JPS62111121A - 過給式多気筒内燃機関 - Google Patents
過給式多気筒内燃機関Info
- Publication number
- JPS62111121A JPS62111121A JP25153585A JP25153585A JPS62111121A JP S62111121 A JPS62111121 A JP S62111121A JP 25153585 A JP25153585 A JP 25153585A JP 25153585 A JP25153585 A JP 25153585A JP S62111121 A JPS62111121 A JP S62111121A
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- Japan
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- cylinder
- center
- supercharging
- cylinders
- intake
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、クランク軸を共通にした3つの気筒のうち中
央に位置する1つの気筒を、その両側における2つの燃
焼用気筒に対する過給用の気筒にした多気筒内燃機関に
関するものである。
央に位置する1つの気筒を、その両側における2つの燃
焼用気筒に対する過給用の気筒にした多気筒内燃機関に
関するものである。
クランク軸を共通にした3つの気筒のうち中央に位置す
る1つの気筒を、その両側に位置する2つの燃焼用気筒
に対する過給用の気筒にし、該過給用気筒に逆止弁付き
吸入通路を介して吸入した混合気を、前記両燃焼用気筒
に各々吸気通路を介して交互に分配するようにした過給
式多気筒内燃機関は、先行技術としての特開昭53−2
4913号公報に記載されており、この先行技術のもの
は、過給用気筒からの吸気通路の燃焼用気筒に対する開
口部中心及び過給用気筒における排気ポートの開口部中
心を、過給用気筒における長手中心線と直角方向の中心
線上に配設した構成にしている。
る1つの気筒を、その両側に位置する2つの燃焼用気筒
に対する過給用の気筒にし、該過給用気筒に逆止弁付き
吸入通路を介して吸入した混合気を、前記両燃焼用気筒
に各々吸気通路を介して交互に分配するようにした過給
式多気筒内燃機関は、先行技術としての特開昭53−2
4913号公報に記載されており、この先行技術のもの
は、過給用気筒からの吸気通路の燃焼用気筒に対する開
口部中心及び過給用気筒における排気ポートの開口部中
心を、過給用気筒における長手中心線と直角方向の中心
線上に配設した構成にしている。
しかし、このようにクランク軸を共通にした3つの気筒
のうち中央に位置する1つの気筒を、その両側における
2つの燃焼用気筒←対する過給用の気筒に構成すると、
この過給用気筒及び当該過給用気筒から両燃焼用気筒へ
の吸気通路は、過給用気筒の両側に位置する燃焼用気筒
によって挟まれた位置にあって、両燃焼用気筒からの熱
伝達を同時に受ける形態になっていると共に、過給用気
筒のピストンが上死点に達した圧縮終わりの時期及びピ
ストンが上死点からの下降行程によって吸入を始める時
期における気筒容積つまり隙間容積には、燃焼用気筒へ
の両吸気通路の内容積が加算されることにより、隙間容
積が増大する。
のうち中央に位置する1つの気筒を、その両側における
2つの燃焼用気筒←対する過給用の気筒に構成すると、
この過給用気筒及び当該過給用気筒から両燃焼用気筒へ
の吸気通路は、過給用気筒の両側に位置する燃焼用気筒
によって挟まれた位置にあって、両燃焼用気筒からの熱
伝達を同時に受ける形態になっていると共に、過給用気
筒のピストンが上死点に達した圧縮終わりの時期及びピ
ストンが上死点からの下降行程によって吸入を始める時
期における気筒容積つまり隙間容積には、燃焼用気筒へ
の両吸気通路の内容積が加算されることにより、隙間容
積が増大する。
そして、両側の燃焼用気筒からの熱伝達は、過給用気筒
のおよび両吸気通路の壁面の温度を高め、吸入空気の温
