JPS62113715A - モルデナイトの製造方法 - Google Patents
モルデナイトの製造方法Info
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- JPS62113715A JPS62113715A JP25407785A JP25407785A JPS62113715A JP S62113715 A JPS62113715 A JP S62113715A JP 25407785 A JP25407785 A JP 25407785A JP 25407785 A JP25407785 A JP 25407785A JP S62113715 A JPS62113715 A JP S62113715A
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- Japan
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- Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はモルデナイト型ゼオライトの新規な製造方法に
関するものであり、更に詳しくは高純度でSio2/A
j、o3 モル比の高いモルデナイト型ゼオライトを
製造する方法を提供するものである。
関するものであり、更に詳しくは高純度でSio2/A
j、o3 モル比の高いモルデナイト型ゼオライトを
製造する方法を提供するものである。
モルデナイト型ゼオライトは1モルデン沸石として天然
にも存在するが、他の通常のゼオライト、例えばA、X
、Y型ゼオライト等と同様に無機質のシリカ源、アルミ
ナ源、@基原及び水の混合物な原料としていわゆる水熱
合成法により合成されている。この合成モルデナイトは
通例Na20mAl2O,* s 〜10 St、□の
組成式で表わされ、天然そルデナイトが4A程度の小さ
い細孔径で分子ふるい物性を示すのに対して、7〜8A
とかなり大きな有効細孔径で分子ふるい咎性な示す。ま
た、上述の組成式から明らかなように1通常のゼオライ
ト、すなわちA、 X、 Y型ゼオライト等と比較して
高いSiO2/A1203比を有しているために、耐熱
性及び耐酸性にすぐれまた等徴的な固体酸物性を示すこ
とから吸着剤としては勿論のこと、固体酸触媒として注
目され、石油工業等において工業用触媒として用いられ
て来た。
にも存在するが、他の通常のゼオライト、例えばA、X
、Y型ゼオライト等と同様に無機質のシリカ源、アルミ
ナ源、@基原及び水の混合物な原料としていわゆる水熱
合成法により合成されている。この合成モルデナイトは
通例Na20mAl2O,* s 〜10 St、□の
組成式で表わされ、天然そルデナイトが4A程度の小さ
い細孔径で分子ふるい物性を示すのに対して、7〜8A
とかなり大きな有効細孔径で分子ふるい咎性な示す。ま
た、上述の組成式から明らかなように1通常のゼオライ
ト、すなわちA、 X、 Y型ゼオライト等と比較して
高いSiO2/A1203比を有しているために、耐熱
性及び耐酸性にすぐれまた等徴的な固体酸物性を示すこ
とから吸着剤としては勿論のこと、固体酸触媒として注
目され、石油工業等において工業用触媒として用いられ
て来た。
(従来の技術)
近年モービル・オイル社等で、テトラプロピルアンモニ
ウム頃などの第4級アンモニウム頃等を有機鉱化剤ない
しは有機塩基源として使用するいわゆるZSM−5型及
びその類似の1通常の合成モルデナイト等よりSiO□
/Al、03比がはるかに高い5群のゼオライトが合成
された(本発明では以後SiO□/A)203モル比が
10以上のゼオライトに対して1ハイシリカ″な付す)
。それらのゼオライト等の研究から、ゼオライトのS
102 /Al 203比が高くなる糧耐熱性及び耐酸
性が良くなり、また固体酸としては酸強度及び疎水性が
増加するなど物異な優れた触媒物性を示1ことがわかり
、ハイシリカゼオライトが肴に注目されるようになった
。従って。
ウム頃などの第4級アンモニウム頃等を有機鉱化剤ない
