JPS62112986A - 仮焼炉付原料粉末予熱装置 - Google Patents

仮焼炉付原料粉末予熱装置

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JPS62112986A
JPS62112986A JP25256685A JP25256685A JPS62112986A JP S62112986 A JPS62112986 A JP S62112986A JP 25256685 A JP25256685 A JP 25256685A JP 25256685 A JP25256685 A JP 25256685A JP S62112986 A JPS62112986 A JP S62112986A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、仮焼炉付原料粉末予熱装置に関し、特にた
とえばセメント原料、アルミナ原料又は石灰石粉末等の
粉粒体原料の焼成に用いられる仮焼炉付粉末予熱装置に
関する。
「従来技術」 この種の仮焼炉付原料粉末予熱装置については、先に本
願出願人が創案したものであって、既に先願の特願昭5
1−188394号として出願したものがある。まず、
第4図および第5図を用いて、この出願に供された仮焼
炉付原料粉末予熱装置の概略を説明する。
第4図はセメント原料粉末を予熱、仮焼、焼成、冷却す
る工程を示す線図的系統図で、図中の実線矢印は熱風の
流れを、又破線矢印は原料粉末の流れを示している。
この装置は、主として、原料粉末予熱用のサイクロン等
の粉末分離器C,−C3を縦方向に配列してなる予熱装
置1.原料粉末排出口を後述する焼成炉3の入目輪環1
2に接続した分離サイクロンC1を付属する仮焼炉2.
クリンカ焼成用のロータリキルン等の焼成炉3.及びク
リンカ冷却装置4より構成されている。
このようなセメント原料焼成装置では、投入シュート5
より投入された原料粉末は、粉末分離器01〜C1を経
由しながら順次降下する。これに対して、焼成炉3及び
この焼成炉3の入目輪環12に連通して設けられた仮焼
炉2から排出される高温の排ガスは、誘引通風4131
8によって吸引されて原料予熱装置1内を上昇する。従
って、ダクト7内及び粉末分離器c、−C,内において
、原料粉末と高温ガスとの混合、熱交換および分離が繰
り返される。
予熱された原料粉末は、原料予熱装置1から予熱原料シ
ュート14を通って仮焼炉2へ導入される。′仮焼炉2
にはクリンカ冷却装置4に連通する抽気ダクト13が接
続され、クリンカ冷却装置4において生じた高温空気は
仮焼炉2に導入される。
仮焼炉2では、この高温の燃焼用二次空気と、独自に専
有するバーナ6、から燃焼用−次空気と共に供給される
燃料とによって燃焼が起こり、その燃焼熱と焼成炉から
導入された排ガスのもつ熱を受けることにより原料粉末
が仮焼される。
こうして、仮焼された原料粉末は、仮焼炉2の燃焼ガス
出口21側に接続されている分離サイクロンC◆に燃焼
ガスと共に入って分離された後、仮焼原料シュート15
を介して入口端Wi12に送られ、焼成炉3に導入され
る。次いで、原料粉末は、焼成炉3の下端側に設置され
ているバーナ6t。
から供給される燃料の燃焼熱により、焼成炉3内で必要
な熱処理が施されて、クリンカになったのち冷却装置4
で冷却される。
尚、クリンカ冷却用の空気は押し込み送風機10によっ
て供給され、クリンカと熱交換を行って昇温した空気の
一部は、上述の如く仮焼炉2及び焼成炉3に分配導入さ
れるが、余剰の空気は誘引通風fi9により排出される
。そして、クリンカ冷却装置4から出たクリンカはコン
ベヤ11によって次工程へ搬出される。
第5図は、第4図における仮焼炉付近の構成をより詳細
に示す概念図であって、直接的に本発明の背景となる部
分を示し、これらの図により仮焼炉の構造及び機能を説
