JPS62107261A - 吸気加熱装置 - Google Patents

吸気加熱装置

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JPS62107261A
JPS62107261A JP60247605A JP24760585A JPS62107261A JP S62107261 A JPS62107261 A JP S62107261A JP 60247605 A JP60247605 A JP 60247605A JP 24760585 A JP24760585 A JP 24760585A JP S62107261 A JPS62107261 A JP S62107261A
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heat
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heater
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林 秀隆
Akio Nara
奈良 昭夫
Makoto Hori
誠 堀
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NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内燃機関の吸気加熱装置に関し、例えばディー
ゼル機関の冷間始動時等に使用されて有効なものである
〔従来の技術〕
従来この種の吸気加熱装置としては、金属線ヒータに通
電することにより加熱を行うものが用いられていたが、
温度上昇の立1りが悪いために予熱時間が長いこと、あ
るいは赤熱による放射熱損失が大きいために熱効率が悪
いこと等の問題があった。
これに対して実開昭58−104347吋公報には、正
の温度抵抗係数を有するセラミック発熱体く以下PTC
発熱体と称する)を用い、この発熱体を格子状、ハニカ
ム状となし、これにより形成された通気路間で吸気を加
熱させるものが開示されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記公報記載の吸気加熱装置にあっては
、PTC発熱体表面と吸気が直接接触する構造であるた
め、吸入空気量すなわち発熱体を通過する空気の量が増
大すると発熱体が冷却されるために電気抵抗が減少し、
大きな電流が流れてしまい電源であるバッテリーに対す
る負荷が大きくなりすぎるという問題があった。また格
子状。
ハニカム状に形成させたセラミック発熱体は熱衝撃や機
械的衝撃に対して割れが発生しやすく、特性変化の原因
ともなっていた。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本発明はL記の如き従来技術の問題点を解消する
手段として、内燃機関の吸気通路内に配設され、正の温
度抵抗係数を有するセラミック発熱体と、該発熱体に押
圧され熱伝導により前記発熱体の熱を受は前記吸気を加
熱する放熱ブロックとを備えた吸気加熱装置を採用する
ものである。
〔作 用〕
上記手段によればPTC発熱体は直接吸気と接触せず、
放熱ブロックを介して熱的に接触しているためにPTC
発熱体が直接冷却されることがない。従って、通過する
吸気との間に一定以上の温度差が保たれるために発熱体
が冷却されすぎることがなく、抵抗値が適正に保たれる
。また本発明のPTC発熱体はその発熱体自体で空気通
路を形成するものではないので単純な形状となるために
、熱衝撃、機械的衝撃に対しても割れが発生しにくい。
〔発明の効果〕
従って本発明によれば、過電流が発生することな(電源
に対して過負荷が発生しないともとに、割れによる特性
変化が発生しないという極めて実用的な吸気加熱装置が
提供できる。 、〔実施例〕 以下本発明を図に示す実施例に基づいて詳細に説明する
。第1図(at、 (bl、 (C)は本発明のディー
ゼル機関用吸気加熱ヒータの構成を示す正面図、そのA
−A断面図およびB−B断面図で、1は厚さ2mmの矩
形平板状に形成された4枚のPTC素子で2枚づつ1組
にして2列に配列され、チタン酸バリウム(BaTi0
3)系セラミック焼結体等の温度の上昇とともにその電
気抵抗が著しく増大する材質よりなる。2は本発明の放
熱ブロックで、ひとつの放熱ブロフクは、銅またはアル
ミニウム製プレートを蛇行状に形成した放熱フィン2a
と、この放熱フィン2aの両側の屈曲部で同じく銅また
はアルミニウム製伝熱プレート2bにはんだ付接合され
一体に構成されている。なお、この放熱フィン2a表面
には第1図fc)に示すように吸気流れ方向Aに垂直に
切り起したルーバ21  aを設は熱伝導面積が増大す
るように構成されている。しかしながら、熱交換が十分
行われるようならこのルーバ2’  aはなくてもよい
。そして、2列のPTC素子1の間には3つの中間部放
熱ブロックが、また素子1の両外側にもそれぞれひとつ
の外側放熱ブロックが介装され、これらを一体にしてP
PS等の耐熱性樹脂またはセラミック等からなるケース
3内に収納され、さらにアルミニウム製ハウジング4内
に納められている。ケース3は第1図(C1に示すよう
に箱体の一側面を取り除いた下ケース3aと、断面り字
型のカバー3bとを組合せて箱状となっており、このう
ちカバー3bの側面3“ bとハウジング4の一側面4
aとの間に形成された空間4b内にはU字状に折曲げ形
成したバネ5が配設され、広がる方向に復元力を及ぼす
ことにより、ケース3bの側面3’  bを押圧し、こ
の7端面3’  bと対向する下ケース3aの端面3’
  aとの間でPTC素子1および放熱ブロック2を一
括して押圧固定している。ここで、ケース3は、第1図
(a)における紙面方向の面は、吸気が抵抗なく通過す
るように、中央および隅部を除いて枠状にカットされて
いる。なお、第2図に示すように素子10表面のうち、
放熱ブロック2の伝熱プレー1−2bとの押圧面には本
発明の熱および電気伝導性弾性体であるグラファイトフ
ィラ一層1aが両面に焼付け形成されており、伝熱プレ
ート2bあるいは素子1表面の凹凸による熱および電気
的接触不良を改善するよう構成されている。
この場合グラファイトフィラーは、伝熱プレート2b側
