JPS6212054Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6212054Y2 JPS6212054Y2 JP19841882U JP19841882U JPS6212054Y2 JP S6212054 Y2 JPS6212054 Y2 JP S6212054Y2 JP 19841882 U JP19841882 U JP 19841882U JP 19841882 U JP19841882 U JP 19841882U JP S6212054 Y2 JPS6212054 Y2 JP S6212054Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sliding door
- guide member
- guide groove
- hanging
- guide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims description 15
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 5
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 5
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 3
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 4
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 3
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 3
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
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- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
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- 238000000638 solvent extraction Methods 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Support Devices For Sliding Doors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は引戸でありながら、閉じ状態において
外観が美麗な面一状態に戸を位置させることがで
きるようにした引戸装置に関し、詳しくは、引戸
吊下支持用の左右一対の転輪を設けると共に、引
戸を前記転輪に接続する一対の吊下軸を戸面に沿
う方向に移動させるための主ガイド溝、及び、前
記吊下軸を全閉位置と全閉直前位置とに亘つて戸
面に垂直な分方向を有する方向に移動させるため
の補助ガイド溝夫々を、前記転輪を載置支持する
ガイド部材に形成して、引戸を、その閉じ状態に
おいて、それに隣る引戸に面一あるいはそれに近
い状態で連ねることができるように構成すると共
に、前記主ガイド溝及び補助ガイド溝に連通する
転輪挿脱用切欠きを、前記ガイド部材に形成し、
前記吊下軸が前記転輪挿脱用切欠き側へ移動する
ことを阻止する板状ストツパーを、前記ガイド部
材に取付けたものに関する。
外観が美麗な面一状態に戸を位置させることがで
きるようにした引戸装置に関し、詳しくは、引戸
吊下支持用の左右一対の転輪を設けると共に、引
戸を前記転輪に接続する一対の吊下軸を戸面に沿
う方向に移動させるための主ガイド溝、及び、前
記吊下軸を全閉位置と全閉直前位置とに亘つて戸
面に垂直な分方向を有する方向に移動させるため
の補助ガイド溝夫々を、前記転輪を載置支持する
ガイド部材に形成して、引戸を、その閉じ状態に
おいて、それに隣る引戸に面一あるいはそれに近
い状態で連ねることができるように構成すると共
に、前記主ガイド溝及び補助ガイド溝に連通する
転輪挿脱用切欠きを、前記ガイド部材に形成し、
前記吊下軸が前記転輪挿脱用切欠き側へ移動する
ことを阻止する板状ストツパーを、前記ガイド部
材に取付けたものに関する。
