JPS62105074A - 船舶用レ−ダ装置 - Google Patents

船舶用レ−ダ装置

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JPS62105074A
JPS62105074A JP24508385A JP24508385A JPS62105074A JP S62105074 A JPS62105074 A JP S62105074A JP 24508385 A JP24508385 A JP 24508385A JP 24508385 A JP24508385 A JP 24508385A JP S62105074 A JPS62105074 A JP S62105074A
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JP
Japan
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antenna
radar
image display
image
azimuth angle
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Pending
Application number
JP24508385A
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English (en)
Inventor
Tetsuro Ogawa
尾川 哲朗
Takanari Terakawa
隆成 寺川
Takayoshi Oono
大野 任美
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Tokyo Keiki Inc
Original Assignee
Tokyo Keiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、船舶用レーダ装置に係り、とくに物標探知用
の2台のレーダアンテナを備えた船舶用レーダ装置に関
する。
〔従来の技術〕
一般に、船舶用レーダ装置にあっては、船体の所定位置
(例えば船尾部分)にレーダマス]・等の支柱を配設し
、この支柱の所定高さ位置にレーダアンテナおよびこの
レーダアンテナを駆動するアンテナ駆動部等から成るア
ンテナ機構を装備する方式のものが多く用いられている
そして、この方式においては、アンテナをアンテナ駆動
部によって所定速度で回転せしめながら、当該アンテナ
を介して別体装備の送受信機によりレーダ電波の送受を
行って、ブラウン管等の表示器上に物標探知画像を映し
出すようになっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述の従来技術においては、レーダの送
信波の垂直ビーム巾は船体のローリング等を考慮して比
較的広((例えば25°)設定されているため、その送
信波の一部が自船上の構造物(例えばタンカーのタンク
、クレーン、ブリフジ等)によって測定探知方向とは無
関係な方向に反射され、しかもこの反射波が本来探知対
象となっていない方向の物標を検知し、あたかも前記′
測定探知方向にその物標が存在するように表示される。
いわゆる偽像が表示器上に写し出されることから、その
偽像をオペレータが真の物標と誤認する等、レーダ画像
に対する信頼性が著しく低下せしめられるという不都合
がしばしば指摘されていた。
また、上述の不都合に対しては、アンテナ機構をより高
く装備することも考えられるが、この場合には船体の近
距離域に対する視界確保が難しくなること等から、アン
テナ機構の高さは所定高さに制限されるという状況があ
った。更に、構造物に電波吸収体を貼ってレーダ電波の
反射・散乱を防止するという手法も提案されているが、
この手法にあっては、電波吸収体自体が高価であるため
上述の不都合が顕著な大型船はど高価になること、およ
び垂直に入射する以外の電波に対しては吸収効率が著し
く低下すること等から、実際的ではないという不都合が
あった。
一方、現在就航している船舶にあっては、設備コスト等
を極力抑えるため、既存のレーダ装置を有効に利用する
ようにして、前述の不都合を図りたいとする要請が多く
出されていた。
〔発明の目的〕
本発明は、かかる従来技術の存する不都合を改善し、と
くに複雑な信号処理の手法を用いることとなく自船上の
