JPS6212071Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、アコーデオンドアの閉扉時にアコー
デオンドアの下縁と床面の間に残る隙間を密封す
るための下部密封装置に関するもので、極めて簡
単な構造で、しかも確実に作動してアコーデオン
ドアの下縁と床面との間の隙間を密封する下部密
封装置を提供しようとするものである。

本考案による下部密封装置は、アコーデオンド
ア本体の固定端の下に、アコーデオンドア本体の
下縁と床面との間の隙間を密封するに足る垂直巾
をもつ帯片を収納する部分を設け、この帯片の自
由端をアコーデオンドアの移動端の下りとりつけ
て、アコーデオンドアの閉扉操作に従つて該帯片
が該収納部からとり出されて、アコーデオンドア
本体下縁と床面との間を塞ぐようにしたことを特
徴とするものであを。

以下、図示の実施例を参照して本考案を詳細に
説明する。

第１図および第２図は本考案の一実施例を示
し、図中、１はアコーデオンドアの支持レール、
２はアコーデオンドア本体、３は該支持レールに
沿つて移動するアコーデオンドア支持ローラ、
４，５，６はアコーデオンドアの本体の伸縮枠体
を構成している水平伸縮蝶番、７は該蝶番の外側
の枢軸を連結している垂直ロツド、８は上記の水
平伸縮蝶番と垂直ロツドによつて構成されている
「かご」形の伸縮枠体の上に張設された表面材を
示す。

本考案によれば、アコーデオンドア本体２の固
定端すなわち固定柱体９の下に、アコーデオンド
ア本体の下縁と床面との間の隙間を密封するに足
る垂直巾を１つ帯片１０を収納する箱体１１が設
けられ、この帯片１０の自由端はアコーデオンド
アの移動端すなわち移動柱体１２の下りとりつけ
られた箱体１３の中に入れられ止具１４によつて
該箱体１３に固定される。該帯片１０は、例えば
ロールブラインドの形式につくられ、アコーデオ
ンドアの開扉時には箱体１１の中に収納されてい
て、閉扉操作により移動柱体１２が閉扉位置に移
動するに従つて、箱体１１から取出されて、アコ
ーデオン本体２の下縁と床面との間を塞ぐ。

第３図は本考案の変型を示すもので、図中、１
５は上記と同様の帯片を示す。この実施例におい
ては、帯片１５はロールブラインドの形式のもの
ではなく、折畳み可能の帯片より成り、これは、
アコーデオンドアの固定柱体の下にとりつけられ
た枠体１６の中に折畳み状態で収納され、且つそ
の自由端はアコーデオンドアの移動柱体の下にと
りつけられた枠体１７の中に固定されている。

この実施例においても、アコーデオンドアの閉
扉操作に伴つて、帯片１５は枠体１６の中から引
出されてアコーデオンドアの下部を密封し、ま
た、閉扉操作に従つて、枠体１６の中に折りたた
まれる。

このようにして、本考案による下部密封装置
は、アコーデオンドア閉扉時に、アコーデオンド
アの下部を完全に密封し、遮音或いは断熱効果を
達成する。然して、この下部密封装置は、簡単な
構造で安価に製造でき、本体とは別個に下部密封
装置だけを単独で製造することが可能で、しか
も、既存のアコーデオンドアに容易に後付けでき
る。また、この装置は、ある程度の長さまでは一
種類の下部密封装置で対応できて、アコーデオン
ドアの長さにより、それぞれ別々の下部密封装置
をつくるという煩雑さを避けることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る下部密封装置を備えたア
コーデオンドアを示す一部欠切正面図、第２図は
第１図に示す下部密封装置の平面図、第３図は下
部密封装置の変型を示す平面図である。 １……支持レール、２……アコーデオンドア本
体、３……支持ローラ、４，５，６……水平伸縮
蝶番、７……垂直ロツド、８……表面材、９……
固定柱体、１０……帯片、１１……箱体、１２…
…移動柱体、１３……箱体、１４……止具、１５
……帯片、１６……枠体、１７……枠体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. アコーデオンドアの閉扉時にアコーデオンドア
   本体の下縁と床面との間に残る隙間を密封する下
   部密封装置において、アコーデオンドア本体の固
   定端の下に、アコーデオンドア本体の下縁と床面
   との間の隙間を密封するに足る垂直巾をもつ帯片
   を収納する部分を設け、この帯片の自由端をアコ
   ーデオンドアの移動端の下にとりつけて、アコー
   デオンドアの閉扉操作に従つて該帯片が該収納部
   からとり出されて、アコーデオンドア本体下縁と
   床面との間を塞ぐようにしたことを特徴とするア
   コーデオンドアの下部密封装置。