JPS62116937A - ドラム型画像走査記録装置のフイルム着脱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、製版用カラースキャナ等における記録用写真
フィルムを回転ドラムに巻着して走査露光を行う形式の
ドラム型画像走査記録装置に関し。

特に、フィルムをドラムに装着し、かつ、走査終了後に
ドラムから取外して収納するフィルム着脱装置に関する
。

［従来の技術］ 画像走査記録装置の記録ドラムにフィルムを着脱する作
業は、従来、一般的には手操作で行われてきた。これは
、安全光照明の下で装置のカバーを開き、１枚のフィル
ムをケースから取りだして、その−縁を記録ドラムのク
リップに挿入固定し、（あるいは真空吸着式のドラムの
場合は、真空源を起動して吸着させ）、ドラムを緩速で
回転させながらフィルムをドラムの外周に巻きつけると
いう手法であって、手数がかかって非能率である上に、
環境のよくない暗室作業を必要とする問題がある。

この問題を改善する手段として、たとえば特公昭５２−
４２０８６号公報には、「フォトフィルム材料の自動張
設、離脱装置」と題して、特殊構造のカセットを使用し
て、このカセットに収容したフィルムを自動的に記録ド
ラムに供給して装着し、かつ、露光走査終了後にドラム
からフィルムを剥離して、もとのカセットに収容する手
段を開示している。

［発明が解決しようとする問題点］ 上記公報記載手段は、記録ドラムへのフィルム着脱を自
動的に行うことができるが、カセットに収容可能なフィ
ルムが１枚だけであるため、１回の作業ごとにカセット
を暗室に持ち込んで、露光済みフィルムを取り出し、新
たな未露光フィルムを装填するという手間がかかる問題
がある。２個以上のカセットを用意し、１つのカセット
を使用して走査記録を行っている間に、他方のカセット
のフィルムを入れ替えるようにすれば、ある程度は改善
できるものの、フィルム１枚ごとにカセットを交換して
装置に着脱しなければならないため、その交換に時間が
かかる問題がある。設備コストが高価な製版用カラース
キャナにあっては、かかる非稼働時間が、可及的に少な
いことが望まれている。

また、上記手段は、フィルムをドラム面に送り込むため
のローラや、その駆動装置を必要としており、構造が複
雑で、設備コストが嵩み、かつ保守の点にも問題がある
ものと考えられる。

本発明は、′これらの問題を合理的に解決し、複数枚の
フィルムを、順次、記録ドラムに供給して確実に装着し
、かつ、これから取り外す装置を提供するものである。

［問題を解決するための手段及び作用］本発明装置は、
複数枚の未露光フィルムをトレイ中に積み重ねて収容し
、このトレイを真空吸着式ドラムの下方に挿入し、トレ
イの底板（もしくは底抜に蝶着した昇降板）を押し上げ
て最上部のフィルムの一縁をドラムに当接させて吸着保
持させ、底板ないし昇降板を下げて最上部の１枚を除く
他のフィルムを降下させ、次いでドラムを緩速で回転さ
せて、その外周にフィルムを巻着する。

取り外しに際しては、最初に保持したフィルム先端部の
みを残して真空吸着を解除し、ドラムを装着時の逆方向
に回転させて、フィルムをその後端から自重によって垂
下させ、ガイドによって露光済みフィルム収容用の第２
のトレイに送り込む。

これを確実に行うために、ドラムの真空吸着を、フィル
ムの先端部のみを保持する領域と、その他の全面を保持
する領域との、２つのゾーンに分割し、切換えバルブに
より、適時に制御する。

［実施例］ 第１＠は、本発明の１実施例である製版用カラースキャ
ナの要部を示す一部破断側面図である。

フレーム（１）の上方に、記録ドラム（２）を水平な中
心軸回りに回転可能に軸支し、二点鎖線で示す露光ヘッ
ド（３）をドラム（２）の軸線方向に移動可能に配設し
、ドラム（２）に巻着したフィルムを、ピックアップ側
や、レイアウトスキャナシステムなどから送られてくる
画像信号に基いて走査露光し。

複製画像を記録する。なお、図示を省略したが、ドラム
（２）及び露光ヘッド（３）等は、遮光カバーで覆って
あり、露光中のフィルムを外光から遮蔽して、明室操作
を可能としである。

ドラム（２）は中空円筒状で、その局面に多数の細孔（
４）を穿設してあり１回転軸部に設けた吸気管を真空源
に連接して、各細孔（４）から大気を吸引し、巻着した
フィルムを保持する。なお、ドラム（２）の内部に設け
た気密隔壁（６）により、ドラム（２）の吸着範囲を２
つのゾーンに分割しであるが。

