JPS62102988A - 回転形チヤツク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〕 本発明はワークを把持したまま回転する回転形チャック
に関する。

〔従来の技術〕

例えば、半導体に使用されるスラグリード線は、その外
表面の傷の有無が半導体精度に大きな影響を及ぼすため
、外観検査をする必要がある。

上記スラグリード線は、高速製造マシンにより聞産され
るからこれを１本づつ検査することは不可能であり、扱
取り検査をしているが、従来においては、抜取ったスラ
グリード線を、検査員か、Ｍ微鏡や拡大鏡を用いて直接
目で児て検査していた。

しかしながら、このような検査方法は非能率であり、か
つ精度のばらつきも大きい不具合がある。

そこで、検査の自動化が要請される。

外観検査の自動化に際しては、光学系や画像処理装置な
どの検査装置の導入が考えられ、この秤の検査装置は最
近きわめて精度の良い装置が開発されている。しかしな
がら、この種の検査装置を用いて検査する場合、被検査
物としてのスラグリード線を支持する機構も、スラグリ
ード線の支持精度が高いことが要請される。

スラグリード線は線径が小さいから、これを把持するの
に従来公知のドリルチャックを採用することが考えられ
る。ドリルチャックは、周知のように３個のチャック片
がそれぞれ径方向へ移動することにより、これら３個の
チャック片でワークを挟持するから、ワークの中心出し
精度が高い利点をもっている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、従来のドリルチャックはチャックの開閉
を手作業で行うようになっており、したがってスラグリ
ード線の検査用支持機構に適用した場合、１本づつ手作
業で脱着しなければならず、面則であり、かつ非能率で
ある。

しかも、スラグリード線の検査は、このスラグリード線
の外観を調べるものであるから、スラグリード線を回転
させるか、検査装置をスラグリード線の回りに回転させ
るかしなければならないが、検査装置をスラグリード線
の回りに回転させるようにすると構造が複雑となり大き
なスペースを必要とするなどの不具合があるため、スラ
グリード線を回転させる方が有利である。

しかしながらチャックの開閉駆動と、このチャックに挟
持したワークの回転駆動とを別々の駆動系で行うように
すると構造が？！惟になる。

本発明は、１本の駆動軸の回転により、チャックの開閉
とワークの回転が行なえる回転形チャックを提供しよう
とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、それぞれ外側面にテーパ面を有する３個以上
のチャック片と、これらチャック片を径方向へ摺動自在
に保持しかつねじ棒を突設した支持板と、上記チャック
片および支持板を収容し上記支持板の軸方向の移動によ
り上記各チャック片のテーパ面が摺接されてこれらチャ
ック片を開閉作動させるケーシングと、上記ねじ捧に螺
挿されるとともに上記ケーシングに回転自在に支持され
たナツトと、上記ケーシングに連結された回転円盤と、
上記ナツトに固定されたストップレバーと、上記ナツト
に連結され駆動源によって往復回転される駆動軸と、上
記回転円盤とストップレバーとの間に形成されこれら両
者が所定回転角度以下の範囲では相対的に回動するのを
許しそれ以上の相対的な回転を阻止するストッパ機構と
、上記回転円盤を定位置で停止させる停止機構とを具漏
したことを特徴とする。

〔作用〕

このような本発明の構成によると、駆動軸を回転させる
と、ナツトおよびこれに固定されたストップレバーが一
体にまわり、ストッパ機構がストップレバーの回転を阻
止するまではごれらナツトおよびストップレバーが回転
するから、ナツトに螺合されているねじ捧が軸方向に変
位されて支持板が軸方向に移動され、これにより各チャ
ック片は開閉作動され、しかる後上記ストッパ機構が回
転円盤とス１へツブレバーとの間の相対的な回転許容範
囲を越えかつ停止ＦＡ　＋７４を解ルタすると回転円盤
とストップレバーが一体的に回転して、全体を回転させ
るようになるから、チャック片により挟持したワークを
回転させることができる。