かかる引戸装置は、引戸を転輪によつて吊下支
持させるようにすることによつて、重量大な引戸
をも小さな操作力で軽快に移動させることができ
るものであるが、従来では、ストツパーを、転輪
を載置支持するガイド部材の上面側箇所に位置さ
せるようにしていたため、転輪ガストツパーを乗
越えるように移動することに起因して、引戸が上
下振動を起す不都合があつた。尚、別手段とし
て、ストツパーを、ガイド部材の下面側箇所に位
置させるようにする手段が考えられるが、この場
合、切欠きとガイド溝とを連通する部分のため
に、転輪載置面に凹部が形成されることになり、
その結果、この場合においても、引戸が上下振動
を起すものとなる。
持させるようにすることによつて、重量大な引戸
をも小さな操作力で軽快に移動させることができ
るものであるが、従来では、ストツパーを、転輪
を載置支持するガイド部材の上面側箇所に位置さ
せるようにしていたため、転輪ガストツパーを乗
越えるように移動することに起因して、引戸が上
下振動を起す不都合があつた。尚、別手段とし
て、ストツパーを、ガイド部材の下面側箇所に位
置させるようにする手段が考えられるが、この場
合、切欠きとガイド溝とを連通する部分のため
に、転輪載置面に凹部が形成されることになり、
その結果、この場合においても、引戸が上下振動
を起すものとなる。
本考案は、上記実状に鑑みて為されたものであ
つて、その目的は、簡単な改造によつて、引戸の
開閉移動を円滑に行なわせることができるように
する点にある。
つて、その目的は、簡単な改造によつて、引戸の
開閉移動を円滑に行なわせることができるように
する点にある。
本考案の特徴構成は、冒記引戸装置において、
前記板状ストツパーを、前記ガイド部材の下面側
箇所に位置させると共に、前記ガイド部材の転輪
載置面を平坦面状にするように、前記転輪挿脱用
切欠きと主ガイド溝及び補助ガイド溝とを連通す
る連通部分に係合する突条体を、前記板状ストツ
パーに備えさせた点にある。
前記板状ストツパーを、前記ガイド部材の下面側
箇所に位置させると共に、前記ガイド部材の転輪
載置面を平坦面状にするように、前記転輪挿脱用
切欠きと主ガイド溝及び補助ガイド溝とを連通す
る連通部分に係合する突条体を、前記板状ストツ
パーに備えさせた点にある。
次に、本案特徴構成による作用効果を述べる。
すなわち、ガイド部材の上面側箇所にストツパ
ーが無いようにすると共に、ストツパーに備えさ
せた突条体によつて転輪載置面を平坦面状にする
ようにしてあるから、転輪が切欠きとガイド溝と
の連通部分を移動する時に上下動することを抑制
させて、引戸が上下振動することを回避させるこ
とができるようになつたのであり、もつて、全体
として、引戸を円滑に開閉移動させることができ
て一層良好に使用できる引戸装置を得るに至つ
た。
ーが無いようにすると共に、ストツパーに備えさ
せた突条体によつて転輪載置面を平坦面状にする
ようにしてあるから、転輪が切欠きとガイド溝と
の連通部分を移動する時に上下動することを抑制
させて、引戸が上下振動することを回避させるこ
とができるようになつたのであり、もつて、全体
として、引戸を円滑に開閉移動させることができ
て一層良好に使用できる引戸装置を得るに至つ
た。
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図乃至第3図に示すように、家屋における
収納室の入口を閉じる左右一対の引戸1A,1B
を、閉じ状態において互いに面一あるいはそれに
近い状態で連ねるように、且つ、開き状態におい
て他方の引戸の前方側箇所へ移動させるように設
けてあり、以下、引戸取付構造を、右方の引戸1
Bについて詳述する。
収納室の入口を閉じる左右一対の引戸1A,1B
を、閉じ状態において互いに面一あるいはそれに
近い状態で連ねるように、且つ、開き状態におい
て他方の引戸の前方側箇所へ移動させるように設
けてあり、以下、引戸取付構造を、右方の引戸1
Bについて詳述する。
引戸取付用の上枠2、及び下枠3を設けると共
に、それら枠2,3の両横端部同志を接続する縦
枠4、及び、上下枠2,3の左右中央部同志を接
続する補助縦枠5を、上下枠2,3の夫々にビス
止めする接続具6に差込み連結してある。前記上
枠2を構成するに、第5図及び第6図に示すよう
に、横断面形状逆U字状の第1ガイド溝形成部材
2Aと水平面に沿う板状の第2ガイド溝形成部材
2Bとを設け、そして、両部材2A,2Bの間
