JPS62107136A - 外壁のコ−ナ−部の施工方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野］ 本発明は、プレハブ住宅における外壁のコーナー部の施
工方法に関するものである。

［背景技術］ プレハブ住宅において外壁は外壁パネルを並べることに
よって形成される。そしてこのようなプレハブ住宅の外
壁にあって、外壁の出隅コーナー部において窓などの開
口を形成することがある。

この場合には外壁パネルの一方の１１１Ｉｌ端に開口部
を設けて外壁パネルを略コ字型に形成し、この一対の外
壁パネルを開口部同士あわせて接続することによって一
対の外壁パネルの両開口部で窓の開口を造作することに
なる。

しかしこのように、外壁パネルをコ字型に形成して用い
ると、開口部を形成させるために外壁パネルの側端部の
上下部に突出されることになる突出部は耐力性が低下し
、工場において外壁パネルを製造したのち施工現場に外
壁パネルを搬入するまでの物流過程や、施工現場におい
てこの外壁パネルを施工する際に、突出部に破損などが
発生し易いという問題が発生するおそれを有するもので
あった。

［発明の目的］ 本発明は、上記の点に鑑みて為されたものであり、外壁
パネルに破損などが生じるようなおそれなく外壁パネル
を搬送したり施工したりすることのできる外壁のコーナ
ー部の施工方法を提供することを目的とするものである
。

［発明の開示］ しかして本発明に係る外壁のコーナー部の施工方法は、
外壁パネル１の一方の側端部の上部と下部にそれぞれ上
部突出部２と下部突出部３とを設けて上下の突出部２，
３間に側端で開放される開口部４を形成すると共に開口
部４内において上部突出部２の側端下面と下部突出部３
の側端上面との間に補強材５を取り付け、この一対の外
壁パネル１，１を柱６を介して略直角に突き合わせて、
各外壁パネル１，１の上部突出部２の側端面と下部突出
部３の側端面とをそれぞれ柱６に結合固着したのちに、
各外壁パネル１，１がら補強材５を除去することを特徴
とするものであり、かがる補強材５を用いることによっ
て上記目的を達成したものであって、以下本発明を実施
例により詳述する。

外壁パネル１は金属型材などの端部枠材１０や胴縁１１
によって第２図に示すように形成されるパネル骨組み１
２の両側に面板１３を張って大判に形成されるものであ
り（第２図においては片側の面板１３を外した状態が図
示しである）、外壁パネル１の一方の側端部には側端で
開放される開口部４が形成しである。このように開口部
４を設けることによって外壁パネル１には側端部の上部
と下部に上部突出部２と下部突出部３とが突出して設け
られることになり、外壁パネル１は略コ字型に形成され
ることになる。そしてこの外壁パネル１において、開口
部４内にて上部突出部２の側端下面と下部突出部３の側
端下面との間には、金属型材などで形成される補強材５
が取り付けである。補強材５は上下突出部２，３開に圧
入して取り付けるようにしてもよく、また補強材５の上
下の端面を上下突出部２，３にボルト止めして取り付け
るようにしてもよい。

しかして外壁パネル１は上記のように補強材５を設けて
上部突出部２や下部突出部３の耐力性が低下しない状態
で工場から出荷されて運搬等に供せられるものであり、
またこの外壁パネル１を施工する際においても補強材５
を設けたまま作業に供せられる。すなわち、この外壁パ
ネル１を一対用いて家屋の外壁の出隅コーナー部を形成
させるものであるが、第３図に示すように基ｌ！１４な
どに立設される柱６に一対の外壁パネル１のそれぞれの
上部突出部２や下部突出部３の側端面を当接して一対の
外壁パネル１，１を柱６を介して略直角に突き合わせ配
置し、柱６に通したボルト７を各外壁パネル１の上部突
出部２の側端面や下部突出部３の側端面に形成したねじ
孔１５に螺入して、柱６に各外壁パネル１の上下突出部
２，３を結合固着させるものである。このとき、上部突
出部２や下部突出１１ｆｌｓ３はそれぞれ上下２箇所で
柱６にボルト７によって固定するようにして、強固に柱
６への固定がおこなえるようにしである。このように柱
６に外壁パネル１，１を取り付ける施工をおこなう間、
各外壁パネル１には補強材５が取り付けてあり、補強材
５によって上下突出部２，３が変形したりする破損が生
じることを防止しつつ施工をおこなうことができる。

このようにして第１図に示すように、柱６に一対の外壁
パネル１，１を接続固定して両件壁パネル１，１の開口
部４，４によって、外壁のコーナー部での窓を形成させ
るための開口Ａを形成できることになる。そして柱６に
外壁パネル１を固定する組み立ての終了ののちに、第１
図の鎖線で示すように補強材５を各外壁パネル１から取
り外すものである。このように補強材５を取り外すこと
によって、開口Ａ内での構造材は柱６のみとなり、補強
材５で開口Ａ内の開口面積が狭められたり納まりが悪く
なったりするようなことを防止することができることに
なる。そしてこのようにして外壁のコーナー部に形成さ
れる開口Ａにおいて、例えば第４図に示すように隣合う
外壁パネル１．１の外面間に亘るように平面り字状に形
成される出窓１６を取り付け、窓として仕上げるニーと
ができる。

［発明の効果］ 上述のように本発明にあっては、外壁パネルの一方の側
端部の上部と下部にそれぞれ上部突出部と下部突出部と
を設けて上下の突出部間に側端で開放される開口部を形
成すると共に開口部内において上部突出部の側端下面と
下部突出部の側端上面との間に補強材を取り付け、この
一対の外壁パネルを柱を介して略直角に突き合わせて、
各外壁パネルの上部突出部の側端面と下部突出部の側端
面とをそれぞれ柱に結合固着するようにしたので、外壁
パネルの上部突出部や下部突出部を補強材で補強した状
態で外壁パネルを運搬したり施工に供したりすることが
でき、上部突出部や下部突出部に破損などが生じること
を防止することができるものであり、しかもこのように
外壁パネルを柱に取り付ける施工をおこなったのちに、
各外壁パネルから補強材を除去するようにしたので、一
対の外壁パネルの開口部によって形成される開口内での
構造材は柱のみとなり、補強材で開口内の開口面積が狭
められたりするようなことを防止することができもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の斜視図、ｒＩＩＪ２図は同
上に用いる外壁パネルの面板を外した状態の正面図、第
３図は本発明の一実施例における一部の拡大分解斜視図
、第４図は同上の出窓を取り付けた状態の斜視図である
。 １は外壁パネル、２は上部突出部、３は下部突出部、４
は開口部、５は補強材、６は柱、７はボルトである。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）外壁パネルの一方の側端部の上部と下部にそれぞ
   れ上部突出部と下部突出部とを設けて上下の突出部間に
   側端で開放される開口部を形成すると共に開口部内にお
   いて上部突出部の側端下面と下部突出部の側端上面との
   間に補強材を取り付け、この一対の外壁パネルを柱を介
   して略直角に突き合わせて、各外壁パネルの上部突出部
   の側端面と下部突出部の側端面とをそれぞれ柱に結合固
   着したのちに、各外壁パネルから補強材を除去すること
   を特徴とする外壁のコーナー部の施工方法。
2. （２）外壁パネルの上部突出部と下部突出部とをそれぞ
   れ上下２箇所で柱にボルト止めして柱に結合固着するよ
   うにしたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
   外壁のコーナー部の施工方法。