度が高くなって、両燃焼用気筒に対する吸入空気の体積
効率を低下させると共に、燃焼用気筒にノッキングが発
生し易くなる。一方、過給用気筒における隙間容積の増
大は、当該過給用気筒における体積効率を低下させるこ
とになる。
のおよび両吸気通路の壁面の温度を高め、吸入空気の温
度が高くなって、両燃焼用気筒に対する吸入空気の体積
効率を低下させると共に、燃焼用気筒にノッキングが発
生し易くなる。一方、過給用気筒における隙間容積の増
大は、当該過給用気筒における体積効率を低下させるこ
とになる。
従って、過給用気筒を2つの燃焼用気筒の間に配設した
場合には、前記過給用気筒における体積効率の低下及び
燃焼用気筒における体積効率の低下とによって、両燃焼
用気筒への過給効率が可成り低下するから、過給用気筒
の行程容積としてはこの過給効率の低下を見込んで大き
くしなければならないから、機関が大型になるのであり
、しがも、燃焼用気筒においてノンキングが発生し易(
なるために過給圧及び圧縮比を高(することができない
点に問題があった。
場合には、前記過給用気筒における体積効率の低下及び
燃焼用気筒における体積効率の低下とによって、両燃焼
用気筒への過給効率が可成り低下するから、過給用気筒
の行程容積としてはこの過給効率の低下を見込んで大き
くしなければならないから、機関が大型になるのであり
、しがも、燃焼用気筒においてノンキングが発生し易(
なるために過給圧及び圧縮比を高(することができない
点に問題があった。
本発明は、2つの燃焼用気筒の間に当該両燃焼用気筒に
対する過給用気筒を配設した場合における前記の問題を
回避することを目的とするものである。
対する過給用気筒を配設した場合における前記の問題を
回避することを目的とするものである。
このため本発明は、クランク軸を共通にした3つの気筒
のうち中央に位置する1つの気筒を、その両側における
2つの燃焼用気筒に対する過給用の気筒にし、該過給用
気筒に逆止弁付き吸入通路を介して吸入した混合気を、
前記両燃焼用気筒に各々吸気通路を介して交互に分配す
るようにした過給式多気筒内燃機関において、前記両吸
気通路における燃焼用気筒内への開口部中心を、機関の
平面視において燃焼用気筒の略中心を通って機関の長手
中心線に対して直角に延びる直交中心線よりも過給用気
筒側に偏芯した部位に、前記両燃焼用気筒における排気
ポートの開口部中心を、前記直交中心線よりも外側に偏
芯した部位に各々配設した構成にしたものである。
のうち中央に位置する1つの気筒を、その両側における
2つの燃焼用気筒に対する過給用の気筒にし、該過給用
気筒に逆止弁付き吸入通路を介して吸入した混合気を、
前記両燃焼用気筒に各々吸気通路を介して交互に分配す
るようにした過給式多気筒内燃機関において、前記両吸
気通路における燃焼用気筒内への開口部中心を、機関の
平面視において燃焼用気筒の略中心を通って機関の長手
中心線に対して直角に延びる直交中心線よりも過給用気
筒側に偏芯した部位に、前記両燃焼用気筒における排気
ポートの開口部中心を、前記直交中心線よりも外側に偏
芯した部位に各々配設した構成にしたものである。
このように、両吸気通路における燃焼用気筒内への開口
部中心を、機関の平面視において燃焼用気筒の略中心を
通って機関の長手中心線に対して直角に延びる直交中心
線よりも過給用気筒側に偏芯した部位に設置したことに
より、該両吸気通路の長さは、当該吸気通路の燃焼用気
筒内への開口部中心を前記先行技術のように燃焼用気筒
の略中心を通る直交中心線上に配設した場合よりも短く
なるから、この短くなる分だけ過給用気筒における隙間
容積を縮小できると共に、過給用気筒から両燃焼用気筒
への吸入空気の流れ抵抗を低減でき、更には、吸気通路
内を流れる吸入空気への熱伝達を低減できる。一方、両
燃焼用気筒における排気ポートの開口部中心を、燃焼用
気筒の略中心を通る直交中心線よりも外側に偏芯した部
位に配設したことより、燃焼用気筒において特に高温に
なる排気ポートの開口部は、過給用気筒及び両吸気通路
から遠ざかることになって、当該排気ボートから過給用
気筒及び両吸気通路への熱の伝達が低減するから、過給
