JPS62104736A - 磁気テープ用ベースフィルム及びそれを用いた磁気テープ - Google Patents
磁気テープ用ベースフィルム及びそれを用いた磁気テープInfo
- Publication number
- JPS62104736A JPS62104736A JP24288885A JP24288885A JPS62104736A JP S62104736 A JPS62104736 A JP S62104736A JP 24288885 A JP24288885 A JP 24288885A JP 24288885 A JP24288885 A JP 24288885A JP S62104736 A JPS62104736 A JP S62104736A
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- Japan
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- polyoxymethylene
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、フィルム表面に磁性粒子と結着剤を ・塗
布する形あるいはメッキ法により、フィルム表 :[
面に磁性層を形成させる形など磁気記録媒体を作 □
□ 製するのに有用なベースフィルムを提供するもの 1
であ、。
(、。、ゆ、 1
□ 従来よりC磁気記録媒体用ベースフィルムとして :〕 は、セルロースアセテートやポリエチレンテレフ □
タレートのごときベースが広く使用されている :(が
、近年、エレクトロニクス機器の年々高まる高密度化、
小型化、及び信号処理の高速化に伴い、 lll′か
かるフィルムの極限的薄肉化及び高寸法安定性 iの要
求が強くなって来ている。 L[発
明が解決しようとする問題点] 例えば磁気テープの場合、テープの走行性、画 ::′
像安定性を更に高めるためには、ベースとして特 ドに
ヤング率と寸法安定性に良好なものを使用する :必要
がある。低ヤング率のベースでは、エツジ折 rれなど
の走行不良の原因になるとともに、薄肉化 iに対する
大きな障害となる。また1−法安定性が悪いと環境変化
によりスキューやトラックずれなど不都合な問題が発生
し好ましくない。
布する形あるいはメッキ法により、フィルム表 :[
面に磁性層を形成させる形など磁気記録媒体を作 □
□ 製するのに有用なベースフィルムを提供するもの 1
であ、。
(、。、ゆ、 1
□ 従来よりC磁気記録媒体用ベースフィルムとして :〕 は、セルロースアセテートやポリエチレンテレフ □
タレートのごときベースが広く使用されている :(が
、近年、エレクトロニクス機器の年々高まる高密度化、
小型化、及び信号処理の高速化に伴い、 lll′か
かるフィルムの極限的薄肉化及び高寸法安定性 iの要
求が強くなって来ている。 L[発
明が解決しようとする問題点] 例えば磁気テープの場合、テープの走行性、画 ::′
像安定性を更に高めるためには、ベースとして特 ドに
ヤング率と寸法安定性に良好なものを使用する :必要
がある。低ヤング率のベースでは、エツジ折 rれなど
の走行不良の原因になるとともに、薄肉化 iに対する
大きな障害となる。また1−法安定性が悪いと環境変化
によりスキューやトラックずれなど不都合な問題が発生
し好ましくない。
[問題点を解決するための手段]
本発明者らは、かかる要求を満たす高性能ベースフィル
ムを得るべく鋭意研究を行った結果、一定の物性値を有
する2輛延伸ポリオキシメチレンフィルムをベースとし
て使用すると、極めて優れた磁気記録媒体が得られるこ
とを見い出し本発明に到達した。
ムを得るべく鋭意研究を行った結果、一定の物性値を有
する2輛延伸ポリオキシメチレンフィルムをベースとし
て使用すると、極めて優れた磁気記録媒体が得られるこ
とを見い出し本発明に到達した。
(発明の構L&、)
本発明は次の構成からなる。即ち、iJ:、鎖の主要部
が実質的にオギシメチレン基4:cH,,−0) ノ繰
返し中位から構成されるポリオキシにチレン重合体から
なる2輌延伸フィルムであって、密度法によって測定さ
れた結晶化度が75〜95%であり、X線回折J、によ
りエンド及びエツジ方向から測定された結晶配向度のい