構造物に起因して発生する偽像を排除し、信頼性のある
レーダ画像を得ることができるとともに既存のレーダ装
置に容易に増設可能な船舶用レーダ装置を提供すること
を、その目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本発明は、船首部分に装備された第1のレーダ
アンテナを回転駆動せしめる第1のアンテナ駆動部と、
船尾部分に装備された第2のレーダアンテナを回転駆動
せしめる第2のアンテナ駆動部と、この各レーダアンテ
ナに対応して各別に装備された送受信機と、前記各アン
テナ駆動部相互間の回転駆動を同期せしめるアンテナ同
期制御部とを備え、前記各送受信機から各別に出力され
る受信情報の内、前記第1のレーダアンテナによって探
知される船首前方の第1の方位角範囲の受信情報又は前
記第2のレーダアンテナによって探知される船尾後方の
第2の方位角範囲の受信情報を所定タイミングで切換え
て出力する切換制御部と、この切換制御部からの出力情
報に基づいて前記第1の方位角範囲と第2の方位角範囲
との画像を連続的に表示する第1の画像表示部と、前記
各送受信部の内のいずれか一方から出力される受信情報
に基づいて第1および第2の方位角範囲全域の画像を表
示する第2の画像表示部とを具備するという構成を採り
、これによって前記目的を達成しようとするものである
〔作  用〕
第1のレーダアンテナおよび第2のレーダアンテナに各
別に装備された2台の送受信機は、当該各レーダアンテ
ナを介してレーダ電波の送信、受信を行い物標探知を行
うとともにその受信電波を処理し、受信情報を切換制御
部へ各別に出力する。
この切換制御部は、送り込まれる各受信情報の内、前記
第1のアンテナによって探知される船首前方の第1の方
位角範囲の受信情報、又は前記第2のアンテナによって
探知される船尾後方の第2の方位角範囲の受信情報を所
定タイミングで切り換えて第1の画像表示部に出力する
。そして、この第1の画像表示部では、前記第1の方位
角範囲と第2の方位角範囲との画像が連続的にPPI表
示されることから、船首部分と船尾部分との間にレーダ
電波に障害となるような自船上の構造物が位置するよう
な場合でも、予めこの構造物を回避するよう各方位角範
囲を設定することによって、当該構造物に起因するレー
ダ画像上の偽像等を的確に排除することができる。
この場合において、第1および第2のレーダアンテナ駆
動部は、アンテナ同期制御部によって相互に同期して駆
動しているため、当該各アンテナ駆動部に付勢されて回
転する前記第1および第2のレーダアンテナも相互に同
期回転を行う。このため、前記切換制御部ではアンテナ
回転に合わせて各方位角範囲の分担に基づく所定タイミ
ングの切換制御を行うだけで前述の画像表示が可能とな
り、メモリ等に受信情報を記憶する必要もなく、略リア
ルタイムの画像表示が可能となる。
一方、第2の画像表示部では、前記送受信機の内のいず
れか一方から出力される第1及び第2の方位角範囲全域
に渡る受信情報に基づいて画像が表示されるため、前記
第1の画像表示部と合わせて物標の相互確認を行うこと
ができる等の利点が得られる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図ないし第3図に基づい
て説明する。
まず、第1図において、IOAは第1のアンテナ機構を
示し、IOBは第2のアンテナ機構を示し、12はアン
テナ同期制御部を示す。
この内、前記第1のアンテナ機構10Aは、第2図(1
)に示すように、船首前方に対して自船上の構造物13
A、13Bの反射を回避し得る船首部分の所定位置に装
備されており、その主要部は、回転しなからレーダ電波
の送受を行う第1のレーダアンテナ14Aと、この第1
のレーダアンテナ14Aを駆動せしめる第1のアンテナ
駆動部16Aとから構成されている。また、この第1の
アンテナ駆動部16Aは前記第1のレーダアンテナ14
Aを一定速度で回転せしめる第1のモータ18Aと、前
記第1のレーダアンテナ14Aの回転角度を常時検知し
、アナログ量の角度信号θ4を前記アンテナ同期制御部
12.および後述する切換制御部20.第1の画像表示
部22.第2の画像表示部23に各々出力する第1のシ
ンクロ発振器24Aとにより構成されている。
また、前記第2のアンテナ機構10Bは、第2図(1)
に示すように、船尾後方に対して自船上の前記構造物1
3A、13Bの反射を回避し得る船尾部分の所定位置に
