JPS61167532A - 磁気記録媒体用二軸配向ポリエステルフイルム - Google Patents

磁気記録媒体用二軸配向ポリエステルフイルム

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JPS61167532A
JPS61167532A JP758485A JP758485A JPS61167532A JP S61167532 A JPS61167532 A JP S61167532A JP 758485 A JP758485 A JP 758485A JP 758485 A JP758485 A JP 758485A JP S61167532 A JPS61167532 A JP S61167532A
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JP
Japan
Prior art keywords
film
heat shrinkage
heat treatment
shrinkage rate
heat
Prior art date
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Pending
Application number
JP758485A
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English (en)
Inventor
Koichi Abe
晃一 阿部
Kenichi Kawakami
河上 憲市
Toshiya Yoshii
吉井 俊哉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気記録媒体用のベースフィルム。
特にそのペースの薄膜化および記録の高密度化に適した
フィルムに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、ペースの薄膜化等に適したフィルムとして、ポリ
エチレンα、β−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン
4,4′−ジカルボキシレートを主体としたフィルムが
知られている(例えば、特開昭59−38925号公報
)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、かかる従来のフィルムは、磁性層形成条件1例
えば蒸着やスパッタリング等の条件を任意に選ぶと、磁
性層形成後の磁気テープがカールし、ハンドリング性、
再生出力の低下などを生じるという欠点があった。
本発明は、かかる欠点の生じないもの、すなわち、短時
間の低温処理でカールの矯正が可能であ気記録媒体用の
ベースフィルムを提供することを目的とするものである
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、エチレンα、β−ビス(2−クロルフェノキ
シ)エタン4,4′−ジカルボキシレート単位を85モ
ルチ以上含むポリエステルからなり、かつ、少なくとも
一方向のF−5値が18kg/−以上、厚さ方向の屈折
率が1.510ないし1.560 。
長手方向の熱収縮率が下記の値である磁気記録媒体用二
軸配向ポリエステルフィルム。
(a)150℃30分間の熱処理条件のとき、熱収縮率
が4チを越え20チ以下。
(b)100℃30分間の熱処理条件のとき、熱収縮率
が0.1チを越え2%以下。
(c)70℃48時間の熱処理条件のとき、熱収縮率が
1qlJ以下。
を特徴とするものである。
本発明のポリエステルとは、エチレンα、β−ビス(2
−クロルフェノキシ)エタン4.4/−ジカルボキシレ
ート単位が85モルチ以上含まれていることが必要であ
る。該単位が85モルチ未満では。
走行性が不良となり、またスキューが大きくなるので好
ましくない。ただし、ポリエステルには。
15モルチ未満であれば、他の共重合成分が含まれてい
てもよい。共重合成分としては、テレフタル酸、イソフ
タル酸、ナフタレンジカルボン酸。
ビスα、β−(フェノキシ)エタン4.4′−ジカルボ
ン酸、α(フェノキシ)−β(2−クロルフェノキシ)
エタン4.4′−ジカルボン酸などのジカルボン酸類、
あるいは、プロピレングリコール、1,4−シクロヘキ
サンジメタツールなどのジオキシ化合物が一般的である
また1本発明の基材となるポリエステルフィルム中に9
本発明の目的を阻害しない範囲内、好ましくは20重量