ずれか1方が85〜95%であり、H4つ少なくとも1
方向のヤング率が20℃にて500kg/1lll+1
2以上である磁気記録媒体用ベースフィルムである。
が実質的にオギシメチレン基4:cH,,−0) ノ繰
返し中位から構成されるポリオキシにチレン重合体から
なる2輌延伸フィルムであって、密度法によって測定さ
れた結晶化度が75〜95%であり、X線回折J、によ
りエンド及びエツジ方向から測定された結晶配向度のい
ずれか1方が85〜95%であり、H4つ少なくとも1
方向のヤング率が20℃にて500kg/1lll+1
2以上である磁気記録媒体用ベースフィルムである。
(構成の説明)
本発明を構成するポリオキシメチレンフィルムは、比較
的高分子量、例えば数平均分子h(が35.000〜1
00.000以上のポリオキシメチレンから誘導される
ものである。本発明の磁気記録媒体用ペースの如く高ヤ
ング率、高寸法安定性が要求される。フィルムの場合、
比較的高い分子量を有するポリオキシメチレンが好まし
い。またポリオキシメチレンのアセタール化物、又はそ
のインシアネートとの反応物、或いは例えば少早の第3
成分を共屯合した共重合物の如き、その主鎖の主背部が
実質的にオギシメチレン基−(−CH2−0)−の繰返
し中位から構成されるポリオキシメチレンフィルムにも
適用出来る。
的高分子量、例えば数平均分子h(が35.000〜1
00.000以上のポリオキシメチレンから誘導される
ものである。本発明の磁気記録媒体用ペースの如く高ヤ
ング率、高寸法安定性が要求される。フィルムの場合、
比較的高い分子量を有するポリオキシメチレンが好まし
い。またポリオキシメチレンのアセタール化物、又はそ
のインシアネートとの反応物、或いは例えば少早の第3
成分を共屯合した共重合物の如き、その主鎖の主背部が
実質的にオギシメチレン基−(−CH2−0)−の繰返
し中位から構成されるポリオキシメチレンフィルムにも
適用出来る。
上記重合体は、−競゛に溶融成形法によりシート又はフ
ィルム化する方法が適当である。例えば、米国特許第2
,938,492弓笠の方法により押出し、冷却キャス
トしシート又はフィルムを形成する。
ィルム化する方法が適当である。例えば、米国特許第2
,938,492弓笠の方法により押出し、冷却キャス
トしシート又はフィルムを形成する。
次いで、同時或は逐次2輛延伸法により2軸延伸フィル
ムを形成する。この2軸延伸により、ポリオキシメチレ
ンが高度に配向結晶化せしめられ、本発明の物性を有す
る2輌延伸ポリオキシメチレンフィルムが形成される。
ムを形成する。この2軸延伸により、ポリオキシメチレ
ンが高度に配向結晶化せしめられ、本発明の物性を有す
る2輌延伸ポリオキシメチレンフィルムが形成される。
本発明の2輛延伸ポリオキシメチレンフィルムは密度法
によって測定された結晶化度が75〜95%であり、X
線回折法によりエンド及びエツト方向から測定された結
晶配向度のいずれか1方が85〜95%であり、且つ少
なくとも1方向のヤング率が20℃にて500kg/m
m2以上である。尚、結晶化度、及び結晶配向度の測定
方法については後に詳述する。
によって測定された結晶化度が75〜95%であり、X
線回折法によりエンド及びエツト方向から測定された結
晶配向度のいずれか1方が85〜95%であり、且つ少
なくとも1方向のヤング率が20℃にて500kg/m
m2以上である。尚、結晶化度、及び結晶配向度の測定
方法については後に詳述する。
本発明の物性を有する2輛延伸ポリオキシメチ1/ンフ
ィルムの製造方法については本発明では特に限定はしな
いが、例えば、その好ましい例として、本発明者らが先
に出願した発明と詳細に述べられている方法等を適用す
ることか出来る。
ィルムの製造方法については本発明では特に限定はしな
いが、例えば、その好ましい例として、本発明者らが先
に出願した発明と詳細に述べられている方法等を適用す
ることか出来る。
すなわち、その製造方法の第1は、溶融固化された原反
シートあるいはフィルムを圧′F率γがγ= 1−− t。
シートあるいはフィルムを圧′F率γがγ= 1−− t。
ここにto:圧延前のフィルム又はシートの厚さt:圧
延後のフィルム又はシーI・の厚さになるまで縦方向に
圧延した後、横方向に5倍以りに延伸し、次いで縦方向
