JPS634172A - 集合住宅構造 - Google Patents

集合住宅構造

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JPS634172A
JPS634172A JP14243486A JP14243486A JPS634172A JP S634172 A JPS634172 A JP S634172A JP 14243486 A JP14243486 A JP 14243486A JP 14243486 A JP14243486 A JP 14243486A JP S634172 A JPS634172 A JP S634172A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、複数の個々の住戸を上下に積重ねた集合住宅
構造に関する。より詳細に言えば、本発明は、車庫の直
上方に互いに上下に配置された上層ユニットと下層ユニ
ットとを有する集合住宅構造に関する。
〈従来の技術〉 現在の一般的な集合住宅構造は、所謂フラットが互いに
上下に積重ねられ、全居住者が共同の車庫を共有する共
同住宅または専有共有方式のものである。また、フラッ
ト型式の集合住宅構造では、共有の駐車場と個々の住戸
ユニットとを連絡する通路が共用であるのみならず、各
フラットの玄関への通路または廊下が共用である。
所謂タウンハウス型式の住宅構造の場合には、−般に専
用車庫と、該車庫と住戸ユニットとを連絡する専用通路
とが設けられている。しかし、通常のタウンハウス型式
の住戸ユニットは、互いに上下に積重ねられるのではな
く、居間、台所または車庫の直上に寝室を有する2階建
ての住戸ユニットからなる。
〈発明が解決しようとする問題点〉 これら両型式の集合住宅構造には、(1)専有共有方式
の場合には、車庫と通路とが共有である点に於て十分な
プライバシー及V安全が保持されず、かつ(2)タウン
ハウス型式の場合には、プライバシーは十分に保たれる
が土地の利用効率が非常に低くなる欠点がある。
従って本発明の第1の目的は、−定面積当りの住戸ユニ
ットの密度が高いだけでなく、十分な個人のプライバシ
ーと安全とが確保され得る集合住宅構造を提供すること
にある。
本発明の第2の目的は、各住戸ユニットについて専用車
庫を備える集合住宅構造を提供することにある。
本発明の第3の目的は、独特の方式で個々の住戸ユニッ
トとその車庫とを連絡する通路を別個に設けることによ
り、個々の住戸ユニットのプライバシーと安全とを最大
限に確保しかつ敷地を最大限に有効利用し得る多層式の
集合住宅構造を提供することにある。
く問題点を解決するための手段〉 本発明によれば、複数の個々の住戸ユニットを上下に積
重ね、各住戸ユニットの車庫を両住戸ユニットの下の傾
斜地に端部同士を連結するように配置した集合住宅構造
が提供される。積層される各住戸ユニットは、下層住戸
ユニットの階段と上層住戸ユニットの階段とが別個に分
離されるように独特の方式で居住空間と車庫とを連絡す
る階段を備えている。本発明の実施例によれば、更に各
住戸ユニットは車庫の床面から約半階分高い位置にある
各住戸ユニットの正面玄関に通じる第2の階段を外部に
備えている。
く作用〉 本発明の特徴によれば、上層住戸ユニットと連通する車
庫の床面が下層住戸ユニットと連通する車庫の床面より
高いことにより、上層住戸ユニットへの垂直方向の移動
距離が短くなっている。特にこのように床面の高さに少
なくとも半階分の差を設けることにより、上層住戸ユニ
ットの車庫の床面とその居住部分との間の垂直距離を1
.5階分以下にすることができる。
本発明によれば、集合住宅構造の個々の住戸ユニットが
、そのプライバシー及び安全を確保し得るように各車庫
と各住戸ユニットとを連絡する分離された独特な階段を
備えており、−方の住戸ユニットが他方の住戸ユニット
の上に積重ねられ、かつ両住戸ユニットが両車布の直上
に配置されていることにより、−定面積肖りの住戸ユニ
ットの密度を最大にすることができる。
〈実施例〉 以下に、添付図面を参照しつつ、本発明を実施例に基づ
いて詳細に説明する。添付図面に於ける類似の部分には
同一の参照番号を付して説明する。
第1A図、第1B図及び第1C図に本発明による集合住
宅構造の第1実施例を示す。第1A図、第1B図及び第