装備されており、その主要部は前記第1のアンテナ機構
10Aと同様にして、第2のレーダアンテナ14Bおよ
び第2のアンテナ駆動部16Bとから成り、更にこの第
2のアンテナ駆動部16Bは第2のモータ18B、およ
び第2のシンクロ発振器24Bとにより構成されている
。そして、この第2のシンクロ発振器24Bから出力さ
れるアナログ量の角度信号θ8は前記アンテナ同期制御
部12に出力されるようになっている。
一方、前記アンテナ同期制御部12は、前記第1、第2
のアンテナ駆動部16A、16Bの第1゜第2のシンク
ロ発振器24A、24Bから各々出力される角度信号θ
、、θ8同士を比較し、その比較結果いかんにより補正
用の制御信号を出力するシンクロコントロールトランス
26と、このシンクロコントロールトランス26から出
力される制御信号を増幅して前記第2のアンテナ駆動部
16Bの第2のモータ18Bの回転を同期制御せしめる
サーボアンプ28とにより構成されている。
具体的には、前記シンクロコントロールトランス26は
、両方の角度信号θえ、θ5.即ちアンテナ回転の角度
が一敗しない場合にのみ、その差を補正用電圧として前
記サーボアンプ28に出力する機能を有している。そし
て、このサーボアンプ28は、入力した電圧を増幅し且
つこれを前記第2のモータ18Bの回転速度制御用端子
に印加するようになっている。このため、第2のモータ
18Bは入力する電圧量に見合う分だけその速度を増減
せしめ、最終的には前記第1のモータ18Aに同期して
所定方向に回転するよう構成されている。すなわち、前
記第1のモータ18Aと第2のモータ18Bの回転の同
期が完全にとれている場合には、前記サーボアンプ28
の出力は零となっている。
一方、前記第1.第2のアンテナ14A、14Bからの
レーダ電波の送受は、当該各アンテナ14A、14Bに
各別に装備された第1.第2の送受信機30A、30B
によって行われるよう構成されている。これを更に詳述
すると、前記各送受信機30A、30Bの各送信部で形
成されたパルス状の送信波は、送受切替部(図示せず)
を介して前記第1.第2のアンテナ14A、14Bへ各
々導かれ、大気中に放射されるようになっている。そし
て、物標からの反射波は前記各レーダアンテナ14A、
14Bで受信され、前記各送受切替部を介して受信部に
入力されるように成っている。この各受信部は、その中
間周波増幅器(図示せず)よりアナログ量の画像信号V
 D A+ V D nを前記切換制御部20に各々出
力するとともに、この内、第1の送受信機30Aの受信
部からの画像信号■DAは前記第2の画像表示部23へ
も出力するように成っている。また、前記第1の送受信
機30Aは当該送信波に同期した所定の送信トリガ信号
T P aを形成し、この信号TPAを前記第1の画像
表示部22および第2の画像表示部23へ各々送出する
機能をも有している。ここで、レーダ電波の周波数はア
ンテナ毎に変えてもよいし、同じであってもよい。
前記切換制御部20は、前記第1のアンテナ駆動部16
Aの第1のシンクロ発振器24Aから出力される角度信
号θ、をアナログ量からデジタル量に変換するアナログ
・デジタル変換器「以下、単にrA/D変換器」という
)32と、前記第1゜第2の送受信機30A、30Bか
ら出力される各画像信号VDA、■D、lに対する切換
タイミングを定めるデジタル量の基準角度信号θ6.θ
2を各々出力する基準角度信号発生器34とを備えると
ともに、この基準角度信号発生器34からの基準角度信
号θ1.θ2と前記A/D変換器32からのデジタル化
された角度信号θヶ′とを各々比較する第1.第2の比
較器36A、36Bと、この各比較器36A、36Bか
らの出力信号に基づいて所定の制御信号を出力するスイ
ッチ制御回路38と、このスイッチ制御回路38の制御
信号に付勢されて第1の接点aか又は第2の接点すかの
切換動作を行うスイッチ回路40とを具備するよう構成
されている。
更に、前記スイッチ回路40の第1の接点aには前記第
1の送受信機30Aからの画像信号■DAが、また第2
の接点すには第2の送受信機30Bからの画像信号vD
8が入力されるとともに、当該スイッチ回路34の共通
接点Cからは画像信号■DA又はV D sが切換えら
れて前記第1の画像表示部22に出力される構成となっ
ている。
一方、前記基準角度信号発生器34では、第2図(2)
に示すように基準角度信号θ1が第1のレーダアンテナ
