JPH0551890B2 - - Google Patents

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JPH0551890B2
JPH0551890B2 JP15348587A JP15348587A JPH0551890B2 JP H0551890 B2 JPH0551890 B2 JP H0551890B2 JP 15348587 A JP15348587 A JP 15348587A JP 15348587 A JP15348587 A JP 15348587A JP H0551890 B2 JPH0551890 B2 JP H0551890B2
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JP
Japan
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film
drum
cassette
plate
held
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JP15348587A
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JPS63318562A (ja
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Juji Mizuno
Makoto Kamibayashi
Takashi Oohara
Yosuke Nakagawa
Yoshihiro Taniguchi
Masahide Ikeda
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP62153485A priority Critical patent/JPS63318562A/ja
Publication of JPS63318562A publication Critical patent/JPS63318562A/ja
Publication of JPH0551890B2 publication Critical patent/JPH0551890B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、製版用カラースキヤナ等の、記録用
感光性フイルム、感光性印刷版材等(以下、フイ
ルムという)を記録ドラムに巻着して、走査記録
を行う型式のドラム型画像走査記録装置に関し特
に、フイルムを記録ドラムに装着するフイルム装
着装置に関する。
[従来の技術] 画像走査記録装置の記録ドラムにフイルムを装
着する作業は、従来、一般的には手操作で行われ
てきた。これは、安全光照明の下で装置のカバー
を開き、1枚のフイルムをケースから取りだし
て、その一縁を記録ドラムのクリツプに挿入固定
し、(あるいは真空吸着式のドラムの場合は、真
空源を起動して吸着させ)、ドラムを緩速で回転
させながらフイルムをドラムの外周に巻きつける
という手法であつて、手数がかかつて非能率であ
る上に、環境のよくない暗室作業を必要とする問
題がある。
この問題を改善する手段として、たとえば特公
昭52−42086号公報には、「フオトフイルム材料の
自動張設、離脱装置」と題して、特殊構造のカセ
ツトを使用して、このカセツトに収容したフイル
ムを自動的に記録ドラムに供給して装着し、か
つ、露光走査終了後にドラムからフイルムを剥離
して、もとのカセツトに収容する手段が開示され
ている。
また第8図は、本出願人が本発明と同名称の発
明について、特願昭60−255834号として特許出願
をした装置の要部を示すものである。
記録ドラム1は、矢印で示すAB両方向に回転
させることができ、その外周面にフイルム保持用
の多数の真空吸着孔(図示省略)が設けてあり、
かつ、フイルムの先端部だけを保持する比較的幅
の狭いゾーン(bゾーンとする)と、残りの部分
(aゾーンとする)とに分割して、吸着力を別々
に働かせ得るように構成されている。
記録ドラム1の直下に、複数枚の未露光のフイ
ルム2を収容するカセツト3を配置し、カセツト
3の昇降可能な底板4の上に、フイルム2を重積
載置する。(第8図A) また、底板4の下面に回動するアーム5を設置
し、アーム5を上方へ回動させることにより、底
板4を上昇させて、その上に載置したフイルム2
