JPS621062B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS621062B2
JPS621062B2 JP17238181A JP17238181A JPS621062B2 JP S621062 B2 JPS621062 B2 JP S621062B2 JP 17238181 A JP17238181 A JP 17238181A JP 17238181 A JP17238181 A JP 17238181A JP S621062 B2 JPS621062 B2 JP S621062B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wing
floor
wings
corridors
floors
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP17238181A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5876661A (ja
Inventor
Yasuhiro Fukumoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Construction Co Ltd filed Critical Mitsui Construction Co Ltd
Priority to JP17238181A priority Critical patent/JPS5876661A/ja
Publication of JPS5876661A publication Critical patent/JPS5876661A/ja
Publication of JPS621062B2 publication Critical patent/JPS621062B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は高層建造物に関し、特に防災上の避
難通路を確保し且つ居住性を損う事なく廊下の数
を減少して、住居専用面積を拡大するようにした
高層建造物に関するものである。
地価が高騰する昨今では高層建造物においても
いかに住居専用面積を拡大させるかは大きな課題
である。まず本願の実施対象となる高層建造物
は、全階に通ずるエレベーターや隣接する各階相
互をつなぐ共用階段を備えたコア部分を中心とし
て、各階共に放射状に三方以上へ延びるウイング
を設けた構成のものとする。
この種の高層建造物における廊下および階段の
配置の最も一般的な方法としては、各階共に各々
のウイングに対して前記コア部分に通ずる廊下を
設け、これら各廊下と前記エレベーターおよび共
用階段を介して各ウイングの住戸に対する出入を
行うようにしたものがある。この場合、ウイング
数と同数の廊下を必要とするので住居専用面積が
減少する欠点があつた。
次に隔階毎に全てのウイングに対して廊下を持
たない非廊下階を設け、各非廊下階には隣接する
直上階又は直下階の各ウイングの廊下に通ずる連
絡用階段を各々設けるようにしたものがある。
この場合、前記従来例に比べて廊下の数がウイ
ング数の半分で済むので住居専用面積を拡大する
ことは出来るが、逆に全住戸の半数が隣接する直
上階又は直下階の廊下を使用して出入りをする不
便さがあり、特に災害時の避難通路を確保する上
でも問題があつた。
更に、前記従来例と同様に隔階毎に廊下階と非
廊下階を交互に設け、これら各廊下階と非廊下階
の各住戸を住戸内に設けた専用階段で連絡させた
所謂メゾネツト形式のものがある。
この場合も共用面積は減少して住居専用面積は
拡大するが、実質的に住戸内で利用できる面積が
減少する欠点があつた。
そこで本発明は上記従来形の欠点に鑑み、防災
上の避難進路を確保し、且つ居住性を損う事なく
廊下の数を減少することにより、住居専用面積を
拡大させた高層建造物の提供を目的とするもので
ある。
以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図は高層建造物の奇数階を、第2図は同
じく偶数階を各々示し、各階はいずれも中央のコ
ア部分から三方に向けて放射状に延びるウイング
A,B,CないしウイングX,Y,Zが構成さ
れ、その外側をバルコニー1,2で囲繞してい
る。
前記コア部分には全階に通ずる4機の各エレベ
ーター3,4,5,6と、隣接する上下階を相互
につなぐ共用階段7,8とが各々設けられてい
る。
そして上記コア部分からは各階共に二方向のウ
イングに向けて廊下を設け、これら廊下の配列は
奇数階では図面上における右上方のウイングAに
廊下9を、下方のウイングCに廊下10を各々備
えているが、左上方のウイングBは廊下がない。
また、上記奇数階の直上階又は直下階となる偶数
階では、左上方のウイングYに廊下11を、下方
のウイングZに廊下12を各々備えているが、右
上方のウイングXは廊下がない配列になつてい
る。
従つてこれら奇数階と偶数階とを交互に連設し
た場合、下方のウイングは常に廊下を有する。ま
た、右上方と左上方の各ウイングでは廊下のある
階と廊下の無に階とが交互に形成され、同一階で
は右上方又は左上方のいずれか一方のウイングに
廊下が設けられるように構成される。
次に前記各階には左右上方の各ウイングに各々
3住戸づつ、下方ウイングに4住戸の計10住戸が
配置されている。
そして下方のウイングC,Zの各住戸C1〜C4