1C図はそれぞれ前記集合住宅構造を分解して図示した
ものでおり、最初に第1A図示の車庫ユニット12であ
る地上階部分を建設し、次にこの車庫ユニットの直上に
第1B図示の下層住戸ユニット14を建設し、最後にこ
の下層住戸ユニットの直上に第1C図示の上層住戸ユニ
ット16を建設することにより、各図の順に積層された
集合住宅構造が完成する。各ユニット12.14.16
の間取りを理解し得るように、前記各ユニットの平面図
を第2A図、第2B図及び第2C図に示す。
本発明による集合住宅構造は、下層住戸ユニット14の
下側車庫18と上層住戸ユニット16の上側車庫20と
を有する第1A図示の複床式車庫ユニット12を備える
。ここで複床式とは、第1A図及び第3図に示すように
、下側車庫18が第1地面22の高さにあり、かつ上側
車11tlE20が前記第1地面より少し高い第2地面
24の高さにおることをいう。本発明による集合住宅構
造の建設に先立って傾斜した敷地を選択することにより
、このように地面22.24の高さが異なるようにする
ことができる。
特に、車庫20の床面と上層住戸ユニット16の玄関の
床面との間の垂直距離を1.5階分以下にするために、
第2地面24の高さが第1地面22よりも少なくとも半
階分高い点で有利である。
更に地面の高さの差を約半階分に保持することにより、
各住戸ユニットに於ける居住部分間の垂直距離を約半階
分に制限することができる。
第1A図に関して、下側車庫18は該車庫の床面から中
間の広場28へ上る階段26を備えている。第3図に示
すように、この広場28の高さは、第1地面22より約
半階分高い第2地面24の高ざと略同じである。下層住
戸ユニットの広場28は、更に以下に詳述するように、
下側車庫18と下層住戸ユニット14とに同様に容易に
到達し得る主入口30を備える。
第1B図、第2B図及び第3図に示すように、下層住戸
ユニット14は広場28と下層住戸ユニット14とを連
絡する第2階段32を備える。当業者にとって明らかな
ように、下側車庫18から下層住戸ユニット14へ通じ
る階段とその中間に設けられた広場28とによって、下
側車庫と下層住戸ユニットとを連絡し、かつ上層住戸ユ
ニット16の通路とまったく共有しない別個の独特な階
段が郭定される。この第2階段32は、広場28から、
下側車庫18の直上に広場28よりも約半隔分高い第1
居住床面に配置された下層住戸ユニット14の居間、食
堂、台所部分34へ連絡している。このように、主入口
30の高さから約半隔分下に車庫18の床面があり、が
つ階段26及び32を介して約半隔分上に下層住戸ユニ
ットの居間、食堂、台所部分の第1居住床面がある。
第1B図及び第2B図に関して、下層住戸ユニット14
は更に居間、食堂、台所部分34の床面の高さから約手
隔分高い第2居住床面に寝室部分36を備える。これら
下層住戸ユニットの2部分34.36は居間、食堂、台
所部分から寝室部分36のホールに通じる階段38によ
って連絡されている。寝室部分36は上層住戸ユニット
16の車庫20の直上に配置されている。第3図に示す
ように、寝室部分36は下層住戸ユニットの居間、食堂
、台所部分34より約手隔分高い位置にある。
第1A図及び第2B図に於て、上層住戸ユニット16の
車庫20は、下層住戸ユニットの車庫18と離隔しつつ
端部同士を連絡するように配置されている。上層住戸ユ
ニットの車庫20は、下層住戸ユニットの車庫18と同
様に、第2地面24から広場42へ上る第1階段40を
備える。第3図に示すように、この上層住戸ユニットの
広場42は第2床面24より約半隔分上の高さにおるの
で、下層住戸ユニットの居間、食堂、台所部分34の高
さと概ね同じ高さにある。
更に、図面に示すように、上層住戸ユニット16は広場
42へ通じる主人口44を備える。広場42は、第1C
図及び第2C図に示すように、上層住戸ユニット16に
通じる第2階段46を備える。下層住戸ユニット14の
場合と同様に、この階段46は上層住戸ユニットの居間
、食堂、台所部分48へ通じている。
当業者にとって明らかなように、車庫と居住部分とを連
絡する通路からなる階段の各組、即ち下層住戸ユニット
14に於ける階段26.32と上層住戸ユニット16に
於ける階段40.46は、上層住戸ユニットへ上る階段