〔発明の実施例〕

以下本発明について、図面に示す一実施例にもとづき説
明する。

図において１はケーシングであり、このケーシング１に
は３ｆ１以上のチャック片、本実施例では３周のチャッ
ク片２ａ、　２１１．２Ｃが挿入されている。

これらチャック片２ａ、　２ｂ、　２ｃは、それぞれ外
側面にテーパ面を有しており、これらチャック片２ａ。

２ｂ、　２ｃの上端は上記ケーシング１の−Ｆ喘に形成
した孔３から突没可能に貫通されている。

チャック片２ａ、　２ｂ、　２ｃは支持板４に、例えば
詳図しないが蟻溝構造によって径方向に摺動自在に取付
られている。したがって、支持板４が上昇された場合は
、チャック片２ａ、　２ｂ、　２ｃのそれぞれ外側面に
形成したテーパ面がケージング１の内面に虐接し、この
テーパ面の案内作用によりこれらチャック片２ａ、　２
ｂ、　２ｃは中心部に向かって摺動される。これにより
ワークを挟持する。また逆に、支持板４が下降された場
合は、チャック片２ａ、　２ｂ。

２Ｇはそれぞれ図示しないスプリングにより外向きに押
されることにより、蟻溝に沿って外側に震動され、これ
によりワークを解放する。

支持板４の下面にはねじ棒５が突設されており、このね
じ棒５はナツト６に螺挿されている。上記ナツト６はケ
ーシング１に対して、ボール７・・・を介して回転自在
に取付られており、下端部にテーパ孔８を有している。

このテーパ孔８には駆動軸９の上端が圧入されており、
駆動軸９の回転により上記ナツト６は一体的に回転され
る。

上記駆動軸９の回転により上記ナラｈ　６が回転される
と、このナツト６にねじ係合しているねじ捧５を介して
上記支持板４が上下方向に移動させられるようになって
いる。なお、この際支持板４が回転しないように、支持
板４に突設した突起１０を、ケーシング１の内面に軸方
向に沿って形成した案内溝１１に摺動可能に挿入しであ
る。

駆動軸９は軸受ケース１２を挿通されており、駆動軸９
は軸受ケース１２の上下端にそれぞれ取着したボール軸
受１３．１３によって回転自在に支持されている。なお
、１４．１５はスペーサであり、１６．　Ｒはボール軸
受１３．１３の押え板である。

駆動軸９の下端にはフランジ付スペーサ１８と平座金１
９の間に位置して、ロー５２０が取付られている。ロー
ラ２０はメタルチューブ２１の外周面にゴム２２をライ
ニングしてなるゴムローラであり、メタルチューブ２１
は駆動軸９に対して回転自在に摺動するようになってい
る。上記平座金１９はばねリング２３によって軸方向に
押圧されており、この平座金１９とフランジ付スペーサ
１８との間にメタルチューブ２１が挟まれている。そし
て駆動軸９とゴムローラ２０の間で、上記ばねリング２
３の押圧力に打ち勝つ力のトルクが発生すると、駆動軸
９とゴムローラ２０は互いに空転することが出来るよう
になっている。

ゴムローラ２０には、図示しない可逆転モータにより回
転される駆動ローラ２４が圧接されている。

前記ナラ１−〇にはストップレバー２６が嵌合などの手
段で固定されているとともに、ケーシング１には回転円
盤２７がストレートスプライン係合などの手段で一体に
回転するように固定されている。

これらストップレバー２６と回転円盤２７の間には、本
発明のストッパ機構３０が形成されている。ストッパ殿
構３０は、上記ストップレバー２６に突設されたビン３
１と、上記回転円盤２７に形成されてこのビン３１が挿
入されて摺動する円弧形の震動溝３２により形成されて
いる。円弧形の（習動溝３２は、第１図に示すように、
所定角度、例えば略１８０度の範囲に亙って形成されて
いる。したがって、ストップレバー２６と回転円盤２７
は、上記ビン３１が摺動溝３２内を震動し得る範囲で互
いに相対的に回動し得るが、ビン３１が摺動溝３２の一
端部に当接したらそれ以上の同方向への相対的な回動を
不能にし、これ以上は一体的に同方向へ回転するように
なっている。

回転円盤２７には、本発明の停止機構３５が設けられて
いる。すなわち、回転円盤２１の外周面の１＠所にはＶ
字形の凹部３６が形成されており、この凹部３６にはス
トップボール３７が係脱可能に進入するようになってい
る。ストップボール３７はスプリング３８により押圧さ
れており、このストップボール３７オよびスプリング３
８はスプリングケース３９に支持されている。

