JPS62201384A - 船舶用レ−ダ装置 - Google Patents

船舶用レ−ダ装置

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Publication number
JPS62201384A
JPS62201384A JP4486786A JP4486786A JPS62201384A JP S62201384 A JPS62201384 A JP S62201384A JP 4486786 A JP4486786 A JP 4486786A JP 4486786 A JP4486786 A JP 4486786A JP S62201384 A JPS62201384 A JP S62201384A
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JP
Japan
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radar antenna
signal
radar
detection
azimuth
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Pending
Application number
JP4486786A
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English (en)
Inventor
Tetsuro Ogawa
尾川 哲朗
Takanari Terakawa
隆成 寺川
Takami Oono
大野 任美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Keiki Inc
Original Assignee
Tokyo Keiki Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS62201384A publication Critical patent/JPS62201384A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、船舶用レーダ装置に係り、とくに物標探知用
の2台のレーダアンテナを備えた船舶用レーダ装置に関
する。
〔従来の技術〕
一般に、船舶用レーダ装置にあっては、船体の所定位置
(例えば船尾部分)にレーダマスト等の支柱を配設し、
この支柱の所定高さ位置にレーダアンテナおよびこのレ
ーダアンテナを駆動するアンテナ駆動部等から成るレー
ダアンテナ機構を装備する方式のものが多く用いられて
いる。
そして、この方式においては、アンテナをアンテナ駆動
部によって所定速度で回転せしめながら、当該アンテナ
を介して別体装備の送受信機によりレーダ電波の送受を
行って、ブラウン管等の表示器上に物標探知画像を映し
出すようになっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述の従来技術においては、レーダの送
信波の垂直ビーム巾は船体のローリング等を考慮して比
較的広く (例えば25°)設定されているため、その
送信波の一部が自船上の構造物(例えばタンカーのタン
ク、クレーン、ブリッジ等)によって測定探知方向とは
無関係な方向に反射され、しかもこの反射波が本来探知
対象となっていない方向の物標を検知し、あたかも前記
測定探知方向にその物標が存在するかの如く表示器上に
表示される。いわゆる偽像が発生することから、この偽
像をオペレータが真の物標と誤認する等、レーダ画像に
対する信頼性が著しく低下するという不都合がしばしば
I旨摘されていた。
また、上述の不都合に対しては、アンテナ機構をより高
く装備することも考えられるが、この場合には船体の近
距離域に対する探知が難しくなること等から、アンテナ
機構の高さは所定高さに制限されるという状況があった
更に、上述の不都合に対しては、構造物に電波吸収体を
貼ってレーダ電波の反射・散乱を防止するという手法も
提案されているが、この手法にあっては、電波吸収体自
体が高価であるため大型船はど高価になること、および
垂直に入射する以外の電波に対しては吸収効率が著しく
低下すること等から、実際的ではないという不都合があ
った。
〔発明の目的〕
本発明は、かかる従来技術の有する不都合を改善し、と
くに自船上の構造物に起因して発生する偽装および不要
な電波の混入によるノイズを略完全に排除し、レーダ画
像に対する物標探知精度および画質の向上を図るととも
に、表示画像に対する視認性の向上を図ることのできる
船舶用レーダ装置を提供することを、その目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本発明では、船首部分に装備され船σ前方の第
1の方位角範囲の物標探知を担う第1のレーダアンテナ
機構と、船尾部分に装備され船尾後方の第2の方位角範
囲の物標探知を担う第2のレーダアンテナ機構と、これ
らの各レーダアンテナ機構が各々担った所定の方位角範
囲において物標探知動作を行う場合のみ当該各レーダア
ンテナ機構から物標探知用のマイクロ波の出力が可能な
ように探知動作の切換制御を行う探知切換制御機構と、
この探知切換制御機構を介して前記各レーダアンテナ機
構に各別に装備された送受信機とを備え、この各送受信
機から出力される受信情報を各別に記憶するとともに予
め定めた所定のタイミングでこれを出力するメモリ機構
と、このメモリ機構からの出力情報に基づいて前記第1
および第2の方位角範囲の物標探知画像を表示する画像
表示機構とを具備するとし、これによって前記目的を達