に、引戸1Bを戸面に沿う方向に移動させるため
の直線状主ガイド溝7を形成すると共に、第2ガ
イド溝形成部材2Bに、引戸1Bを全閉位置と全
閉直前位置とに亘つて戸面に垂直な分方向を有す
る方向に移動させるための左右一対の補助ガイド
溝8a,8bを形成してある。
に、それら枠2,3の両横端部同志を接続する縦
枠4、及び、上下枠2,3の左右中央部同志を接
続する補助縦枠5を、上下枠2,3の夫々にビス
止めする接続具6に差込み連結してある。前記上
枠2を構成するに、第5図及び第6図に示すよう
に、横断面形状逆U字状の第1ガイド溝形成部材
2Aと水平面に沿う板状の第2ガイド溝形成部材
2Bとを設け、そして、両部材2A,2Bの間
に、引戸1Bを戸面に沿う方向に移動させるため
の直線状主ガイド溝7を形成すると共に、第2ガ
イド溝形成部材2Bに、引戸1Bを全閉位置と全
閉直前位置とに亘つて戸面に垂直な分方向を有す
る方向に移動させるための左右一対の補助ガイド
溝8a,8bを形成してある。
引戸1Aの両端側夫々に転輪支持用ブラケツト
9a,9b取付けると共に、前記上枠2に載置支
持される左右一対の引戸吊下支持用転輪10a,
10bを、前記ブラケツト9a,9bに立設した
吊下軸11a,11bに、軸心周りで回転自在に
外嵌させ、且つ、転輪抜止め用ピン12を、吊下
軸11a,11bに貫通止着させてある。そし
て、吊下軸11a,11bを、前記主ガイド溝7
及び補助ガイド溝8a,8b内に挿通させると共
に、前記吊下軸11a,11bに外嵌する転輪枢
支体13a,13b夫々に、前記主ガイド溝7及
び補助ガイド溝8a,8b内に突入する転輪向き
規制用の一対の棒状部材14a,14bを連設
し、もつて、重量大な引戸1Bをも円滑に移動さ
せることができるように、引戸1Bを転輪10
a,10bによつて吊下げ支持し、しかも、引戸
1Bの移動方向を、吊下軸11a,11b及び棒
状部材14a,14bを主ガイド溝7及び補助ガ
イド溝8a,8bにて案内することによつて規制
できるようにしてある。
9a,9b取付けると共に、前記上枠2に載置支
持される左右一対の引戸吊下支持用転輪10a,
10bを、前記ブラケツト9a,9bに立設した
吊下軸11a,11bに、軸心周りで回転自在に
外嵌させ、且つ、転輪抜止め用ピン12を、吊下
軸11a,11bに貫通止着させてある。そし
て、吊下軸11a,11bを、前記主ガイド溝7
及び補助ガイド溝8a,8b内に挿通させると共
に、前記吊下軸11a,11bに外嵌する転輪枢
支体13a,13b夫々に、前記主ガイド溝7及
び補助ガイド溝8a,8b内に突入する転輪向き
規制用の一対の棒状部材14a,14bを連設
し、もつて、重量大な引戸1Bをも円滑に移動さ
せることができるように、引戸1Bを転輪10
a,10bによつて吊下げ支持し、しかも、引戸
1Bの移動方向を、吊下軸11a,11b及び棒
状部材14a,14bを主ガイド溝7及び補助ガ
イド溝8a,8bにて案内することによつて規制
できるようにしてある。
第5図乃至第7図に示すように、前記引戸1B
の両端部側に位置する吊下軸11a,11b及び
棒状部材14a,14b夫々における他の引戸側
に位置する第1吊下軸11a、第1棒状部材14
a〔以下それらを第1引戸吊下部材と総称する〕
に対する案内部材15を、上枠2の下面側に位置
させた状態で支軸16周りで揺動自在に枢支し
て、前記第1引戸吊下部材11a,14aを主ガ
イド溝7から左方の補助ガイド溝8a内に受止め
案内するよう主ガイド溝7内に突出する第1姿勢
と補助ガイド溝8aの入口を閉じるよう補助ガイ
ド溝8a側へ引退する第2姿勢とに切換揺動でき
るように、且つ、前記第1吊下部材11a,14
aの補助ガイド溝8aに対する退出及び突入に伴
つて押圧切換操作されるように構成し、もつて、
引戸1Bの閉じ操作に伴う第1吊下部材11a,
14aの補助ガイド溝8a内への突入を確実に行
なわせることができるようにし、しかも、引戸1
Bの閉じ状態において、他の引戸1Aの吊下部材
が不必要に補助ガイド溝8a内に突入することを
抑制させるようにしてある。
の両端部側に位置する吊下軸11a,11b及び
棒状部材14a,14b夫々における他の引戸側
に位置する第1吊下軸11a、第1棒状部材14
a〔以下それらを第1引戸吊下部材と総称する〕
に対する案内部材15を、上枠2の下面側に位置
させた状態で支軸16周りで揺動自在に枢支し
て、前記第1引戸吊下部材11a,14aを主ガ