14Aが担う第1の方位角範囲θ。
(本実施例では180°)のスタート信号であり、且つ
第2のレーダアンテナ14Bが担う第2の方位角範囲θ
8 (本実施例では180°)のストップ信号となるよ
う予め設定されている。また、基準信号θ2は、反対に
、第1の方位角範囲θ、のストップ信号であり、且つ、
第2の方位角範囲θ8のスタート信号となるよう設定さ
れている。
このため、具体的には、前記第1の比較器36Aは、前
記基準角度信号θ、と前記角度信号θ4′とを比較し、
この結果、両者が一致すればその出力を論i rHJレ
ベルとし、一致しなければ論理rLJレベルとし、これ
を次段のスイッチ制御回路38の入力(セント)端子S
へ加えるようになっている。また、前記第2の比較器3
0Bも同様にして、前記基準角度信号θ2と角度信号θ
1′とを比較し、両者が一敗するならばその出力を論理
rHJレベルとし、一致しなければ論理rLJレベルと
し、これを前記スイッチ制御回路38の入力(リセット
)端子Rに加えるようになっている。従って、ここでは
、スイッチ制御回路部38の各入力端子S、Rに加えら
れる制御信号はパルス状になる。
前記スイッチ制御回路38は、本実施例ではR−Sフリ
ップフロップを要部として構成されているため、前記入
力端子Sに論理用]」レベルのパルス信号(セント信号
)が与えられるとその出力端子Qからは論理r HJレ
ベルの制御信号が得られるようになっている。そして、
これにより、本実施例における前記スイッチ回路40は
その接片を第1の接点a側に切換えるよう予め設定され
ている。これとは反対に、前記入力端子Rに論理「H」
レベルのパルス信号(リセット信号)が与えられるとそ
の出力信号は論理rLJレヘレベなり、これにより前記
スイッチ回路40はその接片を第2の接点す側に切換え
るよう予め設定されている。
このため、前述のように相互に同期して回転している第
1.第2のレーダアンテナ14A、14Bの電波放射方
向が、例えば前記第1の方位角範囲θ、内である場合に
は、第1の送受信機30Aからの画像信号V D Aが
スイッチ回路40の接点a−c間を介して第1の画像表
示部22へ出力される構成になっている。ところが、第
1.第2のレーダアンテナ14A、14Bの回転が更に
時計方向に進み、その電波放射方向が第1の方位角範囲
θ4を越えて第2の方位角範囲θ、に入ると、極く短時
間の内に、前記スイッチ回路40の接片がb−c間に切
換ねるように成っている。従って、この切換えが行われ
ると、それまでの第1の送受信機30Aからの画像信号
V D Aが前記第2の送受信機30Bからの画像信号
VD、に切換えられて前記第1の画像表示部22に出力
されるようになっている。更に、各レーダアンテナ14
A。
14Bが回転してその電波放射方向がθ8からθ、に戻
ると、上述とは反対の切換動作が行われ、画像信号VD
Bが再び■DAに切換えられるようになっている。
前記第1.第2画像表示部22.23は、本実施例では
PPI方式となっている。
ここで、本実施例においては、第2の画像表示部23を
含む第1の送信機30A、第1のレーダアンテナ14A
、および第1のアンテナ駆動部16Aのレーダ系統は、
従来から一般に使用されている既存の構成と同一になっ
ている。このため、第1の画像表示部22の方をメイン
とし第2の画像表示部23の方をサブとして使用したり
、片方づつを必要に応じて使い分ける等、使用の態様は
種々のものがある。
次に、本実施例の全体的動作を説明する。
まず、装置を駆動せしめると、第1.第2のレーダアン
テナ14A、14Bの回転が開始される。
そして、直ちにアンテナ同期制御部12の作用により、
前述の如く第1のレーダアンテナ14Aの回転に第2の
レーダアンテナ14Bの回転を強制的に且つ自動的に同
期せしめる同期制御が行われ、各レーダアンテナ14A
、14Bは、時計方向に所定回転速度で同期回転をする
こととなる。
そして、第1.第2の送受信機3QA、30Bは前記第
1.第2のレーダアンテナ14A、14Bを各々介して
し〜ダミ波の送受を行うとともに、受信波を処理しアナ
ログ量の画像信号VDA、VD。
を各々切換制御部20に出力することになる。この場合
において、画像信号VDAの一部は直接筒2の画像表示
部23に出力される。また、前記第1の送受信機30A
からの送信波に同期した送信トリガパルスTPAは第1
.第2の画像表示部22.23に出力され、更に、第1