明すると次の通りである。
即ち、仮焼炉2は略円筒状竪型で、絞り部2cを境にし
て互いに連通した下方の燃焼室2aと上方の混合室2I
、とから構成されている。燃焼室211の下端は、下方
に向けて漸時断面を縮小する逆円錐体状部となっており
、・開口2Jにより入目輪環12を介して焼成炉3に接
続されている。
また、燃焼室2aの下部側壁には、その半径方向又は接
線方向に、クリンカ冷却装置4から高温の燃焼用二次空
気を案内する抽気ダクト13が開口2eを介して接続さ
れており、当該抽気ダクト13の天井壁が燃焼室2.の
側壁と接合する付近番には、燃焼室28番こ流入する高
温空気に指向して、−次空気と共に燃料を吹き込むバー
ナ6aが設置されている。そして、燃焼室28及び混合
室2bには、原料予熱装置1の最下段の粉末分離器C9
に連通する一対の予熱原料シュート14(36゜40)
がそれぞれ接続されており、一方混合室2Lの燃焼ガス
出口21は、分離サイクロンC吟に接続されている。
このうち、予熱袋W1の最下段の粉末分離器C3は、細
粉分離器32と粗粉分離器34とからなり、細粉分離器
3゛2の円筒状外周壁部には、第6図に示す如く開口部
30が形成され、この開口部30にはポケット状の粗粉
分離器34が付設されている。
この場合、細粉分離器34では、細粉分離器32内に生
じる旋回気流に乗って旋回しつつ下方へ移動する原料の
うち、比較的粒度が粗く大きな遠心力を受ける粗粉原料
を、細粉分離器32から前記開口部30を通して粗粉分
離器34へ捕捉できるように構成されている。
また、比較的細い粒度の原料粉末は′、細粉分離器32
の内側を通り、前記旋回気流に乗って細粉分離器32の
逆円錐体状部33に降下し、ここで気流の旋回半径が小
さくなることにより遠心力が強化され、捕捉されて細粉
分離器32の下端から排出される。
次いで、粗粉分離器34には、第5図に示す如く、その
下端番こ逆円錐体状のテーバ部35が形成され、その下
端に接続された粗粉シュート36は、後述する細粉シュ
ート40と共に第4図示の一対の予熱原料シュート14
を構成するものであって、燃焼室2aの側壁に設けられ
た粗粉供給部37に接続されている。また、細粉分離器
32の細粉原料出口38と混合室2+、の側壁に形成さ
れた細粉供給部39とは、適宜細粉シュート40により
接続されている。
従って、たとえば、第5図に示す仮焼炉付近の構成では
、仮焼炉2内の燃焼ガスが混合室2+、からガス導管2
6を通って分離サイクロンC+へ導入され、ここで旋回
を生じたのち更にガスダクト7を経て、予熱装置!の最
下段粉末分離器C3の細粉分離器32に供給され、ここ
で再度旋回気流を生じたのちガス排出口から上方段の粉
末分離器C2(第4図参照)へ排出されていく。
一方、上方段の粉末分離器C2によっ′ζ捕捉された粉
末原料は、原料シュート31からガスダクト7に供給さ
れ、燃焼排ガスの流れに乗って細粉分離器32へ導入さ
れる。ここで、細粉分離器32の円筒内面を旋回下降す
る原料粉末中の比較的粒度の大きい粗粉が、粗粉分離器
34へ放出され、粗粉シュート36を通って仮焼炉2の
上流側の原料供給口である粗粉供給部37へ供給される
また、粗粉分離器34によって捕捉しきれない細粉は、
細粉分離器32内における前、記旋回気流に乗って旋回
下降した後、細粉原料排出口38から細粉シュート40
を経て、仮焼炉2の下流側の原料供給口である細粉供給
部39から仮焼炉2の混合室2t、内へ供給される。
そして、このように構成される仮焼炉では、機能的に次
のような特徴を備えることができる。
■ 燃焼室2.には、予熱原料の一部しか供給されない
ので、燃焼室2.内を高温に保持することができ、燃料
の燃焼性が向上する。
したがって、固体燃料や低品位燃料の使用にも適してお
り、又過剰空気が少なくてすむため、燃料消費が低減さ
れる。
■ 燃焼室2aへ供給された粗粉原料の仮焼を高温下で
行えるため、仮焼反応を促進できる。