の押圧面に施してもよく、また両面に施してもよい。ま
たこの熱および電気伝導性弾性体はカーボン又は金属の
粉体や繊維を分散複合化させた耐熱性ゴム材のシート等
を用いてもよい。
2列のPTC素子1に挟まれた中間部放熱ブロック2の
ひとつの伝熱プレート2bからは図示しない下ケース3
aの切り欠きを通してプラス側ターミナル2cが引き出
されボルト5a、ナツト6bによりハウジング4に固定
されている。なおハウジング4への固定は下ケース3a
の枠部3dおよびインシュレータリング6cにより電気
的にハウジング4と絶縁された状態で固定されている。
また外側放熱ブロックの外側の伝熱プレート2bからは
マイナス側ターミナル2dがそれぞれ下ケース3aの外
に引き出され、小ネジ7でハウジング4に固定すること
によりハウジング4にアースされている。なお8は、ケ
ース3をハウジング4に第1図(a)において紙面方向
に固定するためのクリップである。
第3図は、この吸気加熱ヒータ10をディーゼルエンジ
ンの吸気系に取付けた状態を示すものでエンジン1)と
エアクリーナ120間のインテークマニホールド部13
を発熱部が横断する状態、すなわち吸気流れ方向が第1
図tc+の矢印Aの方向と一致するように取り付けられ
吸気が温められるよう構成されている。なお、14はエ
ンジンのピストン、15はシリンダ室、16は吸排気弁
、17は燃料噴射ノズルである。
次に、この吸気加熱ヒータ10の作動について説明する
。図示しないバッテリーより供給された電流はプラス側
ターミナル2Cに入り、中間部放熱ブロック2を通して
PTC素子1を厚さ方向に流れ、外側放熱ブロック2を
経てマイナス側ターミナル2dにいたり小ネジ7を介し
てハウジング4にアースされる。以上のように電流が流
れP−TC素子1が発熱し、この熱は放熱ブロック2に
伝導される。一方吸気は蛇行状に屈曲形成された放熱フ
ィン2aの間を流れ熱を受けて暖められる。
第4図にこの吸気加熱ヒータによるエンジンクランキン
グ前の吸気予熱特性−について示す。従来の金属線を用
いた吸気加熱ヒータにおいては約14秒程度の予熱時間
(エンジンクランキング前のヒータへの通電時間)を必
要としたが、本発明の吸気加熱ヒータ10ではPTC素
子素子温度立上り特性が早いために3〜5秒の予熱時間
ですむ。
なお、このとき室温は一25℃、電源電圧は24■であ
り予熱時間を短縮するためには、電流を大きくする必要
があり、本発明ではリレー容量等を考慮して150Aと
なるようにPTC素子の抵抗を調整している。
第5図はエンジンクランキング後の吸気加熱時    
 ゛(アフタヒート時)を含めた熱効率を示す特性図で
ある。なお、ここで熱効率とは実際に消費された電力に
対し空気の昇温に使われた熱量の割合で表わしたもので
ある。図に示すとおり、金属線ヒータに比べ本発明のヒ
ータは、初期の立ち上り時の効率、定常状態での効率い
ずれにおいてもすぐれている。これはPTC素子を使用
することにより、即熱性に優れるとともに素子自体が比
較的低温度で吸気加熱を行うため、ヒートロスが少ない
ためである。
第6図はヒータの熱効率測定に用いた測定ヘンナを示す
図で、通風路20の膨張部20aには吸気加熱ヒータ1
0が配設され、このヒータの下流40cmの位置が温度
測定点である。なお21は送風用ブロア、22.23は
圧力損失測定用および流量測定用でマノメータであり、
24.25はヒータおよびブロア駆動用の直流および交
流電源である。
次に上記実施例において放熱ブロック2は蛇行状に屈曲
形成された放熱フィン2aと伝熱プレート2bとにより
形成されていたが、これに限定されるものではなく、例
えば、ハニカム状の金属製フィンや、多孔質金属等を放
熱フィンに替えて用いてもよい。また、上記実施例にお
いて中間部放熱ブロック2は3列に組合せて押圧するよ
うに構成していたが、押圧だけでなく伝熱プレート2b
の押圧面間ではんだ付接合してもよく、またこの3列の
放熱ブロックは一体の一つの放熱ブロックで構成しても
よいことは言うまでもない。
さらに放熱ブロック2とPTC素子1の押圧は、上記実
施例の如くバネで押圧する他に、ケース3をネジ止めす
る等の方法により固定押圧してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図fatは本発明の吸気加熱ヒータlOの構造を示
す正面図、第1図(b)はそのA−A断面図、第1図(
C)は第1図fa)におけるB−B断面図、第2図は放
熱ブロック部の形状を示す部分拡大図、第3図は吸気加
熱ヒータの取付け場所を示す模式図、第4図、第5図は
ヒータの吸気加熱特性を示す特性図、第6図は測定ベン
チの構成を示す模式図である。 1・・・PTC素子、  1 a、−・・ブラファイト
フィラ一層、2・・・放熱ブロック、2a・・・放熱フ
ィン、2b・・・伝熱プレート。 代理人弁理士  岡 部   隆 4   4a 第4図 第5図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内燃機関の吸気通路内に配設され、正の温度抵抗
    係数を有するセラミック発熱体と、該発熱体に押圧され
    熱伝導により前記発熱体の熱を受け前記吸気を加熱する
    放熱ブロックとを備えたことを特徴とする吸気加熱装置
  2. (2)前記セラミック発熱体は平板状をなすことを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の吸気加熱装置。
  3. (3)前記発熱ブロックは、蛇行状に屈曲形成された放
    熱フィンと該フィンに両屈曲部ではんだ付け接続された
    伝熱プレートとからなることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項または第2項記載の吸気加熱装置。
  4. (4)前記発熱体と前記放熱ブロックとの間の押圧面の
    うち前記発熱体側表面および/または前記放熱ブロック
    側表面に、熱および電気伝導性弾性体層を形成させたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第3項いず
    れか記載の吸気加熱装置。
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