JPS62113414A - 固体電解コンデンサの製造方法 - Google Patents

固体電解コンデンサの製造方法

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JPS62113414A
JPS62113414A JP25269485A JP25269485A JPS62113414A JP S62113414 A JPS62113414 A JP S62113414A JP 25269485 A JP25269485 A JP 25269485A JP 25269485 A JP25269485 A JP 25269485A JP S62113414 A JPS62113414 A JP S62113414A
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persulfate
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内藤 一実
隆 池崎
下平 三郎
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Showa Denko KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、誘電体皮膜層上に60℃以上の温度下、化学
的析出によシ二酸化鉛層を形成させた性能の良好な固体
電解コンデンサの製造方法に関する。
従来の技術 例えば特公昭58−21414号公報に記載されるよう
に、二酸化鉛を電導性物質として用いた固体電解コンデ
ンサは知られている。しかしながら、上記した従来の固
体電解コンデンサは、二酸化鉛を誘電体皮膜層上に形成
させる方法が鉛イオンを含んだ反応母液を200〜30
0℃の高温下に熱分解して形成させる方法であるため、
誘電体皮膜(酸化皮膜)が熱的に亀裂したシ、さらには
発生ガスによって化学的に損傷するという問題がある。
そのため、この固体電解コンデンサに電圧を印加した際
、その誘電体皮膜の欠陥部に電流が集中し、絶縁破壊を
起こす恐れがある。従って、その耐電圧の信頼性を増す
ために、化成電圧を定格電圧の3〜5倍にせねばならず
、所定の容量を得るためには、表面積の大きな大型の陽
極体を使用せざるを得ないという問題がある。
このような欠点を防止するために、例えば特開昭54−
12447号公報に記載されているように、まず、硝酸
マンガンを熱分解して酸化皮膜層上に二酸化マンガン層
を形成させた後、これを極めて低濃度の鉛イオンと過硫
酸イオンを含んだ液につけ、化学的析出によって二酸化
マンガン層の上に二酸化鉛層を設ける方法が知られてい
る。しかしながら、この方法は、二酸化マンガン層を形
成させる際に硝酸マンガンを200〜400℃の高温で
熱分解させるために、誘電体皮膜の熱的亀裂および発生
ガスによる化学的損傷は避は難い。
また、特公昭49−29374号公報に記載されている
ように、誘電体皮膜層上に二酸化鉛層を化学的析出によ
って形成させる方法が知られている。しかしながら、こ
の方法は、二酸化鉛を化学的に析出させるに際して、触
媒として銀イオンを必要とするため、銀または銀の化合
物が誘電体皮膜表面に付着した形となり、絶縁抵抗が低
下するという問題がある。
このような欠点を解決する方法として、有機半導体であ
るテトラシアノキノジメタン塩を電導性物質として使用
する方法(特開昭57−173928号公報等)が知ら
れているが、いかんせんテトラシアノキノジメタン塩の
コストが極めて高く、かつ塩であるため湿気に対して不
安定であるという欠点がある。
かかる観点から、本発明者等は、高温下での熱分解反応
を利用せず、しかもコンデンサ特性に悪影響を及ばず銀
イオンのような触媒も使用せずに、誘電体皮膜上に二酸
化鉛の電導性物質を化学的析出法によって形成させた固
体電解コンデンサの製造方法を提案した(特願昭60−
193185号)。
しかしながら、この方法で得られる固体電解コンデンサ