イド溝7から左方の補助ガイド溝8a内に受止め
案内するよう主ガイド溝7内に突出する第1姿勢
と補助ガイド溝8aの入口を閉じるよう補助ガイ
ド溝8a側へ引退する第2姿勢とに切換揺動でき
るように、且つ、前記第1吊下部材11a,14
aの補助ガイド溝8aに対する退出及び突入に伴
つて押圧切換操作されるように構成し、もつて、
引戸1Bの閉じ操作に伴う第1吊下部材11a,
14aの補助ガイド溝8a内への突入を確実に行
なわせることができるようにし、しかも、引戸1
Bの閉じ状態において、他の引戸1Aの吊下部材
が不必要に補助ガイド溝8a内に突入することを
抑制させるようにしてある。
又、前記案内部材15を第1、第2姿勢の夫々
において安定保持するための円弧状突張スプリン
グ17を設けると共に、案内部材15の揺動範囲
を接当規制するゴム等の弾性ストツパー18,1
8を設けて、案内部材15の不測な姿勢変更が行
なわれないように、且つ、案内部材15の姿勢変
更に伴つて騒音が発生しないように構成してあ
る。但し、前記スプリング17を構成するに、そ
の両端部夫々を円弧内方側に屈曲させて、取付用
環状部17a,17aを備えさせるようにしてあ
り、例えば、両端部夫々を円弧外方側に屈曲させ
て、取付用環状部を備えさせるようにするに較べ
て、疲労破損を抑制できるようにしてある。又、
図中19は、突張スプリング17の装着部を覆う
カバー体である。
において安定保持するための円弧状突張スプリン
グ17を設けると共に、案内部材15の揺動範囲
を接当規制するゴム等の弾性ストツパー18,1
8を設けて、案内部材15の不測な姿勢変更が行
なわれないように、且つ、案内部材15の姿勢変
更に伴つて騒音が発生しないように構成してあ
る。但し、前記スプリング17を構成するに、そ
の両端部夫々を円弧内方側に屈曲させて、取付用
環状部17a,17aを備えさせるようにしてあ
り、例えば、両端部夫々を円弧外方側に屈曲させ
て、取付用環状部を備えさせるようにするに較べ
て、疲労破損を抑制できるようにしてある。又、
図中19は、突張スプリング17の装着部を覆う
カバー体である。
前記引戸1Bの両横端部側に位置する吊下軸1
1a,11b及び棒状部材14a,14b夫々に
おける他の引戸1Aから遠い側に位置する第2吊
下軸11b、第2棒状部材14b〔以下それらを
第2引戸吊下部材と総称する〕が引戸閉じ操作に
伴つて前記案内部材15を第1姿勢に切換えるよ
うに接当自在な円盤状部材20を、案内部材15
の上下両面夫々にビス止めされる板状押え21,
21によつて案内部材15から外れることを規制
した状態で、案内部材15の凹部22に、主ガイ
ド溝7に対する遠近方向に移動自在に係入すると
共に、案内部材15の第2姿勢において、前記主
ガイド溝7に突入する円盤状部材20が他の引戸
1Aの吊下部材にて主ガイド溝7から退避する側
へ押圧移動させることを許容するように弾性支持
する線状スプリング23を設け、もつて、引戸1
Bの開き側への移動ストロークを、第2吊下部材
11b,14bが案内部材15を第2姿勢に接当
押圧する大きなストロークにして、収納室の入口
を大きく開くことができるようにしてある。
1a,11b及び棒状部材14a,14b夫々に
おける他の引戸1Aから遠い側に位置する第2吊
下軸11b、第2棒状部材14b〔以下それらを
第2引戸吊下部材と総称する〕が引戸閉じ操作に
伴つて前記案内部材15を第1姿勢に切換えるよ
うに接当自在な円盤状部材20を、案内部材15
の上下両面夫々にビス止めされる板状押え21,
21によつて案内部材15から外れることを規制
した状態で、案内部材15の凹部22に、主ガイ
ド溝7に対する遠近方向に移動自在に係入すると
共に、案内部材15の第2姿勢において、前記主
ガイド溝7に突入する円盤状部材20が他の引戸
1Aの吊下部材にて主ガイド溝7から退避する側
へ押圧移動させることを許容するように弾性支持
する線状スプリング23を設け、もつて、引戸1
Bの開き側への移動ストロークを、第2吊下部材
11b,14bが案内部材15を第2姿勢に接当
押圧する大きなストロークにして、収納室の入口
を大きく開くことができるようにしてある。
第1図,第2図及び、第4図に示すように、前
記引戸1の下部に対するガイド部材24を、支軸
25周りで揺動自在に取付け、ガイド部材24の
先端ガイド作用部分24aに係止案内される被案
内レール26を、引戸1の下部に係入着し、引戸
1の全閉位置から全閉直前位置にわたる移動に伴