と下層住戸ユニットへ上る階段とが分離されかつ別個独
立に設けられている点に於て各住戸ユニットの専用階段
となっている。
第1A図に及び第2A図に示すように、階段46は広場
42から曲り角を回って上方の居間、食堂、台所部分4
8に到達し得るように螺旋段45.49を備える。第1
C図に示す第3階段50が、下層住戸ユニットの階段3
8と同様に、居間、食堂、台所部分48から広場52を
通って寝室部分54へ上っている。この上層住戸ユニッ
トの寝室部分54は下層住戸ユニット14の場合と同様
に、居間、食堂、台所部分の高さよりも約手隔分高い位
置にあり、かつ下層住戸ユニットの直上に配置されてい
る。
上層住戸ユニットの主人口44は、上側車庫20へ通じ
る地面24の高さより約手隔分高い位置にあるので、主
人口44から上層住戸ユニットの居間、食堂、台所部分
48までの距離は約1階分である。このように、上層住
戸ユニット、即ち2階ユニットの居住者は、1階ユニッ
トの下に車庫を有する2階建てユニットの場合に2階ユ
ニットに住む居住者が2階分移動しなければならないの
に対して、主通路44から居間、食堂、台所部分48へ
1階分だけ移動すれば良い。
第2A図に示すように、車庫20122は完全に分離し
かつプライバシーを保持するために仕切壁56によって
分離されている。上述したように、この仕切壁56に隣
接してその両側に下層住戸ユニット及び上層住戸ユニッ
トの各広場28.42と、各車庫221.24の床の高
さよりも約手隔分高い位置にある各住戸ユニットの主入
口30.44とが設けられている。図示するように、下
層住戸ユニット及び上層住戸ユニットは、それぞれ第1
地上22または第2地上24から各広場28.42へ上
る階段58.60を外部に備えている。
別の実施例に於ては、下層住戸ユニット及び上層住戸ユ
ニットがそれぞれ車庫の高さから約手隔分高い位置に主
入口30.40を有するように、敷地を整地して外部階
段58.60のいずれか一方または両方の全部または部
分を傾斜した歩道にすることもできる。本実施例に於て
は、これら各主入口の高さから下層住戸ユニットの居間
、食堂、台所部分34まで約手隔分、上層住戸ユニット
の居間、食堂、台所部分48まで約1階分の高さがある
本発明による集合住宅構造の第一実施例に於ける各階段
の相互関係を第4図に示す。第4図は、各住戸ユニット
を破断して部分的に示したものであり、下層住戸ユニッ
ト及び上層住戸ユニットとそれらの各車庫とを連絡する
個々の階段と、それらの関係を容易に理解し得るように
するために必要な各階の部分とを示している。
図示するように、下側車庫18から上る階段26は該車
庫と下層住戸ユニットの広場28とを連絡している。、
階段32は広場28と下層住戸ユニットの居間、食堂、
台所部分34とを連絡し、第4図に於て一点鎖線で示し
た位置にある前記部分34に通じている。更に第4図に
示すように、階段j8は下層住戸ユニットの居間、食堂
、台所部分34から寝室部分36へ上っている。
階段40は上側車庫20と広場42とを連絡している。
更に階段46が広場42から螺旋段45.49を通って
上層住戸ユニットの居間、食堂、台所部分48へと通じ
ている。図示するように、この階段46は下層住戸ユニ
ットの対応する階段32の直上に配置されいる。従って
階段46は、下層住戸ユニットとまったく同一の位置に
於て、上層住戸ユニットの居間、食堂、台所部分48に
連絡しており、その最上段と居間、食堂、台所部分48
との連絡は、−点鎖線66で示されている。
当業者にとっては自明であるが、上層住戸ユニットの階
段46は対応する下層住戸ユニットの階段32の直上に
おるので、下層住戸ユニットの空間に入り込むことがな
い。このように、上層住戸ユニットの車庫20とその居
間、食堂、台所部分48とを連絡する階段46が下層住
戸ユニットの平面内を通っているにもかかわらず、それ
に使用される下層住戸ユニットの空間は非常に小さい。
この第1実施例は、図面に於て下層住戸ユニット14が
上層住戸ユニット16より小ざいように、即ち下層住戸
ユニットの寝室の数が1至であるのに対し上層住戸ユニ
ットの寝室の数が2至であるように示されている。しか
し当業者にとっては自明なように、各住戸ユニットは実
質的に同一であり、いずれか−方の住戸ユニットが他方
よりも相当大きい場合には、他方の住戸ユニットの一方
