JPS60171626A - ビデオテ−プ - Google Patents

ビデオテ−プ

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JPS60171626A
JPS60171626A JP2697384A JP2697384A JPS60171626A JP S60171626 A JPS60171626 A JP S60171626A JP 2697384 A JP2697384 A JP 2697384A JP 2697384 A JP2697384 A JP 2697384A JP S60171626 A JPS60171626 A JP S60171626A
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JP
Japan
Prior art keywords
refractive index
film
videotape
video tape
thickness
Prior art date
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Pending
Application number
JP2697384A
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English (en)
Inventor
Koichi Abe
晃一 阿部
Kenichi Kawakami
河上 憲市
Toshiya Yoshii
吉井 俊哉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はビデオテープ、さらに詳しくは薄くても走行性
のすぐれたビデオテープに関するものである。
〔従来技術〕
従来、ビデオテープとしては二軸配向ポリエチレンテレ
フタレートフィルムC以下PET−BOと略記する)を
基材としたビデオテープが多く用いられている。しかし
。かかるPET−BOを基材とするビデオテープは、記
録の高密度化、ビデオテープの小型化を達成するため基
材フィルムを薄くすると、ビデオテープの走行性が不良
となる欠点があった。
c本発明の目的〕 本発明は上記欠点を解消せしめ、薄くても走行性のすぐ
れたビデオテープを提荀″才んとするものである。
〔構成〕
本発明は上記目的を達成するため次の構成、すなわち、
下記一般式で表わされる繰り返し単位を50モル係以上
含むポリエステルフィルム基材の少なくとも片面に磁性
層を設けてなるビデオテープであって、ポリエステルフ
ィルムの厚さ方向屈折率が1.50〜1.57 、長手
方向と幅方向の屈折率の差(長手方向−幅方向)が −
0,1,8〜018゜ラドとの相対走行速度が10〜1
2.0m/秒用のビデオテープ。
0 C/l C1 本発明の基材フィルムを構成するポリエステルは、下記
一般式(1)で表わされる繰シ返し単位を50モル係以
上、好ましくは80モル係以上。
さらに好ましくは90モル係以上含むポリエステルであ
る。一般式(1)で表わされる繰り返し単位が上記の範
囲よシ少ないと、ビデオテープの走行性が不良となるの
で好ましくない。
(、t el ただし、50モル係未満、好ましくは20モル悌未満、
さらに好ましくは10モル係未満であれば他の共重合成
分が共重合されていてもよい。ど)場合の共重合成分と
しては、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレン−2
,6−ジカルボン酸。
4、4’−ビフェニルジカルボン酸、ビスα、β−(フ
ェノキシ)エタン4,4′−ジカルボン酸、αC2−ク
ロルフェノキシ)−β(フェノキシ)エタン4.4′−
ジカルボン酸などのジカルボン酸類、あるいはプロピレ
ングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノールな
どのジオキシ化合物類が一般的であるが、ビデオテープ
の走行性の点で特に好ましいのは、’a(2−クロルフ
ェノキシ)−β(フェノキシ)エタン4.4′−ジカル
ボン酸である。
また、一般式(1)における塩素の位置は特に限定され
ないが、芳香環に隣接した酸素原子に対してオルトの位
置にある場合が、ビデオテープの走行性がより一層良好
となるので特に好ましい。
また2本発明を構成するポリエステルの粘度は特に限定
されないが、溶融粘度が500〜20000ポイズ、特
に1000〜10000ポイズの範囲の場合が、ビデオ
テープの走行性がより一層良好となるので、特に好まし
い。
本発明を構成する基材ポリエステルフィルムの厚さ方向
屈折率は150〜157.好ましくは1゜51〜156
.さらに好ましくは152〜1.56の範囲であること
が必要である。厚さ方向屈折率が上記の範囲よシ小さい
フィルムは安定して製造できず、できたとしてもそれを
用いたビデオテープの走行性が不良となるので好ましく
ない。また厚さ方向屈折率が上記の範囲よシ大きいと、
ビデオテープの走行性が不良となるので好ましくない。
まだ2本発明の基材ポリエステルフィルムの密度は1.