これについては後述する。

フレーム（１）の上面に未露光フィルムを収容する第１
トレイ（７）を、また、中段に露光済みフィルムを収容
する第２トレイ（８）を装着する。２個のトレイ（７）
（８）は、それぞれ装置の前面操作側（本図では左方）
から、図示しない各一対のガイドに沿って１図示位置ま
で挿入して装着される。このとき、トレイ（７）はスト
ッパー（６７）に当接して位置決めされ、かつ、トレイ
（７）中のフィルムは。

その各辺が図示しない当りに当接して位置決めされてい
るため、フィルムのドラム（２）に対する位置関係は、
常に一定に装填される。

また、フレーム（１）の後部の上面及び内部には、露光
済みフィルムを第２トレイ（８）に誘導するガイド板（
９）　（１０）が配置しである。

本実施例装置は、第１トレイ（７）に適数枚積み重ねて
収容されている未露光フィルムを、その上部から１枚ず
つ取り出してドラム（２）の周面に巻着し、走査露光が
終った後、ガイド（９）　（１０）を介して、第２トレ
イ（８）に収容する工程を自動的に行うものである。

第２図は、ドラム（２）及び吸着ゾーンの切換え手段を
示す一部破断圧面図である。ドラム（２）は、前記の如
く中空構造をなし、内部に設置した気密隔壁（６）によ
り１表面の吸着範囲を第３図に示すように、フィルム先
端部を吸着する比較的小面積のＣＢ］ゾーンと、その他
の部分を吸着する［Ａ］ゾーンとに区分し、両ゾーンの
吸着孔（４）　（４’　）は同径であるが、［Ｂ］ゾー
ンにおける配置ピッチを［Ａ］ゾーンよりも細かくして
、高密度に配列しである。

これは、フィルムの巻着に際し、先端部のみで保持する
必要上、［Ｂ］ゾーンの吸着力を強化するためであり、
所要の保持力が得られるならば他の手段でもよく、たと
えば［Ａ］ゾーンと同一密度で配列し、孔径を大きくす
ることでもよい。

なお、図示のような吸着孔に代えて、この種のフィルム
吸着保持装置に慣用される溝形式の吸着手段を使用する
ようにしてもよい。

ドラム（２）は、−左右一対の軸受板（１１）に支承さ
れて回転し、右側の軸部に真空吸着用のロータリーバル
ブ（１２）が装着しである。ロータリーバルブ（１２）
は、２個の吸気路（１３）　（１４）が設けてあり、吸
気路（１３）はドラム（２）の端面板の孔（５）に直接
連接して、［Ａ］ゾーンを作動させ、また、吸気路（１
４）は管（１５）を介して、気密隔壁（６）で仕切られ
た部分に連接して、［Ｂ］ゾーンを作動させる。

２個の吸気路（１３）　（１４）は、それぞれロータリ
ーバルブ（１２）の外面に、軸方向の位置を異ならせて
開口し、その周囲に環状のコネクタ（１６）を装着する
。コネクタ（１６）は、装置本体に対して固定され、各
吸気路（１３’）（１４）の開口部に対応した２個の気
室を有し、ロータリーバルブ（１２）の局面に気密に。

かつ回転可能に装着される。

２個の気室は、それぞれ管（１７）　（１８）を介して
三方弁（１９）に接続される。三方弁（１９）は周知の
もので、管（２１）により真空源に接続してあり１回動
子（２０）を第２図の位置とすれば、２個の吸気路（１
３）（１４）がともに真空源に接続され、回動子（２０
）を第２−Ａ図の位置とすれば、［Ｂ］ゾーンを作動さ
せる吸気路（１４）のみが真空源に接続される。

さらに、ドラム（２）の回転軸は、両側の軸受板（１１
）の外方に延伸しており、駆動側の軸（２２）にはフィ
ルム着脱時の緩速駆動用の歯車装置（２３）　（２４）
及び露光走査時の駆動装置（図示省ｌｌｌ８）が、他方
の軸にはドラム（２）の角度位置を検出するためのロー
タリーエンコーダ（２５）が、それぞれ装着しである。

このロータリーエンコーダ（２５）は、ドラム（２）の
ある角度位置を基準として、回転量に対応した数のパル
スを出力し、このパルスを計数制御することにより、ド
ラム（２）の回転量ないし停止位置を所望に制御するも
ので、製版用カラースキャナ等のドラム型画像走査装置
における慣用手段であるため、詳細は省略する。