成しようとするものである。
〔作  用〕
船首部分に装備された第1のレーダアンテナ機構は、p
9首前方の第1の方位角範囲の物標探知を担い、また船
尾部分に装備された第2のレーダアンテナ機構は、船尾
後方の第2の方位角範囲の物標探知を担っている。これ
らの第1.第2のレーダアンテナ機構は、各々回転しな
がら各別に装備された送受信機から出力されるマイクロ
波によって所定の物標探知動作を行う。
この場合、第1.第2のレーダアンテナ機構と各送受信
機との間に装備されている探知切換制御機構によって、
各レーダアンテナ機構の探知動作の切換制御が行われる
。具体的には、第1のレーダアンテナ機構からのマイク
ロ波放射は、第1の方位角範囲における探知動作の場合
のみ行われ、また、第2のレーダアンテナ機構からのマ
イクロ波放射は、第2の方位角範囲における探知動作の
場合のみ行われ、これ以外の領域では、マイクロ波の放
射は行われない。
このため、各送受信機からメモリ機構に各別に出力され
る物標探知に関する受信情報は、第1のレーダアンテナ
機構にかかる第1の方位角範囲および第2のレーダアン
テナ機構にかかる第2の方位角範囲のものとなる。そご
で、上記メモリ機構では、それらの受信情報を各別に記
1.αするとともに、予め定めた所定のタイミングで各
受信情報を画像表示機構に出力する。この画像表示機構
では、送られてくる受信情報に基づいて前記第1.第2
の方位角範囲の物標探知画像が表示される。
このため、鉛直部分と船尾部分との間に、物標探知用の
電波を反射せしめ偽像を発生させるような自船上の構造
物等が存在する場合であっても、この障害となる構造物
等を回避するように第1および第2の方位角箱tniを
適宜設定しておくことにより、当該構造物等に起因した
レーダ画像上の偽像を略完全に排除せしめることができ
、物標探知精度およびレーダ画像に対する信頼度を高め
ることができる。
一方、第1の方位角範囲の物標探知の場合には第2のレ
ーダアンテナ機構側の探知動作を、また、第2の方位角
範囲の物標探知の場合には第1のレーダアンテナ機構側
の探知動作を各々中断せしめて、画像表示に関与しない
マイクロ波の送信、受信に伴う間接的な偽像、雑音等の
混入を極力排除し、これによってレーダ画像の精度向上
が図られる。
更に、メモリ機構を装備したことにより受信情報の取り
出し方の自由度も上がり、画像表示機構では一層視認性
の向上した画像が得られる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図ないし第9図に基づい
て説明する。
まず、第1図において、2Aは船首部分の所定位置に装
備され且つ船首前方の第1の方位角範囲θA (第2図
(11参照;本実施例では180°)の物標探知を担う
第1のレーダアンテナ機構を示し、2Bは船尾部分の所
定位置に装備され且つ船尾後方の第2の方位角範囲θ、
(第2図(1)参照;本実施例では180”)の物標探
知を担う第2のレーダアンテナ機構を示す。これらの各
レーダアンテナ機構2A、2Bは、探知切換制御機構4
を介して各別に装備された第1.第2の送受信機6A。
6Bに連結されている。このため、後述するように、探
知切換制御機構4が各レーダアンテナ機構2A、2Bの
分担範囲以外での探知動作を中断せしめるように成って
いる。
また、8は、前記第1.第2の送受信機6A。
6B内の受信部から出力される物標情報を各別に一時記
憶するとともに、一時記憶された情報を所定タイミング
で読み出して出力するメモリ機構を示す。そして、この
メモリ機構8の出力側には、その出力された受信情報に
基づいて前記第1.第2の方位角範囲θ、、θ8のレー
ダ画゛像をラスタースキャン方式で表示する画像表示機
構10が装備されている。
また、第1図において、12は、前記探知切換制御機構
4およびメモリ機構8に第1.第2の方位角範囲θ0.
θ8の切換えのための基準値を出力する基準値設定器を
示す。更に、14は、前記メモリ機構8および画像表示
機構10に基準クロック信号CPを出力するドツトクロ
ック発生器を示す。
次に、上述した各構成の内容につき、更に具体的に説明
する。
まず、前記第1のレーダアンテナ機構2人は、回転しな
がらマイクロ波の送受を行う第1のレーダアンテナ16
Aと、この第1のレーダアンテナ16Aを回転駆動せし
める第1のモータ18Aと、この第1のモータ18Aに
連動して動作する第1のシンクロ発振器20Aとにより
構成されている。
そして、第1のシンクロ発振器20Aは、第1のレーダ
アンテナ16Aの回転角度を常時検出しつつ、当該レー
ダアンテナ16Aの回転角度に対応するアナログ量の角
度信号RAを前記探知切換制御機構4およびメモリ機構
8に各々出力するように成っている。また、上記第1の
シンクロ発振器20Aは、第1のレーダアンテナ16A
が1回転する毎に所定角度位置で1個のパルス状の回転
信号RTを前記メモリ機構8に出力する機能をも有して
いる。
また、前記第2のレーダアンテナ機構2Bも、上述と同
様にして、第2のレーダアンテナ16Bと第2のモータ
18Bと第2のシンクロ発振器20Bとにより構成され
ている。そして、この第2のシンクロ発振器20Bは、
第2のレーダアンテナ16Bの回転角度に対応するアナ
ログ量の角度信号R11を前記探知切換制御機構4およ
びメモリ機構8に各々出力する構成となっている。
このため、前記第1.第2のレーダアンテナ機構2八、
2Bは、装置の駆動開始とともに、相互に非同期で又は
同期して所定速度で360°の回転を行いつつ、後述す
る物標探知動作に供せられる。
また、前記探知切換制御機構4は、第3図に示す如く、