用気筒及び両吸気通路の壁面温度を、排気ポートの開口
部中心を前記先行技術のように燃焼用気筒の略中心を通
る直交中心線上に配設した場合よりも低くすることがで
きるのである。
部中心を、機関の平面視において燃焼用気筒の略中心を
通って機関の長手中心線に対して直角に延びる直交中心
線よりも過給用気筒側に偏芯した部位に設置したことに
より、該両吸気通路の長さは、当該吸気通路の燃焼用気
筒内への開口部中心を前記先行技術のように燃焼用気筒
の略中心を通る直交中心線上に配設した場合よりも短く
なるから、この短くなる分だけ過給用気筒における隙間
容積を縮小できると共に、過給用気筒から両燃焼用気筒
への吸入空気の流れ抵抗を低減でき、更には、吸気通路
内を流れる吸入空気への熱伝達を低減できる。一方、両
燃焼用気筒における排気ポートの開口部中心を、燃焼用
気筒の略中心を通る直交中心線よりも外側に偏芯した部
位に配設したことより、燃焼用気筒において特に高温に
なる排気ポートの開口部は、過給用気筒及び両吸気通路
から遠ざかることになって、当該排気ボートから過給用
気筒及び両吸気通路への熱の伝達が低減するから、過給
用気筒及び両吸気通路の壁面温度を、排気ポートの開口
部中心を前記先行技術のように燃焼用気筒の略中心を通
る直交中心線上に配設した場合よりも低くすることがで
きるのである。
従って本発明によると、隙間容積の縮小によって過給用
気筒における体積効率を高くできる一方、燃焼用気筒へ
の吸入空気の流れ抵抗の低減と過給用気筒及び両吸気通
路における壁面温度の低下とによって両燃焼用気筒にお
ける体M効率を高くでき、これら両者が相俟って両燃焼
用気筒に対する過給効率を高めることができるから、過
給用気筒の行程容積を縮小できて機関の小型化を図るこ
とができるのであり、しかも、燃焼用気筒への吸入空気
の温度上昇を低減できるから、耐ノツキング性が向上し
燃焼用気筒における過給圧及び圧縮比を高くすることが
できて、機関の出力及び燃費を向上できる効果を有する
。
気筒における体積効率を高くできる一方、燃焼用気筒へ
の吸入空気の流れ抵抗の低減と過給用気筒及び両吸気通
路における壁面温度の低下とによって両燃焼用気筒にお
ける体M効率を高くでき、これら両者が相俟って両燃焼
用気筒に対する過給効率を高めることができるから、過
給用気筒の行程容積を縮小できて機関の小型化を図るこ
とができるのであり、しかも、燃焼用気筒への吸入空気
の温度上昇を低減できるから、耐ノツキング性が向上し
燃焼用気筒における過給圧及び圧縮比を高くすることが
できて、機関の出力及び燃費を向上できる効果を有する
。
以下本発明を実施例の図面について説明すると、図にお
いて1は両側に位置する第1気筒2及び第3気筒4を四
サイクルの燃焼用気筒とし、中央に位置する第2気筒3
を2サイクルの過給用気筒とした判型3気筒機関を示し
、該内燃機関における各気筒は1本のクランク軸(図示
せず)で構成されており、この内燃機関1において、シ
リンダブロック5の上面に締結したシリンダヘッド6に
は、第1気筒2及び第3気筒4に各々吸気弁9.10を
備えた吸気ボート7.8と、各々排気弁(図示せず)を
備えた排気ボート11.12とがそれぞれ形成されると
共に、第2気筒3の個所に1つの吸入通路15が形成さ
れている。この場合、前記吸入通路15は、前記シリン
ダヘッド6における一側面13に、両排気ボート11.
12は、シリンダヘッド6における他側面14に各々開
口している。
いて1は両側に位置する第1気筒2及び第3気筒4を四
サイクルの燃焼用気筒とし、中央に位置する第2気筒3
を2サイクルの過給用気筒とした判型3気筒機関を示し
、該内燃機関における各気筒は1本のクランク軸(図示
せず)で構成されており、この内燃機関1において、シ
リンダブロック5の上面に締結したシリンダヘッド6に
は、第1気筒2及び第3気筒4に各々吸気弁9.10を
備えた吸気ボート7.8と、各々排気弁(図示せず)を
備えた排気ボート11.12とがそれぞれ形成されると
共に、第2気筒3の個所に1つの吸入通路15が形成さ
れている。この場合、前記吸入通路15は、前記シリン
ダヘッド6における一側面13に、両排気ボート11.