は、コンデンサの漏れ電流値が必ずしも十分満足すべき
ものではなかった。
発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、コストが安く、高温での熱分解反応を
利用せずに、さらにコンデンサ性能に悪影響を及ばず触
媒、例えば銀触媒を使用せずに誘電体皮膜層上に二酸化
鉛を化学的析出によりて形成させ、しかも漏れ電流値の
改善された固体電解コンデンサの製造方法を提供するこ
とにある。
問題点を解決するための手段 本発明に従えば、二酸化鉛を電導性物質とする固体電解
コンデンサを製造するにあたり、該二酸化鉛を誘電体皮
膜層上に60℃以上の温度下、化学的析出によシ形成さ
せることを特徴とする固体電解コンデンサの製造方法が
提供される。
本発明における誘電体皮膜とは、当業界で周知であるア
ルミニウム、タンタル、ニオブ等の弁金属の箔または焼
結体の酸化皮膜を意味し、公知の方法で得ることができ
る。
誘電体皮膜層上に二酸化鉛を化学的析出によって形成さ
せるための反応母液としては、鉛イオンおよび過硫酸イ
オンを含んだ水溶液が使用される。
鉛イオン種および過硫酸イオン種には特に制限はなく、
鉛イオン種を与える化合物の代表例としては、例えばク
エン酸鉛、酢酸鉛、塩基性酢酸鉛、ホウフッ化鉛、酢酸
鉛水利物等があげられる。一方、過硫酸イオン種を与え
る化合物の代表例とし。
では、例えば過硫酸アンモニウム、過硫酸カリ、過硫酸
ナトリウム等があげられる。これらの鉛イオン種および
過硫酸イオン種を与える化合物は、それぞれを二種以上
混合して使用してもよい。
母液中の鉛イオン濃度は、7モル/lから0,1モル/
l、好ましくは5モル/lから1.3モル/lの範囲内
である。鉛イオンの濃度が7モル/lより高い場合には
、母液の粘度が高くなりすぎて使用困難となり、また、
鉛イオンの濃度が0.1モル/lより低い場合には、母
液中の鉛イオン濃度が薄すぎるため塗布回数を多くしな
ければならないという難点がある。一方、母液中の過硫
酸イオン濃度は、鉛イオンに対してモル比で3から0.
5の範囲内である。過硫酸イオンの濃度が鉛イオンに対
してモル比で3より多いと、未反応の過硫酸イオンが残
るためコスト高となシ、また過硫酸イオンの濃度が鉛イ
オンに対してモル比で0.5よシ少ないと、未反応の鉛
イオンが残り電導性が悪くなるので好ましくなめ。
反応母液は、鉛イオン種を与える化合物と過硫酸イオン
種を与える化合物を同時に水に溶解させて使用してもよ
く、または予め鉛イオン種を与える化合物と過硫酸イオ
ン種を与える化合物の水溶液をそれぞれ別個に調製して
おいて使用直前に混合して使用してもよい。
誘電体皮膜層上に、二酸化鉛の電導性物質を化学的に析
出、形成させる方法としては、誘電体皮膜を有するアル
ミニウム、メンタル、ニオブ等の弁作用金属に反応母液
(鉛イオンおよび過硫酸イオンを含んだ水溶液)を塗布
し、60℃以上の温度、好ましくは60〜100℃の温
度、さらに好ましくは75〜95℃の温度で放置した後
、水洗、乾燥する方法、または誘電体皮膜を有する弁作
用金属を反応母液に浸漬して、反応母液を誘電体皮膜て
進入させ、60℃以上の温度、好ましくは60〜100
℃の温度、さらに好ましくは75〜95℃との温度で放
置した後、水洗い乾燥する方法があげられる。
反応母液から二酸化鉛を化学的析出によって形成させる
際の放置温度が60℃未満では、漏れ電流値の十分満足
すべき固体電解コンデンサが得られない。放置時間は、
二酸化鉛の生成程度を観察判断することによって適宜選
択される。
発明の効果 本発明の方法によって製造される固体電解コンデンサは
、従来公知の固体電解コンデンサに比較して以下のよう
な利点を有している。
■ 高温に加熱することなく誘電体皮膜層上に二酸化鉛
層を形成できるので、陽極の誘電体皮膜を損傷する恐れ
がなく、補修のための陽極酸化(再化成)を行なう必要
もない。そのため、定格電圧を従来の数倍にあげること
ができ、同容量、同定格電圧のコンデンサを得るのK、