に5(]−γ)倍量ty−に延伸する方法である。
延後のフィルム又はシーI・の厚さになるまで縦方向に
圧延した後、横方向に5倍以りに延伸し、次いで縦方向
に5(]−γ)倍量ty−に延伸する方法である。
そして、その製造方法の第2は、溶融固化された原反シ
ートあるいはフィルt・を1方向に延伸(+ii7段延
伸)した後、該シートあるいはフィルムの温度を差動熱
hX:計によって測定された原反の結晶融解曲線のピー
ク温度より30℃近い温度以上、該ピーク温度より5℃
高い温度以下の温度範囲に保持し、次いで前段延伸の方
向に対して直角方向に後段延伸を行う方法である。モし
て、この第2の方n、におっては、1−記前段延伸及び
後段延伸において、原反に対し、5倍量七の延伸を行う
ことは好ましい態様の1つである。また、この第2の方
法に上記第1の方法を組み合わせた方法も好ましい態様
の1つである。
ートあるいはフィルt・を1方向に延伸(+ii7段延
伸)した後、該シートあるいはフィルムの温度を差動熱
hX:計によって測定された原反の結晶融解曲線のピー
ク温度より30℃近い温度以上、該ピーク温度より5℃
高い温度以下の温度範囲に保持し、次いで前段延伸の方
向に対して直角方向に後段延伸を行う方法である。モし
て、この第2の方n、におっては、1−記前段延伸及び
後段延伸において、原反に対し、5倍量七の延伸を行う
ことは好ましい態様の1つである。また、この第2の方
法に上記第1の方法を組み合わせた方法も好ましい態様
の1つである。
製造工程の例を第1図により具体的に説明する。ここに
例示した方法は、ト記第2の製造方法に第1の製造方法
を組み合わせた方法である。
例示した方法は、ト記第2の製造方法に第1の製造方法
を組み合わせた方法である。
押出機1を出たポリオキシメチレンは冷却ロール2によ
り冷却され原反を形成する。次にこの原反は圧延機3に
導かれ圧延される。次いで圧延された原反は横延伸機4
に導かれる。横延伸は通常テンターによって行われる。
り冷却され原反を形成する。次にこの原反は圧延機3に
導かれ圧延される。次いで圧延された原反は横延伸機4
に導かれる。横延伸は通常テンターによって行われる。
4′で延伸温度まで予熱された後、4”で横延伸される
。4″′が本発明にかかる温度保持ゾーンである。この
ゾーン内に設けられたビンチロール5及び6は横延伸後
のフィルムを固定するためのものであり、又この間にお
いてフィルムのエツジ部のスリット等を施すことも出来
る。次いでロール7により後段の延伸温度に予熱された
後、延伸ロール8,9により縦延伸される。延伸ロール
8,9の回転速度はそれぞれVl、V2 に設定され、
この速度比V;)/Vl により縦延伸倍率が決定され
る。その後冷却ロール10.11で冷却された後、12
により捲き取られる。尚同図には示されていないが、縦
延伸されたフィルムは、冷却される前に、必要に応じて
熱処理が施され、熱安定性等の改良が行なわれる。
。4″′が本発明にかかる温度保持ゾーンである。この
ゾーン内に設けられたビンチロール5及び6は横延伸後
のフィルムを固定するためのものであり、又この間にお
いてフィルムのエツジ部のスリット等を施すことも出来
る。次いでロール7により後段の延伸温度に予熱された
後、延伸ロール8,9により縦延伸される。延伸ロール
8,9の回転速度はそれぞれVl、V2 に設定され、
この速度比V;)/Vl により縦延伸倍率が決定され
る。その後冷却ロール10.11で冷却された後、12
により捲き取られる。尚同図には示されていないが、縦
延伸されたフィルムは、冷却される前に、必要に応じて
熱処理が施され、熱安定性等の改良が行なわれる。
本発明の効果、特にテープの走行性、画像安定性を更に
高めるためには、ベースとして特にヤング率と寸法安定
性に良好なものを使用する必要がある。ヤング率につい
ては、ベースが薄くなればそれに比例して高いヤング率
が要求される。逆に高いヤング率のベースを用いれば、
現状のレベルよりより一層の薄肉化が可能となり、その
要求は極めて大きなものとなる。このために要求される
ベースのヤング率は少なくとも1方向に20℃で500
kg/mm2以上であり、好ましくは700i<g/m
1l17以上である。この場合、ベースの肉厚を6μ以
下までに薄肉化することも可能となる。