次に第４図は、未露光フィルムを収容する第１トレイ（
７）の要部を示す断面図である。トレイ（７）の本体は
、側板（２６）、底抜（２７）及び蓋板（２８）とで構
成される箱体で、蓋板（２８）の後端部は適宜の寸法で
開口し、側板（２６）に設けたガイド溝（２９）に沿っ
て開閉するスライド蓋（３０）を設けである。スライド
蓋（３０）の前後端には、それぞれ左右方向の突条材（
３１）及び（３２）を立設し、移動ストロークを制限す
るようにしである。

底板（２７）の適所に、昇降板（３３）をヒンジ（３４
）をもって枢着し、この昇降板（３３）と底抜（２７）
との間を通して、回動軸（３５）を左右の側板間に架設
する。

回動軸（３５）には左右一対の腕（３６）を取付け、そ
の先端部にローラー軸（３７）を架設し、一対のローラ
ー　（３８）を軸支する。回動軸（３５）の一端は、第
５図に示すように側板を貫通してトレイ（７）の外面に
突出し、それにレバー（３９）を固着する。

かくして、レバー（３９）を上方へ回動させることによ
り、回動軸（３５）に取付けた腕（３６）が回動し、ロ
ーラー（３８）が昇降板（３３）を上昇させる。

なお、底抜（２７）の適所に透孔（４０）を設け、これ
に赤外線透過フィルタ（４１）を装着し、昇降板（３３
）の対応位置にも透孔（４２）を設けである。これはト
レイ（７）中のフィルムの存在を検知するためのもので
、第７図示の如く、トレイ（７）が所定位置に挿入され
たとき、フレームの透孔（４０）及び（４２）に整合す
る位置に、下方に光源（６５）、上方に赤外線センサー
（６６）を配置して、各透孔及び赤外線フィルタ（４１
）を通して、光＠　（６５）からの光ビームをセンサー
（６６）に入射させる。すなわち、トレイ（７）中にフ
ィルムがある場合は、光ビームが遮断されてセンサー（
６６）は出力せず、トレイ中のフィルムが費消されると
、センサー（６６）に光ビームが入射して信号が出力し
、トレイ（７）が空になったことを報知する。

第５図は、トレイ（７）をフレーム（１）の所定位置に
着脱する操作に基いて、スライド蓋（３０）を自動的に
開閉する装置（４３）、及びレバー（３９）に係合して
昇降板（３３）を昇降させる装置（４４）を示す斜視図
である。矢印ｒＡＪは、トレイ（７）がフレーム（１）
に挿入される方向を示す。

スライド蓋開閉装置（４３）は、第６図に詳細な斜視図
を示している。これは左右対称に一対配設されるが、そ
の一方のみを図示している。フレーム（１）と一体をな
す構造材（４５）に軸受（４６）を固着し、これにピン
（４９）を立設したブロック（４８）及びカム（５０）
を、軸（４７）をもって枢着する。ブロック（４８）及
びカム（５０）は、それぞれ軸（４７）に固着されて一
体的に回動し、フリーな状ｆｍでは、第６図（Ａ）に示
すようにピン（４９）が水平になる位置をとる。

トレイ（７）がフレーム、（１）の前面から装着される
場合、まずその後面がカム（５０）の下部に形成された
突出部に当接して、カム（５０）を押し上げ、ブロック
（４８）とともに回動させる。一方、スライド蓋（３０
）に突設した棒材（３１）には、ピン（４８）に対応す
る位置に一対の凹孔（３１’）が形成してあり、ブロッ
ク（４８）の回動にともなって、各ピン（４９）が凹孔
（３１’）に挿入される。

カム（５０）及びブロック（４８）が約９０度回動して
、カム（５０）がトレイ（７）の上面に達するとそれ以
上は回動せず、カム（５０）の突出部が側板（２６）の
上縁に摺接して、ピン（４９）を下向きの位１ｎに保持
する。

従って、トレイ（７）を所定の装着位置まで挿入する際
に、スライドＭ（３０）はピン（４９）に制止されてト
レイ本体に対して摺動し、開放される。第６図（Ｂ）は
、この状態を示す。

トレイ（７）を装着位置から抜き出す際には、上記と逆
に、スライドＭ（３０）は、トレイ（７）がある位置ま
で移動するまでピン（４９）に制止されており、これが
完全に閉じた位置で、力ｌ、（５０）が側板（２６）と
の当接から解除されて、ブロック（４８）とともに回動
し、ピン（４９）が凹孔（３１’）から離脱し、トレイ
（７）を抜き出すことができる。