つてガイド部材24が後方位置から前方位置に切
換揺動されるように構成し、又、ガイド部材24
を前方位置及び後方位置の夫々において安定保持
するための線状突張りスプリング27を設けると
共に、ガイド部材24の位置規制用のゴム等の弾
性ストツパー28を設けてある。そして、ガイド
作用部分24aを、上面視において長方形や惰円
形等の細長い形状に形成し、被案内レール26の
大部分を、ガイド作用部分24aの横巾に近い溝
巾に形成し、且つ、被案内レール26の端部のう
ち引戸全閉状態がわの端部部分26aを、ガイド
作用部分24aの長手方向に沿う寸法に近い直径
のほぼ円形状に形成するとともに、引戸1が全閉
位置近くにある時にはガイド作用部分24aの長
手方向が被案内レール26の長手方向に交差し、
且つ、引戸1が全閉直前位置にある時にはガイド
作用部分24aの長手方向が被案内レール26の
長手方向に向かうように、ガイド部材24の揺動
に伴つてガイド作用部分24aの方向転換が行な
われるように構成し、もつて、引戸1の下部を、
被案内レール26とガイド部材24とによつて、
前後揺動を阻止するよう支持させるように構成し
てある。但し、前記突張りスプリング27を、案
内部材15に対するスプリング17と同じように
構成して、疲労破損を抑制させるようにしてあ
る。又、ガイド部材取付用枠体29を、前記下枠
3の前壁部にボルト止着すると共に、その枠体2
9のボルト挿通孔30を横方向に沿う長孔に形成
して、ガイド部材24の引戸1Bに対する位置を
調整できるようにしてある。さらに、図中31
は、ガイド部材装着部を覆うカバー体である。
記引戸1の下部に対するガイド部材24を、支軸
25周りで揺動自在に取付け、ガイド部材24の
先端ガイド作用部分24aに係止案内される被案
内レール26を、引戸1の下部に係入着し、引戸
1の全閉位置から全閉直前位置にわたる移動に伴
つてガイド部材24が後方位置から前方位置に切
換揺動されるように構成し、又、ガイド部材24
を前方位置及び後方位置の夫々において安定保持
するための線状突張りスプリング27を設けると
共に、ガイド部材24の位置規制用のゴム等の弾
性ストツパー28を設けてある。そして、ガイド
作用部分24aを、上面視において長方形や惰円
形等の細長い形状に形成し、被案内レール26の
大部分を、ガイド作用部分24aの横巾に近い溝
巾に形成し、且つ、被案内レール26の端部のう
ち引戸全閉状態がわの端部部分26aを、ガイド
作用部分24aの長手方向に沿う寸法に近い直径
のほぼ円形状に形成するとともに、引戸1が全閉
位置近くにある時にはガイド作用部分24aの長
手方向が被案内レール26の長手方向に交差し、
且つ、引戸1が全閉直前位置にある時にはガイド
作用部分24aの長手方向が被案内レール26の
長手方向に向かうように、ガイド部材24の揺動
に伴つてガイド作用部分24aの方向転換が行な
われるように構成し、もつて、引戸1の下部を、
被案内レール26とガイド部材24とによつて、
前後揺動を阻止するよう支持させるように構成し
てある。但し、前記突張りスプリング27を、案
内部材15に対するスプリング17と同じように
構成して、疲労破損を抑制させるようにしてあ
る。又、ガイド部材取付用枠体29を、前記下枠
3の前壁部にボルト止着すると共に、その枠体2
9のボルト挿通孔30を横方向に沿う長孔に形成
して、ガイド部材24の引戸1Bに対する位置を
調整できるようにしてある。さらに、図中31
は、ガイド部材装着部を覆うカバー体である。
第2図に示すように、前記縦枠4及び補助縦枠
5の上端部近くを接続する入口上縁部形成用の枠
体32を、縦枠4及び補助縦枠5の夫々にビス止
めした接続具33に、ビス止め止着してある。
又、前記枠体32、下枠3、縦枠4、補助縦枠5
の夫々に、その押出し成形時にシール用パツキン
34の係合溝を備えさせ、もつて、閉じ状態にお
いて、パツキン34を引戸背面に接触させて、収
納室内を密閉することができるようにしてある。
5の上端部近くを接続する入口上縁部形成用の枠
体32を、縦枠4及び補助縦枠5の夫々にビス止
めした接続具33に、ビス止め止着してある。
又、前記枠体32、下枠3、縦枠4、補助縦枠5
の夫々に、その押出し成形時にシール用パツキン
34の係合溝を備えさせ、もつて、閉じ状態にお
いて、パツキン34を引戸背面に接触させて、収
納室内を密閉することができるようにしてある。
第1図及び第3図に示すように、前記補助縦枠