高めるためには、ベースとして特にヤング率と寸法安定
性に良好なものを使用する必要がある。ヤング率につい
ては、ベースが薄くなればそれに比例して高いヤング率
が要求される。逆に高いヤング率のベースを用いれば、
現状のレベルよりより一層の薄肉化が可能となり、その
要求は極めて大きなものとなる。このために要求される
ベースのヤング率は少なくとも1方向に20℃で500
kg/mm2以上であり、好ましくは700i<g/m
1l17以上である。この場合、ベースの肉厚を6μ以
下までに薄肉化することも可能となる。
また寸法安定性については、例えば熱膨張係数が少なく
とも1方向に20〜100℃の領域で−2X 10−’
〜2 X 10−4mm/(mm・加)の範囲である
事が必要であり、この範囲を超えると環境変化による不
都合な問題が発生し好ましくない。
とも1方向に20〜100℃の領域で−2X 10−’
〜2 X 10−4mm/(mm・加)の範囲である
事が必要であり、この範囲を超えると環境変化による不
都合な問題が発生し好ましくない。
本発明のフィルムは、その結晶化度が高いという特長か
ら、この寸法安定性についても充分その要求を満たすこ
とが出来る。
ら、この寸法安定性についても充分その要求を満たすこ
とが出来る。
本発明の2輛延伸ポリオキシメチレンフィルムは」二足
の磁気記録媒体用ベースフィルムとしての要求特性を満
足するものであり、極めて優れたベースを提供するもの
である。また本発明のフィルムは従来のフィルムに比べ
高い結晶化度を有している。この高結晶化度という特徴
に起因して更に優れた特徴をも有する。例えば温度上昇
に伴なう強度、剛性などの低下が少なく、加熱収縮率等
も低く抑えることが出来る。また短時間であれば、15
0℃近くまで使用可能である。
の磁気記録媒体用ベースフィルムとしての要求特性を満
足するものであり、極めて優れたベースを提供するもの
である。また本発明のフィルムは従来のフィルムに比べ
高い結晶化度を有している。この高結晶化度という特徴
に起因して更に優れた特徴をも有する。例えば温度上昇
に伴なう強度、剛性などの低下が少なく、加熱収縮率等
も低く抑えることが出来る。また短時間であれば、15
0℃近くまで使用可能である。
公知の磁性層の形成法、即ち塗布方式あるいはメッキ方
式などは、その形成工程中に著しい高温環境下にテープ
が置かれることは比較的祷れであるが、これはベースフ
ィルムにより限定条件が設けられている場合が多く、本
発明のフィルムを用いる場合は上記理由によりその特長
を大いに生かすことが可能となる。例えばコーターの高
温化により生産性を著しく高めたりすることも可能にな
る。
式などは、その形成工程中に著しい高温環境下にテープ
が置かれることは比較的祷れであるが、これはベースフ
ィルムにより限定条件が設けられている場合が多く、本
発明のフィルムを用いる場合は上記理由によりその特長
を大いに生かすことが可能となる。例えばコーターの高
温化により生産性を著しく高めたりすることも可能にな
る。
更に磁気記録媒体用ベースとしては吸湿寸法安定性が毛
髪である。即ちフィルムの吸水率が出来るだけ低いこと
が要求される。具体的にはモ衡吸水率(20℃1水中2
4時間)が0.5%以ドであることが必要である。本発
明のフィルムはその高結晶化度という特長からその値を
極めて低く抑えることが出来、0.2〜0.3%以下の
極めて低吸水率のベースも得ることが出来る。
髪である。即ちフィルムの吸水率が出来るだけ低いこと
が要求される。具体的にはモ衡吸水率(20℃1水中2
4時間)が0.5%以ドであることが必要である。本発
明のフィルムはその高結晶化度という特長からその値を
極めて低く抑えることが出来、0.2〜0.3%以下の
極めて低吸水率のベースも得ることが出来る。
フィルム」二での磁性層の形成は公知の各種の方法が採
用出来る。即ちγ−Fe2O3、Cr703 、 Co
ドープの醇化鉄、Fe、 Ni、 Goなどの全屈
ならびにこれらの合金などのいずれにしても粉末を適当
な添加剤と高分子バインダ及び溶剤を加えて溶液とし。
用出来る。即ちγ−Fe2O3、Cr703 、 Co
ドープの醇化鉄、Fe、 Ni、 Goなどの全屈
ならびにこれらの合金などのいずれにしても粉末を適当
な添加剤と高分子バインダ及び溶剤を加えて溶液とし。
