JPS62110742A - 油中水型乳化組成物 - Google Patents

油中水型乳化組成物

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JPS62110742A
JPS62110742A JP60252144A JP25214485A JPS62110742A JP S62110742 A JPS62110742 A JP S62110742A JP 60252144 A JP60252144 A JP 60252144A JP 25214485 A JP25214485 A JP 25214485A JP S62110742 A JPS62110742 A JP S62110742A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は化粧品や医薬品として有用な油中水型(以下W
2O型と称す。)乳化組成物に関し、更に詳しくは外相
となる油分として極性油から非極性油まで輻広く用いる
ことができ、かつ有機カルボン酸の塩とムコ多糖類の配
合により、得られた乳化組成物の温度安定性、使用性が
極めて優れているという特徴を持つ油中水型!乳化にI
I成酸物関する。
[従来の技術] 従来W10型乳化組成物を川るにεよ、乳化剤どしてH
LB値が1〜12の親油性界面活性剤、例えばグリセリ
ン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル等の多価
アルコール脂肪酸エステル系活性剤を用い、油相に該活
性剤を0.4〜5.0g程度添加し、70〜80℃程度
に加熱溶解したのり、同程度の温度に加温した水相を添
加してホモミギ・す′−等で攪拌してW10型乳化組成
物(以下W10型エマルションと称す。)を得ていノこ
、。
[発明か解決しようとする問題点1 しかしながら、こうして得られたW10型エマルション
は、水中油型(以下0/W型と称す。)エマルションに
比べ、温度安定性や使用性の優れた系が得られにくいと
いう欠点があった。たとえば温度安定性に関しては、低
温においては水滴の凝集による連続相である油相の分離
が生じ易く、また高温では水滴の合一により粒子径か増
大し、下層へ沈降してしまい上層部が油相のみとなる油
相分離といった現象が生じ易い。一方、使用性に関して
は外相が油分であることから、化粧品や医薬品の分野で
は皮膚の保護や柔軟性の付与等の利点を有する半面、使
用時のべたつきや皮膚閉塞能か高いという欠点があった
温度安定性を改良する方法の一つとしては、油相にワッ
クスを多眼に配合して粘稠性を高める方法があるが、こ
れば低温安定性は向上するが高温保存においては、配合
したワックスの軟化や融解等により、水滴の合一による
油相分離は充分に改良し得ず、のび等の使用性に関する
新たな問題が生ずるという欠点があった。
このような使用性の問題点を改良する方法としては、0
/W型エマルシヨンの系でよく用いられるエステル結合
等を有する極性油分の配合が好ましいが、従来用いられ
てきたW10型乳化剤では極性油分を配合した系で安定
性の優れたW10型エマルションを生成することは困難
であった。
本発明者等はこうした先行技術の欠点を改良すべく鋭意
研究を重ねた結果、水膨潤性粘土鉱物を第四級アンモニ
ウム塩型カヂオン界面活性剤と非イオン性界面活性剤と
で処理することにより得られる有機変性粘土鉱物を乳化
剤として用い、ムコ多糖類と油分と水を配合することに
より得られたW10型エマルションは、乳化剤が比較的
少量でも乳化可能で、極性油分を配合した系でも粘稠性
が高(、かつ温度安定性が良好で滑かな使用性を与える
等、優れたW10型エマルションであることを見出した
が、更に有機カルボン酸のアルカリ金属塩または有機ア
ミン塩を添加することにより、ムコ多糖類を比較的多量
に配合した場合でも、予期し得ない程一段と安定性が増
し、べたつき等の好ましくない便用感触をJjえること
なく保湿効果を高めることを見出し、この知見に基づい
て本発明を完成するに至っ)二。