45〜1.50 g/cm”、好ましくは1.455〜
1、49 g 7cm”の範囲であることが必要である
。密度が上記の範囲よシ小さくても、また大きくてもビ
デオテープの走行性が不良となるので好ましくない。
本発明の基材ボリエセテルフィルムの長手方向と幅方向
の屈折率の差(長手方向−幅方向)は−〇18〜018
.好ましくは−015〜015の範囲であることが必要
である。屈折率の差が上記の範囲よシ小さくても、まだ
大きくても、ビデオテープの走行性が不良となるので好
ましくない。
本発明の基材ポリエステルフィルムの厚さは2〜12μ
m、好ましくは6〜8μmであることが必要である。フ
ィルムの厚さが上記の範囲よシ小さくても、まだ大きく
ても本発明のビデオテープと従来のビデオテープとの走
行性の差が小さくなるので好ましくない。
マタ1本発明の基材ポリエステルフィルムの長手方向と
幅方向のヤング率の和は特に限定されないが、ヤング率
の和が1100 kg/mm ”以上、好ましくは1ろ
00 J 7mm ”以上の場合が、ビデオルテープの
走行性がより一層良好となるので特に好ましい。
また1本発明の基材ポリエステルフィルムの表面粗さは
特に限定されないが、少なくとも片面の平均表面粗さく
Ra)が0.002〜0.05 μm 、好ましくは[
1,OEl 4〜[1,[13μmの範囲である場合が
、ビデオテープの走行性がよシ一層良好となるので特に
好ましい、上記の表面粗さを得る方法は特に限定されな
いが9元素周期表第■A、第1 B。
第1V A 、第1V B族の元素を含有する無機粒子
を0005〜05重量係添加する方法が好適である。
次に1本発明を構成するビデオテープの磁性層は特に限
定されるものではなく、公知の磁性材料を用いた層であ
ればいずれであってもよいが、ビデオテープの走行性の
点で特に好捷しいのは、メタル塗布型、あるいは薄膜型
の有機高分子を実質的に含まない磁性層が好ましい。ま
た、磁性層の厚さは特に限定されないが、0.05〜3
5μmの範囲である場合が、ビデオテープの走行性がよ
シ一層良好となるので特に好ましい。
本発明のビデオテープとビデオヘッドとの相対速度は1
0〜12.0m/秒、好ましくは20〜8゜0m7秒で
あることが必要である。ここでいう相対速度とは、録画
・再生時のヘッドとテープの相対速度である。相対速度
が上記の範囲よシ小さくても、また大きくてもビデオテ
ープの走行性が不良となるので好ましくない。
次に本発明のビデオテープの製造法を説明する。
まず1本発明の要件を満足するポリエステルのベレット
を十分減圧乾燥したのち、押出機に供給しスリット状の
ダイから溶融押出し、冷却して固化せしめ、未延伸フィ
ルムを作る。この場合、均一に急冷するために静電印加
キャスト法が有効である。次にこの未延伸フィルムを二
軸延伸し配向せしめる。延伸方法としては、逐次二軸延
伸法または同時二軸延伸法を用いることができるが、ビ
デオテープの走行性の点から特に好ましいのは逐次二軸
延伸法である。この場合の延伸温度は特に限定されない
が、二軸目の延伸をポリマの冷結晶化温度T。(示差走
査熱量計を用いて、昇温速度10°C/分で測定したガ
ラス状態からの結晶化の発熱ピーク温度〕〜Tcc+4
0’0.好壕しくはTcc+ 10゛c−Tcc+30
°Cの範囲の温度で行うことにより1本発明を構成する
基材ポリエステルフィルムの屈折率が得やすくなシ、ビ
デオテープの走行性をより一層良好とするのに極めて有
効である。一般のポリエステルの場合はTcc以上の温
度での延伸は、延伸性、ビデオテープの走行性の点で極
めて悪い影響を与えるが2本発明に用いるポリエステル
の場合に限ってハ、TCc以上での延伸がきわめて効果
的である。
また、延伸速度は特に限定されないが1×10〜7×1
0%/分の範囲が好適である。また、延伸倍率を下式(
2)および(3)を満足させるよう設定することが9本
発明の厚さ方向屈折率範囲のフィルムを製造するのに好
適である。
250≦α2+β2≦600 ・・・・・・・・・・・
・(2)6.6≦α≦6.0 −9−0−−−−−−−
−=−=−(3)ここで、α、βはそれぞれ長手方向9
幅方向の延伸倍率である。
また、いったん二軸延伸したフィルムを少なく七も一方
向にさらに延伸する方法はビデオテープの走行性をより
一層向上させるのに有効である。
ただし、この場合も長手方向1幅方向の総合延伸倍率が
上記(2)および(3)式を満足することするが、この