しは有機塩基源として使用するいわゆるZSM−5型及
びその類似の1通常の合成モルデナイト等よりSiO□
/Al、03比がはるかに高い5群のゼオライトが合成
された(本発明では以後SiO□/A)203モル比が
10以上のゼオライトに対して1ハイシリカ″な付す)
。それらのゼオライト等の研究から、ゼオライトのS
102 /Al 203比が高くなる糧耐熱性及び耐酸
性が良くなり、また固体酸としては酸強度及び疎水性が
増加するなど物異な優れた触媒物性を示1ことがわかり
、ハイシリカゼオライトが肴に注目されるようになった
。従って。
モルデナイトにおいても、SiO2/Al2O3比の高
いものの製造の努力が払われて来た。まず、通常の合成
法で得られるS r O2/At203モル比10程度
のモルデナイトの結晶構造を破壊せずにアルミニウム成
分の1部を溶解除去してSiO□/At203比を上げ
るいわゆる脱アルミニウム法が提案された。すなわち1
モルデナイトを熱鉱酸あるいはEDTAのようなキレー
ト剤の熱水溶液で処理する方法、高温下で水蒸気と接触
させる処理と熱鉱酸処理とを交互に繰返す方法などが提
案されている。これらの方法により−Lハイシリカモル
デナイトが製造可能であるが、一旦合成したモルデナイ
ト′%:!1!に処理することになり、従って製造工程
が長(なり操作も甚だ煩雑になる。従って、工業的な製
造方法としては、水熱合成という1段の操作でハイシリ
カモルデナイトを製造することが好ましい。
いものの製造の努力が払われて来た。まず、通常の合成
法で得られるS r O2/At203モル比10程度
のモルデナイトの結晶構造を破壊せずにアルミニウム成
分の1部を溶解除去してSiO□/At203比を上げ
るいわゆる脱アルミニウム法が提案された。すなわち1
モルデナイトを熱鉱酸あるいはEDTAのようなキレー
ト剤の熱水溶液で処理する方法、高温下で水蒸気と接触
させる処理と熱鉱酸処理とを交互に繰返す方法などが提
案されている。これらの方法により−Lハイシリカモル
デナイトが製造可能であるが、一旦合成したモルデナイ
ト′%:!1!に処理することになり、従って製造工程
が長(なり操作も甚だ煩雑になる。従って、工業的な製
造方法としては、水熱合成という1段の操作でハイシリ
カモルデナイトを製造することが好ましい。
水熱合成灰石のみによるハイシリカモルデナイトの合成
も今までに以下に記載するような方法が提案されている
。例えば、有機鉱化剤l使用する方法では、「粘土科学
j誌第22巻1号18頁゛以下に、水酸化ベンジルトリ
メチルアンモニウム〔C6H3CH2(CH3)3NO
H〕を使用してsi o2/A1203モル比14.7
から25.6のハイシリカモルデナイl−製造する方法
が記載されている。また、鉱化剤を使用しない方法とし
ては、特開昭59−73424に珪酸アルカリ水溶液と
含アルミニウム水溶液とを肴定の方法で混合反応させて
、物足組成の粒状無定形アルミノ珪酸頃均−相化合物を
生成させ、このものを分離洗浄処理後改めて水酸化アル
カリ金属水溶液中で水熱処理してSiO□/Al120
3モル比最高26.5のハイシリカモルデナイトを得る
方法が記載されている。しかし、これらの方法ではいず
れも得られたモルデナイトのSiO2/A1203モル
比が最高30以下であり、また後者の方法は有機鉱化剤
を使用しないという利益があるが、別に粒状無定形アル
ミノ珪酸塩均一相化合物を!!11ffL、これを分離
して洗fpfるという工程操作を必要とする煩雑さがあ
る。
も今までに以下に記載するような方法が提案されている
。例えば、有機鉱化剤l使用する方法では、「粘土科学
j誌第22巻1号18頁゛以下に、水酸化ベンジルトリ
メチルアンモニウム〔C6H3CH2(CH3)3NO
H〕を使用してsi o2/A1203モル比14.7
から25.6のハイシリカモルデナイl−製造する方法
が記載されている。また、鉱化剤を使用しない方法とし
ては、特開昭59−73424に珪酸アルカリ水溶液と
含アルミニウム水溶液とを肴定の方法で混合反応させて
、物足組成の粒状無定形アルミノ珪酸頃均−相化合物を