前記第1のレーダアンテナ16Aを介して行われるマイ
クロ波の放射を必要に応じて中断可能に構成された第1
の放射制御手段22Aと、前記第2のレーダアンテナ1
6Bを介して行われるマイクロ波の放射を必要に応じて
中断可能に構成された第2の放射制御手段22Bとから
構成されている。
ここで、上記第1.第2の放射制御手段22A。
22Bに対しては、前記基準値設定器12から基準方位
角信号θ、が出力されるように成っている。
この基準方位角信号θ、(θ11〜θ、2)は、ここで
は、第1.第2の方位角範囲θ0.θ、が各々1806
となるよう設定されている(第2図(11(21参照)
。つまり、第1.第2の方位角範囲θ^。
θ8は、第2図(1)に示す如く、物標探知にかかるマ
イクロ波の障害となり該マイクロ波を目的以外の方向へ
反射せしめるような構造物24、・・・。
24が船体上に存在する場合、この各構造物24を相互
に回避するように定められている。
前記第1の放射制御手段22Aは、前記第1のシンクロ
発振器20Aからの角度信号RAと前記基準値設定器1
2からの基準方位角信号θ5とを比較し所定の制御信号
Scを出力する比較制御回路部26Aと、この比較制御
回路部26Δからの制御信号S、に付勢されて出力電流
の向きを反転可能な電源回路部28Aと、この電源回路
部28Aからの出力電流を励磁コイル30Aaに受ける
とともにこれによってマイクロ波を所定方向に循環せし
めるサーキュレータ30Aと、このサーキュレータ30
Aが循環せしめる所定方向のマイクロ波を吸収するダミ
ー負荷32Aとから構成されている。
そして、上記サーキュレータ30Aの開口端■および■
が前記第1の送受信器6Aの送信部および受信部に各別
に連結・装備されるとともに、開口端■が前記第1のレ
ーダアンテナ16Aに、開口O;h■がダミー負荷32
Aに至る。ここで、ダミー負荷の値は、使用されている
マイクロ波との整合がとられ、反射が生じないものとな
っている。
一方、前記第2の放射制御手段22Bも、上述と同様に
して、比較制御回路部26B、電源回路部28B、サー
キュレータ30B、ダミー負荷32Bより構成され、同
様に連結されている。
このため、前記第1の放射制御手段22Aでは、比較制
御回路部26Aにおいて、角度信号R9と基準方位角信
号θ、(θ11〜θ1□)とが常時比較される。そして
、角度信号RAが基準方位角信号θ、の内(即ち、θヶ
内)にあれば、本実施例では所定の「ロー」レベルの制
御信号Scが前記電源回路部28Δに出力されるように
成っている。
これによって、ここでは、サーキュレータ30Aの励磁
コイル30Aaに図中の実線で示す向きに励磁電流I、
が流れ、マイクロ波はサーキュレータ30八内を〔■−
■−■−■−■〕の向きに循環可能になり、第1のレー
ダアンテナ16Aは、探知動作が可能な状態になる。即
ち、前記第1の送受信器6Aの送信部からのマイクロ波
は、サーキュレータ30Aの開口端■−■を循環して第
1のレーダアンテナ16八に伝播され大気中に放射され
る。反対に、第1のレーダアンテナ16Aにかかる受信
電波はサーキュレータ30Aの開口端■−■を通って第
1の送受信器6Aの受信部に導かれ、物標探知動作に供
せられる(第3図中の実線矢印A参照)。
また、第1のレーダアンテナ16Aの回転が進み、角度
信号RAが設定信号θ、の外(I!IIち、θB内)に
なった場合には、前記比較制御回路部26Δは所定の「
ハイ」レベルの制御信号S、を出力する機能を備えてい
る。これによって電源回路部28Aは励磁コイル30A
aに逆向きに励磁電流I、を流しく図中の点線参照)、
サーキュレータ30Aの循環経路を反転せしめ、〔■−
■−■→■−■〕とする。この場合には、第1の送受信
a6八からのマイクロ波は、サーキュレータ30Aの開
口端■−■を介してダミー負荷32Aに導かれ(第3図
中の点線矢印A′参照)、第1のレーダアンテナ16A
からのマイクロ波放射は行われない。つまり、非探知動
作状態にある。
一方、前記第2の放射制御手段22Bにおいても、上述
と同様の制御が行われるように成っている。具体的には
、角度信号RIlと基準方位角信号θ、との比較が逐−
行われる。そして、この結果、R6がθ5の外(即ち、
θ8内)であればサーキュレータ30Bのマイクロ波の
循環経路は〔■→■−■−■−■〕となり、第2の送受
信a6Bと第2のレーダアンテナ16Bとの間の送受信
が可能となる(第3図中の実線矢印B参照)。反対に、
R,がθ、の内(即ち、θ、内)であれば、サーキュレ
ータ30Bの循環経路は〔■−■−■→■→■〕となり
、マイクロ波の放射は行わない(第3図中の点線矢印B
′参照)。
一方、前記第1.第2の送受信機6A、6Bは、前述し
た如(、各々、物標探知用のマイクロ波を形成し出力す
る送信部と、物標がらの反射波を受信し信号処理をする
受信部とにより構成されている。そして、各送受信i6
A、6Bの送信部は、送信の毎にトリガ信号TPA、T
P、を前記メモリ機構8に出力し、受信部は所定の処理
が施された画像信号VDA、VD、をメモリ機構8に出
力するようになっている。
次に、前記メモリ機構8について、さらに具体的に説明
する。
前記メモリ機構8は、第4図ないし第5図に示すように
、その入力段に、前記第1.第2の送受信機6A、6B
に対応して第1.第2の画像信号処理手段34A、34
Bを各々有する構成となっている。この第1.第2の画
像信号処理手段34A、34Bは、前記第1.第2の送
受信機6八。
6Bからの画像信号VDA、VDBおよびトリガ信号T
PA、’rpaを各々入力し、後述するように、デジタ
ル化され処理されたデジタル画像信号VDA ’ 、V