スプリングケース３９はレバ〜４０に取付いており、該
レバー４０は前記軸受ケース１２に形成したフランジ部
４１に支軸４２を介して回動可能に取付られている。レ
バー４０の他端は押圧ボール４３により押されている。

押圧ボール４３はスプリング４４により押圧されており
、この押圧ボール４３およびスプリング４４はスプリン
グケース、＋５に支持されている。

スプリングケース４５ならびに前記軸受ケース１２は基
台５０に取付られている。

なお、５１は停止１１１ｉ３５の解除を行う押圧体であ
り、また、５５はケ士シング１を覆うカバーである。

このような構成の実施例について作用を説明する。

押圧体５１が第２図に示すように、レバー４０から離れ
ている場合は押圧ボール４３により押されたしバー４０
は時計回り方向に回動し、ストップボール３７が回転円
盤２１の凹部３６に進入している。このため回転円盤２
７は回転できず、ケーシング１も回転しない。

ここで、チャック片２ａ、　２ｂ、　２ｃでワーク、例
えば半導体用スラグリード線Ｗを挟持する場合、図示し
ない可逆転モータにより回転される駆動ローラ２４でゴ
ムローラ２０を第１図の矢印へ方向に回転させる。する
と、駆動軸９を介してナツト６およびストップレバー２
６が同方向に回転される。

ケーシング１は停止機構３５により回転しないように規
制されているから、上記ナツト６に回転によりねじ棒５
は上昇し、したがって支持板４も上昇させられる。これ
によりチャック片２ａ、　２ｂ、　２ｃのそれぞれ外側
面に形成したテーパ面がケーシング１の内面に廖接し、
このテーパ面の案内作用によってこれらチャック片２ａ
、　２ｂ、　２ｃは中心部に向かって駆動されからスラ
グリード線Ｗを挟持する。

上記ストップレバー２６の矢印へ方向の回転はビン３１
を回転させるから、ビン３１は摺動溝３２内を同方向に
その端部に当たるまで移動する。この移動範囲で上記ね
じ棒５および支持板４か上昇させられ、チャック片２ａ
、　２ｂ、　２ｃがスラグリード１９　ｗを挟持するよ
うになっている。

ビン３１が駆動ｐ１３２の端部に当たると、それ以上は
回動出来ない。また、回転円盤２１およびケーシング１
は停止機構３５により回転しないように規制されている
ので回転できない。

このため、駆動軸９に回転を阻止するトルクが発生する
。しかしながら、この場合に駆動ローラ２４からゴムロ
ー５２０に継続して伝えられる回転力は、駆動ローラ２
４とゴムローラ２０の間のスリップ、もしくはゴムロー
５２０が駆動軸９に対して空転することで吸収し、よっ
て駆動軸９は回転が停止された状態を保つ。もちろんス
トップレバー２６、回転円盤２７およびケーシング１も
回転を停止されている。

このような状態で、第２図の押圧体５１を下降させてレ
バー４０を反時計回り方向に回転させる。すると、スト
ップボール３７が回転円盤２１の凹部３６から投出し、
回転円盤２７は解放される。

したがって、駆動軸９の回転を阻止するトルクが解除さ
れ、駆動ローラ２４からゴムローラ２０に伝えられてい
る回転により、駆動軸９が回転し、ナツト６、ストップ
レバー２６、ビン３１を通じて回転円盤２７が回転され
、同時にケーシング１も回転される。

したがってチャック片２ａ、　２ｂ、　２０により挟持
されているスラグリード線Ｗが回転される。

スラグリードＩ！Ｗの表面検査のためには、スラグリー
ド線νＶを１回転させればよいから、回転円盤２７が１
回転すると、押圧体５１をレバー４０から離し、押圧ボ
ール４３により押されるレバー４０を時計回り方向に回
動させてストップボール３７を回転円盤２７の凹部３６
に進入させる。これにより回転円盤２７は１回転で停止
される。