生成させ、このものを分離洗浄処理後改めて水酸化アル
カリ金属水溶液中で水熱処理してSiO□/Al120
3モル比最高26.5のハイシリカモルデナイトを得る
方法が記載されている。しかし、これらの方法ではいず
れも得られたモルデナイトのSiO2/A1203モル
比が最高30以下であり、また後者の方法は有機鉱化剤
を使用しないという利益があるが、別に粒状無定形アル
ミノ珪酸塩均一相化合物を!!11ffL、これを分離
して洗fpfるという工程操作を必要とする煩雑さがあ
る。
(発明が解決しようとする問題点)
そこで1本発明者等は新規有効なハイシリカモルデナイ
トの製造法を開発すべく鋭意研究を進めた結果、有機鉱
化剤としてハロゲン化テトラエチルアンモニウム頃を使
用して、後述する肴定の原料な物足の条件下で水熱処理
することによって、従来報告されていない高いSiO□
/Al2O3モル比を有する高純度のハイシリカモルデ
ナイトの合成に成功し1本発明を完成するに至った。
トの製造法を開発すべく鋭意研究を進めた結果、有機鉱
化剤としてハロゲン化テトラエチルアンモニウム頃を使
用して、後述する肴定の原料な物足の条件下で水熱処理
することによって、従来報告されていない高いSiO□
/Al2O3モル比を有する高純度のハイシリカモルデ
ナイトの合成に成功し1本発明を完成するに至った。
(問題点を解決するための手段)
すなわち本発明の要旨は、シリカ源、アルミナ源、アル
カリ金属源、鉱化剤及び水よりなる混合物を原料として
水熱合成灰石によってモルデナイトを製造する方法にお
いて、鉱化剤がハロゲン化テトラエチルアンモニウムで
ありかつ原料の組成がモル比で SiO□/Aj203=15〜200 M20/TEAX =0.5〜2.0TEAX/Si
O□=0,1〜1.0 H20/TEAX = 20〜500 の範囲内にあるもの (ここでMはアルカリ金Ji、TEAXはハロゲン化テ
トラエチルアンモニウムを表わし、シリカ源はSiO□
、アルミナ源はAl2O3、アルカリ金属源はM2Oと
してそれぞれ計算するものとする。)を用いて反応を行
なうことを特徴とするモルデナイトの製造方法に存する
。
カリ金属源、鉱化剤及び水よりなる混合物を原料として
水熱合成灰石によってモルデナイトを製造する方法にお
いて、鉱化剤がハロゲン化テトラエチルアンモニウムで
ありかつ原料の組成がモル比で SiO□/Aj203=15〜200 M20/TEAX =0.5〜2.0TEAX/Si
O□=0,1〜1.0 H20/TEAX = 20〜500 の範囲内にあるもの (ここでMはアルカリ金Ji、TEAXはハロゲン化テ
トラエチルアンモニウムを表わし、シリカ源はSiO□
、アルミナ源はAl2O3、アルカリ金属源はM2Oと
してそれぞれ計算するものとする。)を用いて反応を行
なうことを特徴とするモルデナイトの製造方法に存する
。
元来、水熱合成法によるゼオライトの製造においては、
物足の型のゼオライトを得る条件が非常に複雑微妙であ
る。すなわち、同一化学組成の原料を使用しても、シリ
カ源とかアルミナ源として使用する物質が異なれば異な
る型のゼオライトが生成することがあり、また同じ有機
鉱化剤を使用しても使用条件の微妙なちがいによりこれ
もまた異なる塁のゼオライトが生成する場合がある。例
えば、本発明と類似した原料及び条件下で本発明で使用
している鉱化剤のハロゲン化テトラエチルアンモニウム
の代りrIc水酸化テトラエチルアンモニウムを使用す
れば殆んどモルデナイトは生成せず、多くの場合β型ゼ
オライトが生成する。また原料その他の条件によっては
、ZSM−12、ZSM−20などが生、成することが
知られている。
物足の型のゼオライトを得る条件が非常に複雑微妙であ
る。すなわち、同一化学組成の原料を使用しても、シリ
カ源とかアルミナ源として使用する物質が異なれば異な
る型のゼオライトが生成することがあり、また同じ有機
鉱化剤を使用しても使用条件の微妙なちがいによりこれ
もまた異なる塁のゼオライトが生成する場合がある。例
えば、本発明と類似した原料及び条件下で本発明で使用
