JPS62116604A - グルコシル−サイクロデキストリンの分離方法 - Google Patents

グルコシル−サイクロデキストリンの分離方法

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JPS62116604A
JPS62116604A JP60256546A JP25654685A JPS62116604A JP S62116604 A JPS62116604 A JP S62116604A JP 60256546 A JP60256546 A JP 60256546A JP 25654685 A JP25654685 A JP 25654685A JP S62116604 A JPS62116604 A JP S62116604A
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JP
Japan
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glucose
cyclodextrin
glucosylcyclodextrin
exchange resin
glucosyl
Prior art date
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Pending
Application number
JP60256546A
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English (en)
Inventor
Shigeo Sakai
酒井 重男
Isao Yamamoto
山本 以佐雄
Hitoshi Hashimoto
仁 橋本
Kozo Hara
耕三 原
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SHOKUHIN SANGYO BAIORIAKUTAA SYST GIJUTSU KENKYU KUMIAI
Original Assignee
SHOKUHIN SANGYO BAIORIAKUTAA SYST GIJUTSU KENKYU KUMIAI
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Publication date
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  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はグルコシル−サイクロデキストリンをクロマト
グラフィーの手法によって分離する方法に関するもので
ある。
〈従来の技術〉 グルコシル−サイクロデキストリンは香辛料などの揮発
性物質の安定化、ビタミン剤等の医薬物の酸化、光分解
の防止等に使用されるが、従来からグルコシル−サイク
ロデキストリンは以下のようにして製造されている。
すなわちアミロペクチン含有量の多いたとえばモチトウ
モロコシ澱粉にサイクロデキストリングルカノトランス
フェラーゼ(以下CGTa s eという)を作用させ
たのち、生成するα、β、γ−サイクロデキストリンを
有機溶媒と複合体を形成させて沈殿除去し、まず分岐デ
キストリンを得る。
次いで当該分岐デキストリンにさらにCGTaseと、
包接剤としてドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ(SD
S)またはエタノールなどを添加して反応させ、分岐サ
イクロデキストリンを多量に含有するサイクロデキスト
リンとの混合物を得る。
次に当該混合物をイオン交換樹脂あるいは活性炭等で処
理して前記包接剤を除去し、その後当該処理液にタカア
ミラーゼ、グルコアミラーゼおよび酵母を加えて反応さ
せる。当該反応によりタカアミラーゼがサイクロデキス
トリンを氷解するとともにグルコアミラーゼが分岐サイ
クロデキストリンの分岐部分を氷解によりグルコシル基
に変換し、さらに当該反応により生じたグルコースを酵
母がアルコールに消化するため、グルコシル−α−サイ
クロデキストリンが得られる。
なおグルコシル−α−サイクロデキストリンはグルコー
ス7個を有するものであるが、グルコース8個を有する
グルコシル−β−サイクロデキストリンおよびグルコー
ス9個を有するグルコシル−γ−サイクロデキストリン
も混入される。
これらの反応により得られるグルコシル−α−サイクロ
デキストリン、グルコシル−β−サイクロデキストリン
、グルコシル−T−サイクロデキストリンを含むいわゆ
るグルコシル−サイクロデキストリン(以下G+  C
Dという)はその後溶剤等を用いて抽出される。
〈発明が解決しようとする問題点〉 従来のGr  CDの製造法においては分岐サイクロデ
キストリンをタカアミラーゼとグルコアミラーゼにより
G、−CDとグルコースに分解した後、さらに酵母によ
りグルコースを消化しているが、この方法では酵母を作
用させた時、種々な有機酸が生成するとともに着色が著
しく、これらの不純物の除去が非常に困難となり、精製
工程が増えるばかりでなく、操作が煩雑となる欠点があ
る。
従来のG、−CDの製造方法におけるかかる欠点は、分
岐サイクロデキストリンからG1−CDを得る際に、タ
カアミラーゼ、グルコアミラーゼとともに、生成するグ
ルコースを消化するための酵母を加えることに起因して
おり、当該酵母の添加により種々の有機酸あるいは着色
成分が生成するが、生成するG、−CDとグルコースと
を直接分離することができれば従来の製造方法における
欠点は解決できる。
本発明はこのように分岐サイクロデキストリンにタカア
ミラーゼとグルコアミラーゼを加えてG1−CDとグル
コースに分解した後、これに酵母を加えることなく、当
該混合液から直接両者を分離することを目的とする。
〈問題点を解決する手段〉 本発明者等はG、−CDとグルコースの分離について鋭
意研究を行った結果、強酸性カチオン交換樹脂のアルカ
リ金属形、アルカリ土類金属形、鉄形でクロマトグラフ
ィー分離することにより、G、−CDとグルコースが効
率的に分画されることを見出した。
本発明はこれらの知見に基づくもので、G、−〇〇とグ
ルコースとを主成分とする糖液をアルカリ金属形、アル
カリ土類金属形、鉄形のいずれか一種のイオン形にした
強酸性カチオン交換樹脂を充填したカラムに通液し、G
、−CDを分画採取することを特徴とするG1−CDの
分離方法に関するものである。
〈作用〉 以下に本発明の詳細な説明する。
まず、本発明の原液であるG、−CDとグルコースを主
成分とする糖液の調整は、例えば濃度2〜20%の澱粉
懸濁液にCGTa s eを添加し、連続液化装置にて
加熱処理して澱粉液化液を得た後、酵素を加熱失活させ
る。次に澱粉液化液に再びCC;Ta s eを添加し
て50℃で約24時間反応させ約50%含有の糖液をう
る。さらに、この糖液を限外濾過膜処理して分子量の大
きい分岐デキストリンを分離する。次に、この分岐デキ
ストリンに包接剤としてエタノールを添加し、CGTa
seを作用させると分岐サイクロデキストリン含有澱粉
分解物が得られる。
ここで用いられる澱粉としては馬鈴薯澱粉やモチトウモ
ロコシ澱粉などが、分岐サイクロデキストリンの製造を
目的した場合、有効である。
また、CGTa s eとしてはバチルス・マセランス
、バチルスサーキュランス、好アルカリ性細菌その他の
バチルス属細菌などから得られる酵素が用いられる。
次に、上記の如くして得られた分岐サイクロデキストリ
ン含有澱粉分解物にグルコアミラーゼとタカアミラーゼ
を作用させることによりGrCDとグルコースを主成分
とするIl! t&を得る。すなわち、分岐サイクロデ
キストリン含有液中に含まれるα−1β−1γ−サイク
ロデキストリンはタカアミラーゼにより水解され、また
グルコアミラ−ゼは分岐サイクロデキストリンの分岐部
分をグルコシル基にまで水解するとともに、直鎖デキス
トリンをグルコースまで分解する。
さらに上記の如く調整したG=CDとグルコースを主成
分とする糖液を強酸性カチオン交換樹脂を充填したカラ
ムに通液して該糖液からG、−CDを分画採取する。
強酸性カチオン交換樹脂としてはスチレン−ジビニルベ
ンゼンの架橋共重合体にスルホン酸基が結合したもので
、市販の樹脂としてはアンバーライト(登録商標)IR
−120B、XT−1007、ダイヤイオン(登録商標
)SK−IB、5K−100など、あるいはこれらと同
等のものを使用することができる。
樹脂の粒度は細かいほどG、−CDとグルコースの分離
が良好であるが、あまり細かいとカラムに通液する際、
圧力損失が大となるので、当該樹脂の粒子径としては0
.05〜0.6鰭のものを用い、好ましくは0.15〜
0.3龍のものを用いるとよい。
また、交換基のイオン形としてはアルカリ金属形、アル
カリ土類金属形、鉄形が用いられる。なお水素形とかア
ルミニウム形などの、アルカリ金属形、アルカリ土類金
属形、鉄形以外のイオン形では分離性能が劣り好ましく
ない。
分画における通液温度は高い方が良好に分離できるが、
糖の分解やイオン交換樹脂の寿命などを考慮すると50
〜70℃の範囲が好ましい。通液する糖液のpHは4〜
6程度がよく、原液の濃度は60%以下、好ましくは2
0〜50%がよい。
通液流速は下降流でS V O,1〜0.5が好ましい
カラムへの通液方式は固定床、移動床、擬似移動床など
適宜選んで用いることができる。
第1図はバリウム形の強酸性カチオン交換樹脂アンバー
ライトXT−1007にG、−CDとグルコースの混合
液、濃度48%(含有比G、−CD44.4ニゲルコー
ス55.6)を流速S V 0.1、温度60℃で通液
した後、純水で押し出した時の溶出曲線である。
第1図から明らかなように本発明法によれば純度の高い
G、−CDを分画することができるばかりでなく、グル
コースの溶出が容易であるため、連続的に糖液と水を交
互に通すことにより、効率よ<G、−CDを分離するこ
とができる。
〈効果〉 以上説明した如く、G 、−CDとグルコースを主成分
とする糖液をアルカリ金属形、アルカリ土類金属形、鉄
形の強酸性カチオン交換樹脂に通液することにより、高
純度のG、−CDを効率よく生産することが可能となる
以下に本発明の効果をより明確にするために実施例を説
明する。
〔実施例〕
バリウム形の強酸性カチオン交換樹脂アンバーライトX
T−1007,492mAをカラム(内径26.4 m
s、長さ900龍)に充填した。次に濃度48%の原液
(含有比G、−CD44.4;グルコース55.6)1
0m7!を流速S V 0.1 、温度60°Cで通液
し、次いで純水で押し出しを行い第1図のフラクション
カーブを得た。そこでFractionnumber2
2を境にしてG、−CD区分とグルコース区分に分け、
各々の製品を採った。その結果、G、−CDの収率は9
5%で純度99.8%、グルコースの収率は95%で純
度96.4%であった。
なお第1図においてG、−α−CDはグルコシル−α−
サイクロデキストリンを、G、−β−CDはグルコシル
−β−サイクロデキストリンを、G。
−γ−CDはグルコシル−T−サイクロデキストリンを
示し、前述の収率95%の数値はこれら全てG、−CD
の総和である。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の溶出曲線で、縦軸は溶出液の濃度(B
X)、横軸はFraction numberを示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. グルコシル−サイクロデキストリンとグルコースとを主
    成分とする糖液を、アルカリ金属形、アルカリ土類金属
    形、鉄形のいずれか一種のイオン形にした強酸性カチオ
    ン交換樹脂を充填したカラムに通液し、グルコシル−サ
    イクロデキストリンを分画採取することを特徴とするグ
    ルコシル−サイクロデキストリンの分離方法。
JP60256546A 1985-11-18 1985-11-18 グルコシル−サイクロデキストリンの分離方法 Pending JPS62116604A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5730702A (en) * 1980-07-31 1982-02-19 Nippon Shokuhin Kako Kk Preparation of cyclodextrin
JPS57146600A (en) * 1981-03-06 1982-09-10 Japan Maize Prod Recovery of gamma-cyclodextrin
JPS61236801A (ja) * 1985-04-13 1986-10-22 Nikken Kagaku Kk 新規な分岐α―サイクロデキストリンの製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5730702A (en) * 1980-07-31 1982-02-19 Nippon Shokuhin Kako Kk Preparation of cyclodextrin
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JPS61236801A (ja) * 1985-04-13 1986-10-22 Nikken Kagaku Kk 新規な分岐α―サイクロデキストリンの製造方法

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