D、’を次段に装備されたメモリ手段36に各々出力す
るようになっている。
また、メモリ機構8の入力段には、前記第1゜第2のレ
ーダアンテナ機構2A、2Bから出力されたアナログ角
度信号RA、Rs  (r、  θ;極座標データ)お
よび前記トリガ信号TpH,’r”pl+を入力するよ
う構成された第1.第2の角度信号処理手段38A、3
8Bが各々装備されている。
一方、この第1.第2の角度信号処理手段38A。
38Bに対しては、前記基準値設定器12からの基準方
位角信号θ、(θ11〜θ1□)が入力するように構成
されている。そして、第1.第2の角度信号処理手段3
8A、38Bは、後述するようにして処理された角度信
号RA//、Rfl#およびイネーブル信号WEA、W
E、Iを各々に対応して設けられた第1.第2の書込み
制御手段40A。
40Bに出力するようになっている。更に、これらの第
1.第2の書込み制御手段40A、40Bは、前記角度
信号RA”+RB”に対応して書込みアドレス信号WR
A 、WR,を各々前記メモリ手段36に送り、前記デ
ジタル画像信号VDA’。
VD、’のためにメモリ手段36内の所定のアドレスを
指定するようになっている。
一方、メモリ手段36の出力段、即ち読出し側には、モ
ード設定手段42および読出し制御手段44が装備され
ており、後述する如く、これらの所定の作用によりメモ
リ手段36内のデータが所定のタイミングで適宜読み出
されて、前記画像表示機構10に出力される。
ここで、上述したメモリ機構8の動作は前記ドツトクロ
ツタ発生器14から出力される基準クロック信号CPに
基づいて行われる。
上述のメモリ機構8の内容を更に詳述する。前記第1の
画像信号処理手段34Aは、第5図に示すように、バッ
ファメモリ46を要部として構成され、その入力段に量
子化部48が設けられ、同時に前記バッファメモリ46
に対する書き込みアドレス発生部50および読出しアド
レス発生部52が各々併設された構成となっている。
そして、この第1の画像処理手段34Aに人力するアナ
ログ画像信号■DAは、まず前記量子化部48に送り込
まれる。この量子化部48は、送信トリガ信号TPAに
同期した所定の標本化クロツクに基づいて1スイープ(
IPPIPP−ブ)分づつアナログ画像信号VDAを量
子化し、これを量子化画像信号、即ちデジタル画像信号
vDA′として次段のバッファメモリ46に出力する機
能を有している。このバッファメモリ46では、前記送
信トリガ信号TPAに同期して作動し出力される書込ア
ドレス発生部5oがらの書込アドレス信号に従い、前記
デジタル画像信号VDA′が所定のメモリセルに一時的
に記憶される。また、このバッファメモリ46内のデジ
タル画像信号vDA′は、基準クロック信号CPに基づ
いて読出しアドレス信号を発生する読出しアドレス発注
部52によって所定のタイミングにより読み出され前記
メモリ手段36に出力されるようになっている。
また、前記第1の角度信号処理手段38Aは、本実施例
では、第5図に示すように比較部54と座標変換部56
とを要部として構成され、さらに座標変換部56の入力
段にはラッチ回路部58を介してΔ/D変換部60が設
けられている。
そして、この第1の角度信号処理手段38Aに入力した
アナログ角度信号RAは、A/D変換部60によってデ
ジタル角度信号RA’(γ、θ)に変換され、次段のラ
ッチ回路部58に送出される。このラッチ回路部58に
は、前述した送信トリガ信号TPAの一部が送り込まれ
るようになっている。そこで、このラッチ回路部58は
、当該送信トリガ信号TPAの立下がりのタイミングで
デジタル角度信号RA′をう・7チし、一時的にこれを
記憶した後、直ちに比較部54および座標変換部56へ
各々出力する機能を備えている。また、比較部54には
、デジタル化された前記基準方位角信号θ3 (θII
〜θIりが入力している。このため、比較部54では、
基準方位角信号θ、とデジタル角度信号RA′との比較
が行われ、その結果として、比較部54は、次段の第1
の書込み制御手段40Aにイネーブル信号wEAを送出
するよう構成されている。このイネーブル信号WEヶは
、本実施例では、基準方位角信号θ、とデジタル角度信
号RA′とが一致する(すなわちRA’がθ、内にある
)場合は所定の「ロー」レベルに、また一致しない(R
A′がθ、外にある)場合は「ハイ」レベルになるよう
予め設定されている。
一方、前記座標変換部56では、デジタル角度信号R,
’  (r、  θ;極座標データ)がx=rsinθ
 l  Y=rcosθの弐に従って、直交座標データ
(x、  y)に基づくデジタル角度信号RA′に変換
され、これが次段の第1の書込み制御手段40Aに出力
されるようになっている。ここで、上記座標変換部56
には、予め対応する角度変換データを記憶したROMが
用いられている。
更に、前記第1の書込み制御手段40Aは、本実施例で
は第5図に示すように、書込みアドレス発生部62とオ
フセンタ設定器64とにより構成されている。
この内、iji前記書込みアドレス発生部62は、基t
pツクック信号CPに同期して動作し、送られてくる前
記イネーブル信号WEAが「ロー」レベルの場合に、デ
ジタル角度信号R7〃に基づいた書込みアドレス信号W
RAを出力し、反対にイネーブル信号WEAが「ハイ」
レベルの場合には、書込みアドレス信号WRAを何ら出
力しない構成となっている。
また、前記オフセンタ設定器64は、前記第1のレーダ
アンテナ機構2Aおよび第2のレーダアンテナ機構2B
の設置位置と画像表示機構10の設置位置との位置ずれ
(第2図(1)中のAA、jl!8参照)を補正するた
めのものである。即ち、画像表示機構10において、こ