なお、細粉原料については、仮焼炉2内の滞留時間が短
くなるが、仮焼炉2の上部となる混合室2ト及び分離サ
イクロンC,内で必要な仮焼反応を進行させることがで
きる。
「発明が解決しようとする問題点」 上述のような原料粉末予熱装置では、たとえば、高温排
ガスの一部が細粉シュート40および粗粉シュート36
を経由して仮焼炉2から短絡的に細粉分離器32および
粗粉分離器34へ上昇するのを防止するために、細粉シ
ュート40や粗粉シュート36には、適宜仕切弁42お
よび41を設ける必要がある。また、仕切弁41.42
から上の部分に、予熱原料粉末がこのシュート内に適当
高さに堆積して仕切効果を高めるための長さが必要とな
り、また同仕切弁41.42の下方又は上方に、シュー
ト36.40の熱膨張を吸収するための継手(図示せず
)が必要となる。
ところが、仮焼炉2の下側に接続されて比較的長い距離
を延びる粗粉シュート36の場合はよいとしても、仮焼
炉2の上側に接続される細粉シュート40の場合では、
上述のように細粉シュート40が有すべき構成及び具備
すべき機能に基づき、予熱装W1の最下段となる粉末分
離器C3(細粉分離器32)の仮焼炉2からの高さ方向
の位置■は、細粉シュート40の必要長さによって規制
されることとなり、しかもその高さ方向の位置Vは、上
述のように相当高い位置に設けられることになって、予
熱装置全体が背高になるという問題が生じる。
またこの装置では、細粉分離器32の水平方向の位置が
仮焼炉2の位置から離れ、その中心間距離Hが大きくな
ればなる程、シュートの傾斜部分は原料粉末の安息角よ
りも大きい傾斜をもたせる必要があるため、相対的に細
粉分離器32を高く配置しなければならず、逆に細粉分
離器32の位置を不必要に高くしないようにするには、
当該細粉分離器32の細粉原料出口38の水平方向位置
を出来るだけ仮焼炉2の側壁に近づけて配置する必要が
あり、このため細粉分離器32の配置面で制約を受ける
という問題があった。
特に、粉末分離器C3の仮焼炉2からの相対的高さV及
び水平方向距離Hが既に決っている既設の予熱装置の場
合では、これらの制約によって、細粉シュート40を追
加的に接続することが困難となり、前記したように最下
段の粉末分離器C3で仮焼原料を粗粉と細粉とに分離し
て仮焼炉に供給することに優れた長所があるにもかかわ
らず、これらの技術を通用することができないという不
便な点があった。
「発明の目的」 それゆえに、この発明の主たる目的は予熱装置の最下段
に位置する粉末分離器(m粉分離器)の高さ位置を低く
することによって、装置全体の背を低くすることができ
る仮焼炉付原料粉末予熱装置を提供することである。
また、この発明の他の目的は、予熱装置の最下段に位置
する粉末分離器(細粉分離器)の高さ位置を高めること
なく、当該粉末分離器の水平方向位置に融通性をもたせ
ることのできる仮焼炉付原料粉末予熱装置を提供するこ
とである。
更にまた、この発明の他の目的は、既設の予熱装置に対
し”ζも容易に適用可能の仮焼炉付原料粉末予熱装置を
提供することである。
「問題点を解決するための手段」 上記目的を達成するために、この発明が採用する主たる
手段は、少なくとも1つの粉末分離器を装備した予熱装
置と、原料粉末の流れ方向に見て、前記予熱装置と焼成
炉との間に配置され、分離サイクロンを付属する仮焼炉
とを有する仮焼炉付原料粉末予熱装置において、前記予
熱装置の最下段に配置した粉末分離器は、前記仮焼炉に
粗粉原料を送るための粗粉分離手段と、同仮焼炉に細粉
原料を送るための細粉分離手段とを具備し、前記仮焼炉
には、炉内原料粉末の流れ方向に見て下流側となる前記
仮焼炉の上部側壁に上端を接続し、前記仮焼炉の上部に
適宜熱風を送り込む搬送ダクトを接続してなり、前記細
粉分離手段に一端が接続された細粉シュートの他端を上
記搬送ダクトの途中に接続し、前記粗粉分離手段に一端