%以内で、他種のポリマがブレンドされていてもよいし
、また酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、核生成剤
1表面突起形成剤などの無機または有機添加剤が一般に
用いられる量程度添加されていてもよい。
本発明のフィルムは、上記のポリエステルからなる二軸
配向フィルムであるが、該フィルムは下記条件(1)〜
(4)を満足する必要がある。
(1)  厚さ方向屈折率がt s i o〜1.56
0 、好ましくは1.520〜1.560 、さらに好
ましくは1.530〜1.555の範囲の二軸配向フィ
ルムであること。厚さ方向屈折率が上記の範囲より小さ
いフィルムは製造が困難であり、たとえできたとしても
、走行性、スキューが不良となるので好ましくない。逆
に、厚さ方向屈折率が上記の範囲より大きいと、走行性
が不良となり。
また、カールも矯正しにくくなるので好ましくない。
(2)少なくとも一方向のF−5値が18 kg/ry
m 。
好ましくは20 kg/rrIm2以上であること。y
−5値が上記条件を満たさない場合は、走行性が不良と
なシ、カールも矯正しにくくなるので好ましくない。な
お、F−5値の上限は、特に限定されないが通常60 
kg/mm”程度である。
(31150℃で30分間熱処理した後のフィルム長手
方向の熱収縮率が4%を越え、20%以下であること。
熱収縮率が上記の範囲外になると、カールの矯正がしに
くくなるので好ましくない。
(41100℃で30分間熱処理した後のフィルムの長
手方向の熱収縮率が0.1チを越え2%以下、70℃で
48時間熱処理した後のフィルムの長手方向の熱収縮率
が1チ以下(下限は限定されないがOである)であるこ
と。熱収縮率が上記条件を満たさない場合はスキューが
不良となるので好ましくない。
本発明のフィルムは、上記特性を有することが必須であ
るが、フィルムの溶融粘度が500〜20000ポイズ
、%に1000〜i ooooポイズの範囲にある場合
が、走行性、スキューがより一層良好となり、また、カ
ールも特に矯正しやすくなるので特に好ましい。
また、フィルムの密度が1.44〜1.48 g/an
’ 。
特に1.45〜1.47 g/♂の範囲にある場合が。
走行性、スキューがより一層良好となシ、まだ。
カールも特に矯正しやすくなるので特に好ましい。
また、フィルムの平均表面粗さくRa)は特に限定され
ないが、 Raが0.001〜0.015 pm 、特
に0.003〜0.008μmの範囲にある場合が。
走行性がより一層良好となるので、特に好ましい。
また9本発明のフィルムの厚さは特に限定されないが、
厚さが12μm以下、特に8μm以下に薄くなると、特
にカールがおこりやすくなるので本発明がより一層効果
的となる。なお、厚さの下限は特に限定されないが2μ
程度である。
磁気記録媒体とするには1本発明のフィルムに磁性層を
形成すればよい。なお、磁性層は特に限定されるもので
はなく、公知の磁性材料を用いた層であればいずれであ
ってもよいが、テープの走行性の点で特に好ましいのは
、メタル塗布型、あるいは薄膜型の有機高分子を実質的
に含まない磁性層が好ましい。また、磁性層の厚さは特
に限定されないが、0.05〜3.5μmの範囲である
場合が、テープの走行性、カールの矯正しやすさがより
一層良好となるので特に好ましい。
次に本発明のフィルムの製造方法を説明する。
まず9本発明の特定の単位を85モルチ以上含むポリエ
ステルのペレットを十分減圧乾燥した後。
押出機に供給しスリット状のダイから溶融押出し。
冷却して固化せしめ、未延伸フィルムを作る。この場合
、均一に急冷するために静電印加キャスト法が有効であ
る。次にこの未延伸フィルムを二軸延伸し配向せしめる
。延伸方法としては、逐次二軸延伸法または同時二軸延
伸法を用いることができるが、テープの走行性の点から
特に好ましいのは逐次二軸延伸法である。この場合の延
伸温度は特に限定されないが、−軸目の延伸をポリマの
ガラス転移点〜ガラス転移点+35℃の範囲で、二軸目
の延伸をポリマの冷結晶化温度TCC(示差走査熱量計
を用いて、昇温速度10℃/分で測定したガラス状態か
らの結晶化の発熱ピーク温度)〜Tce−1−40℃、
好ましくはTCC+10℃〜Toc+60℃の範囲の温
度で行うことによシ1本発明のフィルムの屈折率が得や
すくなシ、テープの走行性、スキュー、カール矯正のし
やすさをより一層良好とするのに極めて有効である。一
般のポリエステルの場合は’1”ce以上の温度での延