第５図に戻って、トレイ（７）中の昇降板（３３）を昇
降させる装置（４４）は、フレーム（１）と一体をなす
も構造材（５１）に取付けられている。

構造材（５１）に固着された支持板（５２）に立設した
軸（５３）は、トレイ（７）が所定位置に挿入された場
合に、昇降板（３３）を操作する回動軸（３５）の軸線
にほぼ一致する位置に配置されている。軸（５３）には
揺動枠（５４）が枢着してあり、その一端にはトレイ（
７）側のレバー（３９）に係合する張出し部（５５）が
形成され、他端にはピン軸（５６）を立設する。

支持板（５２）の下部には、可逆モーター（５７）と減
速装置ｆ’！（５８）が装着され、その出力軸（５９）
に固着した回動枠（６０）の一端にピン軸（６１）を立
設し、上部の揺動枠（５４）のピン軸（５６）との間に
、スプリング（６２）を架装しである。また、支持板（
５２）の適所に２個のリミットスイッチ（６３）（６４
）を配設して、モーター（５７）を制御し、回動枠（６
０）の回動ストロークを制限するようにしである。

１−レイ（７）を所定位置に挿入した後、モーター（５
７）を起動し、回動枠（６０）をトレイ側から見て時計
方向に回動さｉると、回動枠（６０）にスプリング（６
２）により連接されている揺動枠（５４）も同方向に回
動して、その張出し部（５５）がトレイ（７）のレバー
　（３９）を回動させ、昇降板（３３）を上昇させる。

これにより、第７図示の如く、昇降板（３３）の上に積
み重ねて収容されているフィルムの最」二部の１枚が、
上方のドラム（２）に当接する位置まで上昇させられる
。

回動枠（６０）の回動凰は、リミットスイッチ（６３）
（６４）により一定範囲に限定されており、一方、揺動
枠（５４）が回動すべき角度は、トレイ（７）に収容さ
れているフィルムの枚数によって異なるため、両者の間
にスプリング（６２）を配置して、この差を調整するよ
うにしである。

第８図は、上述構成の装置により、ドラム（２）に対し
てフィルムを着脱するプロセスを示す概略図であり、ド
ラム（２）のスマッジングを施した部分は、真空吸着を
作動させているゾーンを示す。

まず、同図（Ａ）は、所要枚数のフィル１ｓ（ｒ）を収
容したトレイ（７）を、所定位置に挿入した状態で、ス
ライドＭ（３０）が開かれ、昇降板（３３）は、まだ下
降した位置にある。一方、フィルムの着脱時には、ドラ
ム（２）を、ドラム軸に付設されているロータリーエン
コーダ（２５）からの出力パルスに基いて、［Ｂ］ゾー
ンがほぼ下方を向く位置に停止させておく。

（Ｂ）は、モーター（５７）が作動して、腕（３６）が
回動し、昇降板（３３）が上昇して、フィルム（Ｆ）の
最上部のものを、ドラム（２）の［Ｂ］ゾーンに当接さ
せ、このゾーンの真空吸着が作動して、該フィルムの先
端部を吸着保持した状態を示す。この時、フィルムは前
述の如く、ドラム（２）に対して定位置に置かれている
ので、常にドラム面の一定の位置に吸着される。

次に（Ｃ）は、モーター（５７）が逆転し、腕（３６）
及び昇降板（３３）が下降し、ドラム（２）の［Ｂ］ゾ
ーンに保持されたちの以外のフィルムが、ドラム（２）
から離れて下降した状態を示す。

次いで（Ｄ）は、ドラム（２）の［Ａ］［８１両ゾーン
の真空吸着が作動しつつ、歯車（２３）　（２４）を介
する緩速駆動装置により矢印方向に回転して、最上部の
フィルムをトレイから引出し、ドラム（２）の外周面に
巻着保持している状態を示す。