の最上部の1枚をドラム1に圧接させる。このと
き、フイルム2の先端部が、ドラム1のbゾーン
に対向するように、ドラム1の停止角度位置、及
びカセツト3の装着位置を選定しておく。
次いで、bゾーンの真空吸着を働かせて最上部
のフイルムの先端部を保持し(第8図B)、底板
4を下降させて、2枚目以下のフイルムを最上部
のフイルムから離し(第8図C)、ドラム1のa,
b両ゾーンの真空吸着を働かせて、矢印Aの方向
に緩速で回転させて、1枚目のフイルムをドラム
1の外周に巻着し(第8図D)、真空圧により保
持する。フイルムがドラム1の外周に完全に巻着
された状態で、走査露光を行う。
走査露光が終了した後、aゾーンの真空圧を解
除して、ドラム1を矢印Bの方向に回転させる
と、フイルムは図の右方でその後縁部からドラム
1から剥離し、次いでbゾーンの真空圧を解除し
て、フイルムは下方に配置した露光済みフイルム
収容部に落下して収納される。(第8図E) [発明が解決しようとする問題点] 前記特公昭52−42086号公報記載の手段は、記
録ドラムへのフイルム着脱を自動的に行うことが
できるが、カセツトに収容可能なフイルムが1枚
だけであるので、1回の作業ごとにカセツトを暗
室に持ちこんで、露光済みフイルムを取り出し、
新たな未露光フイルムを装填するという手間がか
かる問題がある。2個以上のカセツトを用意して
おき、1つのカセツトを使用して走査記録を行つ
ている間に、他方のカセツトのフイルムを入れ替
えるようにすれば、ある程度の改善はできるもの
の、フイルム1枚ごとにカセツトを交換して、走
査装置に着脱しなければならないため、その交換
に時間がかかる問題がある。設備コストが高価な
製版用カラースキヤナにあつては、かかる非稼動
時間は、できるだけ少ないことが望まれている。
また、上記手段は、フイルムをドラム面に送り
込むためのローラや、その駆動装置を必要として
おり、構造が複雑で、設備コストが嵩み、かつ、
保守の点でも問題があるものと考えられる。
本出願人による前記先願装置は、上述従来手段
の問題点を改善するためのもので、複数枚のフイ
ルムを、自動的に順次1枚ずつ記録ドラムに装着
し、かつ、露光終了後にドラムから剥離して収容
することができるものであるが、現実に実施する
場合に、なお、下記のような問題が残つている。
(1) 底板4の昇降のために、フイルムとカセツト
の内壁との間に、いくらかの隙間を設ける必要
があり、フイルム先端部の位置が一定せず、ド
ラム1への装着位置にばらつきが生じる。フイ
ルムの有効露光面積を大きくするためには、装
着に際しての位置精度が、できるだけ高いこと
が望ましい。装着位置がばらつくことは、それ
に対応する余白部を考慮する必要があるため、
有効露光面積が減少する。また、装着位置が大
きくずれると、真空吸着に際して空気漏れが生
じて、走査露光時の高速回転中に、フイルムの
脱落事故を起すおそれもある。
暗室で、カセツトにフイルムを装填する際
に、先端部の位置を揃えておいても、作業場へ
の運搬や、走査装置への取付けの際の振動のた
めに、カセツトの中でフイルムの位置がずれる
ことがあるので、有効な対策ではない。
[問題を解決するため手段] 本発明は、上述の本出願人による先願装置の問
題点を解決した記録ドラムへのフイルム着脱装置
を実現するものである。
本発明は、フイルムをドラムの装着し、記録ヘ
ツドをもつて走査記録するドラム型画像走査記録
装置におけるドラムにフイルムを装着する装置に
おいて、 複数のフイルムを重積して収容し、該フイルム
後端縁が当接して位置決めされる当りを備え、該
フイルムの先端縁が前記ドラムのほぼ直下方に位
置するカセツトと、 該カセツトに収容されたフイルムを載置する昇
降可能な昇降板と、 前記カセツトに収容された最上部のフイルムを
前記ドラム周面に吸着保持する真空吸着手段と、 前記昇降板を上昇させ、かつ前記真空吸着手段
を作動させることにより前記重積した最上部のフ
イルムの先端を前記ドラムに当接させて吸着保持
し、その吸着保持した状態で前記ドラムを回転さ
せることによりフイルムの後端を前記当りに当接
させ、その後、前記吸着保持状態を解除すること
により前記フイルムを前記当りに対して位置決め
をする位置決め手段と、 前記昇降板を上昇させ、かつ前記真空吸着手段
を作動させることにより位置決めされた前記フイ
ルムの先端を前記ドラムに吸着保持し、その吸着