伸は、延伸性、テープの走行性の点で極めて悪い影響を
与えるが1本発明に用いるポリエステルの場合に限って
は、 Tcc以上での延伸が極めて効果的である。
また、延伸速度は特に限定されないが1x10’〜7 
x 10’%/分の範囲が好適である。また、延伸倍率
を下式(2)および(3)を満足させるように設定する
ことが9本発明の厚さ方向屈折率範囲のフィルムを製造
するのに好適である。
25.0≦α2+β2≦60.0      (216
,6≦α≦6.0           (31ここで
、α、βはそれぞれ長手方向2幅方向の延伸倍率である
また、いったん二軸延伸したフィルムを少なくとも一方
向にさらに延伸する方法はテープの走行性、カール矯正
のしやすさをより一層向上させるのに有効である。ただ
し、この場合も長手方向。
幅方向の総合延伸倍率が上記(2)および(3)式を満
足することが望ましい。
次にこの延伸フィルムを熱処理するが、この場合の熱処
理条件としては、160〜220 c、好ましくは18
0〜210℃、さらに好ましくは180〜195℃で0
.5〜120秒間、好ましくは1.0〜60秒間定長下
で第1段階熱処理をした後、50〜160℃、好ましく
は80〜150℃で、0.5〜120秒間、好ましくは
1.0〜60秒間、フィルムの長手方向1幅方向の少な
くとも一方向に、0.1〜5.0チ、好ましくは0.3
〜3.0%。
さらに好ましくは0.5〜1.5%弛緩させつつ第2段
階熱処理する方法が、走行性、スキュー、カールの矯正
しやすさを全て満足させるのに極めて効果的である。
以上のようにして9本発明のフィルムを得ることができ
る。
なお、磁気記録媒体、特に磁気テープを得るには、上記
本発明のフィルム上へ磁性層を形成する。
その形成方法は公知の各種方法が採用できる。たとえば
、 1− Fe2O,・CrO2,coドープの酸化鉄
Fe、 Ni、 Coなどの金属、あるいはこれらの合
金の粉末を適当な高分子バインダーとともに溶媒に溶か
した溶液を塗布する方法、高分子バインダーなしで塗布
する方法、あるいは、所定の金属をスバッタリング、蒸
着法、イオンブレーティング法などによって直接形成せ
しめる方法でもよい。また、上記の磁性層形成を施す前
に本発明のフィルムに公知のコロナ放電処理を施しても
よいし、また接着性、滑性1表面滑性などを付与する目
的で他種のポリマを積層したり、他種組成物で被覆した
形で用いてもよい。
〔作 用〕
本発明のフィルムは、上述したように、特定のポリエス
テルを二軸配向、熱処理せしめ、屈折率(配向度のパラ
メータ)、F−5値(引張強さのパラメータ)、熱収縮
率を特定値としたので、磁性層形成時(塗布、蒸着など
)の配向緩和が、走行性、カール矯正しやすさを損なわ
ず、かつ、スキューを小さくするためにのみ作用してい
るものと推定される。
〔発明の効果〕
本発明のフィルムを用いた磁気記録媒体は、薄くても、
走行性が良好で、高温保存におけるスキュー(記録の歪
)がなく、シか−も磁性層形成においてカールが生じて
もその矯正が簡単であるという効果を有するので、ビデ
オテープ、特に8ミリビデオテープなど、今後の小型化
磁気記録媒体用として好適である。
〔測定および評価方法〕
(1)屈折率 ナトリウムD線(波長589nm)を光源としてアツベ
屈折率計を用いて25℃・65%RHKて測定した。な
お、マウント液にはイオウ−ヨウ化メチレン溶液を用い
た。
f21F−5値 インストロンタイプの引張試験機を用いて、5チ伸長時
の強度をF−5値とした。引張速度300−/分、試料
長50−1試料幅10−で、25℃・65%RHで測定
した。
(3)  フィルムの熱収縮率 試料フィルムを幅10mm、長さ250−に切シ出し、
約200mmの間隔で2本の標線を入れ、その間隔を正
確に測定する(これをAmmとする)。
この試料の先端に0.4gの荷重をかけた状態で所定の
温度の熱風オープン中に所定時間放置した後の標線間の
間隔を測定しくこれをBmmとする)。
100X(A−B)/Aをもって熱収縮率とした。
(4)溶融粘度 高化式フローテスターを用いて、温度290℃。
すり速度200/秒での溶融粘度を測定した。
(5)   密   度 四塩化炭素とn−へブタンからなる密度勾配管を用いて
、25℃にて測定した。
(6)平均表面粗さく Ra ) J工5−B−0601に規定された方法に従って、触針
式表面粗さ計を用いて測定した。なお。
カットオフ0.08mm、測定長4anとした。
mに切断してカセットに収納し家庭用ビデオテープレコ