巻着されたフィルムに対する走査露光の間、ドラム（２
）の［Ａ］［Ｂ］両ゾーンは、ともに真空吸着が作動し
た状態を維持して、フィルムを確実に保持する。

最後に（Ｅ）は、走査露光が終了して、フィルムをドラ
ム（２）から取りはずして、露光済みフィルムを収容す
る第２トレイ（８）に送り込む状態である。この場合は
、［Ｂ］ゾーンが下方を向く位置にドラム（２）を停止
させ、［Ａ］ゾーンのみの真空吸着を解除して、フィル
ムの末端部をドラム（２）面から剥離させて、フレーム
（１）の後部に配設したガイド（９）の上方に垂下させ
１次いで緩速駆動装置により、ドラム（２）を二重矢印
で示す方向に逆転させて、フィルムをガイド（９）内に
送り込み、ガイド（１０）を経て第２トレイ（８）に収
容する。この際、ドラム（２）が適宜の位置まで回転し
たときに、真空源を停止する等により、［Ｂ］ゾーンの
真空吸着を解除して、フィルムをドラムから開放すべき
ことは云うまでもなく、この制御もロータリーエンコー
ダ（２５）の出力パルスを計数して、ドラム（２）の角
度位置を検知することによって行えばよい。

最初のフィルムの装着、走査露光及び取外しが完了すれ
ば、再び第８図（Ｂ）に戻って、２枚目のフィルムを上
述と同じ手順により、ドラム（２）に装着し、走査露光
を行う。これを反復することにより、トレイ（７）に収
容されているフィルムを費消しつくすまでは、トレイ（
７）をフレーム（１）から取り外す必要がなく、複数枚
のフィルムを、順次ドラム（２）に装着して、走査露光
をすることができる。

トレイ（７）中にフィルムがなくなれば、赤外線センサ
ー（６６）の出力信号により作動する。たとえば警報ラ
ンプあるいはブザー等の表示手段を作動させて報知し、
フレーム（１）からトレイ（７）を取り出して、暗室内
で新たなフィルムを装填し、装置に挿入する。装置の稼
働率を高レベルに確保するためには、２個のトレイを用
意して、一方を使用している間に、他方のトレイにフィ
ルムを装填するようにすることが望ましい。

なお、露光済みフィルムを収容するための第２トレイ（
８）についても、第１トレイ（７）と同様に２個のトレ
イを交互に使用することができ、かつ、第１トレイ（７
）に準じたスライド蓋及びその自動開閉装置を付設する
こともできる。

［発明の効果コ （１）予めトレイに収容した複数枚のフィルムを、順次
、自動的にドラムに巻回装着し、かつ、走査露光終了後
に、第２トレイに自動的に送り込み、収容することがで
きる。

（２）フィルム１枚ごとにカセットを交換する等の手間
がかからず、装置の非稼働停止時間を短縮することがで
き、生産性向上が図れる。

（３）トレイには、フレームへの着脱操作により、自動
的に開閉する遮光蓋がもうけであるので、明室作業が可
能である。

（４）フィルムの先端部を直接ドラムに吸着保持して、
トレイから引出すようにしているため、送りローラー等
のフィルム駆動手段を必要とせず、構成が簡単で設備コ
ストが比較的安価であり、また、フィルム面に駆動力が
かからないので、傷を発生させるおそれがない。

４、図面の簡単な説明　　　　゛ 第１図は本発明を製版用カラースキャナに適用した１実
施例装置の要部を示す一部破断側面図。

第２図は同装置の記録ドラムの構成を示す一部破断圧面
図、第３図は同ドラムの真空吸着ゾーンを示す図、第４
図は未露光フィルム収容トレイの要部を、示す側断面図
、第５図はトレイとスライド蓋開閉装置及びフィルム昇
降装置を示す斜視図、第６図はスライド蓋開閉装置の作
動を示す斜視図、第７図はフィルム昇降装置の作動を示
す側断面図、第８図は作動プロセスを示す説明図である
。

（１）・・・フレーム、（２）・・・記録ドラム、（３
）・・・露光ヘッド、（６）・・・気密隔壁、（７）・
・・未露光フィルム収容用（第１）トレイ、（８）・・
・露光済みフィルム収容用（第２）トレイ、（９）　（
１０）・・・露光済みフィルムガイド、（１２）・・・
ロータリーバルブ、　（１３）（１４）・・・・・・吸
気路、（１６）・・・環状コネクタ、（１９）・・・三
方弁。

（２５）・・・ロータリーエンコーダ。

（３０）・・・スライド蓋、（３６）・・・腕、　（３
８）・・・ローラー、（３９）・・・レバー、（４１）
・・・赤外線透過フィルタ、（４３）・・・スライド蓋
開閉装置、（４４）・・・フィルム昇降装置、（４６）
・・・軸受、（４８）・・・ブロック、（４９）・・・
・・ピン、（５０）・・・カム、（５２）・・・支持板
、　（５４）・・・揺動枠、　（５７）・・・可逆モー
ター、（５８）・・・減速装置、（６０）・・・回動枠
、（６２）・・・スプリング、（６３）　（６４）・・
・・・リミットスイッチ、（６５）・・・光源、　（６
６）・・・赤外線センサー、（６７）・・・ストツバ−
０（以　上） ＄　２１．Ｕ