保持状態で前記ドラムを回転させることにより前
記ドラム周面にフイルムを吸着保持する巻付手段
と、 を備えてなるドラム型画像走査記録装置のフイル
ム装着装置、である。
前記フイルム装着装置は、前記カセツトに収容
された複数のフイルムから前記位置決め手段によ
り吸着保持されたフイルムを分離するためのフイ
ルム抑え板を備え、 前記巻付手段は、前記フイルム抑え板を上昇さ
せて前記分離されたフイルムを前記ドラムに当接
させる昇降手段を備えることが望ましい。
[作用] 画像走査記録装置の本体に装着されるカセツト
には、複数のフイルムが重積して収容される。ま
た、その複数のフイルムは、昇降可能な昇降板の
上に載置される。
まず、位置決め手段により最上部のフイルムを
ドラムに対して位置決めする。この位置決めは、
昇降板板を上昇させ、かつ真空吸着手段を作動さ
せることにより、最上部のフイルムを先端をドラ
ムに当接させて吸着保持し、この吸着保持状態で
ドラムをわずかに回転させることにより、その吸
着保持されたフイルムの後端縁をカセツトに設け
られた当りに当接させ、さらに吸着保持状態を解
除することにより、フイルムをカセツトに設けら
れた当りに対して位置決めする。この位置決めさ
れたフイルムの先端は、ドラムに対して常に一定
の位置に位置決めされることになる。
続いて巻付手段により、位置決めされたフイル
ムは、昇降板を上昇させることによりドラムに当
接させられ、真空吸着手段を作動させることによ
りドラムに吸着保持され、さらにドラムを回転さ
せることにより、ドラム周面に巻き付けられる。
したがつて、フイルムは、ドラムに対して常に
一定の位置に装着される。
[実施例] 第1図は、本発明を製版用カラースキヤナに適
用した1実施例装置の要部を示す側断面図で、ま
た第6図は、記録ドラムの構成を示す一部破断正
面図である。
まず、第6図示の記録ドラムについて説明す
る。
ドラム11は中空構造で、その周面に多数の吸
着孔12a,12bが穿設してあり、内部に設置
した気密隔壁13により、周面の吸着範囲を第7
図に示すように、比較的小面積の[b]ゾーン
と、残りの[a]ゾーンとに区分する。両ゾーン
の吸着孔12a,12bは同径であるが、[b]
ゾーンにおける配置ピツチを、[a]ゾーンより
も細かくして、高密度に配列してある。
これは、フイルム装着に際して、一時的に
[b]ゾーンのみで保持する必要上、[b]ゾーン
の吸着力を強化するためであり、所要の保持力が
得られるならば他の手段でもよく、たとえば
[a]ゾーンと同一密度で配列し、孔径を大きく
することでもよい。
なお、図示のような吸着孔に代えて、この種の
フイルム吸着保持装置に慣用される溝型式の吸着
手段を使用するようにしてもよい。
ドラム11は、左右一対の軸受板14に支承さ
れて回転し、右側の軸部に真空吸着用のロータリ
ーバルブ15が装着してある。ロータリーバルブ
15は、2個の吸気路16,17が設けてあり、
吸気路16はドラム11の端面板に直接開口し
て、[a]ゾーンを作動させ、また、吸気路17
は、管18を介して気密隔壁13で仕切られた部
分に連接して、[b]ゾーンを作動させる。
2個の吸気路16,17は、それぞれロータリ
ーバルブ15の外面に、軸方向の位置を異ならせ
て開口し、その周囲に環状のコネクタ19を装着
する。コネクタ19は、装置本体に対して固定さ
れ、各吸気路16,17の開口部に対応した2個
の気室20,21を有し、ロータリーバルブ15
の周囲に気密に、かつ回転可能に装着される。
[a]ゾーンに連接されれる気室20は、管2
2及び図示しない切換えバルブを介して、真空ポ
ンプとコンプレツサに接続され、バルブの切換え
により、[a]ゾーンの吸着孔12aにおける空
気吸引あるいは噴出を行う。一方、[b]ゾーン
に連接される気室21は、管23及び図示しない
開閉バルブを介して真空ポンプに接続され、[b]
ゾーンの真空吸着を作動させる。
ドラム11の回転軸は、さらに両側の軸受板1
4の外方に延伸しており、駆動側の軸24には、
フイルム着脱時の緩速駆動用の歯車装置25,2
6及び露光走査時の駆動装置(図示省略)が装着
され、また、他方の軸にはドラム11の角度位置
を検出するためのロータリーエンコーダ27が装
着してある。このロータリーエンコーダ27は、
ドラム11のある角度位置を基準として、回転量
に対応した数のパルスを出力し、このパルスを計
数制御することにより、ドラム11の回転量ない