の位置ずれを無視したまま、方位角範囲θヶ、θ、に基
づく画像を合成した場合、当該位置ずれに応じた画像の
段差(ズレ)を発生するため、これを排除するためのも
のである。このため、オフセンタ設定器64は、予め前
記位置ずれの間隔に応じた補正信号を書込みアドレス発
生部62に与え、位置ずれを修正した書込みアドレス信
号WRAとなるよう構成されている。
一方、船尾に設置された前記第2のレーダアンテナ機構
2Bからの受信情報に対しては、第1のレーダアンテナ
機構2人の場合と同様に構成された第2の画像信号処理
手段34B、第2の角度信号処理手段38B、および第
2の書込み制御手段40Bがメモリ機構8内に設けられ
ており、同様に機能するようになっている。この場合、
基準値設定器12から第2の角度信号処理手段38Bの
比較部(図示せず)に対しても、デジタル化された基準
方位角信号θS (θII〜θ、2)が与えられており
、これによって角度信号R6が第2のレーダアンテナ機
構2Bの責任領域である第2の方位角範囲θ、内か否か
の判断が行われている。
更に、前記メモリ機構8のメモリ作用の主要部をなすメ
モリ手段36は、本実施例では第4図に示す如く、4個
のRAM (Random Access Memor
y)66八+ 、66t3+ 、66Az 、66B2
により構成されている。
この内、RAM66Δ1および66A2に対しては、前
記第1の画像信号処理手段34Aからのデジタル画像信
号■DA′が与えられるとともに、前記第1の9込み制
御手段40Aからの書込みアドレス信号WRAが与えら
れるよう構成されている。そして、これによって、後述
する如く、書込みモードとなっているどちらか一方のR
AM66A1又は66A2に当該デジタル画像信号VD
A′の書き込みが可能な構成となっている。また、RA
 M 66 B +および66B2に対しては、前記第
2の画像信号処理手段34Bからのデジタル画像信号V
Da’が与えられるとともに、前記第2の書込み制御手
段40Bからの書込みアドレス信号WR,が与えられる
ように構成されている。そして、同様に、後述する如く
、書込みモードとなっているどちらか一方のRAM66
 B、又は66B2に当該デジタル画像信号VD、’の
四き込みが可能になっている。
この書込み動作において、第1のレーダアンテナ16A
の電波放射方向が第1の方位角範囲θ。
を外れている場合、および第2のレーダアンテナ16B
の電波放射方向が第2の方位角範囲θ、を外れている場
合には、前記イネーブル信号WEAおよびWE、の作用
によって、各々の書込みアドレス信号WRAおよびWR
llが出力されない。この場合には、デジタル画像信号
VDA’ 、vDB’は、アドレス指定が無いため結局
で)き込まれないようになっている。
一方、メモリ機構8に装備されているモード設定手段4
2は、前述のメモリ手段36に対して、当該メモリ手段
36のRAM66Δ、、66B、。
66AZ、66BZの各々を、読出しモードにするか又
は書込みモードにするかを決定するためのものである。
このモード設定手段42は、本実施例ではモード制御部
68とインバータ70とにより構成されている。
これを詳述すると、モード制御部68には、ドツトクロ
ック発生器14からの基準クロック信号CPおよび前記
第1のレーダアンテナ機構2Aより回転信号R′Fが与
えられる構成になっている。
このため、モード制御部68は、基準クロック信号CP
に同期して作動し、回転信号RTを1回検出する(アン
テナは1回転する)毎に所定タイミンクで所定の論理「
ハイ」又は「ロー」レベルのリード・ライト制御信号(
以下、rR/W制御信号」という)を出力し、次の回転
信号検出までそれを保持するという方形波状の動作を繰
り返す。
そして、このR/W制御信号は、そのまま前記RAM 
66 Az 、  66 Bzに与えられるとともに、
前記インバータ70を介してRAM66A+。
66B1にも与えられる構成となっている。これによっ
て、本実施例では、R/’W制御信号が「ハイ」レベル
の場合はRAM66A2.66B2が書込みモードで且
つRAM66A、、66B+が読出しモードとなり、ま
た「ロー」レベルの場合はこれと反対のモードになるよ
うに設定されている。
更に、メモリ機構8の読出し制′41’J手段44は、
前記メモリ手段36からの読出しを制御するためのもの
で、第4図の如く装備されている。この3Jト出し制御
手段44は、本実施例では読出しアドレス発生部72と
読出し切換えスイッチ74とにより構成されている。
これを詳述すると、読出しアドレス発生部72は基準ク
ロック信号CPに同期しつつ所定のタイミングで画像1
画面(lフレーム)分の読出しアドレス信号RDを発生
する機能を有している。この読出しアドレス信号RDは
、前記読出し切換スイッチ74を介して前記R八M66
 A+ 、  66 B+又は66Az、66Bzのど
ちらか一方の組に加えられるよう構成されている。
また、前記読出し切換スイッチ74の切換動作は、第4
図に示すように前記モード制御部68によるモード制御
動作に同期して行われるようになっている。具体的には
、前記R7w ?lj1 ′4T′I+信号が「ハイ」
レベルの場合には、読出し切換スイッチ74の接点a−
c間が辺通し、読出しモードとなるRAM66△1,6
6B、に前記読出しアドレス信号RDを出力する構成と
なっている。従って、この状態では、読出しアドレス信
号RDに対応するRAM66A、、66B、内のデジタ
ル画像信号VDA′およびVD、’が読み出されて後述
する画像表示機構10に送出されるようになっている。
また、R/〜V制御信号が「ロー」レベルの場合は、反