している鉱化剤のハロゲン化テトラエチルアンモニウム
の代りrIc水酸化テトラエチルアンモニウムを使用す
れば殆んどモルデナイトは生成せず、多くの場合β型ゼ
オライトが生成する。また原料その他の条件によっては
、ZSM−12、ZSM−20などが生、成することが
知られている。
本発明のモルデナイトの製造に使用できる有機鉱化剤、
シリカ源、アルミナ源及び無機塩基などの原料物質は以
下の通りである。
シリカ源、アルミナ源及び無機塩基などの原料物質は以
下の通りである。
有機鉱化剤としては、塩化テトラエチルアンモニウムお
よび臭化テトラエチルアンモニウムが適当であり、弗化
テトラエチルアンモニウムおよび沃化テトラエチルアン
モニウムも使用しうる。シリカ源としては珪酸ナトリウ
ム、珪酸カリウムなどのアルカリ金属珪酸頃、シリカヒ
ドロゲル、シリカゾル、シリカアルミナヒドロゲル、シ
リカアルミナゾル、ケイ酸などケイ素の化合物の1種ま
たは2m以上の混合物が使用できる。アルミナ源として
は、アルミン酸ナトリウム、アルミン酸カリウムなどの
アルミン酸アルカリ金属塩、アルミナヒドロゲル、シリ
カアルミナヒドロゲル及び塩化アルミニウム、臭化アル
ミニウムなどのハロゲンイーアルミニウムなどアルミニ
ウムの化合物の1種または2種以上の混合物が使用でき
る。アルカリ金属源もしくは無機塩基としては、例えば
水酸化ナトリウム、酸化ナトリウム、水酸化カリウムの
ようなアルカリ金属の水酸化物、酸化物、アルミン酸塩
などアルカリ金属の化合物の1種または2種以上の混合
物が使用できるが普通には水酸化ナトリウムが好ましい
。
よび臭化テトラエチルアンモニウムが適当であり、弗化
テトラエチルアンモニウムおよび沃化テトラエチルアン
モニウムも使用しうる。シリカ源としては珪酸ナトリウ
ム、珪酸カリウムなどのアルカリ金属珪酸頃、シリカヒ
ドロゲル、シリカゾル、シリカアルミナヒドロゲル、シ
リカアルミナゾル、ケイ酸などケイ素の化合物の1種ま
たは2m以上の混合物が使用できる。アルミナ源として
は、アルミン酸ナトリウム、アルミン酸カリウムなどの
アルミン酸アルカリ金属塩、アルミナヒドロゲル、シリ
カアルミナヒドロゲル及び塩化アルミニウム、臭化アル
ミニウムなどのハロゲンイーアルミニウムなどアルミニ
ウムの化合物の1種または2種以上の混合物が使用でき
る。アルカリ金属源もしくは無機塩基としては、例えば
水酸化ナトリウム、酸化ナトリウム、水酸化カリウムの
ようなアルカリ金属の水酸化物、酸化物、アルミン酸塩
などアルカリ金属の化合物の1種または2種以上の混合
物が使用できるが普通には水酸化ナトリウムが好ましい
。
これらの原料物質な所定量混合して原料とする。SiO
□/Al2O3比の高いモルデナイトを合成するには原
料中のSiO□/Al1203比をそれに厄じて高くす
る必要があるがさらに、後述する条件の範囲内で原料物
質の量比な定める必要がある。また、混合方法について
は肴に制限はないが、まずシリカ源とアルミナ源に水と
無機塩基を加えよく混合すると通常ゾル状ないし軟かい
ヒドロゲルになるから、これに有機鉱化剤をそのままま
たは水溶液にして添加してよく混合して原料とするのが
操作手順上好都合である。
□/Al2O3比の高いモルデナイトを合成するには原
料中のSiO□/Al1203比をそれに厄じて高くす
る必要があるがさらに、後述する条件の範囲内で原料物
質の量比な定める必要がある。また、混合方法について
は肴に制限はないが、まずシリカ源とアルミナ源に水と
無機塩基を加えよく混合すると通常ゾル状ないし軟かい
ヒドロゲルになるから、これに有機鉱化剤をそのままま
たは水溶液にして添加してよく混合して原料とするのが
操作手順上好都合である。
反応器としては、後述する反応条件を維持して水熱処理
を行なえるものであれば肴に制限はないが、一般には攪
拌機を備えた加圧反応器が好適である。
を行なえるものであれば肴に制限はないが、一般には攪
拌機を備えた加圧反応器が好適である。
本発明の原料はモル比で
SiO□/Al!、03= 15〜200M20/TE