5を、正面視において閉じ状態における相隣る引
戸1A,1Bの対向端部間を閉じる状態で引戸背
部箇所に位置させると共に、引戸1Bの開き側へ
の移動範囲を規制するように前記補助縦枠5に接
当するストツパー35を、引戸1Bの背部にビス
止めしてある。但し、前記補助縦枠5のストツパ
ー接当部分に、ゴム等のクツション体36を備え
させて、騒音発生を抑制してある。
5を、正面視において閉じ状態における相隣る引
戸1A,1Bの対向端部間を閉じる状態で引戸背
部箇所に位置させると共に、引戸1Bの開き側へ
の移動範囲を規制するように前記補助縦枠5に接
当するストツパー35を、引戸1Bの背部にビス
止めしてある。但し、前記補助縦枠5のストツパ
ー接当部分に、ゴム等のクツション体36を備え
させて、騒音発生を抑制してある。
第5図及び第7図に示すように、前記ガイド溝
7,8bに連通する転輪挿脱用切欠き37を、前
記両ガイド溝形成部材2A,2B夫々の端部間に
形成し、前記第2吊下部材11b,14bが前記
切欠き37側へ移動することを阻止する板状スト
ツパー38を、上枠2の下面側箇所に位置させる
状態でビス止めし、そして、前記転輪10bの載
置面を平坦面状にするように、切欠き37とガイ
ド溝7,8bとを連通する連通部分37aに係合
する突条体39を、前記板状ストツパー38に備
えさせるようにしてある。
7,8bに連通する転輪挿脱用切欠き37を、前
記両ガイド溝形成部材2A,2B夫々の端部間に
形成し、前記第2吊下部材11b,14bが前記
切欠き37側へ移動することを阻止する板状スト
ツパー38を、上枠2の下面側箇所に位置させる
状態でビス止めし、そして、前記転輪10bの載
置面を平坦面状にするように、切欠き37とガイ
ド溝7,8bとを連通する連通部分37aに係合
する突条体39を、前記板状ストツパー38に備
えさせるようにしてある。
本考案による引戸装置は、建物の入口開閉、家
具の入口開閉、間仕切等の各種目的に使用でき
る。そして、引戸1Bを、それに隣る引戸1Aの
後方箇所へ開き移動させるようにしてもよい。さ
らに、引戸1A,1Bを2枚並べる他、3枚や4
枚以上多数枚並べるようにしてもよい。
具の入口開閉、間仕切等の各種目的に使用でき
る。そして、引戸1Bを、それに隣る引戸1Aの
後方箇所へ開き移動させるようにしてもよい。さ
らに、引戸1A,1Bを2枚並べる他、3枚や4
枚以上多数枚並べるようにしてもよい。
又、実施例では、転輪10a,10bの向き規
制用棒状部材14a,14bをも主ガイド溝7及
び補助ガイド溝8a,8bに突入させるようにし
たが、吊下軸11a,11bのみを主ガイド溝7
及び補助ガイド溝8a,8b内に挿通させるよう
にしてもよい。そして、その場合、転輪10a,
10bの向きを、その側面との接当により規制す
るガイドを設けると一層良い。但し、転輪10
a,10bを縦軸心周りで回転させない形態で実
施してもよいが、補助ガイド溝8a,8bでの移
動を円滑に行なわせるには、転輪10a,10b
を縦軸心周りで回転させるように設けた方がよい
ことは勿論である。
制用棒状部材14a,14bをも主ガイド溝7及
び補助ガイド溝8a,8bに突入させるようにし
たが、吊下軸11a,11bのみを主ガイド溝7
及び補助ガイド溝8a,8b内に挿通させるよう
にしてもよい。そして、その場合、転輪10a,
10bの向きを、その側面との接当により規制す
るガイドを設けると一層良い。但し、転輪10
a,10bを縦軸心周りで回転させない形態で実
施してもよいが、補助ガイド溝8a,8bでの移
動を円滑に行なわせるには、転輪10a,10b
を縦軸心周りで回転させるように設けた方がよい
ことは勿論である。
又、実施例では、上枠2をガイド部材として例
示したが、例えば、プレス加工にて溝が形成され
る一枚の板体をガイド部材として設ける等、ガイ
ド部材の具体的構成は各種変更可能である。
示したが、例えば、プレス加工にて溝が形成され
る一枚の板体をガイド部材として設ける等、ガイ
ド部材の具体的構成は各種変更可能である。
又、ストツパー37に突条体38を備えさせる
に、一体形成したり、各別形成した突条体38を
溶接あるいは接着させるようにする等、その具体
的手段は各種変更可能である。
に、一体形成したり、各別形成した突条体38を
溶接あるいは接着させるようにする等、その具体
的手段は各種変更可能である。
さらに、転輪挿脱用切欠き37を形成する位置
は、各種変更できるが、実施例で述べた如く、ガ
