JPS62105716A - 自動車用内装部品 - Google Patents

自動車用内装部品

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JPS62105716A
JPS62105716A JP24776185A JP24776185A JPS62105716A JP S62105716 A JPS62105716 A JP S62105716A JP 24776185 A JP24776185 A JP 24776185A JP 24776185 A JP24776185 A JP 24776185A JP S62105716 A JPS62105716 A JP S62105716A
Authority
JP
Japan
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sheet
pvc
longitudinal
equal
wrinkles
Prior art date
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Pending
Application number
JP24776185A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Ikushima
生島 利彦
Toshiji Yoshida
吉田 利治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS62105716A publication Critical patent/JPS62105716A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の分野) この発明は、ドア7トリム等自動車用内装部品にかかり
、特に特殊加工を施したPVCシートを表皮材に適用し
た自動重用内装部品に関する。
(従来技術とその問題点) 周知のように、自動車室内にはドアトリム、サンバイザ
、1ノアコーナ、ピラー類等の各種自動車用内装部品が
設けられ、これら内装部品はハードボード等の芯材、フ
オーム体等のパラ[〜材、装飾シート等の表皮材からな
る積層構造体が一般に用いられ、通常これら積層構造体
は高周波ウエルグ装置等により一体化されている。
このうら表皮材としては、ウエルダ特性並びにコスト面
を考慮して、PvCシー1へか多く用いられている。
ところで、これら自動車用内装部品に要求される機能と
しては、外観意匠性並びに手触り感の良さ等が挙げられ
るが、これらのことにも拘らず、ユーザ側からは、長門
使用により、これら内装部品の表面即ちPvCシート表
面に皺、弛み等が発生し、美観の低下や、手触り感の悪
さ等を挙げる声が多い。
そこで、本発明者等は、PVCシートの物性値等を比較
検討し、鋭意研究の結果、PVCシートに上述のような
皺、弛みが発生するのは以下の要因によるものと判断し
た。
即ち通計、PVCシート等の成形に当っては、カレンダ
成形が用いられ、このカレンダ成形時、シートの送り方
向に引張力が加わり、その結果PVCシートにシートの
送り方向に沿う残留応力が生じ、この残留応力がPVC
シートの縦、横方向の加熱伸縮率の差違となって現われ
、日中、夜間の温度差や経年変化等によりPVCシート
表面に変形歪みが生じる。本発明者等が試みた実験では
、PVCシートのシートの送り方向の加熱収縮率は4〜
5%であり、一方シートの幅方向、即ちシートの送り方
向と直交する方向では逆に0.5%の伸び率を示した。
このように、従来のPvCシートに於ては、カレンダ成
形時の残留応力により、シートの送り方向並びにシート
の幅方向ではその加熱伸縮率に相当の開きが必り、結果
的に所要寸法に裁断されたPVCシートの縦、横方向の
加熱伸縮率の差異となって現われ、自動車室内の日中、
夜間の温度差−や四季を通じての経年変化等により、P
VCシート表面に皺、弛みが発生する原因となっている
以上の要因に着目し、本発明者等は、PVCシートに特
殊加二[を施ずことにより、本発明を完成するに至った
(発明の目的) この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、本発
明の目的とするところは、PVCシーI・を表皮材とし
て用いた自動車用内装部品に於て、PVCシート表面に
皺、弛み等の発生を確実に防止し、製品外観を常に美麗
に保つと共に、製品の手触り感も長門に亙り良好なもの
とした自動車用内装部品を提供することにある。
(発明の構成と効果) 前記目的を達成するために、本発明は所定形状にトリム
カットされた芯材と、この芯材表面に積層されるパット
材、PvCシートとから構成される自動車用内装部品で
必って、 前記PVCシートは、シート成形時、そのシートの送り
方向に加わる引張力とほぼ等しい引張力がシートの幅方
向に印加されることにより、シートの送り方向並びに幅
方向にほぼ等しい加熱収縮率を備えるようにしたことを
特徴とする。
叩ら本願によれば、表皮材としてのPVCシートには、
カレンダ成形機によるシート成形時に、シートの送り方
向に加わる引張力とほぼ等しい引張力が、シートの幅方
向に印加されており、結果的にPvCシー1−の縦、横
方向の加熱収縮率がほぼ同一値に設定されているので、
日中、夜間の温度変化、或いは経年変化等によっても、
PvCシートに皺、弛み等が発生することを6゛「実に
防止できる。
このようにPVCシートの成形後、シートの幅方向に引
張力を印加することにより、PVCシー1〜に皺、弛み
等の発生を確実に防止し、以て製品外観を常に美麗に保
つと共に良好な手触り感を長門に厘り維持することがで
きる等の効果をイ1覆る。
(実施例の説明) 以下、本発明にかかる自動車用内装部品の一実施例につ
いて添付図面を参照しながら詳細に説明する。
第1図は本願発明をドアトリムに適用した一部破断斜視
図、第2図、第3図は本願発明に使用するPVCシート
の製造I程を示すそれぞれ側面図。
平面図を示す。
第1図に於て、ドアトリム1は、ハードボード。
複合樹脂板等を製品の外周形状に沿って1〜リムカツト
した芯材2と、この芯材2表面に積層される低融点ウレ
タンフオーム等のパット材3とそれらの外周を被覆する
PVCシー1〜4とから構成され、これら芯材2.パッ
ト材3.PVCシート4を所望のパターン形状5に沿っ
て高周波ウエルダ装置等により溶着一体化して構成され
ている6、尚所望により装飾部材6等をドアトリム表面
に装着してドア1〜リム1の組付けを完了づる。
なお、本!頓に使用するPVCシー1〜4は、!121