12は、シリンダヘッド6における他側面14に各々開
口している。
前記第1気筒2及び第3気筒4のピストンは同一位相で
上下動するが、第2気111?i3のピストンは、第1
気筒2及び第3気筒4のピストンとは正反対に上下動す
るようにクランク角で180度ずれている一方、第1気
筒2と第3気筒4とは、第1気筒2が爆発行程のとき第
3気筒4が吸気行程となるように点火時期がクランク角
で360度ずれており、且つ、第2気筒3の最初の圧縮
行程のとき第3気筒4が吸気行程で、第2気筒3の次の
圧縮行程のとき第1気筒2が吸気行程になるように設定
されている。また、前記第1気筒2と第3気筒4とにお
ける往復運動部分の質量及び回転運動部分の質量を両気
筒について同じにする一方、第2気筒3における往復運
動部分の質量及び回転運動部分の質量を、第1気筒2又
は第3気筒4における往復運動部分の質量及び回転運動
部分の質量の略2倍に設定することによって、往復質量
及び回転質量に対するバランスを保つようムこ、換言す
れば、第2気筒3が第1気筒2及び第3気筒4に対する
バランス気筒を構成するようになされている。
上下動するが、第2気111?i3のピストンは、第1
気筒2及び第3気筒4のピストンとは正反対に上下動す
るようにクランク角で180度ずれている一方、第1気
筒2と第3気筒4とは、第1気筒2が爆発行程のとき第
3気筒4が吸気行程となるように点火時期がクランク角
で360度ずれており、且つ、第2気筒3の最初の圧縮
行程のとき第3気筒4が吸気行程で、第2気筒3の次の
圧縮行程のとき第1気筒2が吸気行程になるように設定
されている。また、前記第1気筒2と第3気筒4とにお
ける往復運動部分の質量及び回転運動部分の質量を両気
筒について同じにする一方、第2気筒3における往復運
動部分の質量及び回転運動部分の質量を、第1気筒2又
は第3気筒4における往復運動部分の質量及び回転運動
部分の質量の略2倍に設定することによって、往復質量
及び回転質量に対するバランスを保つようムこ、換言す
れば、第2気筒3が第1気筒2及び第3気筒4に対する
バランス気筒を構成するようになされている。
また、前記第2気筒3における行程容積は、第1気筒2
及び第3気筒4の両方に対して過給を行うことできるよ
うに、第1気筒2又は第3気筒4の行程容積より大きい
値に設定されている。
及び第3気筒4の両方に対して過給を行うことできるよ
うに、第1気筒2又は第3気筒4の行程容積より大きい
値に設定されている。
一方、エアクリーナ16からのスロットル弁17付き吸
入管路18は、前記スロットル弁17の上流側に気化器
19を備えて、前記第2気筒3における吸入通路15に
接続され、第2気筒3における吸入通路15内には、第
2気筒3への方向にのみ開くようにした逆止弁20が設
けられ、また、内燃機関1におけるシリンダヘッド6内
には、第2気筒3内と、第1気筒2及び第3気筒4にお
ける吸気ボート7.8とを各々連通するようにした吸気
通路21.22を形成する。
入管路18は、前記スロットル弁17の上流側に気化器
19を備えて、前記第2気筒3における吸入通路15に
接続され、第2気筒3における吸入通路15内には、第
2気筒3への方向にのみ開くようにした逆止弁20が設
けられ、また、内燃機関1におけるシリンダヘッド6内
には、第2気筒3内と、第1気筒2及び第3気筒4にお
ける吸気ボート7.8とを各々連通するようにした吸気
通路21.22を形成する。
この場合、前記気化器19に変えて燃料噴射式にすると
きには、前記気化器19を廃止する一方、エアクリーナ
16の下流側にエアフローメータを設け、該エアフロー
メータで計測した空気量に対応する量の燃料を第1気筒
2及び第3気筒4又は第2気筒3に対して供給すれば良
く、ディーゼル機関のときには、前記スロットル弁17
及び気化器19を廃止し、第1気筒2及び第3気筒4に
燃料を直接噴射供給すれば良く、また、第1気筒2及び
第3気筒4の排気ボート11.12には、排気マニホー
ルド23が接続されている。
きには、前記気化器19を廃止する一方、エアクリーナ
16の下流側にエアフローメータを設け、該エアフロー
メータで計測した空気量に対応する量の燃料を第1気筒
2及び第3気筒4又は第2気筒3に対して供給すれば良
く、ディーゼル機関のときには、前記スロットル弁17
及び気化器19を廃止し、第1気筒2及び第3気筒4に
燃料を直接噴射供給すれば良く、また、第1気筒2及び
第3気筒4の排気ボート11.12には、排気マニホー
ルド23が接続されている。
そして、前記第1気筒2及び第3気筒4における吸気ボ
ート7.8の開口部?a、8aの中心を、機関の平面視
において第1気筒2及び第3気筒4の略中心点を通って
機関の長手中心線24と直角に延びる直交中心線25.