塗4iする塗1(i型磁気テープが挙げられる。高分子
/−イングとしては、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリ酢酸ビニル系重合体、ポリアミド、エポキシ
樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂及びこれらの
混合物などが用いられ、塗布方法としてはグラビアロー
ル法、リバースロール法、ドクタナイフ法が用いられ、
更に磁性体の配向、カレンダ加重が施される。またメッ
キ法により本発明のフィルム玉に磁性層を作製°させる
事も[i)能である。更には比較的新しい磁性層形成法
として、磁性層を所定の金属をスバ・ツタリング、蒸着
、イオンブレーティングなどの手法により、直接ベース
の1−に形成させる方法も採用出来る。
/−イングとしては、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリ酢酸ビニル系重合体、ポリアミド、エポキシ
樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂及びこれらの
混合物などが用いられ、塗布方法としてはグラビアロー
ル法、リバースロール法、ドクタナイフ法が用いられ、
更に磁性体の配向、カレンダ加重が施される。またメッ
キ法により本発明のフィルム玉に磁性層を作製°させる
事も[i)能である。更には比較的新しい磁性層形成法
として、磁性層を所定の金属をスバ・ツタリング、蒸着
、イオンブレーティングなどの手法により、直接ベース
の1−に形成させる方法も採用出来る。
尚、本発明における結晶化度、結晶配向度は以ドの様に
して測定される。
して測定される。
結晶化度
ノルマルヘプタン/四塩化炭素からなる溶液により23
℃で密度勾配配管法によってフィルムの密度(d)を3
111定し、式 により結晶化度(D)を算出する。
℃で密度勾配配管法によってフィルムの密度(d)を3
111定し、式 により結晶化度(D)を算出する。
ここにdcは1.50Eig/ccで、理論的に完全に
結晶化した重合体の密度であり、daは1.25g/c
cで、その完全な非晶質重合体の密度である。
結晶化した重合体の密度であり、daは1.25g/c
cで、その完全な非晶質重合体の密度である。
結晶配向度
各試料に対して、その延伸方向をそろえて厚み2■、幅
1■、長さ10mmの短冊状成形物を作製した。成形時
の各フィルムの固定はシアノアクリレート系接着剤を用
いた。次いでこの成形物を島津製作所製ユニバーサル試
料台(回転試料台)にフィルムのエツジ(Edge)あ
るいはエンド(End)方向からX線が入射出来る様に
取付けた。尚試料の方向を第2図に示した。
1■、長さ10mmの短冊状成形物を作製した。成形時
の各フィルムの固定はシアノアクリレート系接着剤を用
いた。次いでこの成形物を島津製作所製ユニバーサル試
料台(回転試料台)にフィルムのエツジ(Edge)あ
るいはエンド(End)方向からX線が入射出来る様に
取付けた。尚試料の方向を第2図に示した。
X線発生装置は島律製作所製XI)−3A型装置を用い
、30KV−28mAでNi74ルターを通したCu−
K a線をX線源とした。ゴニオメータは回じ〈島津製
作所製XG−108R型を用い、これをL記回転試料台
に取付けた。スリ・ント系はレシービング・スリット(
Receiving 5lit) 2 mm中、スキャ
ッタリングスリット(Scattering 5lit
) l mm中を採用した。
、30KV−28mAでNi74ルターを通したCu−
K a線をX線源とした。ゴニオメータは回じ〈島津製
作所製XG−108R型を用い、これをL記回転試料台
に取付けた。スリ・ント系はレシービング・スリット(
Receiving 5lit) 2 mm中、スキャ
ッタリングスリット(Scattering 5lit
) l mm中を採用した。
次いで回折角をポリオキシメチレンの(100) 面(
20=22°〜23.5°)にセットし、X線をエツジ
(Edge)方向及びエンド(End)方向より入射す
るとともに、回転速度4°/winに2回転試料台を回
転し、(100)面の回折強度を方位角方向に走査した
。レコーダーのチャートスピードは10mm/+inで