殊加工を施し、PVCシート4の縦横方向に処1してほ
ぼ等しい加熱伸縮率を示す。従って、自動車室内の日中
、夜間の温度差や或いは経年変化等にJ、す、PVCシ
ート4に縦、横方向の線膨張率の相)mから生じる変形
宙みをなくし、ドア1〜リム1表面を常に美麗に保ら、
封手触り感を良好なものにしている。
尚上記加熱収縮率は、図中へ方向、B方向とも120’
CX1時間の条件で加熱収縮率か2〜7%の範囲内であ
れば、PVCシー1〜4表面に皺、弛みか発生しないこ
とが実験により判明している。
このようにPVCシート4に特殊加工を施し、PVCシ
ート4の物性値を改良するだけで、シート4の皺、弛み
防止に充分貢献することができる。
次に上記PVCシート4の製造工程について第2図並び
に第3図をもとに詳細に説明する。
このPvCシート4の製造工程は、以下の各工程に大別
することができる。
(1〉カレンダ成形工程 (2)アニール工程 (3)幅方向引張加工工程 (4)裁断工程 (1)カレンダ成形工程 加熱回転ロール20によりPVC樹脂を溶かし、板厚を
0.35mmに調整し、シート状に成形した後、冷却ロ
ール21を経て、巻取機22に巻き取る。
(2)アニール工程 前記工程で成形されたシートSは、アニール炉30内に
配5Ωされたチェーンベルト31上を移動する。このア
ニール炉30内は、約120°Cに加熱された蒸気を供
給する供給管32に所定ピッチで穿設された孔33より
高温蒸気が噴射され、この高温によりシートSは多数の
縦皺34が生じる。
この縦皺34はカレンダ成形時のシートの送り方向に印
加される引張力がシートS内に残留応力として残存した
結果のものである。尚図中符号35は蒸気供給管32に
蒸気の供給、停止を行う開閉バルブを示し、同符号36
はチェーンベルト31を駆動するローラを示す。
(3)幅方向引張加工工程 一対の回動プーリ40により、循環する無端ベルト41
上に、アニール工程で多数の縦皺34を形成したシート
Sが送られ、この無端ベルト41の移送により矢印方向
に移動するが、この際、シートS両側端がクランプされ
、無端ベル1〜41の循環に伴い、クランプ位置が両側
に拡がるように構成されている。なお符号42はクラン
プ装置を示す。
従って、この工程では、前記アニール炉30で加熱され
、無数の縦皺34を生じたシー1−8が、シートの送り
方向と直交する方向、シートSの幅方向に沿ってその両
側方に引張力が付加されることになる。
そしてこの(1)〜(3)工程でシートSの送り方向、
幅方向にはほぼ同等の引張力が加えられることになる。
然る後冷却ロール50により冷却され巻取ロール60に
より巻取られる。
(4)裁断加工工程 そして所望の縦横寸法に基き、上記シートSを裁断し、
ドアトリム1の表皮材として用いるPVCシート4を得
る。この場合PVCシート4のへ方向はシー1〜の送り
方向と同一でおり、且B方向はシートの幅方向と同一で
ある。従ってPVCシート4の縦横方向、A、B方向は
、シーi〜の送り方向と幅方向でおり、このPVCシー
1〜4は縦横方向にほぼ同一の引張力が印加されており
、よって縦横方向にほぼ等しい加熱収縮率を備えること
になる。
尚本実施例はドアトリムに本願発明を適用したものであ
るが、ドアトリムの他に、例えばサンバイザ、サンルー
フ、テイルゲート等各種自動車部品に適用することがで
き、種々のバリエーションを試みることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明をドアトリムに適用した一部破断斜視図
、第2図は本願発明にかがるPVCシートの製造工程を
示す側面図、第3図は同平面図でおる。 1・・・自動車用ドアトリム 2・・・芯材 3・・・パット材 4・・・表皮材 5・・・ウエルダパターン 20・・・加熱回転ロール 21・・・冷却ロール 30・・・アニール炉 31・・・チェーンベルト 32・・・蒸気供給管 34・・・縦皺 40・・・プーリ 41・・・無端ベルト 42・・・クランプ装置 40・・・冷却ロール 50・・・巻取ロール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所定形状にトリムカットされた芯材と、この芯材
    表面に積層されるパット材、PVCシートとから構成さ
    れる自動車用内装部品であって、前記PVCシートは、
    シート成形時、シートの送り方向に加わる引張力とほぼ
    等しい引張力がシートの幅方向に印加されることにより
    、縦横方向にほぼ等しい加熱収縮率を備えるようにした
    ことを特徴とする自動車用内装部品。
JP24776185A 1985-11-05 1985-11-05 自動車用内装部品 Pending JPS62105716A (ja)

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JP24776185A JPS62105716A (ja) 1985-11-05 1985-11-05 自動車用内装部品

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JPS62105716A true JPS62105716A (ja) 1987-05-16

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JP24776185A Pending JPS62105716A (ja) 1985-11-05 1985-11-05 自動車用内装部品

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017087607A (ja) * 2015-11-12 2017-05-25 セイコーエプソン株式会社 インクジェット記録方法、インクジェット記録装置および記録媒体の製造方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5948122A (ja) * 1982-09-13 1984-03-19 Hidetoshi Tajima 合成樹脂フイルムのしわ取り装置
JPS5987121A (ja) * 1982-11-11 1984-05-19 Teijin Ltd フイルムの処理方法
JPS59167223A (ja) * 1983-03-14 1984-09-20 Hitachi Chem Co Ltd パツド材の固定方法

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