26よりも第2気筒3側に適宜の距離(el)だけ偏芯
した部位に配設する一方、前記第1気筒2及び第3気筒
4における排気ポー)11.12の開口部中心を、前記
直交中心線25,26°よりも外側に適宜の距離(e2
)だけ偏芯した部位に配設した構成する。
ート7.8の開口部?a、8aの中心を、機関の平面視
において第1気筒2及び第3気筒4の略中心点を通って
機関の長手中心線24と直角に延びる直交中心線25.
26よりも第2気筒3側に適宜の距離(el)だけ偏芯
した部位に配設する一方、前記第1気筒2及び第3気筒
4における排気ポー)11.12の開口部中心を、前記
直交中心線25,26°よりも外側に適宜の距離(e2
)だけ偏芯した部位に配設した構成する。
この構成において、第2気筒3のピストンが下降する吸
入行程のとき、第1気筒2は圧縮行程、第°3気筒4は
排気行程で、両気筒2,4における吸気弁7.8はいず
れも閉じているから、エアクリーナ16からの大気空気
は、逆止弁20を介して第2気筒3内に吸入される、次
いで第2気筒3が圧縮行程になると、第3気筒4が吸気
行程になってその吸気弁lOが開くことより、第2気筒
3で圧縮された混合気が第3気筒4に吸気通路22を介
して圧縮供給され(この時、第3気筒4への混合気は、
逆止弁20の閉によってその上流側に逆流することはな
い)、第3気筒4に対しての過給が行なわれ、また、第
2気筒3における次の圧縮行程によって同様に第1気筒
2に対して過給が行なわれるのである。
入行程のとき、第1気筒2は圧縮行程、第°3気筒4は
排気行程で、両気筒2,4における吸気弁7.8はいず
れも閉じているから、エアクリーナ16からの大気空気
は、逆止弁20を介して第2気筒3内に吸入される、次
いで第2気筒3が圧縮行程になると、第3気筒4が吸気
行程になってその吸気弁lOが開くことより、第2気筒
3で圧縮された混合気が第3気筒4に吸気通路22を介
して圧縮供給され(この時、第3気筒4への混合気は、
逆止弁20の閉によってその上流側に逆流することはな
い)、第3気筒4に対しての過給が行なわれ、また、第
2気筒3における次の圧縮行程によって同様に第1気筒
2に対して過給が行なわれるのである。
この場合において、両吸気通路21.22に連通ずる吸
気ボート7.8における開口部7a、8aの中心を、長
手中心線24と直角の直交中心線25.26よりも第2
気筒3側に適宜の距離(el)だけ偏芯した部位に設置
したことにより、第2気筒3から第1気筒2及び第3気
筒4に至る吸気通路21.22長さは、前記偏芯距離(
el)だけ短くなるから、この短くなる分だけ第2気筒
3における隙間容積を縮小できると共に、第2気筒3か
ら第1気筒2及び第3気筒4への吸入空気の流れ抵抗を
低減できるのであり、また、第1気筒2及び第3気筒4
における排気ポート1112の開口部中心を、長手中心
線24と直角の直交中心線25.26よりも外側に適宜
の距離(e2)だけ偏芯した部位に設置したことにより
、第1気筒2及び第3気筒4において特に高温になる排
気ポート11.12の開口部は、第2気筒3より前記偏
芯距離(e2)だけ遠ざかることになるから、当該排気
ポー)11.12から第2気筒3及び吸気ボート7.8
並びに吸気通路21.22への熱の伝達は低減するので
ある。
気ボート7.8における開口部7a、8aの中心を、長
手中心線24と直角の直交中心線25.26よりも第2
気筒3側に適宜の距離(el)だけ偏芯した部位に設置
したことにより、第2気筒3から第1気筒2及び第3気
筒4に至る吸気通路21.22長さは、前記偏芯距離(
el)だけ短くなるから、この短くなる分だけ第2気筒
3における隙間容積を縮小できると共に、第2気筒3か
ら第1気筒2及び第3気筒4への吸入空気の流れ抵抗を
低減できるのであり、また、第1気筒2及び第3気筒4
における排気ポート1112の開口部中心を、長手中心
線24と直角の直交中心線25.26よりも外側に適宜
の距離(e2)だけ偏芯した部位に設置したことにより
、第1気筒2及び第3気筒4において特に高温になる排
気ポート11.12の開口部は、第2気筒3より前記偏
芯距離(e2)だけ遠ざかることになるから、当該排気
ポー)11.12から第2気筒3及び吸気ボート7.8
並びに吸気通路21.22への熱の伝達は低減するので