の端部に解放型または遮蔽型のバルコニーが設けられて
いる。
本発明による集合住宅構造の第2実施例を第5図乃至第
8図に示す。第1図乃至第4図に示す集合住宅構造の第
1実施例の場合と同様に、この第2実施例も第1実施例
と同じ順序で組立られる。
即ち第5A図及び第6A図に示す車庫ユニット72が最
初に建設され、第5B図及び第6B図に示す下層住戸ユ
ニット74が該車庫ユニットの直上に建設され、かつ第
5C図及び第6C図に示す上層住戸ユニット76が下層
住戸ユニットの直上に建設される。
車庫ユニット72は下側車庫78と上側車庫80とを備
える。これら別個の車庫がそれぞれ第1地面82とそれ
より少し高い第2地面84の高さとに設けられている。
このように高さの異なる地面82.84は本発明による
集合住宅構造の建設を始める前に傾斜によって敷地を選
択することにより得られる。第1実施例の場合と同様に
、第2実施例に於ても上層住戸ユニットの車庫の床面と
上層住戸ユニットの居住部分との間の垂直距離を1.5
階分以内に最小にするために、第2地面84の高さを第
1地面82の高さより少なくとも約手隔分高くするのが
良い。
第2実施例に於ける連絡階段は第1実施例の連絡階段と
少し異なる。第5A図及び第6A図に於て車庫ユニット
72の第1地面を考えると、階段86は第1地面82か
ら任意の戸口88へと上っている。この階段86は外壁
90と主人口92とによって囲まれている。階段86は
下層住戸ユニットの居住部分98に通じる第5B図示の
第2階段96と連絡された2重の螺旋段94へと上って
いる。第1実施例の場合と同様に下側車庫78から下層
住戸ユニット74へ上る階段86と、二重の螺旋段94
と、この螺旋段から居住部分98へ上る階段96とが、
上層住戸ユニット76の車庫と居住部分とを連絡する通
路とは共有しない下層住戸ユニットの車庫と居住部分と
連絡する別個の専用通路を郭定している。
第5B図及び第6B図に示すように、下層住戸ユニット
の居住部分98は、下側車庫78の直上に二重の螺旋段
94より約手隔分高いかそれよりも幾分低い第1居住床
面に配置されている。このように、任意に設置可能な戸
口88の高ざから約手隔分下方に車庫78の床面があり
、かつ約手隔分上方またはそれより幾分低い位置に居住
部分98の第1居住床面がある。この関係は第7図より
容易に理解される。
また第8図に示すように、本発明による集合住宅構造の
別の特徴は、下層住戸ユニット74について複数の高さ
の異なる床面を設けることができることである。従って
居住部分98と寝室部分100との間は連続的にではな
く段階的に高くなっている。
第5A図及び第6A図に示すように、上層住戸ユニット
76の車庫80は下層住戸ユニットの車庫78と実質的
に端部同士を連絡するように配置されている。第1実施
例の場合と同様に、仕切壁102が下側車庫78と上側
80とを分離しているが、第1実施例に於て両車庫が横
方向に離隔され、それらの間に例えば室内の暖房装置、
洗濯設備などに使用し得る空間が郭定されていたのに対
し、垂直方向には一致しないが、互いに隣接している点
が異なる。その結果、第2実施例の集合住宅構造の住戸
ユニットの全長は第1実施例の住戸ユニットの全長より
も幾分短い。
下側車庫78と同様に、上側車[80は車庫の扉106
と上層住戸ユニットの主人口108とを連絡する階段1
04を備える。第7図に示すように、上層住戸ユニット
の主人口108は第2地面84よりも約手隔分高い位置
にあり、その居住部分110の床面より約1階分低い位
置またはそれより幾分高い位置にある。主入口108は
上述したように、居住部分110より約1階分低い位置
またはそれより少し高い位置に、踊り場と同じ高さに配
置されている。第2階段115が踊り場120から螺旋
段112を通って居住部分110へ上っている。この階
段115は、対応する下層住戸ユニットの広場と居住部
分とを連絡する階段96と同一の階段であり、かつその
直上に配置されている。
下層住戸ユニット74の場合と同様に、上層住戸ユニッ
ト76の床面ば、第8図に示すように居住部分110と
寝室部分116との間に於て段階的に高くなる多段式床
構造となっている。更に、下層住戸ユニット74の場合
と同様に、寝室116は居住部分110の高さより約手