ダ−(ヘリカルスキャン)にセットし、25℃・40チ
RHで50パス(回)、80℃・40%RHで50パス
、80℃・80チR)(で50聞 パス、合計150パス、走行拷始・停止をくり返しなが
ら走行させ、下記項目をそれぞれ5点満点で5段階にラ
ンクづけし、全項目の合計点が20〜18の場合は走行
性:良好、17〜13の場合は走行性:不満足、12以
下の場合は走行性:不良と判定した。
なお、5段階のランクづけは、50個の試料のうち、下
記それぞれの項目を満足しなかったものの個数が0〜1
個の場合を5点、2〜3個の場合を4点、4〜6個の場
合を6点、7〜9個の場合を2点、10個以上の場合を
1点とした。
■:テープのエツジが折れない(座屈しない)■:テー
プが伸びてワカメ状にならない。
■:テープの破断、裂けがない。
■:テープの摩耗(基材フィルム層)にょる微粉の発生
がない。
(8)  記録の歪(スキュー) フィルムに磁性層を形成して磁気テープとし。
これに垂直線画像を録画する。このテープを80℃・6
0%RHの雰囲気(夏期昼間の自動車内部の温度を想定
)に4時間放置したのち、松下電器↑JV−8300の
VTRで再生し、モニター画面上部に現れる像の歪を測
り9時間量に換算した。
スキューが10μ秒以下の場合はスキュー良好。
10μ秒を越える場合はスキュー不良と判定した。
(9)  カール度 下式でカール度Cを算出した。また■表示は磁性層側を
内側とするカールを、e表示は磁性層側を外側とするカ
ールを表わす。
−l C=  −x  1 0 0 1!0 (ここで、I!o:テープの真の幅(1/2インチ)l
 :見かけのテープの幅 である。) (]α ガラス転移点(Tg)  冷結晶化温度(Ta
c)パーキンエルマー社製のDSC(示差走査熱量計)
■型を用いて測定した。DS”Oの測定条件は次のとお
りである。すなわち、試料10mgをDSO装置にセッ
トしく融点+30℃)の温度で5分間溶融した後、液体
窒素中に急冷する。この急冷試料を10℃/分で昇温し
、ガラス転移温度Tgを検知する。さらに昇温を続け、
ガラス状態からの結晶化の発熱ピークを冷結晶化温度’
l”ocとする。
〔実施例〕
以下に本発明の実施例を述べるが2本発明はこれらの実
施例によって限定されるものではない。
実施例1 比較例1〜6 シリカ粒子(日本アエロジル■製“エロジール”TT−
600)を0.05重量%含有するポリエチレンα、β
−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン4.4′−ジカ
ルボキシレートのベレット(溶融粘度:2600ポイズ
)を、180℃で3時間減圧乾燥(3Torr)させた
。これを押出機に供給し。
300℃でシート状に溶融押出し、静電印加キャスト法
にて表面温度20℃のキャスティング・ドラムに巻きつ
けて冷却固化し、厚さ約95μmの未延伸フィルムを作
った。この未延伸フィルムを延伸温度115℃で長手方
向に3.8倍延伸した。
この延伸は2組のロールの周速差によって行なわれ、延
伸速度は10000チ/分であった。この−軸延伸フィ
ルムをステンタを用いて、延伸温度150℃(冷結晶化
温度+15℃)、延伸速度2000%/分で幅方向に4
,2倍延伸し、直ちに。
長手方向1幅方向とも定長下で、190℃で10秒間熱
処理した。さらに、長手方向に0.7チ弛緩させつつ、
120℃で3秒間熱処理し、厚さ6μmのフィルムを得
た。
こうして得られたフィルムの厚さ方向屈折率。
F−5値、熱収縮率は第1表に示したとおり本発明の要
件を満足するものであった。このフィルムの片面にco
 / Nl (重量比: 75/25 )を電子リット
し、1/2インチ幅のビデオテープとしだ。
このビデオテープのカールはカール度Cで■40チであ
ったが、120℃で3秒間熱処理することによりカール
度Cは0チとなシ、カールが矯正できた。また、このビ
デオテープの走行性、記録の歪は、第1表に示したとお
り、基材フィルムが6μmという薄さにもかかわらず、
良好であった。
次に、上記の製造方法のうち、フィルムの熱処理条件を
変更して磁気テープを作った(第1表の比較例1〜5)
。フィルムの150℃の熱収縮率が本発明の範囲より小
さい場合(比較例1)は。
いったんカールしてしまうと、その矯正が難しいことが
わかる。また、70℃と100℃の熱収縮率が本発明の
範囲外である場合(比較例2〜4)は、記録の歪(スキ
ュー)とカール矯正しやすさを両立できるものがないこ