対に接点b−c間が導通し、結局、続出しモードとなっ
ているRAM66 A2 、 6682内のデジタル画
像信号■DA′およびVD、’が読み出されて同じく画
像表示機構10に送出されるようになっている。
一方、前記画像表示a措lOは、本実施例においては第
6図に示す如く、CRT表示器76と、このCRT表示
器76を制御するCRT制御回路部78と、前記CRT
表示器78の入力側に直列に装備されたOR回路部80
 (4人力)およびD/A変換器82とにより構成され
ている。そして、前述の如くメモリ機構8から読み出さ
れたデジタル画像信号VDA ’ 、VDI ’はOR
回路部80に各々入力され、その出力信号がD/A変換
器82で再びアナログ画像信号に変換され、CI?T表
示器76に送出される。
また、前記CRT制御回路部78は、前記ドツトクロッ
ク発生器°14からの基準クロック信号CPに付勢され
所定の制御信号を前記D/A変換器82およびCRT表
示器76に出力し、これらを制御するようになっている
。このため、CRT表示器76の画面には、第1の方位
角範囲θ、の領域および第2の方位角範囲θ8の領域の
合成画像が自船のCRT表示器76の設置位置を原点と
してラスタースキャン方式により表示されるようになっ
ている。
次に、本実施例の全体的な動作を説明する。
まず、探知切換動作を第7図に基づいて説明する。
装置を駆りjせめしると、第1.第2のレーダアンテナ
機構2A、2Bの所定速度の回転が開始される。そして
、第1のレーダアンテナ16Aが、例えば船首前方の第
1の方位角範囲θA  (0°〜180”)内を回転し
くいる場合には、前述の如く探知切換制御機構4の作用
によって、第1の送受信器6八および第1のレーダアン
テナ16Aによってのみ所定の物標探知動作が行われる
(第7図(11(21(31の斜線部分参I(ζ0゜ま
た、第1のレーダアンテナ16Aの回転が進み、その物
標探知方向が船尾後方の第2の方位角範囲θs  (1
80″〜360 ’)に入った場合には、前述の如く、
前記探知切換制御機構4が自動的且つ瞬時の内に反転す
る。この状態になると第1のレーダアンテナ16Aから
のマイクロ波放射は中断され、物標探知動作も中断され
る(第7図(1) (2) (3)参照)。
更に、第1のレーダアンテナ16Aの回転が進み、その
物標探知方向が再び第1の方位角範囲θヶに戻った場合
には、前述と同様にして第1のレーダアンテナ16Aを
介して物標探知動作が行われる。
、一方、船尾後方の第2の方位角範囲θ8に対しても、
上述と同様にして物標探知が行われる。即ち、この場合
には、第2のレーダアンテナ16Bが第2の方位角範囲
θll (180”〜360°)に入った場合のみ、物
標探知動作に供せられる(第7図ft) (2) f3
1の斜線部分参照)。かかる第2のレーダアンテナ16
Bの動作は、前述した第1のレーダアンテナ16Aの動
作とは独立して行われる。ここで第7図(11(21(
31は、各々、同じ回転速度を有する双方のレーダアン
テナ16A、16Bの動作状態に対するタイミングの典
型例を示している。
次に、上述の探知動作で得られた受信情報に対する処理
動作を第8図ないし第9図に基づいて説明する。
まず、装置の電源投入とともにドツトクロック発生器1
4が作動して各部に基準クロック信号CPが出力され(
第8図0参照)、後述する各部の制御動作がこの信号C
Pに同期してなされる。
また、前記モード設定手段42内のモード制御部68は
、その初期値として論理「ハイ」レベルのR/W制御信
号を出力するものとする(第8図0参照)。これによっ
て、前述の如く、メモリ手段36内のRAM66八、、
66B+が読出しモードとなり、RAM66 Az 、
668gが書込モードとなる。これと同時に、読出し制
御手段44内の読出し切換えスイッチ74の接点a−c
間が導通し、後述するように読出しアドレス発生部72
からの読出しアドレス信号RDをRAM66A、。
66B、に出力可能な状態となる(第8図0参照)。
そして、装置全体の稼働に伴って、メモリ機構8による
受信情報の書込み、読出し動作、および画像表示機構I
Oによる合成画像の表示動作が行われる。
ここで、まず、受信情報の書込み動作を第1のレーダア
ンテナ機構2Aの受信系統から順次説明する。
まず、前記第1のレーダアンテナ16Aにかかる第1の
方位角範囲θ、内の物標探知動作に際して、前述の如く
、第1の送受信jaGΔから1スイープ毎に送信トリガ
信号TPAがメモリ機構8に出力され(第8図0参照)
、第1のレーダアンテナ機構2Δからアナログ角度信号
R^がメモリ機構8に出力される(同図■参照)。また
、第1の送受信機6Aからは、前記送信トリガ信号TP
Aに対応して1スイ一プ分のアナログ画像信号VD。
が得られ(同図■参照〔実際には複雑な形状の信号〕)
、同じくメモリ機構8に与えられる。
この内、前記アナログ角度信号RA  (極座標表示)
は、前述の如く、第1の角度信号処理手段38Aの作用
によってデジタル角度信号RA’(γ、θ)に変換され
(第8図0参照)、ランチ動作を経た後、直交座標に変
換されたデジタル角度信号RAII  (x、  y)
として第1の書込み制御手段40Δに出力される(第8
図0参照)。また、この第1の角度信号処理手段38A
では、基準値設定器12からの基準方位角信号θS (
θ、〜θ、2)との比較も行われ、その結果、イネーブ
ル信号WEAが上記第1の書込み制御手段40Aに出力
される(第8図0参照)。即ち、受信したデジタル角度
信号RA′が基準方位角信号θ、の範囲内にある場合は
、イネーブル信号WI?、Aが所定の「ロー」レベルと
なり、前記第1の書込み制御手段4. OAは書込みア