隔分高い位置にある。
上側車庫80から主人口108へ上る階段104は物理
的に上側車R80の外側に配置されている。階段104
は上層住戸ユニットの主入口108へ上る外部階段とし
て図示されているが、別の実施例に於ては、上側車[0
へ通じる扉106を上層住戸ユニットへの主入口内に完
全に囲むために、階段104と主入口108とを囲むべ
く外壁90を階段104の下端にあるIn106付近ま
で延長することができる。
地面から居住部分110へ上る上層住戸ユニットの階段
104.114.115はそれらを約3分の1上った位
置に踊り場120を備える。図示するように、上層住戸
ユニットの主人口108はこの踊り場120と同じ高さ
に配置されている。
このように主入口10から居住部分110までの最大距
離は第7図に示すように1階分またはそれよりも少し短
い。主人口108がら居住部分110までの最大距離が
約1.5階分となるように、主人口108を上側車庫8
0の地面84の高ざまで下げることができる。本発明に
よればこのように高さを変化させることもできる。
本実施例に於ては、主入口108が踊り場120上に配
置されているので、上層住戸ユニット即ち2階ユニット
の居住者は、車庫が1階ユニットの下にある一般的な2
階建ユニットに住む居住者の場合には2階分上る必要が
あるのに対し、主人口108から居住部分110へ約1
階分だけ上れば良い。
この第2実施例に於て、階段104の敷地の部分を整地
して、階段104の全部または部分を傾斜した歩道と置
き換えることもできる。この場合にも、主入口108と
居住部分110との間の最大垂直距離が1.5階分であ
るという本発明による上層住戸ユニットの効果に変りは
ない。
第2実施例に於ける各連絡階段の関係を第8図に示す。
第4図と同様に、第8図は第2実施例の完全な全体構造
を示すものではなく、下層住戸ユニット及び上層住戸ユ
ニットと各車庫とを連絡する個々の階段と、これらの関
係を容易に理解するために必要な各階の部分とを図示し
たものに過ぎない。下層住戸ユニットの車庫78から主
人口92へ上る階段86は該車庫と二重の螺旋段94と
を連絡している。この連絡は一点鎖線120によって図
示されている。階段96が螺旋段94から下層住戸ユニ
ットの居住部分98へと上っている。
上層住戸ユニットに関して、外部の階段104は踊り場
120を介して車庫80と螺旋段112とを連絡してい
る。この連絡は第8図に於て一点鎖線124で示されて
いる。ここから延びる階段115が螺旋段112と居住
部分’110とを連絡している。図示するように、階段
114と居住部分110とを連絡する上層住戸ユニット
の螺旋段112は、下層住戸ユニットの階段96と居住
部分98とを連絡する螺旋段94の直上に設けられてい
る。当業者にとっては自明であるが、(1)階段104
が住戸ユニットの外側にあること、及び(2)螺旋段9
4.112が互いに垂直方向に1階分離して配置されて
いることから、下層住戸ユニットの空間が上層住戸ユニ
ットの車庫からその居住部分へ通じる階段に利用される
ことはない。
〈発明の効果〉 また上述の集合住宅構造が前述した本発明の目的を充分
に達成し得ることは当業者にとって明らかである。特に
、本発明による集合住宅構造は一定面積に対し高い住戸
ユニット密度を達成することができ、建物の独立した各
住戸ユニット、即ち上層住戸ユニットと下層住戸ユニッ
トとが、それぞれ別個の車庫と、各車庫と各居住部分と
を連絡する別個の専用階段とを備えており、この階段が
他方の住戸ユニット、即ち上層住戸ユニットまたは下層
住戸ユニットの連絡階段とはまったく分離されており、
共有の車庫、階段、ホールまたは通路を共用することが
ない。
更に当業者にとって明らかなように、本発明による集合
住宅構造の上述の各実施例に於ける各住戸ユニットは、
両住戸ユニットの階下に車庫があるように互いに積重ね
られ、地上にある入口と上層住戸ユニットの居住部分と
の間の垂直距離が最大1.5階分であり、かつ下層住戸
ユニットに於てはこの最大距離が1階分である。このよ
うに本発明による集合住宅構造は、−般的な都市に於け
る地帯性及び建設基準に合致するものであると同時に、
各住戸ユニットの居住者に対しそれぞれ最大限の安全と
プライバシーとを確保し得るものである。
本発明による集合住宅構造の別の特徴は、各住戸ユニッ