し停止位置を所望に制御するもので、製版用カラ
ースキヤナ等のドラム型走査装置における慣用手
段であるため、詳細は省略する。
第1図に戻つて、記録ドラム11は、適宜の部
材28,28…で構成されるフレーム上に、前記
軸受板14により支承され、鎖線で示す露光ヘツ
ドEHがドラムに対向して設置され、ドラムの軸
線方向に移送される。
ドラム11の下方に、複数枚の未露光フイルム
(図示省略)を収容したカセツト29が、フレー
ムの操作側(図示の左方)から挿入して装着され
る。なお説明の便宜のために、上記操作側を「後
端側」、反対側を「前端側」と記載する。
カセツト29には、その後端側に当り31を形
成したフイルム受板30が装着してある。
フイルム受板30の前端側には昇降板32が枢
着してあり、またカセツト29の前端側の適所に
フイルム抑え板45が枢着してある。
また、フレーム内の適所に、フイルム装着に際
して、最上部のフイルムと2枚目以下のフイルム
とを分離させるためのブローチユーブ60と、露
光済みフイルムを収容するガイド61,62,6
3,64が配置してある。
第2図は、昇降板32及びその昇降駆動装置を
示す斜視図である。
昇降板32は、その後端側縁に付設した軸33
により、受板30に蝶着され、第1図に実線で示
す水平位置と2点鎖線で示す上昇位置とに回動す
る。
昇降板32の昇降駆動装置は、フレーム内の下
方に設置されている。
水平方向に支承した回転軸34に、先端にロー
ラ35を軸支した左右一対のアーム36(一方の
みを図示する)を固着し、また、回転軸34の一
端にレバー37を固着する。
レザー37の先端に、リンク38の一端を枢着
し、リンク38の他端は、スプリング39を介し
てモーター41の軸42に固着されたクランク4
0に係合している。
モーター41は、リバーシブルモーターを適用
し、その軸42には、回動量を規制するための一
対の円板43a,43bが嵌着してある。これら
の円板43a,43bは、周縁の適所に透光部が
設けてあり、それぞれにフオトセンサ44a,4
4bを付設して、モーター軸42の2個所の回動
位置で、それぞれ信号を出力するようにしてあ
る。
モーター41によりクランク40が矢印方向に
回転すると、スプリング39、リンク38、レバ
ー37を介して回転軸34が回転し、一対のアー
ム36を矢印方向に回転させ、各アーム36の先
端のローラ35が昇降板32の下面に当接して、
昇降板32を第1図鎖線示の位置に上昇させる。
所定位置まで上昇したとき、一方のフオトセンサ
44aが出力する信号により、モーター41が停
止し、昇降板32は上昇した位置に保持される。
モーター41を逆転させると、アーム36が逆
方向に回転し、昇降板32が下降する。所定位置
まで下降したとき、他方のフオトセンサ44bが
出力する信号により、モーター41が停止する。
第3図は、フイルム抑え板45及びその昇降駆
動装置を示す斜視図である。
フイルム抑え板45は、左右方向の比較的細幅
の板材で、その両端部が後端側に向けて延伸した
コの字状に形成され、左右それぞれブラケツト4
6を介してブロツク47を固着し、ブロツク47
に立設した軸48をもつて、カセツト29の側壁
に枢着する。
一方、下方のフレーム内に、フイルム抑え板4
5の昇降駆動装置を配設する。
フイルム抑え板45の左右延伸部の直下方に、
左右一対のアームを配置する。アームは、ローラ
49を軸支した先端部材50、板バネ51及びア
ーム本体52で構成され、アーム本体52の後端
を水平方向の回転軸53に固着して、左右のアー
ムが連動して一体的に回転するようにしてある。
また、リバーシブルモーター54を、その軸に
装着したクランク55が、一方のアーム本体52
の下面に当接する位置に配置し、クランス55が
矢印方向に回転したとき、アームが上昇してフイ
ルム抑え板45を上昇させるように構成する。フ
イルム抑え板45の上昇及び下降の両位置で、モ
ーター54を停止させ、その位置を保持させるた
めに、回転軸53に2個の円板56a,56bを
装着し、それぞれフオトセンサ57a,57bと
組み合わせて、所定位置でモーター54に対する
制御信号を出力させる。これは第2図示の昇降板
32の場合と同様である。
次に、上述装置の作動を、第4図及び第5図に
より説明する。第4図は、フイルムを記録ドラム
に装着する手順を、第5図は、走査露光終了後に
フイルムを記録ドラムから剥離して収容する手順
