JPS62108647A - 電話装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は一本の電話回線に他の電話装置と共に並列接続
して使用する電話装置に関するものである。

従来の技術 従来より、同一回線に複数の電話装置を並列に接続して
使用することがあった。この場合、着信があると同一回
線に接続された全ての電話装置が一斉に鳴り、いずれか
の電話装置をオフフックすることで回線が閉結され、相
手と会話が行なえるのであるが、このものに於ては、同
一回線に接続されたその他の電話装置でその会話を聞く
ことができるため、盗聴される危険性があり、また、そ
の回線が使用中であることを知らず、同一回線に接続さ
れた他の電話装置でダイヤルしたりすると、会話が途中
で中断されてしまうといった問題点があった。

このため、秘話機能を備えた電話装置も開発きれた。そ
の−例としてＮＴＴ　（日本電信電話株式会社）が提供
しているホームテレホンＦなるものが挙げられる。この
ものは、電話回線に回線切替装置（以下、コントロール
センターと言う）を接続し、このコントロールセンター
に複数の電話装置を接続してなるものであり、ある電話
装置がオフフックされたことがコントロールセンターに
よって検出されるとこのコントロールセンターはその他
の電話装置と使用中の回線とは接続できないように制御
するというものである。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、このものではコントロールセンターにて
複数′の電話装置−の状態判断を行ない、且つその電話
装置の切替動作を行なわなければならないため、構成が
複雑化してしまうといった問題点がある。

また、所望の場所で所望の回線に複数の電話装置を接続
するには、その作業が煩雑すぎるといった問題点も有す
る。

問題点を解決するための手段 この目的を達成するため本発明の電話装置は、ダイヤル
及び通話を行う為の電話回路部と、電話回線を捕捉する
網制御部と、電話回線の電圧を検出する回線状態検知部
と、この回線状態検知部にて回線使用中と判断された場
合に前記網制御部による回線捕捉を禁止する制御部を備
えてなる。

作　　用 この構成により、他の使用者が同一回線を使用している
際には同一回線に接続されたその他の電話装置による回
線の捕捉は禁止される。

実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
□明する。

第１図は本発明の一実施例に於ける電話装置のブロック
図を示すものである。、第１図に於て、１はダイヤルお
よび通話を行なうための電話回路部、２は網制御部であ
り、電話回線の回線電圧を検出する回線状態検知部３と
ともに電話回線へ接続される。４は切り換え器であり網
制御部２からの回線信号を電話回路部１へ伝えるか伝え
ないかを切り換える役目を果たす。５は回線状態検知部
３の出力により網制御部２．切り換え器４−及び電話回
路部１の動作を制御する制御部である。

以上のように構成された電話装置について、以下その動
作を説明する。

第２図は本発明の実施例における回線状態検知部３の要
部の回路図であり、汎用増幅器（ＯＰ１〜０Ｐ３）と抵
抗等で構成されている。この回路においてＯＰＩは線形
の増幅機能を果たし、ＯＦ２およびＯＦ２は電圧比較機
能を果たす。また、汎用増幅器○Ｐ１の入力は抵抗Ｒ１
，Ｒ３を介し電話回線に接続されている。このものは線
形増幅のため一般に Ｒ，Ｉ　　＋Ｒ２＝Ｒ３＋Ｒ４−Ｒａ Ｒｓ　　＝Ｒ６＝Ｒｂ に設定されており、この時ＯＰＩの出力はｅｏ　　−−
（Ｒｂ／Ｒａ）　　＊　　（Ｃ２−（２＋　　　）とな
り、回線電圧は ＶＬ　−（２２ｅｌである０：）で ｅｏ＝　　（Ｒｂ／Ｒａ）＊ＶＬ となる。

