにポンプ室外部に設けるという簡単な構造
によって、インペラー周辺部から発生する音を減衰させ
ることができ、低騒音型の燃料ポンプ装置とすることが
できる。よって、車室内及びポンプ周辺にいる者への騒
音を極めて低く抑えられるという効果がある。
また発生した音をその伝達ルートにおいて減衰させる構
成としているので、ポンプ装置の性能に係るインペラー
やポンプ室構造を変える必要がなくなり、ポンプ装置の
性能を低下させるということもない。
なお、本発明は自動車の燃料ポンプ装置に限らず、例え
ば、空調装置のヒータ部分に燃料を供給する燃料ポンプ
にも適用できる。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図乃至第4図は本発明装置の第1実施例を示すもの
である。第1図は燃料ポンプ本体3を図示しており、第
2図はこの燃料ポンプ本体3の底面の形状すなわちポン
プ/Sウジラグ6の平面形状を示している。また、第3
図は燃料ポンプ本体3にクッションゴム9を装着した断
面図であり、第4図はクッションゴム9を装着した状態
で第3図の底面形状を示したものである。
第1図において、14は合成樹脂製のインペラーであり
、外周面に羽根15が多数設けられたところのいわゆる
閉羽根型弐の再生ポンプインペラーである。16はモー
タ出力軸であり、インペラー14と結合され、インペラ
ー14を駆動するように設けられている。17はポンプ
カバーでありアルミニウムからなる。18はポンプカバ
ーに保持された軸受、20はポンプカバーに設けられた
ポンプカバー凹部である。19はポンプハウジング6の
中心部に形成されたポンプハウジング凹部である。
ポンプハウジング6はポンプカバー17と同じくアルミ
ニウム製であり、外側にポンプハウジング凸部21をも
っており、かつ吸込口12を一体にもっている。
そして、ポンプハウジング6とポンプカバー17とは外
側の円筒ハウジング22によって結合されている。この
円筒ハウジング22はモータのヨークを形成するもので
あり、同時にポンプ装置のハウジングを形成するもので
もある。23はモータ本体であり、直流マグネットモー
タである。24は界磁用のマグネット、25は回転子、
26はアーマチャコアである。そして、該アーマチャコ
ア26には周知のように図示せぬスロットが形成されて
おり、該スロット内にはアーマチャコイルが巻かれてい
る。27は樹脂成形部であり、アーマチャコア26の前
述のスロットを埋め、アーマチャコイルを該樹脂成形部
27内に隠すものであり、回転子25の外周面を滑らか
にして流体の攪拌損失が少なくなるようにされている。
28は整流子、30はこの整流子28に摺接するブラシ
であって、ブラシホルダ29内に収納されている。
31は合成樹脂材料からなるブラシ取付板である。
32はターミナルハウジングであり、合成樹脂材からな
り、該ターミナルハウジング32を貫通して金属製の接
続ターミナル33が伸び出している。34は調心軸受で
あり、前述のモータ出力軸16を軸支している。
35はスプリング材料からなる軸受支持板であり、調心
軸受を保持し、かつ該軸受支持板35がターミナルハウ
ジング32の内周壁に保持されている。そして、この軸
受支持板35はリング形状のものであり、流体となるガ
ソリンが該軸受支持板35を貫通するように多数の孔が
形成されている。
36はスラストワッシャ、37はリード線であり、前述
の接続ターミナル33から導かれた電流をブラシ30に
導くためのものである。38は流体となるガソリンの吐
出通路、39はポンプ吐出部66内に配置された逆止弁
であって、該逆止弁39は逆止弁保持筒40に支持され
ている。41はリリーフバルブであり、球状のバルブ本
体を用い、このバルブ本体はコイルスプリング42によ
って弁座をなすターミナルハウジング32の一部に押し
つけられている。43はコイルスプリング42を保持す
る止め金具である。
第1図下端のインペラー14の周囲にはポンプ室4が形
成されており、該ポンプ室4内で発生したベイパーがポ
ンプ室外に排出されるように第2図に示す如くポンプ室
4内とポンプ室外とを結ぶベイパー逃し孔5が設けられ
ている。このベイパー逃し孔5はポンプハウジング6に
孔あけされた細い孔であって、ポンプハウジング成形後
にドリル等で加工されるものである。
第2図において、ベイパー逃し孔5はポンプハウジング
6の外表面にベイパー逃し孔5の径よりも若干幅広に形
成された溝8に接続されている。
この溝8はポンプハウジング6の表面に掘られており、
この溝8がベイパー逃し延長通路7の一部を構成する。
そして溝8は第2図のようにポンプハウジングの表面を
約1/3周して湾曲した形状になっており、この溝8の
末端はポンプハウジング6の段部に達していて、この溝
8の末端がベイパー逃し延長通路7のペイパー出ロ開ロ
部44を構成する。またこの溝8のベイパー逃し孔5と
の接続部分からペイパー出ロ開ロ部44への向きがイン
ペラー14の回転方向と同じ方向となるように形成され
ている。なお、第2図において12は吸込口、21はポ
ンプハウジング6と一体のポンプハウジング凸部、46
はポンプハウジング中心凸部、45は円筒ハウジング絞
め部である。
以上述べた第1図と第2図の燃料ポンプ本体3には第3
図および第4図で示すようなりッションゴム9が装着さ
れる。すなわちクッションゴム9のくぼみにポンプハウ
ジング凸部21を差し込んで装着され為。よって、この
クッションゴム9は第2図に示した溝8の表面を完全に
覆うことになる。従って、第3図に示すように、溝8と
クッションゴム9とによって、トンネル状の空間からな
るベイパー逃し延長通路7が形成され、ポンプハウジン
グ6に形成されたベイパー逃し孔5がら出たベイパーは
この長いベイパー逃し延長通路7を通ってペイパー出ロ
開ロ部44に至り、ここがら燃料タンク内空間に排出さ
れることになる。
第4図において、クッションゴム9は中心部にクッショ
ンゴム中心凸部49を有しこの凸部49の中にはクッシ
ョンゴム中心凹部48を有している。そして、第4図に
示したようにほぼ半円状のクッションゴム9はインレッ
ト12の部分を避けてポンプハウジング6の底面を覆っ
ており、該クッションゴム9によって燃料ポンプ本体3
の振動が、該クッションゴムの底面に接続されるところ
の図示しない金属ホルダに伝達されるのを防止している
次に作動について説明する。
燃料ポンプ装置内のモータに電流が供給され、モータの
回転子25が回転すると、インペラー14が回転し、該
インペラー14の外周面の羽根15によって騒音が発生
する。発明者等の観測によればこの騒音はインペラー1
4の羽根の枚数とモータの回転数の積、つまりポンプ室
4内で燃料が1秒当りにポンピングされる回数に相当す
る比較的高周波の周波数成分を多く含んでいることが判
明した。以下本発明において、このインペラー羽根枚数
と回転数の積に相当する周波数成分をインペラー−次周
波数と称する。
インペラー14が回転すると、インペラー14の回転に
よって、ポンプ室4内の燃料が移動し、吸込口12から
吸引された燃料はインペラー14の外周部に沿ってほぼ
C字形状のポンプ室4内の流路13を通って吐出部分に
至る。この吐出部分は第1図では図示されていないが、
ポンプカバー17内にあり、このポンプカバー17内の
吐出通路を通ってポンプ室4内の流体がモータ本体23
の外周部に到達する。すなわち、ポンプ室4を通った燃
料は、ポンプカバー17を貫通し、回転子25の周辺に
至り、回転子25とマグネット24との間の隙間を通っ
て、さらに軸受支持板35の貫通孔を通って吐出通路3
8に至り、逆止弁39を押し上げてポンプ吐出部66か
ら図示せぬ吐出パイプを介して燃料タンク外部へ排出さ
れるようになっている。
ポンプ室4内でのインペラー14の高速回転に伴って、
燃料の一部がベイバー化し、このベイパーが集積される
といわゆるペイパーロック現象ヲ起こしてインペラー1
4の回転にもかかわらず、燃料が圧送できないことにな
る。そのため、ポンプ室4と燃料タンク内空間を結ぶベ
イパー逃し孔5が設けられ、このベイパー逃し孔5によ
ってポンプ室4内で発生したベイパーはベイパー逃し孔
5を通って溝8とクッションゴム9とによって形成され
るベイパー逃し延長通路7に至る。よって、ベイパー逃
し孔5から排出されたベイパー並びに該ベイパーと共に
排出された燃料の一部は前述のベイパー逃し延長通路7
を通ってペイパー出ロ開ロ部44に至ることになる。こ
のペイパー出ロ開ロ部44に至るまでの間にベイパー逃
し孔5から出たベイパー並びにベイパーと共に排出され
る燃料がもっている音の成分はベイパー逃し孔5および
ベイパー逃し延長通路7内を通過する間に減衰される。
ここで、上記構成はポンプ室4内で発生した騒音が燃料
タンク内に伝わり、さらに車室内の乗員等に伝わるルー
トとしてポンプ室4内と燃料タンク内空間とを結ぶベイ
パー逃し孔5が重要な位置を占めていることを本発明者
らが確認したことにより、成されたものであり、つまり
、ベイパー逃し孔5から逃げるベイパー並びに燃料が音
の振動成分を含んでおり、これによって騒音が発生する
という原因を本発明者らがつきとめたことが上記構成と
したことの基礎となるものである。
さらに上記構成は上述したようにポンプ室4内で発生す
る騒音は比較的高周波のインペラー−次周波数を多く含
んでおり、音響工学において、高周波の音(振動)はイ
ナータンスm ρ 2 を高めることで、減衰できることが知られていることに
基づいたものでもある。
従って上記構成では上述したように、ポンプ室4内にて
発生し、燃料タンク内空間へと排出されるベイパーなら
びにこのベイパーと共に排出される燃料に含まれた音の
成分は、ベイパー逃し孔5およびベイパー逃し延長通路
7で構成される通路断面積の小さな長い通路を通過する
間に減衰されるようになる。
ここで、ベイパー逃し孔5はポンプ室4内での燃料昇圧
性能を低下させないようにするために、その通路断面積
は極めて小さいものに設定されると共に、ベイパーが速
やかに排出できるようにするために、その通路長さは短
く設定される。すなわち、ベイパー逃し孔5だけでポン
プ室4内がら燃料タンク内空間へと排出されるベイパー
および燃料に含まれる音の成分を充分に減衰させること
は実質上不可能であることから本発明においてはベイパ
ー逃し延長通路7をベイパー逃し孔5に接続している。
従ってこのベイパー逃し延長通路7の通路断面積および
通路長さはベイパー逃し孔5からのベイパーならびに燃
料の燃料タンク内空間への流れを阻害しない程度であっ
て、しかもベイパーならびに燃料に含まれる音の成分を
十分に減衰し得る寸法に選定される。
なお、本発明者らによれば径が0.9鰭程度のベイパー
逃し孔5に同程度の通路断面積のベイパー逃し延長通路
7を接続した場合、ベイパー逃し孔5およびベイパー逃
し延長通路7の合計長さが少なくとも15鶴以上とする
ことで十分な音成分の減衰が生じ、騒音が低減されるこ
とを確認した。
しかし、実質上、上述したようにベイパーが燃料タンク
内空間に速やかに排出されるように、またベイパー逃し
孔5とベイパー逃し延長通路7との接続のための構造上
の問題から、上記構成ではベイパー逃し延長通路7はベ
イパー逃し孔5よりも大きな通路断面積に設定し、そし
て音成分の減衰を得るためにその通路長さを通路断面積
の増大分に応じて長くして、イナータンスmが十分に高
い値に得られるように設定している。
ところで、第3図の構造においては、ベイパー逃し延長
通路の一側面が既存のクッションゴム9で形成されてい
るので、ベイパー逃し延長通路を形成するのに特別な追
加部品が不要となると共に、ベイパー逃し孔5からのベ
イパーおよび燃料に含まれる音の成分、つまりベイパー
および燃料の振動はクッションゴム9により少なからず
吸収され、騒音低減にはさらに有効な構成である。
またベイパー逃し孔5からベイパー逃し延長通路7に達
したベイパーおよび燃料はベイパー逃し孔5を通過した
後もインペラー14による運動エネルギーを含んでいる
が、上記構成ではインペラー14の回転方向とベイパー
逃し延長通路7のベイパー逃し孔5の接続部分から開口
部44への形成方向とを一致させているので、運動エネ
ルギーの作用方向に従ってベイパーおよび燃料はベイパ
ー逃し延長通路7内を開口部44へとスムーズに流れる
ようになる。
次に上記第1実施例の効果を第5図と第6図に示される
特性図に基づいて説明する。
なお、第5図は第17図に示した従来装置の特性であり
、第6図は上述の第1実施例の特性である。
そして、第5図、第6図は横軸に上記インペラー−次男
波数を取っており、この周波数は1秒当りに燃料がポン
プ室4内にてボンピングされる回数に相当するもので、
つまりモータの1秒当りの回転数とインペラー14の片
側の羽根枚数との積に相当する。なお、特性図作成のた
めの実験において使用されたポンプ装置はインペラー1
4の片側羽根枚数が57の閉羽根型式のものである。こ
の場合インペラー14には両側に羽根15を有している
が、両面の羽根15は同層に並列に形成されているので
、ポンピングされる回数はインペラー14の片面の羽根
枚数に相当する。
またこのように横軸にインペラー−次男波数を取ったの
は、この周波数成分の音がポンプ装置より発せられる音
のほとんどであるために、最も耳ざわりであり、この周
波数成分の音のレベルを目安にして騒音レベルを測定す
ることが燃料ポンプ装置の評価にとって好ましいからで
あり、従って縦軸には上述のインペラー−次男波数を周
波数成分とする音(インペラー−吹音)のレベルを表し
ている。そして、第5図、第6図の特性を測定するため
には、燃料ポンプ本体3のモータを可変速度で回転させ
るための可変電圧装置によってモータ回転数を変え、ポ
ンプ装置から出る音を計測するマイクを車室内後積の乗
員の耳の高さ付近において、ポンプ装置から発する音を
計測する。そして、モータの回転数を通常の作動域にお
いて徐々に上げていき、前述のインペラー−次男波数を
徐々に高めていった時に出る騒音をマイクで検出し、さ
らにマイクで検出した音の成分をフィルタを介して選別
する。すなわちマイクによって、検出された騒音はあら
ゆる周波数成分を含むものであるため、この中から前述
のインペラー−次男波数を持った最も耳ざわすな音の成
分のみを検出する。
これがインペラー−次音であり、結果としてインペラー
−次間波数を変えた時、すなわちモータの回転数を通常
の作動域で変えた時のインペラー−次音の変化が第5図
、第6図のように表現される。
この第5図、第6図から判明するように本発明の第1実
施例に係わる装置においては、通常のポンプ装置作動域
、つまりインペラー−次間波数が3〜5KHz程度の領
域におけるインペラー−次音が第5図の従来装置に比べ
著しく低減されている。なお、第5図、第6図において
50は比較を容易にするための参考基準レベルである。
このように、上述の第1実施例によれば、ベイパー逃し
孔5を介して放散される脈動成分すなわち音の成分を含
んだベイパーおよび燃料がベイパー逃し延長通路7を通
過する際に、ベイパー逃し延長通路7内にてその音の成
分が減衰されてから燃料タンク内空間に排出されるため
、ポンプ装置のモータの通常の作動域での回転数、すな
わちバ、7テリ電圧を13.2ボルト付近として、モー
タを駆動させた場合、従来装置に比べ、約5乃至10(
dB)の騒音低減効果が得られた。
なお、上記第1実施例では、ベイパー逃し孔5は直径0
.9鶴程度の小孔であって、溝8はポンプハウジング6
の表面に直径3鰭程度の半円状の溝として構成したもの
である。そして、この溝8はアルミダイカスト製のポン
プハウジング6に一体成形されているものである。また
、インペラー14はいわゆる閉羽根型式のものであって
、表裏の羽根の枚数は合計114枚であった。そして、
このようなインペラー14が回転してポンプ室4内でボ
ンピング作用をなすとき羽根の性質上ポンピングと同時
に上述のようにベイパーおよび燃料が1秒当りにポンピ
ングされる回数に応じた周波数の脈動を発生)−るもの
であり、これが音の原因になるものである。ところが、
この音の発生原因となるベイパーおよび燃料の脈動成分
はベイパー逃し孔5を介してさらにベイパー逃し延長通
路7を通過する際にその経路中の断面積および長さに従
ったイナータンスmに応じて減衰されることになる。
なお、溝8は第2図の如く円周面に沿った湾曲形状でな
くても良く、ポンプハウジング6の半径方向以外の方向
に延び出した直線溝であってもよい。
また上記第1実施例はベイパー逃し延長通路をポンプハ
ウジング6の溝8とクッションゴム9の相互作用によっ
て形成し、効果のあるものであるがその他にも種々の実
施例が存在するので、以下に説明する。
第7図は第2実施例を示している。この第7図はポンプ
ハウジング6の底面形状を示すものであり、5はベイパ
ー逃し孔であって、8はベイパー逃し孔5の径よりも幅
広に形成された溝である。
そして溝8の途中にはさらに幅の広い拡大通路11が形
成されている。よってベイパー逃し孔5から出た、ベイ
パーは拡大通路11を通って最終的にヘイバー出ロ開ロ
部44から排出される。そしてこの第2実施例において
も、上述の第1実施例と同じクッションゴム9と溝8の
相互作用によってベイパー逃し延長通路7が形成される
ものである。ただ、第1実施例と違う点は、拡大通路1
1が形成されていることであって、この部分によってイ
ンペラー−次間波数によるもの以外の比較的低周波の音
の成分も減衰され、−属音の減衰が可能となる。
次に第3実施例を第8図に示して説明する。この第8図
は上記実施例と同様の溝8をベイパー逃し孔5の両側に
設けたものであり、ペイバー出ロ開ロ部44は2つ設け
られている。そしてこの第3実施例においても、クッシ
ョンゴム9とm8の相互作用によってベイパー逃し延長
通路7が形成されるものである。
第4実施例を示す第9図において、8は溝であり、この
溝8はクッションゴム9側に設けられている。すなわち
クッションゴム9を成形するときにこの溝8を同時に成
形したものであって、ポンプハウジング6側には溝は形
成されておらず、ポンプハウジング6にクッションゴム
9を取付けることにより、ベイパー逃し延長通路7がボ
ンプハウジング6の外側表面とクッションゴム9の溝8
とによって構成される。この第9図の第4実施例におい
てもベイパー逃し孔から排出されたベイパーはベイパー
逃し延長通路7内に導かれ、さらにその末端に存在する
図示しないペイバー出ロ開ロ部を通って燃料タンク内空
間に排出されるようになっている。
次に第5実施例を示す第10図においては、基本的には
第4実施例と同じであり、クッションゴム9側に溝8を
形成したものであるが、溝8の両側にゴム舌片67を有
しており、詳しくは、このゴム舌片67によって溝81
が形成されている。
またポンプハウジング6側にも溝82が形成されており
、ゴム舌片67がポンプハウジング6に形成した′a8
2の中に収納されるようにしである。
従って、ゴム舌片67による溝81とポンプハウジング
6に形成された溝82との組合せにより、ベイパー逃し
延長通路7が形成されており、ゴム舌片67の作用でベ
イパー逃し延長通路7のペイパー出ロ開ロ部(図示せず
)までの経路を確実にシールさた通路にできるので、ベ
イパーはベイパー逃し孔5から出て確実に図示しないペ
イパー出ロ開ロ部に導かれる。
次に第6実施例を示す第11図に基づいて説明する。第
11図(alはポンプハウジング6の底面図であり、第
11図(b)はポンプハウジング6の立面図である。第
11図(a)において破線で示されるようにポンプハウ
ジング6にベイパー逃し孔5ならびに上記第1実施例と
同様の溝8が形成されており、このポンプハウジング6
の外側表面に溝8の形状に対応した湾曲した円弧状に形
成された樹脂製の薄い平板52を溝8を覆うように固定
している。従って、溝8と平板52とによってベイパー
逃し延長通路7が形成される。すなわち、上述の各実施
例においては、クッションゴム9をヘイパー逃し延長通
路7を形成するために使用したが、この第6実施例にお
いてクッションゴム9をベイパー逃し延長通路7を形成
するために使用しておらず、円弧状の平板52を使用し
てベイパー逃し孔5からペイパー出ロ開ロ部44に至る
トンネル状のベイパー逃し延長通路7を形成したもので
ある。53は平板52をポンプハウジング6に止めるた
めの絞着部である。
次に第12図(a)、 fb)に示される第7実施例に
ついて説明する。本実施例は上記第6実施例と略同様な
ものであって、アルミニウム製の湾曲した円弧状の平板
71でポンプハウジング6に形成された溝8を覆う構成
である。そして本実施例構成では平+ff171が溝8
中に圧入、あるいははめ合わせた後に部分的に絞めるこ
とによって、溝8中に収納され、平板71がポンプハウ
ジング6の表面より突出せず、平坦な状態になるように
固定されている。そのため、溝8の側壁には平板71の
板厚に応じて段部83が形成されており、平板71が溝
8内に固定される際に平板71がこの段部83にて受は
止められる。そしてこの平板71と溝8とによりベイパ
ー逃し延長通路7が構成される。
また溝8のベイパー逃し孔5が位置する端部84は溝8
のペイパー出ロ開ロ部44まで通じる部分の幅よりも若
干大きな径の円形状に形成されている。従って細い径の
ベイパー逃し孔5からベイパー逃し延長通路7に達した
ベイパー並びにベイパーと共に排出された流体は端部8
4の広い室に導かれた後若干絞られてからペイパー出ロ
開ロ部44より燃料タンク内空間へと排出される。
次に第8実施例について説明する。第13図(a)にお
いて、5はベイパー逃し孔であり、7はヘイパー逃し延
長通路である。そして、54は円弧形状の金属型のカバ
ーであり、あらかじめ第13図(b)に示すようにC字
状断面をもつチャンネル状に形成されたカバーを製作し
ておいて、ベイパー逃し延長通路7を形成する部分にあ
てがい、溶接部55部分でスポット的に溶接するもので
、これによってベイパー逃し孔5から出た燃料およびベ
イパーは、カバー54によって形成されるトンネル状の
ヘイパー逃し延長通路7を通って排出されることになる
次に第9実施例を第14図に示して説明する。
13はポンプ室4内の燃料の流れる流路であり、該流路
13に連通するようにヘイパー逃し孔5が設けである。
そしてこのベイパー逃し孔5と同軸的に連通ずるように
クッションゴム9を貫通してベイパー逃し延長通路7と
なる孔が開けられている。
第9実施例においては、流路13内に発生したベイパー
はベイパー逃し孔5を通り、さらにクッションゴム9内
に設けられたベイパー逃し延長通路7をなす孔内に導か
れるので、この孔の中でベイパー並びに燃料のもってい
る脈動成分が減衰緩和され、外部に放出される騒音が低
減される。
次に第15図(al、 (blに基づいて第10実施例
を説明する。この実施例はポンプハウジング6と一体に
金属製のパイプからなる筒状延長部56を設けたもので
あり、従って筒状延長部56の内部のヘイパー逃し孔5
の孔の径よりも若干大きな径の細い通孔がベイパー逃し
延長通路7を構成している。なお、この筒状延長部56
は溶接部55によってポンプハウジング6に溶接されて
いる。そして、ベイパー逃し孔5より排出されたベイパ
ーならびに燃料−に含まれる騒音の原因となる脈動成分
はこの細長い筒状延長部56内のベイパー逃し延長通路
7を通過する間に減衰され、騒音の発生が減少すること
になる。
次に第16図に基づいて第11実施例を説明する。この
実施例はポンプハウジング6にL字形状に折れ曲がった
、その内径がベイパー逃し孔5よりも若干大きい金属製
パイプからなる筒状延長部56を溶接部55によって溶
接し、さらに筒状延長部56の先端に樹脂チューブ57
を被着したものであり、筒状延長部56の内部通路、お
よび樹脂チューブ57の内部通路が、ベイパー逃し延長
通路7となる。この第11実施例においては、ベイパー
ならびに燃料に含まれる脈動成分は筒状延長部56内で
減衰されると共に、弾力に富む樹脂チューブ57内でも
減衰されるという作用をなす。
なお、上述した各実施例においてポンプ室4内で発生し
た音の原因となるベイパー及び燃料の脈動成分はベイパ
ー逃し孔5とベイパー逃し延長通路7とを通る間に減衰
されるが、これらのベイパー逃し孔5乃至はベイパー逃
し延長通路7の長さが掻端に短いとベイパー逃し延長通
路7の通路断面積をベイパー逃し孔5と同程度としても
脈動成分は十分に減衰しない。従って、この長さの目安
として前記ベイパー逃し孔5とベイパー逃し延長通路7
の合計長さが脈動成分のみを考慮した場合、実質15龍
以上となることが好ましい。
また、ベイパー逃し孔5は、せいぜい7n程度が最大で
あるので、脈動減衰のみを考慮した場合ヘイパー逃し延
長通路7の長さは少なくとも81暑以上にすることが望
ましい。なお、上記合計長さを余り長くしても、音の成
分の減衰効果が飽和傾向にあることが確認されている。
そして、ベイパーのポンプ室4内から燃料タンク内空間
への排出性、及びポンプ室4内での燃料昇圧性の点を考
慮した場合は、ベイパーのポンプ室4外への排出性を高
めると共にポンプ室4内での燃料昇圧性を高めるために
、ベイパー逃し孔5は断面積が小さく、かつ長さの短い
ものとされ、従ってヘイパー逃し延長通路7はヘイパー
逃し孔5からのベイパーの排出性が高く、しかもベイパ
ーならびに燃料に含まれた音の成分が十分に減衰し得る
寸法に設定されるために、ベイパー逃し延長通路の通路
断面積はベイパー逃し孔5の断面積よりも数倍大きくし
て、ベイパーの流れを良好にすると共に、この断面積が
大きくなった分、通路長さを長くして音の成分が十分に
減衰し得るイナータンスmが得られる長さに設定される
理想的な一例としては内径が0.9 mm、長さが3鰭
程度のベイパー逃し孔5に対して、ベイパー逃し孔5の
通路断面積に対して5〜6倍程度の通路断面積で、長さ
が25龍程度のベイパー逃し延長通路7を構成して、十
分に音の成分を減衰させると共にベイパーの排出性を高
い状態に維持することが望ましい。なお、ベイパー逃し
延長通路7はポンプ周辺の環境を考慮して上記の要件を
満たす通路断面積1通路長さを選定すれば良い。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明装置の第1実施例を示すもの
であり、第1図は燃料ポンプ本体の縦断面図、第2図は
第1図に示した燃料ポンプ本体の底面図、第3図は燃料
ポンプ本体にクッションゴムを装着した状態を示す一部
′4811!Ir面図、第4図は第3図に示したクッシ
ョンゴムを装着した状態での底面図である。第5図及び
第6図は前述の第1実施例の装置と従来装置との比較を
なすために表したインペラー−吹音の特性図であり、第
5図は従来装置、第6図は上記第1実施例のものに係わ
る。第7図は本発明の第2実施例を示す燃料ポンプ本体
の底面図、第8図は第3実施例に係わる底面図、第9図
は第4実施例に係わるポンプハウジング並びにクッショ
ンゴムの部分を示す一部縦断面図、第10図は第5実施
例に係わる一部縦断面図、第11図(al及び第11図
(b)は本発明装置の第6実施例に係わり、第11図(
a)は燃料ポンプ本体の底面図、第11図(blはポン
プハウジング部分の立面図である。第12図は第7実施
例に係り、第12図(alは燃料ポンプ本体の底面図、
第12図(b)は第12図fa)のポンプハウジング部
分の縦断面図である。第13図は第8実施例に係わり、
第13図fa)はポンプハウジング部分の一部縦断面図
、第13図fb)は第13図(a)に使用したカバーの
一部斜視断面図である。第14図は第9実施例に係わる
ポンプハウジングとクッションゴム部分の一部縦断面図
、第15図は第10実施例に係わり第15図[a)はポ
ンプハウジングの底面図、第15図fb)は立面図であ
る。第16図は第11実施例に係わるポンプハウジング
部分の一部縦断面図、第17図は従来装置の全体配置図
、第18図は従来装置の燃料ポンプ本体のポンプハウジ
ング部分を下から見上げた状態を示す一部断面斜視図で
ある。 1・・・燃料タンク、2・・・燃料、3・・・燃料ポン
プ本体、4・・・ポンプ室、5・・・ベイパー逃し孔、
6・・・ポンプハウジング、7・・・ベイバー逃し延長
通路、8・・・溝、9・・・クッションゴム、10・・
・ホルタ、11・・・拡大通路、12・・・吸入口、1
3・・・流路、14・・・インペラー、15・・・羽根
、16・・・モータ出力軸。 17・・・ポンプカバー。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)燃料タンク内に取付けられ該燃料タンク内の燃料
    を前記燃料タンク外部に送り出す燃料ポンプ装置であっ
    て、 インペラーを回転させる回転駆動手段と、 前記インペラーの回転によりその内部の燃料の圧力が高
    められるポンプ室を形成すると共に、前記ポンプ室内で
    発生したベイパーを前記燃料タンクの内部空間に排出す
    るためのベイパー逃し孔が形成されたポンプハウジング
    と、 前記ベイパー逃し孔に接続され、その一端が前記燃料タ
    ンクの内部空間に開口した、前記インペラーの回転に伴
    なって生じ、前記ベイパー逃し孔から放出されるベイパ
    ーならびに燃料に含まれる脈動成分を前記ベイパー逃し
    孔と共に減衰させるベイパー逃し延長通路と を備えることを特徴とする燃料ポンプ装置。
  2. (2)前記ベイパー逃し孔と前記ベイパー逃し延長通路
    との合計の通路長さが実質15mm以上となることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の燃料ポンプ装置。
  3. (3)前記ベイパー逃し延長通路は前記ポンプハウジン
    グの外側表面に形成された溝と、該溝の前記ポンプハウ
    ジング面に沿った開口面を覆う被覆部材とから構成され
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記
    載の燃料ポンプ装置。
  4. (4)前記溝は円弧状の溝に形成されていることを特徴
    とする特許請求の範囲第3項記載の燃料ポンプ装置。
  5. (5)前記円弧状の溝は前記インペラーの回転方向に沿
    った方向に前記ベイパー逃し孔との接続部から前記燃料
    タンクの内部空間への開口へと形成されていることを特
    徴とする特許請求の範囲第4項記載の燃料ポンプ装置。
  6. (6)前記ベイパー逃し延長通路は前記ベイパー逃し孔
    が収容されるよう前記ポンプハウジングの外側表面に設
    けられたカバーに形成された溝と、前記ポンプハウジン
    グの外側表面とにより構成されることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項又は第2項記載の燃料ポンプ装置。
  7. (7)前記溝は円弧状の溝に形成されていることを特徴
    とする特許請求の範囲第6項記載の燃料ポンプ装置。
  8. (8)前記円弧状の溝は前記インペラーの回転方向に沿
    った方向に前記ベイパー逃し孔との接続部から前記燃料
    タンクの内部空間への開口へと形成されていることを特
    徴とする特許請求の範囲第7項記載の燃料ポンプ装置。
  9. (9)前記ベイパー逃し延長通路は前記ベイパー逃し孔
    を収容して前記ポンプハウジングに固定されるパイプか
    らなることを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2
    項記載の燃料ポンプ装置。
  10. (10)前記ベイパー逃し延長通路は前記ポンプハウジ
    ングの外側表面に接触して配設されるクッションゴムに
    形成された、クッションゴムを貫通する孔からなること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記載の燃
    料ポンプ装置。
JP11703686A 1985-08-10 1986-05-20 燃料ポンプ装置 Granted JPS62121891A (ja)

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JP60-176244 1985-08-10
JP17624485 1985-08-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63147591U (ja) * 1987-03-20 1988-09-28
JPH01305193A (ja) * 1988-06-01 1989-12-08 Mitsubishi Electric Corp 流体ポンプ装置
JPH0281779A (ja) * 1988-09-14 1990-03-22 Suzuki Motor Co Ltd 自動2輪車の収納室構造
JP2007315255A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Toyota Industries Corp 燃料供給システム

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