あった。この測定によって得られた結果の1例を第3図
に示した。次に結晶配向度の算出法について、同図にお
いて説明する。方位角90’のピークについて、パック
グランドよりのピーク強度Iを求め、次いで強度TI2
なる該ピークの幅(半価幅)Wを求める。尚、バックグ
ランドは測定に先台:って求めておく。次いで次式によ
り結晶配向度Aを算出した。
20=22°〜23.5°)にセットし、X線をエツジ
(Edge)方向及びエンド(End)方向より入射す
るとともに、回転速度4°/winに2回転試料台を回
転し、(100)面の回折強度を方位角方向に走査した
。レコーダーのチャートスピードは10mm/+inで
あった。この測定によって得られた結果の1例を第3図
に示した。次に結晶配向度の算出法について、同図にお
いて説明する。方位角90’のピークについて、パック
グランドよりのピーク強度Iを求め、次いで強度TI2
なる該ピークの幅(半価幅)Wを求める。尚、バックグ
ランドは測定に先台:って求めておく。次いで次式によ
り結晶配向度Aを算出した。
180− W
A = −□X l 00 (χ)
】80
以りの様に、本発明によって得られるベースフィルムか
らは、従来のものでは作成困難な薄肉の磁気記録媒体が
得られるばかりでなく、得られた磁気記録媒体はその高
ヤング率及び高寸法安定性及び低吸水−Fという特長に
より、記録信1)の変形やテープにした時のエツジ部の
挫屈による損傷が非常に少なく、比較的高温の熱履歴に
対しても記録された信号が変形したり、スキュー変化、
コントロールはずれなどのトラブルが生じなくなる等の
利点を有し、優れたベースを提供することが出来る。
らは、従来のものでは作成困難な薄肉の磁気記録媒体が
得られるばかりでなく、得られた磁気記録媒体はその高
ヤング率及び高寸法安定性及び低吸水−Fという特長に
より、記録信1)の変形やテープにした時のエツジ部の
挫屈による損傷が非常に少なく、比較的高温の熱履歴に
対しても記録された信号が変形したり、スキュー変化、
コントロールはずれなどのトラブルが生じなくなる等の
利点を有し、優れたベースを提供することが出来る。
置型実施例により本発明を説明する。
実施例1
数モ均分子呈が約63,000のペレット状ポリオキシ
メチレンホモポリマーを200℃の温度でスリットダイ
から押出し、120’cに加熱したキャスティングロー
ルで急冷し、厚さ600μ、幅150■のポリオキシメ
チレンシートを得た。次にこのシートを圧延機により、
温度100℃にて、圧ド十0.5、圧延倍率2倍の圧延
を行った。次いでこの圧延されたシートを2軸延伸機に
導き、延伸温度175〜+80℃にて2・ih延伸を行
い、原シートに対し、横延伸倍率が8倍、縦延伸倍率が
10倍に延伸された厚さ7.5μの2軸延伸ポリオキシ
メチレンフィルムを得た。ここに得られたフィルムの結
晶化度、結晶配向度、機械的物性及びその他特性を第1
表に示した。
メチレンホモポリマーを200℃の温度でスリットダイ
から押出し、120’cに加熱したキャスティングロー
ルで急冷し、厚さ600μ、幅150■のポリオキシメ
チレンシートを得た。次にこのシートを圧延機により、
温度100℃にて、圧ド十0.5、圧延倍率2倍の圧延
を行った。次いでこの圧延されたシートを2軸延伸機に
導き、延伸温度175〜+80℃にて2・ih延伸を行
い、原シートに対し、横延伸倍率が8倍、縦延伸倍率が
10倍に延伸された厚さ7.5μの2軸延伸ポリオキシ
メチレンフィルムを得た。ここに得られたフィルムの結
晶化度、結晶配向度、機械的物性及びその他特性を第1
表に示した。
次に1記延伸フィルムに下記組成を有する磁性塗料を5
鉢の厚さに塗布したビデオ用磁気テープを作製した。
鉢の厚さに塗布したビデオ用磁気テープを作製した。
磁性塗料の組成
y−Fe203粉末 22重量部大豆レシ
チン 0.5重量部ニトロセルロース
1.5重f部ポリウレタン 9.0
重量部メチルイソブチルケトン 50ffi−H部
トルエン 17重量部次にこのテー
プをヘリカルスキャン型市販家庭用ビデオテープレコー
ダ(松下電器製、NV−350)で走行状態、画像安定
性を測定し、第1表の結果を得た。
チン 0.5重量部ニトロセルロース
1.5重f部ポリウレタン 9.0
重量部メチルイソブチルケトン 50ffi−H部