[問題点を解決するための手段1 すなわち本発明は、水膨潤性粘土鉱物を第四級アンモニ
ウム塩型カヂオン界面活性剤と非イオン性界面活性剤と
で処理してt■られる有機変性粘土鉱物と、ムコ多糖お
よびそれらの塩類の一種または二種以上と、有機カルボ
ン酸のアルカリ金属塩および有機アミン塩からなる群か
ら選ばれた一種または二種以上と、油分と、水とからな
る油中水型乳化組成物を提供するものである。
以下本発明の構成について述べる。
本発明に用いる水膨潤性粘土鉱物は、三層構造を有する
コロイド性含水ケイ酸アルミニウムの一種で、一般に下
記一般式 %式% で表され、具体的にはモンモリロナイト、サボナイトお
よびヘクトライト等の天然又は合成(この場合、式中の
(OH)基がフッ素で置換されたもの)のモンモリロナ
イト群(市販品ではビーガム、クニビア、ラポナイト等
がある。)およびナトリウムシリシックマイカやナトリ
ウム又はリチラムテニオライトの名で知られる合成雲母
(市販品ではダイモナイト;トビーエ業(株)等がある
)等である。
本発明に用いる第四級アンモニウム塩型カチオン界面活
性剤は下記一般式 ジル基、R2はメチル基または炭素数10〜22のアル
キル基、R3とR4は炭素数1〜3のアルキル基または
ヒドロキシアルキル基、Xはハロゲン原子またはメチル
サルフェート残基な表す。)で表されるものである。
例えば、ドデシルトリメチルアンモニウムクロリド、ミ
リスチルトリメチルアンモニウムクロリド、セチルトリ
メチルアンモニウムクロリド、ステアリルトリメチルア
ンモニウムクロリド、アラキルトリメチルアンモニウム
クロリド、ベヘニルトリメデルアンモニウムクロリド、
ミリスチルジメチルエチルアンモニウムクロリド、セチ
ルジメチルエチルアンモニウムクロリド、ステアリルジ
エチルメチルアンモニウムクロリド、アラキルジメチル
エチルアンモニウムクロリド、ベヘニルジメチルエチル
アンモニウムクロリド、ミリスチルジエチルメチルアン
モニウムクロリド、セチルジエチルメチルアンモニウム
クロリド、ステアリルジエチルメチルアンモニウムクロ
リド、アラキルジエチルメチルアンモニウムクロリド、
ベヘニルジエチルメチルアンモニウムクロリド、ベンジ
ルジメチルミリスチルアンモニウムクロリド、ベンジル
ジメチルセチルアンモニウムクロリド、ペンジルジメチ
ルステアリルアンモニウムクロリド、ベンジルジメチル
ベヘニルアンモニウムクロリド、ベンジルメチルエチル
セチルアンモニウムクロリド、ベンジルメチルエチルス
テアリルアンモニウムクロリド、ジステアリルジメチル
アンモニウムクロリド、ジベヘニルジヒドロキシエチル
アンモニウムクロリド、おJ:び相当するプロミド等、
ざらにシバルミチルプロピルエチルアンモニウムメチル
サルフェート等があげられる。
本発明の実施にあたっては、これらのうち一種または二
種以上が任意に選択される。
本発明に用いる非イオン性界面活性剤はそのHLB値(
注1)が2〜16の範囲内に存し、3〜12のものがざ
らに好適である。例示すれば、ポリオキシエチレン2〜
30モル付加(以下P OE (2〜30)と略す。)
オレイルエーテル、POE(2〜35)ステアリルエー
テル、P OE (2〜20)ラウリルエーテル、PO
E(1〜20)アルキルフェニルエーテル、POE(6
〜18)ベヘニルエーテル、P OE (5〜25)2
−デシルペンタデシルエーテル、POE(3〜30)2
−デシルテトラデシルエーテル、P OE (8〜16
)2−オクチルデシルエーテル等のエーテル型活性剤、
およびPOE(4〜60)硬化ヒマシ油、P OE (
3〜14)脂肪酸モノエステル、POE(6〜30)脂
肪酸ジエステル、POE(5〜20)ソルビタン脂肪酸
エステル等のエステル型活性剤、更にP OE (2〜
30)グリセリルモノイソステアレート、POE(10
〜60)グリセリルトリイソステアレート、P OE 
(7〜50)硬化ヒマシ油モノイソステアレート、PO
E(12〜60)硬化ヒマシ油トリイソステアレート等
のエーテルエステル型活性剤等のエチレンオキシド付加