ドレス信号WRAをメモリ手段36のRAM66Δ2 
(吉込みモード)に出力する(このときRA M 66
Δ1は前述の如く読出しモード)(第8図0参照)。し
かし、デジタル角度信号RSが基準方位角信号θ、の範
囲外にある場合は、前述した如く書込みアドレス信号W
RAは出力されない。
一方、メモリ機構8に出力されたアナログ画像信号■D
Aは、第1の画像信号処理手段34Aの作用によってデ
ジタル画像信号VDa’に変換され(第8図[相]参照
)、■スイープ毎に一時記憶された後、所定タイミング
で書込みモードとなっている前記RAM66Azへ送出
される。
このため、書込みモード状態にあるRAM66A2では
、書込みアドレス信号WR^に従って、例えばアドレス
A、。番地に前記デジタル画像信号VDA′の内容DI
Gが書き込まれる。そして、この書込み動作は、前記送
信トリガ信号TPA毎に連続して行われる。
ここで、上述した書込み動作は、回転速度が同一で且つ
非同311 ’(偶然、同期がとれる場合もある)で回
転しつつ物標探知を行っている第2のレーダアンテナ機
構2Bの系統でも同様に行われ、この場合には例えば書
込みモードとなっているRAM66B2に情報が書き込
まれる(このときRAM66B、は続出しモード) (
第8図0参照)。
この結果、RAM66A2には第1のレーダアンテナ]
、6Aカ11回転したときの第1の方位角範囲04分の
受信情報が記位され、RAM668Zには第2のレーダ
アンテナ16Bが1回転したときの第2の方位角範囲0
6分の受信情報が各々書き込まれ記イαされる。そして
、この両方の書込み動作の間に、前述した1ンAM66
A+ 、66B、の受信情報が後述するように読み出さ
れ画像表示機構10で表示される。この書込み動作と読
出し動作は第1のレーダアンテナ機構2Aがらの回転信
号RTに同期して交互に反転しながら行われる。
この場合、回転信号RTを第2のレーダアンテナ機構2
Bに同期させたものとしてもよい。
次に、続出し動作を上述の設例について説明す即ち、R
AM66Az 、6682が書込みモードの場合、RA
 M 66 A + 、  66 B +が続出しモー
ドになっているので、読出し制御手段44の読出しアド
レス発生部72がらの続出しアドレス信号RDはRAM
66/’z 、66B+に対して出方される。これによ
って、RAM66Al 、66BIに書込みモードの際
に吉き込まれていたデジタル画像信号V D A’ 、
  V D 8’の全データ(第8図[相]■参照)が
高速の所定タイミングで読み出され、次段の画像表示機
構10に送出される。
そして、画像表示機構10では、2ケ所のRAMから出
力されるデジタル画像信号■DA′およびV D s 
’を合成し、CR’T’76上に合成画像をラスタース
キャン方式で表示する。即ち、第1のレーダアンテナ機
構2Aの分担している方位角範囲θ4の半画像A(第9
図(1)参照)と第2のレーダアンテナ機構2Bの分担
している方位角範囲θ8の半画像B(同図(2)参照)
とが合成され、自船のCRT表示器76の設定位置(す
なわち画像表示機構10の位置)を中心とした合成画像
C(同図(3)参照)が表示される。この場合において
、前述のように、第1および第2のレーダアンテナI6
A、16Bは各々360’回転しているが、その受信情
報は分担範囲以外では合成画像Cに関与していないこと
になる。
更に、第1のレーダアンテナ機構16Aが1凹転(即ち
、第2のレーダアンテナ機構16Bも1回転)終了する
毎に、回転信号RTに付勢されR/W制御信号が反転す
ることから、それまで書込みモードにあったRAMから
新たな受信情報が読み出され、前記合成画像Cが更新さ
れていくことになる。
このように2本実施例では、自船に対して360’の方
位角範囲を、船首と船尾に設けた第1および第2のレー
ダアンテナ機構2A、2Bにより所定範囲θヶ、θムづ
つ分担して探知するとしているため、自船上の+7.T
漬物24 (第2図(1)参照)によるマイクロ波の反
射を回避するようθ、。
θ8を適宜設定しておくことにより、レーダ電波に所定
の垂直ビーム巾がある場合でもCRT表示器76の合成
両面には構′?i物24に起因する不要な偽像が殆ど映
らないこととなり、真の物標との誤認防止を図ることが
できる。また、レーダ電波が自f11)の構造物を探知
するということは、その構造物が比較的大きい場合、そ
の影となる方向に探知不可能な死角を生していることも
多いが、本実施例では、この死角も合わせて排除するこ
とができるという利点がある。このため、オペレータに
とって見易く且つ探知能力の優れたレーダ装置になり、
航海の安全に寄与することも大となる。
また、本実施例では、メモリ機構8を装備し、しかも書
込み動作と読込み動作を独立して制御可能な構成として
いるので、読出しの場合にはアンテナ回転、即ち凹込み
速度にとられれず高速に読出すことができることから、
CRT表示器76の表示方式もうスタースキャン方式を
採用することができ、これによって視認性がより向上し
た画像が得られるという利点がある。
また、本実施例では、各レーダアンテナ機構2A、2B
の受持ち以外の方位角範囲にあっては、整合のとれたダ
ミー負荷によってマイクロ波を大気中に放射しないとい
う構成であり、且つ探知動作が中断される。このため、
とくに第7図<21 (31で示すような動作タイミン
グの場合には、第1のレーダアンテナ16Aから放射さ
れたマイクロ波が物標に反射された後、第2のレーダア
ンテナ16Bでも受信されるという事態が著しく減少す
る。
従って、全体的には、間接的な偽像にかかる電波や雑音
電波が相互のアンテナに混入するという機会が大幅に減