トルエン 17重量部次にこのテー
プをヘリカルスキャン型市販家庭用ビデオテープレコー
ダ(松下電器製、NV−350)で走行状態、画像安定
性を測定し、第1表の結果を得た。
尚、p1表で、テープスキューa(単位=μsec )
とは、20℃160%相対湿度中で垂直線画像を記録し
たテープを80℃中に24時間放置した後室温に戻し、
直ちに再生を行いテレビ画面最下部での垂直基べ1線と
の画像のずれを示すものであり、またテープスキューb
(単位二p−5ec )は同様に記録したテープを40
℃、80%相対湿度中へ24時間放置した後、直ちに室
温で測定した値である。また熱膨張係数はIgr15m
m巾の荷重下20℃〜100℃の範囲で2℃/winの
昇温スピードで伸びを測定し、その傾きから求めた値で
ある。
とは、20℃160%相対湿度中で垂直線画像を記録し
たテープを80℃中に24時間放置した後室温に戻し、
直ちに再生を行いテレビ画面最下部での垂直基べ1線と
の画像のずれを示すものであり、またテープスキューb
(単位二p−5ec )は同様に記録したテープを40
℃、80%相対湿度中へ24時間放置した後、直ちに室
温で測定した値である。また熱膨張係数はIgr15m
m巾の荷重下20℃〜100℃の範囲で2℃/winの
昇温スピードで伸びを測定し、その傾きから求めた値で
ある。
比較例1
実施例1で用いたペレット状ポリオキシメチレンを20
0℃の温度でサーキュラ−ダイから押出し、インフレー
ション成形法により、厚さ15gのチューブ状ポリオキ
シメチレンフィルムを得た。
0℃の温度でサーキュラ−ダイから押出し、インフレー
ション成形法により、厚さ15gのチューブ状ポリオキ
シメチレンフィルムを得た。
このフィルムの結晶化度、結晶配向度、a城内物性及び
その他特性を実施例1と比較して第1表に示した。
その他特性を実施例1と比較して第1表に示した。
次に実施例1と同じ磁性塗料を塗布し、走行状態、画像
安定性を同様に測定した。その結果を第1表に示した。
安定性を同様に測定した。その結果を第1表に示した。
第1表の結果は本発明のフィルムが磁気記録媒体用ベー
スフィルムとして極めて優れた性能を有していることを
示すものである。
スフィルムとして極めて優れた性能を有していることを
示すものである。
実施例2
゛−?施例】で11>られたビデオ用磁気テープを15
0℃にて5分間無緊張状態で加熱した後、実施例1と同
様にスキューを測定した結果、 104 secとかな
り小さく、本発明のベースフィルムが短時間であればか
なりの高温にも酎え得ることが判明1〜だ。また比較例
1で得られたテープについて同様な測定をしたところス
キューは20延sec以りと大きなイ(1(どなった。
0℃にて5分間無緊張状態で加熱した後、実施例1と同
様にスキューを測定した結果、 104 secとかな
り小さく、本発明のベースフィルムが短時間であればか
なりの高温にも酎え得ることが判明1〜だ。また比較例
1で得られたテープについて同様な測定をしたところス
キューは20延sec以りと大きなイ(1(どなった。
比較例2
2輛配向した厚さ9壓のポリエチレンテレフタレートフ
ィルムに実施例1と同様なr法で磁性塗料を塗711シ
、ビデオ用磁気テープを作製した。このテープを150
℃にて5分間無緊張状態で加熱した後のスキューはΔ1
11定不能な程大きく実用的でない11か判明した。
ィルムに実施例1と同様なr法で磁性塗料を塗711シ
、ビデオ用磁気テープを作製した。このテープを150
℃にて5分間無緊張状態で加熱した後のスキューはΔ1
11定不能な程大きく実用的でない11か判明した。
第1図は未発(す1の磁気記録媒体用ペースフィルL、
を製造するh法の1例を示す概略説明図、第2図はX線
回折法による結晶配向度X1ll定のための試料の方向
を示す説明図、第3図は結晶配向度の算出法を示すだめ
の説明図である。 1・・・押出機、2・・・冷却ロール、3・・・圧延機
、4・・・横延伸機、4′・・・予熱ゾーン。 4“・・・延伸ゾーン、4M・・・温度保持ゾーン、5
.6・・・ピンチロール、7・・・加熱ロール、8.9
・・・延伸ロール、10.11・・・冷却ロール、12
・・・捲取ロール。
を製造するh法の1例を示す概略説明図、第2図はX線
回折法による結晶配向度X1ll定のための試料の方向