ある。
図面は本発明の実施例を示す図で、第1図は平面図、第
2図は第1図のn−n挽断面図である。 1・・・・内燃機関、2.3.4・・・・気筒、7,8
・・・・吸気ボート、7a、8a・・・・開口部、11
゜12・・・・排気ポート、15・・・・吸入通路、1
6・・・・エアクリーナ、18・・・・吸入管路、2o
・・・・逆止弁、21.22・・・・吸気通路、24・
−・・長手中心線、25.26・・・・直交中心線。
2図は第1図のn−n挽断面図である。 1・・・・内燃機関、2.3.4・・・・気筒、7,8
・・・・吸気ボート、7a、8a・・・・開口部、11
゜12・・・・排気ポート、15・・・・吸入通路、1
6・・・・エアクリーナ、18・・・・吸入管路、2o
・・・・逆止弁、21.22・・・・吸気通路、24・
−・・長手中心線、25.26・・・・直交中心線。
Claims (1)
- (1)、クランク軸を共通にした3つの気筒のうち中央
に位置する1つの気筒を、その両側における2つの燃焼
用気筒に対する過給用の気筒にし、該過給用気筒に逆止
弁付き吸入通路を介して吸入した混合気を、前記両燃焼
用気筒に各々吸気通路を介して交互に分配するようにし
た過給式多気筒内燃機関において、前記両吸気通路の燃
焼用気筒内への開口部中心を、機関の平面視において燃
焼用気筒の略中心を通って機関の長手中心線に対して直
角に延びる直交中心線よりも過給用気筒側に偏芯した部
位に、前記両燃焼用気筒における排気ポートの開口部中
心を、前記直交中心線よりも外側に偏芯した部位に各々
配設したことを特徴とする過給式多気筒内燃機関。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25153585A JPS62111121A (ja) | 1985-11-08 | 1985-11-08 | 過給式多気筒内燃機関 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25153585A JPS62111121A (ja) | 1985-11-08 | 1985-11-08 | 過給式多気筒内燃機関 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62111121A true JPS62111121A (ja) | 1987-05-22 |
Family
ID=17224256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25153585A Pending JPS62111121A (ja) | 1985-11-08 | 1985-11-08 | 過給式多気筒内燃機関 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62111121A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5276517A (en) * | 1975-12-20 | 1977-06-28 | Honda Motor Co Ltd | 4 cycle multi-cylinder internal conbustion engine |
JPS60153427A (ja) * | 1984-01-20 | 1985-08-12 | Daihatsu Motor Co Ltd | 過給式多気筒内燃機関 |
-
1985
- 1985-11-08 JP JP25153585A patent/JPS62111121A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5276517A (en) * | 1975-12-20 | 1977-06-28 | Honda Motor Co Ltd | 4 cycle multi-cylinder internal conbustion engine |
JPS60153427A (ja) * | 1984-01-20 | 1985-08-12 | Daihatsu Motor Co Ltd | 過給式多気筒内燃機関 |
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