が接続された粗粉シュートの他端を前記仮焼炉に対する
搬送ダクトの接続位置よりも、炉内原料粉末の流れ方向
に見て上流側に接続してなる点である。
「作用」 予熱装置の細粉分離器から仮焼炉の下流側(上側)に細
粉シュートを介して供給される細粉原料は、上端を仮焼
炉の下流側に接続した搬送ダクトに一旦供給され、搬送
ダクト内を上部する高温気流に乗せられて、気流と共に
仮焼炉内に搬送される。これによって、細粉原料を直接
的に仮焼炉に供給する場合における細粉シュートの仮焼
炉への接続位置に対し、搬送ダクトを介して間接的に仮
焼炉に供給する場合における細粉シュートの搬送ダクト
への接続位置の方が下位に設定され、又細粉分剤器が仮
焼炉から水平方向に多少隔って配置される場合にも、細
粉シュートを搬送ダクトに接続するのが比較的容易とな
る。
「発明の効果」 この発明によれば、予熱装置の最下段粉末分離器(細粉
分離器)の設置高さを低くすることができるので、予熱
装置全体の高さを低くすることができる。
また、予熱装置の最下段粉末分離器の高さ方向位置を高
くすることなく、当該粉末分離器の水平方向での設置位
置に融通性を持たせることができる。
従って、最下段粉末分離器と仮焼炉との高さ方向及び水
平方向の相対位置が予め決まっている既設の予熱装置に
対しても、比較的容易に適用可能となる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴及び利点は
図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層
明らかとなろう。
「実施例」 第1図はこの発明の一実施例にがかる仮焼炉付原料粉末
予熱装置の仮焼炉付近の構成を概略的に示す系統図、第
2図は第1図示の実施例装置の変形例を概略的に示す系
統図、第3図は第1図示の実施例装置の他の変形例を概
略的に示す系統図である。
なお、以下の実施例はこの発明の一具体例に過ぎず、こ
の発明の技術的範囲がこの実施例によって限定されるも
のではない。また、第5図に示した仮焼炉付近の構成と
共通する要素には同一の符号を使用して説明する。
第1図において、この予熱装置の場合、第5図に示した
同装置に比べて異なる点は、上端43゜が仮焼炉2′上
部の混合室2らに接続され、且つ下端43bが焼成炉3
の入口#N12又は該入口端fil12から仮焼炉2′
に至る間の排ガスダクトに接続された搬送ダクト43を
具備し、この搬送ダクト43の途中に細粉供給部39′
を介して細粉分離器32の細粉原料排出口3Bから伸び
る細粉シュート40が接続されている点である。そして
、この搬送ダクト43には、焼成炉3からの高温排ガス
の一部が細粉原料の搬送ガスとして送り込まれる。
したがって、この予熱装置では、このような構成をとる
ことによって、予熱装置の最下段に位置する粉末分離器
C3を構成する細粉分離器32からの細粉原料が一旦搬
送ダクト43に供給されることになる。そして、この搬
送ダクト43に供給された細粉原料は、搬送ダクト43
内を上昇する焼成炉3からの高温排ガスによって仮焼炉
2′の混合室2t、に送り込まれる。
このとき、前記第5図示のように、細粉シュート40を
介して、細粉原料を直接仮焼炉2に供給する場合の仮焼
炉2への供給位置39よりも、第1図に示す搬送ダクト
43を介して、細粉原料を仮焼炉2′に供給する場合の
搬送ダクト43への供給位置39′の方が十分に低く設
定され得る。
lに れに応じて、仮焼炉2′番二対する粉末分離器C3(細
粉分離器32)の相対的高さV′が低く設けられる。
しかも、仮焼炉2′の側面から離れて装備される搬送ダ
クト43に、細粉シュート40が接続されるので、搬送
ダクト43の水平方向での取り付は位置に応じて、仮焼
炉2′と細粉分離器32との間の水平方向における中心
間比MH’が大きくても、細粉シュート40を搬送ダク
ト43に比較的容易に接続することができ、従って仮焼