を示す。
[装着手段](第4図) (A) 複数枚の未露光フイルムを重積装填したカセ
ツトを、所定位置に装着する。昇降板32は下
降位置にあり、フイルム抑え板45は重積した
フイルム(F)の前端部に載置されている。また、
記録ドラム11は、隔壁13により区分された
bゾーンが、フイルム当接位置に向く角度に停
止している。
(B) 昇降板32とフイルム抑え板45とを同時に
上昇させ、最上部のフイルムをドラム11に当
接させる。このとき、フイルムはドラム11の
bゾーンに当接する。この状態で、bゾーンに
接続した管23に付設した開閉バルブを開い
て、bゾーンに最上部のフイルムを吸着する。
図中、スマツジングを施した部分は、真空吸着
が作動していることを示す。
(C) 昇降板32を下降させる。ドラム11のbゾ
ーンに吸着されている最上部のフイルムF1は、
そのままの位置に保持され、2枚目以下のフイ
ルムFは、昇降板32とともに下降して、最上
部のフイルムF1から分離する。このとき、ブ
ローチユーブ60から最上部と2枚目とのフイ
ルムの間に送風して、確実に分離させる。
(D) ドラム11を矢印B方向に緩速で所要角度回
転させる。bゾーンに保持されているフイルム
F1は、ドラム11の回転により後端側へ移動
してフイルム抑え板45から離間し、かつ、そ
の後縁が受板30の後端に立設した当り31に
当接する。
(E) 最上部のフイルムF1が離間した後、フイル
ム抑え板45を下降させ、2枚目以下のフイル
ムの前端部を押圧させる。
(F) ドラム11のbゾーンの真空を解除し、最上
部のフイルムF1を落下させる。フイルムF1は、
当り31により定位置に設置され、かつ、その
前端部はフイルム抑え板45の上に乗つてい
る。
(G) ドラム11のbゾーンが最上部のフイルム
F1の前端部に対向する位置に戻し、続いて昇
降板32及びフイルム抑え板45を同時に上昇
させ、bゾーンの真空吸着を作動させ、さらに
フイルム抑え板45を上昇させて、ドラム11
のbゾーンに、その前端部が当接した最上部の
フイルムF1を確実に吸着させる。
(H) 昇降板32及びフイルム抑え板45を同時に
下降させる。最上部のフイルムF1は、前端部
がbゾーンに保持されており、2枚目以下のフ
イルムFは、フイルム抑え板45に押圧され
て、最上部のフイルムF1から分離する。必要
に応じて、(C)段階と同様にブローチユーブ60
から送風してもよい。次いで、ドラム11のa
ゾーンの真空吸着を、bゾーンとともに作動さ
せ、ドラム11を矢印方向に回転させて、最上
部のフイルムF1をドラム11に巻回し、真空
吸着して保持させる。
[剥離及び収容手順](第5図) (A) 走査露光が終了した後、巻着されているフイ
ルムF1の後端縁が、ドラム11の後端側に位
置する角度でドラム11を停止させ、aゾーン
の真空吸着を解除し、次いで切換えバルブの操
作により、管22からaゾーンに空気を圧入し
て、吸着孔12aから噴出させ、フイルムF1
をドラム11の周面から浮かせる。bゾーンの
吸着は、引続き作動させる。
(B) ドラム11を矢印方向に回転させて、フレー
ム内のガイド61及び62の間に、露光済みフ
イルムF1を後端縁側から降下させ、ドラム1
1が図示の位置まで回転した時、bゾーンの吸
着を解除して、フイルムF1をドラム11から
離脱させ、ガイド63,64により収容側マガ
ジン(図示省略)に収容する。
2枚目以降のフイルムについても、上述の同じ
手順を反復することにより、カセツト29に装填
した複数枚のフイルムを、順次1枚ずつドラム1
1に着脱することができる。
なお、上述説明は、図示実施例に基づいて記載
したが、本発明は、上記内容に限定されるもので
はなく、他の構成によつても実施することができ
る。たとえば上述実施例では、昇降板32及びフ
イルム抑え板45を、リバーシブルモーターを動
力とするリンクアーム機構により昇降駆動してい
るが、これを他の手段、たとえばソレノイドによ
りアームを駆動するようにしてもよい。また、第
4図示の装着手段の(C)及び(H)段階における、ブロ
ーチユーブ60からの送風は、フイルムにカール
がない場合等、状況によつては必ずしも必要とし
ない。上記実施例によれば、次の効果がある。
(1) カセツトに重積装填した複数枚のフイルム
を、順次、自動的に記録ドラムに巻回して装着
し、走査露光終了後、ドラムから剥離して、収
容側へ送りこむことができる。