ト、即ち下層住戸ユニット及び上層住戸ユニットが眺望
を優先させることができるようになっていることでおる
。特に本発明による集合住宅構造は各住戸ユニットの階
段がその対応する位置に於て各住戸ユニット内に通じる
ように設計されてるので、例えば居間などの対応する各
部屋を垂直方向に完全に整合させることにより、対応す
る各部屋から同じ景色を見ることができる。これは、車
庫から上層住戸ユニットの居住部分への階段が下層住戸
ユニットを貫通している第1実施例についても同様に可
能である。
以上本発明の実施例について詳細に説明したが、本発明
の技術的範囲内に於てさまざまな変形または変更を加え
て実施し得ることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1A図は、本発明による集合住宅構造の第実施例に於
ける上層住戸ユニット及び下層住戸ユニットの2個の車
庫ユニットを示す地上階部分の斜視図である。 第1B図は第1A図示の集合住宅構造の下層住戸ユニッ
トの斜視図である。 第1C図は第1A図示の集合住宅構造の上層住戸ユニッ
トの斜視図である。 第2A図は第1A図示の集合住宅構造の地上階部分の平
面図である。 第2B図は第1B図示の下層住戸ユニットの平面図であ
る。 第2C図は第1C図示の上層住戸ユニットの平面図であ
る。 第3図は、本発明による集合住宅構造の第1実施例の側
面図である。 第4図は、各車庫と居住部分とを連絡する階段の関係を
示す車庫、下層住戸ユニット及び上層住戸ユニットの各
階の斜視図である。 第5A図は、本発明による集合住宅構造の第2実施例の
地上階の斜視図である。 第5B図は第5A図示の集合住宅構造の下層住戸ユニッ
トの斜視図でる。 第5C図は、第5八図示の集合住宅構造の上層住戸ユニ
ットの斜視図である。 第6A図は第5へ図示の集合住宅構造の地上階部分の平
面図である。 第6B図は第5B図示の下層住戸ユニットの平面図であ
る。 第6C図は第5C図示の上層住戸ユニットの平面図であ
る。 第7図は本発明による集合住宅構造の第2実施例の側面
図である。 第8図は本発明による集合住宅構造の第2実施例に於け
る各車庫と居住部分とを連絡する階段の関係を示す車庫
、下層住戸ユニット及び上層住戸ユニットの各階の斜視
図である。 12・・・車庫ユニット 14・・・下層住戸ユニット
16・・・上層住戸ユニット 18・・・下側車庫   20・・・上側車庫22・・
・第1地面   24・・・第2地面26・・・階段 
    28・・・広場30・・・主人口    32
・・・第2階段34・・・居間、食堂、台所部分 36・・・寝室部分   38・・・階段40・・・第
1階段   42・・・広場44・・・主人口    
45・・・螺旋段46・・・第2階段 48・・・居間、食堂、台所部分 49・・・螺旋段    50・・・第3階段52・・
・ホール    54・・・寝室部分56・・・仕切壁
    58.60・・・外階段62.66・・・−点
鎖線72・・・車庫ユニット74・・・下層住戸ユニッ
ト 76・・・上層住戸ユニット 78・・・下側車庫   80・・・上側車庫82・・
・第1地面   84・・・第2地面86・・・階段 
    88・・・戸口90・・・外壁     92
−・・主人口94・・・螺旋段    96・・・第2
階段98・・・居住部分   100・・・寝室部分1
02・・・仕切壁   104・・・階段106・・・
扉     108・・・主人口110・・・居住部分
  112・・・螺旋段114・・・階段    11
5・・・第2階段116・・・寝室部分  120・・
・踊り場122.124・・・−点鎖線 図面の浄書(内容に変更なし) 手続補正書(自発) 昭和61年7月31日 特許庁長官  黒 1)明 雄 殿 2、発明の名称 集合住宅構造 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 氏    名 シェリー・ダブリュ・スチュアート氏 
   名 ウォレス・ブライアン・スラストン4、代理

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)互いに分離され別個の住戸を構成する積層