型界面活性剤、およびデカグリセリルテトラオレート、
ヘキサグリセリルトリイソステアレート、テトラグリセ
リルジイソステアレート、ジグリセリルジイソステアレ
ート等のポリグリセリン脂肪酸エステル、グリセリルモ
ノステアレート、グリセリルモノイソステアレート、グ
リセリルモノオレート等のグリセリン脂肪酸エステル、
等の多価アルコール脂肪酸エステル型界面活性剤があげ
られる。これらの中でデカグリセリルテトラオレート、
ヘキサグリセリルトリイソステアレート、テトラグリセ
リ・ルミイソステアレート等のトリグリセリン以上のポ
リグリセリン脂肪酸エステル、POE(2〜12)オレ
イルエーテル、POE(3〜12)ステアリルエーテル
、P OE (2〜10)ラウリルエーテル、P OE
 (2〜10)ノニルフェニルエーテル、POE(6〜
15)ベヘニルエーテル、P OE (5〜2o)2−
デシルペンタデシルエーテル、P OE (5〜17)
2−デシルテトラデシルエーテル、P OE (8−1
6)2−tクチルテシルエーテル等のPOE付加エーテ
ル型活性剤、お」:びP。
E (1,0−20)硬化ヒマシ油、P 01!: (
5−1’り−Aレイン酸モノエステル、P OE (6
〜20) :Aレイン酌ジエステル、POE(5〜10
)ソルビタン」レイン酸エステル等のPOE付加エステ
ル47II活e1剤、I) OE (3−15)グリセ
リルモノイソステア1ノー1−1POE(10〜40)
グリセリルトリイソスデア!ノート等のP OE付加エ
ーテルエステル型活+1刑等のエチレンオキシド付加型
の非イオン性界面活性剤が特に好ましい。本発明の実施
にあたってはこれら非イオン性界面活性剤の中から一種
よ・ノコは二種以上が任意に選択されて用いられる。
(注1)ノニオン活性剤のHL Bイji’jは、下式
の円上式により算出される。
Mw HL B =7+11.71og− MO (ここでMwは親水基部の分子量、MOは親油基部の分
子量をそれぞれ表す。)本発明に用いる有機変性粘土鉱
物は例えば、水、アセトンあるいは低級アルコール等の
低沸点溶剤中て水膨潤性粘土鉱物と第四級アンモニウム
塩型カヂオン界面活性剤と非イオン性界面活性剤とを分
散攪拌処理するか、または予め水膨潤性粘土鉱物と第四
級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤とを低沸点溶剤
中で処理してカヂオン変性粘土鉱物を得てから非イオン
性界面活性剤で処理し、次いて低沸点溶剤を除去するこ
とによって得られる。
第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤と非イオン
性界面活性剤とが層間に入り込むことにより水膨潤性粘
土鉱物の層間隔は広がった状態になるので、X線回折で
長面間隔を測定することにより第四級アンモニウム塩型
カチオン界面活性剤と非イオン性界面活性剤の吸着の有
無を確認できる。
またこの有機変性粘土鉱物をクロロホルム、ニーチル等
を用いてソックスlノー抽出すれば層間の界面活性剤は
洗い流されてくるので、該抽出液をガスクロマトグラフ
ィー分析、熱分解温度測定あるいは熱分解量測定(DT
八−TG量測定等にかけて界面活性剤の存在を確かめる
ことができる。
本発明に係わる有機変性粘土鉱物中の第四級アンモニウ
ム塩型カチオン界面活性剤の含有量は水膨潤性粘土鉱物
100gに対してOO〜140ミリ当量(以下meqと
略す。)であることが好ましい。又有機変性粘土鉱物中
の非イオン性界面活性剤の含有量は、水膨潤性粘土鉱物
100gに対して5〜200gが好ましく、ざらに好ま
しくは15〜170gである。
本発明のW10型エマルションに配合される有機変性粘
土鉱物の配合量は0.25〜5重量%であり0゜5〜3
重景%が好ましい。
本発明に用いるムコ多糖類は通常化粧品等に用いられる
中性ムコ多糖類及び酸性ムコ多糖類であり、例えばヒア
ルロン酸、コンドロイチン硫酸A1コンドロイチン硫酸
B1コンドロイヂン硫酸C1ヘパラン硫酸、ヘパリン、
ケラタン硫酸等の酸性ムコ多糖が好ましく、中でもヒア