(2) 静電気等の原因により、1枚目のフイルムに
後続のフイルムが随伴する等の誤動作を防止
し、確実に1枚ずつフイルムをドラムに装着す
ることができる。
(3) 走査露光後に、フイルムを記録ドラムからス
ムースに剥離でき、静電気やカール等による剥
離困難ないし剥離不能になる不都合が解消す
る。かつ、ドラムに空気を圧送することによ
り、フイルムを剥離させるようにしたため、爪
等の機械的手段が不要で、構造が簡単である。
[発明の効果] ドラムへのフイルム装着位置が常に一定となる
ため、フイルムの有効面積が大きくなり、また、
フイルムの真空吸着に際しての空気漏れが発生し
なくなり、ドラムの回転中にフイルムが脱落する
ことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例装置の概要を示す側
断面図、第2図は昇降板とその昇降駆動装置を示
す斜視図、第3図はフイルム抑え板とその昇降駆
動装置を示す斜視図、第4図は記録ドラムにフイ
ルムを装着する手順を示す説明図、第5図は走査
露光終了後に記録ドラムからフイルムを剥離し、
収容する手順を示す説明図、第6図は真空吸着手
段を備える記録ドラムの一部破断正面図、第7図
は真空吸着孔の説明図、第8図は従来手段の1例
を示す図である。 1…記録ドラム、2…フイルム、3…カセツ
ト、4…底板、5…アーム、11…記録ドラム、
12…吸着孔、13…隔壁、29…カセツト、3
0…受板、31…当り、32…昇降板、35…ロ
ーラ、36…アーム、37…レバー、38…リン
ク、39…スプリング、40…クランク、41…
モーター、43…円板、44…フオトセンサ、4
5…フイルム抑え板、49…ローラ、51…板バ
ネ、52…アーム本体、54…モーター、55…
クランク、56…円板、57…フオトセンサ、6
0…ブローチユーブ、61〜64…ガイド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 フイルムをドラムに装着し、記録ヘツドをも
    つて走査記録をするドラム型画像走査記録装置に
    おけるドラムにフイルムを装着する装置におい
    て、 複数のフイルムを重積して収容し、該フイルム
    の後端縁が当接して位置決めされる当りを備え、
    該フイルムの先端部が前記ドラムのほぼ直下方に
    位置するカセツトと、 該カセツトに収容されたフイルムを載置する昇
    降可能な昇降板と、 前記カセツトに収容された最上部のフイルムを
    前記ドラム周面に吸着保持する真空吸着手段と、 前記昇降板を上昇させ、かつ前記真空吸着手段
    を作動させることにより前記重積した最上部のフ
    イルムの先端を前記ドラムに当接させて吸着保持
    し、その吸着保持した状態で前記ドラムを回転さ
    せることによりフイルムの後端を前記当りに当接
    させ、その後、前記吸着保持状態を解除すること
    により前記フイルムを前記当りに対して位置決め
    する位置決め手段と、 前記昇降板を上昇させ、かつ前記真空吸着手段
    を作動させることにより位置決めされた前記フイ
    ルムの先端を前記ドラムに吸着保持し、その吸着
    保持状態で前記ドラムを回転させることにより前
    記ドラム周面にフイルムを吸着保持する巻付手段
    と、 を備えてなるドラム型画像走査記録装置のフイル
    ム装着装置。 2 前記フイルム装着装置は、前記カセツトに収
    容された複数のフイルムから前記位置決め手段に
    より吸着保持されたフイルムを分離するためのフ
    イルム抑え板を備え、 前記巻付手段は、前記フイルム抑え板を上昇さ
    せて前記分離されたフイルムを前記ドラムに当接
    させる昇降手段を備えたことを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載のドラム型画像走査記録装
    置のフイルム装着装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62116937A (ja) * 1985-11-16 1987-05-28 Dainippon Screen Mfg Co Ltd ドラム型画像走査記録装置のフイルム着脱装置

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