AX =0.5〜2.0 T EA X/S i 02 =0.1〜1.0H20
/TEAX =20〜500 好ましくは SiO2/Al2O3=17〜150 M20/TEAX =0.5〜1.6T EA X/
S t 02 =0.1〜0.6H20/TEAX
= 30〜200(ここでMはアルカリ金属1に、T
EAXはハロゲン化テトラエチルアンモニウムな表わす
。)の範囲内になるよ5KvI!111する必要がある
。
AX =0.5〜2.0 T EA X/S i 02 =0.1〜1.0H20
/TEAX =20〜500 好ましくは SiO2/Al2O3=17〜150 M20/TEAX =0.5〜1.6T EA X/
S t 02 =0.1〜0.6H20/TEAX
= 30〜200(ここでMはアルカリ金属1に、T
EAXはハロゲン化テトラエチルアンモニウムな表わす
。)の範囲内になるよ5KvI!111する必要がある
。
次に水熱合成反応の条件は5反応源度は約75℃〜20
0℃、好ましくは約140℃〜180℃である。反応圧
力については%に制限はないが、いわゆる自圧下、すな
わちその温度における反応物質の平衡圧下で反応を行な
うことが、圧力調整の必要がなく好適である。反応時間
は反応は度と原料の組成によってきまるが1通常好まし
い反応温度、領域では数時間から約100時間位を必要
とする。なお、反応温度が低すぎると非常に長い反応時
間を要する。
0℃、好ましくは約140℃〜180℃である。反応圧
力については%に制限はないが、いわゆる自圧下、すな
わちその温度における反応物質の平衡圧下で反応を行な
うことが、圧力調整の必要がなく好適である。反応時間
は反応は度と原料の組成によってきまるが1通常好まし
い反応温度、領域では数時間から約100時間位を必要
とする。なお、反応温度が低すぎると非常に長い反応時
間を要する。
灰石生成物は濾過、遠心分離などの公知の方法で、生成
したモルデナイトの結晶から母液を除き、母液を分離し
た生成モルデナイト結晶は更に水または熱水で洗浄して
結晶粒子間に残っている母液な十分除き、ついで乾燥、
焼成する。
したモルデナイトの結晶から母液を除き、母液を分離し
た生成モルデナイト結晶は更に水または熱水で洗浄して
結晶粒子間に残っている母液な十分除き、ついで乾燥、
焼成する。
乾燥、焼成の1件は一般のゼオライトで行なわれている
条件でよく、例えば、乾燥は空気中で約110℃〜20
0℃で数時間〜24時間位処理すればよく、焼喬は空気
中で約500℃〜700℃で数時間から約24時間位処
理すればよい。
条件でよく、例えば、乾燥は空気中で約110℃〜20
0℃で数時間〜24時間位処理すればよく、焼喬は空気
中で約500℃〜700℃で数時間から約24時間位処
理すればよい。
本発明方法により得られる生成物の化学組成は次式:
%式%
(ここでMはアルカリ金属を表わし、Xの値は生成物の
水洗の程度で異なるが通常は1m後であり、またyの値
は乾燥、脱水の程度で異なるが0以上の数である。)で
表わされるモルデナイトであり、そのX線回折図は通常
の合成モルデナイトを脱アルミニウムした従来のハイシ
リカモルデナイトと実質上同じパターンを示す。
水洗の程度で異なるが通常は1m後であり、またyの値
は乾燥、脱水の程度で異なるが0以上の数である。)で
表わされるモルデナイトであり、そのX線回折図は通常
の合成モルデナイトを脱アルミニウムした従来のハイシ
リカモルデナイトと実質上同じパターンを示す。
(発明の効果)
本発明方法によれば、 SiO□/Al2O3モル比が
15〜200という高い値を有するモルデナイトが容易
に一段の水熱合成灰石により得られる。これは従来公知
のハイシリカモルデナイトの製法1例えばモルデナイト
から脱アルミニウムM埋してハイシリカモルデナイトに
する方法に比べて手数がかからずはるかに能皐的であり
。
15〜200という高い値を有するモルデナイトが容易
に一段の水熱合成灰石により得られる。これは従来公知
のハイシリカモルデナイトの製法1例えばモルデナイト
から脱アルミニウムM埋してハイシリカモルデナイトに
する方法に比べて手数がかからずはるかに能皐的であり