のアンテナ駆動部16Aの第1のシンクロ発振器24A
からの角度信号θ、の一部は切換側?I11部2oのA
/D変換器32及び第1.第2の画像表示部22.23
に各々出力されている。
一方、切換制御部20では、前記A/D変換器32によ
ってA/D変換された角度信号θ、′が第1.第2の比
較器36A、36Bにおいて、基準角度信号発生器34
からの基準角度信号θ1゜θ2と各々比較される。その
結果、角度信号θ、′が基準角度信号θ1に一敗すると
、前述の如く、スイッチ回路40の接点はa−c間に切
換えられるため第1の画像表示部22には第1の送受信
機30Aからの画像信号VDAが送出され、ブラウン管
には前述のようにして第1のアンテナ14Aによって探
知された第1の方位角範囲θ4の物標探知画像がPPI
表示で映し出される(第3図(1)参照)。
そして、第1.第2のアンテナ14A、14Bが更に時
計方向に回転して、角度信号θ。′が基準角度信号θ2
に一敗した場合には、前述の如く、前記スイッチ回路4
0の接点はそれまでのra −C」間からrb−cj間
に瞬時の内に切換ねる。
このため、第1の画像表示部22のブラウン管には第1
の方位角範囲θ、の画像に引き続いて、今度は第2のレ
ーダアンテナ14Bによる第2の方位角範囲θ3の物標
探知画像がほぼリアルタイムでPPI表示されることに
なる(第3図(2)参照)。
そして、更にアンテナ回転が進んで、角度信号θ、′が
再び基準角度信号θ、に一致した時点において、前述の
ようにして、第1のアンテナ14Aによる新たな画像が
映し出され、以下同様の動作が繰り返され、はぼリアル
タイムのレーダ画像を得ることとなる。
一方、前記第2の画像表示部23では、第1のレーダア
ンテナ14Aによる画像信号VDAのみに基づいて、そ
のブラウン管に第1.第2の方位角範囲θ、、θ、(す
なわち360’)の物標探知画像がPPI表示で得られ
る。
このように、本実施例では、自船に対して360  。
の方位角範囲を船首と船尾に設けた第1.第2のレーダ
アンテナ14A、14Bにより所定方位角範囲θA、θ
Bづつを分担して探知するとしているため、自船上の構
造物13A、13B(第2図(1)参照)による電波反
射を回避するようθ、。
θ8を設定しておくことにより第1の画像表示部22の
ブラウン管の画面には各構造物13A。
13Bに起因した不要な偽像が映らないこととなり、真
の物標と誤認するという煩わしさを排除し、レーダ画面
に対する信頼性向上が図られるという利点がある。また
、従来例ではレーダ電波がレーダマスト等の自船の構造
物によって、その反対方向に探知不可能な死角を生しる
場合もあるが、木゛実施例における第1の画像表示部2
2では、この死角も合わせて排除することができるとい
う利点がある。このため、オペレータにとって見易(且
つ探知能力の向上したレーダ装置になり、航海の安全に
も少なからず寄与することとなる。
また、本実施例における第1の画像表示部22では、第
1.第2のアンテナ14A、14Bの回転が同期してい
るため、切換制御部20は単に第1、第2の方位角範囲
θヶ、θ8に基づいた所定タイミングによって切換える
という制御のみによって前述したようにPPI表示のレ
ーダ画像を得ることができるため、メモリ手段による画
像信号の一時記憶等の必要がなく、これによってほぼリ
アルタイムの画像が得られるほか、切換制御部20にお
ける信号処理の複雑化をも排除し比較的簡単に構成でき
るという利点を有している。
更に、従来例のように自船上の構造物に電波吸収体を貼
るようなことも必要なくなり、その設備。
維持に対するコスト増を排除することができる。
一方、本実施例を構成するに際しては、第1のレーダア
ンテナ14A側のレーダ系統は既存のものをそっくり採
用することが可能となることがら、既に就航している船
舶に容易に増設することが可能となり、全体として設備
コストの増加を抑えることができるという貴重な利点が
得られる。更に、第1及び第2の画像表示部22及び2
3が併設されていることから、仮に第1の画像表示部2
2のレーダ系統が故障したような場合でも第2の画像表
示部23によって最低限のバックアップ体制を確保でき
ること(その反対も可能)、物標像に対して相互に比較
観察を行える場合が多いこと等。
ユーザ側にとって種々の使用態様が得られ、この点から
も航海の安全に寄与可能となる。
尚、前記実施例では、第1及び第2の方位角範囲θ1.