およびZ1〜Z4は、各住戸C1〜C4が前記廊下10
を介して、各住戸Z1〜Z4が前記廊下12を介して
各々コア部分に通じ、奇数階のウイングAと偶数
階のウイングYの各住戸A1〜A3およびY1〜Y3
又前記廊下9あるいは11を介して各々コア部分
に通じている。
一方奇数階のウイングBや偶数階のウイングX
のように廊下を持たない各ウイングの住戸は、コ
ア部分に近い住戸B3,X3のみが直接コア部分に
通じ、各ウイングの先端側に位置する住戸B1
B2あるいはX1,X2は連絡用階段で直上階または
直下階に連絡され、これら各階の廊下を介してコ
ア部分に通じるように構成されている。すなわち
ウイングAには連絡用階段13が、ウイングBに
は連絡用階段14がウイングXには連絡用階段1
5が、ウイングYには連絡用階段16が各々配設
され、これら各連絡用階段のうち連絡用階段13
は連絡用階段15と、連絡用階段14は連絡用階
段16と各々つながつている。
従つて、奇数階で廊下を持たないウイングBの
各住戸B1,B2は連絡用階段14と、隣接する直
上階および直下階となる偶数階の連絡用階段16
を利用して上下階のいずれかのウイングYに設け
た廊下11に沿つて当該階のコア部分に至り、前
記エレベーター若しくは共用階段を使用すること
が出来る。同様にして偶数階のウイングXの住戸
X1,X2も隣接する直上階および直下階となる奇
数階のウイングAへは連絡用階段15,13を利
用できる。
上記の各構成により廊下の数は各ウイングに
各々廊下を設けた場合の3分の2に減少するの
で、この分だけ住居専用面積を増大させることが
できると共に、いずれの住戸においても複数方向
に避難通路が確保されて防災上の安全性能が向上
する。
例えば奇数階を例にとれば、ウイングAの各住
戸A1〜A3とウイングBの住戸B3およびウイング
Cの各住戸C1〜C4は、コア部分の各エレベータ
ー3,4,5,6を利用して直上階又は直下階に
行く通路と、同じくコア部分の共用階段7を利用
する通路と、連絡用階段13とこれに連接した偶
数階の連絡用階段15とを交互に利用して直上階
又は直下階に行く通路と、これら連絡用階段を利
用したのちいずれかの奇数階の廊下9を介してコ
ア部分に行く通路と、バルコニー1を利用する通
路等多岐に渡つて避難が可能である。
又ウイングBの住戸B1,B2の場合は、連絡用
階段14とこれに連接した偶数階の連絡用階段1
6とを交互に利用して直上階又は直下階に行く通
路と、これら連絡用階段を利用したのちいずれか
の偶数階の廊下11からコア部分に行く通路と、
バルコニー1を利用する通路等により避難が可能
である。
尚、図示しないが左右上方の各ウイングにエレ
ベーターを設け、連絡用階段と併用するようにす
れば一段と便利である。
更に、廊下を備えたウイングと廊下を持たない
ウイングとを交互に配列し、これら相互間を連絡
用階段でつなげたことにより、従来のメゾネツト
形式住戸に比べて住戸内で実質的に利用できる面
積は大巾に増大する。
次に、第3図および第4図は本願の他の実施例
を示すものである。
前記第1の実施例と同様に奇数階には第3図の
ように各ウイングA′,B′,C′が、偶数階には第
4図に示すように各ウイングX′,Y′,Z′が各々3
方へ放射状に構成され、中央のコア部分には各エ
レベーター3′,4′,5′,6′と共用階段7′,
8′を各々備えている。
しかし前記第1の実施例の場合と違つて、奇数
階では図面上における右上方のウイングA′にの
み廊下9′を設け、その他のウイングB′,C′には
廊下を持たず、偶数階では左上方と下方の各ウイ
ングY′,Z′に廊下11′,12′を設け、右上方の
ウイングX′に廊下を持たない構成となつてい
る。
そして前記廊下配列がなされた奇数階と偶数階
とを交互に連設して各ウイングは廊下の有る階と
無い階とが交互に形成されると共に、これら奇数
階と偶数階の各ウイングを連絡用階段13′と1
5′、同じく14′と16′、同じく17′と18′
とで各々相互につなぐようにしたものである。
この場合、図示しないが下方のウイングC′,
Z′を含む全ウイングに対して、前記第1の実施例
における左右上方の各ウイングと同様の住戸区分
が行なわれている。これにより廊下を持たない奇
数階のウイングB′,C′と偶数階のウイングX′に
ある各住戸は、前記実施例と同様にいずれも隣接
する直上階又は直下階の廊下を利用してコア部分
に至ることができる。
この実施例においては廊下の数をウイング数の
半分にすることが出来るので、前記第1の実施例
よりさらに住居専用面積を大きくすることが可能
である。
更に、本願の他の実施例としては、図示しない
が各階のウイングが四方に放射状に延びる高層建
造物や、同じく五方に放射状に延びる高層建造物
にも適用することができる。
例えば四方に延びるウイングの場合には、奇数
階と偶数階とに各々廊下を備えたウイングを2つ
づつ設け、これら廊下の配列が奇数階と偶数階と
では対称形をなすよう配設して前記第2の実施例
のように廊下のあるウイングと無いウイングとが
交互になるように配列すると共に、これら各ウイ
ングを連絡用階段でつなぐよう構成することが出
来る。
又、五方に延びるウイングの場合にも、例えば
奇数階と偶数階とに廊下を備えたウイングを各々
3つづつ設け、このうちのウイングの1つは奇数
階と偶数階のいずれにも廊下を備えた前記第1の
実施例におけるウイングC,Zのように常にコア
部分のエレベーターおよび共用階段を使用するこ
とが出来るウイングとし、残る4つは廊下のある