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. （１）感光性フィルムを回転ドラムに巻着し、露光ヘッ
   ドをもって走査露光をするドラム型画像走査記録装置に
   おけるドラムにフィルムを着脱する装置において、 複数枚の未露光フィルムを積み重ねて収容し、該フィル
   ムの先端部が前記ドラムのほぼ直下方に位置するように
   画像走査記録装置の本体に装着される第１トレイと、 該第１トレイ中のフィルム先端部を、前記ドラム面に当
   接する位置まで上昇させるフィルム昇降装置と、 前記ドラムの周面に前記フィルムの先端部とその他の部
   分とを区分して保持するように、前記ドラムに付設され
   た真空吸着手段と、 フィルム着脱に際して前記ドラムを正逆二方向に緩速で
   回転させる緩速駆動手段と、 前記ドラムが逆回転する際、ドラム面から剥離して垂下
   する前記フィルムを受け入れ、露光済みフィルムを収容
   する第２トレイに導入するガイド装置とを、 備えてなるドラム型画像走査記録装置のフィルム着脱装
   置。
2. （２）真空吸着手段が、周面に多数の吸気孔を穿設した
   中空構造のドラム中に、内部を二分する気密隔壁を配置
   し、該隔壁により前記多数の吸気孔を、フィルム先端部
   を吸着保持する比較的小面積の領域と、その他の部分を
   吸着保持する領域とに区分したことを特徴とする特許請
   求の範囲第（１）項に記載のドラム型画像走査記録装置
   のフィルム着脱装置。
3. （３）フィルム先端部を吸着保持する領域の吸着孔を、
   残りの領域におけるよりも高密度に配置したことを特徴
   とする特許請求の範囲第（２）項に記載のドラム型画像
   走査記録装置のフィルム着脱装置。
4. （４）気密隔壁により区分されたドラムの部分を、それ
   ぞれドラム軸に付設したロータリーバルブを介して真空
   源に接続したことを特徴とする特許請求の範囲第（２）
   項又は第（３）項に記載のドラム型画像走査記録装置の
   フィルム着脱装置
5. （５）真空吸着を、フィルム先端部を保持する比較的小
   面積の領域のみに作動させるモードと、ドラム全面を作
   動させるモードとに切り換える手段を備えることを特徴
   とする特許請求の範囲第（２）項ないし第（４）項のい
   ずれかに記載のドラム型画像走査記録装置のフィルム着
   脱装置。
6. （６）未露光フィルムを収容するトレイに、該トレイを
   画像走査記録装置の本体に装着することにより開放され
   、該本体から離脱することにより閉止される遮光蓋を付
   設したことを特徴とする特許請求の範囲第（１）項に記
   載のドラム型画像走査記録装置のフィルム着脱装置。
7. （７）遮光蓋が、トレイの本体への挿入ないし抜き出し
   に際して、本体に付設した制止手段に係合して開放ない
   し閉止されるスライド蓋であることを特徴とする特許請
   求の範囲第（６）項に記載のドラム型画像走査記録装置
   のフィルム着脱装置。
8. （８）制止手段が、挿入されるトレイに当接して回動さ
   せられるカム手段と、該カム手段に連動してスライド蓋
   に穿設した凹孔に挿入される制止用ピンとからなること
   を特徴とする特許請求の範囲第（７）項に記載のドラム
   型画像走査記録装置のフィルム着脱装置。
9. （９）フィルム昇降装置が、第１トレイの底部に蝶着し
   た昇降板と、該昇降板の下側に配置した回動腕と、該回
   動腕を回動させる駆動手段とよりなることを特徴とする
   特許請求の範囲第（１）項に記載のドラム型画像走査記
   録装置のフィルム着脱装置。
10. （１０）フィルム昇降装置の駆動手段が、トレイの一側
    縁に突出した回動腕の軸に固着したレバーと、トレイが
    作動位置に挿入されたとき、該レバーに係合して所要角
    度回動する駆動桿と、該駆動桿を正逆両方向に回動させ
    る駆動装置とからなることを特徴とする特許請求の範囲
    第（１）項に記載のドラム型画像走査記録装置のフィル
    ム着脱装置。