場合の熱処理条件としては、温度180〜260 ’a
、好1しくは200〜250°Cで1時間0.5〜12
0秒間、好ましくは10〜60秒間の範囲が1本発明の
厚さ方向屈折率および密度の範囲のフィルムを製造する
のに好適である。
かくして得られた基材ポリエステルフィルム上へ磁性層
を形成させる。その形成方法は公知の各種方法が採用で
きる。たとえば、γ−Fθ、03・cro、。
Co ドープの酸化鉄、 Fe、 Ni、 Go など
の金属。
あるいはこれらの合金の粉末を適当な高分子バインダー
とともに溶媒に溶かした溶液を塗布する方法、高分子バ
インダーなしで塗布する方法、あるいは、所定の金属を
スパッタリング、蒸着法、イオンブレーティング法など
によって直接形成せしめる方法でもよい。また、上記の
磁性層形成を施す前に基材ポリエステルフィルムに公知
のコロナ放電処理を施してもよいし、また接着性、滑性
表面滑性などを付与する目的で他種のポリマを積層した
り、他種組成物で被覆した形で用いてもよい。
なお1本発明は上記ビデオテープを特徴とするものであ
るが1本発明の基材となるポリエステルフィルム中に9
本発明の目的を阻害しない範囲内で他種ポリマがブレン
ドされていてもよいし、また酸化防止剤、熱安定剤、紫
外線吸収剤、核生成剤などの無機または有機添加剤が通
常の量程度添加されていてもよい。
本発明の特性値は次の測定法、評価基準によるものであ
る。
(11屈折率 ナトリウムD線(波長589nm)を光源としてアツベ
屈折率計を用いて25℃、65%RHにて測定した。な
お、マウント液にはイオウ−ヨウ化メチレン溶液を用い
た。
(2)密度 四塩化炭素とn−へブタンからなる密度勾配管を用いて
、25°0にて測定した。
(3) 溶融粘度 高化式フローテスターを用いて、温度290’c。
ずり速度200/秒での溶融粘度を測定した。
(4) ヤング率 A S T M−D−882に規定された方法にしだが
って、インストロンタイプの引張試験機を用いて、25
°c、65%RHIICテMII定L l’t。
(5) 平均表面粗さくRa) JIS−B=0601に規定された方法にしたがって、
触針式表面粗さ計を用いて測定した。なお、カットオフ
025皿、測定長4+nn]とした。
(6)走行性 ビデオテープを、ビデオヘッドとテープの相対速度が任
意に変えられる(01〜30m、/秒)ように改造した
ビデオテープレコーダー(ヘリカルスキャン)にセット
し、25°C140%RHで50時間、80°C140
係RHで50時間、80’0.80%RHで50時間1
合計150時間、走行開始・停止をくり返しながら走行
させ、下記項目をそれぞれ5点満点で5段階にランクづ
けし。
全項目の合計点が20〜18の場合は走行性:良好、1
7〜13の場合は走行性:不満足、12以下の場合は走
行性:不良と判定した。
なお、5段階のランクづけば、50個の試料のうち、下
記それぞれの項目を満足しなかったものの個数が0〜1
個の場合を5点、2〜6個の場合を4点、4〜6個の場
合を6点、7〜9個の場合を2点、10個以上の場合を
1点とした。
■ テープのエツジが折れない(座屈しない)■ テー
プが伸びてワカメ状にならない。
■ テープの破断、裂けかない。
■ テープの摩耗(磁性層および基材フィルム層)によ
る微粉の発生がない。
〔作用〕
本発明は上述したように、特定のポリエステルからなり
、特定範囲の屈折率、密度および厚さを有する基材フィ
ルムに磁性層を設けてなるビデオテープを、テープとヘ
ッドを特定範囲の相対速度で走行させるビデオテープと
したので9次の如くすぐれた効果を得ることができたも
のである。
〔効果〕
(]) 走行性の優れたビデオテープとなる。
(2) 耐久性のすぐれたビデオテープとなる。
(3) 入出力特性のS/N比がすぐれたビデオテープ
となる。
次に実施例にもとづいて本発明の実施態様を説明する。
実施例1.比較例1〜11 シリカ粒子(日本アエロジル■製“エロジール″′TT
−600)を005重量係含有するポリエチレンα、β
−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン4,4′−ジカ
ルボキシレートのベレット(溶融粘度:2600ボイズ
)を、180’Oで3時間減圧乾燥(3Torr)させ
た。これを押出機に供給し。
300 ’cでシート状に溶融押出し、静電印加キャス