とがわかる。また、F−5値が本発明の範囲よシ小さい
場合(比較例5)は、走行性、カール矯正しやすさが不
良となることがわかる。
また、実施例1の製造方法のうち、延伸倍率を変更して
厚さ方向屈折率が本発明外のフィルムを作った。これを
フィルムとして磁気テープとしたが(第1表・比較例6
)、走行性、カール矯正しやすさが不良となることがわ
かった。
実施例2 比較例7 実施例1と同様にして、厚さ約80μmの未延伸フィル
ムを作った。この未延伸フィルムを延伸温度115℃で
長手方向に3.4倍延伸した。この延伸は2組のロール
の周速差によって行なわれ。
延伸速度は10000%/分であった。この−軸延伸フ
ィルムをステンタを用いて、延伸温度165℃、延伸速
度2000%/分で幅方向に3.8倍延伸し、さらに長
手方向に1.4倍延伸したのち。
直ちに、長手方向1幅方向とも定長下で195℃尊蜂間
熱処理した。さらに、長手方向に0.5チ弛緩させつつ
、110℃で3秒間熱処理し、厚さ4.5μmのフィル
ムを得た。
こうして得られたフィルムの厚さ方向屈折率。
v−5値、熱収縮率は第2表に示したとおシ9本発明の
要件を満足するものであった。このフィルムに下記の磁
性層塗布液を乾燥厚さが3μm となるようにリバース
ロールで塗布し、塗膜が未乾燥のうちに磁場配向処理を
行ない、乾燥後カレンダ処理を行なった。
(He 6500e 、平均粒径サイズ0.33μm)
塩ビー酢ビーマレイン酸共重合体   35部(重量比
86:13:1.重合度400)ポリウレタン樹脂  
        26部(ブチレンアジペートとトリレ
ンジイソシアネートより合成1分子量47. OOO)
カーボンブラック           18部(導電
性カーボンブラック平均粒径30畔)AI!2055部 (平均粒径0.2μm) ミリスチン酸             7部ステアリ
ン酸ブチル          1部メチルエチルケト
ン/酢酸ブチル  750部C5/7) より成る組成物をボールミルおよびサンドミルで混合分
散した。最後に、低分子量ポリインシアネート成分とし
てトリメチロールプロパン1モルとトルエンジイソシア
ネート3モルの反応生成物〔日本ポリウレタン■社“コ
ロネー)L“〕ヲ固デオテープとした。このビデオテー
プのカールはカール度Cで■25%であったが、120
℃で。
3秒間熱処理することによシ、カール度Cは0チとなり
、カールが矯正できた。また、このビデオテープの走行
性、記録の歪はフィルムが4.5μmという薄さにもか
かわらず、良好であった。
次に、上記のフィルムの熱処理条件を変更して。
150℃の熱収縮率が本発明の範囲より大きいフィルム
を作り、ビデオテープとした。しかし、第2表の比較例
7に示したように、このビデオテープは、いったんカー
ルしてしまうとその矯正が難しいことがわかった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エチレンα,β−ビス(2−クロルフェノキシ)
    エタン4,4′−ジカルボキシレート単位を85モル%
    以上含むポリエステルからなり、かつ、少なくとも一方
    向のF−5値が18kg/mm^2以上、厚さ方向の屈
    折率が1.510ないし1.560、長手方向の熱収縮
    率が下記の値である磁気記録媒体用二軸配向ポリエステ
    ルフィルム。 (a)150℃30分間の熱処理条件のとき、熱収縮率
    が4%を越え20%以下、 (b)100℃30分間の熱処理条件のとき、熱収縮率
    が0.1%を越え2%以下、 (c)70℃48時間の熱処理条件のとき、熱収縮率が
    1%以下。
JP758485A 1985-01-21 1985-01-21 磁気記録媒体用二軸配向ポリエステルフイルム Pending JPS61167532A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02165413A (ja) * 1988-12-19 1990-06-26 Diafoil Co Ltd 磁気記録テープ用ポリエステルフィルム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02165413A (ja) * 1988-12-19 1990-06-26 Diafoil Co Ltd 磁気記録テープ用ポリエステルフィルム

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