を示す説明図、第3図は結晶配向度の算出法を示すだめ
の説明図である。 1・・・押出機、2・・・冷却ロール、3・・・圧延機
、4・・・横延伸機、4′・・・予熱ゾーン。 4“・・・延伸ゾーン、4M・・・温度保持ゾーン、5
.6・・・ピンチロール、7・・・加熱ロール、8.9
・・・延伸ロール、10.11・・・冷却ロール、12
・・・捲取ロール。
Claims (2)
- (1)主鎖の主要部が実質的にオキシメチレン基−(C
H_2−O)−の繰返し単位から構成されるポリオキシ
メチレン重合体からなる2軸延伸フィルムであって、密
度法によって測定された結晶化度が75〜95%であり
、X線回折法によりエンド及びエッジ方向から測定され
た結晶配向度のいずれか1方が85〜95%であり、且
つ少なくとも1方向のヤング率が20℃にて500kg
/mm^2以上である磁気記録媒体用ベースフィルム。 - (2)少なくとも1方向の熱膨張係数が20℃〜100
℃の領域で−2×10^−^4〜2×10^−^4mm
/(mm・℃)の範囲であり、平衡吸水率(20℃、水
中24時間)が0.5%以下である特許請求の範囲第1
項記載の磁気記録媒体用ベースフィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24288885A JPS62104736A (ja) | 1985-10-31 | 1985-10-31 | 磁気テープ用ベースフィルム及びそれを用いた磁気テープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24288885A JPS62104736A (ja) | 1985-10-31 | 1985-10-31 | 磁気テープ用ベースフィルム及びそれを用いた磁気テープ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62104736A true JPS62104736A (ja) | 1987-05-15 |
JPH0570576B2 JPH0570576B2 (ja) | 1993-10-05 |
Family
ID=17095718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24288885A Granted JPS62104736A (ja) | 1985-10-31 | 1985-10-31 | 磁気テープ用ベースフィルム及びそれを用いた磁気テープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62104736A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007179680A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Toyobo Co Ltd | 磁気記録媒体 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6092246A (ja) * | 1983-10-25 | 1985-05-23 | Toyo Soda Mfg Co Ltd | ポリアミンの製造法 |
-
1985
- 1985-10-31 JP JP24288885A patent/JPS62104736A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6092246A (ja) * | 1983-10-25 | 1985-05-23 | Toyo Soda Mfg Co Ltd | ポリアミンの製造法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007179680A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Toyobo Co Ltd | 磁気記録媒体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0570576B2 (ja) | 1993-10-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |