JPS62121814A - 多気筒内燃機関の動弁装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ０発明の目的 （１１産業上の利用分野 本発明は、機関の回転に同期して回転駆動されるカムシ
ャフトに、各気筒毎に配設された一対の吸気弁あるいは
排気弁に対応してカムが一体化され、ロッカシャフトに
は、前記カムの回転動作に応じて前記吸気弁あるいは排
気弁を開閉駆動するためのロッカアームが枢支される多
気筒内燃機関の動弁装置に関する。

（２）従来の技術 従来、１気筒について複数の吸気弁あるいは排気弁が配
設された内燃機関において、低速運転時に一部の吸気弁
あるいは排気弁を休止させるようにしたものが、たとえ
ば特開昭５９−２２６２１６号公報で開示されている。

（３）発明が解決しようとする問題点 ところで、多気筒内燃機関において、多気筒のうちの特
定気筒の仕事を実質的に無効にすべくその特定気筒の吸
気弁あるいは排気弁の開閉作動を休止させることができ
れば、機関の低速運転時に特定気筒の吸気弁あるいは排
気弁の作動を休止することにより、燃費の低減を図るこ
とができるが、従来、そのような問題を解決するにあた
って満足すべき装置が得られていなかった。

（３）発明が解決しようとする問題点 本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、比較
的簡単な構成により特定気筒の吸気弁あるいは排気弁の
作動を休止させるようにして燃費の低減を図るとともに
、低速運転および高速運転にそれぞれ対応したタイミン
グおよびリフト量で吸気弁あるいは排気弁を駆動するよ
うにした多気筒内燃機関の動弁装置を提供することを目
的とする。

Ｂ６発明の構成 （１）問題点を解決するための手段 本発明によれば、特定気筒でのカムシャフトには、カム
と、該カムのベース円に対応する真円状である第１およ
び第２隆起部とが設けられ、ロッカシャフトには、前記
カムに摺接する第１０フカアームと、前記両吸気弁ある
いは排気弁にそれぞれ個別に当接されるとともに第１お
よび第２・隆起部にそれぞれ個別に摺接する第２および
第３０フカアームとが枢支され、相互に隣接するロッカ
アーム間には、両者間の連結および連結解除を切換え可
能な連結切換手段がそれぞれ設けられる。

（２）作　用 各ロッカアーム間を連結すると、カムによって作動する
第１ロッカアームに追随して第２および第３ロッカアー
ムが作動し、両吸気弁あるいは再排気弁はカムによって
定まるタイミングおよびリフト量で開閉作動する。また
第１および第２ロッカアーム間、ならびに第１および第
３０フカアーム間の連結を解除すると、第２および第３
０フカアームは揺動せず、したがって両吸気弁あるいは
再排気弁は休止したままである。

（３）実施例 以下、図面により本発明の実施例について説明すると、
先ず本発明の一実施例を示す第１図および第２図におい
て、多気筒内燃機関の各気筒には一対の吸気弁１ａ、ｌ
ｂが配設されており、それらの吸気弁１ａ、ｌｂは、機
関の回転に同期して２の回転比で駆動されるカムシャフ
ト２に一体的に設けられたカム５によって開閉駆動され
る。しかも特定気筒では、カム５に隣接して真円状の第
１および第２隆起部３ａ、３ｂがカムシャフト２に一体
化されており、機関の低速運転時には雨降起部３ａ、、
３ｂの働きにより両吸気弁１ａ、ｌｂの作動が休止され
る。

以下、前記特定気筒における動弁装置の構成についての
み述べることにする。

カムシャフト２は機関本体の上方で回転自在に配設され
ており、カム５は両吸気弁１ａ、ｌｂの中間に対応する
位置でカムシャフト２に一体的に設けられる。また第１
および第２隆起部３ａ、３ｂはカム５の両側に配置され
る。しかもカム５はベース円５ｂから半径方向外方に突
出した高位部５ａを有するものであり、第１および第２
隆起部３ａ、３ｂは前記ベース円５ｂに対応した真円状
に形成される。

ロッカシャフト６は、カムシャフト２よりも下方で固定
配置される。このロッカシャフト６には、カム５に対応
する第１０ンカアーム７と、第１および第２隆起部３ａ
、３ｂに対応する第２および第３０ンカアーム８ａ、８
ｂとが枢支され、各ロッカアーム？、８ａ、８ｂの上部
には、カム５ならびに第１および第２隆起部３ａ、３ｂ
に摺接するカムスリッパ１０．ｌｌａ、ｌｌｂがそれぞ
れ設けられる。また第２および第３０フカアーム８ａ、
９ｂは各吸気弁１ａ、ｌｂの上方に延び、それらの先端
には、各吸気弁１ａ、ｊｂの上端に当接し得るタペット
ねし１２．１３が進退自在に螺着される。

一方、両吸気弁１ａ、ｌｂの上部には鍔部１４１５が設
けられており、これらの鍔部１４．１５と機関本体との
間には、吸気弁１ａ、ｌｂを囲繞する弁ばね１６，１７
が介装されており、弁ばね１６．１７により各吸気弁１
ａ、ｌｂは上方すなわち閉弁方向にけて付勢される。

第３図において、第１０フカアーム７の端部下面には、
押圧手段として有底円筒状のりフタ１９が当接されてお
り、このリフタ１９は機関本体との間に介装したりフタ
ばね２０により上方に付勢される。これにより第１ロッ
カアーム７のカムスリッパ１０はカム５に常時弾発的に
摺接される。

しかもリフタばね２０のばね力は比較的弱く設定されて
いる。

第４゛図において、各ロッカアーム？、８ａ、８ｂは相
互に摺接されており、第１および第２ロッカアーム７．
８ａ間には連結切換手段２１ａが設けられ、第１および
第３ロッカアーム７．８ｂ間には前記連結切換手段２１
ａと基本的に同一構造の連結切換手段２１ｂが設けられ
る。

連結切換手段２１ａは、第１および第２ロッカアーム７
．８ａを連結する位置およびその連結を解除する位置間
で移動可能なピストン２３と、そのピストン２３の移動
を規制するストッパ２４と、ピストン２３を連結解除位
置側に移動させるべ（ストッパ２４を付勢するばね２５
とを備える。

第１ロッカアーム７には、第２０フカアーム８ａ側に向
けて開放するとともに、ロッカシャフト６と平行な第１
ガイド穴２６が穿設されており、この第１ガイド穴２６
の閉塞端側には段部２７を介して小径部２８が設けられ
る。第１ガイド穴２６にはピストン２３が摺合されてお
り、このピストン２３と第１ガイド穴２６の閉塞端との
間に油圧室２９が画成される。

第１ロッカアーム７には、油圧室２９に連通する油路３
０が穿設され、ロッカシャフト６内には油圧供給源（図
示せず）に通じる油路３１が穿設される。さらに両袖路
３０．３１は、ロッカシャフト６の側壁に穿設された連
通孔３２を介して、第１ロッカアーム７の揺動状態に拘
らず常時連通する。

第２ロッカアーム８ａには、第１ガイド穴２６に対応し
て、第１ロッカアーム７側に向けて開放した第２ガイド
穴３５が穿設されており、この第２ガイド穴３５に円板
状のストッパ２４が摺合される。第２ガイド穴３５の閉
塞端側には規制段部３６を介して小径部３７が設けられ
、また前記閉塞端には小径部３７と同軸の挿通孔３８が
穿設される。しかもストッパ２４に同軸かつ一体的に設
けられた案内棒３９が挿通孔３８に挿通される。

さらに、ストッパ２４と第２ガイド穴３５の閉塞端との
間には案内棒３９を囲繞するコイル状のばね２５が介装
される。

ピストン２３の軸方向長さは、その一端が段部２７に当
接したときに、その他端が第１および第２０ンカアーム
７，８ａ間に位置するように、またストッパ２４を規制
段部３６に当接させるまで第２ガイド穴３５内に入り込
んだときに、一端が第１ガイド穴２６内に残るように設
定される。

連結切換手段２１ｂは、前記連結切換手段２１ｂと同様
に構成されているので、その構造についての詳細な説明
を省略するが、再連結切換手段２Ｉａ、２１ｂは油路３
１を共通としている。したがって、再連結切換手段２１
ａ、２１ｂは、その連結および連結解除間の切換作動を
同時に行う。

次にこの実施例の作用について説明すると、機関の低速
運転時には、第４図で示すように、連結切換手段２１ａ
、２１ｂによって第１および第２ロッカアーム７．８ａ
間、ならびに第１および第３ロッカアーム７．８ｂ間の
連結状態を解除する。

すなわち、油圧室２９の油圧を解放すると、ストッパ２
４がばね２５のばね力により第１ロッカアーム７側に移
動し、ピストン２３は段部２７に当接するまで後退せし
められる。この状態でピストン２３およびストッパ２４
の当接面は、第１および第２ロッカアーム７．８ａの摺
接面、ならびに第１および第３ロッカアーム７．８ｂの
摺接面に対応する位置にあり、したがって第１．第２お
よび第３ロッカアーム７．３ａ、ｓｂは相互に摺接して
相対角変位可能な状態にある。

このような連結解除状態にあっては、第１および第２隆
起部３ａ、３ｂに摺接している第２および第３ロッカア
ーム８ａ、８ｂが、第１および第２隆起部３ａ、３ｂが
真円状であることから揺動せず、両吸気弁１ａ、ｌｂは
閉弁したままである。

この際、第１０フカアーム７はカム５の回転に応じて揺
動するが、この揺動動作は両吸気弁１ａ。

ｂの作動に影響を及ぼさない。しかも第１０ツカ７−ム
７はリフタばね２０の比較的弱いばね力によりカム５に
摺接しているだけであるので、動弁系の摩損損失が低く
抑えられる。

このようにして、機関の低速運転時には、特定気筒の吸
気弁１ａ、　　２ｂがその作動を休止して閉弁したまま
であるので、燃費の低減が図られる。

機関の高速運転に際しては、連結切換手段２１ａ、２１
ｂにより、第４図で示すように、第１および第２ロッカ
アーム７．８ａ、ならびに第１および第３ロッカアーム
７．８ｂが連結される。すなわち油圧室２９に油圧が供
給されることにより、ピストン２３はばね２５のばね力
に抗してストッパ２４を押圧しながら第２ガイド穴３５
内に嵌太し、ストッパ２４が規制段部３６に押付けられ
る。

この状態で第１．第２および第３ロッカアーム７゜８ａ
、８ｂは相対回動を阻止され、一体向に揺動する。

この連結状態では、カム５に摺接した第１ロッカアーム
７の揺動動作に追随して第２および第３ロッカアーム８
ａ、８ｂが揺動し、両吸気弁１ａ。

ｌｂがカム５で定まるタイミングおよびリフト量で開閉
作動する。

第６図は本発明の他の実施例を示すものであり、第１お
よび第２隆起部３ａ、３ｂが相互に隣接して配置され、
それに応じて第２および第３ロッカアーム８ａ、８ｂも
相互に隣接して配置される。

また第１隆起部３ａおよび第２ロッカアーム８ａに隣接
して、カム５および第１ロッカアーム７がそれぞれ配置
されており、第２および第３ロッカアーム８ａ、８ｂ間
、ならびに第２および第１０フカアーム７．８ａ間は、
連結および連結解除をそれぞれ切換可能である。

この実施例によっても前述の実施例と同様の作用、効果
を得ることができる。

以上の実施例では、一対の吸気弁１ａ、ｌｂに関する動
弁装置について述べたが、本発明は一対の排気弁に関連
して実施することも可能である。

Ｃ１発明の効果 以上のように本発明によれば、一対の吸気弁あるいは排
気弁を駆動するための第２および第３ロッカアームと、
第１ロッカアームとを、連結切換手段によって相互に隣
接するロッカアーム間の連結および連結解除を切換可能
とし、第１０フカアームをカムに摺接させ、第２および
第３ロッカアームを、カムのベース円に対応する真円状
の第１および第２隆起部に摺接させたので、機関の低速
運転時に、第１ロッカアームと、第２および第３ロッカ
アームとの連結を解除することにより、特定気筒での両
吸気弁あるいは排気弁の作動を休止させて燃費の低減を
図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第５図は本発明の一実施例を示すものであり、
第１図は縦断側面図であって第２図のＩ−Ｉ線断面図、
第２図は第１図の平面図、第３図は第２図のｍ−ｍ断面
図、第４図は連結解除状態を示すための第１図ｍＶ−Ｉ
Ｖ線断面図、第５図は連結状態の第４図に対応した断面
図、第６図は本発明の他の実施例の第２図に対応した平
面図である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）機関の回転に同期して回転駆動されるカムシャフ
   トに、各気筒毎に配設された一対の吸気弁あるいは排気
   弁に対応してカムが一体化され、ロッカシャフトには、
   前記カムの回転動作に応じて前記吸気弁あるいは排気弁
   を開閉駆動するためのロッカアームが枢支される多気筒
   内燃機関の動弁装置において、特定気筒での前記カムシ
   ャフトには、カムと、該カムのベース円に対応する真円
   状である第１および第２隆起部とが設けられ、前記ロッ
   カシャフトには、前記カムに摺接する第１ロッカアーム
   と、前記両吸気弁あるいは排気弁にそれぞれ個別に当接
   されるとともに第１および第２隆起部にそれぞれ個別に
   摺接する第２および第３ロッカアームとが枢支され、相
   互に隣接するロッカアーム間には、両者間の連結および
   連結解除を切換え可能な連結切換手段がそれぞれ設けら
   れることを特徴とする多気筒内燃機関の動弁装置。
2. （２）前記第１ロッカアームには、カムに向けて弾発付
   勢するための押圧手段が当接されることを特徴とする特
   許請求の範囲第（１）項記載の多気筒内燃機関の動弁装
   置。