。
また水酸化ベンジル、トリメチルアンモニウムを用いる
方法あるいは粒状無定形アルミノ珪酸塩をさらに処理す
る方法と比べて安価もしくは簡便な方法であり、しかも
これらの方法では得られなかった5i02/Aノ203
モル比が30以上のモルデナイトを調造できるという効
果を有する。
方法あるいは粒状無定形アルミノ珪酸塩をさらに処理す
る方法と比べて安価もしくは簡便な方法であり、しかも
これらの方法では得られなかった5i02/Aノ203
モル比が30以上のモルデナイトを調造できるという効
果を有する。
(実施例)
以下、実施例により本発明の内容を具体的忙説明する。
実施例1
水酸化ナトリウム12.0IIを水250mJK溶かし
た溶液にアルミン酸ソーダ11.6.9を溶解させる。
た溶液にアルミン酸ソーダ11.6.9を溶解させる。
この溶液KSiO230wf%を含むコロイダルシリカ
290.7.9をよく攪拌しながら徐々に加えてよく混
合する。軟かいヒドロゲル状になる。このヒドロゲル状
物質に臭化テトラエチルアンモニウム62.9.9を加
えよく攪拌混合する。この混合物を原料として、内容積
14のステンレス製オートクレーブ中で無撹拌、150
℃、自圧下で96時間水熱逃埋金行いモルデナイト結晶
を生成させた。生成物’9tP遇して生成したモルデナ
イト結晶を分離した後水洗して結晶粒子間に残っている
母液を除去し、120℃で12時間乾燥し、更1c55
0℃で6時間焼成して白色粉末を得た。この物のSiO
□/Al2O3モル比は26.9で、粉末X@回折の結
果高純度のモルデナイトであることを確認した。
290.7.9をよく攪拌しながら徐々に加えてよく混
合する。軟かいヒドロゲル状になる。このヒドロゲル状
物質に臭化テトラエチルアンモニウム62.9.9を加
えよく攪拌混合する。この混合物を原料として、内容積
14のステンレス製オートクレーブ中で無撹拌、150
℃、自圧下で96時間水熱逃埋金行いモルデナイト結晶
を生成させた。生成物’9tP遇して生成したモルデナ
イト結晶を分離した後水洗して結晶粒子間に残っている
母液を除去し、120℃で12時間乾燥し、更1c55
0℃で6時間焼成して白色粉末を得た。この物のSiO
□/Al2O3モル比は26.9で、粉末X@回折の結
果高純度のモルデナイトであることを確認した。
実施例2
臭化テトラエチルアンモニウム62.9Nの代りに塩化
テトラエチルアンモニウム30.5N’に使用し、水熱
処理において、@度170℃、処瑠時間48時間とした
こと以外は実施例1と全く同様に行なって、5MO2/
Ai!203モル比21.7の高純度の白色粉末状のモ
ルデナイトを得た。
テトラエチルアンモニウム30.5N’に使用し、水熱
処理において、@度170℃、処瑠時間48時間とした
こと以外は実施例1と全く同様に行なって、5MO2/
Ai!203モル比21.7の高純度の白色粉末状のモ
ルデナイトを得た。
銅のに一α線による生成物のX線回折スペクトルを第1
図に示す。
図に示す。
実施例3
アルミニウム粉末1.4gを、水酸化ナトリウム247
’It水200mjK溶かした溶液に溶解させた。こ
の溶液にS r 02 30 w 1%を含むコロイダ
ルシリカ30ON’%?攪拌しながら徐々に加えてよく
混合した。これに臭化テトラエチルアンモニウム94.
6jiY加え、よく攪拌混合したものを原料として、水
熱処理において処理時間を72時間としたこと以外は実
施例1と全く同様に行なって、5tO2/A/203モ
ル比32.1の高純度のモルデナイトを得た。
’It水200mjK溶かした溶液に溶解させた。こ
の溶液にS r 02 30 w 1%を含むコロイダ
ルシリカ30ON’%?攪拌しながら徐々に加えてよく
混合した。これに臭化テトラエチルアンモニウム94.
6jiY加え、よく攪拌混合したものを原料として、水
熱処理において処理時間を72時間としたこと以外は実
施例1と全く同様に行なって、5tO2/A/203モ
ル比32.1の高純度のモルデナイトを得た。
実施例4
アルミナ源としてAl20350%のアルミナゾル5.
