JPS62118830A - 育苗器の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、水稲苗や野菜苗等を育苗する場合に、容器
ごと移植ができる育苗器の製造方法に関する。

〔従来技術とその問題点〕

従来、紙材で成形されたポット形状の育苗器は公知であ
ったが１紙製の育苗器で苗を育苗するときに、施肥した
肥料分が紙で吸着されてしまい肥効性が悪いという問題
点があった。

〔問題点解決の方法〕

この発明は、前記の問題点を解消すべく原料溶液より抄
造してポット形状に成形したものに肥料を含浸させた後
に乾燥することを特徴とする育苗器の製造方法としたも
のである。

（発明の効果〕 育苗器に肥料を台受させたものであるから、従来技術の
問題点を解消し、肥効性が非常に良いものとなる。

そして１本件発明より得られる育苗器は、抄造後の乾燥
前に肥料を含浸させたものであるから。

適正なる量の肥料を含浸させることができ、特に、肥効
性が良い。

〔実施例〕

この発明にて製造される育苗器１の一実施例の構成は、
第１図と第２図で示すように紙製のポットａが左右方向
及び前後方向に一体的に成形されたものである。

この製造方法の一例を説明すると、古紙を水で解かし原
料水溶液とする。次に、この水溶液を第５図で示した金
網からなる連結するポット状の金型２の外側で掬い上げ
、第６図のように金型２外周面に古紙を付着させる。そ
して、これをベルトコンベア３上に載せて肥料散布装置
４の下方を通過させて略一定量の肥料を含浸させた後に
、乾燥室５内を通過させて乾燥し金型２を抜きとれば、
第１図・第２図の紙製育苗器が製造できる。

この古紙で造られた育苗器１で苗を育苗するには、第３
図あるいは第４図で示した通りの二つの育苗方法がある
。

即ち、育苗箱６の中に土を少し入れてその上にポットａ
の口が上側を向くようにして嵌入し、ポットａの中に床
上を入れて播種する第３図の方法と第４図で示したよう
に、あらかじめ、板の上にポットａの口が上側に向く状
態にしておいて、そのポットの中に最初覆土を入れて播
種し床上を詰めたのち、育苗箱３を上から嵌合して、そ
の後に天地返しをして育苗する方法とがある。

このような育苗時に、施肥したとき古紙だけの場合と異
なり、既に育苗器に肥料が含浸されているので、肥料が
育苗器で吸収され難く肥効性が良好となり健苗を得るこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の一実施例を示したもので、第１図は連続
状ポット型育苗器の一部断面正面図、第２図はその平面
図、第３図と第４図はそれぞれ育苗状態の要部の断面図
、第５図は育苗器を製造するときの金型を示した斜視図
、第６図は製造時の正断面図、第７図は製造過程図であ
る。 図中記号、ａはポット、１は育苗器、２は金型、４は肥
料散布装置、６は育苗箱を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 原料溶液より抄造してポット形状に成形したものに肥料
   を含浸させた後に乾燥することを特徴とする育苗器の製
   造方法。