ウイングと無いウイングとが交互になるよう配列
して、2つのウイングは前記ウイングA又はYの
ように同一階のコア部分に通ずるよう構成され、
他の2つのウイングは前記ウイングB又はXのよ
うに連絡用階段を介して直上階および直下階の廊
下からコア部分に通ずるよう構成したものであ
る。
尚、前記第1の実施例において、廊下を持たな
いウイングB,Xに区分された住戸のうち、住戸
X3をコア部分に出入口を設けるようにしたが、
区分の仕方を変えて他の住戸と同様に各連絡用階
段14,15を利用するようにしてもよい。又廊
下を持たない住戸の一部をメゾネツト形式にする
ことも可能である。更には前記実施例で三方にウ
イングが突出する形式において略Y字形にした
が、これを略三角形にする場合もある。
上記のとおり本願の高層建造物は、住戸から同
一階コア部分のエレベーターおよび共用階段に通
ずる廊下を持たない態様のウイングを各階に一つ
以上設け、これら各階に対する廊下の配置態様は
隔階毎に各々同形にすると共に、廊下を持たない
各ウイングの直上階および直下階の各ウイングは
いずれも廊下を備えたウイングになるよう構成さ
れ、更に前記廊下を持たない各ウイングの住戸を
隣接する直上階および直下階ウイングの廊下に
各々つなぐための連絡用階段を設けたものであ
る。
これにより各階の廊下の数を減らして住居専用
面積を増すことが出来る。しかも、廊下を持たな
いウイングの住戸でも2方向以上の経路で避難が
可能となつて防災上の安全性は確保されると共
に、住居性を低下されることがほとんどない。更
に全住戸がメゾネツト形式のように、住戸内の実
質的に利用できる住居面積を減少されることはな
い。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本願の実施例を示すもので、第
1図は第1の実施例による奇数階の平面図、第2
図は同じく偶数階の平面図、第3図は第2の実施
例による一部を簡略化して表わした奇数階の平面
図、第4図は同じく偶数階の平面図である。 [符号の説明]、1,2……バルコニー、3〜
6,3′〜6′……エレベーター、7,7′,8,
8′……共用階段、9〜12,9′〜12′……廊
下、13〜16,13′〜16′,17′,18′…
…連絡用階段、A,B,C,A′,B′,C′,X,
Y,Z,X′,Y′,Z′……ウイング、A1〜A3,B1
〜B3,C1〜C4,X1〜X3,Y1〜Y3,Z1〜Z4……住
戸。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コア部を中心として各階ともに放射状に三方
    以上へ延びる各ウイングを備え、該コア部分には
    エレベータと、上下に隣接する各階を相互につな
    ぐ共用階段とを設けた高層建造物において、 前記各階には、ウイングの先端側の各住戸とコ
    ア部分とをつなぐ廊下を有するウイングと、当該
    廊下を有しないウイングとが設けられており、こ
    の廊下を有しないウイングを各階に一つ以上設け
    るようにし、これら各階に対する廊下の配置は奇
    数階同志と偶数階同志は各々同形で、奇数階と偶
    数階とでは異なつて配置され、前記廊下を有しな
    い各ウイングの直上階および直下階の各ウイング
    はいずれも前記廊下を有するウイングになるよう
    交互に配設すると共に、前記廊下を有しない各ウ
    イングの住戸を、直上階および直下階の廊下を有
    するウイングへ各々通じさせる連絡用階段を設け
    たことを特徴とする高層建造物。
JP17238181A 1981-10-28 1981-10-28 高層建造物 Granted JPS5876661A (ja)

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JP17238181A JPS5876661A (ja) 1981-10-28 1981-10-28 高層建造物

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JP17238181A JPS5876661A (ja) 1981-10-28 1981-10-28 高層建造物

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Publication Number Publication Date
JPS5876661A JPS5876661A (ja) 1983-05-09
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JP17238181A Granted JPS5876661A (ja) 1981-10-28 1981-10-28 高層建造物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61179968A (ja) * 1985-02-06 1986-08-12 清水建設株式会社 多層集合住宅
JPS61183570A (ja) * 1985-02-12 1986-08-16 清水建設株式会社 高層集合住宅

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JPS5876661A (ja) 1983-05-09

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