ト法にて表面温度20°Cのキャスティング・ドラムに
巻きつけて冷却固化し、厚さ約iooμmの未延伸フィ
ルムを作った・この未延伸フィルムを延伸温度115°
Cで長手方向に4倍延伸した。
延伸フィルムをステンタを用いて、延伸温度150’a
 (冷結晶化温度+15’O)、延伸速度−車重4%/
分で幅方向に4.2倍延伸し、さらに230 ’aで1
0秒間熱処理C長手方向9幅方向ともに定長下)シ、厚
さ6μmのフィルムを得た。
こうして得られたフィルムの厚さ方向屈折率は1、55
 、密度は1.47 g/釧1であった。また、このフ
ィルムの長手方向と幅方向のヤング率の和け13 D 
Okg/mm” 、長手方向と幅方向の屈折率−の差は
0、01 、平均表面粗さくRa)は0.013μmで
あった。
このフィルムの片面にGo/Ni’(重量比: 75/
25)を電子ビーム蒸着法にて斜方蒸着しく最小入射角
:50)、厚さ0.171mの磁性層を形成しだのちマ
イクロスリットし、−インチ幅のビデオテープとした。
このビデオテープを改造ビデオテープレコーダーにセッ
トし、テープとビデオヘッドの相対速度を5゜8m/秒
で走行させて走行性を調べた厚さ方向屈折率、長手方向
と幅方向の屈折率の差が本発明外である基拐フィルムを
作り、それを用いてビデオテープとした場合は、第1表
に示したとおり、走行性のすぐれたビデオテープは得ら
れなかった(比較例1〜5)。また、基材フィルムの厚
さが本発明外である場合には、従来のPET−BOを用
いたビデオテープとの効果の差が小さくなることが分か
る(比較例6〜7〕。
また、基材フィルムのポリエステルが本発明外である場
合には、基材フィルムの物性を如何に工夫しても、第1
表に示しだとおり、走行性のすぐれたビデオテープは得
られなかった(比較例8〜11)。
実施例2.比較例12〜17 実施例1と同様にして厚さ約95μm1のポリエチレン
α、β−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン4.4′
−ジカルボキシレートの未延伸フィルムを作った。この
未延伸フィルムを延伸温度115゛Cで長手方向に42
倍延伸した。この延伸は2組のロールの周速差によって
行なわれ、延伸速度は50000%/分であった。この
−軸延伸フィルムをステンタを用いて、延伸温度155
 ’0 (冷結晶化温度+20 ’a ) 、延伸速度
50 D O%/分で幅方向に45倍延伸し、さらに2
00°Cで10秒間熱処理(長手方向2幅方向とも定長
下〕シ、厚さ5μmのフィルムを得た。
こうして得られたフィルムの厚さ方向屈折率は1.5乙
、密度は1.455 g /cm’であった。まだ、こ
のフィルムの長手方向と幅方向のヤング率の和は140
0kg/−’+長手方向と幅方向の屈折率の差は002
、平均表面粗さくRa)は0.015μmであった。
このフィルムの片面に実施例1と同様にして磁性層を形
成し、マイクロスリットし、−インチ幅のビデオテープ
とした。このビデオテープを改造ビデオテープレコーダ
ーにセットし、テープとビデオヘッドの相対速度を68
m/秒にして走行性を調べた結果、第2表に示したとお
り、走行性は20であり良好であった。しかし基材フィ
ルムの密度(フィルムの熱処理条件を変更して得られた
)やテープとビデオヘッドの相対速度が本発明外である
場合には、第2表に示したとおシ、走行性の優れたビデ
オテープは得られなかった(比較例12〜17)。
実施例1,2および比較例1〜17から、基材、フィル
ムのポリエステルの種類、フィルム厚さ方向屈折率、長
手方向と幅方向の屈折率の差、フィルム密度およびテー
プとビデオヘッドの相対速度をある特定の組合せにした
場合のみに、走行性のすぐれたビデオテープとなシ、マ
だ従来のビデオテープとの走行性の差が大きくなること
が分かる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 下記一般式で表わされる繰シ返し単位を50モル係以上
    含むポリエステルフィルム基材の少なくとも片面に磁性
    層を設けてなるビデオテープであって、ポリエステルフ
    ィルムの厚さ方向屈折率がであることを特徴μ≠慕テー
    グとビデオヘッドとの相対走行速度が10〜12.0m
    /秒用のビデオテープ0
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