炉2′に対する細粉分離器32の水平方向における配置
において、融通性が与えられる。
なお、この実施例では、焼成炉3から仮焼炉2′へ供給
される高温排ガスの一部が、燃焼室21を迂回して直接
混合室2らに導入されるので、燃焼室2.への供給ガス
の平均酸素濃度が上昇し、燃料供給装置61から燃焼室
28に供給される燃料の燃焼性がより一層改善される。
次に、第2図を参照して、第1図示の実施例装置の変形
例を説明する。この変形例では、まず、搬送ダクト44
の下端44.が冷却装置から仮焼炉2′へ燃焼用空気を
案内する抽気ダクト13に直接接続され、仮焼炉2′で
の燃焼用空気の一部が細粉原料の搬送ガスとして利用さ
れる。
このような配置によれば、燃焼室2aでの燃料の燃焼が
酸素不足の状態で行われるため、燃焼時のN0x(窒素
酸化物)の発生が著しく減少するのみなく、仮焼炉2′
に導入される焼成炉3からの排ガス中のNOxの低減に
も効果的である。なお、燃焼室21で発生する不完全燃
焼ガスは引き続いて混合室2bに導入され、搬送ダクト
44を通して供給される残りの燃焼用空気と混合して完
全燃焼される。この際、燃焼室2Rと混合室2トとに導
入される燃焼用空気の量的比率は、抽気ダクト13に設
けたダンパ13.により調節される。
また、この変形例では、粗粉分離器34と細粉分離器3
2の出口側ガスダクト7aとが、ダンパ45、を備えた
短絡ガスダクト45を介して連通されている。これによ
り、接続ダクト7→細粉分離器32→粗粉分離器34→
短絡ガスダクト45−出口側ガスダクト7aの順に流れ
る短絡ガス流が生じる。したがって、粗粉分離器34に
捕捉される粗粉原料の量的比率が増加すると同時に、短
絡ガス量に応じて、細粉分離器32の圧損が減少する。
この場合、短絡ガス量はダンパー45.により制御され
る。
更に、細粉シュート40がその適宜中間位置において分
岐され、この分岐部40cに設けられた分配弁(図示せ
ず)から、搬送ダクト44に接続される細粉シュート4
06と、仮焼炉2′の燃焼室211に接続される細粉シ
ュート40トとに分けられている。従って、このような
配置によれば、細粉原料の一部が細粉シュート40bか
ら燃焼室2、に供給され、細粉シュート40aとの量的
比率が分岐部40cに設けられた分配弁によって調節さ
れるので、燃焼室21の温度が制御され得るという利点
がある。
なお、この変形例の場合、仮焼炉2′に対する粉末分離
器C3(細粉分離器32)の高さ■“及び仮焼炉2′と
粉末分離器C3との中心間距離11″については、第1
図示の実施例装置の場合と同様に設定され得るので、こ
こでの説明は省略する。
次いで、第3図を参照して第1図示の実施例装置の他の
変形例を説明する。この変形例は、燃焼用空気が仮焼炉
2“の下端に接続された抽気ダクト13I、から導入さ
れ、焼成炉3からの排ガスが仮焼炉2“に導入されない
場合の適用例であり、たとえば、搬送ダクト48の下端
48bは仮焼炉2“の燃焼室28に接続されている。な
お、焼成炉排ガスは、ダクト49から図示しない別系統
の予熱装置に導入されるかあるいはそのまま系外に排出
される。
また、この変形例での粉末分離器C7は、細粉分離器と
してのサイクロン32′と、差込み長さが調節可能の衝
突壁47を備えた粗粉分離器46とからなっている。
なお、上述の実施例装置において、搬送ダクト内に通す
搬送ガスとしては、焼成炉排ガス、クーラ抽気の他、系
外空気などが選ばれ、その種類は問わない。また、粗粉
分離器と細粉分離器から構成される予熱装置の最下段粉
末分離器の構造も適宜段重変更され得る。
更に、仮焼炉の種類、仮焼炉に対する搬送ダクトの本数
、或いは予熱装置の種1m(系列数2段数)等について
も特に制限を受けることはない。
そして、上記それぞれの実施例装置に示す様に、仮焼炉
への搬送ダクト上端の接続部と、粗粉シュートの接続部
との間の仮焼炉側壁に絞り部を設けた場合には、仮焼炉