イド部材2の端部に形成する方が、ガイド部材2
の強度を切欠き形成のために低下させることを回
避できるものとなつてよい。
は、各種変更できるが、実施例で述べた如く、ガ
イド部材2の端部に形成する方が、ガイド部材2
の強度を切欠き形成のために低下させることを回
避できるものとなつてよい。
第1図は引戸装置の正面図、第2図乃至第4図
の夫々は第1図における−、−、−
線矢視図、第5図は上枠及び案内部材の装着部を
示す拡大図、第6図及び第7図の夫々は第5図に
おける−、−線矢視図である。 1A,1B……引戸、2……ガイド部材、7…
…主ガイド溝、8a,8b……補助ガイド溝、1
0a,10b……転輪、11a,11b……吊下
軸、37……転輪挿脱用切欠き、37a……連通
部分、38……ストツパー、39……突条体。
の夫々は第1図における−、−、−
線矢視図、第5図は上枠及び案内部材の装着部を
示す拡大図、第6図及び第7図の夫々は第5図に
おける−、−線矢視図である。 1A,1B……引戸、2……ガイド部材、7…
…主ガイド溝、8a,8b……補助ガイド溝、1
0a,10b……転輪、11a,11b……吊下
軸、37……転輪挿脱用切欠き、37a……連通
部分、38……ストツパー、39……突条体。
Claims (1)
- 引戸吊下支持用の左右の一対の転輪10a,1
0bを設けると共に、引戸1Bを前記転輪10
a,10bに接続する一対の吊下軸11a,11
bを戸面に沿う方向に移動させるための主ガイド
溝7、及び、前記吊下軸11a,11bを全閉位
置と全閉直前位置とに亘つて戸面に垂直な分方向
を有する方向に移動させるための補助ガイド溝8
a,8b夫々を、前記転輪10a,10bを載置
支持するガイド部材2に形成して、引戸1Bを、
その閉じ状態において、それに隣る引戸1Aに面
一あるいはそれに近い状態で連ねることができる
ように構成すると共に、前記主ガイド溝7及び補
助ガイド溝8a,8bに連通する転輪挿脱用切欠
き37を、前記ガイド部材2に形成し、前記吊下
軸11bが前記転輪挿脱用切欠き37側へ移動す
ることを阻止する板状ストツパー38を、前記ガ
イド部材2の下面側箇所に位置させると共に、前
記ガイド部材2の転輪載置面を平坦面状にするよ
うに、前記転輪挿脱用切欠き37と前記主ガイド
溝7及び補助ガイド溝8a,8bとを連通する連
通部分37aに係合する突条体39を、前記板状
ストツパー38に備えさせてあることを特徴とす
る引戸装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19841882U JPS59100078U (ja) | 1982-12-24 | 1982-12-24 | 引戸装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19841882U JPS59100078U (ja) | 1982-12-24 | 1982-12-24 | 引戸装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59100078U JPS59100078U (ja) | 1984-07-06 |
JPS6212054Y2 true JPS6212054Y2 (ja) | 1987-03-25 |
Family
ID=30423983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19841882U Granted JPS59100078U (ja) | 1982-12-24 | 1982-12-24 | 引戸装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59100078U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59100079U (ja) * | 1982-12-25 | 1984-07-06 | 永大産業株式会社 | 引戸装置 |
-
1982
- 1982-12-24 JP JP19841882U patent/JPS59100078U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59100078U (ja) | 1984-07-06 |
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