次にスラグリード線Ｗを解放する場合には、上記停止機
構３５により回転円盤２７の回転を停止しておりて、可
逆転モータを逆転させゴムローラ２０を第１図の矢印へ
方向にと逆方向に回転させる。すると、駆動軸９を介し
てナツト６およびストップレバー２６が同方向に回転さ
れる。ストップレバー２６の回転はビン３１が活動溝３
２内を同方向にその端部に当たるまで移動するから、こ
の移動範囲でストップレバー２６の回転が可能であり同
時にナツト６も上記範囲で回転可能である。よって、ね
じ棒５は下降し、したがって支持板４も下降させられ、
これによりチャック片２ａ、　２ｂ、　２ｃは外側に向
かってｊ８初されから相互に開き、スラグリード線Ｗを
解放する。

上記実施例によると、チャック片２ａ、　２ｂ、　２ｃ
の開閉駆動と、これらチャック片２ａ、　２ｂ、　２ｃ
にて挟持したスラグリードｒＡＷの回転駆動を、単一の
駆動軸９００回転より自動的に行うから、駆動力の取出
し経路が１つで済み、これらの各駆動系統を別々に取出
す場合に比へて簡素になる。

しかも、チャック片２ａ、　２ｂ、　２ｃの開閉作動と
、これらチャック片２ａ、　２ｂ、　２ｃにて挟持した
スラグリード線Ｗの回転作動は自動的に行なえるから、
人手を必要としない。　スラグリード９Ｗを図示しない
搬送装置のチャック手段で挟持して本装置に搬入し、図
示しない検査装置で検査が終了したら、再び上記搬送装
置のチャック手段で搬出するようにすれば、外観検査の
全自動化も可能になる。

なお、上記実施例においては、ワークとしてスラグリー
ド線Ｗを外観検査する場合について説明したが、本発明
はこれに限らず、要するにワークを挟持して回転させる
ものであれば実施可能である・ Ｃ発明の効果〕 以上説明したように本発明によると、駆動軸を回転させ
た場合に、ナツトおよびこれに固定されたストップレバ
ーが一抹にまわり、ストッパ（幾構がストップレバーの
回転を阻止するまではこれらナツトおよびストップレバ
ーが回転するから、ナツトに螺合されているねじ棒が軸
方向に変位されて支持板が軸方向に移動され、これによ
り各チャック片は開閉作動される。そしてその後上記ス
トッパ機構が回転円盤とストップレバーとの間の相対的
な回転許容範囲を越えかつ停止機構を解放すると回転円
盤とストップレバーが一体的に回転して、全体を回転さ
せるようになるから、チャック片により挟持したワーク
を回転させることができる。このため、１本の駆動軸の
回転により、チャックの開閉とワークの回転が行なえる
ことになり、構造が簡単でありながら自動開閉および回
転が可能になる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は平面図、第２
図は断面図である。 １・・・ケーシング、２ａ、　２ｂ、　２ｃ・・・チャ
ック片、４・・・支持板、５・・・ねじ棒、６・・・ナ
ツト９・・・駆動軸、２０・・・ゴムローラ、２６・・
・ストップレバー、２７・・・回転円盤、３０・・・ス
トッパ機構、３１・・・ビン、３２・・・摺動溝、３５
・・・停止機構、３６・・・凹部、３７・・・ス１〜ツ
ブボール、４０・・・レバー。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. それぞれ外側面にテーパ面を有する３個以上のチャック
   片と、これらチャック片を径方向へ摺動自在に保持しか
   つねじ棒を突設した支持板と、上記チャック片および支
   持板を収容し上記支持板の軸方向の移動により上記各チ
   ャック片のテーパ面が摺接されてこれらチャック片を開
   閉作動させるケーシングと、上記ねじ捧に螺挿されると
   ともに上記ケーシングに回転自在に支持されたナットと
   、上記ケーシングに連結された回転円盤と、上記ナット
   に固定されたストップレバーと、上記ナットに連結され
   駆動源によつて往復回転される駆動軸と、上記回転円盤
   とストップレバーとの間に形成されこれら両者が所定回
   転角度以下の範囲では相対的に回動するのを許しそれ以
   上の相対的な回動を阻止するストッパ機構と、上記回転
   円盤を定位置で停止させる停止機構とを具備したことを
   特徴とする回転形チャック。