ルロン酸、コンドロイチン硫酸及びそれらの塩が特に好
ましい。
これらムコ多糖類の配合量は、W10型エマルション中
、0.001〜5重景%程度であり0.005〜3重量
%が好ましい。
本発明に用いられる有機カルボン酸のアルカリ金属塩ま
たは有機アミン塩の有機カルボン酸としては、グリコー
ル酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸等のオキシ酸
、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、マレイン酸、フマル
酸等のジカルボン酸、グルタミン酸、アスパラギン酸等
のアミノ酸、その他として、ピロリドンカルボン酸、エ
デト酢酸、安息香酸、ウロカニン酸、ギ酸、酢酸、プロ
ピオン酸、ソルビン酸等が挙げられる。これらの中で、
乳酸、ピロリドンカルボン酸、グルタミン酸が特に好ま
しい。
またこれらの有機カルボン酸と塩を形成するために用い
られるアルカリ金属または有機アミンとしては、ナトリ
ウム、カリウム、アミノメチルブロバノール、モノエタ
ノールアミン、ジェタノールアミン、トリエタノールア
ミン、塩基性アミノ酸等が挙げられる。
これらの有機カルボン酸のアルカリ金属塩または有機ア
ミン塩は塩の状態で組成物中に配合しても良いが、組成
物製造時に対応する酸性物質および塩基性物質を、塩を
形成するのに必要な化学論的量加え、製造してもJ:い
本発明に用いられる有機カルボン酸のアルカリ金属塩ま
たは有機アミン塩は、一種または二種が適宜選択され配
合される。
配合量はW10型エマルション中、0.1〜10重景%
であり0.5〜5重景%が好ましい。
本発明に用いられる油分は化粧品、医薬品等で用いられ
る一般的な油分は全て用いることができ、その範囲も極
性油から非極性油まで幅広く用いることができる。油分
を例示すれば、流動パラフィン、スクワラン、イソパラ
フィン、分岐鎮状軽ハラフィン等の炭化水素油、イソプ
ロピルミリステート、セヂルイソオクタノエート、グリ
セリルトリオクタノエート等のエステル油、デカメチル
ペンタシロキサン、ジメチルポリシロキサン、メチルフ
ェニルポリシロキサン等のシリコーン油等が挙げられる
。又ワセリン、マイクロクリスタリン、ラノリン、ピー
スワックス、等のワックス類も本発明の効果を損なわな
い範囲で配合可能である。
これら油分の配合量はW10型エマルション中、5〜9
0重量%程度であり、10〜80重量%が好ましい。
本発明に用いられる水の配合量は95〜10重景%程度
であり、90〜20重景%が好ましい。
本発明においてはこの水の中に他の水性成分を、効果を
損なわない範囲で配合することができる。
本発明のW10型エマルションには必要に応じて本発明
の効果を損なわない範囲で、油溶性および水溶性の物質
を配合することができる。例えば、皮膚角質層に存在す
るN M F (Natural Moisturiz
ing Factor)中のアミノ酸及びその塩、保湿
剤、増粘剤、防腐剤、金属イオン封鎖剤、紫外線吸収剤
、薬剤、生薬、分散剤、香料等の通常化粧品や医薬品に
用いられる成分を配合である。
[発明の効果1 本発明のW10型エマルションは、乳化剤として用いる
有機変性粘土鉱物の配合量が0.25〜5重量%と少な
くてよく、その配合量又は内水相の比率をコントロール
することによってワックス等の同化剤を多量に配合する
ことなく粘稠性をコントロールすることが可能であり、
又従来配合することが困難であった極性の高い油分を用
いることもでき、かつ広い温度範囲にわたって優れた保
存安定性を有するものである。又、ムコ多糖類の配合は
、それらが哺乳動物の結合組織中に広く存在する為皮膚
への親和性が良く、それらを含む化粧品を皮膚に塗布し
た場合皮膚がすべすべし滑かな使用感を与える等、使用
性が改善されるばかりでなく、有機カルボン酸のアルカ
リ金属塩または有機アミン塩と相俟って皮膚を氷水しく
保ち、更にW10型エマルシヨンの安定性も改善する。
かかる大きな利点を有する本発明のW10型エマルショ