    型下層住戸ユニット及び積層型上層住戸ユニットと、 (b)各車輌用出入口が互いに反対側を向くように縦方
    向に連結して配置された前記下層住戸ユニット用の第1
    車庫及び上層住戸ユニット用の第2車庫と、 (c)前記第1車庫から前記下層住戸ユニットの入口へ
    延びる第1通路と、前記第2車庫から前記上層住戸ユニ
    ットの入口へ延びる第2通路とからなり、 (d)前記第1通路と第2通路とが互いに離隔されて、
    前記各住戸ユニットとその車庫との間に互いに共有せず
    、かつ共用されない専用通路を郭定していることを特徴
    とする集合住宅構造。
  2. (2)第1車庫の床面の高さと第2車庫の床面の高さと
    が互いに異なることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に記載の集合住宅構造。
  3. (3)下層住戸ユニットと上層住戸ユニットとが少なく
    とも第1車庫及び第2車庫の上に設けられていることを
    特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の集合住宅構造
  4. (4)第2車庫の床面が第1車庫の床面より約半階分高
    いことを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の集合
    住宅構造。
  5. (5)互いに分離された第1広場と第2広場とがそれぞ
    れ第1通路と第2通路に設けられていることを特徴とす
    る特許請求の範囲第3項に記載の集合住宅構造。
  6. (6)下層住戸ユニットの居住部分と上層住戸ユニット
    の居住部分とが垂直方向に整合するように配置されてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第3項に記載の集合
    住宅構造。
  7. (7)(a)積層型下層住戸ユニット及び積層型上層住
    戸ユニットと、 (b)各車輌用出入口が互いに反対側を向くように縦方
    向に連結して配置された前記下層住戸ユニット用の第1
    車庫及び前記上層住戸ユニット用の第2車庫と、 (c)前記下層住戸ユニットの入口と前記第1車庫とを
    連絡する第1通路と、前記上層住戸ユニットの入口と前
    記第2車庫とを連絡する第2通路とからなり、 前記第1通路と第2通路とが互いに分離され、かつ前記
    第1車庫から前記下層住戸ユニットの入口への前記第1
    通路の横断方向が概ね前記第2車庫から前記上層住戸ユ
    ニットの入口への前記第2通路の横断方向とは反対方向
    であり、かつ (d)第2車庫の床面が前記第1車庫の床面より高いこ
    とを特徴とする集合住宅構造。
  8. (8)(a)積層型下層住戸ユニット及び積層型上層住
    戸ユニットと、 (b)各車輌用出入口が互いに反対側を向くように縦方
    向に連結して配置された前記下層住戸ユニット用の第1
    車庫及び前記上層住戸ユニット用の第2車庫と、 (c)前記下層住戸ユニットの入口と前記第1車庫とを
    連絡する第1通路と、前記上層住戸ユニットの入口と前
    記第2車庫とを連絡する第2通路とからなり、 前記第1通路と第2通路とが互いに分離され、前記第1
    車庫に於ける前記第1通路の先端が前記第2車庫に於け
    る前記第2通路の先端から横方向に離隔されており、か
    つ (d)前記第2車庫の床面の高さが前記第1車庫の床面
    の高さより高いことを特徴とする集合住宅構造。
  9. (9)第1車庫の床面と下層住戸ユニットへの入口との
    間の垂直距離が1階分以下であり、かつ第2車庫の床面
    と上層住戸ユニットへの入口との間の垂直距離が1.5
    階分以下であることを特徴とする特許請求の範囲第8項
    に記載の集合住宅構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5373390A (en) * 1991-09-30 1994-12-13 Ricoh Company, Ltd. Optical scanning system

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