OIIを用い、また水酸化ナトリウムを20Iとした以
外は実施例3と全く同様に行なって原料v、msした。
OIIを用い、また水酸化ナトリウムを20Iとした以
外は実施例3と全く同様に行なって原料v、msした。
以後の操作は、水熱処理の温度と時間とをそれぞれ17
0℃及び30時間としたこと以外は実施例1と全く同様
に行なって、5i02/Aj203モル比35.8の高
純度のモルデナイトを得た。
0℃及び30時間としたこと以外は実施例1と全く同様
に行なって、5i02/Aj203モル比35.8の高
純度のモルデナイトを得た。
実施例5
塩化アルミニラA (AjCj3−6H20) 12
Jl[100mJの水に溶かした溶液圧、水酸化ナトリ
ウム3211を100 mlの水に溶かした溶液を混合
したものをアルミニウム源としたこと及び臭化テトラエ
チルアンモニウム126.IJlを使用したこと以外は
実施例2と全く同様にして原料を調製した。以後の操作
は水熱処理の温度及び時間をそれぞれ170℃及び24
時間としたこと以外は実施例1と全く同様にして行ない
、SiO2/Al2O3モル比57.1の高純度のモル
デナイトを得た。
Jl[100mJの水に溶かした溶液圧、水酸化ナトリ
ウム3211を100 mlの水に溶かした溶液を混合
したものをアルミニウム源としたこと及び臭化テトラエ
チルアンモニウム126.IJlを使用したこと以外は
実施例2と全く同様にして原料を調製した。以後の操作
は水熱処理の温度及び時間をそれぞれ170℃及び24
時間としたこと以外は実施例1と全く同様にして行ない
、SiO2/Al2O3モル比57.1の高純度のモル
デナイトを得た。
実施例6
S t 02 30 w 1%、Na2O10w 1%
を含む水ガラス300m1K、300m1の水に塩化ア
ルミニウム(At CI、・6H20)8.!iFを溶
かした溶液を攪拌しなから徐々圧加えてよく混合する。
を含む水ガラス300m1K、300m1の水に塩化ア
ルミニウム(At CI、・6H20)8.!iFを溶
かした溶液を攪拌しなから徐々圧加えてよく混合する。
混合物は軟かいヒドロゲル状になる。このヒドロゲル状
物質に臭化テトラエチルアンモニウム126.11を加
えよく混合して原料を調製した。以後の操作は、水熱処
理の温度及び時間をそれぞれ150℃、攪拌しながら7
2時間としたこと以外は実施例1と全く同様にして行な
い、 SiO□/At203モル比71,6の高純度モ
ルデナイトを得た。
物質に臭化テトラエチルアンモニウム126.11を加
えよく混合して原料を調製した。以後の操作は、水熱処
理の温度及び時間をそれぞれ150℃、攪拌しながら7
2時間としたこと以外は実施例1と全く同様にして行な
い、 SiO□/At203モル比71,6の高純度モ
ルデナイトを得た。
銅のに一α線による生成物のX線回折スペクトルを第2
図に示す。
図に示す。
第1図は実施例2の生成物についてのX線回折スペクト
ルであり、そして第2図は実施例6の生成物についての
X線回折スペクトルである。
ルであり、そして第2図は実施例6の生成物についての
X線回折スペクトルである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 シリカ源、アルミナ源、アルカリ金属源、鉱化剤及び水
よりなる混合物を原料として水熱合成反応によつてモル
デナイトを製造する方法において、鉱化剤がハロゲン化
テトラエチルアンモニウムであり、かつ原料の組成がモ
ル比でSiO_2/Al_2O_3=15〜200M_
2O/TEAX=0.5〜2.0 TEAX/SiO_2=0.1〜1.0 H_2O/TEAX=20〜500 の範囲内にあるもの (ここでMはアルカリ金属、TEAXはハロゲン化テト
ラエチルアンモニウムを表わし、シリカ源はSiO_2
、アルミナ源はAl_2O_3、アルカリ金属源はM_
2Oとしてそれぞれ計算するものとする。)を用いて反
応を行なうことを特徴とするモルデナイトの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25407785A JPS62113715A (ja) | 1985-11-13 | 1985-11-13 | モルデナイトの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25407785A JPS62113715A (ja) | 1985-11-13 | 1985-11-13 | モルデナイトの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62113715A true JPS62113715A (ja) | 1987-05-25 |
Family
ID=17259899
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25407785A Pending JPS62113715A (ja) | 1985-11-13 | 1985-11-13 | モルデナイトの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62113715A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006083032A (ja) * | 2004-09-17 | 2006-03-30 | Tosoh Corp | 高純度ハイシリカモルデナイトの合成方法 |
-
1985
- 1985-11-13 JP JP25407785A patent/JPS62113715A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006083032A (ja) * | 2004-09-17 | 2006-03-30 | Tosoh Corp | 高純度ハイシリカモルデナイトの合成方法 |
JP4639713B2 (ja) * | 2004-09-17 | 2011-02-23 | 東ソー株式会社 | 高純度ハイシリカモルデナイトの合成方法 |
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