ンは、その特徴を生かすことによって化粧品や医薬品等
の広範な分野に利用可能である。
[実施例1 次に本発明の一層の理解の為に、実施例をあげて更に詳
細に説明する本発明はこれによって限定されるものでは
ない。例中、部、%、とあるのは全て、重量%である。
先ず乳化剤として用いる有機変性粘土鉱物調製の一例を
次にしめす。
ベンジルジメチルステアリルアンモニウムクロリド45
g(約100meqに相当)とPOE(6)ラウ男ルエ
ーテル30gを50℃で溶解した水溶液500m1に水
膨潤性粘土鉱物であるビーガム(米国パンダービルト社
の商品名) 100gを添加し約30分間ディスパーに
て十分に分散し混合する。次いで濾過器−より水を除去
後、約−昼夜乾燥すると目的の有機変性粘土鉱物が得ら
れる。
次にこれまで述べてきたW10型エマルションの実施例
を示す。
実施例1 モイスチャークリーム (1)スクワラン           20.0(2
)セチルイソオクタノニー1−     8 、5(3
)ピーガム1.0gをベンジルジメチルアンモニラクロ
リド0.2gとジステ アリルジメチルアンモニウムクロ リド0.1gおよびP OE (1,0)グリセロール
トリイソステアレート0.2g で処理゛して得た有機変性粘土鉱物 1.5(4)香料
。             適量(5)パラオキシ安
息香酸エチル    0.2(6)乳酸ナトリウム  
        1.0(7)ヒアルロン酸ナトリウム
      0.01(8)グリセリン       
    10.0(9)水             
 58.79%製法 (1)〜(5)を混合分散し、あらかじめ油相を調製し
てお(。次に(6)〜(9)を均一に溶解したものを徐
々にディスパーで撹拌しなから油相に添加し目的のモイ
スチャークリームを得た。
実施例2 ナイトクリーム (1)スクワラン           30.0(2
)ラノリン             1.0(3)マ
イクロクリスタリンワックス  1.0(4)0.5g
のベントン38をP OE (14)ジオレイン酸エス
テル0.05gおよびデカグリセリルテトラオレート0
.05gで処理して得た有機変性粘土鉱物 0.6(5
)バラヒドロキシ安息香酸ブチル  0.1(6)香料
              適量(7)ピロリドンカ
ルボン酸ナトリウム 4.0(8)ヒアルロン酸ナトリ
ウム      0.3(9)コンドロイチンB硫酸ナ
トリウム 0.2(10)プロピレングリコール   
    5.0(11)水             
  57.8%製法 実施例1に準じて目的のナイトクリームを得た。
比較例1 実施例1から乳酸ナトリウムを除いた他は実施例1と同
様にしてクリームを調製した。
比較例2 実施例2からピロリドンカルボン酸ナトリウムを除いた
他は実施例2と同様にしてクリームを調製した。
比較例3 実施例1からヒアルロン酸ナトリウムを除いた他は実施
例1と同様にしてクリームを調製した。
比較例4 実施例2からヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン
B硫酸ナトリウムを除いた他は実施例2と同様にしてク
リームを調製した。
実施例1.2、比較例1〜4の安定性試験結果、及び女
性専門パネルによる実使用試験結果を表1に示す。安定
性試験結果は1力月放置後の外観を、又実使用試験は使
用時の好みをそれぞれ下記の評価基準で判定した。
〈安定性〉 ○;分離が全くみられない △;分離が殆どみられない ×;液相(油相又は水相)の分離が生じたく使用性〉 A;べたつかず滑かでしっとりした感触B;滑かな感触 C;しっとりした感触 (以下余白) (表1) 実施例3 栄養クリーム (1)スクワラン            20.0(
2)セチルインオクタノ:[−1・     5.0(
3)環状シリコン           5.0(4)
ビーガム0.6gをペンジルジメヂルステアリルアンモ
ニウムクロリド 0.2gとP OE (13)ジイソステアリン酸0.