θ8を各々180°としたが、本発明は必ずしもこれに
限定されることなく、船舶の構造上の都合等によっては
、基準角度信号発生器34の基準信号を変更して別の方
位角分担(例えばθ、=280°、θB=80’)とし
てもよいし、また、外部から、このθ、、θ8を可変可
能な構成としてその調整の便宜を図るとすることも可能
である。また、第1の画像表示部22にほぼリアルタイ
ムの処理を欲しない場合は、切換制御部20内に画像信
号をメモリするメモリ手段を付加して、第1の画像表示
部22の表示方式はラスクスキャン方式としてもよい。
また、前記実施例では、第1のアンテナ駆動部16Aに
、第2のアンテナ駆動部16Bを同期させるとしたが、
これは反対に構成してもよい。また、切換制御部20等
への角度信号及び送信トリガ信号は、第2の送受信機か
ら得るよう構成してもよい。更に、風の影響を考慮して
各レーダアンテナ14A、14Bにレドームを装備し、
同期回転を一層精密に行わせることにより画質の一層の
向上を図ることも可能である。
一方、前記実施例では、第1及び第2のアンテナ14A
、14Bの設置位置を船首及び船尾部分としたが、適宜
な他の位置であってもよいし、アンテナも例えば3個を
同時に用いる構成も可能である。また、前記実施例は、
船舶用のみならず例えば港湾レーダ等の陸上用にも同じ
く適用可能なものであり、例えば本州と四国とを結ぶ本
口架橋のような橋にレーダ電波が反射することによる偽
像が発生するような場合が想定され、このような場合に
は、この橋を介する所定2ケ所を定めて本発明を適用し
、陸上用レーダからこの橋の下を通過する船に画像を送
信し、船上では偽像のないレーダ画像を得るという手法
に効果を発揮するものと期待される。
〔発明の効果〕
本発明は以上のように構成され機能するので、これによ
ると、船首と船尾との間に所定の垂直ビーム巾のレーダ
電波を反射する自船上の構造物が存在するような場合で
あっても、第1及び第2の方位角範囲を当該構造物を回
避するよう適宜定め且つ第1.第2のレーダアンテナの
回転の同期をとることによって、特に複雑な信号処理を
行うことなく単に画面上に自船の前方と後方とを連続し
て切換表示するという比較的簡単な構成により当該構造
物に起因する偽像の発注を略完全に防止することができ
、従ってレーダ画像に対する信頼性を著しく向上せしめ
ることができ、更に既存のレーダ装置を利用して増設可
能なことから設備コストの抑制を図ることができるとと
もに、一方、第1、第2の画像表示部が併設されている
ことからどちらか一方の故障時には相互にバンクアンプ
が可能である等、レーダ装置の機能を一層充実させるこ
とができるという優れた船舶用レーダ装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体的ブロック図、第
2図(1)は第1及び第2のレーダアンテナの位置関係
を示す説明図、第2図(2)は第1及び第2の方位角範
囲を説明する説明図、第3図(11(21は各々第1.
第2の方位角範囲のPPT表示動作を示す説明図である
。 12・・・・・・アンテナ同期制御部、14A・・・・
・・第1のレーダアンテナ、14B・・・・・・第2の
レーダアンテナ、16A・・・・・・第1のアンテナ駆
動部、16B・・・・・・第2のアンテナ駆動部、30
A、30B・・・・・・送受信機としての第1.第2の
送受信機、20・・・・・・切換制御部、22・・・・
・・第1の画像表示部、23・・・・・・第2の画像表
示部。 特許出願人   株式会社 東 京 計 器筒3図 2図 (180つ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、船首部分に装備された第1のレーダアンテナを
    回転駆動せしめる第1のアンテナ駆動部と、船尾部分に
    装備された第2のレーダアンテナを回転駆動せしめる第
    2のアンテナ駆動部と、この各レーダアンテナに対応し
    て各別に装備された送受信機と、前記各アンテナ駆動部
    相互間の回転駆動を同期せしめるアンテナ同期制御部と
    を備え、前記各送受信機から各別に出力される受信情報
    の内、前記第1のレーダアンテナによって探知される船
    首前方の第1の方位角範囲の受信情報又は前記第2のレ
    ーダアンテナによって探知される船尾後方の第2の方位
    角範囲の受信情報を所定タイミングで切換えて出力する
    切換制御部と、 この切換制御部からの出力情報に基づいて前記第1の方
    位角範囲と第2の方位角範囲との画像を連続的に表示す
    る第1の画像表示部と、 前記各送受信部の内のいずれか一方から出力される受信
    情報に基づいて第1および第2の方位角範囲全域の画像
    を表示する第2の画像表示部とを具備したことを特徴と
    する船舶用レーダ装置。
JP24508385A 1985-10-31 1985-10-31 船舶用レ−ダ装置 Pending JPS62105074A (ja)

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JP (1) JPS62105074A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03235080A (ja) * 1990-02-09 1991-10-21 Furuno Electric Co Ltd レーダシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03235080A (ja) * 1990-02-09 1991-10-21 Furuno Electric Co Ltd レーダシステム

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