従来のものに比較して形状を小型化できる。
■ 漏れ電流が小さい。
■ 高耐圧のコンデンサを作製することができZ・■ 
二酸化鉛の電導度が10〜10 ” 5−cm−1と十
づj)に高いためインピーダンスが低い。
■ 高周波数特性が良い。
実施例 以下、実施例および比較例をあげて本発明をさらに詳細
に説明する。なお、各側の固体電解コンデンサの特注値
を第1表に示しだ。
実施例1 厚さ100μmのアルミニウム箔(純度99.99%)
を陽極とし、直流および交流の交互使用により、箔の表
面を電気化学的にエツチングして平均細孔径2μmで、
比表面積を12 m /9とした。次いで、このエツチ
ング処理したアルミニウム箔をホウ酸アンモニウムの液
中で電気化学的に処理してアルミニウム箔上に誘電体の
薄層(アルミナ)を形成した。
酢酸鉛の濃度が2.0モル/lの水溶液と過硫酸カリの
濃度が2.5モル/lの水溶液を混合して反応母液を得
た。この反応母液を直ちに上記した誘電体薄層に塗布し
、90℃で30分間放置したところ、誘電体薄層上に二
酸化鉛層が形成された。
次いで、二酸化鉛層を水で充分洗浄した後、120℃で
3時間減圧乾燥した。二酸化鉛層の上にカーボン被−ス
トを塗布して乾燥した後、さらにその上に銀波−ストを
塗布して乾燥した。陰極にアルミニウム箔を使用し樹脂
封口して固体電解コンデンサを作製した。
実施例2 実施例1において、反応母液として酢酸鉛の水溶液と過
硫酸カリの水溶液の代りに酢酸鉛三水和物の濃度が35
モル/lの水溶液と過硫酸アンモニウムの濃度が4.2
モル/lの水溶液を使用した以外は、実施例1と同様に
して誘電体薄層上に二酸化鉛層を形成した。洗浄、乾燥
後、二酸化鉛層の上にカーボン綬−ストを塗布して乾燥
した後、さらにその上に銀ペーストを塗布して乾燥した
次いで、リード線を半田付けした後、モールド外装して
固体電解コンデンサを作製した。
比較例1 実施例1と同じ誘電体層をもったアルミニウム箔に、従
来公知の硝酸鉛を250℃で加熱分解して二酸化鉛を形
成させて固体電解コンデンサを作製した。
比較例2 実施例1で反応母液を誘電体皮膜に塗布し、室温で3時
間放置した以外は、実施例1と同様にして固体電解コン
デンサを作製した。
表1 *120Hzでの値 **50Vでの値

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、二酸化鉛を電導性物質とする固体電解コンデンサを
    製造するにあたり、該二酸化鉛を誘電体皮膜層上に60
    ℃以上の温度下、化学的析出により形成させることを特
    徴とする固体電解コンデンサの製造方法。 2、二酸化鉛を化学的に析出させる反応母液が鉛イオン
    および過硫酸イオンを含んだ水溶液である特許請求の範
    囲第1項記載の固体電解コンデンサの製造方法。 3、水溶液中の鉛イオン濃度が7モル/lから0.1モ
    ル/lの範囲であり、かつ鉛イオンに対する過硫酸イオ
    ンのモル比が3から0.5の範囲である特許請求の範囲
    第2項記載の固体電解コンデンサの製造方法。
JP60252694A 1985-11-13 1985-11-13 固体電解コンデンサの製造方法 Expired - Lifetime JPH0719725B2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5412447A (en) * 1977-06-30 1979-01-30 Hitachi Condenser Solid electrolytic capacitor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5412447A (en) * 1977-06-30 1979-01-30 Hitachi Condenser Solid electrolytic capacitor

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