2gで処理して得た有機変性 粘土鉱物             1・0(5)パラ
オキシ安息香酸メチル     0.2(6)香料  
            適量(7)グルタミン酸ナト
リウム      3.0(8)ヒアルロン酸ナトリウ
ム      0.1(9)ヘチマ抽出物      
     0.5(10)グリセリン        
   15.0(11)マルチトール        
   5.0(12)水              
45.2%製法 実施例1に準じて目的の栄養クリームを得た。
実施例4 化粧下地クリーム (1)スクワラン           23.0(2
)環状シリコン          5.0(3)マイ
クロクリスタリンワックス  2.0(4)0.5gの
ベントン−38をP OE (14)ジオレイン酸エス
テル0.05g及び デカグリセリルテトラオレート 0.05gで処理して得た有機変性 粘土鉱物            0.6(5)パラヒ
ドロキシ安息香酸ブチル  0.1(6)香料    
          0.1(7)エデト酢酸ナトリウ
ム      0.7(8)酸化チタン       
    1.0(9)着色顔料           
 0.1(10)ヘパリン           0.
05(11)ジプロピレングリコール     5.0
(12)水             62.35製法 実施例1に準じて目的の化粧下地クリームを得た。
特許出願人 株式会社 資 生 堂 手続補正書(自発) 昭和61年2月1r日 特許庁長官 宇 賀 道 部 殿 ぐ 8、:す 1、事件の表示 昭和60年特許願第252144号 2、発明の名称 油中水型乳化組成物 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 5、補正の内容 (11明細書第1O頁第16行目「イソステアレート等
のトリグリセリン以上の」とあるを、「イソステアレー
ト、ジグリセリルジイソステアレート等のジグリセリン
以上の」と補正します。
′\

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水膨潤性粘土鉱物を第四級アンモニウム塩型カチ
    オン界面活性剤と非イオン性界面活性剤とで処理して得
    られる有機変性粘土鉱物と、ムコ多糖およびそれらの塩
    類の一種または二種以上と、有機カルボン酸のアルカリ
    金属塩および有機アミン塩からなる群から選ばれた一種
    または二種以上と、油分と、水とからなる油中水型乳化
    組成物。
  2. (2)ムコ多糖がヒアルロン酸またはコンドロイチン硫
    酸である特許請求の範囲第1項記載の油中水型乳化組成
    物。
  3. (3)有機カルボン酸が乳酸、ピロリドンカルボン酸、
    グルタミン酸である特許請求の範囲第1項記載の油中水
    型乳化組成物。
  4. (4)有機カルボン酸のアルカリ金属塩または有機アミ
    ン塩の含量が組成物中の0.1〜10重量%である特許
    請求の範囲第1項記載の油中水型乳化組成物。
  5. (5)第四級アンモニウム塩型カチオン界面活性剤の含
    有量が水膨潤性粘土鉱物100gに対して60〜140
    ミリ当量である特許請求の範囲第1項記載の油中水型乳
    化組成物。
  6. (6)非イオン性界面活性剤の含有量が水膨潤性粘土鉱
    物100gに対して5〜200gである特許請求の範囲
    第1項記載の油中水型乳化組成物。
  7. (7)ムコ多糖およびそれらの塩類の含有量が組成物中
    の0.001〜5重量%である特許請求の範囲第1項記
    載の油中水型乳化組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002241219A (ja) * 2000-12-12 2002-08-28 Nikko Chemical Co Ltd 油中水型乳化組成物及び該組成物を用いた化粧料
CN103920432A (zh) * 2014-04-21 2014-07-16 河北工业大学 一种轻质、柔性超疏水多孔气体凝胶材料及其制备方法
CN109069358A (zh) * 2016-04-29 2018-12-21 株式会社爱茉莉太平洋 油包水型乳液

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