に供給した細粉原料が仮焼炉内上流側の粗粉原料供給部
まで落下して混合することがなく、また、該絞り部で消
費する圧力損失のため搬送ダクトの横断面積が小さくて
も、十分な量の搬送ガスを通過させることができるなど
多くの利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの、発明の一実施例にかかる仮焼炉付原料粉
末予熱装置の仮焼炉付近の構成を概略的に示す系統図、
第2図は第1図示の実施例装置の変形例を概略的に示す
系統図、第3図は第1図示の実施例装置の他の変形例を
概略的に示す系統図、第4図はこの発明の背景となる仮
焼炉付原料粉末予熱装置を含む原料粉未焼成装置の線図
的系統図、第5図は第4図における仮焼炉付近の構成を
拡大し且つより詳細に示した要部系統図、第6図は第5
図に示すA−A矢視図である。 (符号の説明) C1・・・粉末分離器 C1・・・分離サイフロント・
・予熱装置   2.2’ 、2”・・・仮焼炉2a・
・・燃焼室   2b・・・混合室2C・・・絞り部 
  3・・・焼成炉32.32’・・・細粉分離器 34・・・細粉分離器 36・・・粗粉シュート  40・・・細粉シュート4
3.44.48・・・搬送ダクト 46・・・粗粉分離器

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、少なくとも1つの粉末分離器を装備した予熱装置と
    、 原料粉末の流れ方向に見て、前記予熱装置と焼成炉との
    間に配置され、分離サイクロンを付属する仮焼炉とを有
    する仮焼炉付原料粉末予熱装置において、 前記予熱装置の最下段に配置した粉末分離器は、前記仮
    焼炉に粗粉原料を送るための粗粉分離手段と、同仮焼炉
    に細粉原料を送るための細粉分離手段とを具備し、 前記仮焼炉には、炉内原料粉末の流れ方向に見て下流側
    となる前記仮焼炉の上部側壁に上端を接続し、前記仮焼
    炉の上部に適宜熱風を送り込む搬送ダクトを接続してな
    り、 前記細粉分離手段に一端が接続された細粉シュートの他
    端を上記搬送ダクトの途中に接続し、前記粗粉分離手段
    に一端が接続された粗粉シュートの他端を前記仮焼炉に
    対する搬送ダクトの接続位置よりも、炉内原料粉末の流
    れ方向に見て上流側に接続してなる仮焼炉付原料粉末予
    熱装置。 2、前記搬送ダクトの下端が、前記焼成炉の入口端覆又
    は前記焼成炉の排ガスダクトに接続されてなる特許請求
    の範囲第1項記載の仮焼炉付原料粉末予熱装置。 3、前記搬送ダクトの下端が、前記仮焼炉に燃焼用空気
    を供給する空気導管に接続されてなる特許請求の範囲第
    1項記載の仮焼炉付原料粉末予熱装置。 4、前記搬送ダクトの下端が、前記仮焼炉内原料粉末の
    流れ方向に見て上流側の仮焼炉側壁に接続されてなる特
    許請求の範囲第1項記載の仮焼炉付原料粉末予熱装置。 5、前記搬送ダクトの上端が接続される前記仮焼炉の下
    流側と、前記粗粉シュートが接続される前記仮焼炉の上
    流側との間に絞り部を形成してなる特許請求の範囲第1
    項乃至第4項のいずれかに記載の仮焼炉付原料粉末予熱
    装置。 6、前記細粉分離手段が、側部に開口部を設けたサイク
    ロン状粉末分離器を含み、 前記粗粉分離手段が、前記開口部に接続されると共に、
    下部に粗粉原料の排出口を有するポケット部を含む特許
    請求の範囲第1項乃至第5項のいずれかに記載の仮焼炉
    付原料粉末予熱装置。
JP25256685A 1985-11-11 1985-11-11 仮焼炉付原料粉末予熱装置 Granted JPS62112986A (ja)

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