また、電圧比較器ＯＰ２．ＯＰ３は Ｒｉ７　＝Ｒ＋ｏ　　＝Ｒｃ　　、　　Ｒｇ＝Ｒ，ｑ　
＝Ｒｄに設定するため、ＯＦ２．０Ｐ３の基準電圧は！
（Ｒｄ／　（Ｒｃ＋Ｒｄ））＊Ｖｃ　ｃでありＩｅｏｌ
＜Ｒｄ／　（Ｒｃ＋Ｒｄ）＊Ｖｃ　ｃで、出力ｖＯが正
となる。

尚、このとき、ＣＩ、Ｃ２は回路の音響信号等のバイパ
スコンデンサである。

全電話回線に他の電話装置が接続されているものとして
以下説明する。

回線が使用されていない場合、即ち回線が空き状態とな
っている場合には回線電流が流れないため回線電圧は初
期値となっている（一般的には４８ｖ〜２４ｖである）
。この時同線状態検知部３は第１表に示すように負の出
力となっている。

第　　１　　表 ここで制御部５は前記回線状態検知部３の出力により回
線が使用されていないこと、即ち空き状態であることを
検知し通常の動作を行っている。

他の使用者が、並列に接続された電話装置により回線を
使用すると、回線電流が流れ回線電圧が低下する（一般
的に１０ｖ以下にまで低下する）。この電圧により回線
状態検知部３は出力を反転させ正の出力を制御部５に伝
達する。制御部５はこの出力により回線捕捉を禁止すべ
く切り換え器４のスイッチの接点をａ側に接続させる。

ここで使用者が電話回路部１を操作し回線捕捉をしよう
としても電話回路部］は切り換え器４により電話回線と
切り離されているため、電話回線の捕捉ができず、他の
使用者によって回線が既に使用されていることを認識で
きる。

以上のように本実施例は、ダイヤル及び通話を行う為の
電話回路部と、電話回線を捕捉する網制御部と、電話回
線の電圧を検出する回線状態検知部と、前記回線状態検
知部にて回線使用中と判断された場合に前記網制御部に
よる回線捕捉を禁止する制御部を備えた構成により、他
の使用者による回線使用中は回線の捕捉を禁止すること
ができ、他の使用者による回線の使用が認識できる。ま
た、電話装置単体に回線使用中の検出手段を有している
ため所望の場所で所望の回線に本電話装置を接続するこ
とによって、簡単に同一回線へ複数の電話装置を互いの
秘話性を確保しつつ接続することができる。

なお、本実施例では回線状態検知部を汎用増幅器による
構成としたが、この回路はトランジスタ等の他の構成で
もよいことはいうまでもない。

発明の効果 以上のように本発明は、ダイヤル及び通話を行う為の電
話回路部と、電話回線を捕捉する網制御部と、電話回線
の電圧を検出する回線状態検知部と、前記回線状態検知
部にて回線使用中と判断された場合に前記網制御部によ
る回線捕捉を禁止する制御部を備えた構成により他の使
用者による回線使用中は回線の捕捉を禁止することがで
きる。

また自動ダイヤル機能や予め設定されたダイヤル番号を
オフフック操作によりダイヤル開始する機能を有する電
話装置においても、使用中の通話を妨害することがない
という利点も有しており、その実用的効果は大なるもの
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に於ける電話装置のブ＝　７
− ロック図、第２図は本発明の実施例における回線状態検
知部３の要部の回路図ある。 １１２．電話装置部 ２６１．網制御部 ３１１３回線状態検知部 ４０９．切り換え器 ５９．、制御部 代理人の氏名　弁理士　中尾敏男　ほか１名第１図 第　２　図 ＶＣＣ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一本の電話回線に、他の電話装置と共に並列接続される
   電話装置であって、ダイヤル及び通話を行う為の電話回
   路部と、電話回線を捕捉する網制御部と、電話回線の電
   圧を検出する回線状態検知部と、前記回線状態検知部に
   て回線使用中と判断された場合に前記網制御部による回
   線捕捉を禁止する制御部を備えた電話装置。