り、前述の直接的な偽像排除と相まって画像の精度およ
び画像に対する信頼度を著しく高めることができるとい
う利点をも生じる。
更に、本実施例では、各送受信機6A、6Bの送信部の
マグネトロン等にかかるマイクロ波発生手段をレーダア
ンテナの回転角度によってオン・オフせしめることなく
、稼働させたまま、マイクロ波の放射・非放射を実現し
ている。このため、マイクロ波発生手段は既存のまま使
用でき、また、その耐久性増および動作の安定等を図る
ことができるという利点をも有している。
一方、従来例のように自船上の構造物に高価な電波吸収
体を貼ることも必要なくなり、設備コスト等の増加を排
除することもできる。
尚、前記実施例では、第1および第2の方位角範囲θ1
.θ8を各々180°としたが、本発明は必ずしもこれ
に限定されることなく、船舶の構造上の都合等によって
は、基〈店値設定器12の基準方位角信号を変更して別
の方位角分担(例えばθA−280°、θ、=80’)
とすることも可能であり、また、この調整を外部から容
易に行うことができる構成としてもよい。更に、CRT
表示器76のスキャン方式は、必ずしもラスタースキャ
ンに限定されることなく、必要に応してPPIスキャン
方式とすることも可能である。更に、各サーキュレータ
の接続および制御方法は必ずしも前述したものに限定さ
れない。更に、各レーダアンテナ機構に対しては、角度
信号RTを出力するタイミング角度を適宜に可変可能な
構成としてもよい。
一方、前記実施例では、第1および第2のレーダアンテ
ナ機構24.2Bの設置位置を船首および船尾部分とし
たが、適宜な他の位置であってもよいし、アンテナも例
えば3個を用いる構成も可能である。
また、前記実施例は、船舶用のみならず例えば港湾レー
ダ等の陸上用にも同じく適用可能なものである。例えば
本州と四国とを結ぶ本四架橋のような橋によってレーダ
電波が反射され偽像が発生するような場合がある。この
ような場合には、この橋の両サイドの所定2ケ所を定め
て本発明を適用し、陸上からこの橋の下を通過する船舶
に偽像のない物標探知情報を送信し、船上でこれを表示
し、橋の両サイドのレーダ画像を得るという手法をもと
り得る。
〔発明の効果〕
本発明は以上のように構成され機能するので、これによ
ると、所定の垂直ビーム+11を有するレーダ電波にと
って障害となるような自船上の構造物が船首と船尾との
間に存在するような場合であっても、第1および第2の
方位角範囲を当該構造物を回避するよう適宜窓めること
によって、構造物に起因する偽像の発生を略完全に防止
することができるとともに、レーダアンテナ機構を2台
設置する場合でも、物標探知動作に関与するマイクロ波
放躬源を常に必要最低限に抑えているため、無用なマイ
クロ波の放射や受信がなくなり、その分雑音等の混入を
極力排除することができ、これがため、精度がより向上
し且つ信頼度の高いレーダ画像が得られ、また、メモリ
機構の装備によって受信情報の加工および読出し速度等
の自由度が高められ、これによって視認性の良い画像表
示も可能になる等、航海の安全に多大な貢献を果たすこ
とができるという優れた船舶用レーダ装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体ブロック図、第2
図(1)は第1.第2のレーダアンテナ機構の位置関係
の一例を示す説明図、第2図(2)は第1゜第2の方位
角範囲を説明するための説明図、第3図は第1図中の探
知切換制御機構の詳細を示すブロック図、第4図は第1
図中のメモリ機構の詳細を示すブロック図、第5図は第
4図中の第1の画像信号処理手段、角度信号処理手段、
および書込み制御手段の各々の詳細を示すブロック図、
第6図は第1図中の画像表示機構の詳細を示すブロック
図、第7図(11(21(31は各々物標探知動作の切
換りイミノジの典型例を示す説明図、第8図は第1図に
示す実施例の第1のレーダアンテナ機構を中心とした動
作を示すタイミングチャート、第9図(1)(21(3
1は各々画像表示機構に対する画面合成を説明するため
の説明図である。 2△、2B・・・・・・第1.第2のレーダアンテナ機
構、4・・・・・・探知切換制御機構、6A、6B・・
・・・・第1、第2の送受信機、8・・・・・・メモリ
機構、10・・・・・・画像表示機構。 特許出願人  株式会社 東 京 計 器第2 (IBO’) 第6図 (CP) 第7図 第9図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、船首部分に装備され船首前方の第1の方位角範
    囲の物標探知を担う第1のレーダアンテナ機構と、船尾
    部分に装備され船尾後方の第2の方位角範囲の物標探知
    を担う第2のレーダアンテナ機構と、これらの各レーダ
    アンテナ機構が各々担った所定の方位角範囲において物
    標探知動作を行う場合のみ当該各レーダアンテナ機構か
    ら物標探知用のマイクロ波の出力が可能なように探知動
    作の切換制御を行う探知切換制御機構と、この探知切換
    制御機構を介して前記各レーダアンテナ機構に各別に装
    備された送受信機とを備え、 この各送受信機から出力される受信情報を各別に記憶す
    るとともに予め定めた所定のタイミングでこれを出力す
    るメモリ機構と、このメモリ機構からの出力情報に基づ
    いて前記第1および第2の方位角範囲の物標探知画像を
    表示する画像表示機構とを具備したことを特徴とする船
    舶用レーダ装置。
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